JPH0959258A - グアニジル誘導体 - Google Patents

グアニジル誘導体

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JPH0959258A
JPH0959258A JP7225989A JP22598995A JPH0959258A JP H0959258 A JPH0959258 A JP H0959258A JP 7225989 A JP7225989 A JP 7225989A JP 22598995 A JP22598995 A JP 22598995A JP H0959258 A JPH0959258 A JP H0959258A
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JP
Japan
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ethyl acetate
compound
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Pending
Application number
JP7225989A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Matsui
敏明 松井
Tadashi Tatsumi
正 辰巳
Shuichi Ouchida
修一 大内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ono Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ono Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I)の化合物及びその塩(式中、Zは
S、O、NR2(R2はH、アルキル);R1はH、アル
キル、アシル;Aは単結合、アルキレン等;式(II)の
基は(1) 式(III)の基(R3はH、アルキル、アシル;R
4はアルキル)、(2)式(IV)の基(R5はアルキル、OR6
(R6はH、アルキル、アシル等)、ハロゲン、フェニ
ル、フェニルアルキル)又はベンゼン環が縮合している
前記の環、(3) 式(V) の基(R7はアルキル、フェニ
ル、フェニルアルキル))。 【化1】 【効果】 式(I)の化合物はメイラード反応阻害作用
及び/又は抗酸化作用を有し、冠動脈性心疾患、末梢循
環障害、脳血管障害、糖尿病性神経症、腎症、動脈硬
化、関節硬化症、白内障、網膜症、アテローム性動脈硬
化症、糖尿病、心筋梗塞、炎症、消化器疾患、癌等又は
過酸化脂質産生が原因となる種々の疾患(動脈硬化、糖
尿病、心筋梗塞等)の治療及び/又は予防に有用であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬として有用なグアニ
ジル誘導体に関する。さらに詳しく言えば、本発明は 1)一般式(I)
【化9】 (式中、すべての記号は後記と同じ意味を表わす。)で
示されるグアニジル誘導体、それらの酸付加塩、 2)それらの製造方法、および 3)それらを有効成分として含有する薬剤に関する。
【0002】
【発明の背景】1912年、メイラード(Maillard)は、ア
ミノ酸と還元糖の混合物を加熱すると褐色に着色する現
象に注目して報告した[Maillard,L.C., Compt. Rend.
Soc. Bio., 72, 599 (1912)]。これはアミノ酸と糖と
の反応によるものであり、その後この反応が生体内でも
起こりうることを示唆した。1968年に至り、ラーバー
(Rahbar)はヘモグロビンの小成分であるHbA1cが
糖尿病患者において増加することを報告した[Rahbar.
S., Clin. Chim. Acta.,22, 296 (1968)]。後にこのH
bAIcの化学構造はβ鎖N末端バリンにグルコースが
アマドリ(Amadori)転位した型で結合していること[K
oenig,R.J., Blobstein,S.H., & Cerami,A., J. Biol.
Chem., 252, 2992 (1977)]、およびこの反応は非酵素
的(nonenzymatic)に起こること[Stevens,V.J., Vlas
sara,H., Abati,A., & Cerami,A., J.Biol. Chem., 25
2, 2998 (1977)]などが明らかにされたことによってメ
イラード反応が生体内で起こっていることが確認され
た。
【0003】メイラード反応は、その初期段階としてま
ず還元糖とタンパク質のアミノ基がグリコシレーション
(glycosylation)を起こし、アマドリ転位生成物を形
成することに始まる。これがさらに進行するとタンパク
質は架橋重合[この重合物を進行したグリコシル化生成
物(Advanced Glycosylation End products;AGEと
略記する。)という。]し、その溶解度が低下し、プロ
テアーゼの作用を受けにくくなり、やがて蛍光が発生
し、褐色に着色してくる。AGE生成のメカニズムは種
々提唱されているが、例えばブラウンリー(Brownlee)ら
によると以下の通りである(Brownlee,M. et al., Scie
nce, 232, 1629 (1986))。
【0004】
【化10】
【0005】メイラード反応は健常人においても見られ
る現象であるが、血糖値が上昇する糖尿病患者や、代謝
回転の遅いタンパク質部位において顕著に見られる。例
えば、ヘモグロビンでは糖尿病マウスは正常マウスの2.
7 倍のグリコシル化が起こっており[Monnier,V.M. et
al., the Maillard Reaction in Foods and Nutrition,
ACS Symposium Series, 215, 432, Am. Chem. Soc., W
ashington D.C. (1983)]、また血清アルブミンでも糖
尿病患者においてはグリコシル化が亢進している[Guth
row,C.E. et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S. 76, 4
258 (1979)]。さらにグリコシル化した血清タンパク質
をマウスに繰り返し12週間にわたって静注すると典型
的な糖尿病性腎臓障害が現れること[Monnier,V.M. et
al., Clin. Endocrinol. Metab., 11, 431 (1982)]が
判明している。
【0006】眼球レンズのクリスタリンは、いったん生
合成されると全く代謝回転しない特殊なタンパク質であ
る。このクリスタリンにおいてグリコシル化が起こる
と、立体構造に変化が生じ、分子内SH基に酵素が関与
してS−S結合が形成され高分子化することが認められ
た。ラットの糖尿病生白内障の場合、グルコースとの結
合は正常の10倍にも達し、分子内S−S結合も増加す
る[Monnier,V.M. & Cerami, A. Clin, Endocrinol. Me
tab, 11, 431 (1982)]。
【0007】クリスタリンのグリコシル化に伴って重
合、不溶性化、蛍光発生と黄色〜褐色の着色が起こって
おり、このような変化は加齢によるレンズの変化とよく
符合している[Chiou,S.H., Chylack,L.T.Jr., Tung,W.
H., & Bunn,F., J. Biol. Chem. 256, 5176 (1981)]。
【0008】結合組織に存在するコラーゲン、エラスチ
ンはリジンとヒドロキシリジンに富むタンパク質であ
り、また代謝回転も遅く、腎糸球体基底膜、皮膚腱など
でグルコースとの結合物の存在が見出されており[Monn
ier,V.M., Stevens,V.J., & Cerami,A., Maillard Reac
tions in Food, Prog. Food Nutr. Sci. 5, 315, Perga
mon Press, London]、血管壁の硬化にも関連があると
考えられている[Rosenburg,H., Modrak,J.B., Hassin
g,J.M., Al-Turk,W.A., & Stohs,S.J., Biochem. Bioph
ys. Res. Commun., 91, 498 (1979)]。また、糖尿病性
神経疾患の原因として、神経ミエリンタンパク質の非酵
素的グリコシル化が考えられる[Monnier,V.M. et al.,
Clin. Endocrinol. Metab. 11, 431 (1982)]。
【0009】このように、メイラード反応は糖尿病の種
々の合併症だけでなく、加齢(老化)に伴う種々の疾患
にも関与しているものと考えられている。また、最近の
研究では、蛋白のグリコシル化にフリーラジカルが関与
している可能性があることが報告されている[Diabete
& Metabolism (Paris), 14, 25-30(1988)]。
【0010】
【従来の技術】以上のような背景のもとに、最近メイラ
ード反応を阻害する物質の検索が行なわれている。例え
ば、ブラウンリーらはアミノグアニジンがインビトロ(i
n vitro)において、メイラード反応を阻止すること、さ
らにアミノグアニジンを糖尿病ラットに投与すると動脈
壁におけるAGEの生成が抑制されることを示した[Br
ownlee,M. et al., Science, 232, 1629 (1986)]。そ
してその作用メカニズムとして求核性ヒドラジン化合物
であるアミノグアニジンのアミノ基(グアニジノ基に結
合した)がアマドリ転位生成物中の活性カルボニル基を
封鎖し、アマドリ転位生成物がさらに架橋重合されるこ
とを阻止するためであるとしている。
【0011】さらに特開昭62−142114号明細書
では、アマドリ転位生成物中の活性カルボニル基と反応
しうる活性窒素含有基(グアニジノ基に結合したアミノ
基)を有する化合物からなる二次グリコシル化最終産物
の生成を抑制する組成物が示唆されており、具体的には
アミノグアニジン、α−ヒドラジノヒスチジンおよびリ
ジンが開示されている。
【0012】また、特開平7−133264号明細書に
は、一般式(A)
【化11】
【0013】(式中、R1Aは水素原子、低級アルコキシ
カルボニル低級アルキル基等を表わし、R2Aはアミノ
基、置換フェニルスルホニルアミノ基または−N=R4A
基(基中、R4Aは低級アルキリデン基、低級シクロアル
キリデン基、フェニル低級アルキリデン基等を表わ
す。)を表わし、R3Aは水素原子、低級アルキル基、低
級アルケニル基、フェニル低級アルコキシ低級アルキル
基、水酸基を有することのあるフェニル基、5員もしく
は6員の不飽和低級ヘテロ環低級アルキル基、−N(R
6A)R7A基(基中、R6Aは低級アルキル基、カルボキシ
低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキ
ル基、6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−
2−クロマニル−メチルオキシ基等を表わし、R7Aは水
素原子または低級アルキル基を表わす。)、または
【0014】
【化12】 (基中、BAは低級アルキレン基を表わし、R8Aは水酸
基、ニトロ基、アミノ基、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、フェノキシ基、フェニル低級ア
ルキル基、低級アルキルチオ基、フェニル低級アルキル
チオ基等を表わし、nは0または1〜3を表わす。)を
表わし、XAは−S−または−N(R10A)−(R10A
水素原子、または低級アルコキシカルボニル低級アルキ
ル基を表わす。)を表わし、
【0015】
【化13】 が単結合を表わす場合は、AAはカルボニル基を表わ
し、
【化14】 が二重結合を表わす場合は、AAは=C(R11A)−(R
11Aは低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級
アルキル基等を表わす。)を表わす。)で示される化合
物がメイラード反応阻害剤として開示されている。
【0016】
【発明の目的】本発明者らは、メイラード反応に対して
優れた抑制作用を有し、かつ安全性の高い新規な化合物
を見出すべく研究を行ない、一般式(I)で示されるグ
アニジル誘導体が目的を達成することを見出した。ま
た、該誘導体が抗酸化作用をも併せ持つことも見出し
た。
【0017】
【従来技術との比較】本発明化合物のグアニジル誘導体
は、これまでまったく知られていない新規な化合物であ
る。詳しく説明すると、従来技術中、式(A)で示され
る化合物はチアゾールまたはイミダゾール環を有する化
合物である。しかし、それらの環の2位に置換している
基はヒドラジノ(R2Aがアミノ基の場合)または置換ヒ
ドラジノ基(R2Aが置換フェニルスルホニルアミノ基ま
たは−N=R4Aの場合)である。それに対し、本発明化
合物はチアゾール、オキサゾールまたはイミダゾール環
の2位にグアニジル基を必須とする化合物である。よっ
て、本発明化合物は式(A)で示される化合物とは、全
く異なる構造を有する化合物であると言える。また、本
発明化合物は、抗酸化作用を併せ持つ点からも、前記式
(A)で示される化合物とは異なると言える。
【0018】
【発明の開示】本発明は 1)一般式(I)
【化15】
【0019】(式中、Zは硫黄原子、酸素原子またはN
2(基中、R2は水素原子またはC1〜4のアルキル基
を表わす。)を表わし、R1は水素原子、C1〜4のア
ルキル基またはC2〜5のアシル基を表わし、Aは単結
合、C1〜8のアルキレン基、1個の炭素原子が1個の
硫黄原子または酸素原子に置き換わっているC2〜8の
アルキレン基を表わし、
【0020】
【化16】 (基中、R3は水素原子、C1〜4のアルキル基または
C2〜5のアシル基を表わし、lは0または1〜10を
表わし、R4はC1〜4のアルキル基を表わし、pは0
または1〜2を表わす。)、
【0021】
【化17】 (基中、R5はC1〜7のアルキル基、OR6基(基中、
6は水素原子、C1〜4のアルキル基、C2〜5のア
シル基、フェニル基またはフェニル−C1〜4アルキル
基を表わす。)、ハロゲン原子、フェニル基またはフェ
ニル−C1〜4アルキル基、C5〜7のシクロアルキル
基またはC5〜7のシクロアルキル−C1〜4アルキル
基を表わし、mは0または1〜5を表わす。)またはベ
ンゼン環が縮合している上記の環、または
【0022】
【化18】 (基中、R7はC1〜7のアルキル基、フェニル基または
フェニル−C1〜4アルキル基、C5〜7のシクロアル
キル基またはC5〜7のシクロアルキル−C1〜4アル
キル基を表わし、nは0または1〜3を表わす。)を表
わす。
【0023】また、
【化19】 (式中、R8はC1〜7のアルキル基、フェニル基また
はフェニル−C1〜4アルキル基、C5〜7のシクロア
ルキル基またはC5〜7のシクロアルキル−C1〜4ア
ルキル基を表わし、qは0または1〜3を表わす。)を
表わす。
【0024】ただし、(i)A中、硫黄原子または酸素
原子が
【化20】 に直接、結合することはなく、(ii)
【化21】 が(1)の場合、A中、硫黄原子または酸素原子が
【化22】 に直接、結合することはない。)で示されるグアニジル
誘導体、それらの酸付加塩、 2)それらの製造方法、および 3)それらを有効成分として含有する薬剤に関する。
【0025】一般式(I)中、R1、R2、R3、R4およ
びR6で示されるC1〜4のアルキル基とは、メチル、
エチル、プロピル、ブチル基およびこれらの異性体基で
ある。一般式(I)中、R1、R3およびR6で示される
C2〜5のアシル基とは、アセチル、プロピオニル、ブ
チリル、バレリル基およびこれらの異性体基である。一
般式(I)中、R5、R6、R7およびR8で示されるフェ
ニル−C1〜4アルキル基とは、フェニル基1個によっ
て置換されたメチル、エチル、プロピル、ブチル基およ
びこれらの異性体基である。一般式(I)中、R5、R7
およびR8で示されるC1〜7のアルキル基とは、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、
ヘプチル基およびそれらの異性体基である。
【0026】一般式(I)中、Aで示されるC1〜8の
アルキレン基とはメチレン、エチレン、トリメチレン、
テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘ
プタメチレン、オクタメチレン基およびこれらの異性体
基である。一般式(I)中、Aで示される1個の炭素原
子が1個の硫黄原子または酸素原子に置き換わったC2
〜8のアルキレン基とはエチレン、トリメチレン、テト
ラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタ
メチレン、オクタメチレン基およびこれらの異性体基中
の炭素原子1個が硫黄原子または酸素原子1個と置き換
わったものである。一般式(I)中、R5で示されるハ
ロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素
が挙げられる。
【0027】本発明においては、明細書中および構造式
において特に指示しない限り異性体はこれをすべて包含
する。例えば、アルキル基、アルキレン基およびアルケ
ニレン基には直鎖のもの、分枝鎖のものが含まれ、アル
ケニレン基中の二重結合中の二重結合は、E、Zおよび
EZ混合物であるものを含む。また、分枝鎖のアルキル
基が存在する場合等の不斉炭素原子の存在により生ずる
異性体も含まれる。
【0028】また本発明中、
【化23】 で示される基は、下記に示すように互変異性が存在す
る。
【0029】
【化24】
【0030】よって、
【化25】 で示される基は、上記のa、bおよびcのすべての基を
表わす。
【0031】
【塩】一般式(I)で示される化合物は、所望により公
知の方法で酸付加塩に変換される。酸付加塩は非毒性か
つ水溶性であることが好ましい。適当な酸付加塩として
は、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫
酸塩、リン酸塩、硝酸塩のような無機酸塩、または酢酸
塩、乳酸塩、酒石酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、メタ
ンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホ
ン酸塩、トルエンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、グル
クロン酸塩、グルコン酸塩のような有機酸塩が挙げられ
る。酸付加塩は、一般式(I)で示される化合物を公知
の方法、例えば適当な溶媒中で所望の酸と理論量ずつ反
応させることにより得られる。
【0032】
【本発明の具体的な化合物】本発明の好ましい化合物と
しては、以下の一般式(I−A1)、(I−A2)、
(I−A3)、(I−A4)、(I−B1)、(I−B
2)、(I−B3)、(I−B4)、(I−C1)、
(I−C2)、(I−C3)、または(I−C4)で示
される化合物および実施例の化合物が挙げられる。
【0033】
【化26】
【0034】
【化27】
【0035】
【化28】
【0036】
【化29】
【0037】
【化30】
【0038】
【化31】
【0039】
【化32】
【0040】
【化33】
【0041】
【化34】
【0042】
【化35】
【0043】
【化36】
【0044】
【化37】
【0045】具体的な化合物としては、以下の表1〜2
4で示される化合物および実施例の化合物が挙げられ
る。なお、表中、Meはメチル基を表わし、t−Buは
ターシャリーブチル基を表わし、Phはフェニル基を表
わし、Bzはベンジル基を表わす。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】
【表7】
【0053】
【表8】
【0054】
【表9】
【0055】
【表10】
【0056】
【表11】
【0057】
【表12】
【0058】
【表13】
【0059】
【表14】
【0060】
【表15】
【0061】
【表16】
【0062】
【表17】
【0063】
【表18】
【0064】
【表19】
【0065】
【表20】
【0066】
【表21】
【0067】
【表22】
【0068】
【表23】
【0069】
【表24】
【0070】
【本発明化合物の製造方法】一般式(I)で示される本
発明化合物中、(1)一般式(IA)
【化38】
【0071】[式中、
【化39】
【化40】 と同じ意味を表わすが、
【化41】 中のR3がC1〜4のアルキル基、C2〜5のアシル基
または酸で除去できる基(例えば、C2〜4のアルコキ
シアルキル基)を表わし、R6がC1〜4のアルキル
基、C2〜5のアシル基、フェニル基、フェニル−C1
〜4アルキル基または酸で除去できる基(例えば、C2
〜4のアルコキシアルキル基)を表わすものとし、AZ
はAと同じ意味を表わすが、硫黄原子がアルキレンを介
して
【化42】 に結合している場合を除くものとし、その他の記号は前
記と同じ意味を表わす。]で示される化合物は、一般式
(IIa)
【0072】
【化43】 (式中、RXはハロゲン原子またはアセチルオキシ基を
表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)ま
たは一般式(IIb)
【0073】
【化44】 (式中、Xはハロゲン原子を表わし、その他の記号は前
記と同じ意味を表す。)で示される化合物と一般式(II
Ia)
【化45】 (すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示され
る化合物または一般式(IIIb)
【化46】 (すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示され
る化合物と反応させるか、あるいはR3またはR6が酸で
除去できる基である場合は、引き続いて酸処理を行なう
ことによって製造することができる。
【0074】また、(2)一般式(I)で示される本発
明化合物中、一般式(IB)
【化47】
【0075】(式中、AaはC1〜6のアルキレン基を表
わし、Eは硫黄原子または酸素原子を表わし、rは1〜
6の整数を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表
わす。ただし、Aaと(CH2)rとの炭素原子の合計数
は7以下である。)で示される化合物は、一般式(IV)
【0076】
【化48】 (式中、R9は水酸基またはアセチルチオ基を表わし、
その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される
化合物と、一般式(V)
【化49】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物と反応させるか、あるいは
【化50】 中のR3またはR6が酸で除去できる基である場合は、引
き続いて酸処理を行なうことによって製造することがで
きる。
【0077】また、(3)一般式(I)で示される本発
明化合物中、一般式(IC)
【化51】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物は、一般式(VI)
【化52】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物と、一般式(IIIa)
【化53】 (すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示され
る化合物と反応させることによって製造することができ
る。
【0078】一般式(IIa)または(IIb)と一般式
(IIIa)との反応は公知であり、例えば、アルコール
性溶媒(メタノール、エタノール等)中、80〜120
℃の温度で反応させることにより行なわれる。一般式
(IIa)または(IIb)と一般式(IIIb)との反応は
公知であり、例えば、アルコール性溶媒(メタノール、
エタノール等)中、酸(塩酸等)存在下、10〜40℃
で反応させることにより行なわれる。酸による処理は、
アルコール性溶媒(メタノール、エタノール等)中、有
機酸(酢酸、トリフルオロ酢酸等)もしくは無機酸(塩
酸、硫酸等)存在下で反応させることによって行なわれ
る。一般式(IV)と一般式(V)との反応は公知であ
り、例えば、アルコール性溶媒(メタノール、エタノー
ル等)中、塩基(ナトリウムエトキシド等)存在下で反
応させることによって行なわれる。一般式(VI)と一般
式(IIIa)との反応は公知であり、例えば、アルコー
ル性溶媒(メタノール、エタノール等)中、酸(塩酸
等)存在下で反応させることによって行なわれる。
【0079】出発原料として用いた一般式(IIa)、
(IIb)および(IV)で示される化合物は、反応工程式
1〜8に示した方法、または公知の方法、例えば、本明
細書記載の方法により製造することができる。
【0080】
【化54】
【0081】
【化55】
【0082】
【化56】
【0083】
【化57】
【0084】
【化58】
【0085】
【化59】
【0086】
【化60】
【0087】
【化61】
【0088】
【化62】
【0089】
【化63】
【0090】
【化64】
【0091】反応工程式中、Abは、単結合またはC1
〜8のアルキレン基を表わし、Ab1は、C7または8の
アルキレン基を表わし、Ab2は、C5または6のアルキ
レン基を表わし、Abbは、単結合またはC1〜6のアル
キレン基を表わし、Acは、単結合またはC1〜8のア
ルキレン基を表わし、Ac1は、C1〜7のアルキレン基
を表わし、Ac2は、C2〜8のアルキレン基を表わし、
dは、C1〜6のアルキレン基を表わし、Aeは、C1
〜6のアルキレン基(ただし、AdとAeの炭素の合計数
は7以下である。)を表わし、Afは、単結合またはC
1〜6のアルキレン基を表わし、Agは、C1〜7のア
ルキレン基(ただし、AfとAgの炭素の合計数は7以下
である。)を表わし、Ahは、C1〜7のアルキレン基
を表わし、Aiは、C1〜6のアルキレン基を表わし、
jは、C2〜8のアルケニレン基を表わし、
【0092】R3aは、C1〜4のアルキル基またはC2
〜5のアシル基または酸で除去できる基(例えば、C2
〜4のアルコキシアルキル基)を表わし、R5aはC1〜
7のアルキル基、OR6a基(基中、R6aはC1〜4のア
ルキル基、C2〜5のアシル基、酸で除去できる基(例
えば、C2〜4のアルコキシアルキル基)、フェニル基
またはフェニル−C1〜4アルキル基を表わす。)、ハ
ロゲン原子、フェニル基またはフェニル−C1〜4アル
キル基を表わし、Rbは、C1〜4のアルキル基を表わ
し、Rcは、C1〜4のアルキル基を表わし、Rdは、水
素原子またはC1〜5のアルキル基を表わし、Reは、
水素原子またはC1〜4のアルキル基を表わし、Ph
は、フェニル基を表わし、Etは、エチル基を表わし、
AcSKは、チオ酢酸カリウムを表わし、CANは、セ
リウムアンモニウムニトレートを表わし、9−BBN
は、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナンを表わす。
【0093】本発明におけるその他の出発物質および各
試薬は、それ自体公知であるか、または公知の方法によ
り製造することができる。例えば、一般式(V)で示さ
れる化合物の製造方法は、特開昭53−147069号
明細書に開示されている。また、一般式(XV)で示され
る化合物はPCT出願番号JP95/294号明細書に
開示されている。
【0094】反応生成物は、通常の精製手段、例えば常
圧下または減圧下における蒸留、シリカゲルまたはケイ
酸マグネシウムを用いた高速液体クロマトグラフィー、
薄層クロマトグラフィー、あるいはカラムクロマトグラ
フィーまたは洗浄、再結晶等の方法により精製すること
ができる。精製は各反応ごとに行なってもよいし、いく
つかの反応終了後行なってもよい。
【0095】
【発明の効果】本発明化合物のメイラード反応阻害作用
は種々のタンパク質と種々の糖を用いるスクリーニング
系により確認された。例えば、以下に述べるスクリーニ
ング系により確認された。 (1) 実験方法 リゾチームとフルクトースを0.2Mリン酸ナトリウム緩
衝液(pH 7.4)にそれぞれ10mg/ml,100m
Mの濃度となるように溶解し、37℃で3日間インキュ
ベーションした後、一定量を取り出しSDS−PAGE
を用い、電気泳動を行なった。電気泳動後、0.2%クー
マシー・ブリリアント・ブルー(Coomassie Brilliant
Blue)R−250で染色後、デンシトメーターにより二
量体の生成量を定量した。本発明化合物はインキュベー
ション前に添加し、さまざまな濃度における二量体生成
に対する抑制効果を調べて、IC50値を求めた。 (2) 結果を表25に示す。
【0096】
【表25】実施例番号 IC50(μM) 1 4.4 1(1) 2.9 1(5) 9.2 1(30) 4.4 1(37) 1.5 1(40) 2.7 1(44) 5.5
【0097】本発明化合物の抗酸化作用は以下に述べる
過酸化脂質生成抑制効果を調べるスクリーニング系によ
り確認された。 (1) 実験方法 一晩絶食させた雄性 Sprague Dawley ラットをエーテル
麻酔下、氷冷した0.9%塩化ナトリウム水溶液で門脈よ
り潅流し、肝組織を摘出した。摘出肝を氷冷した1.15%
塩化カリウム水溶液を用い、10%ホモジネートとし
た。得られたホモジネート200μlにFeCl2 20
0mMを加え、37℃で1時間インキュベートした。オ
オカワ(Ohkawa)らの方法[Analytical Biochemistry,
95, 351 (1979)参照]に従い、過酸化脂質の生成量を
チオバルビツール酸(TBA)法により測定した。本発
明化合物は、インキュベーション前に添加し、その効果
を調べ、IC50値を算出した。 (2) 結果を表26に示す。
【0098】
【表26】実施例番号 IC50(μM) 1 3.8 1(5) 3.7 1(29) 2.9 1(32) 1.8 1(39) 0.82 1(25) 16 1(47) 0.56 1(41) 0.45 3 0.96
【0099】表25および表26から、本発明化合物、
その非毒性塩およびその酸付加塩はメイラード反応阻害
作用および抗酸化作用を有することがわかる。
【0100】
【毒性】本発明化合物の毒性は十分に低いものであり、
医薬品として十分安全に使用できることが確認された。
【0101】
【医薬品への適用】一般式(I)で示される本発明化合
物、およびそれらの酸付加塩は、メイラード反応を阻害
するので、種々の糖尿病合併症、例えば冠動脈性心疾
患、末梢循環障害、脳血管障害、糖尿病性神経症、腎
症、動脈硬化、関節硬化症、白内障および網膜症、また
老化によりひき起こされる疾患、例えばアテローム性動
脈硬化症、老人性白内障および癌の治療および/または
予防に有用である。また、一般式(I)で示される本発
明化合物、およびそれらの酸付加塩は、抗酸化作用、す
なわち、フリーラジカルの反応を抑制する作用をも併せ
持つため、過酸化脂質産生が原因となる種々の疾患、例
えば動脈硬化、糖尿病、心筋梗塞、末梢循環障害、脳血
管障害、癌、炎症、消化器疾患および老化の治療および
/または予防に有用である。
【0102】一般式(I)で示される本発明化合物、お
よびそれらの酸付加塩を上記の目的で用いるには、通常
全身的あるいは局所的に、経口または非経口で投与され
る。投与量は年令、体重、症状、治療効果、投与方法、
処理時間等により異なるが、通常成人ひとり当り、一回
につき1mg〜1000mgの範囲で1日1回から数回
経口投与されるか、あるいは成人ひとり当り、1回につ
き0.1 mg〜100mgの範囲で1日1回から数回非経
口投与(好ましくは静脈内投与)される。もちろん前記
したように、投与量は種々の条件で変動するので、上記
投与量範囲より少ない量で十分な場合もあるし、また範
囲を越えて必要な場合もある。
【0103】本発明化合物を投与する際には、経口投与
のための固体組成物、液体組成物およびその他の組成
物、非経口投与のための注射剤、外用剤、坐剤等が用い
られる。
【0104】経口投与のための固体組成物には、錠剤、
丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤などが含まれる。カプ
セル剤には、ハードカプセルおよびソフトカプセルが含
まれる。このような固体組成物においては、ひとつまた
はそれ以上の活性物質が、少なくともひとつの不活性な
希釈剤、例えばヒドロキシプロピルセルロース、微結晶
セルロース、デンプン、ポリビニルピロリドン、メタケ
イ酸アルミン酸マグネシウムと混合される。組成物は、
常法に従って、不活性な希釈剤以外の添加剤、例えばス
テアリン酸マグネシウムのような潤滑剤、繊維素グリコ
ール酸カルシウムのような崩壊剤、グルタミン酸または
アスパラギン酸のような溶解補助剤を含有していてもよ
い。錠剤または丸剤は必要により白糖、ゼラチン、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
セルロースフタレートなどの胃溶性あるいは腸溶性物質
のフィルムで被膜してもよいし、また2以上の層で被膜
してもよい。さらにゼラチンのような吸収されうる物質
のカプセルも包含される。経口投与のための液体組成物
は、薬剤的に許容される乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロ
ップ剤、エリキシル剤等を含み、一般的に用いられる不
活性な希釈剤(例えば精製水、エタノール)を含んでい
てもよい。この組成物は不活性な希釈剤以外に湿潤剤、
懸濁剤のような補助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐
剤を含有していてもよい。経口投与のためのその他の組
成物としては、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含
み、それ自体公知の方法により処方されるスプレー剤が
含まれる。この組成物は不活性な希釈剤以外に亜硫酸水
素ナトリウムのような安定剤と等張性を与えるような緩
衝剤、例えば塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウムある
いはクエン酸を含有してもよい。スプレー剤の製造方法
は、例えば米国特許第2868691 号および同第3095355 号
明細書に詳しく記載されている。
【0105】本発明による非経口投与のための注射剤と
しては、無菌の水性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳
濁剤を包含する。水性の溶液剤、懸濁剤としては、例え
ば注射用蒸留水および生理食塩水が含まれる。非水溶性
の溶液剤、懸濁剤としては、例えばプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、オリーブ油のような植物
油、エタノールのようなアルコール類、ポリソルベート
80等がある。このような組成物は、さらに防腐剤、湿
潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤、溶解補助剤(例え
ば、グルタミン酸、アスパラギン酸)のような補助剤を
含んでもよい。これらは例えばバクテリア保留フィルタ
ーを通すろ過、殺菌剤の配合または照射によって無菌化
される。これらはまた無菌の固体組成物を製造し、使用
前に無菌水または無菌の注射用溶媒に溶解して使用する
こともできる。非経口投与のためのその他の組成物とし
ては、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、常法に
より処方される外用液剤、軟膏のような塗布剤、直腸内
投与のための坐剤および膣内投与のためのペッサリー等
が含まれる。
【0106】
【参考例および実施例】以下、参考例および実施例によ
って本発明を詳述するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。クロマトグラフィーによる分離の箇所に
記載されているカッコ内の溶媒は、使用した展開溶媒を
示し、割合は体積比を表わす。また、NMRの箇所に記
載されているカッコ内は測定溶媒を示している。
【0107】参考例1
【化65】
【0108】3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンズアルデヒド(11.7g)とトリフェニルホスホリデ
ン酢酸メチルエステル(18.4g)のベンゼン溶液(50
ml)をアルゴン下、1時間還流し、濃縮した。残留物
をカラムクロマトグラフィ(酢酸エチル:n−ヘキサン
=1:10→5:1)で精製して、下記の物性値を有す
る標題化合物(14.1g)を得た。 TLC:Rf 0.51(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
5)。
【0109】参考例2
【化66】
【0110】水素化ナトリウム(60%含有;1.65g)
のジメチルホルムアミド(DMF)懸濁液に、−78
℃、アルゴン下で参考例1で製造した化合物(8.0g)
のDMF溶液(20ml)を加えた。混合物を0℃で1
5分間撹拌した。反応混合物に0℃でメトキシメチルク
ロライド(2.5ml)を加え、10分間撹拌し、さらに
室温で2時間撹拌した。さらに、水素化ナトリウム(6
0%含有;0.83g)およびメトキシメチルクロライド
(1.2ml)を加え、室温で1時間撹拌した。反応溶液
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残留物をカ
ラムクロマトグラフィ(酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:20)で精製して、下記の物性値を有する標題化合
物(8.80g)を得た。
【0111】TLC:Rf 0.40(酢酸エチル:n−ヘ
キサン=1:9)、 NMR(CDCl3):δ 7.65(1H,d), 7.44(2H,s), 6.34(1
H,d), 4.91(2H,s), 3.80(3H,s), 3.65(3H,s), 1.45(18
H,s)。
【0112】参考例3
【化67】
【0113】参考例2で製造した化合物(8.79g)の塩
化メチレン溶液(30ml)に、−78℃、アルゴン下
で、1Mジイソブチルアルミニウムハイドライドのトル
エン溶液(65.7ml)を加えた。混合溶液を−78℃で
30分間撹拌した。反応溶液に水を加え、1N塩酸で中
和し、クエン酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム、飽
和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃
縮した。残留物をカラムクロマトグラフィ(酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=1:6)で精製して、下記の物性値
を有する標題化合物(8.03g)を得た。
【0114】TLC:Rf 0.11(酢酸エチル:n−ヘ
キサン=1:9)、 NMR(CDCl3):δ 7.30(2H,s), 6.57(1H,d), 6.27(1
H,dt), 4.89(2H,s), 4.30(2H,s), 3.64(3H,s), 1.45(18
H,s)。
【0115】参考例4
【化68】
【0116】参考例3で製造した化合物(8.0g)の塩
化メチレン溶液(25ml)に、トリエチルアミン(3
0ml)、ジメチルスルホキシド(DMSO)(25m
l)およびスルファートリオキシドピリジン錯体(16.6
g)を0℃、アルゴン下で加えた。混合物を0℃で5分
間撹拌した後、さらに室温で30分間撹拌した。反応溶
液を酢酸エチルと水の混合溶液に注いた。有機層を飽和
食塩水、クエン酸、飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウ
ムおよび飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮して、下記の物性値を有する標題化合物を
得た。
【0117】TLC:Rf 0.80(酢酸エチル:n−ヘ
キサン=1:4)、 NMR(CDCl3):δ 9.68(1H,d), 7.49(2H,s), 7.45(1
H,d), 6.65(1H,d), 4.93(2H,s), 3.66(3H,s), 1.46(18
H,s)。
【0118】参考例5
【化69】
【0119】参考例4で製造した化合物とトリフェニル
ホスホリデン酢酸メチルエステル(17.52g)のベンゼ
ン溶液(50ml)をアルゴン下、13時間還流し、濃
縮した。残留物をカラムクロマトグラフィ(酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=1:20)で精製して、下記の物性
値を有する標題化合物(8.05g)を得た。 TLC:Rf 0.40(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
10)。
【0120】参考例6
【化70】
【0121】参考例5で製造した化合物(8.04g)およ
びパラジウム炭素(800mg)のメタノール溶液(2
0ml)を水素ガス下、室温で16時間撹拌した。反応
溶液をセライトろ過し、濃縮した。残留物をカラムクロ
マトグラフィ(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:20)
で精製して、下記の物性値を有する標題化合物(7.30
g)を得た。 TLC:Rf 0.37(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
10)。
【0122】参考例7
【化71】
【0123】参考例6で製造した化合物(3.65g)のメ
タノール溶液(10ml)に、2N水酸化ナトリウム
(35ml)を0℃で加えた。混合溶液を室温で6時間
撹拌し、濃縮した。残留物を1N塩酸で酸性化し、酢酸
エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥後、濃縮して、下記の物性値を有す
る標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.07(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
10)。
【0124】参考例8
【化72】
【0125】参考例7で製造した化合物のベンゼン溶液
(10ml)に、オキサリルクロライド(1.05ml)お
よびDMF(3滴)を0℃、アルゴン下で加えた。混合
溶液を室温で1時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残留
物をジエチルエーテルに溶解した。溶液に0℃で、ジア
ゾメタンのエタノール溶液をガスが発生しなくなるまで
滴下し、さらに4N塩酸の1,4−ジオキサン(10m
l)溶液を0℃でガスが発生しなくなるまで滴下した。
溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残留物をカラムクロ
マトグラフィ(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:20)
で精製して、標題の混合化合物(3.54g)を得た。
【0126】参考例9
【化73】
【0127】参考例8で製造した化合物は、水酸基が保
護されている物とされていない物との混合物のため、そ
の混合物の1,4−ジオキサン(10ml)と水(0.5
ml)の混合溶液に、4N塩酸の1,4−ジオキサン溶
液(10ml)を0℃で加えた。混合溶液を室温で12
時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィ
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:20)で精製して、
下記の物性値を有する標題化合物(3.18g)を得た。
【0128】TLC:Rf 0.42(酢酸エチル:n−ヘ
キサン=1:10)、 NMR(CDCl3):δ 6.96(2H,s), 5.03(1H,s), 4.05(2
H,s), 2.62(2H,t), 2.54(1H,t), 1.50-1.80(4H,m), 1.4
3(18H,s)。
【0129】参考例10
【化74】
【0130】参考例6で製造した化合物(3.65g)を用
い、参考例9と同様に操作して、下記の物性値を有する
標題化合物(3.58g)を得た。 TLC:Rf 0.41(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
10)、 NMR(CDCl3):δ 6.96(2H,s), 5.03(1H,s), 3.67(3
H,s), 2.53(2H,t), 2.35(1H,t), 1.50-1.80(4H,m), 1.4
3(18H,s)。
【0131】参考例11
【化75】
【0132】参考例10で製造した化合物(3.20g)の
DMF溶液(25ml)に、水素化ナトリウム(60%
含有;1.20g)を加えた。懸濁液を0℃で30分間撹拌
した。反応混合物にヨウ化メタン(2.49ml)を0℃で
加えた。混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物
に飽和塩化アンモニウムを加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和塩化アンモニウムおよび飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残留物
をカラムクロマトグラフィ(酢酸エチル:n−ヘキサン
=1:20)で精製して、下記の物性値を有する標題化
合物(3.30g)を得た。 TLC:Rf 0.38(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
10)。
【0133】参考例12
【化76】
【0134】3′−ヒドロキシアセトフェノン(1.0
g)の酢酸およびテトラハイドロフラン(THF)の混
合溶液(3.0ml+0.5ml)に、臭素(378μl)を
ゆっくり加えた。混合物を室温で1.5時間撹拌した。反
応溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム、水および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフ
ィ(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:5)で精製して、
下記の物性値を有する標題化合物(1.10g)を得た。 TLC:Rf 0.32(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
3)。
【0135】参考例13
【化77】
【0136】2′−ヒドロキシアセトフェノン(1.5
g)の塩化メチレン溶液(10ml)に、ピリジン(1.
5ml)、無水酢酸(1.5ml)および4−ジメチルアミ
ノピリジン(0.03g)を加えた。混合溶液を室温で3時
間撹拌し、濃縮した。残留物を酢酸エチルで希釈し、
水、1N塩酸および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、濃縮して、下記の物性値を有する標
題化合物(2.8g)を得た。 TLC:Rf 0.15(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
10)。
【0137】参考例14
【化78】
【0138】参考例13で製造した化合物(800m
g)のTHF溶液(10ml)に、ピリジニウム・ブロ
マイド・パーブロマイド(1.58g)を加えた。混合物を
室温で1時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈
し、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し
た。残留物を一晩放置した後、カラムクロマトグラフィ
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:20)で精製して、
下記の物性値を有する標題化合物(593mg)を得
た。 TLC:Rf 0.30(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
3)。
【0139】参考例15
【化79】
【0140】2,6−ジ−t−ブチルフェノール(5.0
g)およびチオシアン酸アンモニウム(3.9g)のメタ
ノール溶液(25ml)に、塩素ガスを20分間0℃で
注入した後、アルゴン置換し、アンモニアガスを20分
間0℃で注入し、さらに30分間撹拌した。反応溶液を
氷水中に注ぎ、一晩放置後、沈殿物をろ取した。沈殿物
をカラムクロマトグラフィ(酢酸エチル:n−ヘキサン
=1:15)で精製して、下記の物性値を有する標題化
合物(5.2g)を得た。 TLC:Rf 0.38(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
15)。
【0141】参考例16
【化80】
【0142】参考例15で製造した化合物(4.8g)の
アセトン溶液(20ml)に、トリフェニルホスフィン
(4.8g)および水(0.66ml)を0℃で加えた後、室
温で3時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残留物をカラ
ムクロマトグラフィ(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
30)で精製して、下記の物性値を有する標題化合物
(3.0g)を得た。 TLC:Rf 0.58(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
5)。
【0143】参考例17
【化81】
【0144】参考例16で製造した化合物(817m
g)のメタノール溶液(5ml)に、トリエチルアミン
(82μl)およびアクリル酸メチル(927μl)を
加え、室温で20分間撹拌した。反応溶液を濃縮し、残
留物をカラムクロマトグラフィ(酢酸エチル:n−ヘキ
サン=1:20)で精製して、下記の物性値を有する標
題化合物(817mg)を得た。 TLC:Rf 0.15(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
20)。
【0145】参考例18
【化82】
【0146】参考例17で製造した化合物(815m
g)のメタノール溶液(5ml)に、水酸化リチウム
(528mg)水溶液を加え、室温で1時間撹拌した。
反応溶液を濃縮した。残留物に1N塩酸水溶液をpHが
1になるまで加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水
および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、濃縮して、下記の物性値を有する標題化合物(77
6mg)を得た。 TLC:Rf 0.34(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
1)
【0147】参考例19
【化83】
【0148】参考例16で製造した化合物(760m
g)のDMF溶液(15ml)に、ジイソプロピルエチ
ルアミン(667μl)および5−ブロム吉草酸(69
4mg)を加え、室温で一晩撹拌した。反応溶液に、氷
水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し
た。残留物をカラムクロマトグラフィ(クロロホルム:
メタノール=20:1)で精製して、標題化合物(48
5mg)を得た。
【0149】参考例20
【化84】
【0150】2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン
(1.8g)のDMF溶液(15ml)に、水素化ナトリ
ウム(356mg)を0℃で加え、室温で30間撹拌し
た。反応溶液に4−ブロムブチル酸エチル(1.3ml)
を0℃で加え、60℃で一晩撹拌した。反応溶液に、氷
水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
留去し、残留物をカラムクロマトグラフィ(酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=1:30)で精製して、下記の物性
値を有する標題化合物(1.73g)を得た。 TLC:Rf 0.66(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
3)。
【0151】参考例21
【化85】
【0152】3,6−ジメトキシ−2,4,5−トリメ
チルベンズアルデヒドを用いて、参考例1→参考例6→
参考例7と同様にして得られた、3−(3,6−ジメト
キシ−2,4,5−トリメチルフェニル)プロパン酸
(2.07g)の50%アセトニトリル水溶液(50ml)
に、0℃でセリウムアンモニウムニトレート(9.92g)
の50%アセトニトリル水溶液(25ml)を加え、1
5分間撹拌した。反応溶液に、炭酸水素ナトリウム水溶
液を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮して
標題化合物(0.91g)を得た。
【0153】参考例22
【化86】
【0154】水素化ナトリウム(60%含有;865m
g)のDMSO溶液(20ml)懸濁液を、70℃で1
時間撹拌した。5−(トリフェニルホスフィン)ペンタ
ン酸ブロマイド(4.78g)のDMSO溶液(10ml)
を、10〜20℃で滴下し、室温で30分間撹拌した。
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンズアル
デヒド(1.00g)のDMSO溶液(10ml)を10〜
20℃で滴下し、室温で一晩撹拌した。反応溶液を水に
注ぎ、2N塩酸を加え、ジエチエルエーテルで抽出し
た。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥後、濃縮した。残留物をカラムクロマトグ
ラフィ(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:3)で精製し
て、下記の物性値を有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.15(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
3)。
【0155】参考例23
【化87】
【0156】参考例22で製造した化合物を用いて、参
考例6と同様に操作して得られた化合物、6−(3,5
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−5−ヘキセ
ン酸(100mg)のTHF溶液(3ml)に、0℃で
リチウムアルミニウムハイドライド(30mg)を加
え、室温で1時間撹拌した。反応溶液に、飽和硫酸ナト
リウム水溶液を滴下し撹拌後、硫酸ナトリウム加え、ろ
過した。ろ液を濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフ
ィ(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:5→1:3)で精
製して、下記の物性値を有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.20(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
3)。
【0157】参考例24
【化88】
【0158】オキサリルクロライド(0.025ml)の塩
化メチレン溶液(1ml)を−70℃に冷却した。そこ
にDMSO(0.04ml)の塩化メチレン溶液(1ml)
を滴下した。混合溶液を10分間撹拌した。反応溶液
に、参考例23で製造した化合物の塩化メチレン溶液
(1ml)を加え30分間撹拌した。反応溶液に、トリ
エチルアミン(0.2ml)を加え、ドライアイス浴を外
して30分間撹拌した。反応溶液をエーテルで抽出し
た。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥後、濃縮して、下記の物性値を有する標題
化合物を得た。 TLC:Rf 0.59(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
3)。
【0159】参考例25
【化89】
【0160】参考例24で製造した化合物のクロロホル
ム溶液(10ml)に、臭素(0.07ml)のクロロホル
ム溶液(0.25ml)を、−20℃で滴下した。混合溶液
を−20℃で1時間撹拌後、室温に戻した。再び−20
℃に冷却し、臭素(0.04ml)のクロロホルム溶液(0.
12ml)を滴下し、−20℃で30分間撹拌した。反応
溶液を濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィ(酢酸
エチル:n−ヘキサン=1:30)で精製して、下記の
物性値を有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.43(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
10)。
【0161】実施例1
【化90】
【0162】参考例9で製造した化合物(2.0g)およ
びグアニジノチオウレア(662mg)のメタノール溶
液(20ml)を12時間還流した。反応溶液を濃縮
し、ジエチルエーテルで再結晶して、下記の物性値を有
する標題化合物(2.42g)を得た。
【0163】TLC:Rf 0.34(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CDCl3):δ 6.96(2H,s), 6.46(1H,s), 5.04(1
H,s), 2.67(2H,t), 2.54(2H,t), 1.70-1.62(4H,m), 1.4
3(18H,s)。
【0164】実施例1(1)
【化91】
【0165】参考例11で製造した化合物を用いて、参
考例7→参考例8→実施例1と同様に操作して、下記の
物性値を有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.33(酢酸エチル:酢酸:水=20:
1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.02(2H,s), 6.46(1H,s), 3.67(3
H,s), 2.66(2H,t), 2.55(2H,t), 1.73-1.65(4H,m), 1.4
1(18H,s)。
【0166】実施例1(2)
【化92】
【0167】相当するアルデヒドを用いて、参考例1→
参考例2→参考例3→参考例4→参考例5→参考例6→
参考例7→参考例8→参考例9→実施例1と同様に操作
して、下記の物性値を有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.34(酢酸エチル:酢酸:水=20:
1:1)、 NMR(CDCl3):δ 6.91(1H,d), 6.79(1H,d), 6.45(1
H,s), 4.89(1H,s), 2.64(2H,t), 2.52(2H,t), 2.24(3H,
s), 1.68-1.58(4H,m), 1.39(9H,s)。
【0168】実施例1(3)
【化93】
【0169】相当するアルデヒドを用いて、参考例1→
参考例2→参考例3→参考例4→参考例5→参考例6→
参考例10→参考例11→参考例7→参考例8→実施例
1と同様に操作して、下記の物性値を有する標題化合物
を得た。 TLC:Rf 0.35(酢酸エチル:酢酸:水=20:
1:1)、 NMR(CDCl3):δ 6.94(1H,d), 6.85(1H,d), 6.46(1
H,s), 3.75(3H,s), 2.66(2H,t), 2.54(2H,t), 2.29(3H,
s), 1.70-1.60(4H,m), 1.37(9H,s)。
【0170】実施例1(4)
【化94】
【0171】相当するアルデヒドを用いて、参考例1→
参考例3→参考例4→参考例5→参考例6→参考例7→
参考例8→実施例1と同様に操作して、下記の物性値を
有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.44(酢酸エチル:酢酸:水=20:
1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.25(1H,s), 7.02(2H,d), 6.44(1
H,s), 2.70-2.58(4H,m),1.75-1.60(4H,m), 1.30(18H,
s)。
【0172】実施例1(5)
【化95】
【0173】参考例25で製造した化合物を用いて、実
施例1と同様に操作して下記の物性値を有する標題化合
物を得た。 TLC:Rf 0.49(クロロホルム:メタノール:酢酸
=20:2:1)、 NMR(CD3OD):δ 7.12(1H,s), 6.93(2H,s), 2.80(2
H,t), 2.54(2H,t), 1.73-1.52(4H,m), 1.41(18H,s)。
【0174】実施例1(6)
【化96】
【0175】参考例1で製造した化合物を用いて、参考
例11→参考例6→参考例7→参考例8→実施例1と同
様に操作して、下記の物性値を有する標題化合物を得
た。 TLC:Rf 0.73(酢酸エチル:酢酸:水=20:
1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.04(2H,s), 6.22(1H,s), 3.67(3
H,s), 2.88(4H,s), 1.41(18H,s)。
【0176】実施例1(7)
【化97】
【0177】参考例2で製造した化合物を用いて、参考
例6→参考例7→参考例8→参考例9→実施例1と同様
に操作して、下記の物性値を有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.78(酢酸エチル:酢酸:水=12:
2:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 8.28-8.25(4H,m), 6.87(2H,s),
6.69(1H,s), 2.84(4H,s), 1.35(18H,s)。
【0178】実施例1(8)〜1(11) 相当するアルデヒドを用いて、参考例1→参考例6→参
考例7→参考例8→実施例1と同様に操作して、下記の
化合物を得た。
【0179】実施例1(8)
【化98】
【0180】TLC:Rf 0.37(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CDCl3+CD3OD(1滴)):δ 7.33-7.28(2H,m),
7.12-7.10(2H,m), 6.47(1H,s), 2.93(4H,s), 1.30(9H,
s)。
【0181】実施例1(9)
【化99】
【0182】TLC:Rf 0.35(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CD3OD):δ 7.90-7.25(9H,m), 6.74(1H,s),
3.04(4H,s)。
【0183】実施例1(10)
【化100】
【0184】TLC:Rf 0.37(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.26(1H,s), 7.00(2H,d), 6.47(1
H,s), 2.94(4H,s), 1.31(18H,s)。
【0185】実施例1(11)
【化101】
【0186】TLC:Rf 0.39(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CDCl3):δ 6.79(2H,s), 6.47(1H,s), 5.16(1
H,s), 3.28-3.14(2H,m),2.93-2.86(4H,m), 1.22(12H,
d)。
【0187】実施例1(12)〜(20) 相当するカルボン酸を用いて、参考例8→実施例1と同
様に操作して、下記の化合物を得た。
【0188】実施例1(12)
【化102】
【0189】TLC:Rf 0.44(酢酸エチル:酢酸:
水=20:2:1)、 NMR(CDCl3:CD3OD=20:1):δ 7.31-7.14(5H,
m), 6.33(1H,s), 3.45(4H,s)。
【0190】実施例1(13)
【化103】
【0191】TLC:Rf 0.43(酢酸エチル:酢酸:
水=20:2:1)、 NMR(CDCl3:CD3OD=20:1):δ 7.09-6.80(4H,
m), 6.41(1H,s), 3.79(4H,s), 2.90(2H,s)。
【0192】実施例1(14)
【化104】
【0193】TLC:Rf 0.55(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.58(2H,s), 6.68(1H,s), 1.46(1
8H,s)。
【0194】実施例1(15)
【化105】
【0195】TLC:Rf 0.64(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=16:3:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.35(1H,brs), 7.89(4H,brs),
7.75(1H,m), 7.48(2H,t), 7.34(4H,m), 7.17(2H,m),
7.08(1H,s)。
【0196】実施例1(16)
【化106】
【0197】TLC:Rf 0.65(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=8:1:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.63(1H,brs), 8.36(4H,brs),
8.05(2H,d), 7.83(1H,s), 7.74(4H,m), 7.45(3H,m)。
【0198】実施例1(17)
【化107】
【0199】TLC:Rf 0.76(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=16:3:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.58(1H,brs), 8.34(4H,brs),
7.85(2H,d), 7.68(1H,s), 7.45(2H,d,J=8Hz), 1.31(9
H,s)。
【0200】実施例1(18)
【化108】
【0201】TLC:Rf 0.49(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=18:1:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.60(1H,brs), 8.27(4H,brs),
7.97(2H,dd,), 7.66(1H,s), 7.42(2H,m), 7.18(2H,m),
7.06(4H,m)。
【0202】実施例1(19)
【化109】
【0203】TLC:Rf 0.38(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=18:1:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.67(1H,brs), 8.37(4H,brs),
8.18(1H,s), 7.99-7.91(2H,m), 7.78-7.36(7H,m)。
【0204】実施例1(20)
【化110】
【0205】TLC:Rf 0.39(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=18:1:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.57(1H,brs), 8.32(4H,brs),
7.85(2H,d), 7.68(1H,s), 7.34-7.19(7H,m), 3.98(2H,
s)。
【0206】実施例1(21)
【化111】
【0207】TLC:Rf 0.40(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=18:1:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.67(1H,brs), 8.37(4H,brs),
7.85(2H,d), 7.67(1H,s), 7.27(2H,d), 2.51(1H,m),
1.78(5H,m), 1.40(5H,m)。
【0208】実施例1(22)
【化112】
【0209】参考例12で製造した化合物を用いて、実
施例1と同様に操作して、下記の物性値を有する標題化
合物を得た。 TLC:Rf 0.51(クロロホルム:メタノール:酢酸
=15:4:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 11.99(1H,brs), 9.52(1H,s),
8.27(4H,s), 7.66(1H,s),7.27(3H,m), 6.78(1H,m)。
【0210】実施例1(23)
【化113】
【0211】参考例14で製造した化合物を用いて、実
施例1と同様に操作して、下記の物性値を有する標題化
合物を得た。 TLC:Rf 0.64(クロロホルム:メタノール:酢酸
=15:4:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 11.91(1H,brs), 10.27(1H,s),
8.23(4H,s), 7.96(1H,dd), 7.81(1H,s), 7.17(1H,m),
6.93(2H,m)。
【0212】実施例1(24)〜1(28) 2−ブロモ−3′−メトキシアセトフェノン、4−(ク
ロロアセチル)カテコール、2,3′−ジクロロ−
4′,6′−ジメトキシ−2′−ヒドロキシアセトフェ
ノン、2−クロロアセトフェノンまたは2−ブロモ−
2′−アセトナフトンを用いて、それぞれ実施例1と同
様に操作して、下記の化合物を得た。
【0213】実施例1(24)
【化114】
【0214】TLC:Rf 0.68(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=15:4:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 11.95(1H,brs), 8.24(4H,s),
8.04(1H,d), 7.77(1H,s),7.36(1H,m), 7.09(2H,m), 3.9
3(3H,s)。
【0215】実施例1(25)
【化115】
【0216】TLC:Rf 0.22(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=15:2:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.51(1H,br), 9.25(1H,brs),
9.04(1H,brs), 8.35(4H,brs), 7.39(1H,s), 7.29(1H,
d), 7.21(1H,dd), 6.79(1H,d)。
【0217】実施例1(26)
【化116】
【0218】TLC:Rf 0.46(クロロホルム:メタ
ノール=9:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 13.75(1H,brs), 7.23(1H,s),
6.49(4H,brs), 6.36(1H,s), 3.92(3H,s), 3.89(3H,s)。
【0219】実施例1(27)
【化117】
【0220】TLC:Rf 0.53(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=16:3:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.68(1H,brs), 8.36(4H,s),
7.96(2H,d), 7.76(1H,s),7.50-7.30(3H,m)。
【0221】実施例1(28)
【化118】
【0222】TLC:Rf 0.60(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=16:3:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.04(1H,brs), 8.55(1H,s),
8.29(4H,brs), 8.15-7.85(5H,m), 7.63-7.45(2H,m)。
【0223】実施例1(29)
【化119】
【0224】参考例18で製造した化合物を用いて、参
考例8および実施例1と同様に操作して、下記の物性値
を有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.62(酢酸エチル:酢酸:水=20:
1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.23(2H,s), 6.44(1H,s), 3.10(2
H,t), 2.92(2H,t), 1.42(18H,s)。
【0225】実施例1(30)
【化120】
【0226】参考例17で製造した化合物を用いて、参
考例11→参考例18→参考例8→実施例1と同様に操
作して、下記の物性値を有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.37(酢酸エチル:酢酸:水=20:
1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.24(2H,s), 6.57(1H,s), 3.68(3
H,s), 3.15(2H,t), 2.98(2H,t), 1.41(18H,s)。
【0227】実施例1(31)〜1(32) 相当する化合物を用いて、参考例15→参考例16→参
考例17→参考例18→参考例8→実施例1と同様に操
作して、下記の化合物を得た。
【0228】実施例1(31)
【化121】
【0229】TLC:Rf 0.41(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CDCl3+CD3OD(1滴)):δ 7.15(1H,d), 7.00
(1H,d), 6.56(1H,s), 3.10(2H,t), 2.90(2H,t), 2.21(3
H,s), 1.38(9H,s)。
【0230】実施例1(32)
【化122】
【0231】TLC:Rf 0.43(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.09(2H,s), 6.54(1H,s), 3.19-
3.07(4H,m), 2.94-2.85(2H,m), 1.25(12H,d)。
【0232】実施例1(33)〜1(34) 参考例16で製造した化合物および相当するカルボン酸
誘導体を用いて、参考例18→参考例8→実施例1と同
様に操作して、下記の化合物を得た。
【0233】実施例1(33)
【化123】
【0234】TLC:Rf 0.53(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.25(2H,s), 6.57(1H,s), 5.29(1
H,s), 3.33(1H,m), 2.95(1H,dd), 2.72(1H,dd), 1.42(1
8H,s), 1.25(3H,d)。
【0235】実施例1(34)
【化124】
【0236】TLC:Rf 0.46(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.33(2H,s), 6.63(1H,s), 5.37(1
H,s), 2.85(2H,s), 1.44(18H,s), 1.21(6H,s)。
【0237】実施例1(35)
【化125】
【0238】参考例19で製造した化合物を用いて、参
考例8および実施例1と同様に操作して、下記の物性値
を有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.44(酢酸エチル:酢酸:水=20:
1:1)、 NMR(CD3OD):δ 7.20(2H,s), 6.71(1H,s), 2.82(2
H,t), 2.68(2H,t), 1.81(2H,m), 1.62(2H,m), 1.40(18
H,s)。
【0239】実施例1(36)〜1(37) 相当する化合物を用いて、参考例15→参考例16→参
考例19→参考例8→実施例1と同様に操作して、下記
の化合物を得た。
【0240】実施例1(36)
【化126】
【0241】TLC:Rf 0.42(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.17(1H,d), 7.04(1H,d), 6.43(1
H,s), 5.06(1H,s), 2.81(2H,t), 2.61(2H,t), 2.23(3H,
s), 1.80-1.56(4H,m), 1.36(9H,s)。
【0242】実施例1(37)
【化127】
【0243】TLC:Rf 0.39(酢酸エチル:酢酸:
水=20:1:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.24(1H,d), 7.18(2H,d), 6.45(1
H,s), 2.95(2H,t), 2.65(2H,t), 1.85-1.65(4H,m), 1.3
1(18H,s)。
【0244】実施例1(38)
【化128】
【0245】参考例16で製造した化合物および相当す
るカルボン酸誘導体を用いて、参考例19→参考例8→
実施例1と同様に操作して、下記の物性値を有する標題
化合物を得た。 TLC:Rf 0.57(クロロホルム:メタノール=1
0:1)、 NMR(CDCl3:CD3OD=10:1):δ 7.14(2H,s),
6.48(1H,s), 3.93(2H,s),1.39(18H,s)。
【0246】実施例1(39)
【化129】
【0247】参考例20で製造した化合物を用いて、参
考例2→参考例7→参考例8→参考例9→実施例1と同
様に操作して、下記の物性値を有する標題化合物を得
た。 TLC:Rf 0.35(酢酸エチル:酢酸:水=20:
1:1)、 NMR(CDCl3):δ 6.74(2H,s), 6.32(1H,s), 3.94(2
H,t), 3.49(1H,s), 2.79(2H,t), 2.11(2H,m), 1.42(18
H,s)。
【0248】実施例1(40)
【化130】
【0249】相当する化合物を用いて、参考例20→参
考例7→参考例8→実施例1と同様に操作して、下記の
物性値を有する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.40(酢酸エチル:酢酸:水=20:
1:1)、 NMR(CDCl3+CD3OD(1滴)):δ 7.02(1H,d), 6.75
(2H,d), 6.53(1H,s), 4.00(2H,t), 2.72(2H,t), 1.88-
1.80(4H,m), 1.31(18H,s)。
【0250】実施例1(41)〜1(43) PCT出願番号JP95/294号明細書に記載されて
いる化合物、7−(2−ホルミルエチル)−6−メトキ
シメチルオキシ−2,2,5,8−テトラメチルクロマ
ン、5−(2−ホルミルエチル)−6−メトキシメチル
オキシ−2,2,7,8−テトラメチルクロマンまたは
8−(2−ホルミルエチル)−6−メトキシメチルオキ
シ−2,2,5,7−テトラメチルクロマンを用いて、
それぞれ参考例5→参考例6→参考例7→参考例8→参
考例9→実施例1と同様に操作して、下記の化合物を得
た。
【0251】実施例1(41)
【化131】
【0252】TLC:Rf 0.55(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=15:2:1)、 NMR(CD3OD):δ 6.75(1H,s), 2.76-2.53(6H,m),
2.08(3H,s), 2.03(3H,s),1.85-1.65(4H,m), 1.60-1.40
(2H,m), 1.24(6H,s)。
【0253】実施例1(42)
【化132】
【0254】TLC:Rf 0.41(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=20:2:1)、 NMR(CD3OD):δ 6.75(1H,s), 2.77-2.53(6H,m),
2.12(3H,s), 2.04(3H,s),1.85-1.67(4H,m), 1.60-1.40
(2H,m), 1.26(6H,s)。
【0255】実施例1(43)
【化133】
【0256】TLC:Rf 0.37(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=20:2:1)、 NMR(CD3OD):δ 6.71(1H,s), 2.78-2.53(6H,m),
2.14(3H,s), 2.09(3H,s),1.83-1.60(4H,m), 1.60-1.38
(2H,m), 1.22(6H,s)。
【0257】実施例1(44)〜1(46) PCT出願番号JP95/294号明細書に記載されて
いるかあるいはその明細書に記載の方法を用いて製造し
た化合物、7−(2−ホルミルエチル)−6−メトキシ
−2,2,5,8−テトラメチルクロマン、5−(2−
ホルミルエチル)−6−メトキシ−2,2,7,8−テ
トラメチルクロマンまたは8−(2−ホルミルエチル)
−6−メトキシ−2,2,5,7−テトラメチルクロマ
ンを用いて、それぞれ参考例5→参考例6→参考例7→
参考例8→実施例1と同様に操作して、下記の化合物を
得た。
【0258】実施例1(44)
【化134】
【0259】TLC:Rf 0.60(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=15:2:1)、 NMR(CD3OD):δ 6.73(1H,s), 3.62(3H,s), 2.78-
2.55(6H,m), 2.12(3H,s),2.04(3H,s), 1.86-1.67(4H,
m), 1.60-1.40(2H,m), 1.27(6H,s)。
【0260】実施例1(45)
【化135】
【0261】TLC:Rf 0.38(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=20:2:1)、 NMR(CD3OD):δ 6.76(1H,s), 3.61(3H,s), 2.78-
2.53(6H,m), 2.14(3H,s),2.04(3H,s), 1.83-1.65(4H,
m), 1.62-1.38(2H,m), 1.27(6H,s)。
【0262】実施例1(46)
【化136】
【0263】TLC:Rf 0.37(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=20:2:1)、 NMR(CD3OD):δ 6.69(1H,s), 3.60(3H,s), 2.75-
2.53(6H,m), 2.17(3H,s),2.12(3H,s), 1.83-1.65(4H,
m), 1.60-1.38(2H,m), 1.23(6H,s)。
【0264】実施例1(47)
【化137】
【0265】PCT出願番号JP95/294号明細書
に記載されている、7−(2−メトキシカルボニルエチ
ル)−6−メトキシメチルオキシ−2,2,5,8−テ
トラメチルクロマンを用いて、参考例8→参考例9→実
施例1と同様に操作して、下記の物性値を有する標題化
合物を得た。 TLC:Rf 0.43(クロロホルム:メタノール:酢酸
=15:2:1)、 NMR(CDCl3+CD3OD):δ 8.31-8.03(1H,br), 6.74
(1H,s), 3.07-2.91(2H,m), 2.91-2.72(2H,m), 2.62(2H,
t), 2.12(3H,s), 2.08(3H,s), 1.80(2H,t), 1.28(6H,
s)。
【0266】実施例1(48)
【化138】
【0267】PCT出願番号JP95/294号明細書
に記載されている、7−アセチル−6−メトキシメチル
オキシ−2,2,5,8−テトラメチルクロマンを用い
て、参考例10→参考例13→参考例14→実施例1と
同様に操作して、下記の物性値を有する標題化合物を得
た。
【0268】TLC:Rf 0.56(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=30:4:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 11.87(1H,brs), 8.17(4H,brs),
7.46(1H,brs), 7.15(1H,brs), 2.61(2H,t,), 2.06(3H,
s), 1.87(3H,s), 1.76(2H,t), 1.25(6H,s)。
【0269】実施例1(49)
【化139】
【0270】特開平3−204874号明細書に記載さ
れている、2−(3−カルボキシプロピル)−2,5,
7,8−テトラメチル−6−メトキシメチルオキシクロ
マンを用いて、参考例8→参考例9→実施例1と同様に
操作して、下記の物性値を有する標題化合物を得た。
【0271】TLC:Rf 0.42(酢酸エチル:酢酸:
水=20:2:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.30(1H,brs), 8.27(4H,brs),
7.37(1H,brs), 6.86(1H,s), 2.59(2H,t), 2.04(3H,s),
2.01(3H,s), 1.97(3H,s), 1.9-1.6(4H,m), 1.6-1.3(2
H,m), 1.16(3H,s)。
【0272】実施例1(50)
【化140】
【0273】参考例21で製造した化合物を用いて、参
考例8→実施例1と同様に操作して、下記の物性値を有
する標題化合物を得た。 TLC:Rf 0.51(酢酸エチル:酢酸:水=12:
2:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.44(1H,brs), 8.29(4H,brs),
6.93(1H,s), 2.9-2.6(4H,m), 1.95(6H,s), 1.84(3H,
s)。
【0274】参考例26
【化141】
【0275】参考例3で製造した化合物を用いて参考例
6と同様にして製造した、3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−メトキシメチルオキシフェニル)プロパノール
(1.53g)の塩化メチレン溶液(50ml)に、トリフ
ェニルホスフィン(1.57g)、炭酸水素ナトリウム(1.
26g)および四臭化炭素(2.49g)を加えた。混合物を
室温で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈
し、飽和炭酸水素ナトリウム、水および飽和食塩水で順
次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残留
物をヘキサン−酢酸エチルで洗浄し、得られたろ液を濃
縮した。残留物をカラムクロマトグラフィ(酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=1:10)で精製して、下記の物性
値を有する標題化合物(1.46g)を得た。 TLC:Rf 0.58(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
10)。
【0276】参考例27
【化142】
【0277】参考例26で製造した化合物(1.46g)の
アセトン溶液(10ml)に、チオ酢酸ナトリウム(6
76mg)を加えた。混合物を4時間還流した。反応溶
液を冷却後、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層
を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、
濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィ(酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=1:30)で精製して、下記の物性
値を有する標題化合物(1.45g)を得た。 TLC:Rf 0.38(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
10)。
【0278】参考例28
【化143】
【0279】アミジノチオウレア(1.68g)のアセトン
懸濁液(7.5ml)に、1,3−ジクロロアセトン(1.8
g)のアセトン溶液(6ml)を加えた。混合物を室温
で一晩撹拌した。析出した結晶をアセトンで洗浄し、エ
タノールで再結晶し、下記の物性値を有する標題化合物
(1.61g)を得た。 TLC:Rf 0.60(クロロホルム:メタノール:酢酸
=15:2:1)。
【0280】参考例29
【化144】
【0281】エタノール(5ml)に、ナトリウム(4
6mg)をアルゴン下で、少しずつ加え、溶解するまで
撹拌した。調製したエトキシナトリウムのエタノール溶
液に、参考例27で製造した化合物(366mg)のエ
タノール溶液(5ml)を、0℃、アルゴン下で加え
た。混合溶液を0℃で30分間撹拌した。反応溶液に、
参考例28で製造した化合物(114mg)のエタノー
ル溶液(5ml)をゆっくり滴下した。混合溶液を室温
で3時間撹拌した。さらに、参考例28で製造した化合
物(100mg)のエタノール溶液(5ml)を滴下し
た。混合溶液を室温で16時間撹拌した。析出物を濾去
し、ろ液を濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィ
(クロロホルム:メタノール=30:1→10:1)で
精製して、下記の物性値を有する標題化合物(480m
g)を得た。
【0282】TLC:Rf 0.85(クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=15:2:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.04(2H,s), 6.33(1H,s), 4.88(2
H,s), 3.63(3H,s), 2.63(2H,t), 2.53(2H,t), 1.88(2H,
quint), 1.78-1.55(2H,br), 1.43(18H,s)。
【0283】実施例2
【化145】
【0284】参考例29で製造した化合物(450m
g)を参考例9と同様に操作して、下記の物性値を有す
る標題化合物(408mg)を得た。 TLC:Rf 0.30(クロロホルム:メタノール=1
0:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.85(1H,br), 8.35(3H,brs),
6.95(1H,s), 6.88(1H,s), 6.70(1H,s), 3.73(2H,s), 2.
60-2.43(2H,m), 1.35(18H,s)。
【0285】参考例30
【化146】
【0286】2,3,5−トリメチルハイドロキノン
(1.52g)のTHF溶液(80ml)に、水(80m
l)およびパラジウム(IV)アセテート(5.1g)を加
えた。混合物を30分間加熱還流した。反応混合物に、
2N水酸化ナトリウムを加え、エーテルで抽出した。有
機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥後濃縮して、標題化合物(1.32g)を得た。
【0287】参考例31
【化147】
【0288】参考例11で製造した化合物を用いて、参
考例7および参考例8と同様にして製造した、6−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェニル)−
α−クロロ−2−ヘキサノン(200mg)および酢酸
カリウム(111mg)のアセトン溶液(10ml)
を、65℃で17時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、酢
酸エチルで希釈した。有機層を水および飽和食塩水を洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して、下記の物
性値を有する標題化合物(1.32g)を得た。 TLC:Rf 0.33(ヘキサン:酢酸エチル=5:
1)。
【0289】実施例3
【化148】
【0290】グアニジルチオウレア(520mg)のエ
タノール溶液(10ml)に、濃塩酸(0.134ml)を
加えた。混合物に、参考例30で製造した化合物(1.32
g)のエタノール溶液(20ml)を加えた。混合物を
室温で2日間撹拌した。反応混合物をろ過し、結晶をア
セトニトリルで洗浄した。ろ液を濃縮し、残留物をエタ
ノールおよびエーテルで再結晶した。析出した結晶をア
セトニトリル、エタノールおよびエーテルで順次洗浄
し、乾燥して、下記の物性値を有する標題化合物(25
4mg)を得た。
【0291】TLC:Rf 0.18(クロロホルム:メタ
ノール=5:1)、 NMR(DMSO-d6):δ 12.6(1H,brs), 8.51(1H,s), 8.
37(4H,s), 2.47(3H,s),2.30(3H,s), 2.21(3H,s)。
【0292】実施例4
【化149】
【0293】参考例31で製造した化合物(170m
g)およびジシアンジアミド(380mg)のジオキサ
ン溶液(9ml)に、5N塩酸溶液(1.8ml)を加
え、室温で20時間撹拌後、濃縮した。残留物をカラム
クロマトグラフィ(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1
0→5:1→クロロホルム:メタノ−ル=30:1→1
0:1)で精製して、下記の物性値を有する標題化合物
(51mg)を得た。
【0294】TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタ
ノール=9:1)、 NMR(CDCl3):δ 7.03(2H,s), 6.92(1H,s), 5.95(4
H,brs), 3.67(3H,s), 2.55(2H,t), 2.45(2H,t), 1.67(4
H,m), 1.42(18H,s)。
【0295】
【製剤例】
製剤例1 以下の各成分を常法により混合した後打錠して、一錠中
に50mgの活性成分を有する錠剤100錠を得た。 ・4−(4−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチル)− 2−グアニジルチアゾール …5.0g ・繊維素グリコール酸カルシウム(崩壊剤) …0.2g ・ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤) …0.1g ・微結晶セルロース …4.7g
【0296】製剤例2 以下の各成分を常法により混合した後、溶液を常法によ
り滅菌し、5mlずつアンプルに充填し、常法により凍
結乾燥し、1アンプル中20mgの活性成分を含有する
アンプル100本を得た。 ・4−(4−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチル)− 2−グアニジルチアゾール …2.0g ・マンニトール …200mg ・蒸留水 …500ml
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 277/82 C07D 277/82 405/06 233 405/06 233 405/12 233 405/12 233 417/06 311 417/06 311 417/12 311 417/12 311 // A61K 31/415 ABL A61K 31/415 ABL ABX ABX ACJ ACJ ADP ADP ADU ADU AED AED 31/42 ABN 31/42 ABN 31/425 ACV 31/425 ACV

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Zは硫黄原子、酸素原子またはNR2(基中、
    2は水素原子またはC1〜4のアルキル基を表わ
    す。)を表わし、R1は水素原子、C1〜4のアルキル
    基またはC2〜5のアシル基を表わし、Aは単結合、C
    1〜8のアルキレン基、1個の炭素原子が1個の硫黄原
    子または酸素原子に置き換わっているC2〜8のアルキ
    レン基を表わし、 【化2】 (基中、R3は水素原子、C1〜4のアルキル基または
    C2〜5のアシル基を表わし、lは0または1〜10を
    表わし、R4はC1〜4のアルキル基を表わし、pは0
    または1〜2を表わす。)、 【化3】 (基中、R5はC1〜7のアルキル基、OR6基(基中、
    6は水素原子、C1〜4のアルキル基、C2〜5のア
    シル基、フェニル基またはフェニル−C1〜4アルキル
    基を表わす。)、ハロゲン原子、フェニル基またはフェ
    ニル−C1〜4アルキル基、C5〜7のシクロアルキル
    基またはC5〜7のシクロアルキル−C1〜4アルキル
    基を表わし、mは0または1〜5を表わす。)またはベ
    ンゼン環が縮合している上記の環、または 【化4】 (基中、R7はC1〜7のアルキル基、フェニル基または
    フェニル−C1〜4アルキル基、C5〜7のシクロアル
    キル基またはC5〜7のシクロアルキル−C1〜4アル
    キル基を表わし、nは0または1〜3を表わす。)を表
    わす。また、 【化5】 (式中、R8はC1〜7のアルキル基、フェニル基また
    はフェニル−C1〜4アルキル基、C5〜7のシクロア
    ルキル基またはC5〜7のシクロアルキル−C1〜4ア
    ルキル基を表わし、qは0または1〜3を表わす。)を
    表わす。ただし、(i)A中、硫黄原子または酸素原子
    が 【化6】 に直接、結合することはなく、(ii) 【化7】 が(1)の場合、A中、硫黄原子または酸素原子が 【化8】 に直接、結合することはない。)で示されるグアニジル
    誘導体、それらの酸付加塩。
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