JPH0962938A - 電子レジスタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムの入力を簡単な操作で行うことに
よりプログラム設定時間を短縮することの出来る電子レ
ジスタを提供することを目的としている。 【解決手段】 基本プログラムを記憶する基本プログラ
ム記憶部３と、ディーラが設定するディーラーズプログ
ラム記憶部７と、ユーザが設定するユーザプログラム記
憶部８と、前記基本プログラム記憶部、ディーラーズプ
ログラム記憶部及び、ユーザプログラム記憶部よりのプ
ログラムに基づいて必要なデータ処理を行う制御部２と
を備えた電子レジスタ１において、前記ディーラーズプ
ログラム記憶部に、予めプログラムを設定して読み出し
コード番号を付与したディーラーズテーブル９と、前記
ユーザプログラム記憶部に、予めプログラムを設定して
読み出しコード番号を付与したユーザーズテーブル１０
と、コード番号入力部４とを設け、コード番号を入力し
て各プログラムを設定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子レジスタに係わ
り、とくに、プログラムの変更方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の電子レジスタは図３に示すよう
に、予め必要な基本プログラムを記憶する基本プログラ
ム記憶部３と、予めディーラがプログラムを設定するデ
ィーラーズプログラム記憶部７と、予めユーザがプログ
ラムを設定するユーザプログラム記憶部８と、前記基本
プログラム記憶部３、ディーラーズプログラム記憶部７
及び、ユーザプログラム記憶部８よりのプログラムに基
づいて必要なデータ処理を行う制御部２とを備えた電子
レジスタは、各プログラムを設定するに、キーボード４
ａ上の各種キー（ファンクションキー、テンキー等）の
組み合わせによりプログラムの種類、プログラムの位置
等を選択し、数値等を入力設定するようにしていた。例
えば、フラグ番号１０に１を設定する場合は、フラグ設
定プログラム番号（例えばテンキーの１とファンクショ
ンキーの＃／ＮＳキー）を入力し、フラグ番号（テンキ
ーの１０とファンクションキーのＳＴキー）を入力後、
フラグ設定（テンキーの１）を入力していた。このよう
に、従来の設定方式では操作が複雑で、判りにくいとい
う問題があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、プログラムの入力を簡単な操作で行うこ
とによりプログラム設定時間を短縮することの出来る電
子レジスタを提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、予め必要な基本プログラムを記憶する基本
プログラム記憶部と、予めディーラがプログラムを設定
するディーラーズプログラム記憶部と、予めユーザがプ
ログラムを設定するユーザプログラム記憶部と、前記基
本プログラム記憶部、ディーラーズプログラム記憶部及
び、ユーザプログラム記憶部よりのプログラムに基づい
て必要なデータ処理を行う制御部とを備えた電子レジス
タにおいて、前記ディーラーズプログラム記憶部に、予
めプログラムを設定して読み出しコード番号を付与した
ディーラーズテーブルと、前記ユーザプログラム記憶部
に、予めプログラムを設定して読み出しコード番号を付
与したユーザーズテーブルと、前記コード番号を入力す
るコード番号入力部とを設け、コード番号を入力するこ
とにより、各プログラムを設定するようにした。

【０００５】

【作用】以上のように構成したので、本発明の電子レジ
スタによれば、予め用意し、プログラムに対応したコー
ド番号またはバーコードを印刷したプログラム一覧表を
参照し、キーボードまたはバーコードリーダによりコー
ド番号を入力することにより、前記コード番号に対応し
たプログラムを予め記憶するルックアップテーブルを参
照して所定のプログラムを所定のプログラム記憶部に設
定するようにしている。

【０００６】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明による電子レジ
スタを詳細に説明する。図１は本発明による電子レジス
タの一実施例を示すブロック図である。図において、１
は電子レジスタで、制御部２、基本プログラム記憶部
３、キーボード４ａ、バーコードリーダ４ｂ、表示部
５、プリンタ６、ディーラーズプログラム記憶部７、ユ
ーザーズプログラム記憶部８、ディーラーズプログラム
テーブル９、ユーザーズプログラムテーブル１０とで構
成している。前記制御部２は、前記基本プログラム記憶
部３、ディーラーズプログラム記憶部７および、ユーザ
ーズプログラム記憶部８に記憶する各プログラムに基づ
いて各部をアクセスして、各種演算及び制御を行ってい
る。前記基本プログラム記憶部は読みだし専用メモリ
（ＲＯＭ）で構成し、予め、基本動作用のプログラムが
書き込まれており、前記ディーラーズプログラム記憶部
７および、ユーザーズプログラム記憶部８に記憶する各
プログラムと合わせて、全体の動作を司るプログラムが
完成している。前記キーボード４は、テンキー４１、複
数のファンクションキー４２、モードキー４３等で構成
し、モード切り換え、売上登録等各種入力用に使用され
る。前記バーコードリーダ４ｂは商品、プログラム一覧
表等に貼付したバーコードを読み取っている。

【０００７】前記表示部５は、前記キーボード４ａ等で
入力した金額、コード番号等を表示している。前記プリ
ンタ６は、レシート、プログラム設定状態等を印字して
いる。前記ディーラーズプログラム記憶部７は、前記キ
ーボード４ａ等より入力設定されるディーラーズプログ
ラムを書き込んで記憶している。前記ユーザーズプログ
ラム記憶部８は、前記キーボード４ａ等より入力設定さ
れるユーザーズプログラムを書き込んで記憶している。
前記ディーラーズプログラムテーブル９は、予めコード
番号に対応して設定するプログラムを記憶しており、コ
ード番号を入力することに所定のプログラムを読み出し
て、前記ディーラーズプログラム記憶部７に入力するよ
うにしている。前記ユーザーズプログラムテーブル１０
は、予めコード番号に対応して設定するプログラムを記
憶しており、コード番号を入力することに所定のプログ
ラムを読み出して、前記ユーザーズプログラム記憶部８
に入力するようにしている。

【０００８】以上の構成において、つぎにその動作を説
明する。図２は前記ディーラプログラムテーブル９、ユ
ーザーズプログラムテーブル１０に記憶するルックアッ
プテーブルの例を示している。図２に示すように、ルッ
クアップテーブルには、コード番号に対応して、従来の
プログラム入力手順で設定するデータに対応するプログ
ラムデータが記憶されている。いま、キーボド４ａのモ
ードキー４３を設定モードの位置に合わせ、テンキー４
１またはバーコードリーダ４ｂによりコード番号０１１
０１を入力し、キャッシャー（ＣＡ／ＣＧ）キーを押下
すると、ディーラーズプログラムテーブル９またはユー
ザーズプログラムテーブル１０のルックアップテーブル
を参照し、前記入力したコード番号０１１０１に対応す
るプログラム内容（フラグ番号１０に１を設定する）を
読み出し、ディーラーズプログラム記憶部７のフラグ番
号１０に１を書き込んで設定するようにしている。

【０００９】各種プログラムが設定された後、キーボー
ド４ａのモードキー４３を登録モードにして売上登録を
行うと、制御部２は、前記基本プログラム記憶部３に記
憶する基本プログラムと、ディーラーズプログラム記憶
部７に記憶するディーラーズプログラム、ユーザーズプ
ログラム記憶部８に記憶するユーザーズプログラムに基
づいて各種演算、制御が行われる。

【００１０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明による電子
レジスタによれば、予め用意し、プログラムに対応した
コード番号またはバーコードを印刷したプログラム一覧
表を参照し、キーボードまたはバーコードリーダにより
コード番号を入力することにより、前記コード番号に対
応したプログラムを予め記憶するルックアップテーブル
を参照して所定のプログラムを所定のプログラム記憶部
に設定するようにしているので、プログラムの入力を簡
単な操作で行うことの出来、煩わしいプログラム設定操
作を短時間で終了することができる電子レジスタを提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による電子レジスタの一実施例を示すブ
ロック図である。

【図２】ルックアップテーブルの例を示している。

【図３】従来の電子レジスタを示すブロック図である。

【符号の説明】

１ 電子レジスタ ２ 制御部 ３ 基本プログラム記憶部 ４ａ キーボード ４ｂバーコードリーダ ５表示部 ６ プリンタ ７ ディーラーズプログラム記憶部 ８ ユーザーズプログラム記憶部 ９ ディーラーズプログラムテーブル １０ ユーザーズプログラムテーブル

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 予め必要な基本プログラムを記憶する基
   本プログラム記憶部と、予めディーラがプログラムを設
   定するディーラーズプログラム記憶部と、予めユーザが
   プログラムを設定するユーザプログラム記憶部と、前記
   基本プログラム記憶部、ディーラーズプログラム記憶部
   及び、ユーザプログラム記憶部よりのプログラムに基づ
   いて必要なデータ処理を行う制御部とを備えた電子レジ
   スタにおいて、前記ディーラーズプログラム記憶部に、
   予めプログラムを設定して読み出しコード番号を付与し
   たディーラーズテーブルと、前記ユーザプログラム記憶
   部に、予めプログラムを設定して読み出しコード番号を
   付与したユーザーズテーブルと、前記コード番号を入力
   するコード番号入力部とを設け、コード番号を入力する
   ことにより、各プログラムを設定するようにしてなるこ
   とを特徴とする電子レジスタ。
2. 【請求項２】 前記コード番号入力部は、キーボード上
   に設けてなることを特徴とする請求項１記載の電子レジ
   スタ。
3. 【請求項３】 前記コード番号入力部は、バーコードリ
   ーダでなることを特徴とする請求項１記載の電子レジス
   タ。
4. 【請求項４】 前記ディーラーズテーブル及びユーザー
   ズテーブルは、各コード番号に対比して、従来の操作手
   順に対応するデータを記憶してなることを特徴とする請
   求項１記載の電子レジスタ。