JPH0961332A - 高流動コンクリートの流動性評価方法 - Google Patents
高流動コンクリートの流動性評価方法Info
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- JPH0961332A JPH0961332A JP21171895A JP21171895A JPH0961332A JP H0961332 A JPH0961332 A JP H0961332A JP 21171895 A JP21171895 A JP 21171895A JP 21171895 A JP21171895 A JP 21171895A JP H0961332 A JPH0961332 A JP H0961332A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラントでの製造過程で迅速に流動性に関す
る評価値を得ることのできる高流動コンクリートの流動
性の評価方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 生コンクリート製造プラントのコンクリ
ートホッパ8に、生コンクリートの増減量を検出する生
コンクリート増減量検出手段を配設し、該生コンクリー
ト増減量検出手段によってミキサ1からコンクリートホ
ッパ8への生コンクリート払い出し時又はコンクリート
ホッパ8から外部に生コンクリートを排出する時にコン
クリートホッパ8内の生コンクリートの増減量を検出
し、単位時間当たりの生コンクリートの増減量から貯留
速度又は排出速度を演算し、この貯留速度又は排出速度
をもって高流動コンクリートの流動性の大小を評価す
る。
る評価値を得ることのできる高流動コンクリートの流動
性の評価方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 生コンクリート製造プラントのコンクリ
ートホッパ8に、生コンクリートの増減量を検出する生
コンクリート増減量検出手段を配設し、該生コンクリー
ト増減量検出手段によってミキサ1からコンクリートホ
ッパ8への生コンクリート払い出し時又はコンクリート
ホッパ8から外部に生コンクリートを排出する時にコン
クリートホッパ8内の生コンクリートの増減量を検出
し、単位時間当たりの生コンクリートの増減量から貯留
速度又は排出速度を演算し、この貯留速度又は排出速度
をもって高流動コンクリートの流動性の大小を評価す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生コンクリート製
造プラントにより製造される高流動コンクリートの流動
性を評価する方法に関する。
造プラントにより製造される高流動コンクリートの流動
性を評価する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハイパフォーマンスコンクリート
とか、高流動コンクリート、或は超流動化コンクリート
と呼ばれる材料の分離抵抗性に優れ、かつ流動性が非常
に高いコンクリートが開発されている。
とか、高流動コンクリート、或は超流動化コンクリート
と呼ばれる材料の分離抵抗性に優れ、かつ流動性が非常
に高いコンクリートが開発されている。
【0003】この流動性の高いコンクリートは従来のコ
ンクリートをベースコンクリートとし、これに増粘剤で
あるセルロース系混和剤やセメント系材料、フライアッ
シュ、シリカフューム等の混和材料及び高性能減水剤等
を加えて混練して製造される。こうして製造したコンク
リートは、従来のコンクリートに比べて材料分離抵抗が
大きく、しかも流動性が非常に高いために、バイブレー
タを使用しなくても型枠の狭い部分や隅々まで容易に充
填させることができるものである。
ンクリートをベースコンクリートとし、これに増粘剤で
あるセルロース系混和剤やセメント系材料、フライアッ
シュ、シリカフューム等の混和材料及び高性能減水剤等
を加えて混練して製造される。こうして製造したコンク
リートは、従来のコンクリートに比べて材料分離抵抗が
大きく、しかも流動性が非常に高いために、バイブレー
タを使用しなくても型枠の狭い部分や隅々まで容易に充
填させることができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この高
流動コンクリートは粘性が非常に高く、その流動性を評
価するためにフローコーンによりフロー値を測定する
と、試料の生コンクリートの流れが流動性と高粘性のた
めにゆっくりとした流れとなり、最終形状になるまでに
かなりの時間がかかり、製造過程での流動性の評価方法
としてフローコーンによるフロー値の測定を採用するに
は難点がある。
流動コンクリートは粘性が非常に高く、その流動性を評
価するためにフローコーンによりフロー値を測定する
と、試料の生コンクリートの流れが流動性と高粘性のた
めにゆっくりとした流れとなり、最終形状になるまでに
かなりの時間がかかり、製造過程での流動性の評価方法
としてフローコーンによるフロー値の測定を採用するに
は難点がある。
【0005】本発明は上記の点に鑑み、生コンクリート
製造プラントでの製造過程で迅速に流動性に関する評価
値を得ることのできる高流動コンクリートの流動性の評
価方法を提供することを目的とする。
製造プラントでの製造過程で迅速に流動性に関する評価
値を得ることのできる高流動コンクリートの流動性の評
価方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1記載の高流動コンクリートの流
動性の評価方法は、各種コンクリート材料を計量、混練
して生コンクリートを製造する生コンクリート製造プラ
ントのコンクリートホッパに、生コンクリートの増減量
を検出する生コンクリート増減量検出手段を配設し、該
生コンクリート増減量検出手段によってミキサからコン
クリートホッパへの生コンクリート払い出し時にコンク
リートホッパへの生コンクリート貯留量を検出し、単位
時間当たりの生コンクリートの貯留量から貯留速度を演
算し、この貯留速度により生コンクリートの流動性の大
小を評価することを特徴としている。
成するために、請求項1記載の高流動コンクリートの流
動性の評価方法は、各種コンクリート材料を計量、混練
して生コンクリートを製造する生コンクリート製造プラ
ントのコンクリートホッパに、生コンクリートの増減量
を検出する生コンクリート増減量検出手段を配設し、該
生コンクリート増減量検出手段によってミキサからコン
クリートホッパへの生コンクリート払い出し時にコンク
リートホッパへの生コンクリート貯留量を検出し、単位
時間当たりの生コンクリートの貯留量から貯留速度を演
算し、この貯留速度により生コンクリートの流動性の大
小を評価することを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の高流動コンクリート
の流動性の評価方法は、各種コンクリート材料を計量、
混練して生コンクリートを製造する生コンクリート製造
プラントのコンクリートホッパに、生コンクリートの増
減量を検出する生コンクリート増減量検出手段を配設
し、該生コンクリート増減量検出手段によってコンクリ
ートホッパから外部へ生コンクリートを排出する時に、
コンクリートホッパからの生コンクリート排出量を検出
し、単位時間当たりの生コンクリートの排出量から排出
速度を演算し、この排出速度により生コンクリートの流
動性の大小を評価することを特徴としている。
の流動性の評価方法は、各種コンクリート材料を計量、
混練して生コンクリートを製造する生コンクリート製造
プラントのコンクリートホッパに、生コンクリートの増
減量を検出する生コンクリート増減量検出手段を配設
し、該生コンクリート増減量検出手段によってコンクリ
ートホッパから外部へ生コンクリートを排出する時に、
コンクリートホッパからの生コンクリート排出量を検出
し、単位時間当たりの生コンクリートの排出量から排出
速度を演算し、この排出速度により生コンクリートの流
動性の大小を評価することを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の高流動コンクリート
の流動性の評価方法は、前記生コンクリート増減量検出
手段はコンクリートホッパ内の生コンクリートの貯留レ
ベルを検出するレベル計であることを特徴としている。
の流動性の評価方法は、前記生コンクリート増減量検出
手段はコンクリートホッパ内の生コンクリートの貯留レ
ベルを検出するレベル計であることを特徴としている。
【0009】また、請求項4記載の高流動コンクリート
の流動性の評価方法は、前記生コンクリート増減量検出
手段はコンクリートホッパ内に貯留する生コンクリート
の重量を検出するロードセルであることを特徴としてい
る。
の流動性の評価方法は、前記生コンクリート増減量検出
手段はコンクリートホッパ内に貯留する生コンクリート
の重量を検出するロードセルであることを特徴としてい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の高流動コ
ンクリートの流動性の評価方法にあっては、高流動コン
クリートをミキサより下位のコンクリートホッパに払い
出す時に、ミキサの払い出しゲートを所定開度で開放し
て高流動コンクリートを払い出し、コンクリートホッパ
では払い出された高流動コンクリートの貯留量を生コン
クリート増減量検出手段で検出する。そして検出した単
位時間当たりの貯留量から貯留速度を演算し、その貯留
速度をもって高流動コンクリートの流動性の大小の評価
値とする。
ンクリートの流動性の評価方法にあっては、高流動コン
クリートをミキサより下位のコンクリートホッパに払い
出す時に、ミキサの払い出しゲートを所定開度で開放し
て高流動コンクリートを払い出し、コンクリートホッパ
では払い出された高流動コンクリートの貯留量を生コン
クリート増減量検出手段で検出する。そして検出した単
位時間当たりの貯留量から貯留速度を演算し、その貯留
速度をもって高流動コンクリートの流動性の大小の評価
値とする。
【0011】また、本発明の請求項2記載の高流動コン
クリートの流動性の評価方法にあっては、高流動コンク
リートをコンクリートホッパより外部に排出する時に、
コンクリートホッパの排出ゲートを所定の開度で開放し
て高流動コンクリートを排出し、コンクリートホッパで
は排出される高流動コンクリートの排出量を生コンクリ
ート増減量検出手段で検出する。そして検出した単位時
間当たりの排出量から排出速度を演算し、その排出速度
をもって高流動コンクリートの流動性の大小の評価値と
する。
クリートの流動性の評価方法にあっては、高流動コンク
リートをコンクリートホッパより外部に排出する時に、
コンクリートホッパの排出ゲートを所定の開度で開放し
て高流動コンクリートを排出し、コンクリートホッパで
は排出される高流動コンクリートの排出量を生コンクリ
ート増減量検出手段で検出する。そして検出した単位時
間当たりの排出量から排出速度を演算し、その排出速度
をもって高流動コンクリートの流動性の大小の評価値と
する。
【0012】また、本発明の請求項3記載の高流動コン
クリートの流動性の評価方法にあっては、生コンクリー
ト増減量検出手段としてレベル計を採用することで、コ
ンクリートホッパへの取り付けも容易であり、検出手段
を安価に構成することができる。
クリートの流動性の評価方法にあっては、生コンクリー
ト増減量検出手段としてレベル計を採用することで、コ
ンクリートホッパへの取り付けも容易であり、検出手段
を安価に構成することができる。
【0013】また、本発明の請求項4記載の高流動コン
クリートの流動性の評価方法にあっては、生コンクリー
ト増減量検出手段としてロードセルを採用することで、
生コンクリートの増減量を精度良く検出することがで
き、高流動コンクリートの流動性の評価値を迅速にかつ
高精度で求めることができる。
クリートの流動性の評価方法にあっては、生コンクリー
ト増減量検出手段としてロードセルを採用することで、
生コンクリートの増減量を精度良く検出することがで
き、高流動コンクリートの流動性の評価値を迅速にかつ
高精度で求めることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0015】図1は生コンクリート製造プラントの一部
を示すもので、各種コンクリート材料を混練する混練工
程と、混練完了後の生コンクリートを一時貯留して出荷
する出荷工程に用いられる二軸式ミキサとコンクリート
ホッパを示すものである。
を示すもので、各種コンクリート材料を混練する混練工
程と、混練完了後の生コンクリートを一時貯留して出荷
する出荷工程に用いられる二軸式ミキサとコンクリート
ホッパを示すものである。
【0016】各種混練材料を混練する二軸式ミキサ1は
混練槽2に2本の平行な混練軸3、3´を貫通し、相反
する方向に回転自在に枢支している。混練軸3、3´に
は半径方向に多数のアーム4を放射状に配設し、該アー
ム4の先端部には適宜角度を有したブレード5を取り付
け、駆動用モータ(図示せず)により所定速度で回転さ
せている。6は混練槽2の下部よりミキサ内の生コンク
リートを排出する排出ゲートであって、シリンダー7の
ピストンロッドの伸縮により開閉するようにしている。
混練槽2に2本の平行な混練軸3、3´を貫通し、相反
する方向に回転自在に枢支している。混練軸3、3´に
は半径方向に多数のアーム4を放射状に配設し、該アー
ム4の先端部には適宜角度を有したブレード5を取り付
け、駆動用モータ(図示せず)により所定速度で回転さ
せている。6は混練槽2の下部よりミキサ内の生コンク
リートを排出する排出ゲートであって、シリンダー7の
ピストンロッドの伸縮により開閉するようにしている。
【0017】8は二軸式ミキサ1により混練した生コン
クリートを一時貯留するコンクリートホッパであって、
コンクリートホッパ8の下部には一時貯留した生コンク
リートを所定量ずつ排出してミキサ車(図示せず)や二
次製品工場等では運搬用台車に積み込むゲート装置9を
備えている。
クリートを一時貯留するコンクリートホッパであって、
コンクリートホッパ8の下部には一時貯留した生コンク
リートを所定量ずつ排出してミキサ車(図示せず)や二
次製品工場等では運搬用台車に積み込むゲート装置9を
備えている。
【0018】ゲート装置9は可撓性のラバーゲート10
をシリンダー11のピストンロッドに取り付けたローラ
12の押圧、離反によって開閉するようにしている。
をシリンダー11のピストンロッドに取り付けたローラ
12の押圧、離反によって開閉するようにしている。
【0019】また、コンクリートホッパ8の側壁には生
コンクリート増減量検出手段として貯留する生コンクリ
ートのレベルを検出するレベル計13、13´をコンク
リートホッパ8の内部に向けて貫通させており、これら
のレベル計13、13´により検出したレベル信号は流
動性評価装置14に送り込むようにしている。
コンクリート増減量検出手段として貯留する生コンクリ
ートのレベルを検出するレベル計13、13´をコンク
リートホッパ8の内部に向けて貫通させており、これら
のレベル計13、13´により検出したレベル信号は流
動性評価装置14に送り込むようにしている。
【0020】流動性評価装置14は検出したレベル信号
から流動性の大小を評価するソフトウエアとそれらを動
作させるハードウエアとから成り、単独で設置しても良
いし、またプラントの操作盤に組み込むことも可能であ
る。
から流動性の大小を評価するソフトウエアとそれらを動
作させるハードウエアとから成り、単独で設置しても良
いし、またプラントの操作盤に組み込むことも可能であ
る。
【0021】また、図2は別の生コンクリート増減量検
出手段について示したものであって、コンクリートホッ
パ8の上部付近に支持材15を突設し、該支持材15を
担持するように重量検出器であるロードセル16を配設
したものである。そしてロードセル16も検出した重量
信号を流動性評価装置14に送り込むようにしている。
出手段について示したものであって、コンクリートホッ
パ8の上部付近に支持材15を突設し、該支持材15を
担持するように重量検出器であるロードセル16を配設
したものである。そしてロードセル16も検出した重量
信号を流動性評価装置14に送り込むようにしている。
【0022】次に、粘性や流動性の高い高流動コンクリ
ートの流動性の大小を評価する方法について説明する。
ートの流動性の大小を評価する方法について説明する。
【0023】本発明の高流動コンクリートの流動性の大
小を評価する方法は、コンクリートホッパ8に配設した
生コンクリート増減量検出手段によりコンクリートホッ
パ8中の生コンクリートの増減速度をもって流動性の大
小を評価するものであり、その場合、コンクリートホッ
パ8の上位の二軸式ミキサ1よりの払い出し速度を演算
する方法とコンクリートホッパ8より外部に排出する排
出速度を演算して流動性を数値化する方法がある。ま
た、それらの増減量の検出手段としてレベル計13、1
3´を採用する方法、あるいはロードセル16を採用す
る方法がある。
小を評価する方法は、コンクリートホッパ8に配設した
生コンクリート増減量検出手段によりコンクリートホッ
パ8中の生コンクリートの増減速度をもって流動性の大
小を評価するものであり、その場合、コンクリートホッ
パ8の上位の二軸式ミキサ1よりの払い出し速度を演算
する方法とコンクリートホッパ8より外部に排出する排
出速度を演算して流動性を数値化する方法がある。ま
た、それらの増減量の検出手段としてレベル計13、1
3´を採用する方法、あるいはロードセル16を採用す
る方法がある。
【0024】先ず、レベル計13、13´により流動性
の大小を評価する方法について説明する。
の大小を評価する方法について説明する。
【0025】初めに、二軸式ミキサ1よりコンクリート
ホッパ8に高流動コンクリートを払い出す場合について
説明する。
ホッパ8に高流動コンクリートを払い出す場合について
説明する。
【0026】二軸式ミキサ1よりの払い出しが完了する
とシリンダー7を作動させて排出ゲート6を開放する。
この時、排出ゲート6の開度は、配合、品種について一
定にして排出ゲート6の開度による排出速度への影響を
及ぼさないようにしておく。
とシリンダー7を作動させて排出ゲート6を開放する。
この時、排出ゲート6の開度は、配合、品種について一
定にして排出ゲート6の開度による排出速度への影響を
及ぼさないようにしておく。
【0027】排出ゲート6の開放により二軸式ミキサ1
から高流動コンクリートの払い出しが開始されると、流
動性評価装置14の評価機能が起動し、コンクリートホ
ッパ8の側壁に配設されたレベル計13、13´の内、
下方のレベル計13が払い出された高流動コンクリート
を検出するのを待ち受ける。レベル計13が高流動コン
クリートを検出すると流動性評価装置14はその時点の
時刻を読み取り記憶し、更に上位のレベル計13´が高
流動コンクリートを検出するのを待ち受ける。そしてレ
ベル計13´が高流動コンクリートを検出すると流動性
評価装置14はその時点の時刻を読み取り記憶する。
から高流動コンクリートの払い出しが開始されると、流
動性評価装置14の評価機能が起動し、コンクリートホ
ッパ8の側壁に配設されたレベル計13、13´の内、
下方のレベル計13が払い出された高流動コンクリート
を検出するのを待ち受ける。レベル計13が高流動コン
クリートを検出すると流動性評価装置14はその時点の
時刻を読み取り記憶し、更に上位のレベル計13´が高
流動コンクリートを検出するのを待ち受ける。そしてレ
ベル計13´が高流動コンクリートを検出すると流動性
評価装置14はその時点の時刻を読み取り記憶する。
【0028】このようにして高流動コンクリートの表面
部分が上下のレベル計13、13´を通過した時刻を読
み取るとこれらの時刻差を演算すると共に、この時刻差
から高流動コンクリートのコンクリートホッパ8におけ
る貯留速度を演算し、この貯留速度の値が大きい程、流
動性が大きいと評価する。
部分が上下のレベル計13、13´を通過した時刻を読
み取るとこれらの時刻差を演算すると共に、この時刻差
から高流動コンクリートのコンクリートホッパ8におけ
る貯留速度を演算し、この貯留速度の値が大きい程、流
動性が大きいと評価する。
【0029】次に、コンクリートホッパ8に貯留した高
流動コンクリートを外部に排出する場合について説明す
る。
流動コンクリートを外部に排出する場合について説明す
る。
【0030】二軸式ミキサ1により混練が完了するとシ
リンダー11を作動させてラバーゲート10を開放す
る。この時ラバーゲート10の開度は、配合、品種につ
いて一定にしてラバーゲート10の開度による排出速度
への影響を及ぼさないようにしておく。
リンダー11を作動させてラバーゲート10を開放す
る。この時ラバーゲート10の開度は、配合、品種につ
いて一定にしてラバーゲート10の開度による排出速度
への影響を及ぼさないようにしておく。
【0031】コンクリートホッパ8に貯留した高流動コ
ンクリートの排出が開始されると、流動性評価装置14
の評価機能が起動し、コンクリートホッパ8の側壁に配
設されたレベル計13、13´の内、上方のレベル計1
3´が高流動コンクリートを検出しなくなるのを待ち受
ける。レベル計13´が高流動コンクリートを検出しな
くなると流動性評価装置14はその時点の時刻を読み取
り記憶し、更に下位のレベル計13が高流動コンクリー
トを検出しなくなるのを待ち受ける。そしてレベル計1
3が高流動コンクリートを検出しなくなると流動性評価
装置14はその時点の時刻を読み取り記憶する。
ンクリートの排出が開始されると、流動性評価装置14
の評価機能が起動し、コンクリートホッパ8の側壁に配
設されたレベル計13、13´の内、上方のレベル計1
3´が高流動コンクリートを検出しなくなるのを待ち受
ける。レベル計13´が高流動コンクリートを検出しな
くなると流動性評価装置14はその時点の時刻を読み取
り記憶し、更に下位のレベル計13が高流動コンクリー
トを検出しなくなるのを待ち受ける。そしてレベル計1
3が高流動コンクリートを検出しなくなると流動性評価
装置14はその時点の時刻を読み取り記憶する。
【0032】このようにして高流動コンクリートの表面
部分が上下のレベル計13、13´を通過した時刻を読
み取るとこれらの時刻差を演算すると共に、この時刻差
から高流動コンクリートのコンクリートホッパ8におけ
る排出速度を演算し、この排出速度の値が大きい程、流
動性が大きいと評価する。
部分が上下のレベル計13、13´を通過した時刻を読
み取るとこれらの時刻差を演算すると共に、この時刻差
から高流動コンクリートのコンクリートホッパ8におけ
る排出速度を演算し、この排出速度の値が大きい程、流
動性が大きいと評価する。
【0033】また、ロードセル16により流動性の大小
を評価する方法について説明する。このロードセル16
により流動性の大小を評価する場合も前述のように二軸
式ミキサ1からコンクリートホッパ8に払い出す場合、
またコンクリートホッパ8から外部に排出する場合に流
動性の評価を行なうことができ、いずれもコンクリート
ホッパ8内の高流動コンクリートの増減を所定時間当た
りについてロードセルにより検出し、流動性評価装置1
4はそれらのデータから高流動コンクリートのコンクリ
ートホッパ8における貯留速度あるいは排出速度を演算
して流動性の評価値とする。
を評価する方法について説明する。このロードセル16
により流動性の大小を評価する場合も前述のように二軸
式ミキサ1からコンクリートホッパ8に払い出す場合、
またコンクリートホッパ8から外部に排出する場合に流
動性の評価を行なうことができ、いずれもコンクリート
ホッパ8内の高流動コンクリートの増減を所定時間当た
りについてロードセルにより検出し、流動性評価装置1
4はそれらのデータから高流動コンクリートのコンクリ
ートホッパ8における貯留速度あるいは排出速度を演算
して流動性の評価値とする。
【0034】このロードセル16を採用することにより
増減量を迅速にかつ高精度に検出することができ、貯留
速度あるいは排出速度をより高精度に演算することがで
きる。
増減量を迅速にかつ高精度に検出することができ、貯留
速度あるいは排出速度をより高精度に演算することがで
きる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明に係る請求項1記載
の高流動コンクリートの流動性の評価方法によれば、生
コンクリート製造プラントのコンクリートホッパ8に、
生コンクリートの増減量を検出する生コンクリート増減
量検出手段を配設してミキサ1から払い出される生コン
クリートのコンクリートホッパ8における貯留速度を求
め、この貯留速度により生コンクリートの流動性の大小
を評価するようにしたので、フローコーン等を使用して
手作業によりデータを収集せずとも、プラントでの製造
時点で高流動コンクリートの流動性に関するデータを得
ることができ、高流動コンクリートの品質管理データを
収集し易くなる。
の高流動コンクリートの流動性の評価方法によれば、生
コンクリート製造プラントのコンクリートホッパ8に、
生コンクリートの増減量を検出する生コンクリート増減
量検出手段を配設してミキサ1から払い出される生コン
クリートのコンクリートホッパ8における貯留速度を求
め、この貯留速度により生コンクリートの流動性の大小
を評価するようにしたので、フローコーン等を使用して
手作業によりデータを収集せずとも、プラントでの製造
時点で高流動コンクリートの流動性に関するデータを得
ることができ、高流動コンクリートの品質管理データを
収集し易くなる。
【0036】また、本発明に係る請求項2記載の高流動
コンクリートの流動性の評価方法によれば、生コンクリ
ート製造プラントのコンクリートホッパ8に、生コンク
リートの増減量を検出する生コンクリート増減量検出手
段を配設してコンクリートホッパ8から外部へ排出され
る生コンクリートの排出速度を求め、この排出速度によ
り生コンクリートの流動性の大小を評価するようにした
ので、フローコーン等を使用して手作業によりデータを
収集せずとも、プラントでの製造時点で高流動コンクリ
ートの流動性に関するデータを得ることができ、高流動
コンクリートの品質管理データを収集し易くなる。
コンクリートの流動性の評価方法によれば、生コンクリ
ート製造プラントのコンクリートホッパ8に、生コンク
リートの増減量を検出する生コンクリート増減量検出手
段を配設してコンクリートホッパ8から外部へ排出され
る生コンクリートの排出速度を求め、この排出速度によ
り生コンクリートの流動性の大小を評価するようにした
ので、フローコーン等を使用して手作業によりデータを
収集せずとも、プラントでの製造時点で高流動コンクリ
ートの流動性に関するデータを得ることができ、高流動
コンクリートの品質管理データを収集し易くなる。
【0037】また、本発明に係る請求項3記載の高流動
コンクリートの流動性の評価方法によれば、生コンクリ
ート増減量検出手段としてレベル計を採用し、コンクリ
ートホッパ内の生コンクリートのレベルを検出するよう
にしたので、前記検出手段をコンクリートホッパ8に容
易に取り付けることができ、かつ安価に構成することが
できる。
コンクリートの流動性の評価方法によれば、生コンクリ
ート増減量検出手段としてレベル計を採用し、コンクリ
ートホッパ内の生コンクリートのレベルを検出するよう
にしたので、前記検出手段をコンクリートホッパ8に容
易に取り付けることができ、かつ安価に構成することが
できる。
【0038】また、本発明に係る請求項3記載の高流動
コンクリートの流動性の評価方法によれば、生コンクリ
ート増減量検出手段としてロードセルを採用し、コンク
リートホッパにおける生コンクリートの量を検出するよ
うにしたので、コンクリートホッパにおける高流動コン
クリートの増減量を迅速にかつ高精度に検出することが
できて高流動コンクリートの流動性に関する評価値を高
精度に求めることができる。
コンクリートの流動性の評価方法によれば、生コンクリ
ート増減量検出手段としてロードセルを採用し、コンク
リートホッパにおける生コンクリートの量を検出するよ
うにしたので、コンクリートホッパにおける高流動コン
クリートの増減量を迅速にかつ高精度に検出することが
できて高流動コンクリートの流動性に関する評価値を高
精度に求めることができる。
【図1】本発明の高流動コンクリートの流動性の評価方
法を採用する生コンクリート製造プラントの一部を示す
概略説明図である。
法を採用する生コンクリート製造プラントの一部を示す
概略説明図である。
【図2】別の実施例を示す概略説明図である。
1…二軸式ミキサ 6…排出ゲート 8…コンクリートホッパ 10…ラバーゲート 13、13´…レベル計(生コンクリート増減量検出手
段) 16…ロードセル(生コンクリート増減量検出手段)
段) 16…ロードセル(生コンクリート増減量検出手段)
Claims (4)
- 【請求項1】各種コンクリート材料を計量、混練して生
コンクリートを製造する生コンクリート製造プラントの
コンクリートホッパに、生コンクリートの増減量を検出
する生コンクリート増減量検出手段を配設し、該生コン
クリート増減量検出手段によってミキサからコンクリー
トホッパへの生コンクリート払い出し時にコンクリート
ホッパへの生コンクリート貯留量を検出し、単位時間当
たりの生コンクリートの貯留量から貯留速度を演算し、
この貯留速度により生コンクリートの流動性の大小を評
価することを特徴とする高流動コンクリートの流動性の
評価方法。 - 【請求項2】各種コンクリート材料を計量、混練して生
コンクリートを製造する生コンクリート製造プラントの
コンクリートホッパに、生コンクリートの増減量を検出
する生コンクリート増減量検出手段を配設し、該生コン
クリート増減量検出手段によってコンクリートホッパか
ら外部へ生コンクリートを排出する時に、コンクリート
ホッパからの生コンクリート排出量を検出し、単位時間
当たりの生コンクリートの排出量から排出速度を演算
し、この排出速度により生コンクリートの流動性の大小
を評価することを特徴とする高流動コンクリートの流動
性の評価方法。 - 【請求項3】前記生コンクリート増減量検出手段はコン
クリートホッパ内の生コンクリートの貯留レベルを検出
するレベル計であることを特徴とする請求項1又は2記
載の高流動コンクリートの流動性の評価方法。 - 【請求項4】前記生コンクリート増減量検出手段はコン
クリートホッパ内に貯留する生コンクリートの重量を検
出するロードセルであることを特徴とする請求項1又は
2記載の高流動コンクリートの流動性の評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21171895A JPH0961332A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 高流動コンクリートの流動性評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21171895A JPH0961332A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 高流動コンクリートの流動性評価方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0961332A true JPH0961332A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16610456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21171895A Pending JPH0961332A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 高流動コンクリートの流動性評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0961332A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003103513A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Nikko Co Ltd | 生コンクリートの品質管理方法 |
AT6942U3 (de) * | 2004-02-03 | 2005-05-25 | Simma Electronic Ges M B H | Verfahren zur durchführung eines entleervorgangs eines mischerbehälters |
JP2006255903A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Oru Japan Kk | コンクリート用ホッパ排出ゲート |
JP2007055040A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Oru Japan Kk | コンクリートホッパ |
CN105699253A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-06-22 | 湖南中岩建材科技有限公司 | 一种快速鉴定混凝土掺和料与外加剂适应性的方法 |
-
1995
- 1995-08-21 JP JP21171895A patent/JPH0961332A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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AT6942U3 (de) * | 2004-02-03 | 2005-05-25 | Simma Electronic Ges M B H | Verfahren zur durchführung eines entleervorgangs eines mischerbehälters |
JP2006255903A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Oru Japan Kk | コンクリート用ホッパ排出ゲート |
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CN105699253A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-06-22 | 湖南中岩建材科技有限公司 | 一种快速鉴定混凝土掺和料与外加剂适应性的方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040830 |