JPH0963386A - グロメット - Google Patents

グロメット

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JPH0963386A
JPH0963386A JP22074895A JP22074895A JPH0963386A JP H0963386 A JPH0963386 A JP H0963386A JP 22074895 A JP22074895 A JP 22074895A JP 22074895 A JP22074895 A JP 22074895A JP H0963386 A JPH0963386 A JP H0963386A
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JP
Japan
Prior art keywords
grommet
body panel
vehicle body
seal lip
hole
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22074895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Suzuki
将久 鈴木
Tatsuhiko Okamoto
辰彦 岡本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0963386A publication Critical patent/JPH0963386A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体パネルに対してグロメットが正規装着状
態で確実に装着しているか否かを容易に確認できるよう
にする。 【解決手段】 ワイヤハーネスW/Hの外周に密着する
小径筒部10aと、該小径筒部の一端より拡径すると共
に外周面に車体パネル1の貫通穴1aの内周縁に係合す
る係合溝10cを有する拡径部10bとを備え、上記係
合溝の側壁端縁より貫通穴周縁の車体パネルに圧接する
シールリップ10dを突設しているグロメット10にお
いて、上記シールリップの外面に、グロメットの色とは
異なる色からなる装着確認用目印11を設け、リップが
径方向に変形して車体パネルに圧接すると上記装着確認
用目印が外観できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体パネ
ルの貫通穴に、ワイヤハーネスを内部に挿通した状態で
装着するグロメットに関し、特に、車体パネルに対して
グロメットが正規装着状態で確実に装着されているか否
かを一目で確認できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジンルーム側の室外
と室内側との隔壁を構成する車体パネル等を通してワイ
ヤハーネスを配索する場合、車体パネルに穿設した貫通
穴にグロメットを介してワイヤハーネスを貫通させてい
る。この種のグロメットは、ゴムあるいはエラストマー
より成形しており、ワイヤハーネスの外周に密着する小
径筒部と、該小径筒部の一端より拡径すると共に外周面
に車体パネルの貫通穴に係合する係合溝を有する拡径部
とを有する構成からなる。
【0003】上記グロメットとしては、従来、図4に示
す第1従来例に示すように、ワイヤハーネスW/Hをグ
ロメット2に予め取り付けた状態で、室内側から矢印X
で示すように、小径筒部2aを車体パネル1の貫通穴1
aに通し、拡径部2bを貫通穴1aに押し込んで、開口
端近傍の外周に設けた係合溝2cを貫通穴1aに嵌合さ
せ、係合溝2cの端縁より突設したシールリップ2dを
室内側の車体パネル面1bに圧接させるタイプが多い。
【0004】また、図5に示す第2従来例のグロメット
3は、室外側から矢印Yで示すように、拡径部3bの開
口側より車体パネル1の貫通穴1aに押し込み、該拡径
部3bの外周面に設けた係合溝3cを貫通穴1aと係合
し、係合溝3cの端縁より突設したシールリップ3dを
室外側の車体パネル面1cに圧接させている。
【0005】さらに、図6に示す第3従来例のグロメッ
ト4は、拡径部4bの内部に車体係止用の樹脂インナー
5を取り付け、該樹脂インナー5の先端に係止爪5aを
突設する一方、拡径部4bの先端にシールリップ4dを
突設し、該シールリップ4dと係止爪5aとの間に車体
パネルの貫通穴に係合する係合溝を構成している。該グ
ロメット4は、室外側から矢印Yで示すように車体パネ
ル1の貫通穴1aに押し込み、樹脂インナー5の係止爪
5aを貫通穴1aの室内側の車体パネル面1bに係止す
ると共に、シールリップ4dを室外側の車体パネル面1
cに圧接させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のグロメ
ット2、3、4は、いずれも、正規の装着状態で装着さ
れているか否か、例えば、グロメットのシールリップの
全体が車体パネル面に圧接しているか否かを簡単に確認
することが出来なかった。
【0007】即ち、第1および第2従来例のグロメット
2、3は、グロメットがゴムあるいはエラストマーから
なる弾性体で成形されているため、車体の貫通穴1aに
係合溝が係合して装着された時の節度感が得にくい。こ
れに対して、第3従来例のグロメット4は、上記樹脂イ
ンナー5を貫通穴1aに挿入して取り付けるため、ロッ
ク感は得ることが出来るが、部品点数が増加してコスト
高になる等の欠点がある。
【0008】また、上記従来のグロメット2、3、4の
いずれも、装着時にシールリップ2d、3d、4dの一
部が内径方向に折れ曲がったり、或いはめくれて変形
し、シールリップ2d、3d、4dが全周にわたって車
体パネル面に密着していない場合もあるが、グロメット
の装着場所は、狭くて薄暗い場所であり、また、通常、
グロメットは黒色からなるため、シールリップの装着状
態を確認しにくい問題があった。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、車体パネルに対してグロメット、特に、シールリッ
プが正規装着状態で確実に装着しているか否かを容易に
確認できるグロメットを提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスの外周に密
着する小径筒部と、該小径筒部の一端より拡径すると共
に外周面に車体パネルの貫通穴に係合する係合溝を有す
る拡径部とを備え、上記係合溝の側壁端縁より貫通穴周
縁の車体パネルに圧接するシールリップを突設してなる
グロメットにおいて、上記シールリップの外面に、グロ
メットの色とは異なる色からなる装着確認用目印を設
け、シールリップが径方向の外向きに変形して車体パネ
ルに圧接すると上記装着確認用目印が外観できる構成と
しているグロメットを提供している。
【0011】上記グロメットにワイヤハーネスを取り付
けた状態で自動車の組立ラインにおいて、車体パネルの
貫通穴にワイヤハーネスを通してグロメットを貫通穴に
装着すると、シールリップが車体パネルに当接するた
め、径方向の外向きに弾性変形し、グロメットの他の部
分の外周面より突設する。よって、シールリップの外面
にもうけた装着確認用目印が容易に外観できる状態とな
る。これにより、シールリップが弾性変形されて車体パ
ネル面に圧接されているか否かを容易に確認できる。言
い換えると、シールリップが内側に折れ曲がったり、め
くれてシールリップの内面側が露出している場合、装着
確認用目印が見えないため、装着不良であると簡単に判
断できる。
【0012】上記装着確認用目印は、シールリップリッ
プ外面に、周方向に連続させて設けることが好ましい。
(請求項2)上記グロメットによると、リップの一部が
径方向内側に折れ曲がり、めくれたりした場合、上記装
着確認用目印が円環状に連続しないため、作業者が容易
に誤装着状態を確認できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1および図2に示す
ように、本発明のグロメット10は、多数本の電線から
なるワイヤハーネスW/Hの外周に密着する小径筒部1
0aと、該小径筒部10aの一端より拡径すると共に外
周面に車体パネル1の貫通穴1aに係合する係合溝10
cを有する拡径部10bとを、ゴム等の弾性体により一
体形成している。本実施形態のグロメット10は、前記
図4に示す第1従来例のように、室内側より室外側へと
車体パネル1の貫通穴1aに貫通させて装着するタイプ
である。
【0014】上記係合溝10cは拡径部10bの外周面
に全周方向かけて凹設している。該係合溝10cより拡
径部の開口10fにかけて径方向外方に突出させたフラ
ンジ部10eを設け、車体パネル1の室内側のパネル面
1bに接する側の係合溝側壁10c−1に連続する上記
フランジ部の端面よりシールリップ10dを係合溝10
e側へと突設している。
【0015】上記シールリップ10dは図2に示すよう
に軸線方向へ突出させ、該シールリップ10dの外面と
フランジ部10eの外面と面一とすると共に、係合溝側
壁10c−1よりシールリップ10dの先端へと傾斜さ
せ、図1に示すように、車体パネル1に装着した時に、
シールリップ10dが径方向の外向きに弾性変形してパ
ネル面1bに容易に圧接できるようにしている。
【0016】上記シールリップ10dの外面全面に、グ
ロメット10の色とは異なる色を塗布して装着確認用目
印11を設けている。該装着確認用目印11は、薄暗い
箇所でも目立つように明るい配色の塗料を塗布してい
る。例えば、グロメット10は通常黒色からなるため、
黄色の塗料をシールリップ10dの全周外面に塗布して
装着確認用目印11としている。
【0017】図1に示すように、上記グロメット10に
ワイヤハーネスW/Hを通して取り付けた状態で、自動
車の組立ラインにおいて、車体パネル1の貫通穴1aに
室内側より室外側へと矢印Xで示す方向より、小径筒部
10aを通し、ついで、拡径部10bを押し込み、係合
溝10cを貫通穴1aに係合して、グロメット10を車
体パネル1に装着する。
【0018】上記グロメット10を車体パネル1に装着
する前の状態では、図2に示すように、グロメット10
のリップ10eの外周面がフランジ部10dの外周面と
面一な状態となっている。そのため、グロメット10を
前後方向から見た場合、上記装着確認用目印11の色は
外観できない状態となっている。
【0019】しかしながら、グロメット10を車体パネ
ル1に装着した状態では、シールリップ10dは径方向
の外向きに弾性変形して車体パネル1のパネル面1bに
当接する。即ち、軸線方向のシールリップ10dの外面
が径方向に変形し、図3でクロス斜線で示すように、フ
ランジ部10eより外周方向に突出するため、シールリ
ップ外面が軸線方向(前後方向)から外観できる状態と
なる。
【0020】このように、シールリップ10dが弾性変
形して車体パネル面に圧接すると、該シールリップ10
dの外面に設けた装着確認用目印11が室内側より外観
できる状態となる。言い換えると、シールリップ10d
が内側に折れ曲がったり、めくれてシールリップ内面が
露出すると、装着確認用目印11が外観できなくなる。
よって、図3に示すように、装着確認用目印11が円環
状となったことにより、シールリップ10dが全周にわ
たって、車体パネル1のパネル面1bに圧接して、グロ
メット10が正規の装着状態で車体パネル1に装着され
たことを、作業者が確認することが出来る。
【0021】よって、本発明のグロメット10では、第
1および第2従来例のグロメット2、3と同様に、車体
パネル1への係合部分が弾性体で形成されているため節
度感が得られにくいが、上記装着確認用目印11が装着
状態で突出することにより、装着状態を確認することが
出来る。
【0022】尚、上記実施形態では、シールリップ10
dの外面全体を着色して装着確認用目印11を設けてい
るが、シールリップ10dの一部に1本以上の円環状の
線、または、任意の模様やガラ等により目印を設けても
よい。また、シールリップ10dの外面だけでなく、面
一に成形されるフランジ部10eの外周面にかけて設け
ても良い。さらに、前記図5に示す第2従来例および図
6に示す第3従来例のタイプのグロメットのシールリッ
プに上記装着確認用目印11を設けても、上記と同様の
作用・効果を得ることが出来ることは言うまでも無い。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に記載のグロメットでは、車体パネルに圧接
するシールリップの外面に、グロメットの他の部分の色
とは異なる色の装着確認用目印を設け、グロメットを車
体パネルに装着させると、リップが径方向外向きに弾性
変形して外観できる構成としているため、グロメットが
正規の装着状態で車体パネルに装着されたことを、作業
者が確認することができ、よって、グロメットの装着作
業性を向上させることが出来る。
【0024】請求項2に記載のグロメットでは、上記装
着確認用目印をリップの周方向に連続させて設けている
ため、正規の装着状態では上記装着確認用目印が円環状
に外観できる一方、リップの一部等が折れ曲がった誤装
着状態で装着された場合には円環状に外観できないた
め、作業者が誤装着状態となっていることを容易に確認
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のグロメットを車体パネルに取り付け
た状態を示す一部断面図である。
【図2】 車体パネルに装着する前の状態のグロメット
を示す一部断面図である。
【図3】 図1のIII矢視図である。
【図4】 第1従来例のグロメットを車体パネルに取り
付けた状態を示す一部断面図である。
【図5】 第2従来例のグロメットを車体パネルに取り
付けた状態を示す一部断面図である。
【図6】 第3従来例のグロメットを車体パネルに取り
付けた状態を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 車体パネル 1a 貫通穴 10 グロメット 10a 小径筒部 10b 拡径部 10c 係合溝 10d リップ 11 装着確認用目印 W/H ワイヤハーネス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスの外周に密着する小径筒
    部と、該小径筒部の一端より拡径すると共に外周面に車
    体パネルの貫通穴に係合する係合溝を有する拡径部とを
    備え、上記係合溝の側壁端縁より貫通穴周縁の車体パネ
    ルに圧接するシールリップを突設してなるグロメットに
    おいて、 上記シールリップの外面に、グロメットの色とは異なる
    色からなる装着確認用目印を設け、シールリップが径方
    向の外向きに変形して車体パネルに圧接すると上記装着
    確認用目印が外観できる構成としているグロメット。
  2. 【請求項2】 上記装着確認用目印はシールリップ外面
    に、周方向に連続させて設けている請求項1に記載のグ
    ロメット。
JP22074895A 1995-08-29 1995-08-29 グロメット Withdrawn JPH0963386A (ja)

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JP22074895A JPH0963386A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 グロメット

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011003671A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 床下機器箱配線構造
JP2016059188A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 住友電装株式会社 グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
CN114362408A (zh) * 2021-12-03 2022-04-15 卧龙电气驱动集团股份有限公司 一种电机电控二合一的三相线密封护套及线束密封方法

Cited By (4)

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Effective date: 20021105