JPH066112Y2 - ワ−ク移載装置 - Google Patents

ワ−ク移載装置

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JPH066112Y2
JPH066112Y2 JP11593187U JP11593187U JPH066112Y2 JP H066112 Y2 JPH066112 Y2 JP H066112Y2 JP 11593187 U JP11593187 U JP 11593187U JP 11593187 U JP11593187 U JP 11593187U JP H066112 Y2 JPH066112 Y2 JP H066112Y2
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work
hole
rod
movable plate
fork
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敏文 穴山
正文 山下
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案はワーク移載装置に関し、より具体的にはリン
ギ上に載置されたワーク(所定形状に切り揃えられた鉄
板のシート材等を所定高さ積み重ねたもの)を多数のピ
ンが立設されたパレット上に移し換え(載置)るワーク
移載装置に関する。
《従来の技術》 所定形状に切断された鉄板等のシート材をプレス機械で
プレス加工して所定形状の製品を作る場合に、これを量
産化しようとする場合、従来次の方法が採られている。
まず、リンギ(所定幅,高さ,長さを有する角材)を井
桁状に組む。その際、下側のリンギはフォークリフトの
フォークを通すスペースを作るためのものであるため2
本ないし3本でもよいが、上側のリンギはその上に置か
れる鉄板等のシート材の大きさに応じてそのシート材が
たわまないよう必要本数並べておく。
次に所定形状に切断されたシート材を井桁状に組まれた
リンギの上に次々に積み重ね所定高さとする。
そして下側のリンギ間にフォークリフトのフォークを通
し、上側のリンギとともに所定高さに積み重ねられたシ
ート材(ワーク)を持ち上げて、そのフォークリフトに
よりプレス加工ステーションの横側に配置されたワーク
リフターまて運び、そのワークリフターの上に載置す
る。なお、ワークリフターには上述の井桁状に組まれた
リンギの下側のリンギと同様のリンギが置かれており、
そのリンギ間にフォークリフトのフォークを降ろし引き
出すことにより、フォークリフト上のワークとともにリ
ンギがワークリフターの上に置かれたリンギの上の所定
位置に、リンギ同士が再び井桁状となる状態で、置かれ
る。
次にバキューム装置で、ワークリフター上のシート材を
1枚ずつ、プレス加工ステーションへ運びプレス加工を
行う。なお、上記装置例として、例えば、特開昭59−
212336号公報がある。さて、シート材の上面を常
に一定高さに保つため、バキューム装置でシート材がプ
レス加工ステーションへ運ばれる毎に、ワークリフター
は上昇するようになっている。
これにより次々にシート材をプレス加工ステーションに
おいて加工することができるが、ワークリフター上のワ
ークがなくなった後のワークリフターに新たなワークを
積むまでの、シート材のプレス加工の中断をなくすため
更に第3図に示す如き次の方法が採られている。
すなわち、同図(a)に示す如く、ワークリフター2上
に置かれたシート材4の毎数が少なくなり所定量になる
と同図(a)上、ワークリフター2の左側に隣接して設
置されたフォーク挿入装置6が稼動して、下側のリンギ
8間に複数本のフォーク10が左方向から挿入される。
そして、ワークリフター2を下げ、上側のリンギ12を
複数本のフォーク10で支持して、残量のシート材4は
続けてバキューム装置14によりプレス加工ステーショ
ン16へ運びプレス加工を行う。
その間に、第3図(b)に示す如く、下げられたワーク
リフター2には、上述の方法により再びフォークリフト
で、ワークリフター2の上にそのまま置かれているリン
ギ8の上に、新たなリンギ18の上に積み重ねられたワ
ーク20を載置しておく。
そして、複数本のフォーク10の上にリンギ12ととも
に支持された残量のシート材4がなくなると、直ちにフ
ォーク挿入装置6を操作してフォーク10を左方向に退
避させ、下側に準備した新たなワーク20を直ちに所定
高さまで上昇させて、新たなワーク20をバキューム装
置14によりプレス加工ステーション16へ運びプレス
加工を行うようにしていた。
しかし、フォーク挿入装置6を操作してフォーク10を
左方向に退避させる際、フォーク10上のリンギ12
が、フォーク挿入装置6のフォーク10の上側に取り付
けられたフォーク駆動用ロール22等に引っかかって、
下側に準備されているワーク20又はワークリフター2
上に落下するため、新たなワーク20をバキューム装置
14で吸着する際等に支障をきたすという問題点が生じ
ていた。
ところで、第4図(b)に示すような、上面に所定ピッ
チでピン24が多数立設されたパレット26上にワーク
を載せ、このパレット26をワークリフター2の上に載
せ、同図(a)に示す如く(ワークリフター2の図示は
省略)、シート材4の毎数が少なくなったとき、フォー
ク挿入装置6のフォークをパレット26の上面とシート
材4との間に位置するピン24の隙間に左方向から挿入
してワークリフター2を下げると、残量のシート材4は
フォーク10の上に直接載せることができる。
そして、下げられたワークリフター2の上に置かれたパ
レット26は取り除き、ワーク20を載せた新たなパレ
ット28をワークリフター2の上に置いて準備しておけ
ば、フォーク10の上に直接載った残量のシート材4が
なくなり、フォーク挿入装置6を操作してフォーク10
を左方向に退避させても、リンギ12等がワーク20等
の上に落ちるということは生じず、下側に準備した新た
なワーク20を所定高さまで上昇させてバキューム装置
14によりプレス加工ステーション16へ運ぶことに何
ら問題を生じない。
《考案が解決しようとする問題点》 しかし、上述の改良された工程を用いる場合、リンギ上
に載せられたワークをパレット上に載せかえなければな
らない。
リンギ間にフォークリフトのフォークを挿入し、ワーク
を直接フォークリフトのフォークで支持して、パレツト
上に運びパレット上のピン間の隙間部分にフォークを降
ろしてワークをパレット上に載せることも可能である
が、フォークリフトのフォークは2本であるためワーク
のたわみ等によりワークを傷つけ、またフォークリフト
の操作によって行うものであるため多時間を要するとい
う問題点がある。
リンギ上に載せられたワークを、ワークを傷つけず、ま
た多くの時間を要せず能率的に、パレット上に載せかえ
る方法又は装置は、従来、存在していなかった。
この考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
って、その目的とするところは、ワークを傷つけず、ま
た多くの時間を要せず能率的にリンギ上のワークをパレ
ット上に移載するワーク移載装置を提供することにあ
る。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するために本考案に係るワーク移載装置
は、板状のワークとそのワークの下部に所定間隔を有し
て配置されてワークを支持する受け部材とを支持する第
1支持部材と、上記ワークと上記受け部材とに対応する
位置に複数の孔が形成され上記第1支持部材の下方に設
けられた固定板部材と、その固定板部材の孔に上下動可
能に本体部が挿入されかつ上記固定板部材より下方に本
体部より大寸の鍔部が形成された棒状部材と、その棒状
部材の下端部に設けられかつその棒状部材を上下動させ
る第1駆動手段と、上記固定板部材と上記第1駆動手段
との間に移動可能に介設され、上記棒状部材の本体部寸
法の孔と鍔部寸法の孔とが連続して形成され、上記棒状
部材の上端が、上記受け部材に当接した時には上記鍔部
が下方に、上記受け部材に当接しない時には上記鍔部が
上方に位置するように配置された可動板部材と、上記可
動板部材の本体部寸法の孔と鍔部寸法の孔とを固定板部
材の孔に合う位置に切替えて移動させる第2駆動手段
と、上記第2駆動手段で上記可動板部材を本体部寸法の
孔に移動し、上記第1支持部材をやや下げて上記可動板
部材の上方に上記鍔部が位置する上記棒状部材で上記ワ
ークを支持させ、上記第1支持部材を退避させて、上記
受け部材を支持した上記棒状部材を下降させ、残った上
記ワークを支持した上記棒状部材間に上記第1支持部材
を挿入しかつ上昇して上記ワークを支持し、上記第2駆
動手段で可動板部材を移動させ、該可動板部材の鍔部寸
法の孔を固定板部材の孔に合う位置に移動させて、上記
ワークを支持した上記棒状部材を鍔部寸法の孔を通して
下降させた時、上記ワークと上記固定板部材との間に挿
入される上面に多数のピンが立設されたパレット部材
と、を有し、該パレット部材は該挿入時に上記受け部材
を押し出し、上記第1支持部材の下降時には上記第1支
持部材に支持された上記ワークのみを支持しかつ上記第
1支持部材を退避可能にすることを特徴とする。
《実施例》 第1図及び第2図は本考案に係るワーク移載装置の好適
な一実施例を示すものであり、以下、第1図及び第2図
に基づいて本考案を説明する。
第1図は本実施例に係る装置の略全体図であり、同図
(a)は平面図,同図(b)は正面図,同図(c)は右
側面図である。
本実施例に係るワーク移載装置52は、コンベア装置5
4,固定受板(固定板部材)56,可動板58,可動板
支持板60,ピンプレート62,ピン部材(棒状部材)
63,フォーク64等から構成されている。
コンベア装置54は両端に同一径のスプロケット66を
装着した1対のスプロケット軸68を所定高さの位置で
水平にかつ両者が所定間隔を隔てて相対するように配置
し、互いに向き合うスプロケット66間にはコンベアチ
ェーン70が張り渡されている。なお、スプロケット6
6の下側間に張り渡されるコンベアチェーン70がピン
プレート62その他の装置に接触しないよう、スプロケ
ット軸68と同一長さでスプロケット径がやや短い補助
スプロケット軸72が、スプロケット軸68の高さより
所定距離下げた位置で、また1対のスプロケット軸68
の間隔より若干内方に狭めた間隔で水平にかつ両者が相
対するように、また、スプロケット軸68及び補助スプ
ロケット軸72のスプロケット面が同一面となるように
配置してあり、スプロケット66の下側間に張り渡され
るコンベアチェーン70は補助スプロケット軸72のス
プロケットを介して張り渡されている。第1図(a)に
おける左側のスプロケット軸68の上方端部にはサイク
ロ減速機74を介してコンベアモータ76が装着されて
おり、コンベアモータ76を回転させサイクロ減速機7
4で減速させ、第1図(a)における左側のスプロケッ
ト軸68を回転させて、コンベアチェーン70を移動さ
せるようになっている。なお、コンベアモータ76はい
ずれの方向にも回転可能であり、従ってコンベアチェー
ン70は双方に移動が可能である。
固定受板56は、幅がコンベアチェーン70の内端間距
離よりも若干短く、所定長さを有した平板であり、コン
ベア装置54の第1図(a),(b)における左半分の
略中央部位置に、コンベアチェーン70の上端面よりや
や下がった位置に、水平にコンベア装置54の枠体等に
固着されコンベア装置54と一体となっている。固定受
板56には、平板下側に固着された断面が「コ」の字形
の鉄板78部分を有しており、この鉄板78は、「コ」
の字形断面の開口側を上にした状態で固定受板56の幅
方向に全幅に渡って、また第1図(a),(b)におけ
る左右方向に所定間隔を置いて計10個(第1図(b)
において右半分の5個は図示せず)固着されている。ま
た、固定受板56には、幅方向に所定間隔で、平板及び
断面「コ」の字形の鉄板双方に渡って鉛直方向に所定径
の孔80が開けられている(第2図(a)参照)。この
固定受板56の幅方向の孔の列は10列あり、隣り合う
孔の列同士では孔の配置が千鳥状となっている。なお、
固定受板56に開けられた孔80はフォーク64がコン
ベア装置54上に移動してきたとき(後述)のフォーク
64の位置に重ならないようになっている。
固定受板56の所定距離下方には可動板支持板60がコ
ンベア装置54の枠体等に水平に固着されコンベア装置
54と一体となっている。可動板支持板60には、第2
図に示す如く、固定受板56の孔列なすわち「コ」の字
形鉄板に上下位置を合わせて、所定幅の可動板58が載
置されており、可動板58の幅と略同一の幅で可動板支
持板60に突設されたガイドピン82により支持されて
いる。可動板58の長さは固定受板56の幅よりも長
く、第1図(a),(b)における右半分の5個,左半
分の5個は、それぞれ第1図(a)における上端部で連
結棒84,86に固着されており、それぞれ可動板同士
が一体となっている。そして、第1図(a)における連
結棒84,86の上部には、可動板スライド用シリンダ
88,89が装着されており、シリンダ88,89によ
り、それぞれ右半分の可動板,左半分の可動板が、第1
図(a)における上下方向にスライド可能となってい
る。可動板支持板60には、固定受板56に開けられた
孔80に上下位置を合わせて孔90が、径を固定受板5
6に開けられた孔80の径より大きくして開けられてい
る。可動板58にも、固定受板56の孔列と同一ピッチ
で孔92が開けられているが、この孔92は、第2図
(b)に示す如く、鍵孔形状となっており、大径部94
の径は可動板支持板60に開けられた孔90の径と等し
く、小径部96の径は固定受板56に開けられた孔80
の径と等しくなっている。
固定受板56に開けられた孔80にはピン部材(棒状部
材)63が挿入されている。ピン部材63は、所定径,
長さを有しており、固定受板56に開けられた孔80に
沿って垂直方向に摺動可能である。また、ピン部材63
の本体部下端には鍔部98が設けられており、その径は
可動板支持板に開けられた孔90の径及び可動板に開け
られた孔92の大径部の径より若干小さくなっている。
従って鍔部98は、第2図(b)に示す如く、可動板支
持板に開けられた孔90と可動板58に開けられた孔9
2の大径部94とが重なったときに、孔90及び孔92
の大径部94を通過することができる。
可動板支持板60の下方には、垂直棒100で四隅を支
持されたピンプレート62が水平に置かれている。各垂
直棒100にはラック102が刻まれており、このラッ
ク102にはピニオン104が噛み合っており、ピニオ
ン104は第1図(c)における左右のピニオン104
が同軸となっており、従って第1図(b)における左右
2本のピニオン軸があり、この2本のピニオン軸の同図
(c)における左寄り位置に歯車106が装着され、こ
の歯車106の下をラックが刻まれそのラックと歯車1
06とが噛み合わされた水平棒108が2本のピニオン
軸を結んで走っており、その水平棒108の第1図
(a)(b)における右端部にはピンプレート駆動用シ
リンダ110が連結している。従ってピンプレート駆動
用シリンダ110を駆動して水平棒108を第1図
(b)における左方向へ動かすと、歯車106,ピニオ
ン104は右回転して垂直棒100は上昇するため、ピ
ンプレート62を上昇させることができる。ピンプレー
ト62の上面には、固定受板56の孔80の位置の鉛直
線上に所定長さのシリンダ112が立設されている。シ
リンダ112の上端部は塞がれており、その中心部にピ
ン部材63の径より若干小さい径の孔が開けられてい
る。シリンダ112にはピストン114が嵌合してお
り、ピストン114の下端部はシリンダ112の内径と
略同一の鍔部となっており、また、ロッド部は所定の長
さを有し、その径はシリンダ112の上端面に開けられ
た孔の径と略同一となっており、ピストン114はシリ
ンダ112に対して鉛直方向に上下動可能となってい
る。また、ピストン114の下端鍔部とピンプレート6
2との間にはコイルバネ116が挿入されており、ピス
トン114を押す力が小さい状態ではピストン114の
下端鍔部がシリンダ112の上端面に当接した状態とな
るようになっている。また、ピストン114の上端面は
ピン部材63下端の鍔部98に当接するようになってお
り、ピンプレート62が基準位置にあるときは、ピン部
材63の上端面は固定受板56の上面と一致するように
なっている。
固定受板56を取り囲むように、コンベアチェーン70
の外側には、4本のフォーク支持用支柱118が立設さ
れている。この支柱118の第1図(a)における下側
2本を結ぶ線及び上側2本を結ぶ線はコンベアチェーン
70に平行であり、左側2本を結ぶ線及び右側2本を結
ぶ線はコンベアチェーン70に直交している。各フォー
ク支持用支柱118にはジャッキ機構を内蔵する立方体
ブロック120が嵌合しており、第1図(a)における
左側上部に設けられたジャッキ用モータ122の回転力
がチェーン機構等を介して各ブロックのピニオンに伝わ
ることにより各立方体ブロック120を同一高さで上下
動させることができる。第1図(a)における上側の立
方体ブロック120間には所定形状の構造体124が架
設されていて、構造体124の上部には架設方向に所定
間隔を置いて6個のフォーク支持装置126が設けられ
ている。フォーク支持装置126は第1図(c)に示す
如く、面をコンベアチェーン70に直交させて設けられ
た平板128に4個のガイドローラ130を左右,上下
所定間隔を置いて植設したものであり、フォーク64
は、左右2対の上下ガイドローラ130の間に挿入する
ことにより、コンベアチェーン70に直交してまたコン
ベアチェーン70の上方に支持される。フォーク支持装
置126に支持された6個のフォークは第1図(a)に
おけるフォーク上端部で連結棒132に固着され互いに
一体となっており、両端部に位置するフォーク64には
外側面にラック134が張設されている。一方両端部に
位置するフォーク支持装置126にはラック134に噛
み合うピニオン136が植設してあり、これらのピニオ
ン136は軸138で連結されており、第1図(a)に
おける中央上部に設けられたフォーク移動用モータ14
0が右側のピニオン136に連結されており、フォーク
移動用モータ140を回転させることによりピニオン1
36を回転させ、これによりラック134が移動し、フ
ォーク64を移動させることができる。なお、第1図
(a)における下側の立方体ブロック120間にも所定
形状の構造体142が架設されており、その上端面14
4はフォーク支持装置126の下側ガイドローラ130
の上端と同じ高さにあり、フォーク64を前進させてフ
ォーク64の先端が構造体142の上端面144に位置
するとき、フォーク64の先端部を構造体142の上端
面144に載せるようにしたものであり、これによりフ
ォーク64のたわみを防ぐことができる。
以上の構成よりなる本実施例に係るワーク移載装置52
により、リンギ上のワークをパレットに移載する工程を
説明する。
まずフォーク64を前進させ先端部を構造体142の上
端面144に載せる。フォーク64の高さは、その上端
面と同じ高さにピン部材63の上端面が位置するとき、
ピン部材63の下端に設けられた鍔部98が可動板58
の下側に位置するように、調整しておく(第2図(a)
参照)。
次にリンギ(受け部材)146に載せられたワーク14
8をフォークリフトで運び、リンギ146がフォーク6
4に直交するようにリンギ146に載せられたワーク1
48をフォーク64の上に載せる。次に可動板スライド
用シリンダ88,89を作動させて、可動板支持板に開
けられた孔90と可動板58に開けられた孔92の大径
部94とを重ねる。
次にピンプレート駆動用シリンダ110を作動させてピ
ンプレート62を上昇させ、リンギに当接したピン部材
63の鍔部98は可動板58の下側に、リンギに当接し
ないピン部材63の鍔部98は可動板58の上側に位置
するようにする。
次に可動板スライド用シリンダ88,89を作動させ
て、可動板支持板に開けられた孔90の上に可動板58
に開けられた孔92の小径部が位置するようにする。
次にフォーク64をジャッキ用モータ122を作動させ
てフォーク64を下げ、可動板58の上側に鍔部98が
位置するピン部材63の上端面にワーク148を当接さ
せる。このときリンギ146に当接しているピン部材6
3がフォークの下降とともに下がるが、その降下量はピ
ンプレート62のシリンダ112に内蔵されたコイルバ
ネ116により吸収される。
フォーク64をさらに若干下げると、ワーク148は鍔
部98が可動板58の上側にあるピン部材63に支えら
れ、またリンギ146はそれに当接するピン部材63の
下方に位置するシリンダ112内のコイルバネ116の
力によって降下せず、リンギ146とフォーク64との
間に隙間が生じる。この状態でフォーク移動用モータ1
40を作動させてフォーク64を退避(第1図(a)に
おける上方向へ移動)させる。
次に、ピンプレート駆動用シリンダ110を作動させて
ピンプレート62を降下させる。するとリンギ146
は、それに当接しているピン部材63とともに下がり、
固定受板56の上に載置される。なお、ワーク148は
鍔部98が可動板58の上側にあるピン部材63に支え
られたままである。
次に、フォーク移動用モータ140を作動させてフォー
ク64を前進位置にまで移動させ、ジャッキ用モータ1
22を作動させてフォーク64を上昇させワーク148
を直接フォーク64で支持する。なお、ワーク148を
フォーク64で支持後フォーク64は所定位置150ま
で持ち上げる。
次に可動板スライド用シリンダ88,89を作動させ
て、再び可動板支持板に開けられた孔90と可動板58
に開けられた孔92の大径部94とを重ねる。
すると、鍔部98が可動板58の上側にあったため残っ
ていたピン部材63が降下し、その上端面が固定受板5
6の上面の位置まで下がる。このとき、固定受板56と
ワーク148を支持するフォーク64との間には、固定
受板56の上に載置されたリンギ146だけが存在す
る。
次に、第1図(a)(b)における右側部分のコンベア
チェーン70上にパレット152を載置する。
そしてコンベアモータ76を作動させてコンベアチェー
ン70を第1図(b)における左回転させて、パレット
152を左方向に移動させる。
するとパレット152の移動とともにパレット152が
リンギ146に当たるが、パレット152はコンベアチ
ェーン70に載っているためそのまま進み、パレット1
52をフォーク64に支えられているワーク148の下
側位置にまで移動させる。このときリンギ146はパレ
ット152の前方に押し集められた状態又は、下方に落
下した状態となっている。
次に、ジャッキ用モータ122を作動させてフォーク6
4を下降させ、パレット152のピン間の隙間部分に降
ろし、ワーク148をパレット152の立設されたピン
上に載置する。これによりリンギ146上のワーク14
8はパレット152上に移載される。
次にフォーク移動用モータ140を作動させてフォーク
64を退避させ、また、コンベアモータ76を作動させ
て、ワーク148の載ったパレット152を第1図
(a)(b)における右側部分のコンベアチェーン70
上に移動させる。
なお、以上述べた工程をコンピュータに記憶させてお
き、その指令の下に自動的に作業を行わせることにより
極めて短時間のうちに作業を終了させることができる。
ワーク148の載ったパレット152はフォークリフト
でプレス加工ステーションの横側に配置されたワークリ
フターへ運ぶ。
《考案の効果》 この考案に係るワーク移載装置は多数のピン部材(棒状
部材)及び多数のフォークによってワークを支持してリ
ンギとパレットとを取り換えるものであるため、ワーク
を傷つけることが少ない。
また、ワーク移載のための専用の装置であるため、多く
の時間を要せず能率的にリンギ上のワークをパレット上
に移載することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワーク移載装置の一実施例の略全
体図であり、同図(a)は平面図,同図(b)は正面
図,同図(c)は右側面図、第2図(a)は第1図に示
すワーク移載装置の固定受板,可動板支持板,ピンプレ
ート,ピン部材等の関係を示す拡大説明図であり、第2
図(b)は可動板と可動板支持板との関係を示す拡大説
明図であり、第3図はシート材のプレス加工の中断をな
くすため従来採られている方法を示す説明図であり、第
4図(a)は第3図の方法においてリンギの代わりにパ
レットを用いた場合を示す説明図であり、第4図(b)
はパレットの斜視図である。 52……ワーク移載装置 54……コンベア装置 56……固定受板(固定板部材) 58……可動板、60……可動板支持板 62……ピンプレート 63……ピン部材(棒状部材) 64……フォーク 70……コンベアチェーン 76……コンベアモータ 80……孔、82……ガイドピン 88……可動板スライド用シリンダ 89……可動板スライド用シリンダ 90……可動板支持板に開けられた孔 92……可動板に開けられた孔 94……大径部、96……小径部 98……鍔部、100……垂直棒 102……ラック、104……ピニオン 110……ピンプレート駆動用シリンダ 116……コイルバネ 118……フォーク支持用支柱 122……ジャッキ用モータ 134……ラック、136……ピニオン 140……フォーク移動用モータ 146……リンギ(受け部材) 148……ワーク、152……パレット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状のワークとそのワークの下部に所定間
    隔を有して配置されてワークを支持する受け部材とを支
    持する第1支持部材と、 上記ワークと上記受け部材とに対応する位置に複数の孔
    が形成され上記第1支持部材の下方に設けられた固定板
    部材と、 その固定板部材の孔に上下動可能に本体部が挿入されか
    つ上記固定板部材より下方に本体部より大寸の鍔部が形
    成された棒状部材と、 その棒状部材の下端部に設けられかつその棒状部材を上
    下動させる第1駆動手段と、 上記固定板部材と上記第1駆動手段との間に移動可能に
    介設され、上記棒状部材の本体部寸法の孔と鍔部寸法の
    孔とが連続して形成され、上記棒状部材の上端が、上記
    受け部材に当接した時には上記鍔部が下方に、上記受け
    部材に当接しない時には上記鍔部が上方に位置するよう
    に配置された可動板部材と、 上記可動板部材の本体部寸法の孔と鍔部寸法の孔とを固
    定板部材の孔に合う位置に切替えて移動させる第2駆動
    手段と、 上記第2駆動手段で上記可動板部材を本体部寸法の孔に
    移動し、上記第1支持部材をやや下げて上記可動板部材
    の上方に上記鍔部が位置する上記棒状部材で上記ワーク
    を支持させ、上記第1支持部材を退避させて、上記受け
    部材を支持した上記棒状部材を下降させ、残った上記ワ
    ークを支持した上記棒状部材間に上記第1支持部材を挿
    入しかつ上昇して上記ワークを支持し、上記第2駆動手
    段で可動板部材を移動させ、該可動板部材の鍔部寸法の
    孔を固定板部材の孔に合う位置に移動させて、上記ワー
    クを支持した上記棒状部材を鍔部寸法の孔を通して下降
    させた時、上記ワークと上記固定板部材との間に挿入さ
    れる上面に多数のピンが立設されたパレット部材と、 を有し、 該パレット部材は該挿入時に上記受け部材を押し出し、
    上記第1支持部材の下降時には上記第1支持部材に支持
    された上記ワークのみを支持しかつ上記第1支持部材を
    退避可能にすることを特徴とするワーク移載装置。
JP11593187U 1987-07-30 1987-07-30 ワ−ク移載装置 Expired - Lifetime JPH066112Y2 (ja)

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JPS6424041U JPS6424041U (ja) 1989-02-09
JPH066112Y2 true JPH066112Y2 (ja) 1994-02-16

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