JPH0965640A - 磁石式チエンベルト - Google Patents

磁石式チエンベルト

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JPH0965640A
JPH0965640A JP24077395A JP24077395A JPH0965640A JP H0965640 A JPH0965640 A JP H0965640A JP 24077395 A JP24077395 A JP 24077395A JP 24077395 A JP24077395 A JP 24077395A JP H0965640 A JPH0965640 A JP H0965640A
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JP
Japan
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magnet
chain belt
magnetic
permanent magnet
ferromagnetic
Prior art date
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Application number
JP24077395A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Kuriyama
義彦 栗山
Kazumi Matsui
一三 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Magnetic Transportation System Engineering Co
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Magnetic Transportation System Engineering Co
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Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, Magnetic Transportation System Engineering Co filed Critical Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁石式チエンベルトに使用する磁石や磁石ユ
ニツトを大きな形状にしなくても大きな磁気吸着力が得
られるようにし、しかも磁石ユニットを簡単な構成によ
りチエン状に強固に連結できるようにした。また、プー
リの回転力を磁石式チエンベルトに円滑に付与できるよ
うにした。 【解決手段】 永久磁石4の磁化方向の両側面にそれぞ
れ強磁性ヨーク5を重ねて磁石ユニット1が形成され、
複数の磁石ユニット1を第1のリンクプレート2と第2
のリンクプレート3により次々に連結してチエン状にし
た。また磁石式チエンベルトに回転力を付与するプーリ
10a、10bは、外周部に突起を有しない円筒状に形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトコンベアな
どの搬送用として、あるいは磁石ベルト輸送システム
(BTM)に使用される磁石式チエンベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チエンに磁石を取付け、磁石の磁
力によりチエンの上に載置した物が移動しないようにし
て、チエンの移動により物を搬送する搬送用の磁石付チ
エンコンベアが知られている。それらの磁石付コンベア
には、単に、チエンの両側に永久磁石を取付けたもの、
あるいは、帯状の鎖を形成する磁性板片に永久磁石を挟
み込むとともに、その磁性板片に孔を設けて組立し易く
したものなどがある。また、車両をレールに沿って走行
させるようにした磁石ベルト輸送システム(BTM)で
も、磁石ベルトが使用されている。その場合、環状のベ
ルトに、その全周にわたって多数の磁石を取付け、ベル
トを車両の下部に設けたプーリに掛け回し、プーリを回
転させることにより磁石ベルトを回転移動させている。
そして、磁石ベルトの磁石が強磁性体からなるレールに
接して移動することにより、レールに対して磁石ベルト
が設けられている車両に推力が生じるようにして車両を
走行させている。
【0003】BTMで使用する磁石ベルトとしては、タ
イミングベルト、またはアタッチメント付チエンに永久
磁石とヨークから構成される磁石ユニットをボルト、か
しめ、またはリベットなどにより固定して利用してい
る。また磁石ユニットとしては、図6に示すように断面
略コの字状のヨーク21が取付けられ、そのヨーク21
の凹部に表面が非磁性体で覆われた永久磁石22が固着
され、永久磁石22の磁化方向は磁気吸着するレール面
23に対して垂直にされ、磁束は図6の矢印Aで示すよ
うになっている。また永久磁石22は、レール面23と
の直接的な接触を防止するために磁気吸着面から少し内
側に離れるように配置され、永久磁石22と磁気吸着面
との間に間隔があけられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の磁石付チエンベ
ルトやBTMで使用している永久磁石は、磁気吸着面に
対して垂直の磁化方向を有しており、また永久磁石は被
磁気吸着物との直接的な接触を防止するために磁気吸着
面から少し間隔を保てるような構成にしている。このよ
うに永久磁石が磁気吸着面に接しないため、永久磁石か
ら発生する磁束は、一部が空気中を通らなければなら
ず、磁石ユニットの磁気吸着時における磁束の利用効率
が悪い。また永久磁石の磁気吸着力を大きくするために
は、磁石や磁石ユニットを全体的に大きくすることが考
えられるが、その場合は重量及び装置全体が大きくなっ
て経済的ではない。そこで本発明は、磁石式チエンベル
トに使用する磁石や磁石ユニットを大きな形状にしなく
ても大きな磁気吸着力が得られるようにし、しかも磁石
ユニットを簡単な構成によりチエン状に連結できるよう
にして、連結強度が大きくしかも軽量の磁石式チエンベ
ルトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成した磁石式チエンベルトであり、それは、永久磁石の
磁化方向の両側面にそれぞれ強磁性ヨークが重ねられて
形成された磁石ユニットと、磁石ユニットの長手方向両
端部に取付けられた第1のリンクプレートと、隣り合う
2つの第1のリンクプレートを連結する第2のリンクプ
レートとを具備するとともに、磁石ユニットの複数が所
定間隔をあけられて次々にリンクプレートを介して連結
されていることを特徴とする。また前記の磁石式チエン
ベルトは、長方形の板状に形成されて磁化方向が厚み方
向に付与された永久磁石と、略板状の強磁性ヨークと、
非磁性体からなる第1のリンクプレートとを具備すると
ともに、第1のリンクプレートの両端は磁石ユニットの
強磁性ヨークの外面から突出するように形成し、かつ永
久磁石が磁気吸着面に対して平行な磁化方向を有すると
ともに、複数の磁石ユニットを平行に配列させた構成に
することができる。
【0006】強磁性ヨークはその外面に垂直な平面で切
断した断面形を略I形に形成し、永久磁石の両側に位置
する一対の強磁性ヨークの断面略I形部の中央凹部間
に、永久磁石を挟み込んだ構成にすることができる。第
1のリンクプレートは、長い板状に形成してその中央部
に凹部を形成し、その凹部に磁石ユニットの長手方向の
両端部を嵌合し、磁石ユニットの強磁性ヨークの断面I
形部の外側凹部を第1リンクプレートの凹部の縁部に係
止させることができる。強磁性ヨークに覆われない永久
磁石の外周部分は、非磁性層により覆うようにしてもよ
い。永久磁石の高さ(h)と残留磁束密度(Br)、お
よび永久磁石の両側面に設けられる強磁性ヨークの幅
(W)と飽和磁束密度(Bss)において、h/W≧B
ss/Brの関係を満足するように構成すれば、永久磁
石からヨークに効率よく磁束を流して磁気吸着力を大き
くすることができる。さらに、前記の磁石式チエンベル
トの両端を第2のリンクプレートを介してピンにより環
状に連結し、その環状のチエンベルトの外周面を強磁性
のレール面に接するように配置させることができる。
【0007】前記の磁石式チエンベルトに回転力を付与
するプーリの外周部は、強磁性材料で円筒状に形成する
ことにより、プーリの回転力を磁石式チエンベルトに円
滑に付与することができる。また磁石式チエンベルトを
構成する磁石ユニットの幅の半分の長さをAとした場
合、プーリの直径Dが、D≧A2 +1の関係を満足する
ように構成すれば、大きな磁気吸着力で磁石式チエンベ
ルトを回転させることができる。
【0008】上記の磁石式チエンベルトでは、永久磁石
の磁化方向が磁気吸着面と平行になるように磁石ユニッ
トが形成されているので、永久磁石と強磁性ヨークとか
らなる磁気回路に空隙を設けることなく配置させること
ができる。このため、永久磁石と強磁性ヨークとレール
または被磁気吸着体となる強磁性体との間で、空気中や
非磁性体中を通すことなく磁束を通すことができ、大き
な磁気吸着力を得ることができる。また、複数の磁石ユ
ニットが平行に所定間隔で配置されて、各磁石ユニット
のの長手方向の両側に第1のリンクプレートが取付けら
れ、隣合う第1のリンクプレートが、第2のリンクプレ
ートを介してピン連結されてチエン状に連結されてお
り、ほぼチエンを構成する部材のみにより磁石式チエン
ベルトを形成できるので、構成がシンプルとなり、しか
も全体の重量が軽量になるとともに連結状態の強度が大
きな構成となる。さらに、BTMの車両に磁石式チエン
ベルトを取付けて、強磁性体レールに対して推力を生じ
させるためには、チエンベルトの両端を第2のリンクプ
レートを介してピン連結させるだけで磁石式チエンベル
トを環状に連結でき、その環状のチエンベルトを車両側
のプーリに掛け回すことにより、小型で大きな磁気吸着
力の推力発生用の磁石ベルトにすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の磁石式チエンベルトを図
1〜3により説明する。図1(a)、図1(b)に示す
ように磁石式チエンベルトBは、磁石ユニット1を2種
類のリンクプレート2、3でチエン状に連結して形成さ
れている。磁石ユニット1は、長方形で板状の永久磁石
4の両側の平面に、それぞれ略板状の強磁性ヨーク5
(例えばSS400 等) が重ねられて全体が図2に示される
ように略直方体状に形成されている。なお、強磁性のヨ
ーク5としては、耐摩耗性の点から、炭素含有量が0.
12〜0.61wt%およびビッカース硬度(Hv)が
115〜300である炭素鋼を用いてもよく、あるいは
表面にビッカース硬度(Hv)が300〜900でかつ
厚みが30〜1000μmの表面硬化層を形成させた炭
素鋼を用いてもよい。
【0010】永久磁石4は、板形状の厚み方向の磁化方
向を有し、公知の希土類磁石により形成するのが好まし
く、特にR−Fe−B系の永久磁石(RはNd、Pr等
の希土類元素の1種以上)で形成するのが好ましい。本
実施例では、Nd−Fe−B系の異方性焼結磁石(日立
金属(株)製HS−37BH)を永久磁石4として使用
した。また、永久磁石4は、エポキシ樹脂およびNi、
Cu、Cr、Al等の公知のメッキの1種または2種以
上からなる耐酸化被膜層で覆われ、酸化防止することが
好ましい。この酸化防止は、永久磁石4としてR−Fe
−B系磁石を適用する場合に特に必要である。本実施例
では永久磁石4の表面に平均膜厚で5μmのCuメッキ
層を形成し、その上に平均膜厚50μmのNiメッキ層
を形成し、さらにその上に平均膜厚40μmのエポキシ
樹脂をコートしている。
【0011】強磁性体(例えば、公知の強磁性鉄鋼材料
を用い得るが、本実施例ではSS400を用いた。)からな
るヨーク5は、永久磁石4の両側平面の全面を覆える形
状の略板状に形成されるとともに、図2(a)に示すよ
うに断面形状が略I形になるように形成されている。そ
して、断面I形の一対のヨーク5の中央凹部間に、永久
磁石4が挟まれて磁石ユニット1に形成され、図2
(a)に示す磁石ユニット1の上下面すなわちヨーク5
の上下面5aおよび5bが磁気吸着面となり、永久磁石
4の磁化方向はその磁気吸着面5aおよび5bと平行に
付与されている。なお、磁石ユニット1の図2(a)の
状態において、永久磁石4の上面と下面と長手方向の両
端面に、ヨーク5に覆われない部分があるが、その覆わ
れない永久磁石4の外面部分が図2(b)に示すように
非磁性の樹脂製(例えばガラス入りPBT;商品名ジュ
ラコン)のカバー6で覆われ、磁気吸着時の衝撃に対し
て保護するとともに、永久磁石4に磁性粉が付着しない
ようにして磁気吸着力の低下を防止している。カバー6
をAl合金や非磁性ステンレス鋼で形成しても、同様の
作用を奏する。また永久磁石4からヨーク5に効率よく
磁束を流して、磁気吸着力を大とするすために、図2
(a)に示す永久磁石4の高さh(mm)と、残留時速
密度Br(T)、およびヨーク5の幅W(mm)と飽和
磁束密度Bss(T)に関し、h/W≧Bss/Brと
なるように構成するのが好ましい。
【0012】上記の複数の磁石ユニット1の各々が、ヨ
ーク5の外面を平行にしかつ所定間隔をあけて次々に配
列され(図1の状態)、各磁石ユニット1の長手方向の
両端にそれぞれ、SUS304等の非磁性ステンレス鋼
やAl合金、高Mn鋼(Mn=5〜30重量%)などの
非磁性体からなる第1のリンクプレート2が取付けられ
る。第1のリンクプレート2は長板状であって、図2
(c)に示されるように中央部に凹部2aを有しその両
外側に孔2bを有しており、凹部2aの縁部が磁石ユニ
ット1の一対のヨーク5の外面(断面I形部の中央凹
部)を挟み込むとともに係止するようにして取付けられ
る。また前記のように配列された磁石ユニット1に取付
けた第1のリンクプレート2のうち隣合うものが、第2
のリンクプレート3を介してピン7(例えば、表面硬度
がビッカース硬度Hvで、Hv≧115となる炭素鋼で
形成することが好ましい。)により図1に示すようにチ
エン状に連結されている。なお、ピン7は磁石ユニット
1の長手方向に差し込まれ、両側の第1のリンクプレー
ト2の前記孔2bに1つのピン7が貫通されてカシメや
止めピンにより抜け止めがされている。第2のリンクプ
レート3は、強磁性体あるいは非磁性体で作成したもの
を適用できるが、本実施例では強磁性体の炭素鋼(例え
ば、SS400 等)を用いている。
【0013】上記のように構成された磁石式チエンベル
トBを、搬送用のベルトコンベアとして適用した実施例
について、図3(a)、図3(b)により説明する。こ
の場合、磁石式チエンベルトBの両端が第2のリンクプ
レート3を介して連結されて環状にされ、搬送位置での
作業台8上に支持枠9が設けられ、その支持枠9に回転
可能に設けた前後2つのプーリ10a、10bに環状の
磁石式チエンベルトBが掛け回されるとともに、2つの
プーリ10a、10bの間に適宜間隔で設けたローラ1
1により磁石式チエンベルトBが支持されている。その
状態で磁石式チエンベルトBの上面が被磁気吸着物の吸
着面になっている。一方のプーリ10aはベルト12を
介してモータ13の回転とともに回転されるようになっ
ており、その回転により磁石式チエンベルトBが2つの
プーリ10a、10bの回りを回転移動させられる。
【0014】このように、磁石式チエンベルトBの上面
が磁気吸着面になっているので、磁石式チエンベルトB
の上に例えば底部が磁性体からなる搬送物を載せれば、
磁石式チエンベルトBを構成する永久磁石4の磁気吸着
力により搬送物を位置ずれさせることなく磁石式チエン
ベルトBに載せて搬送させることができる。ここで、プ
ーリ10aおよび10bにおいて、磁石式チエンベルト
Bに回転力を付与する部分(プーリの外周部)は、図5
に示すように強磁性材料(例えば、SS400 等)で円筒状
に形成すると円滑に回転力を付与できるため好ましい。
【0015】次に上記構成の磁石式チエンベルトBを、
磁石ベルト搬送システム(BTM)に適用した実施例
を、図4により説明する。地上に設けた強磁性レール1
4(例えばSS400 等)上を走行する車体15の下部の中
央に、レール14の上を転動する車体支持用の車輪16
が設けられるとともに、前記車輪16の両側位置に車体
駆動用の磁石式チエンベルトBがレール14に接して回
転移動可能に設けられ、車体15がレール14に沿って
移動できるようになっている。
【0016】磁石式チエンベルトBは、前記搬送用のコ
ンベアの場合と同様に磁石式チエンベルトBの両端が第
2リンクプレート3を介してピン連結されることにより
環状にされ、車体15の下部に設けた2つのプーリ17
に掛け回されている。プーリ17の回転軸は上下方向に
配置されていて、磁石式チエンベルトBの磁気吸着面が
レール14の側面に接するようになっている。そしてプ
ーリ17が図示を省略したモータにより回転されると、
磁石式チエンベルトBが2つのプーリ17の回りを回転
移動して、レール14に対して車体15に走行のための
推力を生じさせられるようになっている。ここで、プー
リ17において、磁石式チエンベルトBに回転力を付与
する部分(プーリの外周部)は図5に示すように、強磁
性材料(例えばSS400 等)で突起のない円筒状に形成す
ると円滑に回転力を付与できるため好ましい。また、図
5において、1つの磁石ユニット1の中央部がプーリ1
0aに接している場合に、磁石ユニット1の端部がプー
リ10aから1mm以上離れると、プーリと磁石式チエ
ンベルトとの間に作用する磁気吸着力が小さくなって好
ましくない。そのため、磁石ユニット1の幅の半分の長
さをAとすると、プーリ10a、10bまたは17の直
径Dとの間に、D≧A2 +1の関係が満足されるように
プーリ10a、10bと、磁石ユニムット1とを作成す
ることにより、磁石式チエンベルトBに付与される回転
力(張力)を大きくできて好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明の磁石式チエンベルトは、永久磁
石の磁化方向が磁気吸着面に平行にされるとともに永久
磁石の両側平面に強磁性ヨークを重ねて設けた構成であ
るので、磁束が空隙を通るようなことがなく、磁石ユニ
ットの形状を大きくしなくても大きな磁気吸着力にする
ことができる。また磁石ユニットを2種類のリンクプレ
ートによりチエン状に連結して磁石式チエンベルトにし
ているので、チエンに磁石を取付ける場合に比較して、
外形が小さくしかも連結強度の大きな磁石式チエンベル
トを構成することができ、例えば搬送用のコンベアとし
て、あるいは磁石ベルト輸送システム(BTM)の推進
力発生手段として使用する場合に、磁気吸着力が大きい
ためにそれら装置を小型に製作でき、極めて経済的であ
る。さらに、プーリを突起のない円筒状に形成するた
め、磁石式チエンベルトに回転力を円滑に付与すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁石式チエンベルトの一部を示す平断
面図(a)と側面図(b)である。
【図2】磁石式チエンベルトを構成する磁石ユニットの
斜視図(a)と、その断面図(b)と、磁石ユニットを
連結させるための第1リンクプレートの斜視図(c)で
ある。
【図3】磁石式チエンベルトを搬送用コンベアとして使
用した状態の平面図(a)と側面図(b)である。
【図4】磁石式チエンベルトを磁石ベルト輸送システム
に使用した場合の車両の一部破断斜視図である。
【図5】プーリと磁石式チエンベルトとの接触状態を示
す説明図である。
【図6】従来の磁石ベルトの説明図である。
【符号の説明】
1 磁石ユニット 2 リンクプレート 3 リンクプレート 4 永久磁石 5 強磁性ヨーク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石の磁化方向の両側面にそれぞれ
    強磁性ヨークが重ねられて形成された磁石ユニットと、
    磁石ユニットの長手方向両端部に取付けられた第1のリ
    ンクプレートと、隣り合う2つの第1のリンクプレート
    を連結する第2のリンクプレートとを具備するととも
    に、磁石ユニットの複数が所定間隔をあけられて次々に
    リンクプレートを介して連結されていることを特徴とす
    る磁石式チエンベルト。
  2. 【請求項2】 長方形の板状に形成されて磁化方向が厚
    み方向に付与された永久磁石と、略板状の強磁性ヨーク
    と、非磁性体からなる第1のリンクプレートとを具備す
    るとともに、第1のリンクプレートの両端は磁石ユニッ
    トの強磁性ヨークの外面から突出するように形成され、
    かつ永久磁石が磁気吸着面に対して平行な磁化方向を有
    するとともに複数の磁石ユニットが平行に配列されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁石式チエンベルト。
  3. 【請求項3】 強磁性ヨークはその外面に垂直な平面で
    切断した断面形が略I形に形成され、永久磁石の両側に
    位置する一対の強磁性ヨークの断面略I形部の中央凹部
    間に、永久磁石が挟み込まれていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の磁石式チエンベルト。
  4. 【請求項4】 第1のリンクプレートは長い板状に形成
    されてその中央部に凹部が形成され、その凹部に磁石ユ
    ニットの長手方向の両端部が嵌合され、磁石ユニットの
    強磁性ヨークの断面I形部の外側凹部が第1リンクプレ
    ートの凹部の縁部に係止されていることを特徴とする請
    求項3に記載の磁石式チエンベルト。
  5. 【請求項5】 強磁性ヨークに覆われない永久磁石の外
    周部分が非磁性層により覆われていることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4に記載の磁石式チエンベルト。
  6. 【請求項6】 永久磁石の高さ(h)と残留磁束密度
    (Br)、および永久磁石の両側面に設けられる強磁性
    ヨークの幅(W)と飽和磁束密度(Bss)において、
    h/W≧Bss/Brの関係を満足することを特徴とす
    る請求項1、2、3、4又は5に記載の磁石式チエンベ
    ルト。
  7. 【請求項7】 車両に設けられ、地上に固定された強磁
    性レール面に磁気吸着しながら回転することにより車両
    に推力を与える磁石式チエンベルトであって、請求項1
    乃至6のいずれか1つの磁石式チエンベルトの両端が第
    2のリンクプレートを介してピンにより環状に連結さ
    れ、その環状のチエンベルトの外周面が強磁性のレール
    面に接するように配置されることを特徴とする磁石式チ
    エンベルト。
  8. 【請求項8】 磁石式チエンベルトに回転力を付与する
    プーリの外周部が、強磁性材料で円筒状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つの磁
    石式チエンベルト。
  9. 【請求項9】 磁石式チエンベルトを構成する磁石ユニ
    ットの幅の半分の長さをAとした場合、プーリの直径D
    が、D≧A2 +1の関係を満足することを特徴とする請
    求項8に記載の磁石式チエンベルト。
JP24077395A 1995-08-25 1995-08-25 磁石式チエンベルト Pending JPH0965640A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015505279A (ja) * 2011-12-21 2015-02-19 ジョスト,ケネス 風力タービン用ボルト締めロボット
USRE47737E1 (en) 2004-11-05 2019-11-26 Donaldson Company, Inc. Filter medium and structure

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