JPH096728A - 端末情報収集システム - Google Patents

端末情報収集システム

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JPH096728A
JPH096728A JP7153690A JP15369095A JPH096728A JP H096728 A JPH096728 A JP H096728A JP 7153690 A JP7153690 A JP 7153690A JP 15369095 A JP15369095 A JP 15369095A JP H096728 A JPH096728 A JP H096728A
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Application number
JP7153690A
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English (en)
Inventor
Takeshi Igarashi
猛 五十嵐
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端末装置に蓄積された情報をホスト装置で集
中管理するための端末情報収集システムに関し、ホスト
装置と端末装置との間で授受される情報量を減らして効
率の良い情報処理システムを得る。 【構成】 1つ又は複数の端末装置1aないし1bにフ
ァイルとして蓄積された情報14を、ホスト装置2に送
信する端末情報収集システムにおいて、一旦ホスト装置
2に対し情報を送信した以降に、各端末装置1aないし
1bで蓄積された新たな情報がないか検出する未送信情
報検出手段11を設け、新たな情報がある場合には、該
端末装置1aないし1bのファイル全体を複写し、ない
場合には管理情報のみを作成して、送信情報15とする
送信情報作成手段12を持ち、送信手段13でその送信
情報15をホスト装置2へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホスト装置と1つまた
は複数の端末装置とからなり、各端末装置に蓄積された
情報をホスト装置に収集し集中管理する情報処理システ
ムに関するもので、特に各端末装置で蓄積されたエラー
情報を、ホスト装置での解析のために収集するシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、端末装置の情報をホスト装置で集
中管理する必要がある場合には、端末装置に蓄積された
情報をコピーして送信情報を作成し、それをホスト装置
側に用意された領域にそのつど格納していた。そしてそ
の領域の内容を表示・印刷するソフトウェアにより、端
末装置からの情報を見るよう構成されていた。ここで、
一端コピーして送信情報を作るのは、蓄積された情報を
直接操作してミス等により削除または改変してしまうの
を防ぐためである。
【0003】特に、その情報が各端末装置に関連して発
生したエラー情報である場合は、所定サイズのエラー・
ファイルを使うことで転送情報量の増加を防ぐという方
法をとっているものがある。エラー・ファイルは0個あ
るいは1個以上のエラー・レコードからなり、ファイル
を管理するための管理情報であるヘッダー情報域が付加
されている。ファイル・サイズを所定の大きさに保つた
めに、古いレコードから順に削除され、最新のエラー・
レコードから過去に遡り、ファイルに収まる範囲内で可
能な限り古いレコードまでが蓄積されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の技術で
は、情報に変化がない端末装置からも毎回必ず情報を収
集しているため、以前に送信したときのままの情報を再
度送信してしまう場合もある。このような送信済みの情
報の再送信においても、新規の情報の送信の場合と同じ
ように、ホスト装置での受信処理や通信線の占有などが
必要である。このため送信済み情報の再送信は、情報処
理システムの他の処理を圧迫し、システム全体としての
効率に影響を与えていた。
【0005】また、1台のホスト装置に対して接続可能
な端末装置の数が増え、現状では数百台の規模となって
いる。従って、端末装置あたりの情報量が少ない場合で
も、システム全体として転送される情報量は膨大なもの
となる。この大量の情報のうち再送信であるものの出現
頻度が高い場合、さらに効率は低下する。
【0006】従来の技術の欄で例として述べたエラー情
報の収集の場合には、エラー・レコードがホスト装置に
送られることなく消される可能性がある。それを防ぐた
めには、エラー情報の収集間隔を充分に短くして、未送
信レコードがファイル・サイズ以上に蓄積する前にホス
ト装置に送信する必要があった。ところがエラー・レコ
ードというものは本来そう頻繁にロギングされるもので
はないので、送信する内容が毎回同じである確率が高
い。これは通信線の占有率が不必要に高まることを意味
し、システム全体としての効率はさらに悪化することに
なる。
【0007】そしてシステムの改良にあたっては、従来
の技術との互換性を高くしたいとの要望が強い。本発明
は、従来の技術との互換性を保ちながらも、ホスト装置
と端末装置との間で授受される情報量を減らし、効率の
良い端末情報収集システムを得ることを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の端末情報収集シ
ステムは、端末装置内に蓄積された情報中に未送信の情
報があるかどうかを検出する未送信情報検出手段と、未
送信の情報を検出しなかった場合には、管理情報のみを
送信情報として作成する送信情報作成手段と、送信情報
をホスト装置に送信する送信手段と、から構成される。
【0009】さらには、送信情報の大きさが管理情報よ
り大きいかどうか判別する判別手段を送信手段に設け、
送信情報が管理情報より大きい場合のみホスト装置に送
信するように構成される。
【0010】特に、蓄積された情報が各端末装置に関し
て発生したエラー情報である場合には、未送信情報検出
手段で所定の種別のエラー情報のみを対象として、未送
信の情報を検出するように構成される。これは、ホスト
装置で各端末装置のエラー情報を解析する際に、必要の
ないものもエラー情報の中には含まれ得るので、そのよ
うな不要な情報を除くためである。
【0011】
【作用】図1に示した端末装置1aないし1b内に蓄積
された情報14は、複数のレコードを含むファイルの形
で保持される。各レコードは発生した順にこのファイル
に蓄積される。蓄積された情報14をホスト装置2に送
信するとき、これらのレコードすべてがすでにホスト装
置2に送信済みの場合は改めて送信する必要はない。
【0012】図2に示したフローチャートは、本発明の
端末情報収集処理を従来の技術と対比するものである。
(a) は本発明のものであり、(b) が従来の技術である。
(a)の点線内の部分が、本発明により追加された処理で
ある。本発明ではまず処理31において、蓄積された情
報14中に未送信のレコードがあるかどうかを判断す
る。ある場合には処理32において、少なくとも未送信
のレコードにファイルのヘッダー情報域を付加して、送
信情報15を作成する。未送信レコードがない場合は処
理33において、レコードなしのヘッダー情報域のみを
送信情報15として作成する。
【0013】このため送信情報15のサイズは、元の蓄
積された情報14の大きさを大きく上回ることはない。
未送信レコードがあっても同程度であるし、未送信レコ
ードがない場合には、はるかに小さくなる。なぜなら
ば、ファイルのヘッダー情報域は通常10バイトないし
数10バイトであり、このヘッダー情報域により数10
キロ・バイトものファイルを管理可能だからである。
【0014】さらに送信手段13に判別手段を設け、送
信情報15のサイズがヘッダー情報域より大きい場合の
み、送信情報15をホスト装置2に送信するようにでき
る。これにより未送信レコードがない場合には、ヘッダ
ー情報域のみのファイルの送信すら省くことができる。
【0015】そして、蓄積された情報14が、端末装置
1aないし1bに関して発生したエラー情報である場合
は、より送信データ量を削減できる。エラー情報の中に
は、ホスト装置2での解析に必要となる第1の種別のレ
コードと、必要でない第2の種別のレコードとが混在し
ているため、第1の種別のレコードのみを対象として未
送信のレコードの有無を検出すれば良いからである。
【0016】
【実施例】図3ないし図11を用いて、本発明の実施例
を説明する。図3は、各端末装置に蓄積されるエラー情
報を記録したエラー・ファイルの形式。図4はエラー・
ファイルに記録された各エラー・レコードの形式であ
り、レコード#(n)を例としてあげているが他のエラ
ー・レコードも同じ形式である。図5および図6は送信
用ファイルの作成について説明するためのもので、各種
レコードが蓄積されたエラー・ファイルの例および処理
のフローチャートである。図7ないし図9は送信用ファ
イルの例であり、図7はエラー・ファイル、図8は統計
情報ファイル、図9は装置名ファイルについて、各々2
つの形式を例示する。図10は、第2の実施例を説明す
るもので、中間ファイルの作成処理のフローチャートで
ある。図11は、第3の実施例の説明で使われる、選択
的送信処理のフローチャートである。
【0017】図3に示すように、エラー・ファイルはヘ
ッダー情報域4とレコード格納域5とから構成され、全
体のファイル・サイズはLfバイトである。図中で左端に
示した '0000 0000'ないし '0000 000C'は、ファイル中
での位置をバイト単位の16進数で表したものである。
すなわちこの例では、ヘッダー情報域が12バイトあ
り、レコード格納域は位置 '0000 000C'から始まってい
る。また、この時点で最後に記録された最新のレコード
は、位置P(n)から格納されるレコード#(n)57であ
る。
【0018】ヘッダー情報域4には、最新レコード位置
41と最新レコード長42およびファイル・サイズ43
といった情報を含んでいる。最新レコード位置41はレ
コード#(n)57の格納開始位置P(n)の値を持ち、最
新レコード長42はレコード#(n)の長さL(n)バイト
である。ファイル・サイズ43は、エラー・ファイルの
大きさであるLfバイトを示す値が入る。
【0019】レコード格納域5には、レコード#(1)
51ないしレコード#(n)57が含まれ、レコードが
格納されていない部分は空き領域59となる。各エラー
・レコードは以下に示すような共通の形式を持つが、そ
れぞれのレコード長は可変である。
【0020】図4に、レコード#(n)57を例として
各レコードの形式を示す。レコードはそれぞれレコード
・ヘッダー571とレコード内容572とからなる。図
中で左端に示した '0000 0000'ないし '0000 0008'等
は、レコードの先頭バイトを0としたレコード内での相
対的な位置を表したものであり、たとえばレコード内容
572が位置Pxから格納されていることを示す。
【0021】レコード・ヘッダー571は、前レコード
長573、レコード種574、レコード長575、その
他のヘッダー情報576からなる。前レコード長573
は、1つ前に記録されたレコード#(n−1)のレコー
ド長である。ここでレコード#(n)57の格納開始位
置と前レコード長573とから、レコード#(n−1)
の格納開始位置が算出できる。
【0022】レコード種574は、レコード#(n)5
7の種別を示す情報である。レコードの種別としては、
エラーが起こった装置のデバイス・タイプやどのような
エラーが起こったのか等、エラーそのものに関する情報
を記録した第1の種別のほかに、端末情報レコードや取
消しレコードといった第2の種別が存在する。
【0023】端末情報レコードとは、エラー情報の収集
を行なった際に記録されるレコードで、エラー・ファイ
ルの存在する端末装置を特定するための情報を含む。エ
ラー・ファイルがどの端末装置から来たかを示すもので
あるから、以前に端末情報を収集して以来新たなエラー
が発生していなければ、これだけを送っても意味のない
レコードである。
【0024】なお、本実施例では従来の端末情報収集シ
ステムとの混在を可能とするため、従来と共通の形式の
端末情報レコードを使用している。本発明のシステムで
は、このレコード中で未使用だった領域をフラグとして
用い、新旧どちらのシステムで収集されたかを識別す
る。
【0025】その他、ホスト装置側では必要のない情報
として、取消しレコード等がある。取消しレコードは特
定の周辺装置に関するエラー・レコードを無効とするた
めのものである。
【0026】取消しレコードは、特定の周辺装置を切り
離して、システム構成を変えるときに使われる。この場
合、切り離された装置に関するエラー・レコードは、そ
れ以後は必要なくなる。エラー・ファイル中に残るこの
ようなレコードを無効とするために、取消しレコードが
記録される。それ以降当該端末装置は、無効となったレ
コードが存在しないかのように振る舞い、ホスト装置に
対しても無効レコードの通知は行なわない。
【0027】図5に、各種レコードを蓄積したエラー・
ファイルの例を示す。ファイルの先頭にはヘッダー情報
域4があり、その後にレコード#(1)51ないしレコ
ード#(n)57が格納され、残りは空き領域59であ
るとする。レコード#(n)57は、現時点での最新レ
コードである。
【0028】レコード#(1)51は、位置 '0000 000
C'から格納されている。以下同様に、レコード#(n−
4)53、レコード#(n−3)54、レコード#(n
−2)55、レコード#(n−1)56、レコード#
(n)57の格納開始位置はそれぞれP(n-4)、P(n-3)、
P(n-2)、P(n-1)、P(n)である。このうちレコード#(n
−4)53とレコード#(n−2)55とは、端末情報
レコードであるとする。ただし、レコード#(n−2)
55は旧情報収集システムにより作成されたレコードで
あるため、フラグは「OFF」である。
【0029】エラー・ファイルにこのようなレコードが
記録されている場合、レコード#(n−3)54ないし
レコード#(n)57が未送信のレコードである。ま
た、送信用ファイルの作成にあたっては、新たに今回の
端末情報レコードが付加されることになる。
【0030】送信用ファイルの作成について、図6のフ
ローチャートを使って説明する。送信用ファイルの作成
は、各端末装置の起動時に行ない、情報収集のときには
そのファイルを送信するだけですむようにする。
【0031】処理全体の流れとしては、最新のレコード
から1レコードずつ過去のレコードへと遡って判断して
ゆく。ここで端末情報レコード(フラグが「ON」のも
の)を発見したなら、それ以前に記録されたレコードは
送信済みであり、未送信レコードはないとして送信用フ
ァイルの作成処理を終わる。フラグが「ON」である端
末情報レコードに至る前に、第1の種別のレコードを発
見したならば、少なくとも1つは未送信の第1の種別の
レコードがあることになる。この場合、エラー・ファイ
ル全体を複写し、送信用ファイルとする。第1の種別の
レコードがなければ、ヘッダー情報域4に相当するファ
イルを送信用ファイルとして作成する。
【0032】処理61:まず最初にエラー・ファイルの
ヘッダー情報域4から最新レコード位置41を読み取
り、最新レコードであるレコード#(n)57の格納開
始位置P(n)をポインターに設定する。
【0033】処理62:ポインターが示す位置から格納
されているレコードのレコード・ヘッダー571を読み
取る。
【0034】処理63:読み取ったレコード・ヘッダー
のレコード種574から当該レコードの種別を調べ、エ
ラーそのものに関する第1の種別のレコードかどうか判
断する。第1の種別である場合には、必要なレコードだ
として処理64へ進み、第2の種別の場合は処理65へ
進む。
【0035】処理64:第1の種別のレコードが少なく
とも1つ発見されたのであるから、エラー・ファイルそ
のものを複写して、送信用ファイルを作成して終わる。
このときエラー・ファイルには、フラグを「ON」とし
た端末情報レコードを、あらかじめ追加しておく。
【0036】処理65:レコード種574の値から、種
別が端末情報レコードかどうか判断する。端末情報レコ
ードなら処理66へ、そうでないなら処理68へ進む。
【0037】処理66:その端末情報レコード中のフラ
グを調べ、本発明のシステムによるものかどうか判断す
る。フラグが「ON」であれば、本発明のシステムによ
るものであるとして処理67へ進む。「OFF」ならば
旧システムが作成した端末情報レコードであるから、無
視して次の処理68へと進む。
【0038】処理67:未送信の第1の種別のレコード
がない状態で、本発明のシステムにより作成された端末
情報レコードが発見されたのだから、ファイルのヘッダ
ー情報域のみからなるファイルを送信用ファイルとして
作成して終わる。
【0039】処理68:いま着目しているエラー・レコ
ードが、エラー・ファイルに蓄積されている最古のレコ
ードであるかどうか判断する。それ以上遡るべきレコー
ドがない場合、処理67へ進みファイルのヘッダー情報
域のみからなるファイルを作成する。さらに遡るべきレ
コードがある場合は、処理69へと進む。
【0040】処理69:処理62で読み取ったレコード
・ヘッダーの情報から、前レコード長573がわかる。
この値をもとに現在着目しているレコードの1つ前に記
録されたレコードの格納開始位置を算出し、ポインター
をそこへ移動する。そして処理62へと進み、過去のレ
コードへと遡るループを形成する。
【0041】次に、エラー・ファイルに図5のような記
録がされている状態で、送信用ファイルを作成する手順
を図6のフローチャートに沿って説明する。処理61お
よび処理62により読み取り位置をP(n)に移動し、レコ
ード#(n)57のレコード・ヘッダー571を読み取
るところまでは、前に述べたフローチャートの説明の場
合と同じである。
【0042】ここでレコード#(n)57が第1の種別
のレコードであれば、処理63での判断に従ってファイ
ル全体を複写して(処理64)終わる。レコード#
(n)57が第2の種別のレコードであれば、処理65
の判断に進む。ここで、レコード#(n−4)53とレ
コード#(n−2)55のみが端末情報レコードである
ため、レコード#(n)57は端末情報レコードではな
い。こうして処理68へ進むが、この時点ではレコード
#(n−4)53ないしレコード#(n−1)56が未
処理であるため、処理69でポインターの値がP(n-1)に
変更される。
【0043】レコード#(n−1)56も同様に判断さ
れて、処理62、処理63、処理65、処理68、処理
69と続くループを回る。次にレコード#(n−2)5
5は端末情報レコードであるから、処理65から処理6
6へと進む。ところがこの端末情報レコードはフラグが
「OFF」であるから、処理68を通ってループへと戻
る。
【0044】位置P(n-3)にあるレコード#(n−3)5
4についても、レコード#(n)57等と同じ判断がな
される。もしこれも第1の種別のレコードでなければ、
ポインターの位置がP(n-4)に移り、レコード#(n−
4)53のレコード・ヘッダー571が読み取られる。
ここでレコード#(n−4)53は端末情報レコードで
あり、処理65を経由して処理66へと至る。ところが
レコード#(n−4)53のフラグは「ON」であるか
ら、今度は処理67へと進んでファイルのヘッダー情報
域のみを送信用ファイルとして作成して終わる。
【0045】仮に、フラグが「ON」の端末情報レコー
ドも第1の種別のレコードも、エラー・ファイル中にな
かった場合、読み取られるレコードは位置 '0000 000C'
のレコード#(1)51まで遡る。そしてこの時点で、
処理68の判断に従ってファイルのヘッダー情報域のみ
のエラー・ファイルが作られて(処理67)、送信用フ
ァイルの作成処理が終わる。
【0046】図7は送信用ファイルとして作られるエラ
ー・ファイルの例であり、(a) は図6のフローチャート
の処理64で作られる場合、(b) は処理67で作られる
場合である。(a) はレコードi個を含み、最新のレコー
ド#(i)58はフラグ「ON」を持つ端末情報レコー
ドである。ファイルのヘッダー情報域にはこのレコード
に関する、最新レコード位置41(P(i))や最新レコー
ド長42(L(i))が格納される。(b) のファイルでは、
(a) のファイルと同じヘッダー情報域が作られるが、最
新レコード位置41および最新レコード長42には '00
00 0000'が、ファイル・サイズ43にはファイルのヘッ
ダー情報域のサイズを示す '0000 000C'が格納される。
【0047】図8および図9は、エラー・ファイルを送
信するときに参考情報として一緒に送信される、統計情
報ファイルおよび装置名ファイルの例である。それぞれ
(a)はエラー・ファイルが処理64で作られた場合の形
式であり、処理67の場合の形式が(b) である。どちら
の形式になるかは、エラー・ファイルが処理64で作ら
れるか処理67で作られるかにより決定され、統計情報
ファイルや装置名ファイル自身の内容には関係しない。
【0048】統計情報ファイルには、ディスク装置や光
磁気ディスク装置などのファイル系入出力装置に関する
統計情報が記録される。この統計情報ファイルには、リ
ード回数やシード回数、リトライ回数などが装置ごとの
統計情報として格納されている。
【0049】図8の先頭レコード位置71は、ファイルの
最も先頭に記録されたレコードである統計情報#(1)
74の格納開始位置 '0000 000C'を示している。先頭レ
コード長72は、同じく統計情報#(1)74のレコー
ド長Lsを示す。ファイル・サイズ73は、送信用の統計
情報ファイルのファイル長Lfs を示すもので、(b) の形
式の場合はファイルのヘッダー長 '0000 000C'が入る。
【0050】形式(a) の場合は、このヘッダー部分の後
に統計情報#(1)74ないし統計情報#(j)78が
続く。これらj個の統計情報レコードは、各ファイル装
置に対応するもので、端末装置の電源が切られるときに
上書き更新される。対象となるファイル装置数(j個)
分の統計情報の後には、ファイル終端マーク79として
'FFFF FFFF'という4バイトの情報が書き込まれる。
【0051】図9の装置名ファイルは、エラー・ファイ
ル中の情報からエラーが起きた装置の装置名を知るため
のものである。ヘッダー部分には、ヘッダー・サイズ8
1として '0000 000C'が、ブロック・サイズ82にLb、
ファイル・サイズ83にはLfd が格納されている。形式
(b) では、ブロック・サイズ82を '0000 0000'に、フ
ァイル・サイズ83を '0000 000C'に書き換える。
【0052】形式(a) では、この後に各装置ごとに装置
名などの情報を含むブロック#(1)84ないしブロッ
ク#(k)88が記録される。装置数(k個)分のブロ
ックの後には、ファイル終端マーク89として 'FFFF F
FFF'という4バイトの情報が書き込まれる。
【0053】以上で述べた実施例では、未送信の情報が
ある場合はエラー・ファイル全体を送信するようにして
いる。しかし、未送信のレコードのみを送るようにする
ことで、さらに送信される情報量を減らすことが可能で
ある。第2の実施例では、あらかじめ未送信のレコード
のみからなる中間ファイルを作成しておき、それに対し
て図6に示したような処理を行なうことで、送信用ファ
イルのサイズを小さくする。
【0054】図10は、中間ファイルの作成処理のフロ
ーチャートである。2つのポインター( PtrS および P
trE )を使い、ポインターの示す範囲( PtrS 〜 PtrE
)のレコードを、未送信のレコードとしてエラー・フ
ァイルから抽出する。
【0055】処理91:まず最初にエラー・ファイルの
ヘッダー情報域4から最新レコード位置41を読み取
り、最新レコードであるレコード#(n)57の格納開
始位置P(n)を各ポインター( PtrS および PtrE )に設
定する。
【0056】処理92:ポインター PtrS が示す位置か
ら格納されているレコードのレコード・ヘッダー571
を読み取る。
【0057】処理93:レコード種574の値から、種
別が端末情報レコードかどうか判断する。端末情報レコ
ードなら処理94へ、そうでないなら処理96へ進む。
【0058】処理94:その端末情報レコード中のフラ
グを調べ、本発明のシステムによるものかどうか判断す
る。フラグが「ON」であれば、本発明のシステムによ
るものであるとして処理95へ進む。「OFF」ならば
旧システムが作成した端末情報レコードであるから、無
視して次の処理96へと進む。
【0059】処理95:本発明のシステムにより作成さ
れた端末情報レコードが発見されたのであるから、これ
以上遡って抽出すべき未送信のレコードはない。2つの
ポインターが示す範囲( PtrS 〜 PtrE )のレコード、
すなわち図5の例で言うと、レコード#(n−4)53
ないしレコード#(n)57を抽出し、ファイルのヘッ
ダー情報域を付けて中間ファイルとする。
【0060】処理96:いま着目しているエラー・レコ
ードが、エラー・ファイルに蓄積されている最古のレコ
ードであるかどうか判断する。それ以上遡るべきレコー
ドがない場合、処理95へ進み、2つのポインターが示
す範囲( PtrS 〜 PtrE )のレコードを抽出し、ファイ
ルのヘッダー情報域を付けて中間ファイルとする。さら
に遡るべきレコードがある場合は、処理97へと進む。
【0061】処理97:処理92で読み取ったレコード
・ヘッダーの情報から、前レコード長573がわかる。
この値をもとに現在着目しているレコードの1つ前に記
録されたレコードの格納開始位置を算出し、ポインター
( PtrS )をそこへ移す。そして処理92へと進み、過
去のレコードへと遡るループを形成する。
【0062】以上のように、未送信のレコードのみから
なる中間ファイルを作成し、そのファイルを元に図6の
処理により送信用ファイルを作成する。こうすること
で、未送信のレコードを送信する場合の情報量を減らす
ことができる。
【0063】第3の実施例として、図11に示す選択的
送信処理について説明する。送信用ファイルは、図7な
いし図9で示した(a) または(b) の形式で作成されてい
る。このうち形式(b) のファイルは、実質上はエラー情
報をなんら含まないため、あえて送信する必要はない。
これらのファイルの送信を中止することで、システムに
おける送信処理の回数を減らすことができる。
【0064】処理101:送信用エラー・ファイルのフ
ァイル・サイズ43を読み込み、ヘッダー・サイズ( '0
000 000C')と比べて大きいかどうか判断する。ファイル
・サイズ43がヘッダー・サイズより大きい場合は処理
102へ進み、そうでなければヘッダーのみのファイル
であるから、送信処理を行なわずに処理を終わる。
【0065】処理102:未送信のレコードを含むファ
イルであるから、送信用ファイル3つ(エラー・ファイ
ル、統計情報ファイル、装置名ファイル)をホスト装置
2へ送信する。
【0066】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の端末情報
収集システムは、あらたに発生した情報がない端末装置
から送られるファイルを、ヘッダー情報域程度のサイズ
にするので送信する情報量を格段に削減できる。また、
従来のシステムと同様に送信用ファイルを作るため、従
来システムを適用した端末装置と本発明を適用した端末
装置とが共存する形でのシステム構築も可能で、システ
ム全体の効率が良く従来装置との互換性に優れたシステ
ムを提供することができる。
【0067】また、ファイルの送信において、送信用フ
ァイルがヘッダー・サイズである場合には送信しないよ
うにすることもできる。そうすることで送信されるファ
イルの数が減り、送信に要する処理の回数(すなわちシ
ステムに対する負担)を少なくできる。
【0068】特に、蓄積された情報がエラー情報である
場合、ホスト装置での集中管理には不要な第2の種別の
情報が、端末装置に蓄積されていることがある。そのよ
うな情報のみが新規に蓄積されている場合、それらを対
象から除くことで送信すべき情報量を少なくし、さらに
効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図。
【図2】端末情報収集処理を示すフローチャート。
【図3】エラー・ファイルの形式を示す図。
【図4】エラー・レコードの形式を示す図。
【図5】エラー・ファイルの例を示す図。
【図6】送信用ファイルの作成処理のフローチャート。
【図7】送信用エラー・ファイルの例を示す図。
【図8】送信用統計情報ファイルの例を示す図。
【図9】送信用装置名ファイルの例を示す図。
【図10】中間ファイルの作成処理のフローチャート。
【図11】選択的送信処理のフローチャート。
【符号の説明】
1 端末装置 2 ホスト装置 4 ヘッダー情報域 5 レコード格納域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置(1aないし1b)内に蓄積さ
    れた情報(14)をホスト装置(2)に転送し、該蓄積
    された情報(14)を該ホスト装置(2)で集中管理す
    る情報処理システムにおいて、 前記蓄積された情報(14)中に未送信の情報があるか
    どうかを検出する未送信情報検出手段(11)と、 前記未送信情報検出手段(11)が前記未送信の情報を
    検出した場合は、少なくとも該未送信の情報に該未送信
    の情報を管理するための管理情報を付加して送信情報
    (15)とし、前記未送信の情報を検出しない場合は管
    理情報のみを送信情報(15)として作成する送信情報
    作成手段(12)と、 前記送信情報作成手段(12)により作成された前記送
    信情報(15)をホスト装置(2)に送信する送信手段
    (13)と、 から構成される端末情報収集システム。
  2. 【請求項2】 前記送信手段(13)は、前記送信情報
    (15)の大きさが所定の値より大きいかどうか判別す
    る判別手段を含み、該所定の値より大きい場合のみ前記
    送信情報(15)をホスト装置(2)に送信することを
    特徴とする、請求項1記載の端末情報収集システム。
  3. 【請求項3】 前記蓄積された情報(14)が、前記端
    末装置(1aないし1b)に関して発生したエラー情報
    であり、前記未送信情報検出手段(11)は、該エラー
    情報のうち所定の種別の情報のみを対象として前記未送
    信の情報を検出することを特徴とする、請求項1または
    2記載の端末情報収集システム。
JP7153690A 1995-06-20 1995-06-20 端末情報収集システム Pending JPH096728A (ja)

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