JPH0967931A - 仮設足場用建枠の研掃装置 - Google Patents

仮設足場用建枠の研掃装置

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JPH0967931A
JPH0967931A JP7225314A JP22531495A JPH0967931A JP H0967931 A JPH0967931 A JP H0967931A JP 7225314 A JP7225314 A JP 7225314A JP 22531495 A JP22531495 A JP 22531495A JP H0967931 A JPH0967931 A JP H0967931A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建枠の枠幅のチェックやその矯正、または連
結ピン係止用孔の穿設作業を研掃作業と組み合わせなが
らそれぞれの作業の自動化を図る。 【解決手段】 研掃機本体1への建枠の搬入、搬出を行
なう建枠移送装置3に光電センサにより建枠の枠幅の偏
位を検出する枠幅偏位検出装置30と、矯正金具により
脚部を押圧したり引っ張ったりして枠幅を矯正する枠幅
矯正装置31を配設する。また、建枠移送装置3には芯
金とパンチとによって連結ピン係止用孔を穿設する穿孔
装置32を配設する。そして建枠の付着物を除去する研
掃作業と共に、建枠の枠幅の偏位を検査し、その偏位が
大きければ枠幅を矯正する矯正作業、または建枠の脚部
に連結管のピン係止用孔を穿設する作業を同時に行うこ
とができるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築工事完了によ
って回収した仮設足場用建枠に付着しているモルタル等
を除去する研掃装置に関し、特に現場使用等により枠幅
に偏位が生じた建枠を矯正したり、また建枠同士を連結
する連結部材の種類変更に対応して建枠の脚部に連結ピ
ン係止用の孔を穿設することのできる仮設足場用建枠の
研掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築工事に使用した仮設足場用の建枠
は、使用中に塗料やモルタル等が付着して汚れることが
多く、これを建築現場より回収した時には次回の使用に
備えて研掃機(例えば、特開平4−20657号公報に
示す研掃機)により付着物を取り除いている。また、建
築現場より回収した建枠には、図10に示すように、建
枠Aの脚部の枠幅が外側に広がったり、狭まったりして
基準寸法に対して変形しているものもあり、作業員が一
枚づつ目視にてチェックし、変形している建枠は不良品
として別途ストックし、後ほど矯正装置により矯正する
ようにしている。
【0003】また、上下の建枠同士を連結するのにアー
ムロックと呼ばれる連結部材に代えて、図11に示すよ
うなピンBを備えた連結管Cに変更する場合もあり、そ
の時には作業員が積み上げた建枠から一枚づつ建枠を取
り出して穿孔装置を使用して連結ピン係止用孔Dを穿設
する作業を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような枠幅のチェックやその矯正作業、或は連結ピン係
止用孔の穿設作業は手作業で行なっているため、能率が
上がらないうえ、作業者の負担も大きいものとなってい
る。
【0005】本発明は上記の点に鑑み、枠幅のチェック
やその矯正、または連結ピン係止用孔の穿設作業を研掃
作業と組み合わせながらそれぞれの作業の自動化を図る
ことによって枠幅のチェック及び矯正、または連結ピン
係止用孔の穿設作業の能率を向上させるようにした仮設
足場用建枠の研掃装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1記載の研掃装置にあっては、建
枠表面の付着物を除去する研掃機本体への建枠の搬入、
搬出を行う建枠移送装置に建枠の枠幅の基準寸法からの
偏位を検出する枠幅偏位検出装置と、枠幅を基準寸法に
矯正する枠幅矯正装置とを配設すると共に、前記建枠移
送装置によって移送される建枠の枠幅を前記枠幅偏位検
出装置によって検出し、該検出した枠幅が基準寸法から
所定寸法以上偏位しておれば前記枠幅矯正装置を作動し
て枠幅を矯正するように構成したことを特徴としてい
る。
【0007】また、請求項2記載の研掃装置にあって
は、建枠表面の付着物を除去する研掃機本体への建枠の
搬入、搬出を行う建枠移送装置に建枠の脚部に連結ピン
係止用孔を穿設する穿孔装置を配設し、前記建枠移送装
置によって移送される建枠を前記穿孔装置に臨ませて位
置決めし、穿孔装置によって建枠の脚部に連結ピン係止
用孔を穿設するように構成したことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る請求項1記載の研掃
装置によれば、研掃機本体に対し建枠を搬入、搬出する
建枠移送装置に配設した枠幅偏位検出装置によって移送
される建枠の両側脚部の位置を検出し、枠幅が基準寸法
からどの程度偏位しているかを測定する。そして測定し
た枠幅の偏位が基準寸法の許容寸法より外れておれば、
枠幅矯正装置を作動制御して建枠の脚部を広げたり狭め
たりして基準寸法の許容範囲内に収まるように矯正す
る。このように枠幅のチェックやその矯正作業を建枠の
研掃作業ラインに組み込んで同時にこれら作業を行える
ようにすることによって、建枠の維持管理作業の能率を
向上させることができる。
【0009】また、本発明に係る請求項2記載の研掃装
置によれば、研掃機本体に対し建枠を搬入、搬出する建
枠移送装置によって移送される建枠を穿孔装置に臨ませ
て位置決めし、穿孔装置を作動制御して建枠の脚部に連
結ピン係止用孔を穿設する。このように建枠脚部の係止
用孔の穿設作業を建枠の研掃作業ラインに組み込んで同
時にこれら作業を行えるようにすることによって、建枠
の維持管理作業の能率を向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1中の1は仮設足場用の建枠を研掃する
研掃機本体であって、研掃機本体1の建枠投入側には建
枠投入コンベヤ2を配設している。該建枠投入コンベヤ
2はローラコンベヤ方式のもので、回転するローラによ
り建枠が研掃機本体1送り込まれるようになっている。
【0012】建枠投入コンベヤ2の投入端側には建枠投
入コンベヤ2の軸線方向に対して直交する方向に建枠移
送装置であるチェーンコンベヤ3を配設しており、駆動
用モータ4により移送用チェーン5を回転させて建枠A
を移送するようにしている。
【0013】前記チェーンコンベヤ3の建枠投入コンベ
ヤ2を臨む位置には、移送した建枠をチェーンコンベヤ
3より前記建枠投入コンベヤ2に乗り移す移載装置6を
配設している。該移載装置6は前記チェーンコンベヤ3
の軸線方向に平行にローラ7を複数本並設してモータ8
により回転させるようにし、更にローラ7をチェーンコ
ンベヤ3の移送面に対して上下に昇降自在とし、通常は
ローラ7をチェーンコンベヤ3の移送面より下方に下降
させた状態にしておき、該ローラ7上方に建枠が到達し
た時点でローラ7をチェーンコンベヤ3の移送面より上
昇させ、建枠を移送用チェーン5より上方に若干持ち上
げ、ローラ7の回転により建枠をチェーンコンベヤ3か
ら建枠投入コンベヤ2に乗り移すようにしている。
【0014】また、6´は汚れの少ない建枠を研掃機本
体1を通過させずにバイパスさせるバイパスコンベヤ9
に臨ませて配設した移載装置であって、前記移載装置6
と同様の構造をしており、チェーンコンベヤ3の軸線方
向に平行にローラ7´を複数本並設してモータ8´によ
り回転させるようにし、またローラ7´をチェーンコン
ベヤ3の移送面に対して上下に昇降自在としている。
【0015】チェーンコンベヤ3の他端側にはターンテ
ーブル10を配設しており、該ターンテーブル10は積
層した建枠を受け入れるローラ11を備え、該ローラ1
1をモータ12により駆動する。また、図3に示すよう
に、ターンテーブル10は昇降用シリンダ13を備えた
リフター14により昇降自在とし、かつ旋回用モータ1
5により旋回自在としており、建枠受け入れ時にはター
ンテーブル10を90度旋回して送り込まれてくる建枠
の方向転換を行い、また積層した建枠の最上部の一枚取
り出すとターンテーブル10を建枠一枚分上昇させて次
の取り出しに備えるようになっている。
【0016】ターンテーブル10の上流側には、前記チ
ェーンコンベヤ3の軸線と直交する方向に研掃しようと
する建枠Aを積層した状態でストックするストックコン
ベヤ16を配設しており、該ストックコンベヤ16もロ
ーラ17をモータ18により駆動するローラコンベヤを
採用している。
【0017】前記チェーンコンベヤ3のターンテーブル
10側にはチェーンコンベヤ3を跨ぐようにフレーム1
9を配設し、該フレーム19の上部にはターンテーブル
10の直上へと至る走行用レール20を取り付けてい
る。そして走行用レール20には、図3のようにシリン
ダー21の縮小動作によって建枠の横地を掴む建枠掴み
装置22を走行自在に取り付けると共に、走行用レール
20の両端部に配設したスプロケット23、23´に巻
回したチェーン24の両端を前記建枠掴み装置22に接
続し、該チェーン24をモータ25により正逆方向に回
転させて建枠掴み装置22を水平移動させ、ターンテー
ブル10上に載置した積層状の建枠を最上段から一枚ず
つチェーンコンベヤ3側に取り込むことができるように
している。
【0018】また、フレーム19に配設した走行用レー
ル20の下位には、建枠掴み装置22によって取り込ん
だ建枠を一旦受け止める建枠受ローラ26を配設してお
り、またその下位にはリフター27により昇降自在と
し、かつモータ28により旋回自在としたタ−ンテ−ブ
ル29を配設している。そして、建枠受ローラ26によ
り受け止めた建枠をリフター27により上昇させたタ−
ンテ−ブル29にて持ち上げ、モータ28の駆動により
タ−ンテ−ブル29を90度旋回させて建枠の向きを変
えた後、リフター27によりタ−ンテ−ブル29を下降
させて下位のチェーンコンベヤ3上に乗り移すようにし
ている。
【0019】更に、フレーム19には、建枠の枠幅をチ
ェックする枠幅偏位検出装置30、枠幅を基準寸法に矯
正する枠幅矯正装置31、建枠の脚部に連結管のピンを
係止させる孔を穿設する穿孔装置32を配設している。
【0020】枠幅偏位検出装置30は、図5、図6に示
すように光電センサ33により前記建枠受ローラ26上
の建枠Aの脚部の開き具合を検出するもので、図4に示
すように、建枠受ローラ26の支持フレ−ムに固着した
支持材34に建枠Aの脚部の基準位置に対して許容寸法
分左右に寄った位置にそれぞれ一対ずつ光電センサ33
を取り付けている。また、建枠受ローラ26の側部には
押板35をシリンダ36により進退自在とし、枠幅偏位
検出時には建枠受ローラ24上に取り込んだ建枠Aを押
板35によって反対側に配設した当板37に押し当てる
ようにして建枠Aを位置決めするようにしている。そし
て建枠Aが位置決めされると、図6の点線で示すよう
に、一対の光電センサ33より建枠脚部に向けて検出光
を出力し、この一対の光電センサ33のどちらか一方の
検出光の遮りによって脚部の位置が基準位置に対して内
側または外側のどちらかに偏位していることの検出が行
われる。
【0021】なお、図中の33´は枠幅が狭い種類の建
枠の変形を検出する時に使用される光電センサ33であ
る。
【0022】枠幅矯正装置31は、図2、図4、図7に
示すように、チェーンコンベヤ3の側部に配設した基板
38上にガイドレール39をチェーンコンベヤ3の長手
方向に沿って配設し、このガイドレール39に建枠の脚
部を押し付けたり、引っ張ったりする一対の矯正金具4
0を摺動自在に取り付け、それぞれのシリンダ41の伸
縮動作により矯正金具40を左右に移動できるようにし
ている。
【0023】また、42は建枠の脚部の矯正時に脚部を
固定する脚部固定装置であって、固定金具43をシリン
ダ44により下降させて建枠脚部を上方より押え付けて
固定できるようにしている。
【0024】そして、枠幅矯正は、タ−ンテ−ブル29
上に建枠を載せた状態にて行うもので、脚部固定装置4
2の固定金具43にて建枠の脚部を固定し、建枠脚部が
外側に偏位している場合は、図7に示すように、シリン
ダ41を伸長させて矯正金具40を脚部下部に当接さ
せ、脚部下部を外側から内側に押し込むようにして矯正
する。また、建枠の脚部が内側に偏位している場合に
は、矯正金具40を脚部下部の内側に位置させてから建
枠を載置したタ−ンテ−ブル29を下降して矯正位置に
位置させ、脚部固定装置42により建枠脚部を固定して
から前記とは逆にシリンダ41を縮小させて脚部下部を
外側に引っ張るようにして矯正する。
【0025】穿孔装置32は、図2、図4、図8、図9
に示すように、基板38上にガイドレール45を配設
し、その上にスライド板46を配設している。そしてス
ライド板46には垂直材47を立設し、該垂直材47に
ピストンロッドを固定したシリンダ48をその後方に配
設してシリンダ48の伸縮動作によりスライド板46を
前後にスライド自在としている。
【0026】このスライド板46上には垂直材47に沿
わせて両端に一対の支持材49、49´を配設し、一方
側の支持材49はスライド板46に固着し、他方側の支
持材49´はスライド板46上に配設したガイドレール
50に摺動自在に取り付け、垂直材47の上部に配設し
たシリンダ51の伸縮により移動可能としている。
【0027】前記支持材49には、図9に示すように、
ダイス52を有する芯金53と、ガイド体54に案内さ
れながら油圧シリンダ55の伸縮によりダイス52に向
けて前後に移動するパンチ56とを配設している。そし
て、建枠Aの脚柱の管穴に芯金53を挿入してからパン
チ56により強打することによって連結ピン係止用孔を
穿設する。
【0028】また、支持材49´にも前記支持材49と
同様に、建枠の脚部を挿入するダイス52´を有する芯
金53´と、ガイド体54´に案内されながら油圧シリ
ンダ55´の伸縮によりダイス52´に向けて前後に移
動するパンチ56´を配設している。そして支持材49
´は前述のとおり移動可能であって、枠幅の異なる建枠
に対しては支持材49側の芯金53を原点として支持材
49´側を移動させて芯金53´の位置調整を行うこと
によって対応している。
【0029】また、図4に示すように、テ−ブルリフタ
29を挾んで穿孔装置32の反対側には押圧具57をシ
リンダ58により前後に移動自在に配設し、穿孔作業時
に押圧具57によって建枠を穿孔装置32側に押圧し、
建枠脚柱の管穴に芯金53、53´の挿入を容易にする
と共に、建枠を固定できるようにしている。
【0030】前記枠幅矯正装置31や穿孔装置32は建
枠の移送時に邪魔にならないように前後に移動自在とし
てあり、その機構としては、図4に示すように、これら
の装置を搭載している基板38をその下位に配設したス
ライドシャフト59に摺動自在に取り付け、シリンダ6
0により前後に移動できるようにしている。
【0031】また、図1中の61は研掃機本体1の建枠
排出側に配設した建枠排出コンベヤであって、建枠排出
コンベヤ61の先端部には実開平4−53955号公報
に示されているような研掃機本体1より排出されてくる
建枠を保管しやすいように順次積み上げるパレタイザー
62を配設している。
【0032】なお、本実施例では枠幅偏位検出装置3
0、枠幅矯正装置31、穿孔装置32等の各種装置を研
掃機本体1の投入側に設置した例を示したが、これらの
装置は研掃機本体1の排出側に設置することも可能であ
り、敷地や装置の能力に応じて適宜選択すると良い。
【0033】しかして、本発明の研掃装置により建枠を
研掃する場合、建築現場より積層梱包されて回収された
建枠Aをフォークリフト等によりストックコンベヤ16
上に載置する。そしてストックコンベヤ16を駆動して
ターンテーブル10に送り込む。
【0034】この時、ターンテーブル10のローラ11
はストックコンベヤ16のローラ17と平行になるよう
に回転させておき、建枠Aがターンテーブル10上に移
載されるとターンテーブル10を90度回転させ、最上
段の建枠の横地がチェーンコンベヤ3側に向くようにす
る。次いで帯鉄等による梱包を解き、積層状態より一枚
ずつ取り出せるようにする。
【0035】そして、ターンテーブル10上の最上段の
建枠を建枠掴み装置22と同一高さにセットすると、フ
レーム19の上部のモータ25を駆動させて建枠掴み装
置22を前進させ、ターンテーブル10上の積層された
建枠の最上段の建枠の横地を掴む。そしてモータ25を
逆転させて掴んだ建枠をチェーンコンベヤ3側のフレー
ム19の上部に配設された建枠受ローラ26上の所定位
置に引き入れる。
【0036】建枠受ローラ26上に引き込まれた建枠A
は図5に示すように押板35により押し出され、反対側
に配設した当板37に押し当てられて所定の位置にセッ
トされる。この間にターンテーブル10では建枠を一枚
分上昇させて次の引き出しに備えて待機する。
【0037】建枠受ローラ26上の所定位置に建枠がセ
ットされると、建枠受ローラ26に配設された光電セン
サ33により建枠の脚部下部の位置が検出される。この
時、図6の点線で示すように、光電センサ33より脚部
の上方から下方に向けて検出光が出力されており、脚部
下部の位置が基準位置に対して内側あるいは外側に偏位
して許容範囲を越えておれば、脚部下部が検出光を遮る
こととなり、その偏位が一対の光電センサ33により検
出されて内側あるいは外側のいずれかに変形しているか
が検出される。図中の脚部Eは正常位置、脚部Fは外側
に偏位、脚部Gは内側に偏位している。
【0038】枠幅偏位検出装置30による建枠脚部の検
査が終了すると、タ−ンテ−ブル29を上昇させて検査
済の建枠を建枠受ローラ26より若干浮かしてからタ−
ンテ−ブル29を建枠脚部の下端部が枠幅矯正装置31
側に向くように90度回転させ、下位のチェーンコンベ
ヤ3へと下降させる。
【0039】この時、枠幅偏位検出装置30により建枠
脚部の偏位が検出されておれば、建枠を載置したタ−ン
テ−ブル29をチェーンコンベヤ3の移送面より若干上
位の位置で停止する。そして図4のシリンダ60により
基板38を前進させて枠幅矯正装置31を建枠側に接近
させる。この時、建枠脚部が外側に偏位している場合に
は、図7に示すように、脚部固定装置42のシリンダ4
4を伸長動作して固定金具43により建枠脚部を上方よ
り押え付けて固定し、その後、シリンダ41を伸長動作
させて枠幅矯正装置31の矯正金具40を脚部下部を外
側から押し込み、基準寸法の許容範囲内に納まるように
矯正する。
【0040】また、建枠脚部が内側に偏位している場合
には、シリンダ41を伸長動作させて建枠脚部の内側に
矯正金具40が位置するようにしてから建枠脚部側に接
近させ、脚部固定装置42によって建枠脚部を固定して
から、シリンダ41を縮小動作させて矯正金具40を内
側から外側に向けて移動させ、脚部下部を外側に引っ張
るようにして矯正する。
【0041】次に、建枠脚部に連結ピン係止用孔を穿設
する場合について説明する。
【0042】連結ピン係止用孔を穿設する場合も、前記
矯正の場合と同じく、建枠を載置したタ−ンテ−ブル2
9をチェーンコンベヤ3の移送面より若干上位の位置で
停止する。そして、図4に示すシリンダ58を伸長動作
させて押圧具57を押し出して建枠Aを所定位置に押し
出すと共に、穿孔装置32のシリンダ48を作動させて
芯金53、53´を押し出してこれらの芯金53、53
´を建枠の脚柱管穴に挿入する。この時、押圧具57に
より建枠Aを突っ張るようにして芯金53、53´の脚
柱管穴への挿入を容易にする。また、図8に示すよう
に、建枠Aの品種により脚部の幅が異なる場合には、シ
リンダ51を動作させて芯金53´を適宜移動させて対
応する。
【0043】そして図9に示すように、油圧シリンダ5
5、55´を伸長動作させてパンチ56、56´を前進
させて脚部に連結ピン係止用孔を穿設する。連結ピン係
止用孔の穿設が完了するとパンチ56、56´を後退さ
せた後、芯金53、53´を後退させ、更にシリンダ6
0により基板38を後退させてP穿孔装置32を元の位
置に戻す。
【0044】このようにして枠幅矯正や穿孔作業が完了
すると、タ−ンテ−ブル29を降下させて建枠を下位に
配設したチェーンコンベヤ3上に移載して移載装置6の
ところまで移送する。そして移載装置6ではローラ7を
上昇させて建枠を持ち上げ、これを90度回転させた
後、ロ−ラ7を駆動して建枠投入コンベヤ2上に移載さ
せる。
【0045】建枠投入コンベヤ2に移載された建枠を研
掃機本体1へと送り込まれ、研掃機本体1で建枠表面の
付着物が除去され後、建枠排出コンベヤ61によってパ
レタイザー62へと移送され、ここで順次積層されて梱
包される。
【0046】また、研掃を必要としない建枠は、チェー
ンコンベヤ3により移送中に移載装置6´によって研掃
機本体1の手前に配設したバイパスコンベヤ9へと乗り
移され、研掃機本体1を通過せずにパレタイザー62へ
と送り込まれて積層される。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明に係る請求項1記載
の研掃装置にあっては、研掃機本体への建枠の搬入、搬
出を行う建枠移送装置3に建枠の枠幅の基準寸法からの
偏位を検出する枠幅偏位検出装置30と、枠幅を基準寸
法に矯正する枠幅矯正装置31とを配設すると共に、前
記建枠移送装置3によって移送される建枠の枠幅を前記
枠幅偏位検出装置30によって検出し、該検出した枠幅
が基準寸法から所定寸法以上偏位しておれば前記枠幅矯
正装置31を作動して枠幅を矯正するように構成したの
で、従来研掃作業の前工程として手作業で行っていた枠
幅の検査や矯正作業を研掃作業と同時に自動的に行える
ようになり、作業者の負担を軽減すると共に、作業の能
率を向上させることができる。
【0048】また、本発明に係る請求項2記載の研掃装
置にあっては、研掃機本体への建枠の搬入、搬出を行な
う建枠移送装置3に建枠の脚部に連結ピン係止用孔を穿
設する穿孔装置32を配設し、前記建枠移送装置3によ
って移送される建枠を前記穿孔装置32に臨ませて位置
決めし、穿孔装置32によって建枠の脚部に連結ピン係
止用孔を穿設するように構成したので、従来研掃作業の
前工程として手作業で行なっていた連結ピン係止用孔の
穿設作業を研掃作業と同時に自動的に行えるようにな
り、作業者の負担を軽減すると共に、作業の能率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研掃装置の平面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図2の一部を省略したA−A方向矢視図であ
り、タ−ンテ−ブル29を上昇させた状態を示す。
【図4】図2の一部を省略したB−B方向矢視図であ
る。
【図5】図3の一部を省略したC−C方向矢視図であ
る。
【図6】建枠脚部と光電センサとの配置を示す説明図で
ある。
【図7】図4の一部を省略して拡大したD−D方向拡大
矢視図である。
【図8】図2の要部の拡大図である。
【図9】図8の要部の拡大図である。
【図10】脚部が変形した建枠を示す斜視図である。
【図11】上下に配設した建枠を連結管により連結した
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…研掃機本体 2…建枠投入コン
ベヤ 3…チェーンコンベヤ(建枠移送装置) 6、6´…移
載装置 6、6´…移載装置 9…バイパスコ
ンベヤ 10…ターンテーブル 16…ストックコ
ンベヤ 22…建枠掴み装置 26…建枠受ロー
ラ 29…ターンテーブル 30…枠幅偏位検
出装置 31…枠幅矯正装置 32…穿孔装置 62…パレタイザー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建枠表面の付着物を除去する研掃機本体へ
    の建枠の搬入、搬出を行う建枠移送装置に建枠の枠幅の
    基準寸法からの偏位を検出する枠幅偏位検出装置と、枠
    幅を基準寸法に矯正する枠幅矯正装置とを配設すると共
    に、前記建枠移送装置によって移送される建枠の枠幅を
    前記枠幅偏位検出装置によって検出し、該検出した枠幅
    が基準寸法から所定寸法以上偏位しておれば前記枠幅矯
    正装置を作動して枠幅を矯正するように構成したことを
    特徴とする仮設足場用建枠の研掃装置。
  2. 【請求項2】建枠表面の付着物を除去する研掃機本体へ
    の建枠の搬入、搬出を行う建枠移送装置に建枠の脚部に
    連結ピン係止用孔を穿設する穿孔装置を配設し、前記建
    枠移送装置によって移送される建枠を前記穿孔装置に臨
    ませて位置決めし、穿孔装置によって建枠の脚部に連結
    ピン係止用孔を穿設するように構成したことを特徴とす
    る仮設足場用建枠の研掃装置。
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