JPH0961178A - ナビゲーションシステム - Google Patents

ナビゲーションシステム

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JPH0961178A
JPH0961178A JP21910595A JP21910595A JPH0961178A JP H0961178 A JPH0961178 A JP H0961178A JP 21910595 A JP21910595 A JP 21910595A JP 21910595 A JP21910595 A JP 21910595A JP H0961178 A JPH0961178 A JP H0961178A
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JP
Japan
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display
positioning
navigation system
unit
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JP21910595A
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English (en)
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Kozo Kawai
幸三 河井
Kaname Okuno
要 奥野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電波が受信できないGPS衛星の方向を知るこ
とができて、電波が受信できない原因の確認が容易に行
えるナビゲーションシステムを提供するにある。 【解決手段】制御装置4は、GPS衛星からの電波が何
等かの原因により遮断されて測位が不可能となった場
合、表示装置3で表示されている地図上の、最後に測位
できた位置(現在地)を示すマークの周辺に、電波が受
信できないGPS衛星の方向を矢印、三角印等の指示マ
ークで表示する機能を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グロバールポジシ
ョンニングシステム(以下GPSという)の人工衛星
(以下GPS衛星という)からの電波を受信して現在地
を求めるナビゲーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、地図の道路上の各地点を数値化し
て得られる地図情報をCD−ROM等の記憶媒体に記憶
して車両、人等の現在地をGPSによる測位により認識
しつつ、その現在地を含む一定範囲の地域の地図情報を
記憶媒体から読み出して現在地周辺の地図として表示装
置上に表示すると共に、その地図上に車両、人等の現在
地を示す現在地マークも自動表示させるナビゲーション
システムが実用化されている。このナビゲーションシス
テムには普通、表示装置上に地図、現在地マークを表示
させる画面とは別に、画面を切り換えて図29に示すよ
うに現在地から見たGPS衛星の方向、仰角を表示する
ような構成になっているものが多い。しかしながら、こ
のような構成によると、GPS衛星からの電波が何等か
の原因により、例えばビル、山等の影になりGPS衛星
からの電波を受信できなくなって、測位できない(GP
Sは通常3個以上のGPS衛星からの竜波を受信できな
いと測位は行えない。)場合、その原因がその地図表示
の画面だけでは容易に分からない場合がある。そのよう
な場合、図29のようなGPS衛星の配置を示した画面
を表示させ、その両面により衛星の位置を確認すること
により、測位できない原因を確認しなければならないと
いう欠点があった。尚図29の●は現在地から見たGP
S衛星の方向及び仰角を示し(電波受信中)、○は現在
地から見たGPS衛星の方向及び仰角を示す(電波未受
信)。
【0003】一方ナビゲーションシステムでは地図情報
を記憶媒体に格納した地図情報記憶装置を用いるのが一
般的であるが、コストが高くなる上にシステム全体が大
型化するため地図情報記憶装置に代わるものが期待され
ている。また更に、目的地、経路点などを設定する場
合、表示装置で表示されている文字列を記憶するように
なっているが、その際の操作性の向上が求められてい
る。
【0004】また現在のナビゲーションシステムは搭載
した移動体自体の現在地や目的地を知ることができる
が、他の移動体の現在地を知ることや、他の移動体の現
在地と自分がいる現在地との位置関係やその距離を知る
ことができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は問題点に鑑み
て為されたもので、請求項1乃至5の発明の目的は、電
波が受信できないGPS衛星の方向を知ることができ
て、電波が受信できない原因の確認が容易に行えるナビ
ゲーションシステムを提供するにある。請求項6乃至請
求項8の発明の目的とするところは、高価で大型な地図
情報記憶装置が不要なナビゲーションシステムを提供す
るにある。
【0006】請求項9乃至請求項11の発明の目的とす
るところは、目的地、経路点等の設定を容易にしたナビ
ゲーションシステムを提供するにある。請求項12乃至
請求項14の発明の目的とするところは、他の移動体の
現在地や他の移動体の現在地と自分がいる現在地との位
置関係やその距離を知ることができるナビゲーションシ
ステムを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、グ
ロバールポジションニングシステムの人工衛星からの電
波を受信して現在位置を示す緯度及び経度の位置データ
を少なくとも得る測位手段と、表示手段と、表示手段の
表示を制御する制御手段とを基本として備えたナビゲー
ションシステムにおいて、地図情報を格納した記憶手段
を備え、制御手段には測位手段で測位した位置データに
基づいて現在地に対応する地図情報を記憶手段より読み
出して現在地を示すマークとともに表示手段上に表示さ
せ機能と、人工衛星からの電波を受信できなくなって測
位不可能となった場合に、最後に測位できた位置から見
た人工衛星の方向を表示手段上で表示させる機能とを備
えたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、方向を表示した部位近傍の表示手段上に人工衛星
の仰角を表示させることを特徴とする。請求項3の発明
では、請求項1の発明において、表示手段をカラー表示
手段により構成し、人工衛星の仰角を複数の範囲に区分
して各範囲に対応する表示色を設定し、方向の表示部位
の表示色を人工衛星の仰角に対応した表示色とすること
を特徴とする。
【0009】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、表示手段の表示部分の周囲に方向表示帯を設け、
最後に測位できた位置と電波を受信できない人工衛星の
方向とを結ぶ線が交わる方向表示帯の部位で表示させる
ことを特徴とする。請求項5の発明では、音声発生装置
を設け、制御手段は電波が受信できない人工衛星の方向
を音声発生装置から音声で知らせるように音声発生装置
を制御することを特徴とする。
【0010】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、グロバールポジションニングシステムの人工衛星
からの電波を受信して現在位置を示す緯度及び経度の位
置データを少なくとも得る測位手段と、表示手段と、表
示手段の表示を制御する制御手段とを基本として備えた
ナビゲーションシステムにおいて、ナビゲーション開始
初期位置で測位手段により測位された現在地の位置デー
タを入力設定する初期位置入力手段を付設し、制御手段
は測位位置を入力設定された初期位置と初期位置入力後
の測位位置との相対位置により表示手段で表示させるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、表示手段は、透明/不透明の状態切換を行う液晶
パネルで構成され、該液晶パネルの下面に配置される紙
地図上に現在地を示す表示を行うことを特徴とする。請
求項8の発明では、請求項6の発明において、初期位置
の入力前に、ナビゲーションのルート上のX,Yの各座
標を紙地図から入力する座標入力手段を付設し、測位位
置を入力設定された初期位置と初期位置入力後の測位位
置との相対位置により表示手段で表示させる際に入力さ
れたルートも表示することを特徴とする。
【0012】請求項9の発明では、グロバールポジショ
ンニングシステムの人工衛星からの電波を受信して現在
位置を示す緯度及び経度の位置データを少なくとも得る
測位手段と、表示手段と、表示手段の表示を制御する制
御手段とを基本として備えたナビゲーションシステムに
おいて、表示手段上で表示させるカーソルの位置を移動
させるカーソル移動手段と、入力決定手段とを備え、制
御手段には表示手段上で表示されているカーソルの位置
から最も近い位置にある地点名称を示す文字列の表示色
を変化させる機能と、入力決定手段の操作があると表示
色を変化させた文字列の地点名称を目的地や経路点とし
て設定する機能とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項10の発明では、請求項9の発明に
おいて、文字選択入力手段を付設し、制御手段は文字選
択入力手段の操作の度に、カーソル位置に最短距離の文
字列から距離が近い順に順次文字列の表示色を変化させ
る機能を備えたことを特徴とする。請求項11の発明で
は、請求項9の発明において、上下左右に操作可能な文
字選択入力手段を付設し、制御手段は文字選択入力手段
の操作の度に、操作方向においてカーソル位置に最短距
離の文字列から距離が近い順に順次文字列の表示色を変
化させる機能を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項12の発明では、グロバールポジシ
ョンニングシステムの人工衛星からの電波を受信して現
在位置を示す緯度及び経度の位置データを少なくとも得
る測位手段と、表示手段と、表示手段の表示を制御する
制御手段とを基本として備えたナビゲーションシステム
において、測定手段と位置データを電波を用いて送信す
る送信手段とからなる親機と、表示手段及び制御手段と
親機から送信された位置データを受信する受信手段を備
えた1乃至複数の子機とで構成し、子機では受信手段に
より受信した位置データから得られた親機の緯度、経度
の位置を少なくとも表示手段に表示させることを特徴と
する。
【0015】請求項13の発明では、請求項12の発明
において、緯度、経度の位置データを入力できる入力手
段を子機に付設し、制御手段は親機の緯度、経度の位置
と、当該子機の入力手段で入力された緯度、経度の位置
から求まる親機と当該子機との間の距離を表示手段に表
示することを特徴とする。請求項14の発明では、請求
項12の発明において、地図情報を格納した記憶手段
と、緯度、経度の位置データを入力できる入力手段を子
機に付設し、制御手段は親機の緯度、経度の位置と、当
該子機の入力手段で入力された緯度、経度の位置とを地
図情報と共に表示手段に表示することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1は本実施形態のブロック図を示して
おり、本実施形態はGPS衛星からの電波信号を受信し
て当該システムを搭載した車両或いは携帯している人等
の現在地を測位する測位装置1と、複数枚の地図情報を
格納したCD−ROM、磁気ディスク、ROMカード等
からなる記憶媒体及びその駆動装置で構成される地図情
報記憶装置2と、地図情報や現在地マーク等を表示する
カラーCRTやカラー液晶ディスプレイ等からなる表示
装置3と、測位装置1で測位した現在地に対応する地図
情報を地図情報記憶装置2から読み出して現在地マーク
と共に表示装置3上で表示させる制御装置4とから成
り、測位装置1で測位した現在地に対応した地図情報を
地図情報記憶装置2から読み出して現在地マークと共に
表示装置3上で表示させる構成は従来のナビゲーション
システムと基本的には同じであるが、本実施形態では、
次のような特徴を備えている。
【0017】つまり制御装置4は、GPS衛星からの電
波が何等かの原因により遮断されて測位が不可能となっ
た場合(GPSによる測位は通常3個以上のGPS衛星
からの電波を受信することができると測位が可能とな
る)、図2に示すように、表示装置3で表示されている
地図上の、最後に測位できた位置(現在地)を示すマー
ク8の周辺に、電波が受信できないGPS衛星の方向を
矢印、三角印等の指示マーク5で表示する機能を備えて
いる。
【0018】尚表示装置3上に表示される指示マーク5
の付近に図3のようにそのGPS衛星の仰角6も合わせ
て表示する機能を制御装置4に備えてもよい。またGP
S衛星の仰角6を表示する代わりに、電波を受信できな
いGPS衛星の方向を示す指示マーク5の色を、例えば
表1に示すように、GPS衛星の仰角が0度以上15度
未満では白色、15度以上30度未満では赤色、30度
以上45度未満では青色、45度以上60度未満では黄
色、60度以上75度未満では緑色、75度以上90度
以下では黒色にするように予め設定しておき、制御装置
4が測位データに基づいて、衛星の仰角に相当する色を
選択して指示マーク5の表示色を設定するようしても良
い。
【0019】
【表1】
【0020】のようにGPS衛星の方向を指示マーク5
を地図上に表示するのではなく。例えば図4に示すよう
な方向表示帯7を表示装置3の画面上の周辺部に設け、
最後に測位できた位置と電波を受信できないGPS衛星
の方向を結ぶ線と、方向表示帯7と交わる部位9で表示
するようにしても良い。更に図1に示すように音声発生
装置10を付加し、電波を受信できないGPS衛星の方
向を、制御装置4の制御の下で例えば「前方の衛星の電
波を受信できません。」、「左斜め後方のGPS衛星の
電波を受信できません。」等というように音声で発生さ
せて知らせるように示すようにしても良い。
【0021】(実施形態2)図5は本実施形態のブロッ
ク図を示しており、本実施形態の測位装置1はGPS衛
星からの電波を受信して測位するもので、GPSアンテ
ナ1a及びGPS受信機1bから構成され、GPS受信
機1bは約1秒間隔で測位する。表示装置3は、ドット
マトリクス表示の液晶ディスプレイからなる。操作器1
1は、現在地入力や、初期位置を設定するためのもの
で、初期位置を設定する初期位置入力手段として、表示
装置3にカーソルを表示するとともに、そのカーソルを
移動させるカーソル移動キー(例えば十字キー)11a
及び初期位置設定キー11bを備えている。
【0022】制御装置4はコンピュータ4a、表示回路
4b、電源回路4cにより構成されており、表示回路4
bはコンピュータ4aの制御の下で測位した結果や操作
器11で操作された結果に応じて表示装置3の表示を制
御する。次に本実施形態の動作を、ナビケーションを開
始する初期位置が例えば○○駅前の場合を例に図7のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0023】○○駅前で電源をオンし、まず操作器11
の初期位置設定キー11bを押すことにより初期位置設
定モードに入り、制御装置4の制御の下、表示装置3上
に図6(a)に示すようにカーソル(「+」)12が現
れ、カーソル12を操作器11のカーソル移動キー11
aにより適当な位置に移動させる。この適当な位置と
は、以後移動を予定しているルート全体が表示できる位
置で、予め紙地図等で確認して設定する。
【0024】カーソル位置が決まれば再度初期位置設定
キー11bを押し、初期位置設定モードを終了する。初
期位置設定キー11bが押されるとGPS受信機1bに
より測位を開始し、コンピュータ4aは測位が完了した
時点でカーソル表示を「+」から図6(b)に示す如く
「●」に変えるように表示を制御して、測位できたこと
を知らせるとともに、その位置および緯度、経度を記憶
する。
【0025】その後、継続して現在地を測位するととも
にその位置をディスプレイ上に「○」で表示する。また
過去に測位した位置は「・」で表示し、軌跡として表示
装置3上に残す(図6(c))。ここで現在地の表示は
次のように行われる。つまりコンピュータ4aは測位し
た現在地の緯度、経度と初期位置の緯度、経度の相対位
置および予め設定されている縮尺により、現在地の位置
(緯度、経度)に相当する表示位置を計算し、表示装置
3上に表示する。
【0026】尚縮尺は固定としているが、操作器11に
縮尺変更キーを設け、縮尺を変更できるようにしてもよ
い。また図5の操作器11に現在地キー11cを設けて
あるのは、常時電源がオンされている訳ではないので、
既に初期位置設定がされていて、電源をオフした後 再
度電源をオンして位置を確認する場合にこの現在地キー
11cを押すことにより、すぐに測位に入れるようにす
るためであり、現在地のデータはコンピュータ4dに備
えている書き替え可能な不揮発メモリや電源がバックア
ップされたメモリにより保持される。
【0027】(実施形態3)本実施形態は、図8のブロ
ック図で示すように表示装置3を、透明/不透明を切替
える液晶パネル3aから構成し、その液晶パネル3aの
下面に所定の縮尺の紙地図13が挿抜可能な空間を設け
てある。その他の構成は実施形態2と同一であるため、
図5で示す構成と同じ番号を付し説明は省略する。
【0028】本実施形態の動作をナビケーションを開始
する初期位置が例えば○○駅前の場合を例に説明する。
最初にナビゲーションを開始しようとする周辺の所定の
縮尺の紙地図13を液晶パネル3aの下面に北を上にし
て挿入する。所定の縮尺とは、本装置の仕様により定ま
る縮尺で、液晶表示と一致させるためである。次に○○
駅前で電源をオンし、まず操作器11の初期位置設定キ
ー11bを押すことにより初期位置設定モードに入り、
コンピュータ4aの制御の下、表示装置3上に図9
(a)に示すようにカーソル(「+」)12が現れる。
そこで、カーソル12を操作器11のカーソル移動キー
11aにより下面の地図の○○駅の位置に移動させる。
【0029】カーソル位置が決まれば再度初期位置設定
キー11bを押し、初期位置設定モードを終了する。初
期位置設定キー11bが押されるとGPS受信機1bに
より測位を開始し、コンピュータ4aは測位が完了した
時点でカーソル表示を「+」から「●」に変え(図9
(b))るように表示を制御して、測位できたことを知
らせるとともに、その位置および緯度、経度を記憶す
る。
【0030】その後、継続して現在地を測位するととも
にその位置をディスプレイ上に「○」を表示する。また
過去に測位した位置は「・」で表示し、軌跡として表示
装置3上に残す(図9(c))。ここで現在地の表示は
次のように行われる。つまりコンピュータ4aは測位し
た現在地の緯度、経度と初期位置の緯度、経度の相対位
置および予め設定されている縮尺により、現在地の位置
(緯度、経度)に相当する表示位置を計算し、表示装置
3上に表示する。
【0031】尚縮尺は固定としているが、操作器11に
縮尺変更キーを設け、使用する紙地図13に対応して縮
尺を変更できるようにしてもよい。また図8の操作器1
1に現在地キー11cを設けてあるのは、常時電源がオ
ンされている訳ではないので、既に初期位置設定がされ
ていて、電源をオフした後 再度電源をオンして位置を
確認する場合にこの現在地キー11cを押すことによ
り、すぐに測位に入れるようにするためであり、現在地
のデータはコンピュータ4dに備えている書き替え可能
な不揮発メモリや電源がバックアップされたメモリによ
り保持される。
【0032】尚動作のフローチャートは図7に準ずる。 (実施形態4)本実施形態は実施形態2の構成に、図1
0のブロック図に示すようにX座標及びY座標を入力す
る座標入力手段としてコンピュータでよく用いられるマ
ウス14に透明窓14bを設け、その透明窓14bの中
心に十字の印をつけたもの使用し、該マウス14はその
底面のころのころがりをX軸、Y軸の2つのセンサで検
知してどの方向に動かされたかを検出することができる
ようになっている。
【0033】以下に本実施形態の動作を説明する。まず
ナビゲーションをしようとする周辺の所定の縮尺地図1
3’の上に座標入力装置である前出のマウス14を置
く。所定の縮尺とは、本装置の仕様により定まる縮尺
で、表示装置3の表示と一致させるためである。マウス
14による操作処理は図12のフローチャートにより行
われ、まずマウス14のエンターキー14aを押さずに
マウス14を動かすと(図11(a))、表示装置3上
に表示されるカーソル((+))12の位置は移動量に
応じて移動する。次にマウス14の透明窓14bの十字
位置を縮尺地図13’のナビゲーションしようとする最
初の位置に合わせる。
【0034】その後、マウス14のエンターキー14a
を押しながら予定しているコースを十字位置に合わせな
がらなぞる。コンピュータ4aはマウス14からの信号
により、X方向及びY方向の移動量を検出し表示装置3
上にルート15を表示するとともにルート15の座標を
記憶する。そしてエンターキー14aを離すと入力設定
を終了する(図11(b))。
【0035】次に本実施形態の動作を、ナビケーション
を開始する初期位置が例えば○○駅前の場合を例に説明
する。○○駅前で電源をオンし、まず操作器11の初期
位置設定キー11bを押すことにより初期位置設定モー
ドに入り、制御装置4の制御の下、表示装置3上に図1
1(c)に示すようにカーソル(「+」)12が現れ、
カーソル12を操作器11のカーソル移動キー11aに
よりルート15の開始点に移動させる。
【0036】カーソル位置が決まれば再度初期位置設定
キー11bを押し、初期位置設定モードを終了する。初
期位置設定キー11bが押されるとGPS受信機1bに
より測位を開始し、コンピュータ4aは測位が完了した
時点でカーソル表示を「+」から「●」に変え(図11
(d))るように表示を制御して、測位できたことを知
らせるとともに、その位置および緯度、経度を記憶す
る。
【0037】その後、継続して現在地を測位するととも
にその位置をディスプレイ上に「○」を表示する。また
過去に測位した位置は「・」で表示し、軌跡として表示
装置3上に残す(図11(e))。ここで現在地の表示
は次のように行われる。つまりコンピュータ4aは測位
した現在地の緯度、経度と初期位置の緯度、経度の相対
位置および予め設定されている縮尺により、現在地の位
置(緯度、経度)に相当する表示位置を計算し、表示装
置3上に表示する。
【0038】尚縮尺は固定としているが、操作器11に
縮尺変更キーを設け、縮尺を変更できるようにしてもよ
い。また図10の操作器11に現在地キー11cを設け
てあるのは、常時電源がオンされている訳ではないの
で、既に初期位置設定がされていて、電源をオフした後
再度電源をオンして位置を確認する場合にこの現在地
2ー11cを押すことにより、すぐに測位に入れるよう
にするためであり、現在地のデータはコンピュータ4d
に備えている書き替え可能な不揮発メモリや電源のバッ
クアップを受けたメモリに保持される。
【0039】以上のナビゲーション処理は表示装置3上
に設定したルート15を常時表示している他は実施形態
2と同じであり、その動作のフローチャートは図7に準
ずる。ここで注意が必要なのは、マウス14を移動させ
る時にマウス14そのものを平行に移動させる必要があ
る。回転が加わると地図をなぞったルート15の形が変
形してしまうからである。この欠点を回避するためにデ
ジタイザタブレット等を使用してもよい。
【0040】(実施形態5)本実施態様は図13のブロ
ック図に示すように制御装置4に複数の地図情報を格納
したCD−ROMや磁気カード等の記録媒体と駆動する
駆動装置とからなる地図情報記憶装置2を設け、測位装
置1で測位した緯度、経度に対応する地図情報をコンピ
ュータ4aにより記憶媒体から読み取り、表示回路4b
を通じてカラー液晶表示器、カラーCRT等からなる表
示装置3に地図情報を表示することができるようになっ
ている点で実施形態2と異なる。また操作器11には表
示装置3で表示されている地図をスクロールしたり、目
的地の設定、経路点の設定、地図上にマークを登録する
などいう操作のためのキーが備わっている。 ところで
本実施態様の特徴は経路点の登録操作に特徴がある。
【0041】つまり表示装置3に図14(a)に示すよ
うな地図情報を表示させている状態で、操作器11のメ
ニューキー11dで経路登録モードを設定すると、コン
ピュータ4aは文字列とカーソル12の位置との距離を
演算して表示装置3上のカーソル12の位置に最も近い
文字列(この場合「東海道本線」)の表示色を例えば黒
色から赤色に変える。このとき操作器11の次候補キー
11eが操作されると、「東海道本線」の文字列の表示
色を元の黒色に戻し、カーソル12の位置に2番目に近
い「××」の表示色を赤色に変える(図14(b))。
このとき決定キー11fが押されたら、経路点名称とし
て「××」がコンピュータ4aにり登録記憶される。決
定キー11fが押されずに次候補キー11eが押された
ら、「××」の文字列の表示色を元の色に戻し、カーソ
ル12の位置が3番目に近い「△△」の表示色を赤色に
変える(図14(c))。このときに決定キー11fが
押されたら、経路点名称としてコンピュータ4aにより
「△△」が登録記憶される。ここで次候補キー11eが
押されて、次候補が無い場合には元の最も近い文字列、
この場合は「東海道本線」に戻るようにしておく。
【0042】尚図14では赤色文字列には下線を付して
図示している。図15は以上の経路点登録の処理フロー
チャートを示す。尚文字選択入力手段としての次候補キ
ー11eを新たに設けずに、決定キー11f、カーソル
移動キー11a以外のキーを兼用させても良い。操作器
11には上記のキー以外に、地図の縮尺を選択するため
の縮尺キー11g、更にマークを付けるためのマークキ
ー11h、方位キー11i、誘導キー11j、現在地キ
ー11c、電源スイッチ11kを設けている。
【0043】上下左右に操作可能な文字選択入力手段と
して専用の十字型キーを設けても良く、更にカーソル移
動キー11aを共用するようにしても良い。図16はカ
ーソル移動キー11aを共用させた場合の経路点登録の
処理フローチャートを示す。このフローチャートに基づ
いて実際の経路点登録について説明する。
【0044】まずコンピュータ4aは経路点登録モード
なると表示装置3上のカーソル12と表示装置3上の各
文字列との距離計算を行い、1番近い文字列の表示色を
赤色に変える。従って図17(a)では「蒲生四」の文
字列が赤色に変わる。ここで決定キー11fを押すと、
これに応じてコンピュータ4aはカーソル位置のみを登
録記憶する。登録地点名称として表示色が赤色になって
いる「蒲生四」で良い場合は、もう一度決定キー11f
を押すことにより、「蒲生四」の名称がコンピュータ4
aにより登録記憶される。
【0045】もし「蒲生四」の名称が相応しくない場合
は、カーソル移動キー11aを上下左右の何れかの方向
に押す。押された方向により「蒲生四」の文字列からそ
の方向にある近い文字列をコンピュータ4aは探し、そ
の文字列の表示色を赤色に変える。図17(b)は上方
向が押された場合を示し、この場合には「△△」の文字
列が赤色に変わる。また図17(c)は下方向が押され
た場合を示し、この場合には「××」の文字列が赤色に
変わる。図17(d)は左方向が押された場合を示し、
この場合には「○○」の文字列が赤色に変わる。図17
(e)は左方向が押された場合を示し、この場合には
「□□」の文字列が赤色に変わる。尚図17では赤色に
表示している状態を下線で示す。
【0046】上下左右の判定は45度の範囲に文字列の
座標があるかどうかで判別される。そしてこの文字列で
良い場合は、決定キー11fを押すことによりコンピュ
ータ4aにその文字列を名称として登録記憶させる。も
しそれに相応しくない場合にはの操作を繰り返す。 (実施形態6)本実施形態は、図18に示すように、測
位装置1と、制御装置4と、操作器11と、表示装置3
と、CD−ROMや、磁気カード等の記憶媒体2bとそ
の駆動装置2aとからなる地図情報記憶装置2に加え
て、軌跡記憶装置18を設けた点に特徴がある。この軌
跡記憶装置18は制御装置4に接続されており、走行軌
跡の位置(緯度、経度等)、軌跡種類等の情報を記憶す
るものである。操作器11には角度設定のためのテンキ
ーが設けられている。
【0047】測位装置1、制御装置4、表示装置3、地
図情報記憶装置2の動作はの実施形態に用いられたもの
と基本的に同じであるため、詳細な説明は省略する。次
に本実施形態の特徴である軌跡表示についての動作を図
19のフローチャートに基づいて説明する。ナビゲーシ
ョンを開始すると、まず走行軌跡種類の初期設定(ステ
ップS1)、と走行軌跡を表示する間隔の初期設定(ス
テップS2)を行う。ここで例えば間隔の初期設定を1
00mとする。次に本実施形態を搭載した車両の進行方
向が何度以上変化したら現在位置を表示するかの設定入
力の有無を制御装置4が判断し(ステップS3)、入力
がある場合、例えば90度の入力があった場合にはその
角度を90度と設定する(ステップS4)。角度設定は
操作器11に設けたテンキー、又は角度設定時に表示装
置3上で表示される角度設定画面等により設定できるよ
うにする。そしてGPS衛星からの電波により、測位装
置1で測位計算を行う(ステップS5)。制御装置4は
測位演算の結果、進行方向の変化量が角度設定した値
(この例の場合は90度)より大きいかどうかの判断を
行い(ステップS6)、もし大きい場合にはその求めら
れた現在位置に対応して地図情報を地図情報記憶装置2
の記憶媒体2bから読み出して、走行車両の現在位置の
印と共に地図情報を表示装置3上に表示する(ステップ
S7,S8)。
【0048】次に高速道路を走行中かどうかの判断を行
う(ステップS9)。この判断は、例えば走行速度が8
0Km/時以上なら高速道路走行中と判断する。高速道
路走行中と判断した場合には、軌跡間隔を例えば500
mに変更する(ステップS10)。軌跡間隔の設定はナ
ビゲーションシステムの使用者が、操作器11等を用い
て任意に変更できるようにしても良い。さて制御装置4
は軌跡を表示する間隔に達したかどうかの判断を行い
(ステップS11)、達している場合には現在位置に対
応した地図情報を記憶媒体2bから読み出して、走行車
両の現在位置の印と共に地図情報を表示装置3上に表示
する(ステップS12,S13)。その後、軌跡表示間
隔を初期間隔設定値に戻す(ステップS14)。操作器
11からの軌跡種類変更の指示の有無を判断し(ステッ
プS15)、有る場合、軌跡種類変更の処理を行う(ス
テップS16)。軌跡種類の変更は、表示装置3上に表
示される軌跡種類変更画面等により設定できるようにす
る。
【0049】この後制御装置4は操作器11に設けた終
了キーの入力の有無の判断を行い(ステップS17)、
入力が有る場合、走行軌跡の位置、及びその種類を軌跡
記憶装置18に記憶して終了する(ステップS18)。
尚ステップ9で高速道路走行中と判断した場合、ステッ
プ12、13を省略するようにしてもよい。次に所定間
隔内の走行軌跡を、その所定間隔内の平均速度により軌
跡の種類を変えるようにした例について図20に基づい
て説明する。
【0050】まずナビゲーションを開始後、平均速度計
算距離の設定を例えば1000mと設定し(ステップS
1)、操作器11から制御装置4は平均速度計算距離変
更入力の有無の判断を行い(ステップS2)、もし有る
場合、平均速度計算距離の設定を例えば2000mと変
更する(ステップS3)。平均速度計算距離の設定は、
操作器11に設けられたテンキー、及び設定時に表示装
置3に表示される距離設定画面等により設定できるよう
にする。そしてGPS衛星からの電波により、測位装置
1で測位計算を行い(ステップS4)、制御装置4はそ
の求められた現在位置に対応して地図情報を記憶媒体2
bから読み出して、走行車両の現在位置の印と共に地図
情報を表示装置3上に表示する(ステップS5、S
6)。
【0051】制御装置4は軌跡種類変更時間になったか
どうかの判断を行い(ステップS7)、なった場合は、
平均速度の計算を行い(ステップS8)、平均速度に対
応した軌跡マークを例えば平均速度が0〜40km/h
の場合は●、41〜80km/hの場合は△、81〜1
20km/hの場合は□と決めて(ステップS9)、平
均速度計算距離間の軌跡を表示する(ステップ10)。
そして操作器11の終了キーの入力の有無を判断し(ス
テップS11)、入力がある場合軌跡位置、種類を軌跡
記憶装置18に記憶し(ステップ12)、終了する。
【0052】走行軌跡の種類を所定時間間隔で変更する
例について図21に基づいて説明する。走行軌跡の種類
を所定時間間隔で変更する場合には、まずナビゲーショ
ンを開始後、軌跡種類変更時間を設定を例えば15分と
設定し(ステップS1)、制御装置4は操作器11から
軌跡種類変更時間の変更入力の有無の判断を行い(ステ
ップS2)、もし有る場合には、軌跡種類変更時間の設
定を例えば30分と変更する(ステップS3)。軌跡種
類変更時間の設定は、操作器11に設けたテンキー及び
設定時に表示装置3上に表示されれる変更時間設定画面
等により設定できるようにする。そしてGPS衛星から
の電波により、測位装置1で測位計算を行い(ステップ
S4)、制御装置4はその求められた現在位置に対応し
て地図情報を記憶媒体2bから読み出して、走行車両の
現在位置の印と共に地図情報を表示装置3上に表示する
(ステップS5、S6)。
【0053】制御装置4は軌跡種類変更時間になったか
どうかの判断を行い(ステップS7)、なった場合は、
軌跡種類変更時間内に走行した軌跡を表示する種類を変
更し(ステップS8)、軌跡を表示する(ステップS
9)。そして操作器11の終了キーの入力の有無を判断
し(ステップS10)、入力がある場合軌跡位置、種類
を軌跡記憶装置18に記憶し(ステップS11)、終了
する。
【0054】走行軌跡の種類を日毎に変えるようにした
例を図22に基づいて説明する。走行軌跡の種類を日毎
に変更する場合には、まずナビゲーションを開始後、制
御装置2は記憶してある前回終了直前の軌跡種類、日付
を呼び出し(ステップS1)、現在の日付と比較して変
わっているかどうかの判断を行い(ステップS2)、変
わっている場合、前回使用した軌跡の種類と異なる種類
に変更する(ステップS3)。そしてGPS衛星からの
電波により、測位装置1で測位計算を行い(ステップS
4)、制御装置4はその求められた現在位置に対応して
地図情報を記憶媒体2bから読み出して、走行車両の現
在位置の印と共に地図情報を表示装置3上に表示する
(ステップS5、S6)。そして操作器11の終了キー
の入力の有無を判断し(ステップS7)、入力がある場
合軌跡位置、種類を軌跡記憶装置18に記憶し(ステッ
プS8)、終了する。
【0055】次に、走行軌跡記憶装置18に記憶された
軌跡の内、任意の種類の軌跡を選択して表示する場合
を、図23に基づいて説明する。つまり、図23に示す
ようにナビケーションを開始後、表示させようとする走
行軌跡種類を選択し(例えば操作器11でモードを切り
替えて表示装置3に表示軌跡選択画面を表示させて、そ
の画面で行う)(ステップS1)、制御装置4は軌跡記
憶装置18に記憶されている軌跡中、選択された軌跡及
び種類を読み出し、表示装置3に地図情報とともに表示
する(ステップ2)。そして操作器11の終了キーの入
力の有無を判断し(ステップS7)、入力がある場合終
了する。
【0056】更に往路走行後、復路走行時に、復路の軌
跡を往路の軌跡間に表示するように処理を行う場合につ
いて、図24に基づいて説明する。ナビゲーションの開
始後、操作器11により復路であることを設定する(ス
テップS1)。そしてGPS衛星からの電波により測位
装置1で測位計算を行い(ステップS2)、制御装置4
は求められた現在位置に対応した地図情報を記憶媒体2
bから読み出して、走行車両の現在位置の印とともに、
地図情報を表示装置3上に表示する(ステップS3)。
その際制御装置3は車両に軌跡が往路軌跡と重なると判
断し場合(ステップS4)、車両位置を往路の軌跡間に
表示し(ステップS5)。往路の軌跡と重ならない場
合、そのまま車両位置を表示する(ステップS6)。そ
してそして操作器11の終了キーの入力の有無を判断し
(ステップS7)、入力がある場合軌跡位置、種類を軌
跡記憶装置18に記憶し(ステップS8)、終了する。
【0057】速度に応じて軌跡の種類若しくは色を変え
て表示させる処理について図25により説明する。まず
GPS衛星からの電波により緯度、経度及び速度を測位
装置1で求め、制御装置4の制御の下で、測位した緯
度、経度を中心に地図情報を表示装置3上に描画し、前
にプロットした軌跡から所定の距離隔てたかどうかをチ
ェックし、軌跡表示間隔以下であれば、軌跡をプロット
しない。軌跡表示間隔以上であれば速度に応じて軌跡マ
ークの表示色を変えてプロットする。例えば10km/
h以下なら白色、10〜20km/hなら黄色、20〜
30km/hなら橙色というようにする。このように軌
跡をプロットした時の速度が軌跡の色により分かるた
め、どこで従来したかどうかが一目で識別できるように
なる。軌跡は略等間隔(例えば100m)でプロットさ
れているので、信号待ちの場合には10km/h以下の
軌跡が途中に1点プロットされるだけであるので判別で
き、1kmも渋滞していれば、10km/h以下の軌跡
が約10ポイント連続して並ぶ分けである。従って、こ
れらの軌跡を見ることにより、次回も同じ目的地へ行く
場合に渋滞した道を避けて行くことが可能となる。更に
これらの軌跡情報を記憶しておくと、もっと便利にな
る。また衝突事故が発生した場合に、この軌跡情報を見
ることにより、事故直前のスピードが分かり、事故原因
解明に役立つという効果も有する。
【0058】ところで、上述の軌跡位置、種類を記憶す
る際に、GPS衛星から得られる日付、時刻情報も一緒
に記憶させるようにしても良い。つまり各軌跡ポイント
毎に日付、時刻を記憶することにより、軌跡情報を読み
出して表示する際に、日付、時刻を同時に表示できるよ
うになるとともに、ある時間帯のみ軌跡を表示したり、
ある日付の軌跡のみを表示したりできるようになる。日
付毎、例えば月末、5、10日といった日の軌跡情報を
読み出し表示することにより、その日付特有の渋滞状況
が分かり、そこを避けて走行することが可能になる。ま
た時間帯毎、例えば17:00〜19:00といった時
間帯の軌跡を読み出し表示することにより、その時間帯
特有の渋滞状況が分かり、そこを避けて走行することが
可能となる。
【0059】(実施形態7)各実施形態では、測位装置
1と、制御装置4と、表示装置3とが一体となったナビ
ゲーションシステムであったが、本実施形態は、図26
のブロック図に示すように測位装置1と、測位装置1の
測位データを送信アンテナ21を介して電波により送信
する送信器20とを備えた親機100と、この親機10
0に対して分離配置され、CRTや液晶ディスプレイか
らなる表示装置3、制御装置4、地図情報を格納したC
D−ROM、磁気ディスク、ROMカード等からなる記
憶媒体2b及びその駆動装置2aからなる地図情報記憶
装置2とを備えるとともに電波信号で送られてくる測位
データを受信アンテナ22を通じて受信し、その受信し
た位置データを制御装置4へ出力する受信器23を備え
た1乃至複数の子機101とでシステムを構築してあ
る。尚図では1台の子機101しか示していない。
【0060】従って、親機100で測位して得られた測
位データを送信器20から電波で送信することにより、
親機100から離れた位置にある子機101に設けた表
示装置3上に地図情報とともに親機100の位置を表示
することができる。また図27に示すように操作器11
を子機101に設け、子機101の位置が既知である場
合、その経度、緯度を操作器11により入力して、制御
装置4の制御の下地図情報とともに、当該子機101と
親機100の位置を表示するようにしても良い。この場
合親機100と当該子機101との絶対的位置関係を知
ることが可能となる。
【0061】図28の例は、制御装置4が子機101及
び親機100の位置から両者間の直線距離を計算し、そ
の計算結果を表示装置3上に表示するものである。この
例の場合地図情報記憶装置2が省かれているため、表示
装置3上には地図情報が表示される距離情報のみ表示さ
れる。本実施形態の使用方法としては、例えば親機10
0をバスに取りつけ、複数の子機101をバスの乗客に
夫々持たせる方法が考えられ、この場合広い駐車場にバ
スを駐車した時、子機101を持つバスの乗客が子機1
01の表示装置3上に表示されるバスの位置を見ること
により、容易に乗るべきバスの位置を知ることができ、
たとえ駐車場内で移動したとしてもバスの乗客は迷うこ
となく、自分の乗るべきバスに戻ることができる。
【0062】また図27、図28の例の場合位置が既知
のバス停車場に子機101を取りつけ、その位置の緯
度、経度を子機101の操作器11から入力し、バスに
とりつけた親機100からの位置を子機101の表示装
置3上に表示させることにより、バス停車場からバスの
現在地を知ることができ、どれ位後にバスが到着するか
を知ることできる。また緯度、経度を操作器11で入力
するので、子機101は位置(緯度、経度)の分かって
いるバス停車場ならばどこでも使用することができる。
また表示装置3としてCRTや液晶ディスプレイ等を使
用せずに、バス停車場周辺の紙地図上に親機1の現在地
を表示させるような構成としてもよい。
【0063】尚本実施形態6の電波を用いて測位装置1
と、その他の回路部分とを分離する方法は、実施形態1
乃至5の各例に適用させることができるのは勿論であ
る。
【0064】
【発明の効果】請求項1の発明は、グロバールポジショ
ンニングシステムの人工衛星からの電波を受信して現在
位置を示す緯度及び経度の位置データを少なくとも得る
測位手段と、表示手段と、表示手段の表示を制御する制
御手段とを基本として備えたナビゲーションシステムに
おいて、地図情報を格納した記憶手段を備え、制御手段
には測位手段で測位した位置データに基づいて現在地に
対応する地図情報を記憶手段より読み出して現在地を示
すマークとともに表示手段上に表示させ機能と、人工衛
星からの電波を受信できなくなって測位不可能となった
場合に、最後に測位できた位置から見た人工衛星の方向
を表示手段上で表示させる機能とを備えたので、受信で
きない人工衛星の方向を知ることが容易にでき、そのた
め表示手段に示される地図上の情報、現在地マーク及び
周囲の情景より人工衛星からの電波が例えばビル、山等
により遮られて、測位が不可能となっていることを容易
に確認できるという効果を奏する。
【0065】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、方向を表示した部位近傍の表示手段上に人工衛星の
仰角を表示させるので、電波を受信することができない
人工衛星の方向と共に、その人工衛星の仰角も知ること
ができ、そのため人工衛星からの電波が遮られる原因が
方向のみならず、おおよその仰角でも知ることができる
ようになるという効果がある。
【0066】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、表示手段をカラー表示手段により構成し、人工衛星
の仰角を複数の範囲に区分して各範囲に対応する表示色
を設定し、方向の表示部位の表示色を人工衛星の仰角に
対応した表示色とするので、電波を受信できない人工衛
星の仰角を数字で表示させること無しに知ることがで
き、そのため仰角を示す数字により地図が見難くなるこ
とを防ぐことができるという効果がある。
【0067】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、表示手段の表示部分の周囲に方向表示帯を設け、最
後に測位できた位置と電波を受信できない人工衛星の方
向とを結ぶ線が交わる方向表示帯の部位で表示させるの
で、現在地のマーク付近に方向を示す表示を行う必要が
無くなり、そのため地図が見難くなることを防ぐことが
できるという効果がある。
【0068】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、音声発生装置を設け、制御手段は電波が受信できな
い人工衛星の方向を音声発生装置から音声で知らせるよ
うに音声発生装置を制御するので、使用者が表示手段を
見ること無しに、電波を受信できない人工衛星の方向を
音声により知ることができるという効果がある。 請求
項6の発明は、グロバールポジションニングシステムの
人工衛星からの電波を受信して現在位置を示す緯度及び
経度の位置データを少なくとも得る測位手段と、表示手
段と、表示手段の表示を制御する制御手段とを基本とし
て備えたナビゲーションシステムにおいて、ナビゲーシ
ョン開始初期位置で測位手段により測位された現在地の
位置データを入力設定する初期位置入力手段を付設し、
制御手段は測位位置を入力設定された初期位置と初期位
置入力後の測位位置との相対位置により表示手段で表示
させるので、初期位置からの移動方向や距離や軌跡が高
価な地図情報が入った記憶媒体を用いる地図情報記憶装
置無しで分かるという効果がある。
【0069】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、表示手段は、透明/不透明の状態切換を行う液晶パ
ネルで構成され、該液晶パネルの下面に配置される紙地
図上に現在地を示す表示を行うので、現在地が地図上の
どの位置にいるかが高価な地図情報が入った記憶媒体を
用いる地図情報記憶装置無しで分かるという効果があ
る。
【0070】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、初期位置の入力前に、ナビゲーションのルート上の
X,Yの各座標を紙地図から入力する座標入力手段を付
設し、測位位置を入力設定された初期位置と初期位置入
力後の測位位置との相対位置により表示手段で表示させ
る際に入力されたルートも表示するので、高価な地図情
報が入った記憶媒体を用いる地図情報記憶装置無しで、
入力設定したルートと現在地との比較が行えるという効
果がある。
【0071】請求項9の発明は、グロバールポジション
ニングシステムの人工衛星からの電波を受信して現在位
置を示す緯度及び経度の位置データを少なくとも得る測
位手段と、表示手段と、表示手段の表示を制御する制御
手段とを基本として備えたナビゲーションシステムにお
いて、表示手段上で表示させるカーソルの位置を移動さ
せるカーソル移動手段と、入力決定手段とを備え、制御
手段には表示手段上で表示されているカーソルの位置か
ら最も近い位置にある地点名称を示す文字列の表示色を
変化させる機能と、入力決定手段の操作があると表示色
を変化させた文字列の地点名称を目的地や経路点として
設定する機能とを備えたので、目的地や経路点を設定す
る場合に、入力決定手段により決定される地点名称の文
字列を表示色の変化で知ることができ、そのため目的地
や経路点の設定が容易となるという効果がある。
【0072】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、文字選択入力手段を付設し、制御手段は文字選択
入力手段の操作の度に、カーソル位置に最短距離の文字
列から距離が近い順に順次文字列の表示色を変化させる
機能を備えたので、表示色の代わった文字列で設定した
くない場合に、文字選択入力手段の操作で設定対象の文
字列を順次変えることができ、しかもその文字列を表示
色の変化で知ることができるため、目的地や経路点の設
定が容易となるという効果がある。
【0073】請求項11の発明は、請求項9の発明にお
いて、上下左右に操作可能な文字選択入力手段を付設
し、制御手段は文字選択入力手段の操作の度に、操作方
向においてカーソル位置に最短距離の文字列から距離が
近い順に順次文字列の表示色を変化させる機能を備えた
ので、カーソルと文字列との距離に関係なく、設定対象
の文字列を現在選択され表示色が変わっている文字列か
ら上下左右にある文字列に変更することができ、好まし
い文字列の選択が容易となるという効果がある。
【0074】請求項12の発明は、グロバールポジショ
ンニングシステムの人工衛星からの電波を受信して現在
位置を示す緯度及び経度の位置データを少なくとも得る
測位手段と、表示手段と、表示手段の表示を制御する制
御手段とを基本として備えたナビゲーションシステムに
おいて、測定手段と位置データを電波を用いて送信する
送信手段とからなる親機と、表示手段及び制御手段と親
機から送信された位置データを受信する受信手段を備え
た1乃至複数の子機とで構成し、子機では受信手段によ
り受信した位置データから得られた親機の緯度、経度の
位置を少なくとも表示手段に表示させるので、測位手段
を備えた親機の現在地の位置を、子機側の表示手段の表
示で知ることができ、その結果親機を搭載している移動
体の位置を子機側で知ることができるという効果があ
る。
【0075】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、緯度、経度の位置データを入力できる入力手段
を子機に付設し、制御手段は親機の緯度、経度の位置
と、当該子機の入力手段で入力された緯度、経度の位置
から求まる親機と当該子機との間の距離を表示手段に表
示するので、既知の位置に子機を設け、親機を移動体等
に設けることにより、移動体と子機との間の位置関係の
刻々の変化を子機側で知ることができるという効果があ
る。
【0076】請求項14の発明は、請求項12の発明に
おいて、地図情報を格納した記憶手段と、緯度、経度の
位置データを入力できる入力手段を子機に付設し、制御
手段は親機の緯度、経度の位置と、当該子機の入力手段
で入力された緯度、経度の位置とを地図情報と共に表示
手段に表示するので、安価な構成で、親機と子機の直線
距離を知ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のブロック図である。
【図2】同上の動作説明用の表示例図である。
【図3】同上の別の例の動作説明用の表示例図である。
【図4】同上の他の例の動作説明用の表示例図である。
【図5】本発明の実施形態2のブロック図である。
【図6】同上の動作説明用の表示例図である。
【図7】同上の動作説明用フローチャートである。
【図8】本発明の実施形態3のブロック図である。
【図9】同上の動作説明用の表示例図である。
【図10】本発明の実施形態4のブロック図である。
【図11】同上の動作説明用の表示例図である。
【図12】同上の動作説明用フローチャートである。
【図13】本発明の実施形態5のブロック図である。
【図14】同上の動作説明用の表示例図である。
【図15】同上の動作説明用フローチャートである。
【図16】同上の別の例の動作説明用フローチャートで
ある。
【図17】同上の別の例の動作説明用の表示例図であ
る。
【図18】本発明の実施形態6のブロック図である。
【図19】同上の動作説明用フローチャートである。
【図20】同上の別の例の動作説明用フローチャートで
ある。
【図21】同上の他の例の動作説明用フローチャートで
ある。
【図22】同上のその他の例の動作説明用フローチャー
トである。
【図23】同上の更にその他の例の動作説明用フローチ
ャートである。
【図24】同上の更に別の例の動作説明用フローチャー
トである。
【図25】同上の更に別の例の動作説明用フローチャー
トである。
【図26】本発明の実施形態7のブロック図である。
【図27】同上の別の例のブロック図である。
【図28】本発明の他の例のブロック図である。
【図29】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 測位装置 2 地図情報記憶装置 3 表示装置 4 制御装置 10 音声発生装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グロバールポジションニングシステムの人
    工衛星からの電波を受信して現在位置を示す緯度及び経
    度の位置データを少なくとも得る測位手段と、表示手段
    と、表示手段の表示を制御する制御手段とを基本として
    備えたナビゲーションシステムにおいて、地図情報を格
    納した記憶手段を備え、制御手段には測位手段で測位し
    た位置データに基づいて現在地に対応する地図情報を記
    憶手段より読み出して現在地を示すマークとともに表示
    手段上に表示させ機能と、人工衛星からの電波を受信で
    きなくなって測位不可能となった場合に、最後に測位で
    きた位置から見た人工衛星の方向を表示手段上で表示さ
    せる機能とを備えたことを特徴とするナビゲーションシ
    ステム。
  2. 【請求項2】方向を表示した部位近傍の表示手段上に人
    工衛星の仰角を表示させることを特徴とする請求項1記
    載のナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】表示手段をカラー表示手段により構成し、
    人工衛星の仰角を複数の範囲に区分して各範囲に対応す
    る表示色を設定し、方向の表示部位の表示色を人工衛星
    の仰角に対応した表示色とすることを特徴とする請求項
    1記載のナビゲーションシステム。
  4. 【請求項4】表示手段の表示部分の周囲に方向表示帯を
    設け、最後に測位できた位置と電波を受信できない人工
    衛星の方向とを結ぶ線が交わる方向表示帯の部位で表示
    させることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション
    システム。
  5. 【請求項5】音声発生装置を設け、制御手段は電波が受
    信できない人工衛星の方向を音声発生装置から音声で知
    らせるように音声発生装置を制御することを特徴とする
    請求項1記載のナビゲーションシステム。
  6. 【請求項6】グロバールポジションニングシステムの人
    工衛星からの電波を受信して現在位置を示す緯度及び経
    度の位置データを少なくとも得る測位手段と、表示手段
    と、表示手段の表示を制御する制御手段とを基本として
    備えたナビゲーションシステムにおいて、ナビゲーショ
    ン開始初期位置で測位手段により測位された現在地の位
    置データを入力設定する初期位置入力手段を付設し、制
    御手段は測位位置を入力設定された初期位置と初期位置
    入力後の測位位置との相対位置により表示手段で表示さ
    せることを特徴とするナビゲーションシステム。
  7. 【請求項7】表示手段は、透明/不透明の状態切換を行
    う液晶パネルで構成され、該液晶パネルの下面に配置さ
    れる紙地図上に現在地を示す表示を行うことを特徴とす
    る請求項6記載のナビゲーションシステム。
  8. 【請求項8】初期位置の入力前に、ナビゲーションのル
    ート上のX,Yの各座標を紙地図から入力する座標入力
    手段を付設し、測位位置を入力設定された初期位置と初
    期位置入力後の測位位置との相対位置により表示手段で
    表示させる際に入力されたルートも表示することを特徴
    とする請求項6記載のナビゲーションシステム。
  9. 【請求項9】グロバールポジションニングシステムの人
    工衛星からの電波を受信して現在位置を示す緯度及び経
    度の位置データを少なくとも得る測位手段と、表示手段
    と、表示手段の表示を制御する制御手段とを基本として
    備えたナビゲーションシステムにおいて、表示手段上で
    表示させるカーソルの位置を移動させるカーソル移動手
    段と、入力決定手段とを備え、制御手段には表示手段上
    で表示されているカーソルの位置から最も近い位置にあ
    る地点名称を示す文字列の表示色を変化させる機能と、
    入力決定手段の操作があると表示色を変化させた文字列
    の地点名称を目的地や経路点として設定する機能とを備
    えたことを特徴とするナビゲーションシステム。
  10. 【請求項10】文字選択入力手段を付設し、制御手段は
    文字選択入力手段の操作の度に、カーソル位置に最短距
    離の文字列から距離が近い順に順次文字列の表示色を変
    化させる機能を備えたことを特徴とする請求項9記載の
    ナビゲーションシステム。
  11. 【請求項11】上下左右に操作可能な文字選択入力手段
    を付設し、制御手段は文字選択入力手段の操作の度に、
    操作方向においてカーソル位置に最短距離の文字列から
    距離が近い順に順次文字列の表示色を変化させる機能を
    備えたことを特徴とする請求項9記載のナビゲーション
    システム。
  12. 【請求項12】グロバールポジションニングシステムの
    人工衛星からの電波を受信して現在位置を示す緯度及び
    経度の位置データを少なくとも得る測位手段と、表示手
    段と、表示手段の表示を制御する制御手段とを基本とし
    て備えたナビゲーションシステムにおいて、測定手段と
    位置データを電波を用いて送信する送信手段とからなる
    親機と、表示手段及び制御手段と親機から送信された位
    置データを受信する受信手段を備えた1乃至複数の子機
    とで構成し、子機では受信手段により受信した位置デー
    タから得られた親機の緯度、経度の位置を少なくとも表
    示手段に表示させることを特徴とするナビゲーションシ
    ステム。
  13. 【請求項13】緯度、経度の位置データを入力できる入
    力手段を子機に付設し、制御手段は親機の緯度、経度の
    位置と、当該子機の入力手段で入力された緯度、経度の
    位置から求まる親機と当該子機との間の距離を表示手段
    に表示することを特徴とする請求項12記載のナビゲー
    ションシステム。
  14. 【請求項14】地図情報を格納した記憶手段と、緯度、
    経度の位置データを入力できる入力手段を子機に付設
    し、制御手段は親機の緯度、経度の位置と、当該子機の
    入力手段で入力された緯度、経度の位置とを地図情報と
    共に表示手段に表示することを特徴とする請求項12記
    載のナビゲーションシステム。
JP21910595A 1995-08-28 1995-08-28 ナビゲーションシステム Withdrawn JPH0961178A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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