JPH0961244A - 色分類装置及び色分類方法 - Google Patents

色分類装置及び色分類方法

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JPH0961244A
JPH0961244A JP7220525A JP22052595A JPH0961244A JP H0961244 A JPH0961244 A JP H0961244A JP 7220525 A JP7220525 A JP 7220525A JP 22052595 A JP22052595 A JP 22052595A JP H0961244 A JPH0961244 A JP H0961244A
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optical
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rotary
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JP7220525A
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Toru Wada
徹 和田
Yasushi Hibi
靖 日比
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な対象物に適応可能な汎用性の高い色分
類装置及び色分類方法を提供する。 【解決手段】 本発明による色分類装置は、対象物から
の光を撮像する撮像手段と、前記対象物からの光を前記
撮像手段に結像させる光学手段と、前記対象物と撮像手
段の間に配置されるそれぞれ異なる通過帯域を持つ複数
の光学バンドパスフィルタと、前記複数の光学バンドパ
スフィルタを切り替える切り替え手段と、撮像された対
象物の分光特性から統計的手法を用いた分類または判別
を行うための演算処理手段とを有し、前記複数の光学バ
ンドパスフィルタは、対象物の色を測定するための複数
の測定用フィルタと、対象物に対して前記複数の測定用
フィルタのうち何れのフィルタを適用すべきかを判定す
るための検査用フィルタとを含み、前記切替手段は前記
検査用フィルタを用いて検出された結果に基づいて有効
な前記測定用フィルタを切り替え選択することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色を利用して対象
物を分類,判定または識別する色分類装置及び色分類方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種工業の生産現場における
塗装色,染色度の管理、または生産物の色測定、あるい
は医療,学術分野における被検体の色測定などにおいて
は、対象物の色を識別する色識別装置が利用されてい
る。
【0003】例えば、特開平3−267726号公報に
開示されている色識別装置では、対象物の反射分光スペ
クトルに統計的処理を施すことによって2クラスの分類
を行なっている。
【0004】具体的には、クラスが既知の対象物の反射
分光スペクトルをFoley Sammon変換(FS
変換)を利用して統計処理している(Q.Tian,
M.Barbaro他、“Image classif
ication by Foley−Sammon t
ransform”,Optical Enginee
ring,Vol.25,No.7,1986参照)。
【0005】ここで、FS変換とは、2つのクラスに分
類する手法であり、具体的には、ある対象物が2つ与え
られたときのS1 ,S2 からFisher ratio R(di )=(di t S1 di )/(di t S2 di ) …(1) di :分類スペクトル di t :分類スペクトル(転置) S1 :クラス間共分散行列 S2 :クラス内共分散行列 のR(di )を最大にするときのスペクトルdi を求め
ることである。
【0006】以後、この分類のためのスペクトルdi を
分類スペクトルと呼ぶ。
【0007】この分類スペクトルdi は、対象物のスペ
クトルと同じ次元数を有するため、正確にはdi (λ)
と表記すべきであるが、本明細書では、簡単のためにd
i と記すものとする。
【0008】そして、Fisher ratioを大き
くする分類スペクトルを2種類求める。Fisher
ratioを最大にする分類スペクトルdi をd1 、こ
のd1 と直交するスペクトルの中でFisher ra
tioを最大にする分類スペクトルdi をd2 とする。
【0009】この分類スペクトルd1 ,d2 で構成され
る空間に各データを投影することにより、2つのクラス
が分類される。分類スペクトルd1 ,d2 は次式から求
める。
【0010】 d1 =α1 S2 -1Δ d2 =α2 S2 -1Δ[I−(Δt S2 -2Δ)/(Δt S2 -3Δ)S2 -1]Δ …(2) ここで、α1 ,α2 は正規化係数、ΔはX1 −X2 (ク
ラス1とクラス2の差スペクトル)、Iは単位行列であ
る。
【0011】このようにして得た分類スペクトルd1 ,
d2 で構成される空間に各データを投影するために分類
スペクトルと対象物の反射分光スペクトルとの内積を求
める。
【0012】対象物の反射分光スペクトルをf(λ)
(但し、λ=波長)とすれば、内積t1 ,t2 は次式で
表せられる。
【0013】t1 =f(λ)・d1 t2 =f(λ)・d2 ここで、記号「・」は内積演算を表す。
【0014】上記特開平3−267726号公報に開示
の装置では、この内積t1 ,t2 の値から図33のよう
に分類境界を決め、この分類スペクトルの特性を有する
フィルタを図36に示すように回折格子Gと液晶フィル
タFを用いて実現している。
【0015】ところが、分類スペクトルd1 ,d2 は一
般に、図37に示すように形状が複雑であり、また、正
負の値をとるため、回折格子G,液晶フィルタFなどの
取り付け精度も厳しく要求される。
【0016】従って、装置の移動等にともなう機械的振
動により、その取り付け位置がずれると、分類精度が著
しく低下してしまう。また、回折格子自体はコストが高
いという問題もある。
【0017】そのため、装置構成が簡単で、低コスト
で、且つ機械的振動等にも耐えられるような色分類装置
が望まれている。
【0018】また、上記特開平3−267726号公報
に開示された色識別装置では、光源をある程度限定して
いる(ランプL)ため、異なる光源に対しての分類には
不向きであり、光源のスペクトルが変化する場合には良
好な分類を行なうことが難しい。
【0019】特に、工場などで色分類を行なう場合に
は、光源を限定することができるが、光源を限定せず
に、そのスペクトルが変化する場合などにも良好に色分
類できる装置が望まれている。
【0020】このため、本出願人は既に先願として特開
平7−120324号公報に開示されているように、装
置構成が簡単で、低コストで、且つ機械的振動等にも耐
えられ、しかも光源を限定せずにそのスペクトルが変化
する場合などにも良好に色分類可能な色分類装置に係る
発明の出願をなしている。
【0021】すなわち、この先願としての特開平7−1
20324号公報に開示された色分類装置は、対象物の
反射分光スペクトルを撮像する撮像手段と、上記対象物
と撮像手段との間に設置したそれぞれ異なる帯域を持つ
複数のバンドパスフィルタと、上記撮像手段によって撮
像された対象物の反射分光スペクトルから統計的手法を
用いた分類のための分類スペクトルを算出し、この分類
スペクトルを用いて上記対象物の分類を行なう分類手段
とを備えることを特徴としている。
【0022】この先願の色分類装置によれば、それぞれ
異なる帯域を持つ複数のバンドパスフィルタを用意して
おき、これら複数のバンドパスフィルタのそれぞれを上
記対象物と撮像手段との間に配置する。
【0023】そして、分類手段によって、上記撮像手段
によって撮像された対象物の反射分光スペクトルから統
計的手法を用いた分類のための分類スペクトルを算出
し、この分類スペクトルを用いて上記対象物の分類を行
なう。
【0024】先ず、この先願の色分類装置の原理から説
明する。
【0025】この先願の色分類装置では、分類のための
フィルタを、特開平3−267726号公報に開示され
た従来の色識別装置のような回折格子及び液晶フィルタ
で構成するのではなく、図28の(A)に示すような特
定の波長のみを透過させるようなバンドパスフィルタを
複数組み合わせた同図の(B)や(C)に示すようなフ
ィルタを用いることにより、簡易で安価な構成の色分類
装置を実現するものである。
【0026】また、この先願の色分類装置は、異なる光
源のもとでも色分類を行なうために、対象物を撮像する
ときと同じ条件で、適当な参照板の反射分光スペクトル
を計測し、対象物の反射分光スペクトルを参照板の反射
分光スペクトルで補正することによって、光源(照明
光)の影響を除去するようにしている。
【0027】すなわち、λを波長として、対象物の反射
分光スペクトルをf(λ)、参照板の反射分光スペクト
ルをs(λ)、照明光の反射分光スペクトルをL
(λ)、撮影系の感度スペクトル(撮影レンズの透過ス
ペクトル、撮影素子の感度スペクトル等)をM(λ)と
すれば、対象物の撮影スペクトルgi (λ)、及び参照
板の撮影スペクトルgs (λ)はそれぞれ、 gi (λ)=f(λ)×L(λ)×M(λ) gs (λ)=s(λ)×L(λ)×M(λ) で表せられ、対象物のスペクトルgi ′(λ)は、 gi ′(λ)=gi (λ)/gs (λ)=f(λ)/s(λ) …(4) と表すことができる。
【0028】こうして、照明光の反射分光スペクトルL
(λ)の影響を除去でき、gi ′(λ)を用いれば、異
なる光源のもとでも分類できることになる。
【0029】また、さらに照明光の輝度が異なる場合に
は、除去後の信号gi ′(λ)のパワーを正規化すれば
良い。
【0030】次に、この先願による2クラスの対象物の
分類を行なう色分類装置について説明する。
【0031】図27は、その構成を示す図で、この先願
の色分類装置は、絞りやレンズを含む光学系10、図2
8の(A)に示されるような複数枚のバンドパスフィル
タ12A,12B,…,12Eで構成される回転色フィ
ルタ12、対象物O及び参照板Rの画像を取り込むため
のCCD14、A/D変換器16、フレームメモリ1
8、撮影している部分を表示するモニタ20、CCD駆
動ドライバ22、回転色フィルタ12の駆動モータ2
4、CCD駆動ドライバ22及び回転色フィルタ駆動モ
ータ24等を制御すると共に分類演算回路28に命令を
送るコントロール部26、分類を行なうための分類演算
回路28から構成される。
【0032】上記回転色フィルタ12は、図28の
(B)に示すように、何種類かのバンドパスフィルタ1
2A〜12Eから構成されており、各フィルタは同図の
(A)に示すような任意のバンド幅を透過するような特
性を持っている。
【0033】この場合、図面及び説明の簡単化のため5
枚のバンドパスフィルタで回転色フィルタ12を構成し
ている。
【0034】なお、光学系10と回転色フィルタ12の
配置は、光学系10の前に回転色フィルタ12を配置す
るような逆の配置でも良い。
【0035】上記分類演算回路28は、図29に示すよ
うに、対象物Oの輝度成分を抽出するための輝度成分抽
出部30、分類のための演算(FS変換等)を行なう分
類演算部32、及び分類判定のための学習及び分類判定
を行なう分類判定部34から成る。
【0036】ここで、上記輝度成分抽出部30は、図3
0に示すように、撮影した画像の対象物O及び参照板R
の測定領域を抽出する3個の測定領域抽出部36A,3
6B,36W、測定した輝度成分の平均を求める3個の
輝度成分平均化部38A,38B,38W、撮影したク
ラス1またはクラス未知のテータの輝度成分を書き込む
輝度成分メモリ“A”40A、撮影したクラス2のデー
タの輝度成分を書き込む輝度成分メモリ“B”40B、
撮影した参照板Rのデータの輝度成分を書き込む輝度成
分メモリ“W”40W、光源の影響を補正するための補
正回路42、補正したクラス1又はクラス未知のデータ
を書き込む輝度スペクトルメモリ“dta”44A、及び
補正したクラス2のデータを書き込む輝度スペクトルメ
モリ“dtb”44Bを有している。
【0037】上記輝度成分メモリ40A,40B,40
Wは、回転色フィルタ12を構成するバンドパスフィル
タの枚数(この例では、5枚)分だけの輝度成分を書き
込むことができるようになっている。
【0038】上記補正回路42は、図31の(A)に示
すように除算器421 、または同図の(B)に示すよう
に除去器421 とパワー正規化回路422 により構成さ
れる。以下の説明では、同図の(B)に示した構成とし
て説明を行うものとする。
【0039】上記輝度スペクトルメモリ44A,44B
は、撮影するデータのサンプル数Nだけの輝度成分(各
輝度成分はフィルタ枚数個のデータからなる)を書き込
むことができるようになっている。
【0040】一方、上記分類演算部32は、図31の
(C)に示すように、切り替えスイッチ“A”46、分
類スペクトルを求める分類スペクトル算出部48、分類
スペクトルd1 を書き込む分類スペクトルd1 メモリ5
0、分類スペクトルd2 を書き込む分類スペクトルd2
メモリ52、切り替えスイッチ“B”54、積算器5
6、加算器58Aとラッチ58Bで構成され累積加算を
行なう累積演算部58とによって構成されている。
【0041】また、上記分類判定部34は、同図に示す
ように、切り替えスイッチ“C”60、分類境界を決定
する分類境界決定部62、決定した分類境界を書き込む
分類境界メモリ“c1 ”64、分類判定を行なう分類決
定部66から構成されている。
【0042】次に、以上のような構成の色分類装置を使
い、2クラスの対象物を分類する処理について説明す
る。
【0043】この処理では、まず分類境界を求めるため
の学習モードを実行し、次にクラス未知のデータの色分
類を行なうための分類モードを行なう。
【0044】まず、学習モードについて説明する。
【0045】これは、図32に示すような2クラスの対
象物Oを分類するための分類スペクトルを求めるもので
ある。
【0046】最初に、コントロール部26は、光学系1
0の方向及び焦点距離を、2クラスの対象物を同時に撮
像できるように調節する。
【0047】そして、図示しない合焦調節機構により合
焦調節を行うと共に、図示しない測光器により測光し光
学系10の絞り及びCCD14の露光時間を設定する。
【0048】ここで、回転色フィルタ12の第1のバン
ドパスフィルタ(例えば、12A)で撮影が行なわれる
ように、回転色フィルタ12の位置を制御する。
【0049】そして、CCD駆動ドライバ22に撮影コ
マンドを送ることによって第1の画像を撮影する。
【0050】CCD14で取り込み、A/D変換器16
でA/D変換された画像データは、フレームメモリ18
に転送され格納される。
【0051】そして、分類演算回路28にフレームメモ
リ18に格納された画像データを読み込ませる。
【0052】分類演算回路28においては、画像データ
は、まず、輝度成分抽出部30へ転送される。
【0053】この輝度成分抽出部30においては、各画
像について、測定領域抽出部36A,36Bにて、取り
込んだ各画像データのなかでそれぞれクラス1,クラス
2に対応する分類対象領域を抽出し、その各画素ごとに
輝度成分を抽出する。
【0054】そして、輝度成分平均化部38A,38B
にて、各領域での輝度の平均値を検出し、輝度成分メモ
リ40A,40Bに書き込む。
【0055】これをデータda1 ,db1 とする。
【0056】次に、回転色フィルタ12を回転し、第2
のフィルタ(例えば、12B)で第2の画像を撮影し、
同様にして平均値を輝度成分メモリ40A,40Bに書
き込む。
【0057】これを、データda2 ,db2 とする。
【0058】このような操作を、第5のフィルタ(例え
ば、12E)まで行ない、輝度成分メモリ“A”40A
にデータda3 ,da4 ,da5 を、また輝度成分メモ
リ“B”40Bにデータda3 ,da4 ,da5 を書き
込む。
【0059】すなわち、この一連の操作で、輝度成分メ
モリ“A”40Aにはデータdai(但し、i=1〜
5)を、輝度成分メモリ“B”40Bにはデータdbi
(i=1〜5)を書き込む。
【0060】次に、対象物の近傍に参照板Rを配置し、
同様に5種類のフィルタで撮影し、輝度成分メモリ
“W”40Wにデータdwi (i=1〜5)を書き込
む。
【0061】その後、補正回路42では、クラス1につ
いては輝度成分メモリ“A”40Aと輝度成分メモリ
“W”40Wから、またクラス2については輝度成分メ
モリ“B”40Bと輝度成分メモリ“W”40Wから、
データを読み出して補正を行なう。
【0062】この補正は、各フィルタ成分ごとに輝度成
分メモリ“A”40Aのデータを輝度成分メモリ“W”
40Wのデータで除算器421 にて次式のように除算す
る。
【0063】 dam i ′=dam i /dwi (但し、i=1〜5,m=1〜N) dbm i ′=dbm i /dwi (但し、i=1〜5,m=1〜N) …(5a) この演算により、異なる光源(スペクトル特性)の影響
を除去できる。
【0064】ここで、iはフィルタ番号、mはサンプル
番号を示す。
【0065】さらに、パワー正規化回路422 にて、上
記除算されたデータのパワー値が一定化されるように、
パワー値Cam 及びCbm により次式の演算が行なわれ
る。
【0066】 dam i ″=dam i ′/Cam (但し、i=1〜5,m=1〜N) dbm i ″=dbm i ′/Cbm (但し、i=1〜5,m=1〜N) …(5b) ここで、パワー値Cam 及びCbm は、
【数1】
【0067】または、
【数2】
【0068】である。
【0069】このパワー正規化により、光源の輝度が異
なる場合の影響を除去することができる。
【0070】このようにして求められたdam i ″及び
dbm i ″を、輝度スペクトルとして輝度スペクトルメ
モリ“dta”44A及び“dtb”44Bに書き込む。
【0071】以上の補正を、対象物のサンプル数Nだけ
行ない、輝度スペクトルメモリ“dta”44A及び“dt
b”44Bに輝度スペクトルを書き込む。
【0072】この際、対象物のサンプルは、対象物その
ものを交換しても良いし、同一対象物の異なる領域を利
用しても良い。
【0073】このようにして、輝度スペクトルメモリ
“dta”44A,“dtb”44Bには、対象物のサンプ
ル数Nだけの輝度スペクトルデータが書き込まれること
になる。
【0074】また、同時に、2つのクラスの対象物を撮
影できない場合は、1つのクラス毎に対象物、参照板に
ついて上記と同様に撮影及び補正を行い、それぞれ輝度
スペクトルメモリ“dta”44A及び“dtb”44Bに
それぞれの輝度スペクトルを書き込む。この操作をサン
プル数Nだけ行なうようにする。
【0075】次に、分類演算部32では、切り替えスイ
ッチ“A”46をb側に切り替える。
【0076】そして、輝度スペクトルメモリ“dta”4
4A及び“dtb”44Bからそれぞれクラス1及びクラ
ス2に係る輝度スペクトルデータを読み出し、分類スペ
クトル算出部48にて、前述したFS変換を用いて分類
スペクトルd1i(但し、i=1〜5)、及びこれに直交
するd2i(i=1〜5)を求め、それぞれ分類スペクト
ルd1 メモリ50及びd2 メモリ52にそれぞれ分類ス
ペクトルd1i及びd2iを書き込む。
【0077】次に、切り替えスイッチ“A”46をa側
に、また分類判定部34の切り替えスイッチ“C”60
をb側に切り替える。
【0078】そして、切り替えスイッチ“B”54をa
側に切り替えて、輝度スペクトルメモリ“dta”44A
から輝度スペクトルデータdam i ″を、また分類スペ
クトルd1 メモリ50から分類スペクトルデータd1iを
読み出して、積算器56及び累積演算部58により内積
演算
【数3】
【0079】を行ない、結果を分類判定部34の分類境
界決定部62へ転送する。
【0080】続いて、輝度スペクトルメモリ“dtb”4
4Bから輝度スペクトルデータdbm i ″を、また分類
スペクトルd1 メモリ50から分類スペクトルデータd
1iを読み出して、同様に内積演算
【数4】
【0081】を行ない、結果を分類境界決定部62へ転
送する。
【0082】次に、切り替えスイッチ“B”54をb側
に切り替えて、輝度スペクトルメモリ“dta”44Aか
ら輝度スペクトルデータdam i ″を、また分類スペク
トルd2 メモリ52から分類スペクトルデータd2iを読
み出して、内積演算
【数5】
【0083】を行ない、結果を分類境界決定部62へ転
送する。続いて、輝度スペクトルメモリ“dtb”44B
から輝度スペクトルデータdbm i ″を、また分類スペ
クトルd2 メモリ52から分類スペクトルデータd2iを
読み出して、内積演算
【数6】
【0084】を行ない、結果を分類境界決定部62へ転
送する。
【0085】このように、各クラスについてサンプル数
分だけ処理を行ない、こうして得た内積値を分類境界決
定部62で図33のように分類境界を決定し、分類境界
メモリ“c1 ”64に書き込む。
【0086】以上、ここまでが、学習モードである。
【0087】次に、分類モードについて説明する。
【0088】この分類モードでは、まず、図34に示す
ような分類したいクラス未知の対象物Oを、学習モード
のときと同様に撮影し、輝度成分メモリ“A”40Aに
輝度スペクトルdxi (但し、i=1〜5)を書き込
む。
【0089】続いて、これと同じ撮影条件で、参照板R
を同様に撮影し、輝度成分メモリ“W”40Wに輝度ス
ペクトルdwi (但し、i=1〜5)を書き込む。
【0090】そして、これら輝度成分メモリ“A”40
A及び“W”40Wからデータを読み込んで、補正回路
42で補正 dxi ′=dxi /dwi (但し、i=1〜5) …(10) を行ない、更にパワー正規化回路422 にて上記除算さ
れたデータのパワー値が正規化されるように
【数7】
【0091】を行い、輝度スペクトルメモリ“dta”4
4Aにスペクトルdxi ″を書き込む。
【0092】ここで、分類演算部32では、切り替えス
イッチ“A”46をa側に切り替え、分類判定部34で
は、切り替えスイッチ“C”60をa側に切り替える。
【0093】そして、分類演算部32の切り替えスイッ
チ“B”54をまずa側に切り替えて、輝度スペクトル
メモリ“dta”44Aから輝度スペクトルdxi ″を、
また分類スペクトルd1 メモリ50から分類スペクトル
データd1iを読み出して、積算器56及び累積演算部5
8により内積演算
【数8】
【0094】を行い、tx1 を分類判定部34の分類決
定部66へ転送する。
【0095】次に、切り替えスイッチ“B”54をb側
に切り替えて、輝度スペクトルメモリ“dta”44Aか
ら輝度スペクトルdxi ″を、また分類スペクトルd2
メモリ52から分類スペクトルデータd2iを読み出し
て、内積演算
【数9】
【0096】を行ない、tx2 を分類決定部66へ転送
する。
【0097】そして、分類決定部66は、分類境界メモ
リ“c1 ”64から分類境界を読み出して、このデータ
より、上記転送されてきた内積値tx1 ,tx2 が分類
境界のどちら側にあるかを判定し、分類結果を出力す
る。
【0098】ここまでの操作が、分類モードである。
【0099】以上のように、この先願の色分類装置で
は、光源のスペクトル特性の相違を除算器421 にて、
また輝度の相違をパワー正規化回路422 にて補正する
ため、異なる光源についても良好な分類を行うことがで
きる。
【0100】この際に、さらに図31の(B)に示すよ
うに、パワー正規化回路422 を用いているために、光
源の輝度が変化する場合においても良好な分類を行なう
ことができる。
【0101】なお、光源のスペクトルが変化せずに、輝
度のみが変化する場合には、除算回路421 は不要で、
パワー正規化回路422 だけで良い。
【0102】また、回転色フィルタ12を用いた簡単な
構成であるため、安価で機械的振動等にも頑健になる。
【0103】また、学習モードと分類モードを有するこ
とから、異なる分類目的にも容易に対応することができ
る。
【0104】さらに、図35に示すように、分類演算部
32を、既に学習済みの分類スペクトルd1i,d2iを記
憶する分類スペクトルd1 ,d2 メモリ50,52の対
とそれらを選択するための切り替えスイッチ“B”54
との組を複数設け、それぞれの組の分類スペクトルd1
,d2 メモリ50,52に異なる学習済みの分類スペ
クトルを記憶しておき、各組を選択するための切り替え
スイッチ“C′”68を利用するようにすれば、異なる
分類目的にも瞬時に対応することができる。
【0105】なお、この例では回転色フィルタ12とし
て、図28の(B)に示すように、円形のフィルタ12
A〜12Eを同一円上に配置した構成のものを用い、各
フィルタで停止させるため各フィルタ毎にその位置を制
御するようにしているが、図28の(C)に示すよう
に、フィルタ12A〜12Eを円弧状に構成し、それら
を同一円上に配列してなる回転色フィルタ12を用いれ
ば、各フィルタ毎に停止させ位置制御する必要がなくな
り、常に動かし続けることができるので、より高速に分
類処理を行なえる。
【0106】ただし、当然のことながら、この場合は、
CCD14での露光のタイミングと回転色フィルタ12
の回転のスピードとの同期をとる必要がある。
【0107】また、分類した結果は、分類されたクラス
に応じて異なる色の画像として表示しても良いし、音声
等で撮影者に知らせるようにしても良い。
【0108】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
7−120324号公報に記載の先願による色分類装置
では、用いる複数の光学バンドパスフィルタは対象物に
応じて最適化されたものを用いるので、対象物が変更に
なったり、全く未知のものを対象とする場合には上記複
数の光学バンドパスフィルタを交換しなければならず、
汎用性という点で改善の余地があった。
【0109】なお、上記特開平7−120324号公報
の先願では光源に応じて複数の光学バンドパスフィルタ
を交換する手段を持つ装置については開示しているが、
様々な対象物に対するフィルタ交換手段については記載
されていない。
【0110】そこで、本発明は、以上のような点に鑑み
てなされたもので、様々な対象物に適応可能な汎用性の
高い色分類装置及び色分類方法を提供することを目的と
する。
【0111】
【課題を解決するための手段】本発明によると、対象物
からの光を撮像する撮像手段と、前記対象物からの光を
前記撮像手段に結像させる光学手段と、前記対象物と撮
像手段の間に配置されるそれぞれ異なる通過帯域を持つ
複数の光学バンドパスフィルタと、前記複数の光学バン
ドパスフィルタを切り替える切り替え手段と、撮像され
た対象物の分光特性から統計的手法を用いた分類または
判別を行うための演算処理手段とを有し、前記複数の光
学バンドパスフィルタは、対象物の色を測定するための
複数の測定用フィルタと、対象物に対して前記複数の測
定用フィルタのうち何れのフィルタを適用すべきかを判
定するための検査用フィルタとを含み、前記切替手段は
前記検査用フィルタを用いて検出された結果に基づいて
有効な前記測定用フィルタを切り替え選択することを特
徴とする色分類装置が提供される。
【0112】また、本発明によると、光学系を介した対
象物からの光を互いに異なる通過帯域を持つ複数の光学
バンドパスフィルタを切替えながら通過させて撮像し、
この撮像された対象物の分光特性から統計的手法によっ
て当該対象物の分類又は判別を行なうようにした色分類
方法において、前記対象物に係る分光特性を予め検査し
たのち、この結果に基づいて前記複数の光学バンドパス
フィルタの中から所要の光学バンドパスフィルタを選択
して分類又は判別を行なうようにしたことを特徴とする
色分類方法が提供される。
【0113】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0114】本発明による色分類装置は、分類精度を向
上させ、汎用性をもたせるために、異なる対象物に対し
て自動的に切換可能な回転色フィルタを複数セット備え
ている。
【0115】この色分類装置の基本的な構成は、図1に
示す原理的な構成図に示すように、光学系1、複数の色
フィルタ、フィルタ駆動モーターなどで構成されるフィ
ルタ切替部100、撮像素子2、A/D変換器3、撮像
素子駆動回路4、フレームメモリ5、コントロール部
6、演算処理回路7、画像処理部8、表示部9である。
【0116】フィルタ切替部100の具体的構成は各実
施の形態に記載する。
【0117】ただし、回転色フィルタのフィルタ枚数は
図示する枚数に限定する必要はなく、対象物に応じて変
更することができる。
【0118】(第1の実施の形態)先ず、第1の実施の
形態のフィルタ切替部100の構成について説明する。
【0119】この第1の実施の形態では、図2に示すよ
うな複数枚のフィルタで構成される回転色フィルタ10
1のセットが図示のようなターレット102にセッティ
ングされている。
【0120】ただし、1つの回転色フィルタは対象物ス
ペクトル検出用回転色フィルタ106となっている。
【0121】図2の(A)は横からみた図、図2の
(B)は表からみた図、図2(c)は裏(撮像素子)側
からみた図である。
【0122】各回転色フィルタ101,106はバンド
パスフィルタで構成されており、その回転色フィルタ1
01の組み合わせは対象物に応じた組み合わせとなって
いる。
【0123】各回転色フィルタ101,106はその中
心軸上でターレット102と連結し、さらにその先に歯
車103が接続されていてこの歯車103が回転するこ
とにより回転色フィルタが回転するようになっている。
【0124】また、ターレット102は同一半径上に図
2の(c)に示すような光通過用孔104が設けられ、
さらに、ターレット102の初期位置を検出するための
初期位置検出用孔105が設けられている。
【0125】そして、ターレット102の中心軸上には
歯車107が連結される。
【0126】このような回転色フィルタ101,106
を含むターレット102は図3に示すフィルタ切替部1
00の中に設置されている。
【0127】このフィルタ切替部100には、回転色フ
ィルタ101を含むターレット102、初期位置検出用
孔105を検出するためのフォトセンサ108があり、
ターレット・回転色フィルタ駆動モーター109、その
モーターの回転軸上に歯車110が接続される。
【0128】このターレット・回転色フィルタ駆動モー
ター109はアクチュエーター111上にあり、これに
よりターレット・回転色フィルタ駆動モーター109は
図3でターレット102の中心軸を含む上下方向に移動
できるようになっている。
【0129】さらに、ターレット・回転色フィルタ駆動
モーター109及びアクチュエーター111はコントロ
ール部6により制御される。
【0130】また、フォトセンサからの信号はコントロ
ール部6に送られる。
【0131】なお、歯車103,107,110のモジ
ュールは一致しているものとする。
【0132】次に、以上のように構成された色分類装置
による対象物の測定について、図23の(A)に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
【0133】先ず、測定の開始時にはターレット・回転
色フィルタ駆動モーター109は図3の(A)に示すよ
うに回転色フィルタ101,106から伸びる歯車10
3と噛み合った状態になっている。
【0134】ここで、噛み合っている回転色フィルタ
は、対象物スペクトル検出用回転色フィルタ106であ
る(ステップS1)。
【0135】この状態を初期状態と呼ぶ。
【0136】初期状態になっていないときは、コントロ
ール部6からの命令により、アクチュエーター111で
ターレット・回転色フィルタ駆動モーター109を歯車
107,110がかみ合う位置まで移動させる。
【0137】次に、図3の(B)に示すように、歯車1
07,110が噛み合った状態で、ターレット・回転色
フィルタ駆動モーター109を駆動させることにより、
ターレット102を、フォトセンサ108がターレット
102の初期位置検出用孔105を検出するところまで
回転させる。
【0138】これによって初期位置検出用孔105が検
出されたら、アクチュエーター111でターレット・回
転色フィルタ駆動モーター109を歯車103,110
がかみ合う位置まで移動させる。
【0139】この状態で初期状態となる。
【0140】この初期状態でターレット・回転色フィル
タ駆動モーター109を駆動させることにより、対象物
スペクトル検出用回転色フィルタ106を回転させ測定
を行なう(ステップS2)。
【0141】測定データは撮像素子2で検出されA/D
変換器3、フレームメモリ5を経て演算処理回路7へ送
られる。
【0142】この演算処理回路7はフレームメモリ5か
ら送られてきた測定データから有効スペクトルを抽出し
て最適な回転色フィルタ101を決定し(ステップS
3,S4)、この情報をコントロール部6に送る。
【0143】コントロール部6は、その回転色フィルタ
101にセットさせるようにフィルタ切換部100に命
令信号を送る。
【0144】コントロール部6からの命令により、アク
チュエーター111はターレット・回転色フィルタ駆動
モーター109を歯車107,110が噛み合う位置ま
で移動させる。
【0145】次に、図2の(B)に示すように、歯車1
07,110が噛み合った状態でターレット・回転色フ
ィルタ駆動モーター109を駆動させることにより、タ
ーレット102を回転させ、選択した回転色フィルタ1
01を所定の位置(図3の(A)の最下部)にセットす
る(ステップS5)。
【0146】このようにして回転色フィルタ101をセ
ットしたら図3の(A)に示すように、アクチュエータ
ー111でターレット・回転色フィルタ駆動モーター1
09を歯車103,110が噛み合う位置まで移動させ
た状態で対象物の測定を行なう(ステップS6)。
【0147】測定したデータは撮像素子2で検出されA
/D変換後、フレームメモリ5に書き込まれ演算処理回
路7で処理される(ステップS7,S8)。
【0148】このステップS7,S8における処理は、
前述した先願の特開平7−120324号公報に開示さ
れている処理と同様である。
【0149】以上のように第1の実施の形態によれば、
対象物によって回転色フィルタ101を自動的に切替え
選択することによって、対象物に最適な分光特性をもっ
た色フィルタで測定できるので、分類精度が上がる。
【0150】さらに、回転色フィルタを取り外す必要が
ないので、フィルタ交換の手間が省ける。
【0151】なお、ターレット駆動モーター、回転色フ
ィルタ駆動モーターと2つ用意せず、1つの駆動モータ
ーで実現することもできる。
【0152】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態によるフィルタ切替部100の構成について説明す
る。
【0153】この第2の実施の形態では、図4に示すよ
うな複数枚のフィルタで構成される回転色フィルタ12
1が図のようなターレット122にセッティングされて
いる。
【0154】各回転色フィルタ121、ターレット12
2は歯車になっている。
【0155】図4の(A)は横からみた図、図4の
(B)は表からみた図、図4の(C)は裏(撮像素子)
側からみた図である。
【0156】各回転色フィルタはバンドパスフィルタで
構成されており、その組み合わせは対象物に応じた組み
合わせとなっている。
【0157】ただし、1つの回転色フィルタは対象物ス
ペクトル検出用回転色フィルタ124となっている。
【0158】各回転色フィルタ121,124はその中
心軸上でターレット122と連結している。
【0159】各回転色フィルタ121,124の径はそ
れらに設けられるフィルタ枚数に比例して変えられてお
り、フィルタ枚数の異なる回転色フィルタで測定する場
合でも回転色フィルタの回転数を変えなくてもいいよう
になっている。
【0160】また、ターレット122は同一半径上に図
4の(c)に示すような光通過用孔125が設けられ、
さらに、ターレット122の初期位置を検出するための
初期位置検出用孔126が設けられている。
【0161】この回転色フィルタ121を含むターレッ
ト122は図5に示すフィルタ切替部100の中に設置
されている。
【0162】その回転軸上に歯車129を含むターレッ
ト・回転色フィルタ駆動モーター127はアクチュエー
ター128上にあり、図5で左右方向に移動できるよう
になっている。
【0163】また、初期位置検出用孔126を検出する
ためのフォトセンサ130が設置されている。
【0164】なお、回転色フィルタ121,124の各
歯車ターレット122の歯車及び歯車129の各モジュ
ールは一致しているものとする。
【0165】次に、以上のように構成された色分類装置
による対象物の測定について図23の(A)に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0166】先ず、測定の開始時にはターレット・回転
色フィルタ駆動モーター127は図5の(A)に示すよ
うに回転色フィルタの歯車と噛み合った状態になってい
る。
【0167】ここで、噛み合っている回転色フィルタ
は、対象物スペクトル検出用回転色フィルタ124であ
る(ステップS1)。
【0168】この状態を初期状態と呼ぶ。
【0169】初期状態になっていないときは、コントロ
ール部6からの命令により、アクチュエーター128で
ターレット・回転色フィルタ駆動モーター127を歯車
129、ターレット122の歯車が噛み合う位置まで移
動させる。
【0170】次に、図5(B)に示すように、ターレッ
ト122の歯車と歯車129とが噛み合った状態でター
レット・回転色フィルタ駆動モーター127を駆動させ
ることにより、ターレット122を、フォトセンサ13
0がターレット122の初期位置検出用孔125を検出
するところまで回転させる。
【0171】これによって初期位置検出用孔125が検
出されたら、アクチュエーター128でターレット・回
転色フィルタ駆動モーター127を歯車129、回転色
フィルタ124の歯車が噛み合う位置まで移動させる。
【0172】この状態で初期状態となる。
【0173】この初期状態でターレット・回転色フィル
タ駆動モーター127を駆動させることにより、対象物
スペクトル検出用回転色フィルタ124を回転させ測定
を行なう(ステップS2)。
【0174】測定データは撮像素子2で検出されA/D
変換器3、フレームメモリ5を経て演算処理回路7へ送
られる。
【0175】この演算処理回路7はフレームメモリ5か
ら送られてきた測定データから有効スペクトルを抽出し
て最適な回転色フィルタ121を決定し(ステップS
3,S4)、この情報をコントロール部6に送る。
【0176】コントロール部6は、その回転色フィルタ
121にセットさせるようにフィルタ切替部10に命令
信号を送る。
【0177】コントロール部6からの命令により、アク
チュエーター128でターレット・回転色フィルタ駆動
モーター127を歯車129、ターレット122の歯車
がかみ合う位置まで移動させる。
【0178】次に、図5の(B)に示すように、ターレ
ット122の歯車と歯車129とがかみ合った状態でタ
ーレット・回転色フィルタ駆動モーター127を駆動さ
せ、ターレット122を回転させ、選択した回転色フィ
ルタ121を所定の位置(図5の(A)の最下部)にセ
ットする(ステップS5)。
【0179】このようにして回転色フィルタ121をセ
ットしたら図5の(A)に示すように、アクチュエータ
ー128でターレット・回転色フィルタ駆動モーター1
27を歯車129、回転色フィルタ121の歯車が噛み
合う位置まで移動させた状態で対象物の測定を行なう
(ステップS6)。
【0180】測定したデータは撮像素子2で検出されA
/D変換後、フレームメモリ5に書き込まれ演算処理回
路7で処理される(ステップS7,S8)。
【0181】このステップS7,S8における処理は、
前述した先願の特開平7−120324号公報に開示さ
れている処理と同様である。
【0182】以上のように第2の実施の形態によれば、
対象物によって回転色フィルタ121を自動的に切替え
ることによって、対象物に最適な分光特性をもった色フ
ィルタで測定することができるので、分類精度が上が
る。
【0183】さらに、回転色フィルタを取り外す必要が
ないので、フィルタ交換の手間が省ける。
【0184】なお、ターレット駆動モーター、回転色フ
ィルタ駆動モーターと2つ用意せず、1つの駆動モータ
ーで実現することもできる。
【0185】また、フィルタの枚数によって各回転色フ
ィルタ121の径を変えているため、異なる回転色フィ
ルタで測定する場合も駆動モーターの回転数を変えるこ
となく測定を行うことができる。
【0186】次に、第2の実施の形態の変形例として、
ターレットが歯車でない場合について図6及び図7を用
いて説明する。
【0187】図6に示すような複数枚のフィルタで構成
される回転色フィルタ131が図示のようなターレット
132にセッティングされている。
【0188】図6の(A)は横からみた図、図6の
(B)は表からみた図、図6の(C)は裏(撮像素子)
側からみた図である。
【0189】各回転色フィルタはバンドパスフィルタで
構成されておりその組み合わせは対象物に応じた組み合
わせとなっている。
【0190】ただし、1つの回転色フィルタは対象物ス
ペクトル検出用回転色フィルタ134となっている。
【0191】各回転色フィルタ131,134はその中
心軸上でターレット132と連結している。
【0192】また、ターレット132は同一半径上に図
に示すような光通過用孔135、ターレットの初期位置
を検出するための初期位置検出用孔136が設けられて
いる。
【0193】この回転色フィルタ131を含むターレッ
ト132は図7に示すフィルタ切替部100の中に設置
されている。
【0194】ターレット駆動モーター137の回転軸は
ターレットの中心軸と直結しており、ターレット駆動モ
ーター137によりターレット132が回転するように
なっている。
【0195】また、回転色フィルタ駆動モーター139
の回転軸上には歯車140が接続されている。
【0196】各回転色フィルタ131,134の径はそ
れらに設けられるフィルタ枚数に比例して変えられてお
り、フィルタ枚数の異なる回転色フィルタで測定する場
合でも回転色フィルタの回転数を変えなくても良いよう
になっている。
【0197】この歯車140と回転色フィルタ131,
134の歯車のモジュールは一致している。
【0198】次に、以上のように構成された色分類装置
による対象物の測定について図23の(A)に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0199】先ず、測定の開始時には回転色フィルタ駆
動モーター139は図7の(A)に示すように回転色フ
ィルタの歯車と噛み合った状態になっている。
【0200】ここで、噛み合っている回転色フィルタ
は、対象物スペクトル検出用回転色フィルタ134であ
る(ステップS1)。
【0201】この状態を初期状態と呼ぶ。
【0202】初期状態になってないときは、コントロー
ル部6からの命令により、ターレット駆動モーター13
7がターレット132を対象物スペクトル検出用回転色
フィルタ134が所定の位置(図7の(A)の最下部)
に来るまで回転させる。
【0203】これはフォトセンサ138が初期位置検出
用孔135を検出するところである。
【0204】この状態で初期状態となる。
【0205】この初期状態で回転色フィルタ駆動モータ
ー139を駆動させることにより、対象物スペクトル検
出用回転色フィルタ134を回転させ測定を行なう(ス
テップS2)。
【0206】測定データは撮像素子2で検出されA/D
変換器3、フレームメモリ5を経て演算処理回路7へ送
られる。
【0207】この演算処理回路7はフレームメモリ5か
ら送られてきた測定データから最適な回転色フィルタ1
31を決定し、この情報をコントロール部6に送る(ス
テップS3,S4)。
【0208】コントロール部6は、その回転色フィルタ
にセットさせるようにフィルタ切替部100に信号を送
る。
【0209】コントロール部6からの命令により、ター
レット駆動モーター137を駆動しターレット132を
回転させ、選択した回転色フィルタ131を所定の位置
(図7の(A)の最下部)にセットする(ステップS
5)。
【0210】このようにして回転色フィルタ131をセ
ットしたら図7の(A)に示すように歯車140と選択
した回転色フィルタ131の歯車が噛み合った状態にな
っている。
【0211】この状態で測定を行なう(ステップS
6)。
【0212】測定したデータは撮像素子2で検出されA
/D変換後、フレームメモリ5に書き込まれ演算処理回
路7で処理される(ステップS7,S8)。
【0213】この後の処理は前述した先願の特開平7−
120324号公報に開示されている処理と同様であ
る。
【0214】以上のように第2の実施の形態の変形例に
よれば、対象物によって回転色フィルタ131を自動的
に切替えることによって、対象物に最適な分光特性をも
ったフィルタで測定することができるので、分類精度が
上がる。
【0215】さらに、回転色フィルタを取り外す必要が
ないので、フィルタ交換の手間が省ける。
【0216】また、駆動モーターを移動させる必要がな
いと共に、フィルタの枚数によって回転色フィルタの径
を変えているため、異なる回転色フィルタで測定する場
合も駆動モーターの回転数を変えることなく測定を行う
ことができる。
【0217】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態によるフィルタ切替部100の構成について説明す
る。
【0218】この第3の実施の形態では、図8に示すよ
うな回転色フィルタ150がある。
【0219】この回転色フィルタ150には多数枚のフ
ィルタ150aがセットされている。
【0220】回転色フィルタ150の中心からそれぞれ
所定の距離をとる同一半径の円周上毎に各対象物に最適
なフィルタセットが用意されている。
【0221】一番外側のフィルタ150a群は対象物ス
ペクトル検出用フィルタセットとなっている。
【0222】つまり、この回転色フィルタ150を回転
する場合、撮像素子2と回転色フィルタ150の中心軸
からの距離を変えることでフィルタセットを変えるよう
になっている。
【0223】また、そのフィルタセットの枚数は同じで
なくてもよい。
【0224】この回転色フィルタは図9に示すようにフ
ィルタ切替部100内に設置されている。
【0225】回転色フィルタ150はその中心軸151
が回転色フィルタ駆動モーター152の回転軸と直結し
ていて、この駆動モーター152により回転するように
なっている。
【0226】また第1及び第2実施の形態ではフィルタ
切替部100の外部にあった撮像素子2がアクチュエー
ター153上にあり、図9中では上下方向に動くように
なっている。
【0227】次に、以上のように構成された色分類装置
による対象物の測定について図23の(B)に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0228】先ず、撮像素子2はアクチュエーター15
3により最下部にセットされている(ステップS1
A)。
【0229】この状態を初期状態とよぶ。
【0230】初期状態でないときは、コントロール部6
によりアクチュエーター153を制御して撮像素子2を
最下部にセットする。
【0231】この状態で回転色フィルタ駆動モーター1
52により回転色フィルタ150を回転させ、測定する
(ステップS2)。
【0232】撮影した光は光学系1、フィルタ150a
を透過して撮像素子2で検出される。
【0233】光学系1はそれぞれのフィルタセットに応
じたレンズ群が用意されている。
【0234】測定データは撮像素子2で検出されA/D
変換器3、フレームメモリ5を経て演算処理回路7へ送
られる。
【0235】この演算処理回路7はフレームメモリ5か
ら送られてきた測定データから最適なフィルタセット
(回転色フィルタの中心軸からの距離)を決定し、この
情報をコントロール部6に送る(ステップS3,S4
A)。
【0236】コントロール部6はそのフィルタセットに
なるようフィルタ切替部100に命令信号を送る。
【0237】この命令信号によりアクチュエーター15
3を制御し、撮像素子2を所定の位置にセットする(ス
テップS5A)。
【0238】この状態で測定を行なう(ステップS
6)。
【0239】測定したデータは撮像素子2で検出されA
/D変換後、フレームメモリ5に書き込まれ演算処理回
路7で処理される(ステップS7,S8)。
【0240】この後の処理は前述した先願の特開平7−
120324号公報に開示されている処理と同様であ
る。
【0241】なお、以上において撮像素子2を固定して
回転色フィルタ駆動モーターを移動させることでフィル
タセットを変えるように構成することもできる。
【0242】この場合、図10に示すように、回転色フ
ィルタ150はその中心軸151が回転色フィルタ駆動
モーター152の回転軸と直結していて、この駆動モー
ター152により回転するようになっている。
【0243】この駆動モーター152はアクチュエータ
ー154上にあり、図10中では上下方向に動くように
なっていて、この駆動モーター152とともに回転色フ
ィルタ150も図10中で上下方向に移動することがで
きるようになっている。
【0244】次に、以上のように構成された色分類装置
による対象物の測定について図23の(B)に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0245】先ず、回転色フィルタ駆動モーター152
はアクチュエーター154により最上部のスペクトル検
出用にセットされている(ステップS1A)この状態を
初期状態とよぶ。
【0246】初期状態でないときは、コントロール部6
によりアクチュエーター154を制御して回転色フィル
タ駆動モーター152を最上部にセットする。
【0247】この状態で回転色フィルタ駆動モーター1
52により回転色フィルタを回転させ、対象物を測定す
る(ステップS2)。
【0248】撮影した光は光学系1、フィルタ150a
を透過して撮像素子2で検出される。
【0249】測定データは撮像素子2で検出されA/D
変換器3、フレームメモリ5を経て演算処理回路7へ送
られる。
【0250】この演算処理回路7はフレームメモリ5か
ら送られてきた測定データから有効スペクトルを抽出し
て最適なフィルタセット(回転色フィルタの中心軸から
の距離)を決定し(ステップS3,S4A)、この情報
をコントロール部6へ送る。
【0251】コントロール部6はそのフィルタセットに
なるようフィルタ切替部100に信号を送る。
【0252】この信号によりアクチュエーター154を
制御し、回転色フィルタ駆動モーター152を所定の位
置にして測定用にセットし(ステップS5A)、この状
態で対象物の測定を行なう(ステップS6)。
【0253】この後の処理は前述した先願の特開平7−
120324号公報に開示されている処理と同様である
(ステップS7,S8)。
【0254】以上のように第3の実施の形態によれば、
対象物によってフィルタセットを自動的に切替えること
によって、対象物に最適な分光特性をもったフィルタで
測定することができるので、分類精度がある。
【0255】さらに、回転色フィルタを取り外す必要が
ないので、フィルタ交換の手間が省けると共に、枚数の
違う異なるフィルタセットについても同一回転色フィル
タ上にセットできる。
【0256】(第4の実施の形態)次に、第4の実施の
形態によるフィルタ切替部100の構成について説明す
る。
【0257】この第4の実施の形態では、図11に示す
ように各回転色フィルタ161は収納マガジン162に
納められている。
【0258】この収納マガジン162は図11に示され
るようになっている。
【0259】図11の(A)は正面から見た図、図11
の(B)回転色フィルタ161を示す図である。
【0260】収納マガジン162の上下の内壁には図示
しない複数の溝があり、この各溝に複数の回転色フィル
タ161が収納されている。
【0261】収納マガジン162の上部には歯型162
aがあり、そのモジュールは収納マガジン移動用歯車1
64のモジュールと一致している。
【0262】この収納マガジン移動用歯車164が回転
することにより、収納マガジン162が移動する。
【0263】また、収納マガジン162の側面には回転
色フィルタ取り出し口163がある。 収納マガジン1
62の外側には回転色フィルタ161を収納マガジン1
62から取り出すための図示のような形態で伸縮可能な
アーム165−a,bが両側にあり、さらにそのアーム
165−a,bはアクチュエーター166−a,bで制
御される。
【0264】つまり、このアーム165−a,bを使っ
て回転色フィルタ161を収納マガジン162から取り
出したり、収納したりするようになっている。
【0265】さらに、アーム165−a,bの先端は回
転色フィルタ161を抑えるための円弧状の溝165−
c,dが設置されている。
【0266】これら収納マガジン162を含むフィルタ
切替部100の構成について図12を用いて説明する。
【0267】収納マガジン162とその周辺は図12に
示すようになっていて、マガジン選択駆動部167が収
納マガジン移動用歯車164と接続され、また回転色フ
ィルタ駆動モーター168の回転軸上に歯車169が接
続されている。
【0268】マガジン選択駆動部167、回転色フィル
タ駆動モーター168はコントロール部6からの信号に
より制御される。
【0269】次に、以上のように構成された色分類装置
による対象物の測定について図23の(A)に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0270】先ず、マガジン選択駆動部167により対
象物スペクトル検出用の回転色フィルタ169が取り出
し口163に対応するように収納マガジン162を移動
させ、その状態でアーム165を用いて対象物スペクト
ル検出用の回転色フィルタ161を収納マガジン162
から取り出す(図12の(B)の状態)。
【0271】この状態では回転色フィルタ161の中心
軸上にある歯車170が回転色フィルタ駆動モーター1
68の歯車169と噛み合った状態になっている。
【0272】これらの各歯車のモジュールは一致してい
るものとする。
【0273】この初期状態で回転色フィルタ駆動モータ
ー168により回転色フィルタ161を回転させて対象
物を測定する(ステップS1,S2)。
【0274】測定データは撮像素子2で検出されA/D
変換器3、フレームメモリ5を経て演算処理回路7へ送
られる。
【0275】この演算処理回路7はフレームメモリ5か
ら送られてきた測定データから有効スペクトルを抽出し
て最適な回転色フィルタ161を決定し(ステップS
3,S4)、この情報をコントロール部6へ送り、その
回転色フィルタ161を取り出すようにフィルタ切替部
100に信号を送る。
【0276】この信号により、アクチュエーター166
−a,b、マガジン選択駆動部167を制御し、対象物
スペクトル検出用の回転色フィルタ169を収納マガジ
ン162に収納した後、選択した回転色フィルタ161
を収納マガジン162から上述と同様な手順で取り出し
て、対象物を測定する(ステップS5,S6)。
【0277】この後の処理は前述した先願の特開平07
−120324号公報に開示されている処理と同様であ
る(ステップS7,S8)。
【0278】以上のように、第4の実施の形態によれば
対象物によって回転色フィルタを自動的に切替えること
によって対象物に最適な分光特性をもったフィルタで測
定することができるので分類精度が上がる。
【0279】さらに、回転色フィルタを取り外す必要が
ないので、フィルタ交換の手間が省けると共に、第1の
実施の形態のように、ターレットを使わないので装置が
小型となる。
【0280】(第5の実施の形態)次に、第5の実施の
形態によるフィルタ切替部100の構成について図13
を参照して説明する。
【0281】第5の実施の形態では、第4の実施の形態
の回転色フィルタ161を1枚のフィルタ161Aに置
き換えたもので、収納マガジン162の構成は第4の実
施の形態とほぼ同じである。
【0282】ただし、1枚の回転色フィルタ161が1
枚のフィルタ161Aに置き換わるため小型となる。
【0283】次に、以上のように構成された色分類装置
による対象物の測定について図24の(A)に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0284】コントロール部6によりマガジン選択駆動
部180及びアクチュエーター166−a,bを制御す
ることにより、フィルタ161Aを収納マガジン162
から取り出す。
【0285】そして、取り出したフィルタ161Aを用
いて対象物を撮影する。
【0286】これを設定したフィルタのセットについて
行って、対象物の測定を終える(ステップS11〜S1
5)。
【0287】先ず、収納マガジン162にセットされて
いるフィルタから対象物検出用のフィルタを1枚ずつ取
り出し、測定を行なう。
【0288】測定データは撮像素子2で検出されA/D
変換器3、フレームメモリ5を経て演算処理回路7へ送
られる。
【0289】この演算処理回路7はフレームメモリ5か
ら送られてきた測定データから有効スペクトルを抽出し
て最適なフィルタを決定し(ステップS16,S1
7)、この情報をコントロール部6へ送る。コントロー
ル部6はそのフィルタになるようフィルタ切替部100
に信号を送る。
【0290】この信号により、アクチュエーター166
−a,b、マガジン選択駆動部180を制御し、対象物
検出用フィルタのセットを収納マガジン162に収納
し、設定したフィルタセットについて1枚ずつ取り出
し、対象物を測定する(ステップS18〜S22)。
【0291】この後の処理は前述した先願の特開平7−
120324号公報に開示されている処理と同様である
(ステップS23,S24)。
【0292】なお、図24の(A)に示すフローチャー
トはスペクトル検出に必要なフィルタ枚数をnとし、
又、その変数をiとするときのものである(以下、同
様)。
【0293】以上のように、第5の実施の形態によれば
対象物によってフィルタの組み合わせを自動的に切替え
ることによって対象物に最適な分光特性をもったフィル
タで測定することができるので、分類精度が上がる。
【0294】また、枚数の違う異なるフィルタセット、
未知の対象物についても適用できると共に、第1の実施
の形態のようにターレットを使わないので装置が小型と
なる。
【0295】(第6の実施の形態)次に、第6の実施の
形態による色分類装置の構成について、図14を参照し
て説明する。
【0296】この第6の実施の形態では、光学系1と、
その結像位置にある固体撮像素子2、その間にある回転
色フィルタ605,604、二つの回転色フィルタを固
定する留め具603、回転色フィルタを回転させるモー
ター602、モーターを駆動するためのモーター駆動回
路601、固体撮像素子を駆動する撮像素子駆動回路
4、撮像素子からの映像信号をディジタルに変換するA
/D変換器3、A/D変換器3からの信号を記憶するフ
レームメモリ5、フレームメモリ5からの信号を分類ま
たは判別処理する演算処理部7、フレームメモリ5から
の信号を、演算処理部7の結果に応じて適当な画像処理
を施す画像処理部8、画像処理部8からの画像信号と演
算処理部7からの演算結果を表示する表示部9、および
各部を制御するコントロール部6とから構成される。
【0297】以上における回転色フィルタ604,60
5について、図15の(A),(B)により説明する。
【0298】回転色フィルタ604は透過光波長の異な
る光学フィルタ611〜616が取り付けられ、中心に
は穴があけられている。
【0299】回転色フィルタ605も同様に光学フィル
タ621〜626が取り付けられ、中心には穴があけら
れており、さらに穴の周辺は円筒状に突出している。
【0300】回転色フィルタ605の穴はモーター60
2の軸に取り付けるための穴であり、回転色フィルタ6
04の中心の穴は回転色フィルタ605の突出した円筒
部に取り付けるためのものである。
【0301】そして、図15の(C)に示すように、回
転色フィルタ604は留め具603により回転色フィル
タ605と同軸の状態で取り付けられる。
【0302】この取付は、回転色フィルタ605の円筒
部と留め具603にネジを施しておいて留め具603に
て回転色フィルタ604を締め付けるような構成として
もよいし、留め具603と回転色フィルタ604,60
5をネジ止めしても良い。
【0303】回転色フィルタ604の光学フィルタ61
1〜616が回転色フィルタ605の光学フィルタ62
1〜626に対応するような位置にて固定する。
【0304】このようにして組み立てられた回転色フィ
ルタ605,604は固体撮像素子2の前で回転し、回
転色フィルタ605,604に取りつけられた光学フィ
ルタ611〜616、621〜626の組み合わせによ
って得られる特性のスペクトルを持った画像信号が固体
撮像素子2に結像する。
【0305】結像した画像から得られる信号は前述した
各実施の形態と同様に処理され、結果が表示部9に表示
される。
【0306】ここで、回転色フィルタ604および60
5に用いる光学フィルタについて、図16を参照して説
明を加える。
【0307】回転色フィルタ604の光学フィルタ61
1としては特性曲線631で表される短波長カットフィ
ルタを、同様に光学フィルタ612は特性632、光学
フィルタ613は特性633、光学フィルタ614は特
性634、光学フィルタ615は特性635とし、光学
フィルタ616は素通しのガラスを用いる(図16の
(A))。
【0308】同様に、回転色フィルタ605の光学フィ
ルタ621としては、光学フィルタ621は特性636
で表される長波長カットフィルタを、光学フィルタ62
2は特性637、光学フィルタ623は特性638、光
学フィルタ624は特性639、光学フィルタ625は
特性640、光学フィルタ626は素通しのガラスを用
いる(図16の(B))。
【0309】このようなフィルタを用いて、フィルタ6
11とフィルタ621とが同じ位置になるように回転色
フィルタ604と605を固定すると、特性曲線641
〜645のスペクトルを持つ画像が得られる。
【0310】フィルタ611とフィルタ622とを同じ
位置にすると、曲線650,648,647,652,
635,636のスペクトル、フィルタ611とフィル
タ623とを同じ位置にすると、曲線646,651,
649,634,637のスペクトル、フィルタ611
とフィルタ624とを同じ位置にすると、曲線653,
656,633,638のスペクトルを持つ画像データ
を得ることができる。
【0311】このように2枚のフィルタを組み合わせる
ことで多種多様のスペクトル特性を持つ画像データを得
ることができる(図16の(C)〜(H))。
【0312】この場合、10枚のフィルタの組み合わせ
で最大24通りのスペクトル特性が得られる。
【0313】なお、この第6の実施の形態による測定フ
ローは図24の(B)に示すものであって、図24の
(A)に準じたものとなる。
【0314】以上のように第6の実施の形態によれば、
回転色フィルタ604,605に装着する光学フィルタ
に関しては、短波長カットフィルタおよび長波長カット
フィルタを用いたが、特定の波長域のみを透過するバン
ドパスフィルタ、また、いくつかの特定の波長域を透過
するような特殊なバンドパスフィルタを用いることによ
り、さらに多種のスペクトル特性を実現することができ
る。
【0315】また、ここでは回転色フィルタに取り付け
るフィルタを6枚としたが、より多くのフィルタを取り
付けることで、さらに多種のスペクトル特性を得ること
ができる。
【0316】なお、フィルタ枚数を減らせば撮像に要す
る時間を短くできることはいうまでもない。
【0317】(第7の実施の形態)次に、第7の実施の
形態による色分類装置の構成について、図17を参照し
て説明する。
【0318】この第7の実施の形態では、第6の実施の
形態におけるモーター駆動回路601、モーター60
2、回転色フィルタ604,605、留め具603の代
わりに、モーター駆動回路701、モーター702、回
転色フィルタ703、モータ駆動回路705、モーター
706、回転色フィルタ707、を具備する。
【0319】モーター702,706は撮像素子2の両
脇に位置し、それぞれ回転色フィルタ703および70
7を回転駆動する。
【0320】光学系1を通った光は回転色フィルタ70
7,703を通って撮像素子2に結像する。
【0321】結像した画像のデータは前述した各実施の
形態と同様に処理される。
【0322】回転色フィルタ703,707は図5の
(B)に示した回転色フィルタ605と概ね同じ物であ
る。
【0323】回転色フィルタ703と707はそれぞれ
モーター702と706によって独立に回転させること
ができる。
【0324】これらのモーターの回転角を制御すること
で、各々6枚のフィルタから任意の2枚のフィルタを組
み合わせることができる。
【0325】各回転色フィルタに装着する光学フィルタ
については、第6の実施の形態で述べたように短波長カ
ットフィルタ、長波長カットフィルタ、バンドパスフィ
ルタを最適な組み合わせで用いることができる。
【0326】なお、この第7の実施の形態の測定フロー
は図24の(A)に示すように、第6の実施の形態と同
様である。
【0327】この第7の実施の形態によれば、モーター
を2個用いて、各フィルタを独立に回転させる構成とし
たことにより、回転フィルタを組み直すことなしに、多
様なスペクトル特性を得ることができ、汎用に際し、よ
り便利である。
【0328】次に、モーターを2つ用いる場合の変形例
を図18により説明する。
【0329】なお、図18の(A)は装置を上から見た
図であり、図18の(B)はそれの要部を横から見た図
である。
【0330】本変形例では、モーター702は歯車71
2,714を介して回転色フィルタ723を回転させ、
モーター706は歯車713,711を介して回転色フ
ィルタ727を回転させる構成とする。
【0331】回転色フィルタ723はの中心部は中空の
軸となっており筐体に回転を妨げないよう取り付けら
れ、ギア714が取り付けられている。
【0332】その中空の軸の中を回転色フィルタ727
の軸が通っており、この軸にはギア711が取り付けら
れている。
【0333】つまり、回転色フィルタ727と723は
同軸に配され、かつ独立に回転させることができる。
【0334】以上のように、第7の実施の形態によれ
ば、モーター2個を用いて、各フィルタを独立に回転さ
せる構成としたことにより、回転フィルタを組み直すこ
となしに、多様なスペクトル特性を得ることができ、汎
用化に際し、より便利であると共に、回転色フィルタを
2枚用いても、1枚のときと同程度に小型化することが
できる。
【0335】(第8の実施の形態)次に、第8の実施の
形態による色分類装置の構成について、図19に示す構
成図及び図25の(A)に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0336】この第8の実施の形態では、光学系1から
の撮影光の光路を分割する光路分割プリズム804と、
これにより分割されたそれぞれの撮影光が結像する固体
撮像素子2a,2b,2cと、その各々と光路分割プリ
ズム804の間で回転する回転色フィルタ803a,8
03b,803cと、その各々を回転駆動するモーター
802a,802b,802cとモーター駆動回路80
1a,801b,801c、各固体撮像素子2a,2
b,2cに接続したA/D変換器3a,3b,3cを持
つことが特徴であり、A/D変換器3a,3b,3cの
出力はフレームメモリ5に送られたのち、前述した各実
施の形態と同様に処理される(ステップS21〜S2
9)。
【0337】なお、光路分割プリズム804は最初の反
射面で30パーセントの光量を反射し、次の反射面では
50パーセントの光量を反射するものとする。
【0338】回転色フィルタ803a,803b,80
3cには、それぞれ異なる波長域を通過させる光学フィ
ルタが前述した第6の実施の形態の回転色フィルタ60
5のように装着される。
【0339】そして、各回転色フィルタに6枚の光学フ
ィルタを装着すると、18通りのスペクトル特性が得ら
れる。
【0340】光学フィルタ3枚で測定できるものであれ
ば、その3枚の光学フィルタをそれぞれ別々の回転色フ
ィルタ803に装着し、各モーターを制御してその3枚
の光学フィルタを各固体撮像素子2の前にセットすれば
1ショットで画像入力ができる。
【0341】以上のように、第8の実施の形態によれ
ば、固体撮像素子を複数用いることにより、入力時間を
短くすることができる。
【0342】なお、光路分割プリズム804は3板式カ
ラーカメラに用いられているようなダイクロイックプリ
ズムを用いてRGB3色に色分解した後に回転色フィル
タ803を通るようにしても良い。
【0343】この際、各回転色フィルタに装着される光
学フィルタ6枚のうち、1枚を素通し(又は赤外線カッ
ト)のガラスとすれば、そのガラスがセットされている
ときは通常のRGBカラー出力を得ることができる。
【0344】次に、図20の(A)を参照して、第8の
実施の形態における回転色フィルタ803の代わりに光
学フィルタ831〜836を格納したフィルタマガジン
812を用いる変形例について説明する。
【0345】すなわち、この変形例では、フィルタマガ
ジン812a,812b,812cと、これを駆動する
マガジン駆動部811a,811b,811cと、を具
備する。
【0346】各フィルタマガジンは図20の(B)に示
すように光学フィルタ831〜836を格納し、図示し
ないアクチュエーターで図の左右方向に移動する。
【0347】任意のフィルタの位置で止め、図20の
(C)に示すようにアーム821を図示しないアクチュ
エーターで図の上下方向に移動させることにより、撮像
素子と光路分割プリズム804の間に任意のフィルタを
挿入させることができる。
【0348】(第9の実施の形態)次に、第9の実施の
形態による色分類装置について、図21の(A)に示す
構成図及び図25(B)に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0349】この第9の実施の形態では、第8の実施の
形態と同様に3つの撮像素子を持ち、通常の3板式カラ
ーカメラでダイクロイックプリズムが配置される部分に
はフィルタカートリッジ902が配される。
【0350】このフィルタカートリッジ902を駆動す
るカートリッジ駆動部901と、後述する帯域可変光学
フィルタ904を制御するフィルタ制御部903を持
つ。
【0351】フィルタカートリッジ902を上から見た
図を図21の(B)に示す。
【0352】フィルタカートリッジ902はダイクロイ
ックプリズム905と帯域可変光学フィルタ904を搭
載し図示しないアクチュエーターで図の上下方向に移動
する(図21の(A)においては、紙面の法線方向に移
動する)。
【0353】通常のモニタリング時はダイクロイックプ
リズム905がセットされ、RGBカラー画像信号が出
力される。
【0354】また、色の違いが比較的大きい対象物の色
判別や分類を行う場合には、このRGBの信号を処理す
ることによって、測定することができる。
【0355】分類または判別等の精度を上げたい場合、
カートリッジ駆動部901に信号を送りカートリッジを
帯域可変光学フィルタ904側にセットする(この際、
撮像素子2aおよび2cからの信号は無効となる。) フィルタ制御部903に信号を送り、帯域可変光学フィ
ルタ904の通過帯域を所望の値にセットし撮像する。
【0356】このようにして、通過帯域特性を順次変化
させて必要なスペクトルのデータを得ることができる。
【0357】なお、この第9の実施の形態の測定フロー
は図25の(B)及び図26の(A)に示すフローチャ
ートにより、処理される。
【0358】以上のような第9の実施の形態によれば、
モニタリング時や、比較的容易な色判別の際に自然のカ
ラー画像が得られるので、違和感が無いと共に、RGB
カラーカメラとしても使用することができる。
【0359】(第10の実施の形態)この第10の実施
の形態による色分類装置は、図22に示すように、前述
した第8の実施の形態における光路分割プリズム804
と光学系1の間に回転色フィルタ1003を配置し、こ
れを駆動するモーター1001、モーター駆動回路10
02を具備する以外は第8の実施の形態と同じ構成であ
る。
【0360】回転色フィルタ1003に装着される光学
色フィルタとしては図16に示す特性631〜635の
ような短波長カットフィルタとし、回転色フィルタ80
3a,803b,803cには様々な長波長カットフィ
ルタを装着する。
【0361】なお、この第10の実施の形態の測定フロ
ーは図26の(B)に示すフローチャートによって処理
される。
【0362】以上のように、第10の実施の形態によれ
ば、回転色フィルタ1003,803a,803b,8
03cをそれぞれ独立に回転させて所定の回転角度に制
御することにより、多種多様なスペクトル特性の画像を
得ることができる。
【0363】以上のような本発明によれば、以下のよう
な構成が得られる。
【0364】(1)対象物からの光を撮像する撮像手段
と、前記対象物からの光を前記撮像手段に結像させる光
学手段と、前記対象物と撮像手段の間に配置されるそれ
ぞれ異なる通過帯域を持つ複数の光学バンドパスフィル
タと、前記複数の光学バンドパスフィルタを切り替える
切り替え手段と、撮像された対象物の分光特性から統計
的手法を用いた分類または判別を行うための演算処理手
段とを有し、前記複数の光学バンドパスフィルタは、対
象物の色を測定するための複数の測定用フィルタと、対
象物に対して前記複数の測定用フィルタのうち何れのフ
ィルタを適用すべきかを判定するための検査用フィルタ
とを含み、前記切替手段は前記検査用フィルタを用いて
検出された結果に基づいて有効な前記測定用フィルタを
切り替え選択することを特徴とする色分類装置。
【0365】これによれば、測定対象を一つつに限定せ
ず、より汎用的に用いることが可能となり、対象物に対
して最適なフィルタを用いて測定するので分類精度が向
上する。
【0366】(2)前記複数の光学バンドパスフィルタ
は一又は複数のフィルタを有する複数のフィルタセット
からなり、前記切り替え手段は、前記一つのフィルタセ
ットの中の光学バンドパスフィルタを切り替えるフィル
タ切り替え手段と、前記複数のフィルタセットを切り替
えるフィルタセット切り替え手段を具備することを特徴
とする(1)に記載の色分類装置。
【0367】これによれば、対象物の変更に対するフィ
ルタセットの変更が容易である。
【0368】(3)前記フィルタセットは各々、光学バ
ンドパスフィルタを円周上に並べた回転フィルタからな
り、前記フィルタセット切り替え手段は前記回転フィル
タを複数個円周上に並べたターレットとすることを特徴
とする(2)に記載の色分類装置。
【0369】これによれば、ターレットと回転フィルタ
はどちらも回転角を制御すればよいので制御部を兼用し
簡略化できる。
【0370】(4)前記回転フィルタは各々が、回転中
心に対してその外周に噛合部を有する歯車体であること
を特徴とする(3)に記載の色分類装置。
【0371】これによれば、装着する光学バンドパスフ
ィルタの枚数が異なり、径の異なる回転色フィルタを用
いても光学バンドパスフィルタ切替の際に駆動モーター
の回転角度を変化させなくてすむ。
【0372】(5)前記フィルタ切り替え手段のターレ
ットは回転中心に対してその外周に噛合部を有する歯車
体であることを特徴とする(4)に記載の色分類装置。
【0373】これによれば、ターレット駆動のモーター
と回転色フィルタ駆動のモーターを兼用することが可能
となり、構成を簡略化できる。
【0374】(6)前記複数のフィルタセットにおい
て、ある一つのフィルタセットの光学バンドパスフィル
タが円周上に並べられ、他の一つのフィルタセットの光
学バンドパスフィルタは前記円周とは径の異なる同心円
周上に並べられる回転フィルタを有し、前記フィルタセ
ット切替手段は前記回転フィルタの中心軸と前記光学系
の光軸との距離を変位可能に切り替えることを特徴とす
る(2)に記載の色分類装置。
【0375】これによれば、枚数の異なるフィルタセッ
トでも回転色フィルタ1枚ですむので、構成を簡略化で
きる。
【0376】(7)前記フィルタセットは各々、光学バ
ンドパスフィルタを円周上に並べた回転フィルタからな
り、前記フィルタセット切り替え手段は、前記回転フィ
ルタを複数収納し、出し入れすることのできる回転フィ
ルタ収納手段と、前記回転フィルタ収納手段を移動させ
るための回転フィルタ収納移動手段と、前記フィルタセ
ット収納手段から前記複数のフィルタセットのうちの1
枚を前記光学系の所定の位置に移動させるための回転フ
ィルタ移動手段とを具備することを特徴とすることを特
徴とする(2)に記載の色分類装置。
【0377】これによれば、ターレットを用いないの
で、小型化できる。
【0378】(8)前記切り替え手段は、前記複数の光
学バンドパスフィルタを収納する収納手段と、前記収納
手段を移動させる、第1の移動手段と、前記収納手段か
ら前記複数の光学バンドパスフィルタのうちの1枚を前
記光学系の光軸の所定の位置に移動させるための第2の
移動手段を具備することを特徴とする(1)に記載の色
分類装置。
【0379】これによれば、全体が小型化できる。使用
する光学バンドパスフィルタの種類を増やすのが容易。
また、フィルタセットに含まれる光学フィルタの枚数に
ついて制限がほとんど無い。
【0380】(9)前記複数の光学バンドパスフィルタ
は、複数の異なる帯域特性をもつ光学フィルタを2枚以
上光軸方向に重畳して組み合せるフィルタ組み合せ手段
により実現することを特徴とする(1)に記載の色分類
装置。
【0381】これによれば、少数の光学フィルタで多数
の光学バンドパス特性を得ることができる。
【0382】(10)前記フィルタ組み合せ手段は、複
数の回転色フィルタの回転角度を互いに独立に制御する
ことを特徴とする(9)に記載の色分類装置。
【0383】これによれば、複数の回転色フィルタに装
着されている光学フィルタの組み合わせを任意に変更
し、希望の帯域特性を得ることができる。
【0384】(11)前記光学系は対象物からの光束を
複数方向に分岐させるプリズムを含み、前記撮像素子は
複数個用いられ、前記分岐された対象物からの光を結像
する位置に一つづつ配置され、前記切替手段は前記プリ
ズムと前記複数個の撮像素子の間において光学バンドパ
スフィルタが切替られる複数の切替手段であることを特
徴とする(1)に記載の色分類装置。
【0385】これによれば、複数の撮像素子にて異なる
帯域特性の情報を同時に得ることができ、測定のための
の撮像時間が短くすることができ高速な測定が可能とな
る。
【0386】(12)前記光学系は対象物からの光を波
長に応じて複数方向に分岐させるダイクロイックプリズ
ムを含み、前記撮像素子は複数個用いられ、前記分岐さ
れた対象物からの光を結像する位置に一つづつ配置さ
れ、前記切替手段は前記ダイクロイックプリズムと前記
複数個の撮像素子の間において光学バンドパスフィルタ
が切替られる複数の切替手段であり、前記フィルタ組み
合せ手段は、前記ダイクロイックプリズムのダイクロイ
ックフィルタと、前記切替手段によって切り替えられる
光学バンドパスフィルタとの組み合せにより複数の異な
る帯域特性をもつ光学フィルタを実現することを特徴と
する(1)に記載の色分類装置。
【0387】これによれば、光学バンドパスフィルタを
切り替えて、通常のRGBカラー画像信号を出力するこ
とができる。
【0388】(13)前記光学系は対象物からの光を波
長に応じて複数方向に分岐させるダイクロイックプリズ
ムを含み、前記撮像素子は複数個用いられ、前記分岐さ
れた対象物からの光を結像する位置に一つづつ配置さ
れ、前記複数の光学バンドパスフィルタは、前記ダイク
ロイックプリズムのダイクロイックフィルタおよび電気
信号により通過帯域を変化させることのできる帯域可変
光学フィルタを含み、前記切替手段は、前記ダイクロイ
ックプリズムと前記帯域可変光学フィルタを装着したフ
ィルタカートリッジと、前記フィルタカートリッジを移
動させ前記ダイクロイックプリズムと前記帯域可変フィ
ルタのどちらか一方を前記光学系の光軸に配置させるカ
ートリッジ駆動手段を有することを特徴とする(1)に
記載の色分類装置。
【0389】これによれば、対象物に応じて高速な測定
と、精度の高い測定を自動的に選択することができる。
【0390】また、RGBカメラとしても使用すること
ができる。
【0391】(14)前記光学系は対象物からの光束を
複数方向に分岐させるプリズムを含み、前記撮像素子は
複数個用いられ、前記分岐された対象物からの光を結像
する位置に一つづつ配置され、前記切替手段は前記プリ
ズムと前記対象物の間において光学バンドパスフィルタ
が切替られる第1の切替手段と、前記プリズムと前記複
数個の撮像素子の間において光学バンドパスフィルタが
切替られる複数の第2の切替手段とを含み、前記フィル
タ組み合せ手段は、前記第1の切替手段と前記第2の切
替手段によって切り替えられる光学バンドパスフィルタ
の組み合せにより複数の異なる帯域特性をもつ光学フィ
ルタを実現することを特徴とする(1)に記載の色分類
装置。
【0392】これによれば、第2の切替手段が複数個あ
るのでより多くのフィルタ組み合せが可能となり、より
精度の高い測定が可能となる。
【0393】また、撮像素子が複数個あるので同時に複
数のスペクトル撮像が可能なので高速な測定を行うこと
ができる。
【0394】(15)前記光学系は対象物からの光を波
長に応じて複数方向に分岐させるダイクロイックプリズ
ムを含み、前記撮像素子は複数個用いられ、前記分岐さ
れた対象物からの光を結像する位置に一つづつ配置さ
れ、前記切替手段は前記ダイクロイックプリズムと前記
対象物の間において光学バンドパスフィルタが切替られ
る第1の切替手段と、前記プリズムと前記複数個の撮像
素子の間において光学バンドパスフィルタが切替られる
複数の第2の切替手段とを含み、前記フィルタ組み合せ
手段は、前記第1の切替手段によって切り替えられる光
学バンドパスフィルタと前記ダイクロイックプリズムの
ダイクロイックフィルタと、前記第2の切替手段によっ
て切り替えられる光学バンドパスフィルタとの組み合せ
により複数の異なる帯域特性をもつ光学フィルタを実現
することを特徴とする(1)に記載の色分類装置。
【0395】これによれば、第2の切替手段が複数個あ
り、さらにダイクロイックフィルタをも組み合せるので
より多くのフィルタ組み合せが可能となり、より精度の
高い測定が可能となる。
【0396】また、撮像素子が複数個あるので同時に複
数のスペクトル撮像が可能なので高速な測定ができるう
えに、RGBカメラとしても使用可能である。
【0397】(16)光学系を介した対象物からの光を
互いに異なる通過帯域を持つ複数の光学バンドパスフィ
ルタを切替えながら通過させて撮像し、この撮像された
対象物の分光特性から統計的手法によって当該対象物の
分類又は判別を行うようにした色分類方法において、前
記対象物に係る分光特性を予め検査したのち、この結果
に基づいて前記複数の光学バンドパスフィルタの中から
所要の光学バンドパスフィルタを選択して分類又は判別
を行うようにしたことを特徴とする色分類方法。
【0398】これによれば、色分類のための測定対象物
を限定することなく、様々な対象物に対して個々に最適
なフィルタを予め選択したうえでの測定を行うことがで
きるので、分類精度の向上と共に、汎用性の向上が期待
できる。
【0399】
【発明の効果】従って、以上詳述したように、本発明に
よれば、装置構成が簡単で、低コストで、且つ機械的振
動等にも耐えられ、しかも光源を限定せずにそのスペク
トルが変化する場合などにも良好に分類が可能であるこ
とを確保したうえで、様々な対象物に適用可能な汎用性
の高い色分類装置及び色分類方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による色分類装置の原理的な構成を示す
図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるフィルタ切替
部の要部を示す図で、(A)は側面図、(B)は正面
図、(C)は裏面図である。
【図3】第1の実施の形態によるフィルタ切替部の動作
状態を示す図で、(A)は測定時を示し、(B)は回転
色フィルタ交換時を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるフィルタ切替
部の要部を示す図で、(A)は側面図、(B)は正面
図、(C)は裏面図である。
【図5】第2の実施の形態によるフィルタ切替部の動作
状態を示す図で、(A)は測定時を示し、(B)は回転
色フィルタ交換時を示す図である。
【図6】第2の実施の形態の変形例によるフィルタ切替
部の要部を示す図、(A)は側面図、(B)は正面図、
(C)は裏面図である。
【図7】第2の実施の形態の変形例によるフィルタ切替
部の動作状態を示す図で、(A)は測定時を示し、
(B)は回転色フィルタ交換時を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態によるフィルタ切替
部の要部を示す図で、(A)は側断面図、(B)は正面
図である。
【図9】第3の実施の形態によるフィルタ切替部の動作
状態を示す図で、(A)は回転色フィルタ選択時を示
し、(B)は測定時を示す図である。
【図10】第3の実施の形態の変形例によるフィルタ切
替部の動作状態を示す図で、(A)は回転色選択時を示
し、(B)は測定時を示す図である。
【図11】本発明の第4及び第5の実施の形態によるフ
ィルタ切替部の要部を示す図で、(A)正面図、(B)
は回転色フィルタを示す図である。
【図12】第4の実施の形態によるフィルタ切替部の動
作状態を示す図で、(A)は回転色フィルタ選択時を示
し、(B)は測定時を示す図である。
【図13】第5の実施の形態によるフィルタ切替部の動
作状態を示す図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態による色分類装置
の構成を示す図である。
【図15】第6の実施の形態に用いる部材の具体例を示
す図で、(A),(B)は回転色フィルタを示し、
(C)はそれらとモータとの結合関係を示す図である。
【図16】第6の実施の形態に用いる2つの回転色フィ
ルタによる光学特性を示す曲線図で、(A),(B)は
それぞれ単独の特性を示し、(C)〜(H)は合成特性
を示す図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態による色分類装置
の構成を示す図である。
【図18】第7の実施の形態の変形例による色分類装置
の構成を示す図で、(A)はそれを上からみた図を示
し、(B)はそれを横からみた要部を示す図である。
【図19】本発明の第8の実施の形態による色分類装置
の構成を示す図である。
【図20】第8の実施の形態の変形例を示す図で、
(A)は変形例装置全体の構成図、(B),(C)はそ
れに用いるフィルタマガジン部を示す図である。
【図21】本発明の第9の実施の形態による色分類装置
を示す図で、(A)は装置全体の構成図を示し、(B)
はそれの要部を上からみた図である。
【図22】本発明の第10の実施の形態による色分類装
置の構成を示す図である。
【図23】(A)は第1,第2及び第4の実施の形態の
測定フロー処理を示すフローチャート、(B)は第3の
実施の形態の測定フロー処理を示すフローチャートであ
る。
【図24】(A)は第5の実施の形態の測定フロー処理
を示すフローチャート、(B)は第6及び第7の実施の
形態の測定フロー処理を示すフローチャートである。
【図25】(A)は第8の実施の形態の測定フロー処理
を示すフローチャート、(B)は第9の実施の形態の第
1の測定フロー処理を示すフローチャートである。
【図26】(A)は第9の実施の形態の測定フロー処理
を示すフローチャート、(B)は第10の実施の形態の
測定フロー処理を示すフローチャートである。
【図27】本発明の先願による色分類装置の構成を示す
図である。
【図28】(A)は先願による色分類装置に使用される
回転色フィルタに使用される複数のバンドパスフィルタ
の特性を示す図であり、(B)及び(C)はそれぞれ回
転色フィルタの構成を示す図である。
【図29】図27中の分類演算回路のブロック構成図で
ある。
【図30】図29中の輝度成分抽出部の構成を示す図で
ある。
【図31】(A)及び(B)はそれぞれ図30中の補正
回路の構成を示す図であり、(C)は図3中の分類演算
部及び分類判定部の構成を示す図である。
【図32】2クラスの対象物を示す図である。
【図33】先願による色分類装置が学習モードで決定す
る分類境界を示す図である。
【図34】分類したいクラス未知の対象物を示す図であ
る。
【図35】先願における分類演算部の別の構成例を示す
図である。
【図36】従来の色判定装置における分類スペクトルの
特性を有するフィルタの構成を示す図である。
【図37】分類スペクトルを説明するための図である。
【符号の説明】
1…光学系、2…撮像素子、3…A/D変換器、4…撮
像素子駆動回路、5…フレームメモリ、6…コントロー
ル部、7…演算処理回路、8…表示部、9…画像処理
部、100…フィルタ切替部。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物からの光を撮像する撮像手段と、 前記対象物からの光を前記撮像手段に結像させる光学手
    段と、 前記対象物と撮像手段の間に配置されるそれぞれ異なる
    通過帯域を持つ複数の光学バンドパスフィルタと、 前記複数の光学バンドパスフィルタを切り替える切り替
    え手段と、 撮像された対象物の分光特性から統計的手法を用いた分
    類または判別を行うための演算処理手段とを有し、 前記複数の光学バンドパスフィルタは、対象物の色を測
    定するための複数の測定用フィルタと、 対象物に対して前記複数の測定用フィルタのうち何れの
    フィルタを適用すべきかを判定するための検査用フィル
    タとを含み、 前記切替手段は前記検査用フィルタを用いて検出された
    結果に基づいて有効な前記測定用フィルタを切り替え選
    択することを特徴とする色分類装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の光学バンドパスフィルタは一
    又は複数のフィルタを有する複数のフィルタセットから
    なり、 前記切り替え手段は、前記一つのフィルタセットの中の
    光学バンドパスフィルタを切り替えるフィルタ切り替え
    手段と、 前記複数のフィルタセットを切り替えるフィルタセット
    切り替え手段を具備することを特徴とする請求項1に記
    載の色分類装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタセットは各々、光学バンド
    パスフィルタを円周上に並べた回転フィルタからなり、 前記フィルタセット切り替え手段は前記回転フィルタを
    複数個円周上に並べたターレットとすることを特徴とす
    る請求項2に記載の色分類装置。
  4. 【請求項4】 前記回転フィルタは各々が、回転中心に
    対してその外周に噛合部を有する歯車体であることを特
    徴とする請求項3に記載の色分類装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ切り替え手段のターレット
    は回転中心に対してその外周に噛合部を有する歯車体で
    あることを特徴とする請求項4に記載の色分類装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のフィルタセットにおいて、あ
    る一つのフィルタセットの光学バンドパスフィルタが円
    周上に並べられ、他の一つのフィルタセットの光学バン
    ドパスフィルタは前記円周とは径の異なる同心円周上に
    並べられる回転フィルタを有し、 前記フィルタセット切替手段は前記回転フィルタの中心
    軸と前記光学系の光軸との距離を変位可能に切り替える
    ことを特徴とする請求項2に記載の色分類装置。
  7. 【請求項7】 前記フィルタセットは各々、光学バンド
    パスフィルタを円周上に並べた回転フィルタからなり、 前記フィルタセット切り替え手段は、前記回転フィルタ
    を複数収納し、出し入れすることのできる回転フィルタ
    収納手段と、 前記回転フィルタ収納手段を移動させるための回転フィ
    ルタ収納移動手段と、 前記フィルタセット収納手段から前記複数のフィルタセ
    ットのうちの1枚を前記光学系の所定の位置に移動させ
    るための回転フィルタ移動手段とを具備することを特徴
    とする請求項2に記載の色分類装置。
  8. 【請求項8】 前記切り替え手段は、前記複数の光学バ
    ンドパスフィルタを収納する収納手段と、 前記収納手段を移動させる、第1の移動手段と、 前記収納手段から前記複数の光学バンドパスフィルタの
    うちの1枚を前記光学系の光軸の所定の位置に移動させ
    るための第2の移動手段を具備することを特徴とする請
    求項1に記載の色分類装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の光学バンドパスフィルタは、
    複数の異なる帯域特性をもつ光学フィルタを2枚以上光
    軸方向に重畳して組み合せるフィルタ組み合せ手段によ
    り実現することを特徴とする請求項1に記載の色分類装
    置。
  10. 【請求項10】 前記フィルタ組み合せ手段は、複数の
    回転色フィルタの回転角度を互いに独立に制御すること
    を特徴とする請求項9に記載の色分類装置。
  11. 【請求項11】 前記光学系は対象物からの光束を複数
    方向に分岐させるプリズムを含み、 前記撮像素子は複数個用いられ、前記分岐された対象物
    からの光を結像する位置に一つづつ配置され、 前記切替手段は前記プリズムと前記複数個の撮像素子の
    間において光学バンドパスフィルタが切替られる複数の
    切替手段であることを特徴とする請求項1に記載の色分
    類装置。
  12. 【請求項12】 前記光学系は対象物からの光を波長に
    応じて複数方向に分岐させるダイクロイックプリズムを
    含み、 前記撮像素子は複数個用いられ、前記分岐された対象物
    からの光を結像する位置に一つづつ配置され、 前記切替手段は前記ダイクロイックプリズムと前記複数
    個の撮像素子の間において光学バンドパスフィルタが切
    替られる複数の切替手段であり、 前記フィルタ組み合せ手段は、前記ダイクロイックプリ
    ズムのダイクロイックフィルタと、前記切替手段によっ
    て切り替えられる光学バンドパスフィルタとの組み合せ
    により複数の異なる帯域特性をもつ光学フィルタを実現
    することを特徴とする請求項1に記載の色分類装置。
  13. 【請求項13】 前記光学系は対象物からの光を波長に
    応じて複数方向に分岐させるダイクロイックプリズムを
    含み、 前記撮像素子は複数個用いられ、前記分岐された対象物
    からの光を結像する位置に一つづつ配置され、 前記複数の光学バンドパスフィルタは、前記ダイクロイ
    ックプリズムのダイクロイックフィルタおよび電気信号
    により通過帯域を変化させることのできる帯域可変光学
    フィルタを含み、 前記切替手段は、前記ダイクロイックプリズムと前記帯
    域可変光学フィルタを装着したフィルタカートリッジ
    と、前記フィルタカートリッジを移動させ前記ダイクロ
    イックプリズムと前記帯域可変フィルタのどちらか一方
    を前記光学系の光軸に配置させるカートリッジ駆動手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載の色分類装
    置。
  14. 【請求項14】 前記光学系は対象物からの光束を複数
    方向に分岐させるプリズムを含み、 前記撮像素子は複数個用いられ、前記分岐された対象物
    からの光を結像する位置に一つづつ配置され、 前記切替手段は前記プリズムと前記対象物の間において
    光学バンドパスフィルタが切替られる第1の切替手段
    と、前記プリズムと前記複数個の撮像素子の間において
    光学バンドパスフィルタが切替られる複数の第2の切替
    手段とを含み、 前記フィルタ組み合せ手段は、前記第1の切替手段と前
    記第2の切替手段によって切り替えられる光学バンドパ
    スフィルタの組み合せにより複数の異なる帯域特性をも
    つ光学フィルタを実現することを特徴とする請求項1に
    記載の色分類装置。
  15. 【請求項15】 前記光学系は対象物からの光を波長に
    応じて複数方向に分岐させるダイクロイックプリズムを
    含み、 前記撮像素子は複数個用いられ、前記分岐された対象物
    からの光を結像する位置に一つづつ配置され、 前記切替手段は前記ダイクロイックプリズムと前記対象
    物の間において光学バンドパスフィルタが切替られる第
    1の切替手段と、前記プリズムと前記複数個の撮像素子
    の間において光学バンドパスフィルタが切替られる複数
    の第2の切替手段とを含み、 前記フィルタ組み合せ手段は、前記第1の切替手段によ
    って切り替えられる光学バンドパスフィルタと前記ダイ
    クロイックプリズムのダイクロイックフィルタと、前記
    第2の切替手段によって切り替えられる光学バンドパス
    フィルタとの組み合せにより複数の異なる帯域特性をも
    つ光学フィルタを実現することを特徴とする請求項1に
    記載の色分類装置。
  16. 【請求項16】 光学系を介した対象物からの光を互い
    に異なる通過帯域を持つ複数の光学バンドパスフィルタ
    を切替えながら通過させて撮像し、 この撮像された対象物の分光特性から統計的手法によっ
    て当該対象物の分類又は判別を行なうようにした色分類
    方法において、 前記対象物に係る分光特性を予め検査したのち、この結
    果に基づいて前記複数の光学バンドパスフィルタの中か
    ら所要の光学バンドパスフィルタを選択して分類又は判
    別を行なうようにしたことを特徴とする色分類方法。
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