JP3364209B2 - 砂の連続表面水率測定方法およびそれに使用する測定用装置 - Google Patents
砂の連続表面水率測定方法およびそれに使用する測定用装置Info
- Publication number
- JP3364209B2 JP3364209B2 JP2001147223A JP2001147223A JP3364209B2 JP 3364209 B2 JP3364209 B2 JP 3364209B2 JP 2001147223 A JP2001147223 A JP 2001147223A JP 2001147223 A JP2001147223 A JP 2001147223A JP 3364209 B2 JP3364209 B2 JP 3364209B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- water
- collar
- weight
- saturated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生コンクリート
等の生産において、予め砂に含まれる表面水量を知るた
めの砂の連続表面水率測定方法およびそれに使用する砂
の連続表面水率測定用装置に関する。
等の生産において、予め砂に含まれる表面水量を知るた
めの砂の連続表面水率測定方法およびそれに使用する砂
の連続表面水率測定用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生コンクリートは、セメント、水、砂、
砂利等を適当な割合で練り混ぜた状態で使用されるが、
工事態様や材料特性等に合わせて、適正な水の配合割合
とする単位水量が決まっている。なお、コンクリート1
m3を作るのに必要な各材料の量は、この「単位水量」
として表され、また、単位水量を得るために給水配合さ
れる量を「補正水量」と称している。
砂利等を適当な割合で練り混ぜた状態で使用されるが、
工事態様や材料特性等に合わせて、適正な水の配合割合
とする単位水量が決まっている。なお、コンクリート1
m3を作るのに必要な各材料の量は、この「単位水量」
として表され、また、単位水量を得るために給水配合さ
れる量を「補正水量」と称している。
【0003】現在、生コンクリートの生産において、生
コン工場では、土石採取会社から洗浄された砂、砂利を
屋内ヤードに受け入れ、山積みにして水を切り(浸透と
自然乾燥)して脱水した後、受けホッパーによりベルト
コンベアーで貯蔵ビンに入れ、1日置いてからプラント
ホッパーに入れ、出荷に応じて各々プラントホッパーか
ら配合に合わせて計量ホッパーで計量し、砂、セメン
ト、混和剤をミキサーに入れ運転しながら、単位水量の
一部を入れ、一次練り混ぜし、続いて砂利を投入し、残
水量を調整しながら、二次練り混ぜを行い、完了後生コ
ン車に投入している。
コン工場では、土石採取会社から洗浄された砂、砂利を
屋内ヤードに受け入れ、山積みにして水を切り(浸透と
自然乾燥)して脱水した後、受けホッパーによりベルト
コンベアーで貯蔵ビンに入れ、1日置いてからプラント
ホッパーに入れ、出荷に応じて各々プラントホッパーか
ら配合に合わせて計量ホッパーで計量し、砂、セメン
ト、混和剤をミキサーに入れ運転しながら、単位水量の
一部を入れ、一次練り混ぜし、続いて砂利を投入し、残
水量を調整しながら、二次練り混ぜを行い、完了後生コ
ン車に投入している。
【0004】水の割合については、砂利に含まれる水分
が表面水量0.5%とほぼ一定であるが、砂には粒子間
での毛細管現象や表面張力が生じるため、その表面水量
が一定しないことから、従来、サンプル採取により砂の
表面水量を測定し、単位水量から砂の表面水量と砂利の
表面水量とを引いて、補正数量を算定していた。
が表面水量0.5%とほぼ一定であるが、砂には粒子間
での毛細管現象や表面張力が生じるため、その表面水量
が一定しないことから、従来、サンプル採取により砂の
表面水量を測定し、単位水量から砂の表面水量と砂利の
表面水量とを引いて、補正数量を算定していた。
【0005】しかし、屋外ヤードに、例えば、10%程
度の表面水量の砂を2,3日放置すると、山の中心部が
15〜16%又は飽和状態から表面に向かって0%にな
っているというように、部分的ばらつきがあって表面水
量が一定しないため、サンプル採取による表面水量の測
定には信頼性が得られなく、また、砂の放置に伴う自然
現象を利用するため、非常に時間が掛かるだけでなく、
信頼性に欠ける点を手数の掛かるスランプ試験の多用に
よって補うことになる時間的損失が甚だしかった。
度の表面水量の砂を2,3日放置すると、山の中心部が
15〜16%又は飽和状態から表面に向かって0%にな
っているというように、部分的ばらつきがあって表面水
量が一定しないため、サンプル採取による表面水量の測
定には信頼性が得られなく、また、砂の放置に伴う自然
現象を利用するため、非常に時間が掛かるだけでなく、
信頼性に欠ける点を手数の掛かるスランプ試験の多用に
よって補うことになる時間的損失が甚だしかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな実情に鑑みて、砂における飽和状態の表面水量がほ
ぼ一定に安定していることに着眼し、これに基づいて予
め砂に含まれていた初期表面水量が正確に分かり、その
操作が容易で作業能率が良好である砂の連続表面水率測
定方法およびそれに使用する測定用装置を提供すること
を目的とした。
うな実情に鑑みて、砂における飽和状態の表面水量がほ
ぼ一定に安定していることに着眼し、これに基づいて予
め砂に含まれていた初期表面水量が正確に分かり、その
操作が容易で作業能率が良好である砂の連続表面水率測
定方法およびそれに使用する測定用装置を提供すること
を目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、巡回させながら中途で上下して計
量、吸水、脱水等の工程を順次取り得るように、掛止口
に鍔で受けられる鍔付き網容器を使用し、その工程につ
いては、鍔付き網容器にサンプリングした砂を入れ重量
を計量し、砂を水の飽和状態にするために水槽に鍔付き
網容器を入れ砂に吸水してから、水切り用バイブレータ
ーを作動することにより脱水し、この飽和状態の砂の重
量を計量し、飽和砂重量と前記砂重量とから砂の表面水
率を算定することを特徴とする砂の連続表面水率測定方
法を提供するものである。
めに、この発明は、巡回させながら中途で上下して計
量、吸水、脱水等の工程を順次取り得るように、掛止口
に鍔で受けられる鍔付き網容器を使用し、その工程につ
いては、鍔付き網容器にサンプリングした砂を入れ重量
を計量し、砂を水の飽和状態にするために水槽に鍔付き
網容器を入れ砂に吸水してから、水切り用バイブレータ
ーを作動することにより脱水し、この飽和状態の砂の重
量を計量し、飽和砂重量と前記砂重量とから砂の表面水
率を算定することを特徴とする砂の連続表面水率測定方
法を提供するものである。
【0008】また、この発明は、 回転し幾つかの中途
で停止し且つその停止とともに上下動するようにした支
軸に、回転により巡回する鍔付き網容器の鍔の受けとし
ての掛止口を支持し、巡回停止中に鍔付き網容器の上下
動により受けられる少なくともサンプリング砂の重量の
計量器と、砂に吸水させる水槽と、砂を飽和水量に脱水
するためのバイブレーターと、飽和水量の砂重量の計量
器とを配置したことを特徴とする砂の連続表面水率測定
用装置を構成した。
で停止し且つその停止とともに上下動するようにした支
軸に、回転により巡回する鍔付き網容器の鍔の受けとし
ての掛止口を支持し、巡回停止中に鍔付き網容器の上下
動により受けられる少なくともサンプリング砂の重量の
計量器と、砂に吸水させる水槽と、砂を飽和水量に脱水
するためのバイブレーターと、飽和水量の砂重量の計量
器とを配置したことを特徴とする砂の連続表面水率測定
用装置を構成した。
【0009】上記の構成によれば、次のようにして砂の
表面水率が測定される。 鍔付き網容器にサンプリングした砂を入れその重量
を計量する。なお、この砂には未定の初期表面水量とし
ての水が含まれている。 飽和状態にするために水槽に鍔付き網容器を入れ砂
に吸水し、水切り用バイブレーターを作動させながら引
き上げる。 飽和状態の砂の重量を計量する。 以上、予めサンプリングして表面乾燥した砂から、次の
ように飽和水率が算定される。 イ)飽和水量 = の重量 − の重量 ロ)したがって、飽和水率 = 飽和水量 ÷ の重
量 次に、表面水率を算定する。 A)計量実砂量 = の重量 × (1 − 飽和水
率) B)計量砂内水量(サンプリングした表面水量) = の重量 − 計量実砂量 C)したがって、表面水率 = 計量砂内水量 ÷
の重量 以上から、実際に生コンを作るときに補給される補正水
量は次のように計算される。 表面水量 = 砂の重量 × 表面水率 補正水量 = 単位水量 − 表面水量
表面水率が測定される。 鍔付き網容器にサンプリングした砂を入れその重量
を計量する。なお、この砂には未定の初期表面水量とし
ての水が含まれている。 飽和状態にするために水槽に鍔付き網容器を入れ砂
に吸水し、水切り用バイブレーターを作動させながら引
き上げる。 飽和状態の砂の重量を計量する。 以上、予めサンプリングして表面乾燥した砂から、次の
ように飽和水率が算定される。 イ)飽和水量 = の重量 − の重量 ロ)したがって、飽和水率 = 飽和水量 ÷ の重
量 次に、表面水率を算定する。 A)計量実砂量 = の重量 × (1 − 飽和水
率) B)計量砂内水量(サンプリングした表面水量) = の重量 − 計量実砂量 C)したがって、表面水率 = 計量砂内水量 ÷
の重量 以上から、実際に生コンを作るときに補給される補正水
量は次のように計算される。 表面水量 = 砂の重量 × 表面水率 補正水量 = 単位水量 − 表面水量
【0010】以上の計算の前提となる測定が鍔付き網容
器を巡回させることにより行われるので、作業を効率的
に行うことができ、この点で、特に、砂の連続表面水率
測定用装置が有効に作用する。
器を巡回させることにより行われるので、作業を効率的
に行うことができ、この点で、特に、砂の連続表面水率
測定用装置が有効に作用する。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明において、同時に巡回さ
せる鍔付き網容器5は、1個とは限らなく2個以上であ
っても良く、また、巡回中に、計量や吸水、飽和用脱水
ばかりでなく、実施例に示すように、砂の排出予備のた
めの脱水、その排出、鍔付き網容器5の洗浄の工程を順
次加えることにより、さらに能率を上げることもでき
る。また、一連の工程および算定をコンピュータ化する
ことができる。
せる鍔付き網容器5は、1個とは限らなく2個以上であ
っても良く、また、巡回中に、計量や吸水、飽和用脱水
ばかりでなく、実施例に示すように、砂の排出予備のた
めの脱水、その排出、鍔付き網容器5の洗浄の工程を順
次加えることにより、さらに能率を上げることもでき
る。また、一連の工程および算定をコンピュータ化する
ことができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、砂における飽和状態の表面水量がほぼ一定に安定し
ていることに着眼し、これに基づいて予め砂に含まれて
いた初期表面水量が正確に分かるもので、鍔付き網容器
を巡回させて一連の工程が遂行され、その操作が容易で
作業能率が良好であり、コンピュータによる自動制御に
も適するという優れた効果がある。また、砂の飽和水率
を知ることにより、品質(比重、粒度分布、嵩など)の
検査に利用できる。
ば、砂における飽和状態の表面水量がほぼ一定に安定し
ていることに着眼し、これに基づいて予め砂に含まれて
いた初期表面水量が正確に分かるもので、鍔付き網容器
を巡回させて一連の工程が遂行され、その操作が容易で
作業能率が良好であり、コンピュータによる自動制御に
も適するという優れた効果がある。また、砂の飽和水率
を知ることにより、品質(比重、粒度分布、嵩など)の
検査に利用できる。
【0013】また、実施例では水槽10において、吸水
と飽和状態にする脱水とを同時に行うが、脱水を別途の
箇所で行うようにしてもこの発明の趣旨に反しない者と
する。
と飽和状態にする脱水とを同時に行うが、脱水を別途の
箇所で行うようにしてもこの発明の趣旨に反しない者と
する。
【0014】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0015】この発明の実施に使用する砂の連続表面水
率測定用装置Pは、図1および図2に示すように、支軸
1aにアーム2,2を介して対称に一対の掛止口3,3
を支持し、掛止口3,3に掛止される鍔付き網容器5,
5を順次60度毎に回転させながら作業が行われる。こ
れには、支軸1aを中心として鍔付き網容器5,5を掛
け止めながら水平方向に巡回させる巡回吊り装置7(図
2)を中心として、計量器9(図4)、飽和状態にする
脱水を兼ねる水槽10(図5)、排出に備える脱水機1
1(図6)、排出機12(図7)、洗浄機13(図8)
とが用いられる。まずは後記する図9に示す如きサンプ
ル採取機14が用いられる。
率測定用装置Pは、図1および図2に示すように、支軸
1aにアーム2,2を介して対称に一対の掛止口3,3
を支持し、掛止口3,3に掛止される鍔付き網容器5,
5を順次60度毎に回転させながら作業が行われる。こ
れには、支軸1aを中心として鍔付き網容器5,5を掛
け止めながら水平方向に巡回させる巡回吊り装置7(図
2)を中心として、計量器9(図4)、飽和状態にする
脱水を兼ねる水槽10(図5)、排出に備える脱水機1
1(図6)、排出機12(図7)、洗浄機13(図8)
とが用いられる。まずは後記する図9に示す如きサンプ
ル採取機14が用いられる。
【0016】巡回吊り装置7は、図2に示すように、支
軸1aの上端に一対のアーム2,2を取り付けてそれぞ
れに掛止口3,3を支持したもので、掛止口3が鍔付き
網容器5の鍔を受ける半円形に形成される。支軸1aの
下端部には、この掛止口3,3を動かすために、スライ
ド軸受部17の横に上部回転支軸1aを回転させる駆動
モータ19と上下作動モーターAを設けてある。また、
下部上下支軸1bを中心に円形テーブルで回転止めを兼
ねたスライダー部21は、固定スライダー枠部20を設
け、上下可能に嵌まっている。
軸1aの上端に一対のアーム2,2を取り付けてそれぞ
れに掛止口3,3を支持したもので、掛止口3が鍔付き
網容器5の鍔を受ける半円形に形成される。支軸1aの
下端部には、この掛止口3,3を動かすために、スライ
ド軸受部17の横に上部回転支軸1aを回転させる駆動
モータ19と上下作動モーターAを設けてある。また、
下部上下支軸1bを中心に円形テーブルで回転止めを兼
ねたスライダー部21は、固定スライダー枠部20を設
け、上下可能に嵌まっている。
【0017】支軸1aの上端の回転頭部22の下端部に
は、外周面に60度の角度毎に位置標識23,23,・
・が白線(バック黒)により表示され、横には位相検出
センサー25が設けられる。そこで、位相検出センサー
25が60度回転毎に情報をコンピュータに送ることに
よって、駆動モータ19がその角度毎に停止する。ま
た、スライド支持部20に嵌まるスライダー21を検出
する上限位置検出センサー26と、下限位置検出センサ
ー27とが配置され、この信号に基づいて支軸1bを一
定の範囲で上下するようコンピュータ制御される。
は、外周面に60度の角度毎に位置標識23,23,・
・が白線(バック黒)により表示され、横には位相検出
センサー25が設けられる。そこで、位相検出センサー
25が60度回転毎に情報をコンピュータに送ることに
よって、駆動モータ19がその角度毎に停止する。ま
た、スライド支持部20に嵌まるスライダー21を検出
する上限位置検出センサー26と、下限位置検出センサ
ー27とが配置され、この信号に基づいて支軸1bを一
定の範囲で上下するようコンピュータ制御される。
【0018】測定の順序については、図1に時計回りに
示すように、12時の位置の計量から始まって、(飽和
状態にするための)吸水、計量、(排出のための)脱
水、排出、洗浄を一サイクルとするもので、二個の鍔付
き網容器5,5が両方の掛止口3,3に掛けられること
によって、一対において処理される。そこで、最初には
計量において、掛止口3に鍔付き網容器5を掛けてそれ
にサンプル採取された一定の量の砂を入れる。ここに
は、計量器9が置かれているので(図4)、掛止口3が
一旦下がり鍔付き網容器5が計量器9に受けられること
によって自動的に計量される。
示すように、12時の位置の計量から始まって、(飽和
状態にするための)吸水、計量、(排出のための)脱
水、排出、洗浄を一サイクルとするもので、二個の鍔付
き網容器5,5が両方の掛止口3,3に掛けられること
によって、一対において処理される。そこで、最初には
計量において、掛止口3に鍔付き網容器5を掛けてそれ
にサンプル採取された一定の量の砂を入れる。ここに
は、計量器9が置かれているので(図4)、掛止口3が
一旦下がり鍔付き網容器5が計量器9に受けられること
によって自動的に計量される。
【0019】掛止口3,3が上がって鍔付き網容器5,
5が計量器9から解放されると、60度回動してき水槽
10の上に鍔付き網容器5が至る。そこで停止すると下
降により砂が水に浸漬される。引き上げられるときはバ
イブレーター29が作動するので、その後僅かの滴下で
飽和した水を含む状態となる。水槽10について、10
aが吸水の自動停止センサー、10bが吸水バルブ、1
0cが排水バルブである。
5が計量器9から解放されると、60度回動してき水槽
10の上に鍔付き網容器5が至る。そこで停止すると下
降により砂が水に浸漬される。引き上げられるときはバ
イブレーター29が作動するので、その後僅かの滴下で
飽和した水を含む状態となる。水槽10について、10
aが吸水の自動停止センサー、10bが吸水バルブ、1
0cが排水バルブである。
【0020】次の計量では、このようにして飽和状態に
水を含む重量が計られ、ここにも計量器9が置かれてお
り、上下することによって前記と同様に計量される。次
の脱水では、脱水層31に鍔付き網容器5が掛かる受け
32を有するので、脱水槽31の中に鍔付き網容器5が
入れられると、吸引ブロアー33が作動して脱水され
る。35が脱水ドレン、37がドレンバルブである。
水を含む重量が計られ、ここにも計量器9が置かれてお
り、上下することによって前記と同様に計量される。次
の脱水では、脱水層31に鍔付き網容器5が掛かる受け
32を有するので、脱水槽31の中に鍔付き網容器5が
入れられると、吸引ブロアー33が作動して脱水され
る。35が脱水ドレン、37がドレンバルブである。
【0021】次の排出機12では、支点39を中心に排
出容器41が反転するよになっており、ここに鍔付き網
容器5が受けられてから反転することによって鍔付き網
容器5が転倒して砂が排出される。排出容器41は、鍔
付き網容器5の出入口を有し、押板43によって止めら
れるようになっている。45が排出時反転駆動モータ、
47が反転駆動ギア部、48がバランスウエートを示
す。
出容器41が反転するよになっており、ここに鍔付き網
容器5が受けられてから反転することによって鍔付き網
容器5が転倒して砂が排出される。排出容器41は、鍔
付き網容器5の出入口を有し、押板43によって止めら
れるようになっている。45が排出時反転駆動モータ、
47が反転駆動ギア部、48がバランスウエートを示
す。
【0022】砂が排出された鍔付き網容器5は、最後の
洗浄において、鍔付き網容器5が次の使用に適するよう
に洗浄機13に掛けられる。洗浄機13は、容器51の
中に洗浄シャワー53が突出されたもので、55が給水
バルブである。以上のように一連の工程が終わると、洗
浄済の鍔付き網容器5にサンプル採取機14から新たな
砂が投入され、再度工程にかけられる。
洗浄において、鍔付き網容器5が次の使用に適するよう
に洗浄機13に掛けられる。洗浄機13は、容器51の
中に洗浄シャワー53が突出されたもので、55が給水
バルブである。以上のように一連の工程が終わると、洗
浄済の鍔付き網容器5にサンプル採取機14から新たな
砂が投入され、再度工程にかけられる。
【0023】サンプル採取機14は、ホッパー56に投
入した砂が筒状の排出口60から鍔付き網容器5に排出
されるようにしたもので、その中途にはモーター57に
より駆動される砂排出スクリュー58と、砂送込みブロ
アー59とが設けられる。また、ホッパー55の下端に
は開閉シャッター61が設けられる。63がその開表示
リミットスイッチである。
入した砂が筒状の排出口60から鍔付き網容器5に排出
されるようにしたもので、その中途にはモーター57に
より駆動される砂排出スクリュー58と、砂送込みブロ
アー59とが設けられる。また、ホッパー55の下端に
は開閉シャッター61が設けられる。63がその開表示
リミットスイッチである。
【図1】この発明の手順を示す説明図である。
【図2】この発明による砂の連続表面水率測定用装置を
示す正面から見た説明図である。
示す正面から見た説明図である。
【図3】この発明装置における鍔付き網容器とその掛止
口とを示す斜視図である。
口とを示す斜視図である。
【図4】この発明装置に使用する計量器を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】この発明装置における水槽を示す断面説明図で
ある。
ある。
【図6】この発明装置における脱水槽を示す断面説明図
である。
である。
【図7】この発明装置における脱水槽を示す断面説明図
である。
である。
【図8】この発明装置における洗浄機を示す断面説明図
である。
である。
【図9】この発明装置における洗浄機を示す断面説明図
である。
である。
P 砂の連続表面水率測定用装置
1 支軸
3 掛止口
5 鍔付き網容器
9 計量器
10 水槽
29 バイブレーター
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G01N 5/02
G01N 33/24
JICSTファイル(JOIS)
Claims (2)
- 【請求項1】 巡回させながら中途で上下して計量、吸
水、脱水等の工程を順次取り得るように、掛止口に鍔で
受けられる鍔付き網容器を使用し、その工程について
は、鍔付き網容器にサンプリングした砂を入れ重量を計
量し、砂を水の飽和状態にするために水槽に鍔付き網容
器を入れ砂に吸水してから、水切り用バイブレーターを
作動することにより脱水し、この飽和状態の砂の重量を
計量し、飽和砂重量と前記砂重量とから砂の表面水率を
算定することを特徴とする砂の連続表面水率測定方法。 - 【請求項2】 回転し幾つかの中途で停止し且つその停
止とともに上下動するようにした支軸に、回転により巡
回する鍔付き網容器の鍔の受けとしての掛止口を支持
し、巡回停止中に鍔付き網容器の上下動により受けられ
る少なくともサンプリング砂の重量の計量器と、砂に吸
水させる水槽と、砂を飽和水量に脱水するためのバイブ
レーターと、飽和水量の砂重量の計量器とを配置したこ
とを特徴とする砂の連続表面水率測定用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001147223A JP3364209B2 (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 砂の連続表面水率測定方法およびそれに使用する測定用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001147223A JP3364209B2 (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 砂の連続表面水率測定方法およびそれに使用する測定用装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002340767A JP2002340767A (ja) | 2002-11-27 |
JP3364209B2 true JP3364209B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=18992742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001147223A Expired - Fee Related JP3364209B2 (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 砂の連続表面水率測定方法およびそれに使用する測定用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3364209B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112903516B (zh) * | 2021-01-25 | 2023-06-09 | 日照公路建设有限公司 | 一种原料自动取样设备的含泥量测量机构 |
-
2001
- 2001-05-17 JP JP2001147223A patent/JP3364209B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
十河茂幸、近松竜一,高信頼性コンクリート製造システムの開発(その1),大林組技術研究所報,2000年7月10日,第61号,p.57−64 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002340767A (ja) | 2002-11-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0634011B2 (ja) | 生コンクリートの品質検査装置 | |
CN108982294A (zh) | 一种测量混凝土流动性的v型漏斗装置 | |
CN107764593B (zh) | 一种连续混合水样采集装置及其水样采集方法 | |
CN113687052A (zh) | 一种混凝土试块自动化生产检测系统及方法 | |
JP2016114594A (ja) | 飛灰の自動サンプリング装置及び自動サンプリング方法 | |
CN109443436A (zh) | 坡面径流全过程自动监测装置 | |
JP3364209B2 (ja) | 砂の連続表面水率測定方法およびそれに使用する測定用装置 | |
CN216031628U (zh) | 一种自动配比的混凝土搅拌装置 | |
CN107748117B (zh) | 一种粉料密度在线测量装置 | |
CN112341097B (zh) | 一种用于超深基础的高抛免振混凝土的制备方法 | |
CN218938048U (zh) | 一种新型土体崩解试验装置 | |
CN116559023A (zh) | 一种集料堆积密度自动测试装置及方法 | |
CN207874556U (zh) | 一种可移动混凝土配合比用检测装置 | |
CN216350720U (zh) | 混凝土坍落度检测装置 | |
JP2007240266A (ja) | コンクリート中の短繊維抽出方法及び短繊維抽出装置 | |
CN209181824U (zh) | 坡面径流全过程自动监测装置 | |
CN114965167A (zh) | 一种快速判定机制砂亚甲蓝值是否合格的方法 | |
CN209247571U (zh) | 一种粉料密度在线测量装置 | |
US3690183A (en) | Method and apparatus for testing fine aggregate samples | |
CN221484654U (zh) | 一种减水剂称量设备 | |
CN109916766A (zh) | 一种制备膨化渣陶粒过程中检测含泥量装置 | |
JPH0961332A (ja) | 高流動コンクリートの流動性評価方法 | |
JP3011407B1 (ja) | 砂の表面水量算定用装置 | |
CN220479408U (zh) | 一种可自动加料的路用钢渣集料振筛机 | |
CN108693070A (zh) | 压实沥青混合料密度测量装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |