JPH0961463A - 指示計器及びその組付方法 - Google Patents

指示計器及びその組付方法

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JPH0961463A
JPH0961463A JP22027795A JP22027795A JPH0961463A JP H0961463 A JPH0961463 A JP H0961463A JP 22027795 A JP22027795 A JP 22027795A JP 22027795 A JP22027795 A JP 22027795A JP H0961463 A JPH0961463 A JP H0961463A
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coil
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bobbin main
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Shigeki Totsuka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルボビンへのコイル巻線の巻回が容易
で、巻回時における巻線の損傷が生じず、しかも、組み
付け作業や装置の複雑化を招くことがない自動組み付け
に適した構造の指示計器とその組付方法を提供するこ
と。 【解決手段】 マグネットロータ4が内部に収容される
下ボビン本体3Bと、コイル345が巻回されるコイル
巻回部343を有するコイルアッシー3Cとを別体に構
成し、この下ボビン本体3Bとコイルアッシー3Cをそ
れぞれの係合部311,341どうしの係合により組み
付けて一体化するに当たり、この係合部311,341
どうしの係合が、下ボビン本体3B内に収容したマグネ
ットロータ4の指針軸401の軸方向と平行に、コイル
アッシー3Cを下ボビン本体3Bに対して下動させるこ
とで達成される構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は指示計器に係り、特
に、自動車の速度計やエンジン回転計等の駆動源として
好適な指示計器と、この指示計器の組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、互いに直交する磁界を発生す
る一対のコイルにそれぞれ測定量に応じて変化する電流
を流し、前記一対のコイルがそれぞれ発生する磁界を合
成した合成磁界の方向にマグネットロータを回転させ、
このマグネットロータと共に回転する指針により測定量
の表示を行うようにしたクロスコイル型の車載用指示計
器が多く用いられている。
【0003】図10は従来のクロスコイル型指示計器を
示したのもので、指示計器のムーブメント11のケース
12の内部には、2つのコイル14が互いに直交するよ
うに巻回されたコイルボビン13が収容されており、前
記コイルボビン13には、前記各コイル14の内側に配
設された円板状のマグネットロータ15の中心に取り付
けられた回転軸16が回転自在に配設されている。ま
た、前記コイルボビン13の周縁部の直径方向対称位置
には、前記ケース12より外方に突出する保持フランジ
17が一体に形成されており、前記コイルボビン13と
ケース12とは、前記ケース12の底面部分において溶
着18により一体に固定されている。
【0004】ところが、前記のような構成の従来のクロ
スコイル型指示計器においては、コイルボビン13への
コイル14の巻回に当たってコイルボビン13をチャッ
クによりチャッキング保持する際、チャックが邪魔にな
ってコイル用の巻線をコイルボビン3の所定箇所に緩み
なく巻回するのが難しいという不具合があった。しか
も、前記の従来のクロスコイル型指示計器においては、
コイルボビン13の上部中央から外方に突出するマグネ
ットロータ12の回転軸16が、コイル用の巻線をコイ
ルボビン13に巻回する際の邪魔になり、この巻線が回
転軸16に引っ掛かったり先端に乗り上げたりして、巻
線の断線や絶縁被覆の剥れ等が生じ、ショート等の不良
状態が発生し易いという不具合があった。
【0005】そこで、コイルボビンを、マグネットロー
タの収納ケースとなる本体部分と、この本体部分の外周
に取着されコイルの巻線が巻回されるコイルアッシーと
に分割して構成した指示計器が種々提供され始めてい
る。
【0006】例えば、実開平3−110373号公報に
開示された可動磁石型計器では、図11に分解斜視図で
示すように、マグネットロータとなる磁石を内部に収容
した上下のボビン21a,21bからなる平面視矩形の
ボビン21の4つの側面に、コイル26を巻回した円柱
状のコイル体26aの端面を側方から接着等により取り
付ける構成としている。
【0007】また、実開平3−78268号公報に開示
された指示計器装置では、図12に分解斜視図で示すよ
うに、ケース31内に収容した円板状の回動磁石38の
外側で、この回動磁石38の周方向に90°ずつ位相を
ずらしたケース31内箇所に、外周に銅線33を巻回し
その外側から環状のゴムリング34を嵌着した略円板状
のコイル体36,37を、このコイル体36,37の中
心軸方向が回動磁石38の径方向に合致する姿勢で配置
し、ケース31の底面に各コイル体36,37の端子兼
用の足を通して半田等により固定する構成としている。
【0008】さらに、実用新案登録第3002323号
のエアーコア式計器芯座では、図13に斜視図で示すよ
うに、マグネットロータとなる磁石を内部に収容した上
座41及び下座42の4つの側面に、磁石の回転軸の径
方向外方から、外周にコイル45を巻回した線枠43を
取り付け、この線枠43と上下の座41,42の固定
を、コイル45の巻回部分の内側の線枠43箇所を貫通
する枠孔44に、上座31及び下座42の4つの側面か
ら外方に突設した上下の座ほぞ411,421を貫通さ
せて、この座ほぞ411,421の先端を枠孔44の周
縁に係合させる構成としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の3つの指示計器のうち最初と最後の2つは、マ
グネットロータの収納ケースとなる本体部分への、コイ
ルの巻線が巻回されるコイルアッシーの取り付けがいず
れも、マグネットロータのロータ軸と交わるコイルボビ
ンの側方からとなる。また、2番目の指示計器において
も、ケース21内に各コイル体26,27を収容するの
に、マグネットロータのロータ軸と交わるコイルボビン
の側方から、ケース21の内側に移動させる必要があ
る。
【0010】このため、一般に、電気回路基板に対して
各部品、素子を組み付けて行く自動化工程中の組み付け
方向と異なってしまい、本体部分へのコイルアッシーの
組み付け作業をこの自動化工程に組み入れて、組み付け
作業全体の簡略化を図ることができないという不具合が
あった。しかも、本体部分へのコイルアッシーの組み付
け作業を上述した自動化工程に仮に組み込む場合、本体
部分に対してあらかじめコイルアッシーを組み付けてお
いた後に、これらを一体に基板に組み付けるものとする
と、例えば、基板を固定して本体部分を組み付ける工程
の他に、本体部分を固定してコイルアッシーを組み付け
る工程が必要となり、組み付け装置の複雑化、大型化を
招くという不具合がある。
【0011】一方、基板に対する本体部分の組み付け後
に、この本体部分へのコイルアッシーの組み付けを行う
工程とすると、コイルアッシーをチャック等でチャッキ
ングして、マグネットロータのロータ軸と交わる本体部
分の側方からコイルアッシーを本体部分に近づけ組み付
ける際に、チャック等が基板と干渉するのを避けるため
に、チャック等の構造を複雑化するか、或は、チャック
等を移動させるアーム等の構造を複雑化する必要がある
という不具合がある。即ち、上述した従来の3つの指示
計器では、コイルの巻線の巻回作業が容易になり、しか
も、巻回時における巻線のマグネットロータ軸に対する
干渉がなくなり、巻線の損傷を避けることができるよう
になるものの、別体化したコイルアッシーを本体側に組
み付ける作業を自動化しづらく、組み付け工程の煩雑化
の要因となってしまうという不具合がある。
【0012】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、コイルボビンへのコイル巻線の巻回が
容易で、巻回時における巻線の損傷が生じず、しかも、
組み付け作業や装置の複雑化を招くことがない自動組み
付けに適した構造の指示計器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1記載の本発明による指示計器は、指針軸が貫設
されたマグネットロータをコイルボビン本体の内部に収
容して、該コイルボビン本体により前記指針軸を回転可
能に支持すると共に、前記指針軸の周方向に沿って延在
する前記コイルボビン本体の外周面で前記周方向に間隔
を置いた複数の外周面箇所に、コイルが巻回されるコイ
ル体を、該コイル体と前記コイルボビン本体のうち一方
の他方に対する相対移動により、前記コイル体と前記コ
イルボビン本体との相互の係合部どうしを係合させてそ
れぞれ取り付ける指示計器において、前記コイル体と前
記コイルボビン本体のうち一方の他方に対する相対移動
方向を、前記指針軸の軸方向と平行する方向に合致させ
たことを特徴とする。
【0014】また、請求項2記載の本発明による指示計
器は、前記コイルボビン本体の外周面箇所に前記コイル
体を取り付けた状態で、前記コイル体と前記コイルボビ
ン本体のうち少なくとも前記一方に係合し、前記コイル
ボビン本体に対する前記コイル体の取り付けのための、
前記コイル体と前記コイルボビン本体のうち前記一方の
前記他方に対する相対移動を規制するストッパ機構を、
前記コイル体と前記コイルボビン本体のうち少なくとも
前記他方に設けるものとした。さらに、請求項3記載の
本発明による指示計器は、前記ストッパ機構を、前記コ
イル体と前記コイルボビン本体の双方の前記係合部にそ
れぞれ設けるものとした。
【0015】また、請求項4記載の本発明による指示計
器は、前記コイルボビン本体及び前記複数のコイル体が
実装される基板と、該基板上に形成され、前記複数のコ
イル体を前記基板上にそれぞれ実装した状態で、これら
複数のボビン本体にそれぞれ巻回されたコイルのうち、
前記マグネットロータに及ぼす互いに直交する2つの磁
界のうち片方の磁界を形成するコイルどうしを電気的に
接続する導電パターンとをさらに設けるものとした。さ
らに、請求項5記載の本発明による指示計器は、前記導
電パターンが、前記基板で前記コイルボビン本体と前記
コイル体が実装される面上に形成され、前記コイル体に
は、該コイル体に巻回されたコイルと電気的に接続され
た可撓性の端子が設けられており、該端子は、前記コイ
ル体を前記基板の前記面上にそれぞれ実装した状態で前
記導電パターンに弾接し、該導電パターンに弾接した前
記端子を介して前記コイルが前記導電パターンに電気的
に接続されるものとした。
【0016】また、前記目的を達成するため請求項6記
載の本発明による指示計器の組付方法は、内部にマグネ
ットロータが収容され該マグネットロータに貫設された
指針軸を回転可能に支持するコイルボビン本体を基板に
対して組み付ける第1の工程と、前記コイルボビン本体
とは別体に形成されコイルが巻回される複数のコイル体
を前記基板に対して組み付ける第2の工程と、前記指針
軸の周方向に沿って延在する前記コイルボビン本体の外
周面で前記周方向に間隔を置いた複数の外周面箇所に対
して前記複数のコイル体をそれぞれ組み付ける第3の工
程とを有する指示計器の組付方法において、前記第1の
工程を行った後、前記第2及び第3の工程を同時に行う
ようにしたことを特徴とする。
【0017】さらに、請求項7記載の本発明による指示
計器の組付方法は、内部にマグネットロータが収容され
該マグネットロータに貫設された指針軸を回転可能に支
持するコイルボビン本体を基板に対して組み付ける第1
の工程と、前記コイルボビン本体とは別体に形成されコ
イルが巻回される複数のコイル体を前記基板に対して組
み付ける第2の工程と、前記指針軸の周方向に沿って延
在する前記コイルボビン本体の外周面で前記周方向に間
隔を置いた複数の外周面箇所に対して前記複数のコイル
体をそれぞれ組み付ける第3の工程とを有する指示計器
の組付方法において、前記第3の工程を行った後、前記
第1及び第2の工程を同時に行うようにしたことを特徴
とする。
【0018】また、請求項8記載の本発明による指示計
器の組付方法は、前記第1及び第2の工程を行った状態
で、前記複数のコイル体にそれぞれ巻回されたコイルの
うち、前記マグネットロータに及ぼす互いに直交する2
つの磁界のうち片方の磁界を形成するコイルどうしを、
前記基板上で導電パターンにより互いに電気的に接続す
るものとした。さらに、請求項9記載の本発明による指
示計器の組付方法は、前記導電パターンを、前記基板で
前記コイルボビン本体と前記コイル体が実装される面上
に形成し、前記コイル体に設けた可撓性の端子を該コイ
ル体に巻回されたコイルに電気的に接続すると共に、前
記コイル体を前記基板の前記面上にそれぞれ実装した状
態で、前記端子を前記導電パターンに弾接させること
で、前記コイルと前記導電パターンとを電気的に接続す
るものとした。
【0019】請求項1に記載した本発明の指示計器によ
れば、コイルが巻回されるコイル体と、マグネットロー
タを内部に収容してこのマグネットロータの指針軸を回
転可能に支持するコイルボビン本体とが別体であること
から、コイル体へのコイルの巻回時に、マグネットロー
タの指針軸にコイルが引っ掛かったり先端に乗り上げた
りして、コイルの断線や絶縁被覆の剥れ等が生じ、ショ
ート等の不良状態が発生するのを防止することは勿論、
さらに、次のような利点がある。
【0020】即ち、コイル体とコイルボビン本体の双方
の係合部どうしの係合により、コイルボビン本体の外周
面にコイル体を取り付ける際の、コイルボビン本体に対
するコイル体の相対移動方向、或は、コイル体に対する
コイルボビン本体の相対移動方向が、例えば、指針軸と
共にマグネットロータをコイルボビン本体に収容する際
の、コイルボビン本体に対するマグネットロータの相対
移動方向等と同じ、指針軸の軸方向と平行する方向とな
る。このため、コイル体のコイルボビン本体への組み付
けを、指示計器の他の部分の組み付けと同じ方向から行
うことが可能となり、従って、コイル体をコイルボビン
本体から別体化することが、組み付け作業及び組み付け
装置の複雑化を招き、或は、組み付け作業の自動化の妨
げとなることが防止される。
【0021】また、請求項2に記載した本発明の指示計
器によれば、コイル体とコイルボビン本体のうち一方の
他方に対する相対移動がストッパ機構により規制される
ため、コイル体をコイルボビン本体に組み付けた状態で
両者を一体的にまとめて基板等の他の組み付け対象に組
み付けることが容易になる。尚、前記ストッパ機構は、
請求項3に記載した本発明の指示計器の通り、コイル体
とコイルボビン本体の双方の係合部にそれぞれ設けても
よい。
【0022】さらに、請求項4に記載した本発明の指示
計器によれば、コイル体とコイルボビン本体を基板に組
み付けるだけで、複数のボビン本体にそれぞれ巻回され
たコイルのうち、マグネットロータに及ぼす互いに直交
する2つの磁界のうち片方の磁界を形成するコイルどう
しの電気的接続を、特別の配線部材を用いずに基板の導
電パターンにより達成することが可能となる。
【0023】また、請求項5に記載した本発明の指示計
器のように、基板のコイルボビン本体とコイル体が実装
される面に導電パターンを形成し、基板の面上へのコイ
ル体の実装状態において、コイル体のコイルと電気的に
接続された可撓性の端子を導電パターンに弾接させ、こ
の端子を介して導電パターンにコイルを電気的に接続さ
せることにより、端子を半田付けしなくても導電パター
ンにコイルを電気的に接続することが可能となる。しか
も、コイルボビン本体やコイル体と共に基板上に実装さ
れる他の電気部品どうしの電気的接続を、これらが実装
される基板面上の電気部品用導電パターンにより行う場
合、その導電パターンと同じ基板面上にコイル及び基板
の電気的接続用の前記導電パターンを形成し、導電パタ
ーンの形成面を基板の一方の面側に統一して、導電パタ
ーンの形成作業を簡略化し製造コストを低減させること
が可能となる。
【0024】また、請求項6に記載した本発明の指示計
器の組付方法によれば、コイルボビン本体を基板に組み
付ける第1の工程を行った後、コイル体をコイルボビン
本体に組み付けつつこのコイル体を基板に組み付ける第
2及び第3の工程を行うので、基板、コイルボビン本
体、並びに、コイル体の相互間の組み付けを、基板に対
するその他の組み付けにより全て済ませ、組み付け作業
及びそのための設備を、基板を中心とした流れのものに
統一することが可能となる。これにより、コイル体をコ
イルボビン本体から別体化することが、組み付け作業及
び組み付け装置の複雑化を招き、或は、組み付け作業の
自動化の妨げとなることが防止される。しかも、第1の
工程を行った後に第2の工程を行うと、この第2の工程
と同時に第3の工程が行われるので、第1乃至第3の3
つの工程を、実質的に1つ減らして2段階の工程により
済ませることが可能となる。
【0025】また、請求項7に記載した本発明の指示計
器の組付方法によれば、第3の工程を第1及び第2の工
程よりも先に行うことで、その後の第1及び第2の工程
が同時に行われるので、請求項5に記載した本発明の指
示計器の組付方法と同様に、第1乃至第3の3つの工程
を、実質的に1つ減らして2段階の工程により済ませる
ことが可能となる。さらに、請求項8に記載した本発明
の指示計器の組付方法によれば、請求項4記載の指示計
器と同様に、コイル体とコイルボビン本体を基板に組み
付けるだけで、複数のコイル体にそれぞれ巻回されたコ
イルのうち、マグネットロータに及ぼす互いに直交する
2つの磁界のうち片方の磁界を形成するコイルどうしの
電気的接続を、特別の配線部材を用いず、しかも、特別
に工程を増やすことなく、基板の導電パターンにより達
成することが可能となる。
【0026】また、請求項9に記載した本発明の指示計
器の組付方法によれば、請求項5記載の指示計器と同様
に、基板の面上へのコイル体の実装状態において、コイ
ル体のコイルと電気的に接続された可撓性の端子を、基
板の前記コイル体が実装される面に形成した導電パター
ンに弾接させ、この端子を介して導電パターンにコイル
を電気的に接続させることにより、端子を半田付けしな
くても導電パターンにコイルを電気的に接続することが
可能となる。しかも、コイルボビン本体やコイル体と同
じ基板面上に実装される他の電気部品どうしを電気的に
接続する電気部品用導電パターンと共に、コイル及び基
板の電気的接続用の導電パターンを基板の一方の面側に
統一して形成でき、導電パターンの形成作業を簡略化し
製造コストを低減させることが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1乃至図3を参照して説明する。図1は第1実施形態に
係る指示計器の分解斜視図で、図1中全体符号1で示す
第1実施形態の指示計器は、コイルボビン3、マグネッ
トロータ4、及び、ケース5を備え、基板2上に組み付
けられる。
【0028】前記基板2はリジットなプリント配線基板
からなり、その上面201には、後述するコイル345
の端子359接続用の導電パターン203が4組(図中
ではその一部のみを示している)形成され、各導電パタ
ーン203に端子孔205がそれぞれ形成され、これら
導電パターン203の内側の上面201部分に、前記コ
イルボビン3の実装部が画成され、この実装部に、コイ
ルボビン3位置決め用の4つの位置決め孔207(図3
参照)が形成されている。また、前記各導電パターン2
03の外側で基板2の四隅寄りの上面201部分には、
前記ケース5の取り付け孔209がそれぞれ形成されて
いる。
【0029】前記コイルボビン3は、上下2つのボビン
本体3A,3Bと、4つのコイルアッシー3Cで構成さ
れている。
【0030】前記下ボビン本体3B(コイルボビン本体
に相当)は平面視矩形を呈し、下ボビン本体3Bの上面
中央には、上方に開放状で略円柱状のマグネットロータ
収容部301が形成されている。前記マグネットロータ
収容部301は、図3に内部構造を断面で表す説明図に
示すように、上側の大径部303と下側の小径部305
で構成されており、マグネットロータ収容部301の底
面の略中心箇所には、後述するマグネットロータ4の指
針軸401の軸受孔302が所定深さで形成されてい
る。また、下ボビン本体3Bの上面四隅には、図1に示
すように、上ボビン本体3A取り付け用のピン307が
突設されている。さらに、前記下ボビン本体3Bの4つ
の側面309には、コイルアッシー3C取り付け用の係
合部311がそれぞれ形成されており、下ボビン本体3
Bの下面四隅で前記ピン307に対応する箇所には、図
3に示すように、基板2の各位置決め孔207に挿入可
能な位置決めピン313が突設されている。
【0031】前記各係合部311は、図1に示すよう
に、下ボビン本体3Bの上下両面に亘って延在し、前記
側面309の幅方向の中央部から外方に突出する脚部3
15と、この脚部315の先端に連設された係合片部3
17とで構成されている。前記係合片部317は、前記
脚部315から前記側面309の幅方向両側にそれぞれ
略同一長さずつ延出して形成されており、係合片部31
7の両側部で上下方向の略中間箇所には、図2(a)に
縦断面図で示すように、係合アーム319がそれぞれ形
成されている。前記各係合アーム319は、係合片部3
17を上下に所定長さ切欠いたスリット321の外側の
係合片部317部分で構成される可撓片323と、この
可撓片323の下端から側方に突設された係合突起32
5とを有している。前記各係合突起325は、その下面
327が水平に延在し、上面329が係合突起325の
基端から先端に至るにつれて上方に向かうように傾斜し
て形成されている。
【0032】前記上ボビン本体3Aは、図1に示すよう
に、前記下ボビン本体3Bの上面に対応する大きさで平
面視矩形に形成され、上ボビン本体3Aの下面中央に
は、図3に示すように、前記マグネットロータ収容部3
01の大径部303の内径及び上下高さに対応する外径
及び上下高さで、略円柱状の凸部331が形成されてい
る。また、前記上ボビン本体3Aの上面略中央部には、
略円柱状の膨出部333が形成され、この膨出部333
の中心から凸部331を貫通して、前記マグネットロー
タ4の指針軸401が回転可能に遊挿される軸受孔33
5が形成されている。さらに、前記上ボビン本体3Aの
四隅には、前記凸部331をマグネットロータ収容部3
01の大径部303に嵌合した状態で、前記各ピン30
7が挿通されるピン孔337が貫設されている。
【0033】前記各コイルアッシー3C(コイル体に相
当)は、互いに間隔を置いて平行に延在する2つの枠板
339と、これら2つの枠板339を接続する連結部材
340(図3参照)と、一方の枠板339の外面に形成
され前記下ボビン本体3Bの係合部311と係合可能な
係合部341とを備えている。
【0034】前記各枠板339は、前記下ボビン本体3
Bの上下高さ及び前後(左右)幅に対応する高さ及び幅
で所定の厚みの矩形板状に形成され、前記連結部材34
0は、図3に示すように、前記枠板339よりも小さい
高さ及び幅で、且つ、枠板339よりも大きい厚みで形
成されている。そして、前記連結部材340の外周で2
つの枠板339間に、矩形枠状のコイル巻回部343が
画成され、連結部材340の外周に巻回されたコイル3
45が、前記コイル巻回部343内に収容されている。
【0035】前記係合部341は、図1に示すように、
前記一方の枠板339の外面で幅方向に間隔を置いた箇
所からそれぞれ突設された2つの係合部材347で構成
されている。前記係合部材347は、枠板339の上下
両端面に亘って延在し、前記外面から外方に突出する脚
部349と、この脚部349の先端に連設された係合片
部351とで構成されている。前記各係合部341の係
合片部351は、前記脚部349の先端から互いに近づ
く向きに延出しており、両係合片部351の先端間の間
隔は、図2(b)に縦断面図で示すように、前記脚部3
15の厚みに対応する寸法に形成され、前記両脚部34
9間の間隔は、図2(a)に示すように、前記係合片部
317の両側間の寸法に対応する長さに形成されてい
る。そして、前記各係合部341の互いに対向する脚部
349部分は、上下方向の略上半部353aが下半部3
53bよりも相互の間隔を狭くなるように形成されてお
り、この上半部353aと下半部353bの境界部分
で、枠板339の上端面側から前記互いに対向する脚部
349間に挿入した前記係合アーム319の係合突起3
25の下面327と係合可能な係合段部353が形成さ
れている。尚、本実施形態では、前記係合アーム319
と係合段部353とでストッパ機構が構成されている。
【0036】さらに、前記係合部341が形成された枠
板339とは異なる他方の枠板339の外面でその幅方
向略中央の下端寄り箇所には、図1に示すように、略半
月状の突起355が形成され、この突起355の下面で
前記幅方向の略中央には、下ボビン本体3Bの上下高さ
からコイルアッシー3Cの上下高さを差し引いた寸法で
スペーサ片357が突設されている。また、前記スペー
サ片357の前記幅方向両側の突起355下面には、前
記基板2の端子孔205に挿通可能な外径で、前記コイ
ル345の端子359がそれぞれ突設されている。
【0037】前記下ボビン本体3Bとコイルアッシー3
Cの係合部311,341は、係合部311に上方から
係合部341をそれぞれ係合させ、係合部311の脚部
315を係合部341の両係合片部351にガイドさせ
つつ、コイルアッシー3Cを下ボビン本体3Bに対して
下動させ、係合部341の脚部349で下半部353b
の下端を係合部311の係合突起325の上面329に
乗り上げさせて、さらにコイルアッシー3Cを下動させ
ることにより、係合アーム319が可撓片323部分に
おいて、スリット321の間隔が狭まるように撓み、脚
部349の互いに対向する面の下半部353bが係合突
起325の先端上を下から上に向けて摺動するように構
成されている。また、前記コイルボビン3は、下ボビン
本体3Bとコイルアッシー3Cの双方の上面どうしが同
一面上に位置するまでコイルアッシー3Cをさらに下動
させることにより、脚部349の下半部353bが係合
突起325の下面327を乗り越えて、係合アーム31
9が可撓片323の復元力により元の状態に復帰し、図
2(a)に示すように、係合段部353が係合突起32
5に係合して、係合突起325の下面327が係合段部
353の係合面353cに当接するように構成されてい
る。
【0038】前記マグネットロータ4は磁性体からな
り、図1に示すように、前記マグネットロータ収容部3
01の小径部305に対応する上下高さ及び外径で平面
視略円板状に形成されている。そして、前記マグネット
ロータ4の略中心箇所には前記指針軸401が貫設され
ており、この指針軸401は、その上下両端部が前記上
下のボビン本体3A,3Bの軸受孔335,302に挿
入可能な外径で形成されている。
【0039】前記ケース5は、図1及び図3に示すよう
に、下方に開放状で上方が閉塞された中空の略円柱状を
呈し、ケース5の上面501の略中央箇所には、前記膨
出部333に対応する内径で通孔503が形成されてい
る。また、前記ケース5の下縁でこのケース5の周方向
に90°ずつ位相をずらした箇所には、図1に示すよう
に、前記基板2の各取り付け孔209に挿通可能な取り
付け片505がそれぞれ突設されている。
【0040】次に、上述のように構成された本実施形態
の指示計器1の組み付け手順について説明する。まず、
基板2を固定した状態で、下ボビン本体3Bの各位置決
めピン313を基板2の各位置決め孔205に上面20
1側から圧入し、基板2の上面201で導電パターン2
03の内側の実装部部分に下ボビン本体3Bを取り付け
る。尚、位置決めピン313を位置決め孔205に圧入
する代わりに、位置決めピン313を位置決め孔205
に挿入し、位置決め孔205から基板2の下面側に突出
する位置決めピン313の先端部分を溶着したて、前記
実装部部分に下ボビン本体3Bを取り付けてもよい。同
様に、前記位置決めピン313の先端部分に例えば鉤形
の係止部を形成し、この係止部を、基板2の下面で位置
決め孔205の周縁の下面部分に係止させるスナップ係
合方式により、前記実装部部分に下ボビン本体3Bを取
り付けるようにしてもよい。
【0041】次に、下ボビン本体3Bの各側面309の
係合部311に、先に述べたように、コイル巻回部34
3にコイル345をあらかじめ巻回しておいた4つのコ
イルアッシー3Cの係合部341を、基板2の上面20
1側からそれぞれ近づけて、両係合部311,341ど
うしを係合させる。そして、各コイルアッシー3Cを基
板2側に下動させつつ、コイルアッシー3Cの2本の端
子359を、基板2の対応する導電パターン203の端
子孔205に挿入し、さらなるコイルアッシー3Cの下
動により、係合突起325を乗り越えさせて係合段部3
53の係合面353cを係合突起325の下面327に
当接させる。これにより、下ボビン本体3Bとコイルア
ッシー3Cの双方の上面どうしが同一面上に位置した状
態で、コイルアッシー3Cのスペーサ片357の先端が
基板2の上面201に接触し、それ以上のコイルアッシ
ー3Cの下動が規制されると共に、係合突起325の下
面327と係合段部353の係合面353cとの当接に
より、コイルアッシー3Cの下ボビン本体3Aに対する
上動が規制された状態となり、下ボビン本体3Bからの
コイルアッシー3Cの抜落が防止される。
【0042】次に、基板2の端子孔205を挿通した端
子359を、基板2の下面側で導電パターン(図示せ
ず)に半田付けする等して基板2に固定し、これによ
り、コイルアッシー3Cを介して下ボビン本体3Bを基
板2に固定する。続いて、下ボビン本体3Bのマグネッ
トロータ収容部301にマグネットロータ4を収容し
て、その軸受孔302に指針軸401の下端を挿入し、
さらに、指針軸401の上端を上ボビン本体3Aの軸受
孔335に前記凸部331側から挿通し、さらに、下ボ
ビン本体3Bの各ピン307を上ボビン本体3Aの対応
する各ピン孔337にそれぞれ挿通して、上ボビン本体
3Aを基板2に近づけ、この凸部331をマグネットロ
ータ収容部301の大径部303に嵌合する。
【0043】次に、各ピン孔337から上ボビン本体3
Aの上方に突出した各ピン307の頭部を、図3中破線
で示すように、熱等により溶着し、上ボビン本体3Aを
下ボビン本体3Bに固定する。これにより、コイルボビ
ン3が基板2上で完成する。尚、ピン孔337から上ボ
ビン本体3Aの上方に突出したピン307の頭部を溶着
する代わりに、下ボビン本体3Bの各ピン307を上ボ
ビン本体3Aの対応する各ピン孔337にそれぞれ挿通
した状態で互いに接触する上ボビン本体3A箇所と下ボ
ビン本体3B箇所とを接着して、上ボビン本体3Aを下
ボビン本体3Bに固定してもよい。同様に、ピン孔33
7の頭部に例えば鉤形の係止部を形成し、この係止部
を、上ボビン本体3Aの上面でピン孔337の周縁の上
面部分に係止させるスナップ係合方式により、上ボビン
本体3Aを下ボビン本体3Bに固定するようにしてもよ
い。
【0044】最後に、コイルボビン3を覆うようにケー
ス5を上面201側から基板2に近づけて、ケース5の
各取り付け片505を基板2の対応する各取り付け孔2
09に上面201側から挿通し、各取り付け孔209か
ら基板2の下面側に突出する取り付け片209の先端部
を、基板2の下面に沿うように折曲し加締めて、ケース
5を基板2の上面201上に固定する。これにより、完
成品の指示計器1が得られ、この状態で前記コイルボビ
ン3の上ボビン本体3Aの膨出部333は、ケース5の
通孔503に臨み、マグネットロータ4の指針軸401
先端は、前記通行503からケース5外方に突出する。
【0045】このように本実施形態の指示計器1によれ
ば、マグネットロータ4が内部に収容される下ボビン本
体3Bと、コイル345が巻回されるコイル巻回部34
3を有するコイルアッシー3Cとを別体に構成し、この
下ボビン本体3Bとコイルアッシー3Cをそれぞれの係
合部311,341どうしの係合により組み付けて一体
化するに当たり、この係合部311,341どうしの係
合が、下ボビン本体3B内に収容したマグネットロータ
4の指針軸401の軸方向と平行に、コイルアッシー3
Cを下ボビン本体3Bに対して下動させることで達成さ
れる構成とした。
【0046】このため、下ボビン本体3Bからコイルア
ッシー3Cを分離し別部材化したことによるコイル34
5の巻回作業の容易さや、巻回時における指針軸401
との干渉によるコイル345の損傷、ショート等の発生
防止を確保した上で、基板2に対する上下のボビン本体
3A,3Bの組み付けと、下ボビン本体3Bに対するコ
イルアッシー3Cの組み付けの、それぞれの部品移動方
向を、基板2に近づく向き、即ち、上下方向の1方向に
統一して、組み付け作業やそのための装置の複雑化を防
止し、自動組み付けを容易に可能とすることができる。
【0047】次に、本発明の第2実施形態について、図
4及び図5を参照して説明する。図4は本実施形態の指
示計器の内部構造を断面で表す説明図、図5は図4に示
すケースの斜視図であり、図4中引用符号1Aで示す本
実施形態の指示計器は、第1実施形態と同様の基板2及
びマグネットロータ4と、第1実施形態とは異なるコイ
ルボビン3′及びケース5′とを備えている。
【0048】前記コイルボビン3′は、上下のボビン本
体3D,3Eと、4つのコイルアッシー3Cとで構成さ
れている。前記下ボビン本体3Eは、図4に示すよう
に、4つの側面309で下端寄りの箇所から、全体で平
面視矩形枠状を呈するフランジ361を外方に向けて突
設した点が、第1実施形態の指示計器1における下ボビ
ン本体3Bとは異なっており、その他の点は、前記下ボ
ビン本体3Bと同様に構成されている。前記上ボビン本
体3Dは、その平面視した状態での外形を、前記フラン
ジ361の外形に合致するように、前記上ボビン本体3
Aよりも一回り大きくした点が、第1実施形態の指示計
器1とは異なっており、その他の点は、前記上ボビン本
体3Aと同様に構成されている。尚、前記フランジ36
1は、前記上下のボビン本体3D,3Eを組み付けた状
態で、上ボビン本体3Dと前記フランジ361との上下
方向の間隔が、前記コイルアッシー3Cの上下高さと略
合致する前記側面309箇所に突設されている。
【0049】前記ケース5′は、図5に示すように、そ
の上面501に、前記コイルボビン3′の対向する2つ
のコイルアッシー3Cどうしの間隔に略合致する直径の
通孔507を形成し、この通孔507の周縁の上面50
1部分で、ケース5′の周方向に90°ずつ位相をずら
した箇所から通孔507の内側に向けて、弾性片509
をそれぞれ突設した点が、第1実施形態のケース5とは
異なっており、その他の点は、前記ケース5と同様に構
成されている。そして、前記ケース5′は、コイルボビ
ン3′の後から基板2に組み付けた状態で、図4に示す
ように、各弾性片509の先部が上ボビン本体3Dの上
面で各ピン孔337と膨出部331の間の部分に弾接し
て、上ボビン本体3Dを下ボビン本体3E側に押し付け
るように構成されている。
【0050】このような構成による本実施例の指示計器
1Aでは、基板2に下ボビン本体3E、マグネットロー
タ4、4つのコイルアッシー3C、上ボビン本体3D、
及び、ケース5′の順で組み付けることで、指示計器1
Aの完成品が得られる。そして、本実施形態の指示計器
1Aによっても、第1実施形態の指示計器1と同様の作
用効果が得られる。さらに、本実施形態の指示計器1A
によれば、各コイルアッシー3Cを下ボビン本体3Eに
固定した組み付け後の状態で、上ボビン本体3Dと下ボ
ビン本体3Eのフランジ361とが、コイルアッシー3
Cの上下両面にそれぞれ係合し、これにより、コイルア
ッシー3Cの下ボビン本体3Eに対する上下方向への移
動が規制される。このため、第1実施形態の指示計器1
において、下ボビン本体3Bの係合部311に形成した
係合アーム319及びスリット321と、コイルアッシ
ー3Cの係合部341に形成した係合段部353を省略
しても、下ボビン本体3Eからのコイルアッシー3Cの
抜落を確実に防止することができる。
【0051】尚、この第2実施形態においては、ケース
5′の弾性片509が上ボビン本体3Dの上面に弾接し
て、上ボビン本体3Dを下ボビン本体3E側に押し付け
るので、これにより、上ボビン本体3Dを下ボビン本体
3Eに固定することができ、従って、前記上ボビン本体
3Dのピン孔337から上方に突出する下ボビン本体3
Eのピン307の頭部は、第1実施形態の場合のよう
に、溶着しても、しなくてもどちらでもよい。同様に、
第1実施形態の場合のように、下ボビン本体3Bの各ピ
ン307を上ボビン本体3Aの対応する各ピン孔337
にそれぞれ挿通した状態で互いに接触する上ボビン本体
3A箇所と下ボビン本体3B箇所とを接着しても、しな
くてもどちらでもよい。さらに、第1実施形態の場合の
ように、ピン孔337の頭部に形成した例えば鉤形の係
止部を、上ボビン本体3Aの上面でピン孔337の周縁
の上面部分に係止させるスナップ係合方式を採用して
も、採用しなくてもよい。
【0052】次に、本発明の第3実施形態について、図
6及び図7を参照して説明する。図6は本実施形態の指
示計器のケース内部の構造を示す斜視図、図7は図6に
示す指示計器の基板への組付前の状態を示す斜視図であ
り、図6及び図7中引用符号1Bで示す本実施形態の指
示計器は、基板21、コイルボビン31、マグネットロ
ータ(図示せず)、並びに、ケース(図示せず)を備え
ている。
【0053】前記コイルボビン31は、第1実施形態と
同様の上下のボビン本体3A,3Bと、4つのコイルア
ッシー3Fとで構成されている。前記コイルアッシー3
F(コイル体に相当)は、図6及び図7に示すように、
前記係合部341が形成された枠板339とは異なる他
方の枠板339の外面でその幅方向略中央の下端寄り箇
所に形成された、突起363と、この突起363で支持
された前記コイル345の2つの端子365の形態が、
第1実施形態のコイルアッシー3Cとは異なっており、
その他の点については、第1実施形態のコイルアッシー
3Cと同様に構成されている。
【0054】前記突起363の下端は前記枠板339の
下端に合致しており、下ボビン本体3Bとコイルアッシ
ー3Fの係合部311,341どうしを係合させた状態
で、下ボビン本体3Bの下面よりも突起363の下面が
若干上方に位置するように構成されている。前記各端子
365は上下に延在し、図7に示すように、端子365
の上端は前記突起363の上面から上方に突出してコイ
ル345の端部に電気的に接続されており、端子365
の下端は、前記突起363の前面下端寄り箇所から、下
方に至るにつれて突起363の前面から離れる向きに傾
斜して延出している。
【0055】前記基板21は、図7に示すように、上面
201上の各導電パターン203の端子孔205が省略
されている点が第1実施形態の基板2とは異なってお
り、その他、図示を省略したコイルボビン3位置決め用
の4つの位置決め孔やケース5の取り付け孔等、その他
の点については、第1実施形態の基板2と同様に構成さ
れている。
【0056】そして、本実施形態の指示計器1Bは、図
6に示すように、上下のボビン本体3A,3B及び4つ
のコイルアッシー3Fを基板21上で組み付け且つ基板
21に取り付けた状態で、各端子365の下端が基板2
1の対応する各導電パターン203部分に弾接して、両
者が電気的に接続されると共に、コイルアッシー3Fの
突起363の下面から突設したスペーサ(図示せず)が
基板21の上面201に当接し、下ボビン本体3Bの係
合部311の係合突起325下面327とコイルアッシ
ー3Fの係合部341の係合段部353との係合と協働
して、コイルアッシー3Fの下ボビン本体3Bからの抜
落が防止されるように構成されている。
【0057】次に、本発明の第4実施形態について、図
8及び図9を参照して説明する。図8は本実施形態の指
示計器のケース内部の構造を基板への組付前の状態で示
す斜視図、図9は図8中のコイルアッシーの基板に対す
る組み付け状態を示す断面図であり、図8及び図9中引
用符号1Cで示す本実施形態の指示計器は、基板21
A、コイルボビン31A、マグネットロータ(図示せ
ず)、並びに、ケース(図示せず)を備えている。
【0058】前記コイルボビン31Aは、第3実施形態
と同様の上下のボビン本体3A,3Bと、第3実施形態
のコイルアッシー3Fと類似する形態の4つのコイルア
ッシー3Gとで構成されている。前記コイルアッシー3
G(コイル体に相当)は、図8及び図9に示すように、
前記係合部341が形成された枠板339の下端で幅方
向の略中央箇所には、基板21Aの後述する位置決め孔
211に挿通可能な位置決め突起367が突設され、前
記枠板339とは異なる他方の枠板339の下端でその
幅方向両端寄り箇所には、基板21Aの後述する2つの
係合孔213にそれぞれ係合可能な係合突起369が突
設され、各係合突起369の先端には、係合爪371が
それぞれ形成されている点が、第3実施形態のコイルア
ッシー3Fとは異なっており、その他の点については、
第3実施形態のコイルアッシー3Fと同様に構成されて
いる。
【0059】前記基板21Aは、上下のボビン本体3
A,3B及び4つのコイルアッシー3Gを基板21A上
で組み付けた状態で、前記位置決め突起367に対応す
る基板21A箇所に前記位置決め孔211が貫設され、
同様に、前記各係合突起369に対応する基板21A箇
所に前記各係合孔213がそれぞれ貫設されている点
が、第3実施形態の基板21とは異なっており、その他
の点は、第3実施形態の基板21と同様に構成されてい
る。
【0060】そして、本実施形態の指示計器1Cは、図
9に示すように、コイルアッシー3Gの係合部341を
下ボビン本体3Bの係合部311に係合させつつ、コイ
ルアッシー3Gを基板21Aに上面201側から近づけ
て、位置決め突起367及び係合突起369を基板21
Aの係合孔211及び係合孔213にそれぞれ挿通し、
係合爪371を基板21Aの下面側で係合孔213の周
縁箇所に係合させることで、コイルアッシー3Gが基板
21Aに取り付けられるように構成されている。また、
本実施形態の指示計器1Cは、コイルボビン31Aを基
板21Aに取り付けた状態で、各端子365の下端が基
板21の対応する各導電パターン203部分に弾接し
て、両者が電気的に接続されると共に、コイルアッシー
3Gの突起363の下面から突設したスペーサ(図示せ
ず)が基板21の上面201に当接し、下ボビン本体3
Bの係合部311の係合突起325下面327とコイル
アッシー3Gの係合部341の係合段部353との係合
と協働して、コイルアッシー3Gの下ボビン本体3Bか
らの抜落が防止されるように構成されている。
【0061】上述した第3及び第4実施形態の指示計器
1B,1Cによれば、いずれも、第1実施形態の指示計
器1と同様の作用効果が得られる。しかも、これら第3
及び第4実施形態の指示計器1B,1Cによれば、いず
れも、コイル345の端子365と基板21,21A側
との電気的接続が基板21,21Aの上面201で済む
ため、第1及び第2実施形態のような、基板2,2′を
挿通した反対側の下面側で行う構成に比べて、指示計器
1B,1Cと共に基板21,21Aの上面201上に実
装する他の電気部品等と一緒に、電気的接続を上面20
1Aにまとめ、導電パターン203を上面201のみに
形成するだけで済むようにして、上下両面に導電パター
ンを形成するよりも基板21,21Aのコストを低減す
ることができる。さらに、第3及び第4実施形態の指示
計器1B,1Cによれば、いずれも、コイル345の端
子365と基板21,21Aの導電パターン203との
電気的接続を、端子365の導電パターン203への弾
接により実現できるので、第1及び第2実施形態のよう
な半田付けを行う必要がなく、組み付け作業のより一層
の簡略化を測ることができる。
【0062】尚、第1乃至第4実施形態を通じて、下ボ
ビン本体3B,3Eに対するコイルアッシー3C,3
F,3Gの組み付けを先に行っておき、その後に、一体
化した下ボビン本体3B,3E及びコイルアッシー3
C,3F,3Gを基板2,21,21Aに組み付けるよ
うにする等、指示計器1,1A,1B,1Cを組み付け
る際の工程順については、特に限定されず任意である。
但し、基板2,21,21Aに下ボビン本体3B,3E
を先に組み付け、その後からコイルアッシー3C,3
F,3Gを下ボビン本体3B,3Eに組み付けるものと
すれば、組み付け工程毎に固定して保持する部品が基板
2,21,21Aのみで済む。
【0063】そして、そのようにすれば、先に下ボビン
本体3B,3Eにコイルアッシー3C,3F,3Gを組
み付ける場合のように、コイルアッシー3C,3F,3
Gを下ボビン本体3B,3Eに組み付ける最初の工程で
は下ボビン本体3B,3Eを固定し、一体化した下ボビ
ン本体3B,3E及びコイルアッシー3C,3F,3G
を基板2,21,21Aに組み付ける次の工程では基板
2,21,21Aを固定するというように、工程が移る
毎に固定する部品を変える必要がなく、その分、組み付
け作業や、自動組み付け装置の構成の複雑化を避けるこ
とができ、有利である。
【0064】また、基板2,21,21Aに対する下ボ
ビン本体3B,3Eの組み付けを先に行い、その次に、
基板2,21,21Aに対する各コイルアッシー3C,
3F,3Gの組み付けを行えば、この基板2,21,2
1Aに対する各コイルアッシー3C,3F,3Gの組み
付けと同時に、下ボビン本体3B,3Eに対する各コイ
ルアッシー3C,3F,3Gの組み付けが達成され、一
方、下ボビン本体3B,3Eに対する各コイルアッシー
3C,3F,3Gの組み付けを先に行えば、基板2,2
1,21Aに対する下ボビン本体3B,3Eと各コイル
アッシー3C,3F,3Gの組み付けが全て同時に達成
され、いずれにしても、実質的な工程数の削減を図るこ
とができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た本発明の指示計器によれば、指針軸が貫設されたマグ
ネットロータをコイルボビン本体の内部に収容して、該
コイルボビン本体により前記指針軸を回転可能に支持す
ると共に、前記指針軸の周方向に沿って延在する前記コ
イルボビン本体の外周面で前記周方向に間隔を置いた複
数の外周面箇所に、コイルが巻回されるコイル体を、該
コイル体と前記コイルボビン本体のうち一方の他方に対
する相対移動により、前記コイル体と前記コイルボビン
本体との相互の係合部どうしを係合させてそれぞれ取り
付ける指示計器において、前記コイル体と前記コイルボ
ビン本体のうち一方の他方に対する相対移動方向を、前
記指針軸の軸方向と平行する方向に合致させる構成とし
た。
【0066】このため、コイルボビン本体の外周面にコ
イル体を取り付ける際の、コイル体とコイルボビン本体
の一方に対する他方の相対移動方向を、例えば、指針軸
と共にマグネットロータをコイルボビン本体に収容する
際の、コイルボビン本体に対するマグネットロータの相
対移動方向等と同じ、指針軸の軸方向と平行する方向と
し、コイル体のコイルボビン本体への組み付けを、指示
計器の他の部分の組み付けと同じ方向から行うことがで
きる。従って、コイル体へのコイルの巻回時に、マグネ
ットロータの指針軸にコイルが引っ掛かったり先端に乗
り上げたりして、コイルの断線や絶縁被覆の剥れ等が生
じ、ショート等の不良状態が発生するのを防止できるこ
とは勿論、コイル体をコイルボビン本体から別体化する
ことが、組み付け作業及び組み付け装置の複雑化を招
き、或は、組み付け作業の自動化の妨げとなることを防
止することができる。
【0067】また、請求項5に記載した本発明の指示計
器の組付方法によれば、内部にマグネットロータが収容
され該マグネットロータに貫設された指針軸を回転可能
に支持するコイルボビン本体を基板に対して組み付ける
第1の工程と、前記コイルボビン本体とは別体に形成さ
れコイルが巻回される複数のコイル体を前記基板に対し
て組み付ける第2の工程と、前記指針軸の周方向に沿っ
て延在する前記コイルボビン本体の外周面で前記周方向
に間隔を置いた複数の外周面箇所に対して前記複数のコ
イル体をそれぞれ組み付ける第3の工程とを有する指示
計器の組付方法において、前記第1の工程を行った後、
前記第2及び第3の工程を同時に行うようにした。
【0068】このため、基板、コイルボビン本体、並び
に、コイル体の相互間の組み付けを、基板に対するその
他の組み付けにより全て済ませ、組み付け作業及びその
ための設備を、基板を中心とした流れのものに統一し、
コイル体をコイルボビン本体から別体化することが、組
み付け作業及び組み付け装置の複雑化を招き、或は、組
み付け作業の自動化の妨げとなることが防止することが
できる。しかも、第1の工程を行った後の第2の工程と
と同時に第3の工程が行われるので、第1乃至第3の3
つの工程を、実質的に1つ減らして2段階の工程により
済ませることができる。
【0069】さらに、請求項6に記載した本発明の指示
計器の組付方法によれば、内部にマグネットロータが収
容され該マグネットロータに貫設された指針軸を回転可
能に支持するコイルボビン本体を基板に対して組み付け
る第1の工程と、前記コイルボビン本体とは別体に形成
されコイルが巻回される複数のコイル体を前記基板に対
して組み付ける第2の工程と、前記指針軸の周方向に沿
って延在する前記コイルボビン本体の外周面で前記周方
向に間隔を置いた複数の外周面箇所に対して前記複数の
コイル体をそれぞれ組み付ける第3の工程とを有する指
示計器の組付方法において、前記第3の工程を行った
後、前記第1及び第2の工程を同時に行うようにした。
【0070】このため、第1及び第2の工程を1つの工
程で済ませ、請求項5に記載した本発明の指示計器の組
付方法と同様に、第1乃至第3の3つの工程を、実質的
に1つ減らして2段階の工程により済ませることができ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る指示計器の分解斜
視図である。
【図2】図2(a)は図1に示す下ボビン本体にコイル
アッシーを取り付けた状態における下ボビン本体の係合
部の係合片部を示す縦断面図、図2(b)は同下ボビン
本体の係合部の脚部を示す縦断面図である。
【図3】図1の指示計器の内部構造を断面で表す説明図
である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る指示計器の内部構
造を断面で表す説明図である。
【図5】図4に示すケースの斜視図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る指示計器のケース
内部の構造を示す斜視図である。
【図7】図6に示す指示計器の基板への組付前の状態を
示す斜視図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る指示計器のケース
内部の構造を基板への組付前の状態で示す斜視図であ
る。
【図9】図8中のコイルアッシーの基板に対する組み付
け状態を示す断面図である。
【図10】従来の指示計器の内部構造を示す要部断面図
である。
【図11】従来の他の指示計器の分解斜視図である。
【図12】従来のさらに指示計器の分解斜視図である。
【図13】従来のその他の指示計器の斜視図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 指示計器 3B,3E 下ボビン本体(コイルボビン本
体) 3C,3F,3G コイルアッシー(コイル体) 309 下ボビン本体側面(コイルボビン本体外周
面) 311 下ボビン本体係合部(コイルボビン本体係
合部) 319 係合アーム(ストッパ機構) 341 コイルアッシー係合部(コイル体係合部) 345 コイル 353 係合段部(ストッパ機構) 361 フランジ(ストッパ機構) 4 マグネットロータ 401 指針軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指針軸が貫設されたマグネットロータを
    コイルボビン本体の内部に収容して、該コイルボビン本
    体により前記指針軸を回転可能に支持すると共に、前記
    指針軸の周方向に沿って延在する前記コイルボビン本体
    の外周面で前記周方向に間隔を置いた複数の外周面箇所
    に、コイルが巻回される複数のコイル体を、該コイル体
    と前記コイルボビン本体のうち一方の他方に対する相対
    移動により、前記コイル体と前記コイルボビン本体との
    相互の係合部どうしを係合させてそれぞれ取り付ける指
    示計器において、 前記コイル体と前記コイルボビン本体のうち一方の他方
    に対する相対移動方向を、前記指針軸の軸方向と平行す
    る方向に合致させた、 ことを特徴とする指示計器。
  2. 【請求項2】 前記コイルボビン本体の外周面箇所に前
    記コイル体を取り付けた状態で、該コイル体と前記コイ
    ルボビン本体のうち少なくとも前記一方に係合し、前記
    コイルボビン本体に対する前記コイル体の取り付けのた
    めの、前記コイル体と前記コイルボビン本体のうち前記
    一方の前記他方に対する相対移動を規制するストッパ機
    構を、前記コイル体と前記コイルボビン本体のうち少な
    くとも前記他方に設けた請求項1記載の指示計器。
  3. 【請求項3】 前記ストッパ機構を、前記コイル体と前
    記コイルボビン本体の双方の前記係合部にそれぞれ設け
    た請求項2記載の指示計器。
  4. 【請求項4】 前記コイルボビン本体及び前記複数のコ
    イル体が実装される基板と、該基板上に形成され、前記
    複数のコイル体を前記基板上にそれぞれ実装した状態
    で、これら複数のボビン本体にそれぞれ巻回されたコイ
    ルのうち、前記マグネットロータに及ぼす互いに直交す
    る2つの磁界のうち片方の磁界を形成するコイルどうし
    を電気的に接続する導電パターンとをさらに設けた請求
    項1、2又は3記載の指示計器。
  5. 【請求項5】 前記導電パターンは、前記基板で前記コ
    イルボビン本体と前記コイル体が実装される面上に形成
    され、前記コイル体には、該コイル体に巻回されたコイ
    ルと電気的に接続された可撓性の端子が設けられてお
    り、該端子は、前記コイル体を前記基板の前記面上にそ
    れぞれ実装した状態で前記導電パターンに弾接し、該導
    電パターンに弾接した前記端子を介して前記コイルが前
    記導電パターンに電気的に接続される請求項4記載の指
    示計器。
  6. 【請求項6】 内部にマグネットロータを収容し該マグ
    ネットロータに貫設された指針軸を回転可能に支持する
    コイルボビン本体を基板に対して組み付ける第1の工程
    と、前記コイルボビン本体とは別体に形成されコイルが
    巻回される複数のコイル体を前記基板に対して組み付け
    る第2の工程と、前記指針軸の周方向に沿って延在する
    前記コイルボビン本体の外周面で前記周方向に間隔を置
    いた複数の外周面箇所に対して前記複数のコイル体をそ
    れぞれ組み付ける第3の工程とを有する指示計器の組付
    方法において、 前記第1の工程を行った後、前記第2及び第3の工程を
    同時に行うようにした、 ことを特徴とする指示計器の組付方法。
  7. 【請求項7】 内部にマグネットロータを収容し該マグ
    ネットロータに貫設された指針軸を回転可能に支持する
    コイルボビン本体を基板に対して組み付ける第1の工程
    と、前記コイルボビン本体とは別体に形成されコイルが
    巻回される複数のコイル体を前記基板に対して組み付け
    る第2の工程と、前記指針軸の周方向に沿って延在する
    前記コイルボビン本体の外周面で前記周方向に間隔を置
    いた複数の外周面箇所に対して前記複数のコイル体をそ
    れぞれ組み付ける第3の工程とを有する指示計器の組付
    方法において、 前記第3の工程を行った後、前記第1及び第2の工程を
    同時に行うようにした、 ことを特徴とする指示計器の組付方法。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の工程を行った状態
    で、前記複数のコイル体にそれぞれ巻回されたコイルの
    うち、前記マグネットロータに及ぼす互いに直交する2
    つの磁界のうち片方の磁界を形成するコイルどうしを、
    前記基板上で導電パターンにより互いに電気的に接続す
    るようにした請求項6又は7記載の指示計器の組付方
    法。
  9. 【請求項9】 前記導電パターンを、前記基板で前記コ
    イルボビン本体と前記コイル体が実装される面上に形成
    し、前記コイル体に設けた可撓性の端子を該コイル体に
    巻回されたコイルに電気的に接続すると共に、前記コイ
    ル体を前記基板の前記面上にそれぞれ実装した状態で、
    前記端子を前記導電パターンに弾接させることで、前記
    コイルと前記導電パターンとを電気的に接続するように
    した請求項8記載の指示計器の組付方法。
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