JPH0964250A - 電子部品用空冷装置 - Google Patents
電子部品用空冷装置Info
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- JPH0964250A JPH0964250A JP21053695A JP21053695A JPH0964250A JP H0964250 A JPH0964250 A JP H0964250A JP 21053695 A JP21053695 A JP 21053695A JP 21053695 A JP21053695 A JP 21053695A JP H0964250 A JPH0964250 A JP H0964250A
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- heat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒートシンクを使用して電子部品を冷却する
ときに自然空冷および強制空冷の何れでも高い熱伝達特
性が得られるようにする。 【解決手段】 ヒートシンク12に板状の放熱フィン1
6を厚み方向に間隔をおいて複数並設する。各放熱フィ
ン16の間にモータ駆動式ファン13をそれぞれ配置す
る。各ファン13を、フィン列を貫通する駆動軸18に
それぞれ軸装するとともに、ヒートシンク12の外側面
のモータ19に前記駆動軸18を介して連結した。
ときに自然空冷および強制空冷の何れでも高い熱伝達特
性が得られるようにする。 【解決手段】 ヒートシンク12に板状の放熱フィン1
6を厚み方向に間隔をおいて複数並設する。各放熱フィ
ン16の間にモータ駆動式ファン13をそれぞれ配置す
る。各ファン13を、フィン列を貫通する駆動軸18に
それぞれ軸装するとともに、ヒートシンク12の外側面
のモータ19に前記駆動軸18を介して連結した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品をヒート
シンクによって冷却する電子部品用空冷装置に関するも
のである。
シンクによって冷却する電子部品用空冷装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品を冷却するためのヒート
シンクとしては図2および図3に示すように構成したも
のがある。図2は放熱フィンを備えた従来のヒートシン
クを示す斜視図、図3は放熱ピンを備えた従来のヒート
シンクを示す斜視図である。
シンクとしては図2および図3に示すように構成したも
のがある。図2は放熱フィンを備えた従来のヒートシン
クを示す斜視図、図3は放熱ピンを備えた従来のヒート
シンクを示す斜視図である。
【0003】これらの図において符号1はヒートシンク
で、図2に示したヒートシンク1は、基部2に薄板状の
放熱フィン3を厚み方向に間隔をおいて複数枚並べて設
けている。前記基部2は、放熱フィン3とは反対側の側
面を平坦に形成し、発熱し易い電子部品、例えば半導体
装置などにこの平坦面を密着させる構造になっている。
で、図2に示したヒートシンク1は、基部2に薄板状の
放熱フィン3を厚み方向に間隔をおいて複数枚並べて設
けている。前記基部2は、放熱フィン3とは反対側の側
面を平坦に形成し、発熱し易い電子部品、例えば半導体
装置などにこの平坦面を密着させる構造になっている。
【0004】図3に示すヒートシンク1は、板状の基部
4の一側面に円柱状の放熱ピン5を多数立設している。
このヒートシンク1も、前記基部4における放熱ピン5
とは反対側の側面を平坦に形成し、発熱し易い電子部品
にこの平坦面を密着させる構造になっている。
4の一側面に円柱状の放熱ピン5を多数立設している。
このヒートシンク1も、前記基部4における放熱ピン5
とは反対側の側面を平坦に形成し、発熱し易い電子部品
にこの平坦面を密着させる構造になっている。
【0005】このように構成したヒートシンク1を電子
部品に取付けることによって、電子部品の実質的な表面
積を放熱フィン3や放熱ピン5によって増大させ、放熱
性を高めることができる。すなわち、ヒートシンク1を
電子部品に取付けることにより、電子部品の熱が基部
2,4に伝達され、ここから放熱フィン3、放熱ピン5
に伝導されて空気中に放散される。このとき、放熱フィ
ン3や放熱ピン5から熱が伝達されて温度が上昇した周
辺空気が対流現象によって上昇し、相対的に低温な空気
が新たに放熱フィン3や放熱ピン5に触れるという現象
を繰り返すことによって、冷却が継続して行われる。
部品に取付けることによって、電子部品の実質的な表面
積を放熱フィン3や放熱ピン5によって増大させ、放熱
性を高めることができる。すなわち、ヒートシンク1を
電子部品に取付けることにより、電子部品の熱が基部
2,4に伝達され、ここから放熱フィン3、放熱ピン5
に伝導されて空気中に放散される。このとき、放熱フィ
ン3や放熱ピン5から熱が伝達されて温度が上昇した周
辺空気が対流現象によって上昇し、相対的に低温な空気
が新たに放熱フィン3や放熱ピン5に触れるという現象
を繰り返すことによって、冷却が継続して行われる。
【0006】このようにヒートシンク1の周辺の空気が
対流することを利用するいわゆる自然空冷では、ヒート
シンク1を装置筐体内に配置したときには空気が流れ難
いことから冷却効率が低下してしまう。従来、このよう
な場合には、装置筐体に送風ファンを取付けて強制空冷
を行っている。
対流することを利用するいわゆる自然空冷では、ヒート
シンク1を装置筐体内に配置したときには空気が流れ難
いことから冷却効率が低下してしまう。従来、このよう
な場合には、装置筐体に送風ファンを取付けて強制空冷
を行っている。
【0007】強制空冷を行うと、送風ファンによって装
置筐体内に空気の流れが発生し、ヒートシンク1によっ
て加温された空気を装置筐体の外に排出するとともに、
装置強体内のヒートシンク1に相対的に低温な空気を強
制的に流すことが可能になる。
置筐体内に空気の流れが発生し、ヒートシンク1によっ
て加温された空気を装置筐体の外に排出するとともに、
装置強体内のヒートシンク1に相対的に低温な空気を強
制的に流すことが可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うなヒートシンク1では、放熱フィン3や放熱ピン5な
どの放熱部から周辺の空気に熱が放散されるときの熱伝
達特性を高めることが課題であった。
うなヒートシンク1では、放熱フィン3や放熱ピン5な
どの放熱部から周辺の空気に熱が放散されるときの熱伝
達特性を高めることが課題であった。
【0009】すなわち、ヒートシンク1を自然空冷で使
用する場合、前記放熱部の周囲の空気が対流することに
より冷却が行われるが、空気が対流することきの流速は
きわめて遅いからである。また、ヒートシンク1を強制
空冷で使用する場合、相対的に低温な空気に前記放熱部
が晒されればよいが、装置筐体内には他の電子部品が多
数存在していることからこれらの電子部品によって空気
の流通経路が複雑に変えられてしまい、ヒートシンク1
が空気の流通経路上に位置づけられないことがあるから
である。
用する場合、前記放熱部の周囲の空気が対流することに
より冷却が行われるが、空気が対流することきの流速は
きわめて遅いからである。また、ヒートシンク1を強制
空冷で使用する場合、相対的に低温な空気に前記放熱部
が晒されればよいが、装置筐体内には他の電子部品が多
数存在していることからこれらの電子部品によって空気
の流通経路が複雑に変えられてしまい、ヒートシンク1
が空気の流通経路上に位置づけられないことがあるから
である。
【0010】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、ヒートシンクを使用して電子部品を
冷却するときに自然空冷および強制空冷の何れでも高い
熱伝達特性が得られるようにすることを目的とする。
になされたもので、ヒートシンクを使用して電子部品を
冷却するときに自然空冷および強制空冷の何れでも高い
熱伝達特性が得られるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る電子部
品用空冷装置は、ヒートシンクの板状のフィンを厚み方
向に間隔をおいて複数並設し、各フィンの間にモータ駆
動式ファンをそれぞれ配置し、各ファンを、フィン列を
貫通する駆動軸にそれぞれ軸装するとともに、ヒートシ
ンクの外側面のモータに前記駆動軸を介して連結したた
め、ファンが回転することによりフィンどうしの間の空
気が外方に向けて吹き飛ばされる。
品用空冷装置は、ヒートシンクの板状のフィンを厚み方
向に間隔をおいて複数並設し、各フィンの間にモータ駆
動式ファンをそれぞれ配置し、各ファンを、フィン列を
貫通する駆動軸にそれぞれ軸装するとともに、ヒートシ
ンクの外側面のモータに前記駆動軸を介して連結したた
め、ファンが回転することによりフィンどうしの間の空
気が外方に向けて吹き飛ばされる。
【0012】第2の発明に係る電子部品用空冷装置は、
第1の発明に係る電子部品用空冷装置において、ファン
をフィンの主面の中心より端縁側に位置づけたから、フ
ァン回転時に吹き飛ばされる空気のうち、フィンの主面
の中心に対してファンが偏倚される方向へ吹き飛ばされ
る空気は、フィンの表面に触れる距離が相対的に短いか
ら流れるときの抵抗が小さい。このため、空気はフィン
の端縁側へ向けて吹き飛ばされ易く、これとは反対側、
すなわちフィンの中心側へは吹き飛ばされ難い。
第1の発明に係る電子部品用空冷装置において、ファン
をフィンの主面の中心より端縁側に位置づけたから、フ
ァン回転時に吹き飛ばされる空気のうち、フィンの主面
の中心に対してファンが偏倚される方向へ吹き飛ばされ
る空気は、フィンの表面に触れる距離が相対的に短いか
ら流れるときの抵抗が小さい。このため、空気はフィン
の端縁側へ向けて吹き飛ばされ易く、これとは反対側、
すなわちフィンの中心側へは吹き飛ばされ難い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子部品用空
冷装置を図1によって詳細に説明する。図1は本発明に
係る電子部品用空冷装置を示す図で、同図(a)は平面
図、同図(b)は正面図、同図(c)は(b)図におけ
るI−I線断面図である。
冷装置を図1によって詳細に説明する。図1は本発明に
係る電子部品用空冷装置を示す図で、同図(a)は平面
図、同図(b)は正面図、同図(c)は(b)図におけ
るI−I線断面図である。
【0014】これらの図において、11はこの実施の形
態による電子部品用空冷装置で、この空冷装置11は、
ヒートシンク12にモータ駆動式ファン13を複数取付
けることによって構成している。前記ヒートシンク12
は、例えばアルミニウム材のような熱伝導率の高い金属
材料によって形成し、電子部品14に密着する基部15
に板状の放熱フィン16を一体に立設している。前記電
子部品14は、発熱し易い例えば半導体装置などであ
り、基板17に実装させている。なお、この実施の形態
では、基板17を立てた状態とし、電子部品14の鉛直
面にヒートシンク12の基部15を取付けている。
態による電子部品用空冷装置で、この空冷装置11は、
ヒートシンク12にモータ駆動式ファン13を複数取付
けることによって構成している。前記ヒートシンク12
は、例えばアルミニウム材のような熱伝導率の高い金属
材料によって形成し、電子部品14に密着する基部15
に板状の放熱フィン16を一体に立設している。前記電
子部品14は、発熱し易い例えば半導体装置などであ
り、基板17に実装させている。なお、この実施の形態
では、基板17を立てた状態とし、電子部品14の鉛直
面にヒートシンク12の基部15を取付けている。
【0015】ヒートシンク12の前記放熱フィン16
は、図1(c)に示すように側方から見て長方形となる
ように形成し、空気流通空間がヒートシンク12内に形
成されるように、厚み方向に等間隔おいて複数並べてい
る。この実施の形態では、上述したように電子部品14
の鉛直面に基部15を取付けていることから、放熱フィ
ン16はその主面を鉛直方向と平行とした状態で基部1
5から水平方向に延びている。これにより、放熱フィン
16どうしの間の前記空気流通空間は、ヒートシンク1
2の上下および正面に開放される。
は、図1(c)に示すように側方から見て長方形となる
ように形成し、空気流通空間がヒートシンク12内に形
成されるように、厚み方向に等間隔おいて複数並べてい
る。この実施の形態では、上述したように電子部品14
の鉛直面に基部15を取付けていることから、放熱フィ
ン16はその主面を鉛直方向と平行とした状態で基部1
5から水平方向に延びている。これにより、放熱フィン
16どうしの間の前記空気流通空間は、ヒートシンク1
2の上下および正面に開放される。
【0016】前記ファン13は、図1(c)に示すよう
に、断面略へ字状の羽根13aを6枚、放射状に並べた
遠心ファンであり、放熱フィン16に貫通させて回転自
在に支持させた駆動軸18にこれと一体に回転するよう
に軸装している。前記駆動軸18は、各放熱フィン16
に水平方向に支架されるように全ての放熱フィン16を
貫通し、一端にモータ19を連結している。このモータ
19は、最も外側に位置づけられた放熱フィン16の外
側面に固定している。
に、断面略へ字状の羽根13aを6枚、放射状に並べた
遠心ファンであり、放熱フィン16に貫通させて回転自
在に支持させた駆動軸18にこれと一体に回転するよう
に軸装している。前記駆動軸18は、各放熱フィン16
に水平方向に支架されるように全ての放熱フィン16を
貫通し、一端にモータ19を連結している。このモータ
19は、最も外側に位置づけられた放熱フィン16の外
側面に固定している。
【0017】また、この駆動軸18における放熱フィン
16どうしの間の前記空気流通空間に露出する部位に、
前記ファン13をそれぞれ取付けている。このため、フ
ァン13は、ヒートシンク12に形成される空気流通空
間の全てにそれぞれ配置され、しかも、駆動軸18を介
してそれぞれモータ19に連結される。
16どうしの間の前記空気流通空間に露出する部位に、
前記ファン13をそれぞれ取付けている。このため、フ
ァン13は、ヒートシンク12に形成される空気流通空
間の全てにそれぞれ配置され、しかも、駆動軸18を介
してそれぞれモータ19に連結される。
【0018】前記ファン13の配設位置は、放熱フィン
16の主面の中心より端縁側に偏倚するように設定して
いる。放熱フィン16の主面の中心とは、図1(c)中
に一点鎖線で示す放熱フィン16の対角線が交差する点
であり、放熱フィン16の端縁とは、上端、下端あるい
は基部15とは反対側となる突出端のことである。この
実施の形態では、ファン13を前記中心より放熱フィン
16の下端側かつ突出端側に偏倚させている。
16の主面の中心より端縁側に偏倚するように設定して
いる。放熱フィン16の主面の中心とは、図1(c)中
に一点鎖線で示す放熱フィン16の対角線が交差する点
であり、放熱フィン16の端縁とは、上端、下端あるい
は基部15とは反対側となる突出端のことである。この
実施の形態では、ファン13を前記中心より放熱フィン
16の下端側かつ突出端側に偏倚させている。
【0019】このように構成した電子部品用空冷装置1
1は、ヒートシンク12を電子部品14に密着させた状
態でモータ19を駆動して使用する。ヒートシンク12
を電子部品14に取付けることにより、電子部品14の
熱は、ヒートシンク12の基部15に伝達されてここか
ら放熱フィン16に伝導され、放熱フィン16の周囲の
空気中に放散される。
1は、ヒートシンク12を電子部品14に密着させた状
態でモータ19を駆動して使用する。ヒートシンク12
を電子部品14に取付けることにより、電子部品14の
熱は、ヒートシンク12の基部15に伝達されてここか
ら放熱フィン16に伝導され、放熱フィン16の周囲の
空気中に放散される。
【0020】そして、モータ19を駆動すると、駆動軸
18とともに全てのファン13が回転し、放熱フィン1
6どうしの間の空気流通空間の空気がファン13によっ
て外方に吹き飛ばされる。なお、ファン13の回転方向
は、図1(c)において右回りに設定している。
18とともに全てのファン13が回転し、放熱フィン1
6どうしの間の空気流通空間の空気がファン13によっ
て外方に吹き飛ばされる。なお、ファン13の回転方向
は、図1(c)において右回りに設定している。
【0021】したがって、このように空気流通空間の空
気が吹き飛ばされることにより、空気流通空間に強制的
に空気流を発生させて大量の空気を高速に出入りさせる
ことができる。すなわち、放熱フィン16によって暖め
られた空気が対流によって上昇するより速く吹き飛ばさ
れ、放熱フィン16に相対的に低温な空気が速く触れる
ようになる。
気が吹き飛ばされることにより、空気流通空間に強制的
に空気流を発生させて大量の空気を高速に出入りさせる
ことができる。すなわち、放熱フィン16によって暖め
られた空気が対流によって上昇するより速く吹き飛ばさ
れ、放熱フィン16に相対的に低温な空気が速く触れる
ようになる。
【0022】また、ファン13を放熱フィン16の主面
の中心より端縁側に位置づけたから、ファン回転時に吹
き飛ばされる空気のうち、放熱フィン16の主面の中心
に対してファン13が偏倚される方向へ吹き飛ばされる
空気{図1(c)中に白抜き矢印で示す}は、放熱フィ
ン16の表面に触れる距離が相対的に短いから流れると
きの抵抗が小さい。このため、空気は放熱フィン16の
端縁側へ向けて吹き飛ばされ易く、これとは反対側、す
なわち放熱フィン16の中心側へは吹き飛ばされ難い。
したがって、ファン13内の空気の圧力分布に偏りが生
じるから、高圧側から低圧側へ空気が流れてファン13
内でも空気を流通させることができる。
の中心より端縁側に位置づけたから、ファン回転時に吹
き飛ばされる空気のうち、放熱フィン16の主面の中心
に対してファン13が偏倚される方向へ吹き飛ばされる
空気{図1(c)中に白抜き矢印で示す}は、放熱フィ
ン16の表面に触れる距離が相対的に短いから流れると
きの抵抗が小さい。このため、空気は放熱フィン16の
端縁側へ向けて吹き飛ばされ易く、これとは反対側、す
なわち放熱フィン16の中心側へは吹き飛ばされ難い。
したがって、ファン13内の空気の圧力分布に偏りが生
じるから、高圧側から低圧側へ空気が流れてファン13
内でも空気を流通させることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係る電
子部品用空冷装置は、ヒートシンクの板状のフィンを厚
み方向に間隔をおいて複数並設し、各フィンの間にモー
タ駆動式ファンをそれぞれ配置し、各ファンを、フィン
列を貫通する駆動軸にそれぞれ軸装するとともに、ヒー
トシンクの外側面のモータに前記駆動軸を介して連結し
たため、ファンが回転することによりフィンどうしの間
の空気が外方に向けて吹き飛ばされる。
子部品用空冷装置は、ヒートシンクの板状のフィンを厚
み方向に間隔をおいて複数並設し、各フィンの間にモー
タ駆動式ファンをそれぞれ配置し、各ファンを、フィン
列を貫通する駆動軸にそれぞれ軸装するとともに、ヒー
トシンクの外側面のモータに前記駆動軸を介して連結し
たため、ファンが回転することによりフィンどうしの間
の空気が外方に向けて吹き飛ばされる。
【0024】このため、フィン間に強制的に空気流を発
生させて大量の空気を高速に出入りさせることができる
から、高い熱伝達特性が得られる。この結果、自然空冷
および強制空冷の何れであっても、本発明に係る空冷装
置を取付けた電子部品を、その熱を効率よく放散させて
充分に冷却できる。
生させて大量の空気を高速に出入りさせることができる
から、高い熱伝達特性が得られる。この結果、自然空冷
および強制空冷の何れであっても、本発明に係る空冷装
置を取付けた電子部品を、その熱を効率よく放散させて
充分に冷却できる。
【0025】第2の発明に係る電子部品用空冷装置は、
第1の発明に係る電子部品用空冷装置において、ファン
をフィンの主面の中心より端縁側に位置づけたから、フ
ァン回転時に吹き飛ばされる空気のうち、フィンの主面
の中心に対してファンが偏倚される方向へ吹き飛ばされ
る空気は、フィンの表面に触れる距離が相対的に短いか
ら流れるときの抵抗が小さい。このため、空気はフィン
の端縁側へ向けて吹き飛ばされ易く、これとは反対側、
すなわちフィンの中心側へは吹き飛ばされ難い。
第1の発明に係る電子部品用空冷装置において、ファン
をフィンの主面の中心より端縁側に位置づけたから、フ
ァン回転時に吹き飛ばされる空気のうち、フィンの主面
の中心に対してファンが偏倚される方向へ吹き飛ばされ
る空気は、フィンの表面に触れる距離が相対的に短いか
ら流れるときの抵抗が小さい。このため、空気はフィン
の端縁側へ向けて吹き飛ばされ易く、これとは反対側、
すなわちフィンの中心側へは吹き飛ばされ難い。
【0026】したがって、ファン内の空気の圧力分布に
偏りが生じるから、高圧側から低圧側へ空気が流れてフ
ァン内でも空気を流通させることができ、ファンをフィ
ン間に配置する構成であってもこれが空転することを防
ぐことができる。この結果、フィン間に確実に空気流を
発生させることができるから、より一層高い熱伝達特性
を得ることができる。
偏りが生じるから、高圧側から低圧側へ空気が流れてフ
ァン内でも空気を流通させることができ、ファンをフィ
ン間に配置する構成であってもこれが空転することを防
ぐことができる。この結果、フィン間に確実に空気流を
発生させることができるから、より一層高い熱伝達特性
を得ることができる。
【図1】 本発明に係る電子部品用空冷装置を示す図で
ある。
ある。
【図2】 放熱フィンを備えた従来のヒートシンクを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】 放熱ピンを備えた従来のヒートシンクを示す
斜視図である。
斜視図である。
11…電子部品用空冷装置、12…ヒートシンク、13
…ファン、14…電子部品、16…放熱フィン、18…
駆動軸、19…モータ。
…ファン、14…電子部品、16…放熱フィン、18…
駆動軸、19…モータ。
Claims (2)
- 【請求項1】 電子部品をこれに密着させたヒートシン
クによって冷却する電子部品用空冷装置において、前記
ヒートシンクのフィンを板状に形成してこのフィンを厚
み方向に間隔をおいて複数並設し、各フィンの間にモー
タ駆動式ファンをそれぞれ配置してなり、各ファンを、
フィン列を貫通して延びる駆動軸にそれぞれ軸装すると
ともに、ヒートシンクの外側面に取付けたモータに前記
駆動軸を介して連結したことを特徴とする電子部品用空
冷装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の電子部品用空冷装置にお
いて、ファンをフィンの主面の中心より端縁側に位置づ
けたことを特徴とする電子部品用空冷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7210536A JP2891141B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 電子部品用空冷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7210536A JP2891141B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 電子部品用空冷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0964250A true JPH0964250A (ja) | 1997-03-07 |
JP2891141B2 JP2891141B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=16590988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7210536A Expired - Lifetime JP2891141B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 電子部品用空冷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2891141B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006147682A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Kiko Kagi Kofun Yugenkoshi | 放熱フィンの放熱効果を高めた放熱機構 |
JP2013520768A (ja) * | 2010-02-23 | 2013-06-06 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 熱管理システムを有する照明システム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02127796U (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-22 | ||
JPH07202086A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Nec Corp | 半導体装置用ヒートシンク |
JPH07202087A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Nec Corp | 半導体装置用ヒートシンク |
JPH07202461A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Nec Corp | ヒートシンク |
-
1995
- 1995-08-18 JP JP7210536A patent/JP2891141B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
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JP2891141B2 (ja) | 1999-05-17 |
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