JPH0960469A - 建設機械の昇降用ガイドレール装置 - Google Patents

建設機械の昇降用ガイドレール装置

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Publication number
JPH0960469A
JPH0960469A JP24540995A JP24540995A JPH0960469A JP H0960469 A JPH0960469 A JP H0960469A JP 24540995 A JP24540995 A JP 24540995A JP 24540995 A JP24540995 A JP 24540995A JP H0960469 A JPH0960469 A JP H0960469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
guide rail
moving body
construction machine
lifting
Prior art date
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Pending
Application number
JP24540995A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Taoka
清 田岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konoike Construction Co Ltd
Original Assignee
Konoike Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Konoike Construction Co Ltd filed Critical Konoike Construction Co Ltd
Priority to JP24540995A priority Critical patent/JPH0960469A/ja
Publication of JPH0960469A publication Critical patent/JPH0960469A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動体の摺動抵抗が小さく、かつ、精度及び
耐久性が高く、さらに、形状を小形化できる建設機械の
昇降用ガイドレール装置を提供すること。 【解決手段】 両側面にレール溝11を形成したレール
本体1の両側に、転動体3を周面に形成した通路21
a,22a内で循環するように配設した移動体2,2
を、該移動体2,2がレール本体1と対峙する側におい
て前記転動体3がレール本体1のレール溝11内に一部
嵌挿されるようにして設け、前記移動体2,2を連結部
材4を介して連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械の昇降用
ガイドレールに関し、例えば、ケーソン内の土砂の掘削
を行う掘削装置をケーソンの内壁に沿って昇降自在に支
持する昇降用ガイドレールや、杭打ち機の杭打ち装置を
リーダに沿って昇降自在に支持する昇降用ガイドレール
等、厳しい環境下において、大きな負荷がかかる箇所に
用いられる建設機械の昇降用ガイドレールに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の建設機械の昇降用ガイド
レールとしては、断面が円形や矩形のレール本体を2本
平行に昇降方向に配設し、このレール本体を囲むように
保持する摺動体を移動体に配設し、この移動体に取り付
けた掘削装置や杭打ち装置等を、ウインチ、油圧機構
等、各種の昇降駆動機構により、移動体と共に昇降する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の建設
機械の昇降用ガイドレール装置の場合、通常、移動体は
片持ちで支持されることから、レール本体と摺動体の摺
接面には、大きな負荷がかかり、厳しい環境下での作業
であることと相俟って、摺動体の摺動抵抗が大きくな
り、容量の大きな昇降駆動機構が必要になると共に、レ
ール本体及び摺動体の摩耗が大きく、昇降用ガイドレー
ル装置の精度及び耐久性が低いという問題点を有してい
た。また、摺動体の精度及び安定度を高めるため、平行
に配設される2本のレール本体は、間隔をできるだけ空
けて設ける必要があり、このため、昇降用ガイドレール
装置の形状が大形化するという問題点を有していた。
【0004】本発明は、上記従来の建設機械の昇降用ガ
イドレール装置の有する問題点を解決し、摺動体の摺動
抵抗が小さく、かつ、精度及び耐久性が高く、さらに、
形状を小形化できる建設機械の昇降用ガイドレール装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の建設機械の昇降用ガイドレール装置は、両
側面にレール溝を形成したレール本体の両側に、転動体
を周面に形成した通路内で循環するように配設した移動
体を、該移動体がレール本体と対峙する側において前記
転動体がレール本体のレール溝内に一部嵌挿されるよう
にして設け、前記移動体を連結部材を介して連結したこ
とを特徴とする。
【0006】上記の構成からなる本発明の建設機械の昇
降用ガイドレール装置は、レール本体の両側に移動体を
配設するに当たり、移動体の周面に形成した通路内で循
環する転動体を介するようにしているため、きわめて簡
易な機構により摺動体の摺動抵抗を低減することができ
る。
【0007】この場合において、レール本体の両側に設
けた移動体の間隔を調節可能に、移動体を連結部材を介
して連結することができる。
【0008】これにより、この昇降用ガイドレールを設
置する建設機械が用いられる環境に応じて移動体の間
隔、すなわち、レール本体と移動体とのクリアランスを
調節することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建設機械の昇降用
ガイドレール装置の実施の形態を、ケーソン内の土砂の
掘削を行う掘削装置をケーソンの内壁に沿って昇降自在
に支持する昇降用ガイドレール装置を例に挙げて説明す
る。
【0010】この昇降用ガイドレール装置は、ケーソン
の内壁8に沿って配設され、ケーソン内の土砂の掘削を
行う掘削装置(図示省略)をケーソンの内壁8に沿って
昇降自在に支持するもので、ケーソンの内壁8に植設し
たアンカーボルト(図示省略)によって、内壁8に充填
材7を介して固定されるレール本体1と、レール本体1
の両側に連結部材4を介してそれぞれ設けられる上下2
組の移動体2,2と、上下の連結部材4を連結する掘削
装置支持部材5等から構成する。
【0011】レール本体1は、長尺の板状の鋼材から構
成し、両側面にレール溝11を形成するとともに、レー
ル本体1を内壁8に固定するためのアンカーボルト挿通
孔12を穿設する。
【0012】移動体2は、矩形の板状の鋼材から構成し
た移動体本体21と、移動体本体21の上下端に配設し
た曲線部材22と、移動体本体21に突設したブラケッ
ト23とから構成する。移動体本体21は、両側面に通
路21aを形成し、その一方の通路21aをカバー21
bで覆うことにより、遮蔽された通路を形成する。曲線
部材22は、移動体本体21の通路21aと連通する遮
蔽された通路22aを有する。ブラケット23には、テ
ーパー状の孔23aを穿設する。
【0013】この移動体2の通路21a,22a内に、
多数の鋼球からなる転動体3を、この通路21a,22
a内で循環するように配設する。隣接する転動体3の間
には、転動体3が互に接触することを防止するととも
に、転動体3が通路21a,22a内で円滑に循環する
ようにリテーナ31を配設する。また、移動体2がレー
ル本体1から外れたときに、移動体本体21のカバー2
1bで覆っていない側の通路21aから、転動体3がこ
ぼれ落ちないように、移動体本体21の適所に磁石24
を配設することが望ましい。
【0014】そして、移動体2,2がレール本体1と対
峙する側、すなわち、移動体本体21のカバー21bで
覆っていない側において、転動体3がレール本体1のレ
ール溝11内に一部嵌挿されるようにして、移動体2,
2を連結部材4を介して連結する。移動体2と連結部材
4とは、移動体2の移動体本体21に突設したブラケッ
ト23に形成したテーパー状の孔23aと、連結部材4
に突設したブラケット41に形成した孔41aとに、テ
ーパーピン6を挿通することにより、一体的に固定す
る。そして、テーパーピン6と連結部材4に突設したブ
ラケット41との間に適宜の厚みを有するスペーサを介
在させることにより、移動体2のブラケット23と連結
部材4のブラケット41との位置関係を調節することが
でき、これにより、レール本体1の両側に設けた移動体
2,2の間隔、すなわち、レール本体1と移動体2との
クリアランスを調節することができる。なお、テーパー
ピン6に代えてストレートピンを用いた場合であって
も、ストレートピンに移動体2のブラケット23を位置
調節可能に固定することができるように構成すること等
により、移動体2のブラケット23と連結部材4のブラ
ケット41の位置関係を調節することができる。
【0015】上記の昇降用ガイドレール装置は、レール
本体1の両側に移動体2を配設するに当たり、移動体2
の通路21a,22a内で循環する転動体3を介するよ
うにしているため、移動体2,2を連結する上下の連結
部材4を連結する掘削装置支持部材5に取り付けた掘削
装置を、ウインチ、油圧機構等、各種の昇降駆動機構
(図示省略)により、移動体2,2と共に昇降する摺動
体2の摺動抵抗を低減することができる。
【0016】また、レール本体1と移動体2とのクリア
ランスを調節することができるため、使用環境に応じた
クリアランスに設定して装置を使用することができる。
【0017】なお、レール本体1のレール溝11の形
状、移動体2の構造、移動体2の通路21a,22aの
形状、転動体3の形状、移動体2のブラケット23と連
結部材4のブラケット41との固定構造等は、上記のも
のに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更
することができる。
【0018】以上、本発明の建設機械の昇降用ガイドレ
ール装置を、ケーソン内の土砂の掘削を行う掘削装置を
ケーソンの内壁に沿って昇降自在に支持する昇降用ガイ
ドレール装置に適用した例について説明したが、本発明
を適用可能な対象はこれに限定されず、杭打ち機の杭打
ち装置をリーダに沿って昇降自在に支持する昇降用ガイ
ドレール等、厳しい環境下において、大きな負荷がかか
る箇所に用いられる建設機械の昇降用ガイドレールに広
く使用することができる、汎用性を有するものである。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の建設機械の昇降用ガイド
レール装置によれば、きわめて簡易な機構により摺動体
の摺動抵抗を低減することができる。これにより、レー
ル本体と移動体とのクリアランスを小さく設定できると
ともに、部材の摩耗量を低減できるため、昇降用ガイド
レール装置の精度及び耐久性を向上することができ、ま
た、レール本体の幅を小さくでき、昇降用ガイドレール
装置の形状を小形化することができる。
【0020】また、請求項2記載の建設機械の昇降用ガ
イドレール装置によれば、昇降用ガイドレールを設置す
る建設機械が用いられる環境に応じて、移動体の間隔、
すなわち、レール本体と移動体とのクリアランスを調節
することができ、昇降用ガイドレール装置の精度及び耐
久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の昇降用ガイドレール装置の
概略平面図である。
【図2】本発明の建設機械の昇降用ガイドレール装置を
示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図3】本発明の建設機械の昇降用ガイドレール装置の
要部を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図4】図3(b)のA−A線断面図である。
【図5】図3(b)のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 レール本体 11 レール溝 2 移動体 21 移動体本体 21a 通路 22 曲線部材 23 ブラケット 22a 通路 3 転動体 4 連結部材 41 ブラケット 5 掘削装置支持部材 6 テーパーピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側面にレール溝(11)を形成したレ
    ール本体(1)の両側に、転動体(3)を周面に形成し
    た通路(21a,22a)内で循環するように配設した
    移動体(2,2)を、該移動体(2,2)がレール本体
    (1)と対峙する側において前記転動体(3)がレール
    本体(1)のレール溝(11)内に一部嵌挿されるよう
    にして設け、前記移動体(2,2)を連結部材(4)を
    介して連結したことを特徴とする建設機械の昇降用ガイ
    ドレール装置。
  2. 【請求項2】 前記レール本体(1)の両側に設けた移
    動体(2,2)の間隔を調節可能に、移動体(2,2)
    を連結部材(4)を介して連結したことを特徴とする請
    求項1記載の建設機械の昇降用ガイドレール装置。
JP24540995A 1995-08-29 1995-08-29 建設機械の昇降用ガイドレール装置 Pending JPH0960469A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24540995A JPH0960469A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 建設機械の昇降用ガイドレール装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP24540995A JPH0960469A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 建設機械の昇降用ガイドレール装置

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Publication Number Publication Date
JPH0960469A true JPH0960469A (ja) 1997-03-04

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ID=17133230

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JP24540995A Pending JPH0960469A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 建設機械の昇降用ガイドレール装置

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JP (1) JPH0960469A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011026802A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Daiho Constr Co Ltd 締切用止水壁体及びこれを用いた締切工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011026802A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Daiho Constr Co Ltd 締切用止水壁体及びこれを用いた締切工法

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