JPH0966262A - 加工性および加工後の耐食性に優れた有機複合被覆鋼板の製造方法 - Google Patents

加工性および加工後の耐食性に優れた有機複合被覆鋼板の製造方法

Info

Publication number
JPH0966262A
JPH0966262A JP7223522A JP22352295A JPH0966262A JP H0966262 A JPH0966262 A JP H0966262A JP 7223522 A JP7223522 A JP 7223522A JP 22352295 A JP22352295 A JP 22352295A JP H0966262 A JPH0966262 A JP H0966262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
steel sheet
wax
temperature
organic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7223522A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kusakabe
隆 宏 日下部
Shigeko Sujita
田 成 子 筋
Kyoko Hamahara
原 京 子 浜
Kazuo Mochizuki
月 一 雄 望
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP7223522A priority Critical patent/JPH0966262A/ja
Publication of JPH0966262A publication Critical patent/JPH0966262A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C28/00Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C2/00Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor
    • C23C2/26After-treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C26/00Coating not provided for in groups C23C2/00 - C23C24/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C28/00Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D
    • C23C28/30Coatings combining at least one metallic layer and at least one inorganic non-metallic layer

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決方法】亜鉛系合金めっきを施した鋼板の表面に、
Cr6+量が全Cr量に対して70%以下で、付着量がC
r換算で5〜500mg/m2 のシリカ添加クロメート
を施し、該クロメート被膜の上層に付着量が乾燥重量で
0.1〜3g/m2 である、水分散性シリカおよび水分
散性炭化水素系ワックスおよび水性有機樹脂を配合して
なる樹脂を塗布後、該鋼板を5℃/秒以下の昇温速度で
炭化水素系ワックスの軟化点より5℃以上低い温度まで
昇温し、その後、該鋼板を冷却させることなく、6℃/
秒以上の昇温速度で、炭化水素系ワックスの軟化点以上
の焼付け温度まで昇温し、焼付ける有機複合被覆鋼板の
製造方法。 【課題】優れた加工性および加工後耐食性を有し、スポ
ット溶接性にも優れる有機複合被覆鋼板を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に自動車車体用
鋼板としてプレス成形して用いられる加工性および加工
後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車車体の高耐食性化に対する強い社
会的要請に応えて、冷延鋼板面上に亜鉛または亜鉛系合
金めっきを施した表面処理鋼板の自動車車体への適用が
近年拡大している。
【0003】これらの表面処理鋼板としては、溶融亜鉛
めっき鋼板、合金化溶融亜鉛めっき鋼板、電気亜鉛めっ
き鋼板、および電気亜鉛系合金めっき鋼板などが挙げら
れる。さらに近年では、車体組立後に行われる塗装が十
分に行き渡らない車体内板の袋構造部や曲げ加工部(ヘ
ミング部)で、より高度な耐食性が要求されつつある。
【0004】このような用途に対応する自動車用鋼板と
して、例えば特開昭57−108292号公報や特開昭
58−224174号公報等では、亜鉛および亜鉛系合
金めっき鋼板上にクロメートおよび有機高分子樹脂層を
施した有機複合被覆鋼板が提案されている。これらはい
ずれも水溶性あるいは水分散有機樹脂と水分散シリカゾ
ルを含有した塗料をクロメート処理した亜鉛系めっき鋼
板の上層に塗布して、高耐食性を発現することを目的と
しているが、次のような問題点を有していた。
【0005】(1)水可溶成分が成膜後も被膜中に残存
するために、耐クロム溶出性に劣り、化成処理時にクロ
ムが溶出して環境汚染の原因となる。 (2)アルカリ脱脂時に樹脂層の剥離を生じ、耐食性の
劣化を招く。 (3)腐食環境下において樹脂層内に水分が侵入し、可
溶性成分が溶解して高アルカリ性になるために、樹脂層
/クロメート間の密着性が劣化する。
【0006】このような問題点を解決するために、有機
溶剤中でシリカ表面を有機置換した疎水性シリカとエポ
キシ樹脂等を配合した塗料組成物を用いる方法が特開昭
63−22637号公報に提案されている。この場合、
シリカゾルと有機樹脂との相溶性は確保され、また優れ
た塗装後密着性が得られるものの、塗膜の可とう性が十
分でないため、プレス加工等による成形加工時に加工部
塗膜層に損傷が生じ、この部分の耐食性が劣化するとい
う問題点が指摘されている。
【0007】こういった加工後の耐食性が劣るという問
題点については、ウレタン系樹脂およびシリカを主成分
とする被膜層を設ける方法が特開昭62−289274
号公報に提案されている。この場合、加工性に対して若
干の改善効果は得られるものの、より厳しい加工を施す
とやはり耐食性が劣化するという問題があった。特に、
水性樹脂を用いる場合は、水分散シリカとの組合せによ
っては、相容性が得られず、塗料化できないという問題
があった。
【0008】一方、家電製品用の耐指紋鋼板として、亜
鉛系合金めっき鋼板にクロメート被膜を形成し、カルボ
キシル化ポリエチレン系樹脂ディスパージョンとコロイ
ダルシリカからなる水性液を塗布乾燥させて被膜を形成
する方法が特開昭61−36587号公報、特開平1−
44387号公報に提案されている。この場合、塩水噴
霧試験で評価されているが、自動車用鋼板として使用さ
れる場合の環境に近い耐食性試験においてはこれらの方
法では耐食性が不十分であるという問題があった。ま
た、スポット溶接性に関しても、実車組立環境での試験
では優れた性能を得ることができなかった。
【0009】また、現在使用されている塗料は有機溶剤
系が主流であり、この芳香族炭化水素系溶剤は、主とし
て光オキシダント発生要因として有害物質の一つとさ
れ、米国や欧州を中心にして、地球環境保全のために排
出規制が実施されつつあるといった問題もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来技術の種々の問題を解決しようとするもので、
特に加工性ならびに加工後耐食性に優れた製造工程にお
いて地球環境を汚すことのない有機複合被覆鋼板を提供
しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの従来
技術における問題点を解決するべくなされたもので、水
分散シリカと水性有機樹脂の種々組合せによる水性塗料
について詳細な検討を行った結果、水性有機樹脂と水分
散性シリカを組合せることによって、上記(1)〜
(3)の問題点の解決が可能であり、さらにワックスを
樹脂塗料中に配合し、樹脂層を形成させるにあたって、
まず、鋼板の到達温度が、ワックスの軟化点以下の温度
になるように焼付け、さらにその後直ちに、鋼板の到達
温度がワックスの軟化点温度以上になるように焼付ける
ことによって、加工性のみならず加工後耐食性も著しく
向上することができることを見いだし、本発明に到った
ものである。
【0012】すなわち、本発明は、亜鉛または亜鉛系電
気めっきを施した鋼板の表面にCr 6+量が全Cr量に対
して70%以下で、付着量がCr換算で5〜500mg
/m 2 のシリカ添加クロメート被膜を有し、該クロメー
ト被膜の上層に付着量が乾燥重量にして、0.1〜3g
/m2 である、主として水分散性シリカおよび水分散性
炭化水素系ワックスおよび水性有機樹脂を配合してなる
樹脂層を形成させるにあたって、まず、図1に示したよ
うに、鋼板の温度を、昇温速度が5℃/秒以下で、かつ
炭化水素系ワックスの軟化点より5℃以上低い温度まで
昇温し、その後、鋼板を冷却させることなく、鋼板の昇
温速度が6℃/秒以上で、炭化水素系ワックスの軟化点
以上の最高到達温度になるように焼付けて製造されるこ
とを特徴とする加工性および加工後耐食性に優れた有機
複合被覆鋼板およびその製造方法を提供するものであ
る。
【0013】ここで、有機樹脂塗料を構成する水性有機
樹脂が、アニオン系またはノニオン系水性有機樹脂であ
る上記の加工性および加工後耐食性に優れた有機複合被
覆鋼板の製造方法が好ましい。また、有機樹脂塗料を構
成する水性有機樹脂が、焼付け後の有機樹脂被覆皮膜の
伸び50〜1000%、かつ、引張り強度が200kgf/
cm2 以上であるアニオン系水性ウレタン有機樹脂である
上記の加工性および加工後耐食性に優れた有機複合被覆
鋼板の製造方法がよい。また、前記水分散性シリカが、
平均粒子径0.005〜2μmである上記の加工性およ
び加工後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板の製造方法が
好ましい。
【0014】さらに、前記水分散性シリカと前記水性有
機樹脂の乾燥重量比率が、樹脂100重量部に対してシ
リカ10〜60重量部であり、有機樹脂塗料中における
水分散性炭化水素系ワックスと水性有機樹脂の乾燥重量
比率が、樹脂100重量部に対して炭化水素系ワックス
1〜200重量部である上記の加工性および加工後耐食
性に優れた有機複合被覆鋼板の製造方法がよい。また、
水分散性炭化水素系ワックス成分が、ポリエチレン系ワ
ックスであり、該ポリエチレン系ワックスの分子量が5
00〜5000で、融点が50℃〜150℃である上記
の加工性および加工後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板
の製造方法が好ましい。
【0015】
【発明の作用】以下に、本発明をさらに詳細に説明す
る。本発明の鋼板用の素材としては、亜鉛または亜鉛系
合金めっき鋼板を用いる。この鋼板に施されるめっきの
種類としては、純亜鉛めっき、Zn−Ni合金めっき、
Zn−Fe合金めっき、Zn−Cr合金めっきなどの二
元系合金めっき、Zn−Ni−Cr合金めっき、Zn−
Co−Cr合金めっきなどの三元系合金めっきなどを含
み、またZn−SiO2 めっき、Zn−Co−Cr−A
2 3 めっきなどの複合分散めっきを広く包含する。
これらのめっきは電気めっき法、溶融めっき法、あるい
は気相めっき法によって施される。
【0016】これらの亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼板
の上に、後述の有機高分子樹脂層との密着性を向上さ
せ、また耐食性を付与するためにクロメート処理を行
う。クロメート付着量としてはCr換算で5〜500m
g/m2 、好ましくは10〜150mg/m2 の範囲と
する。Cr付着量が5mg/m2 未満では、耐食性が不
十分であるだけでなく、樹脂層との密着性も劣るので好
ましくない。500mg/m2 を越えても、これ以上の
耐食性改善効果がなく、また絶縁被膜としての抵抗が高
まり、スポット溶接性および電着塗装性を損なうので好
ましくない。
【0017】このようなクロメート処理は、ロールコー
ターなどを用いる塗布型クロメート法、電解型クロメー
ト法、反応型クロメート法などのいずれの方法によって
も良い。また、クロメート中のCr6+比率は全Cr量に
対して70%以下とする。好ましくは50%以下10%
以上である。クロメート中に添加するシリカは、液相シ
リカ、気相シリカなどが挙げられるが、クロメートとの
相溶性が保たれるものであればどれも好適に使用できる
が、Cr6+量が70%を超えるとアルカリ脱脂時の耐ク
ロム溶出性が劣化する。クロメート中へのシリカの添加
量は、全Cr量に対して50〜300%好ましくは10
0〜200%であり、特に平均粒子径0.1〜1.0μ
mのヒュームド(気相)シリカが好ましい。
【0018】さらに該クロメート被膜の上層に水分散性
シリカとアニオン系水性有機樹脂、ノニオン系水性有機
樹脂、アニオン系水性ウレタン樹脂等の水性有機樹脂
に、水分散性炭化水素系ワックスを含有させた水性有機
塗料を塗布焼付し、有機複合被覆を施す。
【0019】有機樹脂の水性化の方法は、樹脂骨格中に
親水基を導入した水溶解型と水分散型樹脂、あるいは強
制乳化法によるエマルジョン型樹脂が使用できる。強制
乳化法によるエマルジョン型樹脂は乳化剤が残存するこ
と、一方、水溶解型樹脂は低分子量であることに起因す
る耐食性不足が懸念されるためにより好適には水酸基ま
たはその他の活性水素を、樹脂骨格に多く導入させて水
分散型とした水分散型樹脂が使用できる。また、水分散
型で乳化剤を含有した樹脂も好適に使用可能である。
【0020】本発明に用いられる水性有機樹脂と水分散
性炭化水素系ワックスに関して詳細な検討を行った結
果、水性有機樹脂としてアニオン系水性有機樹脂または
ノニオン系水性有機樹脂が好適に使用できることを知見
した。
【0021】アニオン系水性有機樹脂とは、樹脂骨格中
にアニオン系の親水性基を、ノニオン系水性有機樹脂と
はノニオン系の親水基を導入した水性有機樹脂である。
アニオン系の親水性基とは、カルボキシル基、スルフォ
ン酸基あるいはリン酸エステル基など、ノニオン系の親
水性基とはポリエチレングリコール、水酸基、アミド
基、メチロール基等が挙げられる。本発明では、これら
のアニオン系親水性基あるいはノニオン系親水基を樹脂
中に導入した有機樹脂とする。アニオン系水性有機樹脂
あるいはノニオン系水性有機樹脂を使用するのは、塗料
中において水分散性シリカゾルは負の電荷を持ち分散し
ているため、カチオン系水性樹脂では、電気的反発がな
くなり、塗料がゲル化するために鋼板上に塗料を塗布す
ることが困難になるためである。
【0022】アニオン系またはノニオン系の親水性基を
導入し水性化した有機樹脂であれば組合わせる樹脂の種
類は特に限定しない。例えば、アクリル樹脂、エポキシ
樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂等あるいはこ
れら樹脂の組合せによる樹脂骨格を一部変性した有機樹
脂(例えばエポキシ変性ウレタン樹脂、ウレタン変性エ
ポキシ樹脂、アクリル変性エポキシ樹脂等)が好適に使
用できる。
【0023】さらに、本発明に用いられる水性有機樹脂
として、アニオン系水性ウレタン樹脂も好適に使用でき
る。ウレタン系樹脂とはウレタン結合を多数分子内に有
する高分子化合物であり、樹脂骨格の一部をアクリル、
エポキシ、アルキッド、エステルなどで変性したものも
好適に使用できる。さらに、本発明における水性有機樹
脂塗料では、製造条件に応じた架橋剤が配合されても良
い。また、顔料、乳化剤、溶接性改善のための導電剤等
が配合されていてもよい。
【0024】本発明においては、アニオン系、ノニオン
系および/またはアニオン系ウレタン水性有機樹脂に水
分散系シリカを配合し防食効果を向上させる。該水性有
機樹脂と水分散シリカとの配合比は、樹脂固形分100
重量部に対して、固形分にしてシリカ10〜60、好ま
しくは20〜50重量部の範囲がよい。10重量部より
シリカ配合量が少ないと防食効果が期待できず、また6
0重量部よりシリカ配合量が多いと不導体であるシリカ
のために絶縁抵抗が上昇しスポット溶接性が著しく劣化
してしまう。
【0025】使用するシリカは、該水性有機樹脂との相
容性があり、耐食性に寄与するものであれば特に限定す
るものではないが、平均粒子径0.005〜2、好まし
くは0.1〜2μmである水分散シリカが、耐食性、加
工性、加工後耐食性、スポット溶接性等に優れ好適に使
用できる。
【0026】さらに、水分散シリカを含有させた水性有
機樹脂塗料に、水分散性炭化水素系ワックスを含有さ
せ、加工性ならびに加工後耐食性を向上させる。炭化水
素系ワックスとしては、ポリエチレンワックス、パラフ
ィンワックス、モンタン酸エステルワックス、マイクロ
クリスタリンワックス等が例示され、水分散性とするに
は溶媒置換して水分散型とし、またはこれに乳化剤を加
えて水分散性としてもよい。水分散性炭化水素系ワック
スは、水性有機樹脂100重量部(固形分)に対し、固
形分で1〜200、好ましくは10〜50重量部の割合
で配合するとよい。1重量部よりワックス配合量が少な
いと加工性向上効果が期待できず、また200重量部よ
りワックス配合量が多いと加工性は向上するが、塗布し
た樹脂層中に含まれるバインダーとしての役割を担うウ
レタン樹脂の量が少なくなり、加工後耐食性ならびに耐
水二次密着性が著しく損なわれる。
【0027】また、シリカおよびワックスを配合した水
性有機樹脂塗料を、鋼板上に形成させるにあたって、ま
ず、鋼板の温度を、昇温速度が5℃/秒以下で、かつ有
機樹脂塗料中に使用した炭化水素系ワックスの軟化点よ
り5℃以上低い温度になるまで昇温し、ワックスの表面
への濃化、凝集を促し、その後、鋼板を冷却させること
なく、鋼板の昇温速度が6℃/秒以上で、炭化水素系ワ
ックス軟化点以上の最高到達温度になるように焼付ける
のは、以下の根拠からである。
【0028】図2(a)に示すように、ワックスは、樹
脂層の表面に濃化しており、特にワックスが樹脂層から
突出している場合に、最も潤滑効果を発揮しやすいこと
が、特開平03−16726等に示されている。しか
し、樹脂層からワックスが突出していても、図2(b)
の場合のようにワックスが均一に分散している場合に
は、ウレタン樹脂層の上層にワックス層があるような構
造をとるために、樹脂層の絶縁抵抗が上昇する結果とな
り、スポット溶接性が劣化する、またバインダー樹脂と
してのウレタン樹脂と樹脂層の上に形成される電着塗料
との接触が、ワックス層によって阻害されるために、耐
水二次密着性が劣化する等の問題があった。
【0029】そこで、ワックスが樹脂層から突出する形
態の詳細な検討を行った結果、ワックスは均一に分散し
ているよりも、図3に示すように、ある程度ワックスが
凝集してワックスコロニーを形成して樹脂層から突出し
ていると、摺動が加わる際、ワックスコロニーが樹脂層
から突出しているため優先的に摺動に関わり接触面積を
軽減させて、加工性および加工後耐食性向上効果が著し
いことがわかった。
【0030】さらに、ワックスの焼付け温度とワックス
コロニーの形成について、詳細な研究を行ったところ、
図4に示したように、鋼板の温度を、鋼板の昇温速度が
5℃/秒以下で、かつ炭化水素系ワックスの軟化点より
5℃以上低い温度になるように昇温させることによっ
て、まずワックスを表面へ濃化、突出、さらに凝集を促
し、その後、鋼板を冷却させることなく、鋼板の昇温速
度が6℃/秒以上で、炭化水素系ワックス軟化点温度以
上の最高到達温度になるように焼付けることによってワ
ックスコロニーを形成させることができることを発見す
るに到った。
【0031】使用する炭化水素系ワックスとしては、ポ
リエチレンワックス、パラフィンワックス、マイクロク
リスタリンワックス、モンタン酸エステルワックス等が
例示され、これらを水分散させて用いることができる
が、水分散性ポリエチレンワックスが好適である。ま
た、ポリエチレンワックスの分子量は500〜5000
で、該ポリエチレンワックスの融点が50〜150℃で
ある場合に、加工性および加工後耐食性向上効果が顕著
である。該ポリエチレンワックスの分子量が500〜5
000であると、ワックス含有樹脂塗料を鋼板上に塗布
する場合、鋼板の到達温度が、ワックス軟化点以下の温
度になるように焼付け、その後鋼板の到達温度がワック
ス軟化点以上の温度になるように焼き付ると、ワックス
コロニーが形成され、加工性向上効果があり、有機樹脂
層としての絶縁被膜抵抗が小さく、電着塗装性も損なわ
れないので好ましい。
【0032】さらに、該ポリエチレンワックスの軟化点
温度が50℃より低いと、夏期などにおいての気温上昇
によって鋼板温度が上昇した場合、鋼板上に形成させた
樹脂層中のワックス成分が溶融してしまい、積み重ねた
状態やコイルに巻いた状態において鋼板同士が融着す
る、また、加工を行う際に塗布するプレス油中に、溶融
したワックスが溶け出してしまい、摺動性向上効果が失
われてしまう、さらに、ワックスの軟化点温度が150
℃より高いと、加工を受け摺動面の温度が上昇してもワ
ックスが軟化しないので摺動性向上効果は期待できな
い。
【0033】鋼板の温度を、昇温速度5℃/秒以下とし
たのは、昇温速度を5℃/秒より大きくした場合、鋼板
温度が、ワックス軟化点温度付近に到るまでの時間が短
く、ワックスの濃化およびコロニー形成が不十分で、摺
動性向上効果が小さくなるためである、さらに、ライン
で製造する際の生産性を考慮すると、昇温速度は1以上
5℃/秒以下が好ましい。また、ワックス軟化点以上の
最高到達温度になるように焼付ける場合の昇温速度を6
℃/秒以上に設定したのは、昇温速度が6℃/秒未満で
あると、最高到達温度に到るまでに要する時間が長くな
るため、ラインで製造する際には、ラインスピードを落
として焼付け炉中に滞在する時間を長くとらなければな
らないために、生産性が落ちるという欠点があるためで
ある、さらに、製造ラインにおける焼付け炉の使用可能
温度、および生産コストの面から昇温速度は、1℃〜2
0℃/秒、特に15℃/秒以下が好ましい。
【0034】以上のように配合してなる本発明の樹脂組
成分をめっき鋼板のクロメート被膜の上部に被覆する方
法は、ロールコート、スプレー、シャワーコート等いず
れであってもよく、また、乾燥のための加熱処理の板温
としては、100〜200℃あればよいが、とりわけ1
60℃以下の温度でも充分に乾燥するので、鋼板のBH
性(耐焼付け硬化性)を損なわない著しい効果が得られ
る。
【0035】樹脂組成物の乾燥膜厚、すなわち固形被膜
の付着量としては、0.1〜3.0g/m2 である必要
があり、とりわけ0.5〜2.0g/m2 が好ましい。
0.1g/m2 未満においては充分な耐食性が得られ
ず、また、3.0g/m2 を超えてはスポット溶接性が
劣化し好ましくない。
【0036】以上のような処理は、その用途に応じて片
面のみが被覆されてあっても両面被覆であってもよい。
【0037】
【実施例】次に本発明の効果を実施例および比較例に基
づいて具体的に説明する。表1に示す各種の両面亜鉛系
めっき鋼板(板厚0.80mm)に、脱脂後ロールコー
ターを用いてCr6+/全Cr=50%、全Cr比にして
200%のシリカを添加した、塗布型クロメートを表6
に示す各種付着量にて施し、最高到達温度130℃で焼
付けた。次に、表2〜4に示す種々の水性有機樹脂、平
均粒子径の異なる各種シリカ、およびワックスを混合す
ることにより調整した表5に示す塗料No.の塗料をロ
ールコーターで塗布した。その後、それぞれ鋼板を、表
6に示す、昇温速度I(焼付け温度Iまでの昇温速
度)、焼付け温度I(初期の焼付け温度でワックス軟化
点以下の焼付け温度)、昇温速度II(焼付け温度IIまで
の昇温速度)、焼付け温度II(最高到達温度)のそれぞ
れの条件で焼付け、直ちに水冷、乾燥させた。実施例、
比較例ともに、これらの有機複合被覆鋼板製品の性能評
価のために次のような試験を行った。
【0038】<平板耐食性>5%NaCl水溶液噴霧
(35℃)4時間、乾燥(60℃)2時間、湿潤環境
(RH95%)(50℃)2時間を1サイクルとする複
合サイクル腐食試験に供し、200サイクルでの試験片
の赤錆発生状況を観察した。平板耐食性の評価基準は以
下に示す。 ◎:赤錆発生なし ○:赤錆発生面積率 10%未満 △:赤錆発生面積率 10以上20%未満 ×:赤錆発生面積率 20%以上
【0039】<加工後耐食性>円筒絞り試験(絞り比:
2.0、しわ押さえ圧1000kg)を行った試験片を
5%NaCl水溶液噴霧液(35℃)4時間、乾燥(6
0℃)2時間、湿潤環境(RH95%)(50℃)で2
時間を1サイクルとする複合サイクル腐食試験に供し、
100サイクルでの試験片の赤錆発生状況を観察した。
評価基準は以下に示す。 ◎:赤錆発生なし ○:赤錆発生面積率 10%未満 △:赤錆発生面積率 10以上20%未満 ×:赤錆発生面積率 20%以上
【0040】<加工性>各試験片(90mmφ)を径5
0mmφ、深さ25mmの円筒絞り加工(しわ押さえ圧
=1000kg)し、加工部をセロテープ剥離し、被膜
剥離量(mg/円筒)を測定した。評価基準は以下に示
す。 ◎:被膜剥離量:1mg未満 ○:被膜剥離量:1以上2mg未満 △:被膜剥離量:2以上5mg未満 ×:被膜剥離量:5mg以上
【0041】<耐クロム溶出性>脱脂、水洗、表面調
整、化成処理の4工程を行い、処理後のクロム付着量の
変化を蛍光X線分析により測定した。評価基準は以下に
示す。 ○:1mg/m2 未満 △:1以上2mg/m2 未満 ×:2mg/m2 以上
【0042】<スポット溶接性>先端6mmφのAl2
3 分散銅合金製の溶接チップを用い、加圧力200k
gf、溶接電流9kA、溶接時間10Hzで連続溶接を
行い、ナゲット径が基準径を下回るまでの連続溶接打点
数を測定した。評価基準は以下に示す。 ◎:3000点以上 ○:2000以上3000点未満 △:1000以上2000点未満 ×:1000点未満 *本発明における、各性能評価基準は「○」以上を性能
良好とする。
【0043】
【0044】 *表中の下線は、本発明の請求範囲外のものである。
【0045】 *表中の下線は、本発明の請求範囲外のものである。
【0046】 *表中の下線は、本発明の請求範囲外のものである。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】
【0051】
【表5】
【0052】
【表6】
【0053】
【表7】
【0054】
【表8】
【0055】
【表9】
【0056】
【表10】
【0057】
【表11】
【0058】
【表12】
【0059】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明方
法によれば、水性塗料を使用して優れた加工性、加工後
耐食性、耐クロム溶出性、およびスポット溶接性を有す
る有機複合被覆鋼板を得ることができ地球環境を汚すこ
とがない。従って、本発明の有機複合被覆鋼板は、自動
車車体用をはじめとして、同様の品質特性を期待される
広範囲の用途に使用することができるので、工業的価値
は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 焼付け時における、鋼板の昇温パターンの概
念を示す図である。
【図2】 (a)ワックスが樹脂層から突出している状
態を示した模式図と、(b)ワックスが樹脂層上に均一
に突出している状態の模式図である。
【図3】 樹脂層上にワックスコロニーが分布している
状態を示した模式図である。
【図4】 焼付け時の昇温速度の最適領域を示したグラ
フである。
【符号の説明】
1 クロメート 2 樹脂層 3 ワックス 4 ワックスコロニー 5 めっき層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜 原 京 子 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 望 月 一 雄 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】亜鉛または、亜鉛系合金めっきを施した鋼
    板の表面に、Cr6+量が全Cr量に対して70%以下
    で、付着量がCr換算で5〜500mg/m2 のシリカ
    添加クロメートを施し、該クロメート皮膜の上に、水分
    散性シリカおよび水分散性炭化水素系ワックスおよび水
    性有機樹脂を配合してなる有機樹脂塗料を塗布後、該鋼
    板を5℃/秒以下の昇温速度で炭化水素系ワックスの軟
    化点より5℃以上低い温度まで昇温し、その後、該鋼板
    を冷却することなく、6℃/秒以上の昇温速度で、炭化
    水素系ワックスの軟化点以上の焼付け温度まで昇温し、
    焼付け、付着量が乾燥重量で0.1〜3g/m2 の有機
    複合樹脂層を形成させたことを特徴とした有機被覆鋼板
    の製造方法。
  2. 【請求項2】有機樹脂塗料を構成する水性有機樹脂が、
    アニオン系またはノニオン系水性有機樹脂である請求項
    1に記載の加工性および加工後耐食性に優れた有機複合
    被覆鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】有機樹脂塗料を構成する水性有機樹脂が、
    焼付け後の有機樹脂被覆皮膜の伸び50〜1000%、
    かつ、引張り強度が200kgf/cm2 以上であるアニオン
    系水性ウレタン有機樹脂である請求項1または請求項2
    に記載の加工性および加工後耐食性に優れた有機複合被
    覆鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】前記水分散性シリカが、平均粒子径0.0
    05〜2μmである請求項1〜3のいずれかに記載の加
    工性および加工後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板の製
    造方法。
  5. 【請求項5】前記水分散性シリカと前記水性有機樹脂の
    乾燥重量比率が、樹脂100重量部に対してシリカ10
    〜60重量部であり、有機樹脂塗料中における水分散性
    炭化水素系ワックスと水性有機樹脂の乾燥重量比率が、
    樹脂100重量部に対して炭化水素系ワックス1〜20
    0重量部である請求項1〜4のいずれかに記載の加工性
    および加工後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】水分散性炭化水素系ワックス成分が、ポリ
    エチレン系ワックスであり、該ポリエチレン系ワックス
    の分子量が500〜5000で、融点が50℃〜150
    ℃である請求項1〜4のいずれかに記載の加工性および
    加工後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板の製造方法。
JP7223522A 1995-08-31 1995-08-31 加工性および加工後の耐食性に優れた有機複合被覆鋼板の製造方法 Withdrawn JPH0966262A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7223522A JPH0966262A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 加工性および加工後の耐食性に優れた有機複合被覆鋼板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7223522A JPH0966262A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 加工性および加工後の耐食性に優れた有機複合被覆鋼板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0966262A true JPH0966262A (ja) 1997-03-11

Family

ID=16799467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7223522A Withdrawn JPH0966262A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 加工性および加工後の耐食性に優れた有機複合被覆鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0966262A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011016341A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Furukawa-Sky Aluminum Corp アクリル系樹脂プレコート金属板
KR20190077670A (ko) * 2017-12-26 2019-07-04 주식회사 포스코 내슬립성이 우수한 금속 표면처리 조성물 및 이를 적용한 금속재

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011016341A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Furukawa-Sky Aluminum Corp アクリル系樹脂プレコート金属板
KR20190077670A (ko) * 2017-12-26 2019-07-04 주식회사 포스코 내슬립성이 우수한 금속 표면처리 조성물 및 이를 적용한 금속재
WO2019132325A1 (ko) * 2017-12-26 2019-07-04 주식회사 포스코 내슬립성이 우수한 금속 표면처리 조성물 및 이를 적용한 금속재

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20190082862A (ko) 표면 처리 강판 및 도장 부재
JPH0692567B2 (ja) 溶接可能な防錆潤滑性被覆形成性組成物及びこれを用いた表面処理鋼板の製造方法
US5294485A (en) Organic composite coated steel strip having improved corrosion resistance and weldability
EP0119608A2 (en) Coating composite for extended corrosion resistance
US5514483A (en) Organic composite coated steel plates having improved corrosion resistance in as-worked state
JP2690629B2 (ja) 耐食性およびスポット溶接性に優れた有機複合被覆鋼板
JP2001105528A (ja) リン酸亜鉛複合処理鋼板
JP2834686B2 (ja) 耐クロム溶出性および加工後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板
JPH0966262A (ja) 加工性および加工後の耐食性に優れた有機複合被覆鋼板の製造方法
KR100626417B1 (ko) 도금 금속판용 수계 표면 처리제, 표면 처리 금속판 및 그제조 방법
JPH0994916A (ja) 有機複合被覆鋼板
JPH0565667A (ja) 高性能潤滑めつき鋼板の製造方法
JP3847921B2 (ja) 高耐食性燃料タンク用鋼板
JP2793945B2 (ja) 加工後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板
JP2976405B2 (ja) 耐水二次密着性と加工後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板
JP3458553B2 (ja) 耐水二次密着性と加工後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板
JPH10176281A (ja) 耐水二次密着性と電着塗装性に優れる有機複合被覆鋼板
JPH1016130A (ja) 加工性および加工後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板
JP3503194B2 (ja) 有機複合被覆鋼板
JPH05138805A (ja) 加工後耐食性に優れた有機複合被覆鋼板
JP3934763B2 (ja) 高耐食性燃料タンク用鋼板
JPH09234419A (ja) 耐水二次密着性に優れた有機複合被覆鋼板
JPH0938571A (ja) プレス成形性、鮮映性および耐外面錆性に優れた有機複合被覆鋼板
JP3260904B2 (ja) カチオン電着塗装性と耐食性に優れる有機複合被覆鋼板
JPH07106611B2 (ja) 耐食性および溶接性に優れる有機複合被覆鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105