JPH0967237A - 研磨剤系および界面活性剤系をベースとした組成物 - Google Patents

研磨剤系および界面活性剤系をベースとした組成物

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JPH0967237A
JPH0967237A JP8012204A JP1220496A JPH0967237A JP H0967237 A JPH0967237 A JP H0967237A JP 8012204 A JP8012204 A JP 8012204A JP 1220496 A JP1220496 A JP 1220496A JP H0967237 A JPH0967237 A JP H0967237A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な発泡力と洗浄力を有し、かつ、低刺激
性である組成物、特に、このような性質を有する歯みが
きを提供する。 【解決手段】 一または複数のアルカリ金属の重炭酸塩
を含有する研磨剤系と、一または複数の非イオン性のポ
リ(ヒドロキシプロピル=エーテル)界面活性剤を含有
する界面活性剤系を含む組成物に、界面活性剤として、
さらに、少なくとも1つのアンモニウム、アルカリ土類
金属、またはアルカリ金属のラウリル硫酸塩を含有せし
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一または複数のア
ルカリ金属の重炭酸塩を含有する研磨剤系、および一ま
たは複数の非イオン性のポリ(ヒドロキシプロピル=エ
ーテル)界面活性剤(類)を含有する界面活性剤系を含
み、一方、前記界面活性剤系が、さらに、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウムのラウリル硫酸塩
を有し、特に、口腔内を清潔にするための新規の組成物
類に関する。
【0002】また本発明は、これらの組成物自体を使用
すること、またはペースト、ゲル、液体またはチューイ
ンガムの形態の歯みがきを製造するために前記組成物を
使用することに関する。
【0003】
【従来の技術】口腔衛生の分野、特に、歯みがきにおい
て、齲食および磨耗の原因となる酸を中和するために、
アルカリ金属の重炭酸塩を使用することが一般的に行わ
れている。
【0004】さらに、歯みがきを調製するために、今日
まで、十分な発泡力と、十分な洗浄力の両方を付与する
役割を担う、アニオン型の界面活性剤類が使用されてい
る。このような界面活性剤の中でも、実際に最もよく使
用されてるものとしては、ラウリル硫酸ナトリウムを挙
げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】口腔表皮の表面層は、
ラウリル硫酸塩を含有する歯みがき類に対する耐性がな
く、また、公知のように、歯みがき類の使用には反復性
があるために、問題が生じるおそれがある。さらに、ア
レルギーがあるケースにおいては、論文[バークボール
ピー(Barkvoll P.)およびローラ ジー(Rolla
G.)による「口腔粘膜におけるラウリル硫酸ナトリウム
の影響の可能性(Possible Effects of Sodium Lauryl
Sulfate on the Oral Mucosa)」、−1989年度版、
J. of Dental Researchの第68巻/臨時発刊、要約9
96、991頁]で報告されており、実際、本出願人
は、次の研究室における実験によって、アルカリ金属の
重炭酸塩(類)とラウリル硫酸塩、特に、ラウリル硫酸
ナトリウムを含有する調製物は、口腔粘膜に対し、わず
かとはいえない刺激性を示すことを観察した。
【0006】本出願人は、仏国特許出願第94 148
62号において、水性のビヒクル中に、一または複数の
アルカリ金属の重炭酸塩(類)を含有する研磨剤系と、
一または複数の非イオン性のポリ(ヒドロキシプロピル
=エーテル)界面活性剤(類)を含有する界面活性剤系
を有する組成物類、および、口腔用の組成物、特に、歯
みがきとしてのその組成物を使用することについて記載
している。このような組成物類は、優れた発泡力および
洗浄力を有しつつ、アルカリ金属の重炭酸塩とラウリル
硫酸ナトリウムを含有する公知の組成物類よりも、優れ
た磨耗性を有するという利点を持つ。
【0007】さらなる実験を、特に、口腔粘膜の耐性を
評価するために、上述した特許出願に記載されている組
成物について行ったところ、本出願人は、前記組成物類
が、さらに、アルカリ金属の重炭酸塩およびラウリル硫
酸ナトリウムを含有する従来のものよりも攻撃的でない
が、この耐性がさらに改良されることが望ましいことを
見いだした。
【0008】さらに、鋭意研究を続けた結果、本出願人
は、全く予期しないことに、また驚くべきことに、一ま
たは複数のアルカリ金属の重炭酸塩(類)を含有する研
磨剤系と、一または複数の非イオン性のポリ(ヒドロキ
シプロピル=エーテル)界面活性剤(類)を含有する界
面活性剤系の組み合わせに、アルカリ金属、アルカリ土
類金属またはアンモニウムのラウリル硫酸塩を添加する
ことにより、口腔粘膜に関するこれらの組成物類の刺激
性をかなり低減できることを見いだした。
【0009】これらの発見が、本発明の基礎をなすもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】よって、本発明の主題
は、一または複数のアルカリ金属の重炭酸塩(類)を含
有する研磨剤系と、一または複数の非イオン性のポリ
(ヒドロキシプロピル=エーテル)界面活性剤(類)を
含有する界面活性剤系を有する種類の新規の組成物類に
おいて、前記界面活性剤系が、さらに少なくとも1つの
アルカリ金属、アルカリ土類金属、またはアンモニウム
のラウリル硫酸塩を含有することを特徴とする組成物に
ある。
【0011】また、本発明の他の主題は、口腔内で使用
される種類の組成物類、特に、歯みがきにある。
【0012】また、これらの組成物自体を使用するこ
と、またはペースト、ゲル、液体またはチューインガム
の形態の歯みがきを製造するために前記組成物を使用す
ることを目的とするものである。
【0013】しかしながら、本発明の他の特徴、観点、
主題および利点は、以下の記載および実施例を参照する
ことにより、さらに明らかにあるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明で使用可能なアルカリ金属
の重炭酸塩(類)は、好ましくは、重炭酸ナトリウムま
たは重炭酸カリウムから選択される。
【0015】ラウリル硫酸塩類としては、ラウリル硫酸
ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムおよびラウリル
硫酸アンモニウムが好ましく、特に、ラウリル硫酸ナト
リウムが好ましい。
【0016】ポリ(ヒドロキシプロピル=エーテル)型
の界面活性剤類は、それ自体、既に公知の製品である。
【0017】本発明において、非イオン性のポリ(ヒド
ロキシプロピル=エーテル)界面活性剤(類)は、好ま
しくは、次の構造の化合物類から選択される。 (A)次の式(I):
【化10】 {上式(I)中、[C35(OH)O]基は、共にまた
は別個に、次の式(I.a)、(I.b)および(I.
c):
【化11】
【化12】
【化13】 を表し、Rおよびnは、共に、次の(a)〜(c): (a) Rが、C10−C14のアルキル基またはC10−C
14のアルキル基の混合物を示し、nが2〜10、好まし
くは3〜6の整数または小数であり、(b) Rが、次
の式(II):
【化14】 [上式(II)中、R2はC11−C17のアルキルまたは
アルケニル基、またはC1 1−C17のアルキルおよび/ま
たはアルケニル基の混合物を示す]の基を示し、nが1
〜5、好ましくは1.5〜4の整数または小数であり、
(c) Rが、次の式(III):
【化15】 [上式(III)中、R3はC7−C21の脂肪族、環式脂
肪族、またはアリール脂肪族基、およびそれらの混合物
であり、脂肪鎖は、特に、1〜6のエーテル、チオエー
テルおよび/またはヒドロキシメチレン基を含有可能な
アルキル鎖を示す]の基を示し、nが1〜10の整数ま
たは小数である、のいずれか1つの意味を有するもので
ある}に相当する化合物類。
【0018】これら式(I)の界面活性剤類は、仏国特
許第1477048号、同2328763号、同209
1516号に記載の方法により調製することができる。
【0019】(B)10〜14の炭素原子を含有するア
ルファ−ジオールまたはアルコール1モルにつき、2〜
10、好ましくは2.5〜6モルのグルシドールを、ア
ルファ−ジオールまたはアルコールにゆっくりと添加
し、50〜120℃の範囲内の温度で、酸性触媒下にお
いて、縮合させることによって調製された化合物類。こ
れらの化合物類の調製方法は、仏国特許第216978
7号に記載されている。
【0020】(C)強塩基の存在下において、ポリヒド
ロキシル化させた有機化合物に、グリセロール=モノク
ロロヒドリンを重付加させ、生成される水分を蒸留によ
り除去することによって調製された化合物類。これらの
化合物類は仏国特許第2574786号に記載されてい
る。
【0021】上述したパラグラフ(A)、(B)および
(C)に記載の非イオン性のポリ(ヒドロキシプロピル
=エーテル)界面活性剤類の中でも、特に好ましい本発
明の化合物類としては、 i) 次の式(IV)および(V):
【化16】
【化17】 [上式(V)中、R1はC1021およびC1225のアル
キル基の混合物を示す]で示されるもの、 2i) 仏国特許第2091516号に記載されている
方法により、アルカリ触媒下にて、12の炭素原子を有
するアルファ−ジオールで、3.5モルのグリシドール
を縮合させることにより調製される化合物類、 3i) 次の式(VI):
【化18】 [上式(VI)中、R2は、次のアルキルおよびアルケ
ニル基:C1123、C1327、ヤシの脂肪酸類から誘導
された基、オレイン酸から誘導された基、を含有する基
の混合物を示す]の化合物類、 4i) 仏国特許第2091516号に記載されてい
る、C11−C14のアルファ−ジオール類の混合物で、
3.5モルのグリシドールを縮合させることにより調製
される化合物類、を挙げることができる。
【0022】さらに、3.5モルのグリセロールでポリ
グリセロール化されたドデカンジオールが、特に好まし
い。
【0023】本発明の組成物類において、アルカリ金属
の重炭酸塩(類)は、一般的に、組成物の全重量に対し
て、約0.5〜80%、好ましくは約1〜50%の濃度
で存在し、非イオン性のポリ(ヒドロキシプロピル=エ
ーテル)界面活性剤(類)は、一般的に、組成物の全重
量に対して、約0.01〜10%、好ましくは約0.0
5〜5%の濃度で存在し、アルカリ金属、アルカリ土類
金属、またはアンモニウムのラウリル硫酸塩は、組成物
の全重量に対して約0.01〜10重量%、好ましくは
約0.05〜5重量%の濃度で存在する。
【0024】口腔内を清潔にするための本発明の組成物
類は、アルカリ金属の重炭酸塩(類)、非イオン性のポ
リ(ヒドロキシプロピル=エーテル)界面活性剤
(類)、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウ
ムのラウリル硫酸塩に加えて、ビヒクル(充填剤)とし
て、またはそれ自体活性を有するものとして、賦形剤類
または口腔使用用の製品に通常使用される成分を含有し
てもよい。
【0025】もちろん、本発明の3つの組み合わせによ
る有利な特性に、考慮される添加が全く悪影響を及ぼさ
ないか、またはほとんど及ぼさないよう、これらの補足
的な化合物類を注意して選択しなければならない。
【0026】本発明の組成物類は、選択されたビヒクル
に対応する、通常の方法により調製される。生理学的に
許容可能なビヒクルは、組成物の選択される形態、例え
ば、任意に増粘された水性または水性/アルコール媒
体、ペーストまたは固体状の賦形剤、ガムなどの性質に
より、異なったものとすることができる。
【0027】所望の形態により、これらの組成物類は、
また、他の研磨剤類、例えば、シリカ、アルミナ、リン
酸水素カルシウム、および炭酸カルシウム、抗齲食剤、
例えば、フッ化アミンまたはカリウムまたはナトリウム
またはモノフルオロリン酸ナトリウム、抗菌剤類、例え
ば、クロロヘキシジン(chlorhexidine)、アレキシジ
ン(alexidine)、ヘキセチジン、セチルピリジニウム
クロリド、または2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒ
ドロキシジフェニル=エーテル、抗炎症剤類、口臭防止
剤類、しみおよび/または歯石防止剤、抗フリーラジカ
ル剤、酸化防止剤類、酵素類、ビタミン類、微量元素
類、止血剤(haemostatic agent)類、治癒剤類および
ガムを活性にする薬剤類を含有してもよい。
【0028】さらに、他の通常の薬剤類、例えば、結合
剤類、甘味料類、希釈剤類またはフレッシュナー剤(fr
eshener)類、防腐剤類、染料類、香料類、調味料類、
解膠剤類および可塑剤類を含有してもよい。
【0029】
【実施例】次に、実施例を例証するが、本発明を限定す
るものではない。
【0030】実施例1 以下に定義する3つの水性分散液(S1、S2およびS
3)の口腔粘膜に対する刺激性を、刊行物J.A.O.C.S.
{1989年度版、第66巻、第9号の、表題「アニオン性界
面活性剤類の刺激性評価のためのin vitroにおける方
法」[著者:エー.エス.アナブカー(A. S. Anavka
r)、およびシー.ブイ.ナトラジ(C. V. Natra
j)]}に記載の“in vitro”テストにしたがって測定
した。このテストは主に、試験溶液による、タンパク質
マトリックス(ゼラチン)に補足される青色染料[クー
マッシー(Coomassie)ブリリアント ブルー R25
0]の抽出、分光測光法による最終溶液の吸光度を測定
することによる、抽出された染料の定量からなる。
【0031】抽出される染料の量が少なければ少ない
程、吸光度が低くなり、刺激性は低下する。
【0032】各試験溶液において、590nmでの測定
で得られた吸光度を、以下の表に示す。
【0033】
【表1】
【0034】これらの測定結果より、5%の重炭酸ナト
リウム、1%の3.5モルのグリセロールでポリグリセ
ロール化されたドデカンジオールと、1%のラウリル硫
酸ナトリウムを含有する本発明の水溶液は吸光度が最も
低く、よって刺激性が最も少ないことがわかった。
【0035】これらの結果は、重炭酸ナトリウムと、
3.5モルのグリセロールでポリグリセロール化された
ドデカンジオールの溶液に、ラウリル硫酸ナトリウムを
添加することにより、この溶液の刺激性を5倍以上低減
することを示している。
【0036】これらの結果により、重炭酸ナトリウム単
独に、ラウリル硫酸ナトリウムを組み合わせた溶液は、
本発明の溶液の約8倍の刺激性を有することがわかっ
た。
【0037】実施例2:本発明の練り歯みがきをここで
例証する。 重炭酸ナトリウム、ソルベイ(Solvay)社から 25g 販売されているコデックス(Codex)0/13 増粘シリカ、デガッサ(Degussa)社から「シ 9.5g デント(Sident)22S」の名称で販売されて いるもの カルボキシメチルセルロース=ナトリウム、ヘ 1.25g ルクレス(Hercules)社から「ブラノース(Bl anose)9M31F」の名称で販売されている もの 70%の活性物質(AM)含有する水溶液であ 15.4g(活性物質) るソルビトール 3.5モルのグリセロールでポリグリセロール 0.75g 化されたドデカンジオール ラウリル硫酸ナトリウム 0.75g 二酸化チタン 0.8g モノフルオロリン酸ナトリウム 0.8g 防腐剤、甘味料、香料 適量 水 全体を100gとする量

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一または複数のアルカリ金属の重炭酸塩
    を含有する研磨剤系と、一または複数の非イオン性のポ
    リ(ヒドロキシプロピル=エーテル)界面活性剤を含有
    する界面活性剤系を含む組成物において、 前記界面活性剤系が、さらに、少なくとも1つのアンモ
    ニウム、アルカリ土類金属、またはアルカリ金属のラウ
    リル硫酸塩を含有してなることを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 アルカリ金属の重炭酸塩が、重炭酸ナト
    リウムまたは重炭酸カリウムから選択されることを特徴
    とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ラウリル硫酸塩が、アルカリ金属のラウ
    リル硫酸塩であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の組成物。
  4. 【請求項4】 アルカリ金属のラウリル硫酸塩が、ラウ
    リル硫酸ナトリウムであることを特徴とする請求項3に
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ラウリル硫酸塩が、アルカリ土類金属の
    ラウリル硫酸塩であることを特徴とする請求項1または
    2に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 アルカリ土類金属のラウリル硫酸塩が、
    ラウリル硫酸マグネシウムであることを特徴とする請求
    項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 ラウリル硫酸塩が、ラウリル硫酸アンモ
    ニウムであることを特徴とする請求項1または2に記載
    の組成物。
  8. 【請求項8】 非イオン性のポリ(ヒドロキシプロピル
    =エーテル)界面活性剤が、次の化合物類: (A)次の式(I): 【化1】 {上式(I)中、[C35(OH)O]基は、共にまた
    は別個に、次の式(I.a)、(I.b)および(I.
    c): 【化2】 【化3】 【化4】 を表し、Rおよびnは、共に、次の(a)〜(c): (a) Rが、C10−C14のアルキル基またはC10−C
    14のアルキル基の混合物を示し、nが2〜10、好まし
    くは3〜6の整数または小数であり、(b) Rが、次
    の式(II): 【化5】 [上式(II)中、R2はC11−C17のアルキルまたは
    アルケニル基、またはC1 1−C17のアルキルおよび/ま
    たはアルケニル基の混合物を示す]の基で、nが1〜
    5、好ましくは1.5〜4の整数または小数であり、
    (c) Rが、次の式(III): 【化6】 [上式(III)中、R3はC7−C21の脂肪族、環式脂
    肪族、またはアリール脂肪族基、もしくはそれらの混合
    物であり、脂肪鎖は、特に、1〜6のエーテル、チオエ
    ーテル、および/またはヒドロキシメチレン基を含有可
    能なアルキル鎖を示す]の基で、nが1〜10の整数ま
    たは小数である、のいずれか1つの意味を有するもので
    ある}に相当する化合物類、 (B)10〜14の炭素原子を含有するアルファ−ジオ
    ールまたはアルコール1モルにつき、2〜10、好まし
    くは2.5〜6モルのグルシドールを、50〜120℃
    の範囲内の温度で、酸性触媒下において、縮合させるこ
    とによって調製される化合物、 (C)強塩基の存在下において、ポリヒドロキシル化さ
    れた有機化合物に、グリセロール=モノクロロヒドリン
    を重付加させ、生成される水分を蒸留により除去するこ
    とによって調製される化合物類、から選択されることを
    特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組
    成物。
  9. 【請求項9】 非イオン性のポリ(ヒドロキシプロピル
    =エーテル)界面活性剤が、次の化合物類: i) 次の式(IV)および(V): 【化7】 【化8】 [上式(V)中、R1はC1021およびC1225のアル
    キル基の混合物を示す]で示されるもの、 2i) アルカリ触媒下にて、12の炭素原子を有する
    アルファ−ジオールで、3.5モルのグリシドールを縮
    合させることにより調製される化合物類、 3i) 次の式(VI): 【化9】 [上式(VI)中、R2は、次のアルキルおよびアルケ
    ニル基:C1123、C1327、ヤシの脂肪酸類から誘導
    された基、オレイン酸から誘導された基、を含有する基
    の混合物を示す]の化合物類、 4i) C11−C14アルファ−ジオール類の混合物で、
    3.5モルのグリシドールを縮合させることにより調製
    される化合物類、から選択されることを特徴とする請求
    項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 非イオン性のポリ(ヒドロキシプロピ
    ル=エーテル)界面活性剤が、3.5モルのグリセロー
    ルでポリグリセロール化されたドデカンジオールである
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 口腔内を清潔にするための、歯みがき
    等の組成物であることを特徴とする請求項1ないし10
    のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 請求項1または11のいずれか1項に
    記載の組成物自体を、液状歯みがき、練り歯みがき、歯
    みがき用ゲル、またはチューインガムとして用い、ある
    いは、液状歯みがき、練り歯みがき、歯みがき用ゲル、
    またはチューインガムの製造に用いる前記組成物の使
    用。
JP08012204A 1995-01-30 1996-01-26 研磨剤系および界面活性剤系をベースとした組成物 Expired - Lifetime JP3080872B2 (ja)

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