JPH0962787A - 文字又は図形の認識方法及びシステム - Google Patents

文字又は図形の認識方法及びシステム

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JPH0962787A
JPH0962787A JP7216249A JP21624995A JPH0962787A JP H0962787 A JPH0962787 A JP H0962787A JP 7216249 A JP7216249 A JP 7216249A JP 21624995 A JP21624995 A JP 21624995A JP H0962787 A JPH0962787 A JP H0962787A
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JP
Japan
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graphic
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JP7216249A
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Kazutaka Yamazaki
一孝 山崎
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International Business Machines Corp
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Publication date
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    • G06F3/0487Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser
    • G06F3/0488Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures
    • G06F3/04883Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures for inputting data by handwriting, e.g. gesture or text

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Abstract

(57)【要約】 【課題】オンラインで入力された文字の筆順以外の情報
の情報を利用して文字認識を行う方法を提供するもので
ある。 【解決手段】オンラインで記入領域上に入力された文字
又は図形を認識する方法において、オンラインで入力さ
れた文字又は図形をサンプリングして、サンプリング情
報を抽出するステップと、サンプリング情報に基づい
て、入力された文字又は図形から複数の局所領域を決定
するステップと、それぞれの局所領域ごとに特徴ベクト
ルを求めるステップと、それぞれの特徴ベクトルの記入
領域上の配置に基づいたベクトル列を求めるステップ
と、ベクトル列に基づいて、入力された文字または図形
を認識するステップとを有する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字又は図形の認識方
法及びシステムに係り、特にオンラインで入力された手
書き漢字等の認識方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】オンラインで入力された手書き文字又は
図形を認識する自動システムとして、数々の手法が従来
提案されている。例えば、特願平4−220410号
(米国特許第5,343,537号)は、1つまたはい
くつかの特徴ベクトル空間、各空間におけるガウス・モ
デリング及び全ての空間における全ての関連プロトタイ
プの寄与を勘案する混合複合における手書きの適当な表
示に基づいて手書きされたテキストの自動認識を行う方
法及び装置を開示している。
【0003】具体的には、電子タブレット上のスタイラ
スによる筆記者の筆記に応答して、筆記者からの手書き
入力を含む既知の文字をサンプリングする。このサンプ
ルされた既知の文字の手書き空間におけるパラメータ・
ベクトル表示を行い、サンプルされた既知の文字の手書
き空間におけるパラメータ・ベクトル表示の提供に応答
して、手書きプロトタイプを提供する。そして、タブレ
ット上のスタイラスによる筆記者の筆記に応答して、筆
記者から認識されるべき手書き入力を含む未知の文字を
サンプリングし、サンプルされた未知の文字の手書き空
間におけるパラメータ・ベクトル表示を行う。候補文字
のリストを作ることを含む、手書きプロトタイプと前記
サンプルされた未知の文字の手書き空間におけるパラメ
ータ・ベクトル表示との弾道比較に基いて、手書きプロ
トタイプの少なくとも1つが未知の文字として認識され
る候補文字である尤度を評価する。そして、候補文字リ
ストの弾道分析を行って、認識されるべき手書き入力を
含むサンプルされた未知の文字を認識している。
【0004】また、特願平4−328128号は、隠れ
マルコフモデルを用いて手書き認識を行う方法及びシス
テムが開示されている。
【0005】一般に、オンライン手書き文字認識は、文
字が正しい筆順で書かれていると仮定できる場合におい
ては、高い確率で文字を認識することができる。上述の
従来技術もこのような筆順、すなわちストロークの順序
という時間的な情報に基づいて文字認識を行っている。
しかしながら、漢字などの画数の多い文字では、書き手
によって筆順に違いが生じるため、同一の文字でありな
がら時間的な情報も相違する。従って、同じ文字も、そ
の筆順によっては誤って認識される場合がある。
【0006】また、文字認識は、入力された文字から抽
出・作成されたモデルを文字認識システム中の辞書に記
憶された多数のモデルと比較してそれぞれのスコアを求
めていくことによって達成される。従って、上述のスト
ロークの順序の相違を考慮して、ある1つの文字につい
て、予想されるいくつものパターンのモデルを辞書に記
憶しておくとすると、辞書内容が必然的に膨大なものと
なる。これは、辞書容量の増大のみならず、認識速度の
低下にもつながるため好ましくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題点
に鑑みなされたもので、その目的は、入力の筆順と画数
に制限のない認識手法を提案することである。このよう
な手法は、文字の画数が、英語などに比べて多い日本
語、特に漢字の認識において効果的である。
【0008】また、本発明の別の目的は、文字の筆順以
外の情報、すなわち時間的な情報以外の情報を利用して
文字認識を行うものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、記入領域上に
入力された文字又は図形を認識する方法において、入力
された文字又は図形をサンプリングして、サンプリング
情報を抽出するステップと、サンプリング情報に基づい
て、入力された文字又は図形から複数の局所領域を決定
するステップと、それぞれの局所領域ごとに特徴ベクト
ルを求めるステップと、それぞれの特徴ベクトルの記入
領域上の配置に基づいたベクトル列を求めるステップ
と、ベクトル列に基づいて、入力された文字または図形
を認識するステップとを有する方法を提供する。ここ
で、記入領域とは、認識しようとする文字又は図形が存
在する領域をいう。そして、この領域上の局所領域の位
置に基づいて、特徴ベクトルを順序づけて並べることに
より、特徴ベクトルのベクトル列を求めることができ
る。この記入領域は、オンライン文字認識においては、
一般には、文字が入力される枠領域や下線領域などであ
る。
【0010】ここで、上記のベクトル列を求めるステッ
プは、記入領域上の一方向から対向する方向における局
所領域が配置された順序に基づいて決定されるようにす
ることが好ましい。より具体的には、x、y座標で表現
される記入領域において、ベクトル列に対応する局所領
域を参照して、そのy座標が大きいものから順々に並べ
ることにより求めることが好ましい。
【0011】また、別の発明は、オンラインで記入領域
上に入力された文字又は図形を認識する方法において、
オンラインで入力された文字又は図形をサンプリングし
て、サンプリング情報を抽出するステップと、サンプリ
ング情報に基づいて、入力された文字又は図形から複数
の局所領域を決定するステップと、それぞれの局所領域
ごとに特徴ベクトルを求めるステップと、オンラインで
記入された文字又は図形のストロークの順序に基づい
て、複数の特徴ベクトルからなる第1のベクトル列を求
めるステップと、それぞれの特徴ベクトルの記入領域上
の配置に基づいて、複数の特徴ベクトルからなる第2の
のベクトル列を求めるステップと、第1のベクトル列及
び第2のベクトル列に基づいて、入力された文字または
図形を認識するステップとを有する方法を提供する。
【0012】ここで、上記の第2のベクトル列を求める
ステップは、記入領域上の一方向から対向する方向にお
ける局所領域が配置された順序に基づいて決定されるよ
うにすることが好ましい。
【0013】また、上記の認識するステップは、隠れマ
ルコフモデル法またはDPマッチング法を用いて、前記
入力された文字又は図形を認識することが好ましい。
【0014】さらに、別の発明は、オンラインで記入領
域上に入力された文字又は図形を認識するシステムにお
いて、オンラインで入力された文字又は図形をサンプリ
ングして、サンプリング情報を抽出する手段と、サンプ
リング情報に基づいて、入力された文字又は図形から複
数の局所領域を決定し、それぞれの局所領域ごとに特徴
ベクトルを求める手段と、それぞれの特徴ベクトルの記
入領域上の配置に基づいたベクトル列を求める手段と、
ベクトル列に基づいて、入力された文字または図形を認
識する手段とを有するシステムを提供する。
【0015】ここで、上記のベクトル列を求める手段
は、記入領域上の一方向から対向する方向における前記
局所領域が配置された順序に基づいて、ベクトル列を求
めることが好ましい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例として、オン
ライン文字認識を例に説明する。図1は、本発明におけ
る手書き認識システムのブロック図である。このシステ
ムは、コンピュータプラットホーム110を含む。コン
ピュータプラットホーム110は、ランダムアクセスメ
モリ(RAM)118、中央処理装置(CPU)120
及び入出力インターフェース122などからなるハード
ウェア要素116を有する。コンピュータプラットホー
ム110は、オペレーティングシステム112を有し、
マイクロ命令コード114を有していても良い。
【0017】コンピュータプラットホーム110には、
オンラインで記入領域上に入力された文字又は図形をサ
ンプリングして、サンプリング情報を抽出する手段、例
えば電子書込タブレット126が接続されている。この
タブレット126は、ユーザが入力ペンを用いて記入領
域に所望の文字や図形を記入するためのものである。端
末124、データ記憶デバイス128及びプリンタ13
0などの多くの周辺装置も接続されている。
【0018】プラットホーム110では、手書き認識プ
ログラム102が作動する。手書き認識プログラム10
2によって、フロントエンド104、再配置処理機構1
06及びモデリング要素108が作動する。ここで、フ
ロントエンド104は、サンプリング情報に基づいて、
入力された文字又は図形から複数の局所領域を決定する
とともに、それぞれの局所領域ごとに特徴ベクトルを求
めるためのものである。再配置処理機構106は、それ
ぞれの特徴ベクトルの記入領域上の配置に基づいたベク
トル列を求めるためのものである。これは、例えば、記
入領域上の一方向から対向する方向における局所領域が
配置された順序に基づいて求めることができる。また、
モデリング要素108は、ベクトル列に基づいて、ユー
ザにより入力された文字または図形を認識するためのも
のである。
【0019】図2は、本実施例における手書き認識方法
のフローチャートである。まず、オンラインで入力され
た文字又は図形をサンプリングして、サンプリング情報
を抽出する(ステップ201)。これは、ユーザが電子
書込タブレット126の記入領域上に記入した文字や図
形がサンプリングの対象となる。
【0020】このサンプリング情報に基づいて、入力さ
れた文字又は図形から複数の局所領域が決定される(ス
テップ202)。すなわち、ステップ201によって抽
出された入力の各サンプル点は、記入領域における座標
(Xn、Yn)で定義される点である。これらの点の間隔
は、筆記者の筆記速度が必ずしも一定ではないので、通
常は等しくなく、ユーザが記入した速度の関数として表
される。そこで、各サンプル点を正規化して等間隔の点
p(Xm、Ym)にする。このように、タブレット126
により捕捉された、時間に依存する各サンプル点は、全
ての点が等間隔である時間に依存しない表現に変換され
る。
【0021】次に正規化された等間隔の点pに基づいて
局所領域が決定される。ここで局所領域とは、ある文字
・図形の認識する場合に必要とされる特徴的な一部分を
いう。一般に、局所領域は、ストロークの始点、終点ま
たはx、y座標の極大値・極小値を含む領域であること
が多い。局所領域は同数の点(例えば2K+1個)で構
成されるように決められており、文字・図形は、複数の
局所領域を有する。
【0022】ステップ202によって求められた複数の
局所領域のそれぞれについて、対応する特徴ベクトルを
求める(ステップ203)。なお、このステップは、ス
テップ202とともに、図1で示したシステムのフロン
トエンド104において行われる。
【0023】ここで特徴ベクトルとは、ある局所領域の
特徴、例えば、その領域内の各点の座標やストロークの
曲がり具合といったような点間の関係等のパラメータを
有するベクトルをいう。局所領域内のある点が同領域内
の他の点からどの程度変位しているかを示すパラメータ
等が含まれている。
【0024】なお、ある文字における特徴ベクトルの数
がN個の場合は、N個の特徴ベクトルの順序を示すベク
トル列もこのステップにおいて決定されることがある。
しかしながら、このベクトル列の順序は、以下に述べる
ように記入領域上の配置に基づいて順序の並び替えが行
われる。従って、このステップにおいて求められたもの
は初期的なベクトル列であるから、そのベクトルの順序
はどのような順序であっても構わない。ここで求められ
る初期的なベクトル列は、一般的には、オンラインで入
力された文字や図形のストローク順、すなわち時間的な
順序に基づいて並べられている。
【0025】求めれた複数の特徴ベクトルを記入領域上
の配置に基づいて順序づけてベクトル列を求める(ステ
ップ204)。ステップ203において、ストロークの
順序に従って既にベクトル列が求められているような場
合には、その順序を記入領域上の配置に基づいて並べ替
える場合も含まれる。このステップについては、後に詳
述する。なお、このステップは、再配置処理機構106
において行われる。
【0026】最後に、ベクトル列に基づいて、入力され
た文字または図形を認識する(ステップ205)。ステ
ップ204により、記入領域上の配置に基づいたベクト
ル列を隠れマルコフモデル(HMM)等でモデル化する
ことにより、入力された文字・図形をシステムが認識す
る。すなわち、特徴ベクトルのベクトル列を、システム
の辞書に記憶されているある文字の隠れマルコフモデル
等と順次比較してスコアを計算し、スコアの最も良いも
のを特定することにより、文字等の認識が達成される。
なお、DPマッチング法を用いて認識することももちろ
ん可能である。このように、本来的に筆順に基づいて文
字認識を行うHMM等に、本発明を適用することによ
り、正しい筆順で書かれておらず、かつ続け書きされて
いるような文字についても高い確率で認識することが可
能となる。
【0027】上記のステップ204について図3をもと
にさらに詳述する。まず、ステップ202において求め
れれたある文字・図形の1つの局所領域のy座標を求め
る(ステップ301)。しかしながら、ある局所領域を
構成する点は複数個で、そのy座標も所定の範囲を有し
ているので、局所領域のy座標を1つに特定するために
は、何らかのアルゴリズムが必要である。そこで、ある
特徴ベクトルfnに対応した局所領域のy座標ynを特定
するために、局所領域が2K+1個の点から構成されて
いる場合、K+1番目の点を局所領域のy座標と定義す
る。例えば、局所領域が5点から構成される場合におい
て、3番目の点pのy座標を局所領域のy座標とする。
このように定義することにより、容易にある局所領域の
y座標を特定することができる。
【0028】なお、局所領域のy座標をこのように定義
するのは、特徴ベクトルのベクトル列を記入領域の配置
に基づいて並び替えるための評価基準を与えるためであ
る。従って、本発明はこの定義以外にも、さまざまな方
法が考えられる。例えば、2K+1個の点のそれぞれの
y座標を求め、その平均値を局所領域のy座標と定義し
ても良い。
【0029】また、ベクトル列の並び替えは、本実施例
ではy座標を基準しているが、x座標に基づいても良い
のは当然である。本発明は、オンラインで記入された文
字のストロークの順序に基づいた特徴ベクトルのベクト
ル列ではなく、記入領域上の配置の基づいたベクトル列
をもって、文字認識を行うことが重要な特徴である。従
って、記入領域上の一方向から対向する方向における局
所領域の座標の大小関係が把握できる限り、この方法に
は限定されない。
【0030】全ての局所領域のy座標を求めたかどうか
を判断する(ステップ302)。「No」の場合には、
ステップ301に戻り、全ての局所領域のy座標が決定
されるまで、これを繰り返す。この一連のステップによ
って、文字又は図形がN個の局所領域から構成されてい
る場合に、それらの局所領域の全てのy座標が決定され
る。
【0031】ステップ302で「Yes」となった場
合、すなわち、全ての局所領域のy座標が求まると、配
列Aが作成される(ステップ303)。配列Aは、特徴
ベクトルと、それに対応する局所領域のy座標の組(f
n,yn)をパラメータとしている。
【0032】局所領域のy座標の大きい順に配列Aを並
び替える(ステップ304)。このソートは、既知の整
列アルゴリズムによって行うことができる。
【0033】ベクトル列を決定する(ステップ30
5)。ソートされた配列Aから、その順番で特徴ベクト
ルを取り出して並べたものをベクトル列とする。
【0034】以上のような手順(ステップ301から3
05)によって、求まったベクトル列を上記のステップ
205のシステムの辞書の記憶内容と比較することによ
り、文字を認識することができる。
【0035】次に、具体的に文字認識の例として、図4
に示すように、タブレットの記入領域に「と」が入力さ
れた場合について説明する。図4(a)のように、記入
領域に入力された文字は、図示していない横方向のx座
標及び縦方向のy座標により特定された34個の点の集
合として正規化される。システムは、正規化された34
個の点の集合をもとに、図4(b)に示すような6つの
局所領域(r1からr6)を決定する。局所領域は、5個
の点を含むように構成されており、入力された文字の各
ストロークの始点・終点やx座標の値またはy座標の値
が極大・極小になる領域を含むように決定される。
【0036】図5は、このように特定された6つの局所
領域(r1からr6)と局所領域を構成する点pnとの関
係を示している。なお、ここで、r1、r2、r3及びr6
には、図4(a)に示されていない点p0が含まれてい
る。このような架空の点を設けたのは、ストロークの始
点・終点が局所領域の中心になるようするとともに、始
点・終点を含む局所領域を特定するアルゴリズムとそれ
以外の領域をアルゴリズムとを区別することなく、統一
的に取り扱えるようにするためである。従って、図5か
らも理解できるように、局所領域のy座標はn+1番目
の点、すなわちn=2なので実点である3番目の点なの
で、3番目の点が特定されている限り、架空の点p0
具体的な値は問題とならない。
【0037】局所領域r1からr6にそれぞれ対応した特
徴ベクトルをf1からf6を求め、入力のストロークの順
序に基づいたベクトル列を (f1、f2、f3、f4、f5、f6) とする。この場合におけるそれぞれの局所領域のy座標
を図6に示す。従って、特徴ベクトルと局所領域のy座
標との要素からなる配列Aは、以下のようになる。 配列A:(f1,100),(f2,59),(f3,73),(f4,27),(f5,
0),(f6,19) これを、整列アルゴリズムを用いてy座標の大きいもの
順にソートすると、以下のようになる。 配列A:(f1,100),(f3,73),(f2,59),(f4,27),(f6,
19),(f5,0) このようにして、特徴ベクトルのみを抽出して、y座標
の大きさに基づいたベクトル列 (f1、f3、f2、f4、f6、f5) が得られる。
【0038】この得られたベクトル列は、図4(a)の
「と」のストロークの順序が逆の場合においても、全く
同じである。従来は、同じ文字でもストロークの順序に
応じて別のベクトル列が生成されていたので、1つの文
字についても順序に応じた複数のモデルを辞書に用意し
ておかなければならなかった。しかしながら、この方法
では、ストロークの順序に関わらず、同じ特徴ベクトル
のベクトル列が得られるため、辞書が有するモデルは1
つで良い。従って、辞書の記憶容量を小さくでき、認識
時間を短縮することができる。
【0039】なお、実際の文字認識においては、筆順の
少ない字種と多い字種が混在することが多い。このよう
な場面では、記入領域の配置に基づいた本発明の認識方
法と、ストロークの順序に基づいた認識方法との両方を
用いて、両方のスコアを参酌することによって、文字認
識率を向上させることも可能である。また、筆順が人に
よって異なる可能性が高い文字については、本発明の方
法により得られるスコアを重視し、可能性が低い文字に
ついては、ストローク順序に基づいたスコアを重視する
という方法も有効である。この場合には、オンラインで
記入された文字又は図形のストロークの順序に基づいて
特徴ベクトルが配列されたベクトル列と記入領域上の局
所領域(特徴ベクトルに対応)の配置に基づいて特徴ベ
クトルが配列されたベクトル列との両方を求め、それぞ
れについてモデルと比較してスコアをだすことが必要と
なる。
【0040】
【効果】本発明では、ユーザがどのような筆順で文字を
入力しても、同一の特徴ベクトルが得られるので、1つ
の文字のモデルを削減することができる。従って、モデ
ルが記憶された辞書の容量を減少することができ、高速
に文字認識を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における手書き認識システムのブロッ
ク図である。
【図2】本実施例における手書き認識方法のフローチャ
ートである。
【図3】特徴ベクトルのベクトル列を求める点を詳述し
たフローチャートである。
【図4】タブレットの記入領域に「と」が入力された場
合の点の集合及び局所領域を示す図である。
【図5】それぞれの局所領域における構成する点を示し
た表である。
【図6】それぞれの局所領域のy座標を示した表であ
る。
【符号の説明】
102・・・手書き認識プログラム 104・・・フロントエンド 108・・・モデリング要素 110・・・コンピュータプラットホーム 112・・・オペレーティングシステム 114・・・マイクロ命令コード 116・・・ハードウェア要素 118・・・ランダムアクセスメモリ(RAM) 120・・・中央処理装置(CPU) 122・・・入出力インターフェース 124・・・端末 126・・・電子書込タブレット 128・・・データ記憶デバイス 130・・・プリンタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字又は図形を認識する方法において、 ある領域に存在する文字又は図形をサンプリングして、
    サンプリング情報を抽出するステップと、 前記サンプリング情報に基づいて、前記文字又は図形に
    おける複数の局所領域を決定するステップと、 それぞれの前記局所領域ごとに特徴ベクトルを求めるス
    テップと、 それぞれの前記特徴ベクトルを、前記文字又は図形が存
    在する領域上の前記局所領域の位置に基づいて、順序づ
    けて並べることにより、前記特徴ベクトルのベクトル列
    を求めるステップと、 前記ベクトル列に基づいて、前記文字または図形を認識
    するステップとを有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】前記ベクトル列を求めるステップは、前記
    文字または図形が存在する平面領域上の一方向から対向
    する方向における、それぞれの前記局所領域の位置の順
    序に基づいていること特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】オンラインで入力された文字又は図形を認
    識する方法において、 記入領域に入力された文字又は図形をサンプリングし
    て、サンプリング情報を抽出するステップと、 前記サンプリング情報に基づいて、入力された前記文字
    又は図形から複数の局所領域を決定するステップと、 それぞれの前記局所領域ごとに特徴ベクトルを求めるス
    テップと、 それぞれの前記特徴ベクトルの前記記入領域上の配置に
    基づいた前記ベクトル列を求めるステップと、 前記ベクトル列に基づいて、前記文字又は図形を認識す
    るステップとを有することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】前記ベクトル列を求めるステップは、前記
    記入領域上の一方向から対向する方向における前記局所
    領域が配置された順序に基づいていること特徴とする請
    求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記文字は、漢字であることを特徴とする
    請求項1乃至4に記載の方法。
  6. 【請求項6】オンラインで記入領域上に入力された文字
    又は図形を認識する方法において、 入力された文字又は図形をサンプリングして、サンプリ
    ング情報を抽出するステップと、 前記サンプリング情報に基づいて、前記入力された文字
    又は図形から複数の局所領域を決定するステップと、 それぞれの前記局所領域ごとに特徴ベクトルを求めるス
    テップと、 オンラインで記入された文字又は図形のストロークの順
    序に基づいて、複数の前記特徴ベクトルからなる第1の
    ベクトル列を求めるステップと、 それぞれの前記特徴ベクトルの前記記入領域上の配置に
    基づいて、複数の前記特徴ベクトルからなる第2のベク
    トル列を求めるステップと前記第1のベクトル列及び前
    記第2のベクトル列に基づいて、前記入力された文字ま
    たは図形を認識するステップとを有することを特徴とす
    る方法。
  7. 【請求項7】前記第2のベクトル列を求めるステップ
    は、前記記入領域上の一方向から対向する方向における
    前記局所領域が配置された順序に基づいていること特徴
    とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記認識するステップは、隠れマルコフモ
    デル法またはDPマッチング法を用いて、前記入力され
    た文字又は図形を認識することを特徴とする請求項1乃
    至7に記載の方法。
  9. 【請求項9】記入領域上に入力された文字又は図形を認
    識するシステムにおいて、 入力された文字又は図形をサンプリングして、サンプリ
    ング情報を抽出する手段と、 前記サンプリング情報に基づいて、前記入力された文字
    又は図形から複数の局所領域を決定し、それぞれの前記
    局所領域ごとに特徴ベクトルを求める手段と、 それぞれの前記特徴ベクトルの前記記入領域上の配置に
    基づいた前記ベクトル列を求める手段と、 前記ベクトル列に基づいて、前記入力された文字または
    図形を認識する手段とを有することを特徴とするシステ
    ム。
  10. 【請求項10】前記ベクトル列を求める手段は、前記記
    入領域上の一方向から対向する方向における前記局所領
    域が配置された順序に基づいて、前記ベクトル列を求め
    ていること特徴とする請求項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】前記認識する手段は、隠れマルコフモデ
    ルまたはDPマッチングを用いた認識手段であることを
    特徴とする請求項9に記載のシステム。
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