JPH0961627A - 偏光分離素子 - Google Patents

偏光分離素子

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JPH0961627A
JPH0961627A JP7217450A JP21745095A JPH0961627A JP H0961627 A JPH0961627 A JP H0961627A JP 7217450 A JP7217450 A JP 7217450A JP 21745095 A JP21745095 A JP 21745095A JP H0961627 A JPH0961627 A JP H0961627A
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JP
Japan
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titanium oxide
substrate
refractive index
alignment film
birefringent material
Prior art date
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Application number
JP7217450A
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English (en)
Inventor
Tadashi Takeda
正 武田
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Polarising Elements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏光分離素子の特性の均一化及びコンパクト
化を図ると共に、その耐環境性を高める。 【解決手段】 表面に凹凸状の周期格子が形成された基
板1と、この基板1の凹凸部1a,1bの少なくとも凸
部1a上に形成された酸化チタン配向膜からなる複屈折
材料層2と、を具備し、凹部と凸部の間の常光の位相差
と異常光の位相差のうち何れか一方がπの偶数倍、とな
るように、複屈折材料層2の厚み及び基板1の凹部深さ
を設定してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光分離素子に関
する。更に詳述すると、光磁気ディスクの偏光子やアイ
ソレータ等の光学装置に適した偏光分離素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば光磁気ディスク等の各種光
学装置にあっては、偏光方向によって回折効率を異なら
しめる偏光分離素子が備えられている。この偏光分離素
子に関しては種々の提案がなされており、例えば特開昭
63−262602号公報等に記載されている。
【0003】この特開昭63−262602号公報記載
の偏光分離素子は、光学的等方性基板の主面に凹凸状の
周期格子を形成し、該周期格子の表面を、主屈折率の一
方が上記等方性基板の屈折率と等しい屈折率を有する液
晶で覆うというものであり、例えば常光に対する屈折率
が上記等方性基板のそれと一致し、異常光に対する屈折
率が上記等方性基板のそれと異なる液晶を用いれば、該
偏光分離素子は、常光に対しては回折格子としての機能
を果たさないが、異常光に対しては回折格子としての機
能を果たすといったものである。
【0004】また、液晶に代えて、ニオブ酸リチウム結
晶を用いるものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記偏
光分離素子にあっては、以下の問題がある。すなわち、
特開昭63−262602号公報記載の偏光分離素子に
あっては、液晶の屈折率の温度係数が大きく、環境に対
する性能が不安定になるといった問題がある。
【0006】また、従来の一般的な偏光分離素子にあっ
ては、等方性基板上に形成される複屈折材料の複屈折が
小さいので、膜厚が比較的厚くなり、コンパクトにでき
ないといった問題や、結晶性が低いので、特性が不均一
になるといった問題もある。
【0007】そこで、本発明は、耐環境性が高く、しか
も均一な特性を有し、その上コンパクト化がなされる偏
光分離素子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の偏光分離素子
は、上記目的を達成するために、光学的等方性基板上に
酸化チタン配向膜からなる複屈折材料層を形成すると共
に、表面に凹凸状の周期格子が形成し、該凹部に、複屈
折材料の常光屈折率または異常光屈折率の何れか一方に
等しい屈折率の物質を充填してなる。
【0009】請求項2の偏光分離素子は、上記目的を達
成するために、光学的等方性基板上に酸化チタン配向膜
からなる複屈折材料層を形成すると共に、この複屈折材
料層に凹凸状の周期格子を形成し、前記凹部と凸部の間
の常光の位相差と異常光の位相差のうち何れか一方がπ
の偶数倍、となるように、前記複屈折材料層の凹凸部の
厚みを設定してなる。
【0010】請求項3の偏光分離素子は、上記目的を達
成するために、表面に凹凸状の周期格子が形成された光
学的等方性基板と、この光学的等方性基板の前記凹凸部
の少なくとも凸部上に形成された酸化チタン配向膜から
なる複屈折材料層と、を具備し、前記凹部と凸部の間の
常光の位相差と異常光の位相差のうち何れか一方がπの
偶数倍、となるように、前記複屈折材料層の厚み及び前
記基板の凹部深さを設定してなる。
【0011】請求項4の偏光分離素子は、上記目的を達
成するために、光学的等方性基板上に酸化チタン配向膜
からなる複屈折材料層を形成すると共に、表面に凹凸状
の周期格子を形成し、該凹部に、光学的等方性物質を充
填してなる偏光分離素子であって、該光学的等方性物質
の屈折率(nc)と、該複屈折材料の常光屈折率(n
o)、異常光屈折率(ne)との間に、以下の数式2に
示す関係があることを特徴とする。
【0012】
【数2】 nc=no+m(no−ne);(m=±1,±2,±3…) =ne+l(no−ne);(l=±1,±2,±3…) 請求項5の偏光分離素子は、上記目的を達成するため
に、請求項1乃至6に加えて、表裏面の少なくとも一方
の面に、反射防止膜を具備した。
【0013】このような請求項1乃至5における偏光分
離素子によれば、酸化チタン膜は、その特性として屈折
率の温度変化が小さいので、偏光分離素子の耐環境性を
高めるよう働く。また、その特性として結晶性が高いの
で、偏光分離素子の特性を均一化するよう働く。さらに
また、その特性として複屈折が大きいので、膜厚を薄く
するよう働く。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態を示す偏光分離
素子の斜視図、図2は図1の偏光分離素子の縦断面図で
ある。
【0016】図1、図2において、符号1は、例えばガ
ラス材よりなる等方性基板を示しており、このガラス基
板1表面には凹凸による周期的な格子が形成されてい
る。なお、本実施形態では基板をガラス材により形成し
ているが、等方性基板であればプラスチック等の他の材
質により形成しても構わない。そして、ガラス基板1表
面の凸部1a上には酸化チタン薄膜2が形成されてお
り、この酸化チタン薄膜2は主面X−Y面内で配向がな
されている。
【0017】ここで、ガラス基板1の凸部の厚さをt、
ガラス基板1の凹部1bの溝深さをd1、酸化チタン薄
膜(配向膜)2の厚さをd2、ガラス基板1の屈折率を
ns、酸化チタン薄膜2の常光に対する屈折率をno、
酸化チタン薄膜2の異常光に対する屈折率をne、ガラ
ス基板1の凹凸部及び酸化チタン薄膜2により形成され
る溝内の屈折率をnc、光の波長をλとし、k=2π/
λとすると、酸化チタン薄膜2が形成された偏光分離素
子を通過する(図2におけるAの領域を通過する)常光
の位相は、数3に示す値になる。
【0018】
【数3】{ns・t+no・d2}k 酸化チタン薄膜2が形成されていない偏光分離素子を通
過する(図2におけるBの領域を通過する)常光の位相
は、数4に示す値になる。
【0019】
【数4】{ns(t−d1)+nc(d1+d2)}k 従って、常光の位相差OPD(o)は、(数1の値)−
(数2の値)により、数式5に示すようになる。
【0020】
【数5】OPD(o)={(ns−nc)d1+(no
−nc)d2}k 一方、Aの領域を通過する異常光の位相は、数6に示す
値になる。
【0021】
【数6】{ns・t+ne・d2}k Bの領域を通過する異常光の位相は、数7に示す値にな
る。
【0022】
【数7】{ns(t−d1)+nc(d1+d2)}k 従って、異常光の位相差OPD(e)は、(数6の値)
−(数7の値)により、数式8に示すようになる。
【0023】
【数8】OPD(e)={(ns−nc)d1+(ne
−nc)d2}k 因みに、ガラス基板1の凹凸部及び酸化チタン薄膜2に
より形成される溝内には空気が充填されていると考え
て、nc=1となる。
【0024】ここで、異常光が回折しないようにするた
めには、上記数式5と数式8のうち数式8がπの偶数倍
となるようにすれば良い。すなわち、数式9のようにな
る。
【0025】
【数9】 OPD(e)={(ns−nc)d1+(ne−nc)d2}k =2pπ、(p=0,±1,±2…) また、常光が回折しないようにするためには、上記数式
5と数式8のうち数式5がπの偶数倍となるようにすれ
ば良い。すなわち、数式10のようになる。
【0026】
【数10】 OPD(o)={(ns−nc)d1+(no−nc)d2}k =2pπ、(p=0,±1,±2…) ところで、これら2条件下では、d1及びd2の設定に
よっては、常光・異常光のうち回折させる光の中にも、
回折しない光量が存在する場合がある。本発明の偏光分
離素子は、例えば光ディスク装置のピックアップの中に
用いることができるが、このような用途があっては、常
光・異常光のうち一方は全て回折させ、他方は全く回折
しないようにすることが望ましい。このような目的のた
めには、数式9に加えて、常光の位相差OPD(o)を
数式11に示すようにすれば良い。
【0027】
【数11】 OPD(o)={(ns−nc)d1+(no−nc)d2}k =(2q+1)π、(q=0,±1,±2…) 或いは、数式10に加えて、異常光の位相差OPD
(e)を数式12に示すようにすれば良い。
【0028】
【数12】 OPD(e)={(ns−nc)d1+(ne−nc)d2}k =(2q+1)π、(q=0,±1,±2…) この時、酸化チタン配向膜2の厚さd2を決めるために
は、(数式11)−(数式9)及び(数式10)−(数
式12)より求められる数式13が成り立つように、d
2を決めれば良い。
【0029】
【数13】 OPD(o)−OPD(e)=(no−ne)d2・k =(2j+1)π、(j=0,±1,±2…) 因みに、d2=π(2j+1)/{k・|no−ne
|}となり、d2は酸化チタン配向膜2のnoとneの
差に依存していることが分かる。すなわち、d2を小さ
くするには、(no−ne)の絶対値が大きい方が良い
ことになる。
【0030】ここで、酸化チタン配向膜の結晶がルチル
型結晶である場合は複屈折が約0.3となり、アナター
ゼ型結晶である場合は複屈折が約0.1となる。このた
め、ルチル型結晶の方が、d2を小さくすることができ
る。
【0031】また、数式9または数式10を満足するよ
うに、酸化チタン配向膜2の膜厚d2、ガラス基板1の
溝深さd1を設定すれば、上記偏光分離素子は回折格子
として機能し、常光または異常光の何れか一方のみを回
折させないようにすることができる。
【0032】このように、本実施形態においては、表面
に凹凸状の周期格子が形成されたガラス基板1と、この
ガラス基板1の凸部1a上に形成され、該ガラス基板1
の主面の面内方向に配向された酸化チタン配向膜2と、
を具備し、凹部1bと凸部1aの間の常光の位相差と異
常光の位相差のうち何れか一方がπの偶数倍、となるよ
うに、酸化チタン配向膜の厚みd2及び基板1の凹部深
さd1を設定するようにしたので、上述のように、偏光
分離素子として機能させることができるようになってい
る。ここで、酸化チタン配向膜2は、その特性として屈
折率の温度変化が小さいので、偏光分離素子の耐環境性
を高めることが可能となっている。また、その特性とし
て結晶性が高いので、偏光分離素子の特性を均一化する
ことが可能となっている。さらにまた、その特性として
複屈折が大きいので、膜厚を薄くできるようになってお
り、偏光分離素子をコンパクト化することが可能となっ
ている。
【0033】次に、このように構成された偏光分離素子
の製造方法について説明する。
【0034】ガラス基板1上に、ECRスパッタ法、イ
オンビームスパッタ法、レーザアブレーション法のいず
れかの方法で酸化チタンの薄膜を形成する。この場合、
ガラス基板1が500℃以下の温度であっても、アナタ
ーゼ型結晶を形成することなくルチル型結晶を形成する
ことができる。このため、特に高温での加熱処理を不要
とし、高価な耐熱ガラスや石英を用いることなくルチル
型結晶の酸化チタンを得ることができる。
【0035】一方、上述の方法とは別に、ガラス基板1
上に、スパッタ、CVD、蒸着等の方法によって酸化チ
タンの薄膜を形成することができる。この場合、形成さ
れた酸化チタン膜の結晶形態は、アナターゼ型結晶とな
るか、または非晶質となる。そして、ガラス基板1に6
00〜1000℃の加熱処理を行うことにより、酸化チ
タン膜の結晶形態をルチル型結晶とすることができる。
【0036】いずれの方法であっても、ルチル型結晶で
は(110)面が明瞭であるので、膜面の配向性を定め
る処理は必要ない。なお、偏光分離素子を製造するため
には、ルチル型結晶とアナターゼ型結晶とは共に(11
0)面が明瞭であるので、いずれの結晶形であっても構
わない。ルチル型結晶とした場合は、膜厚d2を小さく
することができる。また、アナターゼ型結晶とした場合
は、製造を容易に行うことができる。
【0037】次いで、酸化チタン膜上に凹凸格子を形成
するためのレジストを塗布し、露光、現像処理を行った
後に、ガラス基板1の凹部1bの溝深さが所定値d1と
なるまでエッチング処理を行う。この一連のエッチング
処理は、半導体の製造プロセスに採用されている公知の
簡易な方法である。このような処理を施すと、図1、図
2に示されるような偏光分離素子が得られることにな
る。
【0038】図3は、本発明の第2実施形態を示す偏光
分離素子の縦断面図である。
【0039】この第2実施形態の偏光分離素子が第1実
施形態のそれと違う点は、ガラス基板1における所定深
さd1を有する凹部1b上に、厚さd3の酸化チタン配
向膜12を新たに形成した点である。因みに、本実施形
態及び後述の実施形態の偏光分離素子の製造方法は、上
記各方法を適宜採用できる。
【0040】ここで、図3におけるAの領域を通過する
常光の位相は、数14に示す値になる。
【0041】
【数14】{ns・t+no・d2}k 図3におけるBの領域を通過する常光の位相は、数15
に示す値になる。
【0042】
【数15】{ns(t−d1)+no・d3+nc(d
1+d2−d3)}k 従って、常光の位相差OPD(o)は、(数14)−
(数15)より、数式16で示すようになる。
【0043】
【数16】OPD(o)={(d2−d3)no+ns
・d1−nc(d1+d2−d3)}k 一方、Aの領域を通過する異常光の位相は、数17に示
す値になる。
【0044】
【数17】{ns・t+ne・d2}k Bの領域を通過する異常光の位相は、数18に示す値に
なる。
【0045】
【数18】{ns(t−d1)+ne・d3+nc(d
1+d2−d3)}k 従って、異常光の位相差OPD(e)は、(数17)−
(数18)より、数式19に示すようになる。
【0046】
【数19】OPD(e)={(d2−d3)ne+ns
・d1−nc(d1+d2−d3)}k 因みに、nc=1である。
【0047】ここで、異常光が回折しないようにするた
めには、上記数式16と数式19のうち数式19がπの
偶数倍となるようにすれば良く、数式20に示すように
なる。
【0048】
【数20】 OPD(e) ={(d2−d3)ne+ns・d1−nc(d1+d2−d3)}k =2pπ、(p=0,±1,±2…) また、常光が回折しないようにするためには、上記数式
16と数式19のうち数式16がπの偶数倍となるよう
にすれば良く、数式21に示すようになる。
【0049】
【数21】 OPD(o) ={(d2−d3)no+ns・d1−nc(d1+d2−d3)}k =2pπ、(p=0,±1,±2…) ところで、これら2条件下では、d1及びd2並びにd
3の設定によっては、常光・異常光のうち回折させる光
の中にも、回折しない光量が存在する場合がある。本発
明の偏光分離素子は、例えば光ディスク装置のピックア
ップの中に用いることができるが、このような用途にあ
っては、常光・異常光のうち一方は全て回折させ、他方
は全く回折しないようにすることが望ましい。このよう
な目的のためには、数式20に加えて、常光の位相差O
PD(o)を数式22に示すようにすれば良い。
【0050】
【数22】 OPD(o) ={(d2−d3)no+ns・d1−nc(d1+d2−d3)}k =(2q+1)π、(q=0,±1,±2…) 或いは、数21に加えて、異常光の位相差OPD(e)
を数式23に示すようにすれば良い。
【0051】
【数23】 OPD(e) ={(d2−d3)ne+ns・d1−nc(d1+d2−d3)}k =(2q+1)π、(q=0,±1,±2…) この時、酸化チタン配向膜2,12の厚さd2,d3を
決めるためには、(数式22)−(数式20)及び(数
式21)−(数式23)より求められる数式24が成り
立つように、d2,d3を決めれば良い。
【0052】
【数24】 OPD(o)−OPD(e)=(no−ne)・(d2−d3)k =(2j+1)π、(j=0,±1,±2…) 数式20または数式21を満足するように、酸化チタン
配向膜2,12の膜厚d2,d3、ガラス基板1の溝深
さd1を設定すれば、上記偏光分離素子は回折格子とし
て機能し、常光または異常光の何れか一方のみを回折さ
せないようにすることができる。なお、d2=d3とす
ると、数式24が0となってしまうので、この条件は除
外される。
【0053】このように構成しても、第1実施形態と同
様な効果を得ることができるというのはいうまでもな
い。また、凹部、凸部それぞれの複屈折材料が異なって
いても良い。この場合もこれまでと同様に計算できる。
【0054】図4は、本発明の第3実施形態を示す偏光
分離素子の縦断面図である。
【0055】この第3実施形態の偏光分離素子が第1実
施形態のそれと違う点は、平坦なガラス基板1上に、凹
凸状の酸化チタン配向膜2,22を形成した点である。
【0056】この凹状の酸化チタン配向膜22及び凸状
の酸化チタン配向膜2は、第1実施形態の第1の製造方
法における酸化チタン膜上に凹部を形成する際に、ガラ
ス基板1上に酸化チタン膜22が所定厚d3残るよう
に、エッチング処理を行い、凹部には等方性のncの媒
質を充填し、得ることができる。
【0057】この第3実施形態にあっても、上記第1、
第2実施形態と同様の要領で計算を行うと、数式25、
数式26の関係となる。
【0058】
【数25】 OPD(o)=(d2−d3)・(no−nc)・k
【0059】
【数26】 OPD(e)=(d2−d3)・(ne−nc)・k因
みに、nc=1である。
【0060】従って、常光を回折させないためには、常
光の位相差OPD(o)を数式27に示すようにすれば
良い。
【0061】
【数27】 OPD(o)=(d2−d3)・(no−nc)・k =2qπ、(q=0,1,2…) また、異常光を回折させないためには、異常光の位相差
OPD(e)を数式28に示すようにすれば良い。
【0062】
【数28】 OPD(e)=(d2−d3)・(ne−nc)・k =2qπ、(q=0,1,2…) 数式27または数式28を満足するように、酸化チタン
配向膜2の膜厚d2、酸化チタン配向膜22の膜厚d3
及びncを設定すれば、偏光分離素子として、常光また
は異常光の何れか一方のみを回折させないようにするこ
とができる。
【0063】このように構成しても、先の第1、第2実
施形態と同様な効果を得ることができるというのはいう
までもない。なお、図4における偏光分離素子の酸化チ
タン配向膜22の厚みd3を0にするように構成するこ
とも可能である。また、ncは空気でなくとも等方性材
料であれば良い。
【0064】図5は、本発明の第4実施形態を示す偏光
分離素子の縦断面図である。
【0065】同図において、符号11は光学的等方性基
板を示しており、この基板11の表面には、上記酸化チ
タン配向膜32が形成されている。この酸化チタン配向
膜32には凹凸による周期的な格子が形成されており、
該酸化チタン配向膜32の凹部の底面は基板11の表面
に達するまで掘下げられている。この酸化チタン配向膜
32の凹部、すなわち酸化チタン配向膜32の凸部側面
と基板11の表面により囲まれる領域には、上記酸化チ
タン配向膜32の異常光に対する屈折率neに等しい屈
折率ncの物質13が充填されている。
【0066】従って、異常光に対しては屈折率差がない
ために回折光を生じないが、常光に対しては屈折率差が
生じ、位相格子として作用し回折光を生じる。
【0067】このように構成しても偏光分離素子として
機能し、かつ酸化チタン配向膜32は、その特性として
屈折率の温度変化が小さいので、偏光分離素子の耐環境
性を高めることが可能となっている。また、その特性と
して結晶性が高いので、偏光分離素子の特性を均一化す
ることが可能となっている。さらにまた、その特性とし
て複屈折が大きいので、膜厚を薄くできるようになって
おり、偏光分離素子をコンパクト化することが可能とな
っている。
【0068】図6は、本発明の第5実施形態を示す偏光
分離素子の縦断面図である。
【0069】この第5実施形態の偏光分離素子が第4実
施形態のそれと違う点は、酸化チタン配向膜32の凹部
の底面を基板11の表面に達するまで掘り下げずに所定
厚残し、この残された部分32aの表面及び両隣の酸化
チタン配向膜32の凸部側面により囲まれる領域に、上
記第4実施形態と同様な物質13を充填した点である。
【0070】このように構成しても、第4実施形態と同
様な作用・効果を奏するというのはいうまでもない。
【0071】なお、第4、第5実施形態においては、酸
化チタン配向膜32の凹部に、該酸化チタン配向膜32
の異常光に対する屈折率neに等しい屈折率ncの物質
13を充填するようにしているが、常光に対する屈折率
noに等しい屈折率の物質を充填するようにしても良
い。この場合には、異常光に対しては屈折率差が生じ位
相格子として作用し回折光を生じるが、常光に対しては
屈折率差がないために回折光を生じない。
【0072】因みに、図2に示されるように、表面に凹
凸状の周期格子が形成された光学的等方性基板1と、こ
の光学的等方性基板1の凸部上に形成された酸化チタン
配向膜2と、を具備し、光学的等方性基板1の凹凸部及
び酸化チタン配向膜2により形成される溝内に、酸化チ
タン配向膜の常光屈折率または異常光屈折率の何れか一
方に等しい屈折率の物質を充填するようにした偏光分離
素子にあっても、前述の数式13並びに数式11若しく
は数式12を満足するように、酸化チタン配向膜2の厚
み及び基板1の凹部1bの深さを設定すれば、上記第
4、第5実施形態と同様に、常光または異常光の何れか
一方のみを回折させることができるというのはいうまで
もない。
【0073】図7は、本発明は第6実施形態を示す偏光
分離素子の縦断面図である。
【0074】同図において、符号1は、例えばガラス材
よりなる光学的等方性基板を示しており、このガラス基
板1の表面には、酸化チタン配向膜2が形成されてい
る。この酸化チタン配向膜2には凹凸による周期的な格
子が形成されており、該酸化チタン配向膜2の凹部の底
面はガラス基板1の表面に達するまで掘り下げられてい
る。酸化チタン配向膜2の凹部、すなわち酸化チタン配
向膜2の凸部側面とガラス基板1の表面により囲まれる
領域には、充填物質(但し、常光屈折率noまたは異常
光屈折率neにほぼ等しい屈折率を有する物質を除く)
40が充填されており、該充填物質40の屈折率(n
c)と、該酸化チタン配向膜2の常光屈折率(no)、
異常光屈折率(ne)との間に、数式29に示す関係が
成り立っている。
【0075】
【数29】 nc=no+m(no−ne);(m=±1,±2,±3…) =ne+l(no−ne);(l=±1,±2,±3…) ここで、ガラス基板1の厚さをt、酸化チタン配向膜2
の厚さをd2、ガラス基板1の屈折率をns、酸化チタ
ン配向膜2の常光に対する屈折率をno、酸化チタン配
向膜2の異常光に対する屈折率をne、充填物質40の
屈折率をnc、光の波長をλ、k=λ/2π、とする
と、Aの領域を通過する常光の位相は数30で表され、
【0076】
【数30】{ns・t+no・d2}・k Bの領域を通過する常光の位相は数31で表される。
【0077】
【数31】{ns・t+nc・d2}・k 従って、常光のA,Bの位相差OPD(o)は、(数3
0の値)−(数31の値)より、数式32に示すように
なる。
【0078】
【数32】OPD(o)=(no−nc)・d2・k 一方、Aの領域を通過する異常光の位相は、数33で表
され、
【0079】
【数33】{ns・t+ne・d2}・k Bの領域を通過する異常光の位相は、数34で表され
る。
【0080】
【数34】{ns・t+nc・d2}・k 従って、異常光のA,Bの位相差OPD(e)は、(数
33の値)−(数34の値)より、数式35に示すよう
になる。
【0081】
【数35】OPD(e)=(ne−nc)・d2・k ここで、ncは、数式36と数式37に示すような値と
なる。
【0082】
【数36】 nc=no+m(no−ne)、(但しmは整数)
【0083】
【数37】 nc=ne+l(no−ne)、(但しlは整数) ところで、常光の位相差は、数式38に示すようにな
る。
【0084】
【数38】 OPD(o)=−m(no−ne)・d2・k 異常光の位相差は、数式39に示すようになる。
【0085】
【数39】 OPD(e)=−l(no−ne)・d2・k どちらかのみ回折させないためには、数式40または数
式41を満たすようにd2を決めれば良い。
【0086】
【数40】 OPD(o)=−m(no−ne)・d2・k =2pπ、(p=±1,±2,±3…)
【0087】
【数41】 OPD(e)=−l(no−ne)・d2・k =2pπ、(p=±1,±2,±3…) また、この実施形態にあっても、常光・異常光のうち一
方は回折させず、他方は全て回折させるようにすること
が望ましく、この場合には、さらにOPD(o)とOP
D(e)との差がπの奇数倍であるという条件が加わ
り、数式42に示すようになる。
【0088】
【数42】 OPD(o)−OPD(e)=(l−m)(no−ne)・d2・k =(2i+1)π、(i=0,±1,±2…) ここで、(数式36)−(数式37)よりncの差をと
ると、数式43に示すようになる。
【0089】
【数43】 no−ne+(m−l)(no−ne)=0 ここで、l−m=1であるから、数式44に示すように
d2が定められる。
【0090】
【数44】 d2=π(2i+1)/[k・|no−ne|] =(λ/2)(2i+1)/|no−ne| このように、第6実施形態においては、光学的等方性基
板としてのガラス基板1上に酸化チタン配向膜2を形成
すると共に、表面に凹凸状の周期格子を形成し、その凹
部に、充填物質(但し、常光屈折率noまたは異常光屈
折率neに略等しい屈折率を有する物質を除く)40を
充填し、該充填物質40の屈折率(nc)と、該酸化チ
タン配向膜2の常光屈折率(no)、異常光屈折率(n
e)との間に、数式45に示す関係が成り立つようにし
たので、
【0091】
【数45】 nc=no+m(no−ne);(m=±1,±2,±3…) =ne+l(no−ne);(l=±1,±2,±3…) 上述のように、偏光分離素子として機能させることがで
きるようになっており、かつ酸化チタン配向膜2は、そ
の特性として屈折率の温度変化が小さいので、偏光分離
素子の耐環境性を高めることが可能となっている。ま
た、その特性として結晶性が高いので、偏光分離素子の
特性を均一化することが可能となっている。さらにま
た、その特性として複屈折が大きいので、膜厚を薄くで
きるようになっており、偏光分離素子をコンパクト化す
ることが可能となっている。
【0092】図8は、本発明の第7実施形態を示す偏光
分離素子の縦断面図である。
【0093】この第7実施形態の偏光分離素子が第6実
施形態のそれと違う点は、酸化チタン配向膜2の凹部の
底面をガラス基板1の表面に達するまで掘下げずに所定
厚残し、この残された部分22の表面及び両隣の酸化チ
タン配向膜2の凸部側面により囲まれる領域に、上記第
6実施形態と同様な充填物質40を充填した点である。
【0094】このように構成しても、第6実施形態と同
様にして計算を行うと、OPD(o)またはOPD
(e)の何れか一方をπの偶数倍とすることができ、常
光または異常光の何れか一方は回折せず、他方は回折す
ることになり、第6実施形態と同様な作用・効果を奏す
ることになる。
【0095】因みに、図2に示されるように、表面に凹
凸状の周期格子が形成された光学的等方性基板1と、こ
の光学的等方性基板1の凸部上に形成された酸化チタン
配向膜2と、を具備し、光学的等方性基板1の凹凸部及
び酸化チタン配向膜2により形成される溝内に、充填物
質(但し、常光屈折率noまたは異常光屈折率neに略
等しい屈折率を有する物質を除く)40を充填し、該充
填物質40の屈折率(nc)と、該酸化チタン配向膜2
の常光屈折率(no)、異常光屈折率(ne)との間
に、数式46に示す関係が成り立つようにした偏光分離
素子にあっても、
【0096】
【数46】 nc=no+m(no−ne);(m=±1,±2,±3…) =ne+l(no−ne);(l=±1,±2,±3…) 前述の数式13並びに数式11若しくは数式12を満足
するように、酸化チタン配向膜2の厚み及び基板1の凹
部1bの深さを設定すれば、先の実施形態と同様な作用
・効果を奏する。
【0097】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、例えば、上記各実施形態
で説明した偏光分離素子の表裏面の少なくとも一方の面
に反射防止膜を設け、回折効率の向上を図るようにして
も良い。
【0098】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の偏光分離素
子によれば、基板上に形成される酸化チタン膜は、その
特性として屈折率の温度変化が小さいので、偏光分離素
子の耐環境性を高めることが可能となる。また、酸化チ
タン膜は無機材料であるため、引っかき等の外力に対す
る耐久性や耐水性、耐薬品性に優れる。
【0099】さらに、その特性として結晶性が高いの
で、偏光分離素子の特性を均一化することが可能とな
る。しかも、その特性として複屈折が大きいので、膜厚
を薄くでき、偏光分離素子をコンパクト化することが可
能になる。また、酸化チタン膜は光を吸収することがな
いので、透過率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す偏光分離素子の斜
視図である。
【図2】図1の偏光分離素子の縦断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す偏光分離素子の縦
断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態を示す偏光分離素子の縦
断面図である。
【図5】本発明の第4実施形態を示す偏光分離素子の縦
断面図である。
【図6】本発明の第5実施形態を示す偏光分離素子の縦
断面図である。
【図7】本発明の第6実施形態を示す偏光分離素子の縦
断面図である。
【図8】本発明の第7実施形態を示す偏光分離素子の縦
断面図である。
【符号の説明】
1,11 基板(光学的等方性基板) 2,12,22,32,32a 酸化チタン膜 13,40 充填物質

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的等方性基板上に酸化チタン配向膜
    からなる複屈折材料層を形成すると共に、表面に凹凸状
    の周期格子を形成し、該凹部に、複屈折材料の常光屈折
    率または異常光屈折率の何れか一方に等しい屈折率の物
    質を充填してなる偏光分離素子。
  2. 【請求項2】 光学的等方性基板上に酸化チタン配向膜
    からなる複屈折材料層を形成すると共に、この複屈折材
    料層に凹凸状の周期格子を形成し、前記凹部と凸部の間
    の常光の位相差と異常光の位相差のうち何れか一方がπ
    の偶数倍、となるように、前記複屈折材料層の凹凸部の
    厚みを設定してなる偏光分離素子。
  3. 【請求項3】 表面に凹凸状の周期格子が形成された光
    学的等方性基板と、この光学的等方性基板の前記凹凸部
    の少なくとも凸部上に形成された酸化チタン配向膜から
    なる複屈折材料層と、を具備し、前記凹部と凸部の間の
    常光の位相差と異常光の位相差のうち何れか一方がπの
    偶数倍、となるように、前記複屈折材料層の厚み及び前
    記基板の凹部深さを設定してなる偏光分離素子。
  4. 【請求項4】 光学的等方性基板上に酸化チタン配向膜
    からなる複屈折材料層を形成すると共に、表面に凹凸状
    の周期格子を形成し、該凹部に、光学的等方性物質を充
    填してなる偏光分離素子であって、該光学的等方性物質
    の屈折率(nc)と、該複屈折材料の常光屈折率(n
    o)、異常光屈折率(ne)との間に、以下の数式1に
    示す関係があることを特徴とする偏光分離素子。 【数1】 nc=no+m(no−ne);(m=±1,±2,±3…) =ne+l(no−ne);(l=±1,±2,±3…)
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    偏光分離素子において、表裏面の少なくとも一方の面
    に、反射防止膜を具備した偏光分離素子。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015210416A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 日本電気硝子株式会社 光学素子及びその製造方法

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