JPH0959877A - 衣類等の洗濯後仕上げ剤 - Google Patents

衣類等の洗濯後仕上げ剤

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JPH0959877A
JPH0959877A JP23596895A JP23596895A JPH0959877A JP H0959877 A JPH0959877 A JP H0959877A JP 23596895 A JP23596895 A JP 23596895A JP 23596895 A JP23596895 A JP 23596895A JP H0959877 A JPH0959877 A JP H0959877A
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JP
Japan
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finishing agent
post
animal bone
washing
clothes
Prior art date
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JP23596895A
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English (en)
Inventor
Sanai Fujita
佐内 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱臭、抗菌、殺菌等の諸機能を発揮するとと
もに、洗浄効果を助長し、かつその排水によって自然環
境を破壊することのない洗濯後仕上げ剤を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 衣類等の洗濯後仕上げ剤100重量部に
対して、150〜250メッシュの動物骨粉を3〜30
重量部、好ましくは5〜25重量部配合した、衣類等の
洗濯後仕上げ剤である。この場合の動物骨粉には、焼成
した硬骨を主体とする牛、馬、羊の骨を粉砕したものを
好適に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯した肌着その
他の衣類や敷布その他の寝具等を仕上げるための洗濯後
仕上げ剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衣類、敷布等を洗濯した後、肌着
その他の皮膚に接触するものに対しては、柔軟仕上げ剤
が、また、シャツ類、浴衣、シーツ、ベッドカバー等に
対しては、ぱりっと仕上げるための、古来の洗濯糊に相
当する硬化仕上げ剤のような各種仕上げ剤が使用されて
いる。
【0003】このような洗濯仕上げ剤は、限られた条件
のもとで所期の目的とする仕上げ効果を発揮するもの
の、抗菌や防臭の点からみれば必ずしも満足な効果を発
揮していない。
【0004】また、洗濯後仕上げ剤は、洗剤の場合と同
様に、いわゆる生活排水として、浄化装置を経て、また
は直接河川に放流され、自然環境に大きな影響を与える
ことが指摘されている。
【0005】したがって、当該物質単独で、または他の
何らかの物質と作用して、自然破壊をもたらすような物
質が使用される事態も回避しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、脱臭、抗菌、殺菌等の諸機能を
発揮するとともに、洗浄効果を助長し、かつその排水に
よって自然環境を破壊することのない洗濯後仕上げ剤を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、衣類等の洗濯
後仕上げ剤100重量部に対して、150〜250メッ
シュの動物骨粉を5〜25重量部、好ましくは10〜2
0重量部配合した、衣類等の洗濯後仕上げ剤であること
を特徴とする。
【0008】この場合の動物骨粉の配合量は、5重量部
より少ないと、効果が希薄となる。反対に25重量部よ
り多いと、所要濯ぎ時間が長くなる上、効果が飽和して
不経済となる。
【0009】また本発明において使用される動物骨粉
は、牛、馬、羊の硬骨が主体の動物骨粉とすることがで
きる。
【0010】さらに本発明において使用される動物骨粉
は、動物生骨を煮沸し、900℃〜1100℃前後の高
温で焼成し、破砕して得られたものとすることができ
る。
【0011】本発明によれば、洗濯後仕上げ処理の間、
洗浄作用を助長することができる。また、前記洗濯後仕
上げ剤本来の効果をなんら阻害しない。
【0012】さらに、洗濯後仕上げ剤に配合される前記
動物骨粉は、水不溶性であり、仕上げ後の衣類、寝具類
に対して部分的に残留し、その後も殺菌、抗菌、消臭効
果を発揮する。
【0013】本発明にかかる洗濯後仕上げ剤に配合され
る前記動物骨粉は、アルカリミネラルであるため、自然
環境に優しく、河川の水質汚濁や湖沼の富栄養化現象等
を引き起こすおそれがない。
【0014】このような効果を発揮するのは、以下のよ
うな理由によるものと解される。すなわち、本発明にか
かる洗濯後仕上げ剤に配合される動物骨粉は、アルカリ
性のカルシウムであり、アルカリイオン化作用を発揮す
る。したがって、洗濯機等による仕上げ処理の間、槽内
の水をミネラル化する。
【0015】その結果、槽内の水をアルカリ性に変換し
あるいは中性化するので、洗濯水中の酵素分解を促進
し、洗濯物の繊維中に入り込んでいる脂肪分の溶出を助
ける。そのため、洗濯後仕上げ作用の間も、洗浄効果を
助長する。
【0016】本発明において、動物骨粉を洗濯後仕上げ
剤に配合する方法は、格別限定されない。洗濯後仕上げ
剤の製造過程がバッチ式で行われる場合には、当該製造
過程の適宜部分、例えば、製造行程の終了間近、または
終了後に所定量を一時に、あるいは数次に分けて混入
し、均質な分散状態となるように攪拌すればよい。
【0017】また、洗濯後仕上げ剤の製造過程が連続式
である場合には、製造プロセスの適宜段に動物骨粉供給
部を設け、所定量を連続的に供給するように構成するこ
とができる。これらいずれの場合にも、微粉末の取扱い
難さを考慮して、適当な溶媒に一旦溶解せしめておき、
この動物骨粉入り溶媒を混入するように構成することが
できる。
【0018】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について詳
細に説明する。
【0019】本発明で用いる動物骨粉は、従来屠殺場等
でほとんど廃棄されており、通常は大形廃棄物として厄
介者扱いされている骨、特に牛、馬、羊等の硬骨が主体
の動物の骨であり、ここでは牛の生骨を次のように処理
して得た。
【0020】生骨を焼成しやすい大きさに切断し、煮沸
し、900℃〜1100℃前後で焼成する。骨に骨成分
以外のゼラチン、脂肪、蛋白質、にかわ等の有機物が残
存すると酸化腐敗の原因となるので、これを確実に除去
する必要がある。
【0021】上記煮沸工程によって、骨の外側のみなら
ず気孔内に付着している有機物を骨から大方分離除去す
ることができる。
【0022】その上で上記焼成工程を通すことによっ
て、残存する有機物を完全に除去することができ、同時
に骨中の湿度 (水分) を数%以下、好ましくはほぼ0%
にまで低下させることができる。
【0023】上記焼成条件によれば、骨は白骨化して無
数の気孔を有した原形組織状態を維持する。上記焼成冷
却後、この骨を破砕して骨粉とする。
【0024】上記骨粉は、生骨の場合、原料の生骨に比
して重量比約40%の収量が得られる。粒子は、カルシ
ウム(約33重量%)を主成分とし、リン(約16.7
重量%) 、バリウム (約1.03重量%) 、ナトリウム
(約0.76重量%) 、イオウ (約0.64重量%) 、
他にマグネシウム、カリウム、塩素、アミン、鉄等から
なっており、粒子の内外にわたって無数微小気孔が連通
存在しており、アルカリ性であり、イオン作用を発揮す
る。
【0025】上記したように、洗濯後仕上げ剤に配合し
混入する動物骨粉の粒子は、その内外にわたって連通存
在する無数の微小気孔のために熱に反応して水分、臭い
等の吸着性と共に、吸熱、放熱の働きが極めて強い。更
に、該牛骨粉はアルカリ性のため乾燥を促進する働きが
あると共に、殺菌効果を有する。
【0026】この場合の該動物骨粉は、粉砕装置にかけ
て100〜300メッシュ、更に好ましくは150〜2
50メッシュとしたものが望ましい。
【0027】本実施例においては、柔軟系洗濯後仕上げ
剤に対する前記牛骨粉の配合は次のように行った。
【0028】先ず、50℃〜100℃、更に好ましくは
60℃〜90℃前後の水に、水約70〜90重量部に対
して前記動物骨粉約30〜10重量部、更に好ましくは
水80〜90重量部に対して前記動物骨粉約20〜10
重量部を混ぜ合わせた溶液を用意した。
【0029】この溶液を洗濯後仕上げ剤100重量部に
対して、動物骨粉が10重量部となるように配合し、十
分に攪拌した。
【0030】このようにして得られた洗濯後仕上げ剤に
よれば、洗濯後に該仕上げ剤を通常の仕上げ剤と同様に
添加して仕上げ処理を行うことにより、動物骨粉の一部
は、洗濯物に付着する。その結果、濯ぎの間も濯ぎ水を
アルカリ性または中性にし、酵素分解を促進して脂肪分
の分離を進め、洗浄作用が助長される。
【0031】また、濯ぎ後に洗濯物に微量残留する動物
骨粉に対する体温等の温度変化に応じて生ずる、該動物
骨粉の放熱作用で放出されるアルカリ性ガスのイオン作
用により殺菌、抗菌および脱臭等の効果が促進される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る洗濯
後仕上げ剤は、仕上げ処理ならびに濯ぎ処理の間に洗浄
作用を助長する作用を発揮する。さらに、乾燥後の洗濯
物に対して、殺菌・防カビ・脱臭機能を有する。
【0033】従って、本発明に係る洗濯後仕上げ剤の使
用により、抗菌、殺菌、消臭等の効果が発揮されること
から、洗濯物の清潔さが保たれ、小児喘息その他の各種
アレルギーの予防にも顕著な効果を発揮する。
【0034】また、本発明に係る洗濯後仕上げ剤に配合
される動物骨粉は天然のアルカリミネラルであるため、
自然環境に悪影響を与えることはなく、河川や湖沼にお
ける水質汚濁、富栄養化等の公害や自然破壊等の発生が
抑制される。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類等の洗濯後仕上げ剤100重量部に
    対して、150〜250メッシュの動物骨粉を5〜25
    重量部配合したことを特徴とする衣類等の洗濯後仕上げ
    剤。
  2. 【請求項2】 前記洗濯後仕上げ剤に配合せしめられる
    動物骨粉が、牛、馬、羊の硬骨が主体の動物骨粉である
    ことを特徴とする請求項1に記載の衣類等の洗濯後仕上
    げ剤。
  3. 【請求項3】 前記動物骨粉が、動物生骨を煮沸し、9
    00℃〜1100℃前後で焼成し、破砕して得られたも
    のであることを特徴とする請求項1または2のいずれか
    に記載の衣類等の洗濯後仕上げ剤。
  4. 【請求項4】 前記洗濯後仕上げ剤が、柔軟仕上げ剤で
    あることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の衣類等の洗濯後仕上げ剤。
  5. 【請求項5】 前記洗濯後仕上げ剤が、硬化仕上げ剤で
    あることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の衣類等の洗濯後仕上げ剤。
JP23596895A 1995-08-23 1995-08-23 衣類等の洗濯後仕上げ剤 Pending JPH0959877A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004003040A (ja) * 2001-04-25 2004-01-08 Sekisui Chem Co Ltd アレルゲン低減化繊維
US8404793B2 (en) 2004-01-07 2013-03-26 Sekisui Chemical Co., Ltd. Allergen suppressor, allergen-suppression processed fiber and method of producing the same

Cited By (3)

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JP2004003040A (ja) * 2001-04-25 2004-01-08 Sekisui Chem Co Ltd アレルゲン低減化繊維
US8404793B2 (en) 2004-01-07 2013-03-26 Sekisui Chemical Co., Ltd. Allergen suppressor, allergen-suppression processed fiber and method of producing the same
US8436119B1 (en) 2004-01-07 2013-05-07 Sekisui Chemical Co., Ltd. Allergen suppressor, allergen-suppression processed fiber and method of producing the same

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