JPH0963314A - 自動追尾照明装置 - Google Patents
自動追尾照明装置Info
- Publication number
- JPH0963314A JPH0963314A JP7219065A JP21906595A JPH0963314A JP H0963314 A JPH0963314 A JP H0963314A JP 7219065 A JP7219065 A JP 7219065A JP 21906595 A JP21906595 A JP 21906595A JP H0963314 A JPH0963314 A JP H0963314A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 追尾動作がスムーズで且つ追尾動作の速いも
のとする。 【解決手段】 撮像手段2 を搭載したスポットライト1
と、スポットライトの姿勢制御を行う回転台3 と、撮像
手段の映像信号から対象物位置を検出するとともに対象
物位置に基づいて回転台移動ベクトルを出力する画像処
理部5 と、画像処理部の出力する回転台移動ベクトルに
基づき回転台を駆動し、対象物にスポットライトを追尾
せしめる回転台制御部4 とを備える自動追尾照明装置で
あって、画像処理部は、撮像手段からの映像信号をデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄ変換部50と、Ａ／Ｄ変換され
た画像データに対して流れボケ修正を施す流れボケ修正
部51と、流れボケ修正を施した修正済み画像データに基
づいて対象物位置を検出する対象物位置検出部53と、対
象物位置検出部の検出する対象物位置に基づいて回転台
移動ベクトルを算出する回転台移動ベクトル生成部54と
を含んで構成した。
のとする。 【解決手段】 撮像手段2 を搭載したスポットライト1
と、スポットライトの姿勢制御を行う回転台3 と、撮像
手段の映像信号から対象物位置を検出するとともに対象
物位置に基づいて回転台移動ベクトルを出力する画像処
理部5 と、画像処理部の出力する回転台移動ベクトルに
基づき回転台を駆動し、対象物にスポットライトを追尾
せしめる回転台制御部4 とを備える自動追尾照明装置で
あって、画像処理部は、撮像手段からの映像信号をデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄ変換部50と、Ａ／Ｄ変換され
た画像データに対して流れボケ修正を施す流れボケ修正
部51と、流れボケ修正を施した修正済み画像データに基
づいて対象物位置を検出する対象物位置検出部53と、対
象物位置検出部の検出する対象物位置に基づいて回転台
移動ベクトルを算出する回転台移動ベクトル生成部54と
を含んで構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動する対象物を
自動的に追尾し、その対象物の近傍のみを照明する自動
追尾照明装置に関する。
自動的に追尾し、その対象物の近傍のみを照明する自動
追尾照明装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の照明装置は、スポットラ
イトがパン方向とチルト方向とに回動可能な電動機構の
回転台に取着されており、人間が判断しながらジョイス
ティックなどでスポットライトの遠隔制御操作を行い、
追尾の対象物（例えば舞台における役者や結婚式場にお
ける新郎新婦など）の位置を照明するものであった。そ
のため、スポットライトが多箇所に分散設置されている
場合には一人の操作者だけでは取り扱いが困難であると
ともに、スポットライトの照射角度が操作者の見ている
角度と異なる場合、操作者は大変な労力と熟練とを要求
されるものであった。
イトがパン方向とチルト方向とに回動可能な電動機構の
回転台に取着されており、人間が判断しながらジョイス
ティックなどでスポットライトの遠隔制御操作を行い、
追尾の対象物（例えば舞台における役者や結婚式場にお
ける新郎新婦など）の位置を照明するものであった。そ
のため、スポットライトが多箇所に分散設置されている
場合には一人の操作者だけでは取り扱いが困難であると
ともに、スポットライトの照射角度が操作者の見ている
角度と異なる場合、操作者は大変な労力と熟練とを要求
されるものであった。
【０００３】そこで、近年、照明範囲の一部または全部
を視野に持つテレビカメラなどの撮像手段をスポットラ
イトに取着し、該撮像手段から得られる映像信号を処理
し、照明すべき対象物の位置を定めながら自動的に対象
物を追尾照明するようにした自動追尾照明装置が開発さ
れている。
を視野に持つテレビカメラなどの撮像手段をスポットラ
イトに取着し、該撮像手段から得られる映像信号を処理
し、照明すべき対象物の位置を定めながら自動的に対象
物を追尾照明するようにした自動追尾照明装置が開発さ
れている。
【０００４】ところが、自動追尾を行う際、回転台が回
転している最中に映像を取り込んで対象物位置の検出処
理を行うと、回転台の回転に伴いテレビカメラも移動
し、本来図４（ａ）に示すような対象物として取り込ま
れるはずの映像に図４（ｂ）に示すようなボケ（一般に
は流れるという）が生じ、正確に対象物位置を検出する
ことが困難になる。なお、図４（ｂ）においては左右方
向の流れボケが生じている。
転している最中に映像を取り込んで対象物位置の検出処
理を行うと、回転台の回転に伴いテレビカメラも移動
し、本来図４（ａ）に示すような対象物として取り込ま
れるはずの映像に図４（ｂ）に示すようなボケ（一般に
は流れるという）が生じ、正確に対象物位置を検出する
ことが困難になる。なお、図４（ｂ）においては左右方
向の流れボケが生じている。
【０００５】そこで、従来開発されている自動追尾照明
装置にあっては、回転台を静止させテレビカメラも静止
した状態で映像を取り込んで対象物位置の検出処理を行
うという、間欠処理が行われている。
装置にあっては、回転台を静止させテレビカメラも静止
した状態で映像を取り込んで対象物位置の検出処理を行
うという、間欠処理が行われている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような間欠処理による対象物位置の検出では、回転台は
静止と回転とを繰り返す動作となり、追尾動作そのもの
が遅くなることから、追尾の逸脱を生じ易いとともに、
スポットライトによる照明がぎくしゃくして見苦しいも
のになるという問題点があった。
ような間欠処理による対象物位置の検出では、回転台は
静止と回転とを繰り返す動作となり、追尾動作そのもの
が遅くなることから、追尾の逸脱を生じ易いとともに、
スポットライトによる照明がぎくしゃくして見苦しいも
のになるという問題点があった。
【０００７】本発明は、上記の問題点を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、対象物の移
動に対する照明の追尾が速く且つ追尾動作の滑らかな自
動追尾照明装置を提供することにある。
成されたもので、その目的とするところは、対象物の移
動に対する照明の追尾が速く且つ追尾動作の滑らかな自
動追尾照明装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項１記載の発明にあっては、照射方
向に一致する撮像手段を搭載したスポットライトと、該
スポットライトの姿勢制御を行う回転台と、撮像手段の
出力する映像信号から対象物位置を検出するとともに該
検出した対象物位置に基づいて回転台移動ベクトルを出
力する画像処理部と、該画像処理部の出力する回転台移
動ベクトルに基づき回転台を駆動し、移動する対象物に
スポットライトを追尾せしめる回転台制御部と、を備え
る自動追尾照明装置であって、前記画像処理部は、撮像
手段の出力する映像信号をデジタル信号に変換するＡ／
Ｄ変換部と、該Ａ／Ｄ変換された画像データに対して流
れボケ修正を施す流れボケ修正部と、該流れボケ修正を
施した修正済み画像データに基づいて対象物位置を検出
する対象物位置検出部と、該対象物位置検出部の検出す
る対象物位置に基づいて回転台移動ベクトルを算出する
回転台移動ベクトル生成部とを含んで成ることを特徴と
する。
解決するため、請求項１記載の発明にあっては、照射方
向に一致する撮像手段を搭載したスポットライトと、該
スポットライトの姿勢制御を行う回転台と、撮像手段の
出力する映像信号から対象物位置を検出するとともに該
検出した対象物位置に基づいて回転台移動ベクトルを出
力する画像処理部と、該画像処理部の出力する回転台移
動ベクトルに基づき回転台を駆動し、移動する対象物に
スポットライトを追尾せしめる回転台制御部と、を備え
る自動追尾照明装置であって、前記画像処理部は、撮像
手段の出力する映像信号をデジタル信号に変換するＡ／
Ｄ変換部と、該Ａ／Ｄ変換された画像データに対して流
れボケ修正を施す流れボケ修正部と、該流れボケ修正を
施した修正済み画像データに基づいて対象物位置を検出
する対象物位置検出部と、該対象物位置検出部の検出す
る対象物位置に基づいて回転台移動ベクトルを算出する
回転台移動ベクトル生成部とを含んで成ることを特徴と
する。
【０００９】請求項２記載の発明にあっては、前記流れ
ボケ修正部は、前記回転台移動ベクトルに基づいて空間
フィルタの係数が逐次更新される局所並列オペレータを
含んでいることを特徴とする。
ボケ修正部は、前記回転台移動ベクトルに基づいて空間
フィルタの係数が逐次更新される局所並列オペレータを
含んでいることを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動追尾照明
装置の一実施の形態を図１〜図３に基づいて詳細に説明
する。図１は自動追尾照明装置を示すブロック図、図２
は自動追尾照明装置の概略を示す構成図、図３は流れボ
ケ修正部の局所並列オペレータを説明するブロック図で
ある。図２に示すように、自動追尾照明装置は、スポッ
トライト１と、撮像手段に相当するテレビカメラ２と、
回転台３と、回転台制御部４と、画像処理部５とを備え
る。
装置の一実施の形態を図１〜図３に基づいて詳細に説明
する。図１は自動追尾照明装置を示すブロック図、図２
は自動追尾照明装置の概略を示す構成図、図３は流れボ
ケ修正部の局所並列オペレータを説明するブロック図で
ある。図２に示すように、自動追尾照明装置は、スポッ
トライト１と、撮像手段に相当するテレビカメラ２と、
回転台３と、回転台制御部４と、画像処理部５とを備え
る。
【００１１】スポットライト１は、対象物をスポット的
に照明する照明装置であり、図１に示すように内部に投
光用光源１０を備える。テレビカメラ２はスポットライ
ト１に取着され、テレビカメラ２の撮像軸はスポットラ
イト１の光学的軸と平行にされる。回転台３は、回転台
制御部４からの駆動指示に基づいて、スポットライト１
の姿勢をパンおよびチルト方向に自由自在に可変できる
電動回転台であり、スポットライト１が強固に取着して
いる。回転台制御部４は、画像処理部５から出力される
回転台移動ベクトルに基づいて、対象物が移動していて
も常にスポットライト１の照射方向が対象物の方向に向
くよう、回転台３すなわちスポットライト１を姿勢制御
する。
に照明する照明装置であり、図１に示すように内部に投
光用光源１０を備える。テレビカメラ２はスポットライ
ト１に取着され、テレビカメラ２の撮像軸はスポットラ
イト１の光学的軸と平行にされる。回転台３は、回転台
制御部４からの駆動指示に基づいて、スポットライト１
の姿勢をパンおよびチルト方向に自由自在に可変できる
電動回転台であり、スポットライト１が強固に取着して
いる。回転台制御部４は、画像処理部５から出力される
回転台移動ベクトルに基づいて、対象物が移動していて
も常にスポットライト１の照射方向が対象物の方向に向
くよう、回転台３すなわちスポットライト１を姿勢制御
する。
【００１２】画像処理部５は、テレビカメラ２の出力す
る映像信号から得られる画像データに画像処理を施して
対象物位置を検出するとともに、該検出した対象物位置
のテレビカメラ２の視野中心からの振れすなわち撮像軸
からの振れを検出し、該振れを無くして対象物をテレビ
カメラ２の視野中心に位置させるよう、回転台制御部４
に回転台３を駆動せしめるための回転台移動ベクトル
を、回転台制御部４に出力する。画像処理部５は、図１
に示すように内部に、Ａ／Ｄ変換部５０と、流れボケ修
正部５１と、映像メモリ５２と、対象物位置検出部５３
と、回転台移動ベクトル生成部５４とを備える。
る映像信号から得られる画像データに画像処理を施して
対象物位置を検出するとともに、該検出した対象物位置
のテレビカメラ２の視野中心からの振れすなわち撮像軸
からの振れを検出し、該振れを無くして対象物をテレビ
カメラ２の視野中心に位置させるよう、回転台制御部４
に回転台３を駆動せしめるための回転台移動ベクトル
を、回転台制御部４に出力する。画像処理部５は、図１
に示すように内部に、Ａ／Ｄ変換部５０と、流れボケ修
正部５１と、映像メモリ５２と、対象物位置検出部５３
と、回転台移動ベクトル生成部５４とを備える。
【００１３】Ａ／Ｄ変換部５０は、テレビカメラ２から
のアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換する。流
れボケ修正部５１は、Ａ／Ｄ変換部５０から出力される
デジタル映像信号に基づく１フレームの画像データに、
流れボケを修正する画像処理を施し、ボケの無い鮮明な
画像データにして、映像メモリ５２に出力する。流れボ
ケ修正部５１は、具体的には、ラインバッファを用いた
積和演算回路を含んで構成されるところの、図３に示す
ような局所並列オペレータである。
のアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換する。流
れボケ修正部５１は、Ａ／Ｄ変換部５０から出力される
デジタル映像信号に基づく１フレームの画像データに、
流れボケを修正する画像処理を施し、ボケの無い鮮明な
画像データにして、映像メモリ５２に出力する。流れボ
ケ修正部５１は、具体的には、ラインバッファを用いた
積和演算回路を含んで構成されるところの、図３に示す
ような局所並列オペレータである。
【００１４】デジタル画像処理理論によれば、流れボケ
は、ボケ修正のための空間フィルタを局所並列オペレー
タにより構成でき、更に、その流れの方向と速度とが既
知の場合は、流れによって発生するボケに対応する空間
フィルタの係数を計算でき、ボケ修正が可能であること
が知られている。一般に、この局所並列オペレータは３
×３あるいは５×５程度のフィルタサイズでよく、図３
に示すように、画像データを垂直方向に遅延させるライ
ンバッファ５１１，５１２と、各係数と画像データとを
掛け合わせる乗算器Ａ，Ｂ，…Ｉと、それぞれの乗算器
Ａ，Ｂ，…Ｉの演算結果を累積加算する加算器５１３と
により構成される。なお、図３は３×３のフィルタサイ
ズの局所並列オペレータの場合を示している。
は、ボケ修正のための空間フィルタを局所並列オペレー
タにより構成でき、更に、その流れの方向と速度とが既
知の場合は、流れによって発生するボケに対応する空間
フィルタの係数を計算でき、ボケ修正が可能であること
が知られている。一般に、この局所並列オペレータは３
×３あるいは５×５程度のフィルタサイズでよく、図３
に示すように、画像データを垂直方向に遅延させるライ
ンバッファ５１１，５１２と、各係数と画像データとを
掛け合わせる乗算器Ａ，Ｂ，…Ｉと、それぞれの乗算器
Ａ，Ｂ，…Ｉの演算結果を累積加算する加算器５１３と
により構成される。なお、図３は３×３のフィルタサイ
ズの局所並列オペレータの場合を示している。
【００１５】ここで、空間フィルタの係数の計算に必要
となる流れの方向と速度とは、回転台移動ベクトル生成
部５４からの最新の回転台移動ベクトルを用いる。この
ような操作により、回転台３に取着されたテレビカメラ
２の回転によって生じる流れボケに対し、流れの方向と
速度とに対応した空間フィルタの係数が局所並列オペレ
ータにセットされ、それにより流れボケが常に修正され
る。
となる流れの方向と速度とは、回転台移動ベクトル生成
部５４からの最新の回転台移動ベクトルを用いる。この
ような操作により、回転台３に取着されたテレビカメラ
２の回転によって生じる流れボケに対し、流れの方向と
速度とに対応した空間フィルタの係数が局所並列オペレ
ータにセットされ、それにより流れボケが常に修正され
る。
【００１６】映像メモリ５２は、流れボケ修正部５１の
逐次出力する流れボケ修正を施した画像データを一時的
に記憶する。対象物位置検出部５３は、該映像メモリ５
２に記憶された画像データに基づき、対象物位置を推定
する。回転台移動ベクトル生成部５４は、対象物位置検
出部５３の推定した対象物位置に基づいて、回転台制御
部４に制御指示を与えるための回転台移動ベクトルを算
出し、回転台制御部４に出力する。
逐次出力する流れボケ修正を施した画像データを一時的
に記憶する。対象物位置検出部５３は、該映像メモリ５
２に記憶された画像データに基づき、対象物位置を推定
する。回転台移動ベクトル生成部５４は、対象物位置検
出部５３の推定した対象物位置に基づいて、回転台制御
部４に制御指示を与えるための回転台移動ベクトルを算
出し、回転台制御部４に出力する。
【００１７】上述のように構成される自動追尾照明装置
は次のように動作する。すなわち、スポットライト１が
対象物（例えば舞台上の役者）を照明しており、スポッ
トライト２に取着するテレビカメラ２は該対象物を撮像
している。そして、テレビカメラ２は、対象物の映って
いる映像信号をＡ／Ｄ変換部５０に逐次出力する。Ａ／
Ｄ変換部５０は、テレビカメラ２からのアナログ映像信
号をデジタル映像信号に変換し、流れボケ修正部５１に
逐次出力する。
は次のように動作する。すなわち、スポットライト１が
対象物（例えば舞台上の役者）を照明しており、スポッ
トライト２に取着するテレビカメラ２は該対象物を撮像
している。そして、テレビカメラ２は、対象物の映って
いる映像信号をＡ／Ｄ変換部５０に逐次出力する。Ａ／
Ｄ変換部５０は、テレビカメラ２からのアナログ映像信
号をデジタル映像信号に変換し、流れボケ修正部５１に
逐次出力する。
【００１８】流れボケ修正部５１は、回転台移動ベクト
ル生成部５４が算出した最新の回転台移動ベクトルに基
づき逐次適応化される空間フィルタにより、Ａ／Ｄ変換
部５０からのデジタル映像信号の画像データに常に適切
な流れボケ修正を施し、ボケの無い鮮明な映像の画像デ
ータを映像メモリ５２に対して逐次出力する。映像メモ
リ５２は、該ボケの無い鮮明な映像の画像データを逐次
一時的に記憶する。
ル生成部５４が算出した最新の回転台移動ベクトルに基
づき逐次適応化される空間フィルタにより、Ａ／Ｄ変換
部５０からのデジタル映像信号の画像データに常に適切
な流れボケ修正を施し、ボケの無い鮮明な映像の画像デ
ータを映像メモリ５２に対して逐次出力する。映像メモ
リ５２は、該ボケの無い鮮明な映像の画像データを逐次
一時的に記憶する。
【００１９】対象物位置検出部５３は、該映像メモリ５
２に記憶された画像データに基づき、対象物位置を逐次
検出する。回転台移動ベクトル生成部５４は、対象物位
置検出部５３の逐次検出する対象物位置に基づいて、テ
レビカメラ２の視野中心からの振れすなわち撮像軸から
の振れを認識し、該振れを無くし対象物をテレビカメラ
２の視野中心に位置させるように、回転台制御部４に回
転台３を駆動せしめるための回転台移動ベクトルを逐次
演算して、回転台制御部４に出力する。
２に記憶された画像データに基づき、対象物位置を逐次
検出する。回転台移動ベクトル生成部５４は、対象物位
置検出部５３の逐次検出する対象物位置に基づいて、テ
レビカメラ２の視野中心からの振れすなわち撮像軸から
の振れを認識し、該振れを無くし対象物をテレビカメラ
２の視野中心に位置させるように、回転台制御部４に回
転台３を駆動せしめるための回転台移動ベクトルを逐次
演算して、回転台制御部４に出力する。
【００２０】回転台制御部４は、回転台移動ベクトル生
成部５４から入力する回転台移動ベクトルに応じて回転
台３をパンおよびチルト方向に駆動し、対象物が移動し
ても常にスポットライト１の照射方向が対象物の方向に
向くようスポットライト１を姿勢制御する。
成部５４から入力する回転台移動ベクトルに応じて回転
台３をパンおよびチルト方向に駆動し、対象物が移動し
ても常にスポットライト１の照射方向が対象物の方向に
向くようスポットライト１を姿勢制御する。
【００２１】従って、上述のような実施の形態の自動追
尾照明装置は、回転台３が回転しつつあるときにテレビ
カメラ２の撮像した流れボケの含む映像であっても、流
れボケ修正部５１によって鮮明な映像に修正して対象物
位置の正確な検出が可能であり、従来のような『回転移
動→停止→対象物位置検出』を繰り返す、間欠的なぎく
しゃくした動作での追尾照明ではなく、スムーズな追尾
照明が可能となる。
尾照明装置は、回転台３が回転しつつあるときにテレビ
カメラ２の撮像した流れボケの含む映像であっても、流
れボケ修正部５１によって鮮明な映像に修正して対象物
位置の正確な検出が可能であり、従来のような『回転移
動→停止→対象物位置検出』を繰り返す、間欠的なぎく
しゃくした動作での追尾照明ではなく、スムーズな追尾
照明が可能となる。
【００２２】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、流れボケ
を含む映像であっても、流れボケ修正部にて鮮明な映像
に修正できるので対象物位置の正確な検出が可能であ
り、従来のような『回転移動→停止→対象物位置検出』
を繰り返す、間欠的なぎくしゃくした動作での追尾照明
ではなく、スムーズな追尾照明が可能で追尾動作も速く
できる優れた自動追尾照明装置を提供できるという効果
を奏する。
を含む映像であっても、流れボケ修正部にて鮮明な映像
に修正できるので対象物位置の正確な検出が可能であ
り、従来のような『回転移動→停止→対象物位置検出』
を繰り返す、間欠的なぎくしゃくした動作での追尾照明
ではなく、スムーズな追尾照明が可能で追尾動作も速く
できる優れた自動追尾照明装置を提供できるという効果
を奏する。
【００２３】請求項２記載の発明によれば、請求項１記
載の効果に加えて更に、追尾のための回転台移動ベクト
ルを用いながら流れボケ修正のための空間フィルタの係
数を動的に適応させつつ流れボケ修正を行うので、別
途、速度センサや加速度センサを設ける必要の無い合理
的な自動追尾照明装置を提供できるという効果を奏す
る。
載の効果に加えて更に、追尾のための回転台移動ベクト
ルを用いながら流れボケ修正のための空間フィルタの係
数を動的に適応させつつ流れボケ修正を行うので、別
途、速度センサや加速度センサを設ける必要の無い合理
的な自動追尾照明装置を提供できるという効果を奏す
る。
【図１】本発明に係る一実施の形態の自動追尾照明装置
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図２】上記自動追尾照明装置の概略を示す構成図であ
る。
る。
【図３】上記自動追尾照明装置の流れボケ修正部を説明
するブロック図である
するブロック図である
【図４】流れボケを示す説明図である。
１ スポットライト ２ 撮像手段 ３ 回転台 ５ 画像処理部 ５０ Ａ／Ｄ変換部 ５１ 流れボケ修正部 ５３ 対象物位置検出部 ５４ 回転台移動ベクトル生成部
Claims (2)
- 【請求項１】 照射方向に一致する撮像手段を搭載した
スポットライトと、該スポットライトの姿勢制御を行う
回転台と、撮像手段の出力する映像信号から対象物位置
を検出するとともに該検出した対象物位置に基づいて回
転台移動ベクトルを出力する画像処理部と、該画像処理
部の出力する回転台移動ベクトルに基づき回転台を駆動
し、移動する対象物にスポットライトを追尾せしめる回
転台制御部と、を備える自動追尾照明装置であって、前
記画像処理部は、撮像手段の出力する映像信号をデジタ
ル信号に変換するＡ／Ｄ変換部と、該Ａ／Ｄ変換された
画像データに対して流れボケ修正を施す流れボケ修正部
と、該流れボケ修正を施した修正済み画像データに基づ
いて対象物位置を検出する対象物位置検出部と、該対象
物位置検出部の検出する対象物位置に基づいて回転台移
動ベクトルを算出する回転台移動ベクトル生成部とを含
んで成ることを特徴とする自動追尾照明装置。 - 【請求項２】 前記流れボケ修正部は、前記回転台移動
ベクトルに基づいて空間フィルタの係数が逐次更新され
る局所並列オペレータを含んでいることを特徴とする自
動追尾照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7219065A JPH0963314A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 自動追尾照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7219065A JPH0963314A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 自動追尾照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0963314A true JPH0963314A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16729729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7219065A Withdrawn JPH0963314A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 自動追尾照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0963314A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0814344A2 (en) * | 1996-06-19 | 1997-12-29 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Automatic tracking lighting equipment |
| WO1999026199A1 (en) * | 1997-11-13 | 1999-05-27 | Schepens Eye Research Institute, Inc. | Wide-band image enhancement |
| US6611618B1 (en) | 1997-11-13 | 2003-08-26 | Schepens Eye Research Institute, Inc. | Wide-band image enhancement |
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