JPH0966990A - 電子部品搬送体 - Google Patents

電子部品搬送体

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JPH0966990A
JPH0966990A JP25190695A JP25190695A JPH0966990A JP H0966990 A JPH0966990 A JP H0966990A JP 25190695 A JP25190695 A JP 25190695A JP 25190695 A JP25190695 A JP 25190695A JP H0966990 A JPH0966990 A JP H0966990A
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JP
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container
electronic component
component carrier
recess
lid
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JP25190695A
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English (en)
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Teruyasu Sakurai
輝泰 櫻井
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Yayoi Co Ltd
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Yayoi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送時における電子部品の破損を防ぐため電子
部品を多重包装しようとすると作業効率が低下するのを
避け得ない。 【解決手段】電子部品を収納する電子部品搬送体におい
て、電子部品を収納するのに用いられる容器と、この容
器を収納する保護筺体とを一部連結したものを電子部品
搬送体として用いるようにする。これにより容器を保護
筺体に収納する際に容器の大きさに見合つた大きさの保
護筺体をその都度探す手間を省くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品搬送体に関
し、例えばIC等の電子部品を搬送する際に使用される
電子部品搬送体に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】リペアー部品の販売会社では、電子部品
メーカから一度に大量の電子部品を購入する。この際、
電子部品は、硬化樹脂材等で成形されたトレーに複数個
ずつ収容した状態で納入されるようになされている。こ
のためこの種の販売会社においては、サービスセンター
や電気機器販売店等から修理用リペアー部品の発注(多
くは1個ずつ)を受けると、これらリペアー部品を1個
ずつ導電性のクツシヨン材で包んで発注先の各サービス
センターや電気機器販売店に配送し又は郵送するように
なされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが電子部品をこ
のようにクツシヨン材で包んで配送し又は郵送する場
合、特にICのようにリード端子をもつ電子部品では、
搬送中にリード端子が折れ曲がる等の変形を受け易く、
ひどい場合にはリード端子が破損する等の問題があつ
た。かかる問題を解決する1つの方法として、電子部品
を各々見合つた大きさの容器に1個づつ収納して配送し
又は郵送する方法が考えられる。
【0004】しかしこの方法は搬送対象である電子部品
ごとに適切な大きさの容器を用意しなければならず、容
器の種類が増える分、容器の選別が煩雑になつたり搬送
コストが高くなる等の問題を避け得なかつた。因にリー
ド端子をもつ電子部品等をサイズの異なる容器に入れて
搬送すると、電子部品が搬送中に容器内を動き得るため
リード端子が容器の内壁面に衝突して変形したり破損す
るおそれをなくし得ない。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、1つの容器で複数種類の大きさの電子部品に対応し
得、加えて電子部品をより一層確実に保護できる電子部
品搬送体を提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、電子部品を収納する電子部品搬送
体において、電子部品を収納するのに用いられる容器
と、この容器を収納する保護筺体とが一部連結されたも
のを電子部品搬送体として用いる。このように容器と保
護筺体の一部が連結されているため電子部品の収納時に
も容器に見合つた大きさの保護筺体をその都度探して収
納するような手間を省き得る。また電子部品は容器と保
護筺体の二重包装によつて保護されるため、搬送時に電
子部品搬送体に作用する外力は1次的に保護筺体で減衰
又は吸収され、2次的に容器で減衰又は吸収され、電子
部品には外力が及ばないようにすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施形態を詳述する。
【0008】(1)第1の実施形態 (1−1)全体構成 図1〜図4に実施形態に係る電子部品搬送体1の平面構
造及び断面構造を示す。この電子部品搬送体1は電子部
品を収納する容器2とこれを保護する保護筺体3とが一
体成形されてなり、この製造には合成樹脂材でなるフイ
ルムの熱変形(例えばインジエクシヨン成形)が使用さ
れる。
【0009】まず容器2の構造から説明する。容器2は
電子部品を収納する凹部4(以下、これをエンボス部と
いう)を有する容体部2Aと、この容体部2Aと対をな
す蓋部2Bとで構成される。ここで容体部2Aのエンボ
ス部4は、図2に示すように、開口縁部から中央部に近
づくに従つて階段状に深くなるほぼ逆四角錐形状に形成
されており、深さの異なる複数の段部4A、4B、4C
及び4Dと蓋部2Bとの間に生じる直方体形状の空間に
電子部品を収納し得るようになされている。因に各段部
4A、4B、4C及び4Dの1辺はそれぞれQFP(Qu
ad Flat Package )型ICの規格に対応している。
【0010】例えばエンボス部4のうち最底面の1辺は
14.3〔mm〕に選定され、1段目の段部4Aの1辺は22.4
〔mm〕に選定され、2段目の段部4Bの1辺は28.5〔m
m〕に選定され、3段目の段部4Cの1辺は40.0〔mm〕
に選定され、4段目の1辺は43.2〔mm〕に選定されてい
る。また各段面と1段下の段面との高さはそれぞれ順に
0.9 〔mm〕、1.4 〔mm〕、1.3 〔mm〕、1.5 〔mm〕に選
定されている。これによりこの容体部2Aは規格を満た
すQFP型ICであれば、搬送中においても動き得ない
ようになされている。
【0011】さらに容体部2Aにはエンボス部4を構成
する側壁及び各段部4A〜4Dを与える面上に開口縁部
から最深部に達する複数の縦溝5A及び横溝5Bを有し
ている。この溝5A及び5Bは搬送時に受ける外力に基
づくエンボス部4の側壁や底面の変形を防止しするため
設けられている。従つて容体部2Aに外力が多少作用し
てもエンボス部4内に収納されたICを外力から守れる
ようになされている。因に縦溝5Aと横溝5Bは互いに
交差しないように形成されている。
【0012】またエンボス部4の側部は開口縁部でエン
ボス部4の深さ方向に折曲げられたフイルム状防御壁4
Eによつて保護されるようになされており、搬送中に横
方向から外力が作用してもこの防御壁4Eによつて外力
の影響が電子部品に直接作用しないようになされてい
る。因にこの防御壁4Eはエンボス部4のうち最も深い
位置の面より深い位置で水平方向に折り曲げられてお
り、エンボス部4の下方から作用する外力を防御壁4E
で吸収できるようになされている。このように容体部2
Aには外力から電子部品を守る様々な構造が用意されて
いる。
【0013】次にこの容体部2Aと対をなす蓋部2Bの
構造を説明する。蓋部2Bは容体部2Aの1辺と連結さ
れており、電子部品の収納時にはこの1辺を谷線(図1
において一点鎖線Aで示す)として矢印の方向に折曲
げ得るようになされている。さてこの蓋部2Bは同心円
状に湾曲部が形成された紙面手前方向に凸の凸パターン
6が形成された底面を有しており、電子部品の収納時に
電子部品に当接した状態で高さ方向に縮みその復元力に
よつて電子部品を容体部2Aの底面側に付勢するように
なされている。
【0014】この凸パターン6は、図3に示すように、
図中下向に突き出た突部6A1〜6A4に対応する各段
部6B1〜6B4がそれぞれ容体部2Aの底面に形成さ
れた段部4A〜4Cに対して平行になるように形成され
てなり、最も下段に位置する突部6A1を除く各突部6
A2〜6A4の内周側に断面逆U字状の曲部6B1〜6
B4がそれぞれに形成されるようになされている。この
段面逆U字状の曲部6B1〜6B4は凸パターン6の高
さ方向への柔軟性を高める役割を果たし、このような段
面形状をもたないものに比べて容易に縮み得るようにな
されている。
【0015】かくして容体部2A内に電子部品を収納し
た際、図4に示すように、蓋部2Bに形成された凸パタ
ーン6が電子部品の収納位置に応じて容易にその高さ方
向の位置を可変できるようになされている。このように
蓋部2Bには容体部2Aに収納された電子部品と密接
し、電子部品を搬送中に動かさないようにする工夫が施
されている。
【0016】最後にこの構造を有する容器2を外力から
保護する保護筺体3の構造について説明する。保護筺体
3は容器2と同様、容体部3Aと蓋部3Bとで構成され
ている。このうち容体部3Aの1辺と容器2の容体部2
Aの1辺とは帯状の連結部7を介して互いに連結されて
おり、容器2を連結部7と容体部3Aとの境界線を谷線
(図1において一点鎖線Bで示す)として矢印の方向
に折曲げた際、容器2が容体部3Aのほぼ中央に位置す
るように幅が調整されている。
【0017】このように容器2を一点鎖線Bを谷線とし
て矢印の方向に折曲げた後、容体部3Aと蓋部3Bと
の境界線を谷線(図1において一点鎖線Cで示す)とし
て矢印の方向に折曲げた後の収納状態を表したのが図
4である。図4から分かるように、この保護筺体3の容
体部3Aには電子部品10を収納した容器2をそつくり
そのまま収納し得るだけの深さを有する凹部8が形成さ
れており、この凹部8内に容器2を収納して搬送時にお
ける外力が容器2に対して直接作用しないようになされ
ている。
【0018】ただし容体部3Aに形成される凹部8は容
器2を収納するのに必要な深さを必要とする分、側壁が
深くなつて強度が低下するので側壁に沿つて凹部8の開
口縁部から底面に達する波型の繰り返しパターン8Aが
形成されるようになされている。この繰り返しパターン
8Aにより側壁は深さ方向に作用する外力に対する強度
が高められる。またこの繰り返しパターン8Aが形成さ
れた側壁と収納された容器2との間には所定の隙間が形
成されるようになされており、仮に側壁が外力によつて
変形するようなことがあつても多少の変形であれば容器
2に外力が加わらないようになされている。
【0019】またこの凹部8の中央部分には、容器2の
収納時に蓋部2Bに形成された3段目の突部6A4と対
向する位置に円状の突起8Bが設けられており、容器2
を保護筺体3に収納した場合にこの突起8Bによつて蓋
部2Bの外側に当接して容器2を支持するようになされ
ている。またこの円状の突起8Bにより容体部8の底面
強度は高められており、底面に対して垂直方向に外力が
作用しても撓み難くなつている。
【0020】一方、蓋部3Bはこの容器部3Aとほぼ同
形状に形成されている。蓋部3Bは、容器部3Aと同様
側壁に沿つて凹部9の開口縁部から底面に達する波型の
繰り返しパターン9Aを有し、凹部9の中央部分には十
字を円で囲んだ凸パターン9Bが形成されるようになさ
れている。これら繰り返しパターン9Aや凸パターン9
Bにより蓋部3Bの側壁は深さ方向に作用する外力に対
して十分な強度が得られている。なおこの蓋部3Bに設
けられた凹部9は容器2の収納時に何も収納されない空
間となり、保護筺体3の底面を両側から押しつぶすよう
な外力が作用する場合にはこの空間部分が変形すること
により外力を減衰できるようになされている。
【0021】(1−2)使用時の形態 以上の構成において、この電子部品搬送体1によつて電
子部品を搬送する際の使用例を説明する。まずユーザは
搬送しようとする電子部品、例えばICを容器2のエン
ボス部4内にはめ込む。このとき電子部品はその大きさ
に応じてエンボス部4のうち底面4A0又は段部4A〜
4Cのうちのいずれかに収納され、これら複数の段部に
よつて電子部品が平面内に動かないように保持されてい
る。すなわちリード端子が容体部2Aのエンボス部4の
内側面に衝突して破損し又は変形しないようになされて
いる。
【0022】次にユーザは蓋部2Bを一点鎖線Aで示さ
れる境界線を谷線として折曲げ、当該蓋部2Bで電子部
品が収納されている容体部2Aの開口部を塞ぐ。このと
き蓋部2Bの凸パターン6は高さ方向に弾力をもつてい
るので電子部品の収納された高さに応じて必要量縮み、
その復元力で電子部品を容体部2Aの底面側に押し付け
ることにより搬送時に上下方向に動かないように作用す
る。これにより電子部品は容器2内の上下方向及び左右
方向に動かないように保持される。
【0023】このように電子部品の容器2への収納が完
了すると、次は容器2を保護筺体3に収納する作業に移
る。ユーザは一点鎖線Bで示される容体部2A及び3A
の境界線を谷線として電子部品を収納する容器2を折曲
げ、容器2が容体部3Aの内部に格納されるようにす
る。その後、保護筺体3の蓋部3Bを一点鎖線Cで示さ
れる容体部3Aと蓋部3Bとの境界線を谷線として容体
部3A側に折曲げ、糊代部分をテープやピン等で固定す
る。
【0024】以上が電子部品の搬送時における収納手順
であるが、この際、容器2と保護筺体3とは一体に成形
されているため、容器2に見合つた保護筺体3を探して
保護する手間を省くことができ、容器2を保護筺体3で
保護する際の手間も一段と減少されることになる。また
厳重な取扱いを期待し得ないような搬送経路を介して電
子部品を搬送しなければならない場合であつても、容器
2は保護筺体3に格納されて保護されているため多少の
外力は保護筺体3の変形によつて吸収でき、容器2に影
響を与えずに済ませることができる。さらに外力が大き
い場合にも容器2の凹部は溝等により外力に対して変形
し難い強固な容器2で保護されているため搬送時の安全
性は格段に高い。
【0025】以上の構成によれば、大きさの異なる複数
の段部4A〜4Dを有する容体部2Aと、深さ方向に縮
じみ得る凸パターン6が形成された蓋部2Bとで電子部
品の容器2を形成し、当該容器2に電子部品を収納した
後、当該容器2と一体に成形されている保護筺体3内に
容器2を格納して搬送時の外力から容器2、さらには電
子部品を一層確実に保護することができる電子部品搬送
体を実現することができる。また電子部品を収納する容
器2とその保護筺体3とを同一のフイルムを熱変形させ
て一体成形したことにより、容器2を保護筺体3で保護
する際に必要な手間が格段的に少なく済ませることがで
きる。
【0026】(2)他の実施形態 なお上述の実施形態においては、容体部2Aの側壁及び
底面に縦横に伸びる溝5A及び5Bを形成して強度を高
める場合について述べたが、本発明はこれに限らず、溝
5A及び5Bに代えて突起を形成しても良い。このよう
にしても同様の効果を得ることができる。
【0027】また上述の実施形態においては、溝5A及
び5Bを容体部2Aのほぼ全域に亘つて形成する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、少なくともエ
ンボス部4を形成する領域部分に複数本の溝5A及び5
Bを形成してあれば良く、形成場所としては容体部2A
のほぼ全域に限らない
【0028】さらに上述の実施形態においては、容体部
2Aの側壁及び底面に縦横に伸びる溝5A及び5Bを設
ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、こ
れら溝を一切有しないものについても適用し得る。
【0029】また上述の実施形態においては、容体部2
Aに設けられた段部4A〜4Dの1辺の長さで定まる複
数種類の電子部品を収納する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、図5に示すような予備部品11を
用いてこれら段部4A〜4Dの1辺で定まる大きさの電
子部品以外を収納できるようにしても良い。ここで予備
部品11としてはその外形形状が段部4A〜4Dのいず
れかで定まる大きさに一致し、かつ内周部分における凹
部11Aの形状が任意の形状のものを用いれば良い。こ
のようにすれば任意の大きさの電子部品を収納できる。
【0030】さらに上述の実施形態においては、この電
子部品搬送体1をより多くの電子部品で用いるためエン
ボス部4内の形状に合わせて予備部品11を用意する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図
6に示すようにエンボス部4の内形形状とほぼ同じ外形
形状を有し、かつ内部にこれらと異なる間隔で段部12
A〜12Dを有する予備部品12を用意しても良い。こ
のようにすれば一段と多くの種類の電子部品に対応する
電子部品搬送体1を実現することができる。
【0031】また上述の実施形態においては、蓋部2B
の凸パターン6として各段部が対向する容体部2Aの各
段部と平行になるものについて述べたが、本発明はこれ
に限らず、図7に示すように段面が波型に湾曲するよう
な形状をもつものについても適用し得る。また図3及び
図7では、深さ方向に折曲部を有する凸パターンについ
て述べたが、本発明はこれに限らず、図8に示すように
面方向に屈曲部を有する凸パターンについても適用し得
る。この際、蓋部2Bの屈曲部を深さ方向に対して螺旋
状に形成しておけば十分な柔軟性と金型からの離脱性の
両立を実現することができる。
【0032】さらに上述の実施形態においては、蓋部2
Aに形成する凸パターンの形状として中央部ほど深さ方
向に突き出るパターンを採用する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、図9に示すように電子部品
と当接する底面部13をほぼ平面状に形成し、さらにこ
れら底面部13の下面(すなわち容器2の内周側)に突
出する格子状の突起13Aを設けるようにしても良い。
この構成の蓋部2Aを用いれば、図10に示すように、
パツケージの片面に電極(バンプ)14がアレー状に配
列される電子部品15、いわゆるBGA(ball grid ar
ray )型のICについても各電極14を傷付けることな
く収納できる電子部品搬送体1を実現することができ
る。
【0033】また上述の実施形態においては、容器2内
に電子部品を1個収納する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、2個以上の電子部品を収納する場合
にも適用し得る。この際、同時に収納される電子部品と
電子部品との間にはクツシヨン材を挿入する。さらに上
述の実施形態においては、主にQFP型ICを収納する
電子部品搬送体について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、SOP(Small Out line Package)型のICを収納
する電子部品搬送体に適用し得る。
【0034】さらに上述の実施形態においては、主にI
Cを収納するのに用いられる電子部品搬送体について述
べたが、本発明はこれに限らず、コネクタ等を始め各種
の電子部品を収納する電子部品搬送体に適用し得る。さ
らに上述の実施形態においては、容器2(容体部2A及
び蓋部2B)と保護筺体3(容体部3A及び蓋部3B)
をフイルム状の合成樹脂材を熱変形させることにより一
体成形する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、電子部品搬送体は他の手法を用いて形成しても良
い。
【0035】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、電子部品
を収納する電子部品搬送体において、電子部品を収納す
るのに用いられる容器と、この容器を収納する保護筺体
とを一部連結したものを電子部品搬送体として用いるこ
とにより、容器を保護筺体に収納する際に容器の大きさ
に見合つた大きさの保護筺体をその都度探す手間を省き
得る。これにより電子部品の保護に優れ、かつ収納時の
作業効率に優れた電子部品搬送体を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品搬送体の構成を示す平面
図である。
【図2】電子部品搬送体の容器側容体部の構成を示す斜
視図である。
【図3】図1の電子部品搬送体のうち容器部分の構成の
説明に供する端面図である。
【図4】図1の電子部品搬送体に電子部品を収納したと
きの状態を示す端面図である。
【図5】予備部品の構成を示す斜視図である。
【図6】予備部品の構成を示す端面図である。
【図7】電子部品搬送体のうち容器側蓋部の構成例を示
す端面図である。
【図8】電子部品搬送体のうち容器側蓋部の構成を示す
端面図である。
【図9】蓋部に形成された突起部の構成を示す平面図で
ある。
【図10】図9の蓋部を有する電子部品搬送体の使用例
を示す端面図である。
【符号の説明】
1……電子部品搬送体、2……容器、2A……容体部、
2B……蓋部、3……保護筺体、3A……容体部、3B
……蓋部、4……凹部、4A、4B、4C、4D……段
部、4E……防御壁、5A、5B……溝、6……凸パタ
ーン、7……連結部、8……凹部、8A……繰り返しパ
ターン、8B……突起、9……凹部、9A……繰り返し
パターン、9B……凸パターン、10、15……電子部
品、11、12……予備部品、11A……凹部、12A
〜12D……段部、13……底面部、14……電極。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品の搬送に使用される電子部品搬送
    体において、 上記電子部品に対応した大きさの凹部が形成された第1
    の容体部と、当該凹部の開口を塞ぐ際、上記凹部に収納
    された上記電子部品を上記容体部の底面に押しつけるよ
    うに付勢する第1の蓋部とを有する容器と、 上記容器に対応する大きさの凹部が形成された第2の容
    体部と、当該凹部の開口を塞いで上記容器を上記凹部内
    に収納する第2の蓋部と、上記第2の容体部又は上記第
    2の蓋部の一部と上記容器の一部とを連結する連結部と
    を有する保護筺体とを具えることを特徴とする電子部品
    搬送体。
  2. 【請求項2】上記第2の容体部の凹部には側面に沿つて
    凹凸が連続する補強パターンが形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の電子部品搬送体。
  3. 【請求項3】上記第2の容体部及び上記第2の蓋部の底
    面にはそれぞれ補強パターンが形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載の電子部品搬送体。
  4. 【請求項4】上記第1の容体部における上記凹部には大
    きさの異なる電子部品に対応し得るように複数の段部が
    階段状に設けられてることを特徴とする請求項1に記載
    の電子部品搬送体。
  5. 【請求項5】上記第1の蓋部には、上記第1の容体部の
    開口を塞ぐ際に、上記第1の容体部に形成された凹部の
    深さ方向に対して弾力をもつて縮む得る上記凹部の深さ
    方向に突き出た突起部が形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の電子部品搬送体。
  6. 【請求項6】上記第1の容体部のうち少なくとも凹部を
    形成する側壁又は底面の領域部分に複数の溝又は突起が
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子
    部品搬送体。
  7. 【請求項7】上記第1の蓋部のうち上記突起部を構成す
    る底面はほぼ平坦に形成されており、かつ当該底面には
    電子部品の電極の配置に応じた窪みが形成されているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の電子部品搬送体。
  8. 【請求項8】上記突起部は複数の段部から形成されてお
    り、当該各段部の内周側角部には上記突起部の縮む得る
    方向に突出する屈曲部が設けられていることを特徴とす
    る請求項5に記載の電子部品搬送体。
  9. 【請求項9】上記突起部は複数の段部から形成されてお
    り、当該各段部と段部を繋ぐ上記突起部の側壁部分には
    上記突起部の縮む得る方向に対して直交する方向に突出
    する屈曲部が設けられていることを特徴とする請求項5
    に記載の電子部品搬送体。
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