JPH0963642A - リチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池

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JPH0963642A
JPH0963642A JP7218789A JP21878995A JPH0963642A JP H0963642 A JPH0963642 A JP H0963642A JP 7218789 A JP7218789 A JP 7218789A JP 21878995 A JP21878995 A JP 21878995A JP H0963642 A JPH0963642 A JP H0963642A
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JP
Japan
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solvent
carbonate
volume ratio
secondary battery
lithium secondary
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JP7218789A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Maejima
敏和 前島
Shinji Saito
慎治 斉藤
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解質の溶媒のイオン導電率が低く、リチウ
ム二次電池の高率放電特性を十分に高められない。 【解決手段】 電解質の溶媒として、炭酸エチレンと炭
酸ジエチルと炭酸ジメチルとの混合物を用いる。そし
て、炭酸エチレンの溶媒に対する体積割合を20〜40
%とし、炭酸ジエチルの溶媒に対する体積割合を10〜
20%とし、炭酸ジメチルの溶媒に対する体積割合を4
5〜65%とする。または、炭酸エチレンの溶媒に対す
る体積割合を40〜45%とし、炭酸ジエチルの溶媒に
対する体積割合を5〜12%とし、炭酸ジメチルの溶媒
に対する体積割合を46〜50%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウム二次電池に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオンの吸蔵、放出が可能な炭
素材料を用いて負極材層を形成したリチウム二次電池
は、リチウムを用いて負極材層を形成したリチウム二次
電池に比べてデントライトの析出を抑制することができ
る。そのため、電池の短絡を防止して安全性を高められ
るという利点を有している。この種の電池としてリチウ
ム塩を溶媒に溶解させた非水電解液をセパレータに含浸
させたものを電解質層として用いたものがある。非水電
解液は、ニッケル−カドミウム電池やニッケル−水素電
池に用いる水を含有する電解液に比べてイオン導電率が
低い。そこで、非水電解液を用いる電池では、高率放電
特性を高めるために、極板を薄くして、極板の表面積を
大きくしている。しかしながら、極板を薄くするには限
界があった。そこで、特開平5−283104号公報に
示すように、電解液の溶媒として、炭酸エチレン(E
C)と炭酸ジエチル(DEC)と炭酸ジメチル(DM
C)との混合物を用い、炭酸エチレンの炭酸ジメチルと
の体積比を1:1とし、炭酸ジエチルの溶媒に対する体
積割合を10〜33%とした二次電池が提案された。こ
の種の二次電池では、イオン導電率が高くなり、低温で
の放電容量を高くすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−283104号公報に示す混合割合では、高率放電
特性を高めるには限界があった。
【0004】本発明の目的は、電解質の溶媒のイオン導
電率が高く、高率放電特性の高いリチウム二次電池を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、リチウムイオ
ンの吸蔵、放出が可能な炭素材料からなる負極材層とリ
チウム含有酸化物からなる正極材層とが非水電解液を含
有する電解質層を介して積層されて構成され、非水電解
液がリチウム塩が溶媒に溶解されたものからなり、溶媒
として、炭酸エチレンと炭酸ジエチルと炭酸ジメチルと
の混合物を用いるリチウム二次電池を対象にする。本発
明では、炭酸エチレンの溶媒に対する体積割合を20〜
40%とし、炭酸ジエチルの溶媒に対する体積割合を1
0〜20%とし、炭酸ジメチルの溶媒に対する体積割合
を45〜65%とする。
【0006】または、炭酸エチレンの溶媒に対する体積
割合を40〜45%とし、炭酸ジエチルの溶媒に対する
体積割合を5〜12%とし、炭酸ジメチルの溶媒に対す
る体積割合を46〜50%とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、試験に用いた実施例及び
比較例の円筒形リチウム二次電池の断面図である。本図
に示すように各電池は、負極1と正極2とがセパレータ
3を介して積層させるように巻回された極板群4が電池
ケース5内に収納されて構成されている。各電池は次の
ようにして作った。まず、日本黒鉛株式会社でJSPの
製品名で製造された人造黒鉛粉末と、ポリフッ化ビニリ
デンからなるバインダとを重量比90:10で秤量した
ものに、N−メチルピロリドン(NMP)を加えて湿式
混合した。これを銅箔からなる負極集電体に両面塗布
し、120℃で30分乾燥して負極1を作った。次に、
LiCoO2 からなる正極活物質と黒鉛粉末からなる導
電助剤とポリフッ化ビニリデンからなるバインダとを重
量比85:10:5で秤量したものに、N−メチルピロ
リドン(NMP)を加えて湿式混合した。これをアルミ
箔からなる正極集電体に両面塗布し、120℃で30分
乾燥して正極2を作った。
【0008】次に負極1と正極2とを200℃で4時間
真空乾燥した。そして、ドライ雰囲気中で正極2、セパ
レータ3、負極1、セパレータ3…の順で、負極板1と
正極2とがセパレータ3を介して積層させるように巻回
して極板群4を作った。なおセパレータ3としては、ポ
リプロピレン製の微孔性フィルムを用いた。次に極板群
4を電池ケース5内に収納してから、正極2を電池ケー
ス5の蓋部に形成された正極端子6に超音波溶接により
接続し、負極1を電池ケース5に超音波溶接により接続
した。次に炭酸エチレン(EC)と炭酸ジエチル(DE
C)と炭酸ジメチル(DMC)とが下記表1に示される
体積割合になるようにそれぞれアルゴン雰囲気中で混合
して溶媒を作り、これらの溶媒中に1MのLiPF6
らなるリチウム塩をそれぞれ溶解して電解液を作った。
次に、各電解液をセパレータ3に3mlを含浸させて、公
称容量400mAh のリチウム二次電池をそれぞれ完成し
た。表1には各電池を1Aの電流で終止電圧3Vまで高
率放電したときの容量も併せて示した。
【0009】
【表1】 本表より、本実施例の各電池は、比較例の各電池に比べ
て高い容量を得られるのが分る。なお比較例3の電池は
比較的高い容量が得られるが、リチウム二次電池の使用
温度範囲内の−20℃で保管したところ、電解液が凝固
した。
【0010】次に実施例6及び比較例4の電池を制限電
流100mAで4.15Vの定電圧充電を5時間行った後
に、1Aの電流で終止電圧3Vまで高率放電を行った。
図2はその測定結果を示している。本図より、実施例6
の電池は、比較例4の電池に比べて作動電圧が高く、エ
ネルギー密度が高いのが分る。表1及び図2において、
本実施例の電池の性能が向上している理由は、電解液の
イオン導電率が高くなり、過電圧が低下したためであ
る。これらの試験を繰り返して行って得られた溶媒の良
好な混合割合の範囲を図3に示す。本図より炭酸エチレ
ンの溶媒に対する体積割合を20〜40%とし、炭酸ジ
エチルの溶媒に対する体積割合を10〜20%とし、炭
酸ジメチルの溶媒に対する体積割合を45〜65%とす
るか、または、炭酸エチレンの溶媒に対する体積割合を
40〜45%とし、炭酸ジエチルの溶媒に対する体積割
合を5〜12%とし、炭酸ジメチルの溶媒に対する体積
割合を46〜50%とすれば良いのが分る。
【0011】以下、明細書に記載した複数の発明の中で
いくつかの発明についてその構成を示す。
【0012】(1) リチウムイオンの吸蔵、放出が可
能な炭素材料からなる負極材層とLiCoO2 からなる
正極材層とが非水電解液を含有する電解質層を介して積
層され、前記非水電解液は、LiPF6 からなるリチウ
ム塩が溶媒に溶解されてなるリチウム二次電池におい
て、前記溶媒として、炭酸エチレンと炭酸ジエチルと炭
酸ジメチルとの混合物を用い、前記炭酸エチレンの前記
溶媒に対する体積割合が20〜40%であり、前記炭酸
ジエチルの前記溶媒に対する体積割合が10〜20%で
あり、前記炭酸ジメチルの前記溶媒に対する体積割合が
45〜65%であることを特徴とするリチウム二次電
池。
【0013】(2) リチウムイオンの吸蔵、放出が可
能な炭素材料からなる負極材層とLiCoO2 からなる
正極材層とが非水電解液を含有する電解質層を介して積
層され、前記非水電解液は、LiPF6 からなるが溶媒
に溶解されてなるリチウム二次電池において、前記溶媒
として、炭酸エチレンと炭酸ジエチルと炭酸ジメチルと
の混合物を用い、前記炭酸エチレンの前記溶媒に対する
体積割合が40〜45%であり、前記炭酸ジエチルの前
記溶媒に対する体積割合が5〜12%であり、前記炭酸
ジメチルの前記溶媒に対する体積割合が46〜50%で
あることを特徴とするリチウム二次電池。
【0014】
【発明の効果】本発明の体積割合で、炭酸エチレンと炭
酸ジエチルと炭酸ジメチルとを混合するイオン導電率の
高い溶媒を得ることができる。そのため、電解質のイオ
ン導電率を高めてリチウム二次電池の高率放電特性を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 試験に用いたリチウム二次電池の断面図であ
る。
【図2】 試験に用いたリチウム二次電池の高率放電特
性を示す図である。
【図3】 溶媒の良好な混合割合の範囲を示す図である

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リチウムイオンの吸蔵、放出が可能な炭
    素材料からなる負極材層とリチウム含有酸化物からなる
    正極材層とが非水電解液を含有する電解質層を介して積
    層され、 前記非水電解液がリチウム塩が溶媒に溶解されたものか
    らなり、 前記溶媒として、炭酸エチレンと炭酸ジエチルと炭酸ジ
    メチルとの混合物を用いるリチウム二次電池において、 前記炭酸エチレンの前記溶媒に対する体積割合が20〜
    40%であり、前記炭酸ジエチルの前記溶媒に対する体
    積割合が10〜20%であり、前記炭酸ジメチルの前記
    溶媒に対する体積割合が45〜65%であることを特徴
    とするリチウム二次電池。
  2. 【請求項2】 リチウムイオンの吸蔵、放出が可能な炭
    素材料からなる負極材層とリチウム含有酸化物からなる
    正極材層とが非水電解液を含有する電解質層を介して積
    層され、 前記非水電解液は、リチウム塩が溶媒に溶解されてな
    り、 前記溶媒として、炭酸エチレンと炭酸ジエチルと炭酸ジ
    メチルとの混合物を用いるリチウム二次電池において、 前記炭酸エチレンの前記溶媒に対する体積割合が40〜
    45%であり、前記炭酸ジエチルの前記溶媒に対する体
    積割合が5〜12%であり、前記炭酸ジメチルの前記溶
    媒に対する体積割合が46〜50%であることを特徴と
    するリチウム二次電池。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000311706A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 円筒形リチウムイオン電池
KR20040036817A (ko) * 2002-10-25 2004-05-03 한국전기연구원 리튬이차전지

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000311706A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 円筒形リチウムイオン電池
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