JPH0964669A - 電力増幅装置 - Google Patents

電力増幅装置

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JPH0964669A
JPH0964669A JP21716395A JP21716395A JPH0964669A JP H0964669 A JPH0964669 A JP H0964669A JP 21716395 A JP21716395 A JP 21716395A JP 21716395 A JP21716395 A JP 21716395A JP H0964669 A JPH0964669 A JP H0964669A
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JP
Japan
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output
amplifier
power
amplification device
power amplification
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Application number
JP21716395A
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English (en)
Inventor
Akihiro Ikeda
明寛 池田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力電力を増大するための増設用電力増幅装
置からの切換制御信号を不要とすることで、制御ケーブ
ルを不要とする電力増幅装置を提供する。 【解決手段】 最終段の電力増幅器2の出力側に設けた
電力モニタ用の検波器4の出力とこの増幅器より前段の
電力増幅器1の出力側に設けた電力モニタ用の検波器3
の出力のいずれか大きい側の電圧を選択する選択回路5
を設け、この選択回路の出力を電圧比較器6に入力し、
電力増幅器の入力側に設置した可変減衰器7を制御する
事により増幅装置12の有無に係わらず適正な送信出力
レベルの制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前段増幅装置と後
段増幅装置を縦続接続した通信装置において後段部の増
幅装置を着脱可能として、前段増幅装置のみによる送信
出力もしくは後段増幅装置による送信出力として変える
ことのできる電力増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電力増幅装置は、図4に示
す構成をしていた。本図において、前段の増幅装置11
の増幅器1の前段にある可変減衰器7の減衰量は、増幅
器1の出力を検波器3で検波された出力もしくは、増幅
器2の出力を検波器4で検波された出力のどちらかを選
択器5により切り換えて基準電圧8と比較して増幅する
増幅器6に入力し、所定の電圧を得て制御されていた。
ここで、選択回路5の切換制御信号は、後段の増幅装置
12から地気信号の有無にて得ていた。すなわち、選択
回路5は、制御線14が増幅装置12から与えられる地
気信号もしくは開放の状態となることを検出して切換え
がなされる。例えば、選択回路5は増幅装置12が無い
場合には、選択回路5により前段の電力増幅器1の出力
側に設けられたモニタ用の検波器3の出力電圧を選び、
逆に増幅装置12が有る場合、電力増幅器2の出力側に
設けられたモニタ用の検波器4の出力電圧を選ぶ様にな
っている。この結果、例えば後段の電力増幅装置12が
着脱された場合に選択回路5によって自動的に送信電力
制御に必要な増幅装置11側のモニタ用の検波器出力を
選択出来る様になっていた。
【0003】なお、以上の従来技術は、例えば特開昭6
0−102003号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電力
増幅回路においては、前段の増幅装置11と後段の増幅
装置12の間に独立の制御ケーブル14を必要とする構
成をしていた。
【0005】このように、制御ケーブルは、前段の増幅
装置11が後段の増幅装置12から、検波器4の出力電
圧と上記制御信号を必要とするために用いられている
が、後段の増幅装置12が屋外に設置される場合には防
水構造を必要とし、独立に防水構造とした増幅装置11
と増幅装置12の間の制御ケーブルのコネクタ等にも防
水構造が必要となる。
【0006】以上のように、従来の電力増幅回路は、増
幅回路間に制御ケーブルを有するため、機構的に複雑か
つ装置の信頼性低下となる問題を有していた。
【0007】以上説明したように本発明の目的は、増幅
装置12からの切換制御信号を不要とすることにより、
装置構成を簡略化することのできる構成を提供すること
にある。また、独立した制御ケーブルを無くする事がで
き、増幅装置12を着脱する際の操作性についても向上
を図ることも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電力増幅装置
は、2つの検波器出力電圧のいずれか大きい側を自動的
に選択する選択回路を設けている。より具体的には、最
終段の増幅器の出力側に設けた電力モニタ用の検波器の
出力とこの増幅器より前段の増幅器の出力側に設けた電
力モニタ用の検波器の出力のいずれか大きい側の電圧を
選択する選択回路を有する。
【0009】また、前記選択回路は、独立の制御信号に
よって2つの検波器出力電圧のいずれかを、選択してい
るのではなく、いずれの電圧が高いかによって、その電
圧の高い方を自動的に選択するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例を
示す図である。増幅装置11と増幅装置12は、共にマ
イクロ波帯等の高周波電力増幅器である。増幅装置12
は増幅装置11に縦続接続して装着可能な電力増幅器で
あり、送信出力を増大するために用いられる。ここで検
波器3及び4はそれぞれ電力増幅器1,2の出力レベル
を検波するためのものであり、選択回路5によっていず
れか一方の電圧が選択される。ここで後段の増幅装置1
2側の電力増幅器2の出力側に設置された検波器4の出
力直流電圧は、電力増幅器1と電力増幅器2を結ぶ同軸
ケーブル13にコイル9を介して重畳して増幅装置12
から装置11へ伝送され、選択回路5に入力される。選
択回路5は、入力電圧の高い方の電圧を選択する機能を
持ち、一例として図2の様なダイオード34,35と終
端用抵抗36とを用いた非常に簡単なダイオード合成回
路で実現できる。ここで、選択回路がこの様に簡単な機
能で問題ない理由を以下に述べる。
【0011】図1の様に電力増幅器1,2を縦続に接続
する場合、一般に入力信号のレベルで換算して後段の増
幅器2の飽和レベルと前段の増幅器1の飽和レベルとの
関係は、後段の増幅器2の方を低く設定される。例えば
前段の増幅器の飽和出力電力が1Wで後段の増幅器の飽
和出力電力が10Wとすると増幅器2の利得は10dB
より大きく、例えば13dB程度に設計する。従って増
幅器2の出力電力が10Wの飽和電力に達していても増
幅器1の出力電力は10W−13dB=0.5Wとな
り、未飽和の状態となる。これは電力増幅回路全体の混
変調歪が終段の電力増幅器が主体で、前段の増幅器にな
る程歪劣化が少なくなる様に設計する事で最も効率の優
れた電力増幅回路を提供するためである。これを出力電
力モニタ用の検波器の出力電圧を示す図3を用いて説明
する。P点は図1における装置11を単独で使用する場
合における増幅器1が飽和出力となった時の検波器3の
出力電圧である。一方Q点は装置12を増設し、増幅器
2が飽和出力となった時の検波器4の出力電圧である。
この時検波器3の出力電圧は図3のR点に移動する。従
って検波器3の出力電圧は装置12を増設した時P点か
らR点の電圧に低下する事になる。以下同様に装置12
を増設した場合、どの入力レベルにおいても必ず検波器
3の出力電圧は検波器4の出力電圧よりも低くなる。図
1の選択回路5は高い電圧の方を選択するため、電圧比
較器6は検波器4の出力電圧によって可変減衰器7を制
御し、結果的に増幅器2の出力レベルを一定のレベルに
制御する事ができる。一方、後段の増幅装置12がない
場合は検波器4の出力がないため、選択回路5は検波器
3の出力電圧を選択し、電圧比較器6は増幅器1の出力
を一定のレベルに制御する事ができる。
【0012】
【発明の効果】第1の効果は、送信出力レベルを上げる
ために電力増幅器を増設する際に、同軸ケーブル1本の
接続で設置が完了でき、屋外に設置されたとしても信頼
性を劣化することがない。
【0013】また、第2の効果は、前段の増幅装置に対
して余分な制御線コネクタを設ける必要がないため、機
構的構成を簡単化できることにある。特に前段の増幅装
置に対しては簡単な選択回路を付加するだけで、従来の
増幅装置と同等の出力電力を得ることができる機能を付
加する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明における選択回路の実施例である。
【図3】検波器の出力電圧を示す図である。
【図4】従来の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 電力増幅器 3,4 検波器 5 選択器 6 電圧比較器 7 可変減衰器 8 基準電圧 9 コイル 11 前段増幅装置 12 後段増幅装置 13 同軸ケーブル 14 制御ケーブル 31,32 選択器の入力端子 33 選択器の出力端子 34,35 ダイオード 36 抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2の高周波電力増幅装置を前後
    にそれぞれ縦続接続した電力増幅装置において、 前記第1の高周波電力増幅装置は、 前記第1の高周波電力増幅装置の出力信号のレベルを検
    波する第1の検波回路と、 前記第2の高周波電力増幅装置の検波出力と前記第1の
    検波回路の検波出力のいずれか大きい方を選択する選択
    回路と、 前記選択回路の出力と所定の電位と比較し、増幅する比
    較器と、 前記比較器の出力にて、前記第1の高周波電力増幅装置
    の出力レベルを制御する可変減衰器とを有し、 前記第2の高周波電力増幅装置は、 前記第2の高周波電力増幅装置の出力信号のレベルを検
    波する第2の検波回路とを有することを特徴とする電力
    増幅装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2の電力増幅装置間の接続
    は、1本の同軸ケーブルを介して接続されることを特徴
    とする請求項1記載の電力増幅装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の高周波電力増幅装置は、着脱
    できることを特徴とする請求項1記載の電力増幅装置。
  4. 【請求項4】 前記選択回路は、 前記第1、第2の検波回路の検波出力をそれぞれダイオ
    ードを用いて合成することを特徴とする請求項1記載の
    電力増幅装置。
JP21716395A 1995-08-25 1995-08-25 電力増幅装置 Pending JPH0964669A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6090409A (ja) * 1983-10-25 1985-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電力増幅装置
JPS60102003A (ja) * 1983-11-08 1985-06-06 Nec Corp 一部の電力増幅器が着脱可能な電力増幅回路
JPH02291709A (ja) * 1989-05-02 1990-12-03 Toshiba Corp 電力増幅回路
JPH07154173A (ja) * 1993-11-30 1995-06-16 Dx Antenna Co Ltd テレビジョン放送信号受信用ブースタ

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Effective date: 19990105