JPH0958981A - 安全装置付き移動式クレーン車 - Google Patents
安全装置付き移動式クレーン車Info
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- JPH0958981A JPH0958981A JP24506795A JP24506795A JPH0958981A JP H0958981 A JPH0958981 A JP H0958981A JP 24506795 A JP24506795 A JP 24506795A JP 24506795 A JP24506795 A JP 24506795A JP H0958981 A JPH0958981 A JP H0958981A
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- mobile crane
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、移動式クレーン車に積載のブーム
を収納しなければ、車輛の走行が不可能になる、完全に
安全性のある安全装置付き移動式クレーン車を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 請求項1記載の発明では、移動式クレーン車
において、ベースブーム(1)とセカンドブーム(2)
の接続部に、ブーム収納検出スイッチ(3)を近設する
と共に、エンジン部の近傍にコントロール部(4)並び
に、スピード感知器(5)と、ヒュエールカットモータ
ー(6)を列設させ、ブーム未収納時に発信する電気信
号により、エンジン部への燃料供給を停止させ、ブーム
未収納時には車両走行が不可能となる安全装置を具備し
たことを特徴とする安全装置付き移動式クレーン車であ
る。
を収納しなければ、車輛の走行が不可能になる、完全に
安全性のある安全装置付き移動式クレーン車を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 請求項1記載の発明では、移動式クレーン車
において、ベースブーム(1)とセカンドブーム(2)
の接続部に、ブーム収納検出スイッチ(3)を近設する
と共に、エンジン部の近傍にコントロール部(4)並び
に、スピード感知器(5)と、ヒュエールカットモータ
ー(6)を列設させ、ブーム未収納時に発信する電気信
号により、エンジン部への燃料供給を停止させ、ブーム
未収納時には車両走行が不可能となる安全装置を具備し
たことを特徴とする安全装置付き移動式クレーン車であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動式クレーン車に
おいて、ブームが未格納状態では、走行不可能となる安
全装置を具備した安全装置付き移動式クレーン車に関す
るものである。
おいて、ブームが未格納状態では、走行不可能となる安
全装置を具備した安全装置付き移動式クレーン車に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から移動式クレーン車は、その積載
するブームを確実に収納し、安全性を確保した後でなけ
れば走行してはならないことになっている。しかし実情
は、作業頻度が激しかったり、労働が長時間で運転者が
疲労するなどのためか、ブーム未収納のまま移動式クレ
ーン車を走行させた結果、起こす交通事故をなくするこ
とができなかった。その中には電線や電話線や各種のケ
ーブルなどを切断させたり、他車輛との接触損壊、高架
橋やトンネルの上端部の破壊などの交通事故ばかりか、
高電圧線に触れての感電死や、車輛転倒による死傷など
の大事故を招来することもあった。
するブームを確実に収納し、安全性を確保した後でなけ
れば走行してはならないことになっている。しかし実情
は、作業頻度が激しかったり、労働が長時間で運転者が
疲労するなどのためか、ブーム未収納のまま移動式クレ
ーン車を走行させた結果、起こす交通事故をなくするこ
とができなかった。その中には電線や電話線や各種のケ
ーブルなどを切断させたり、他車輛との接触損壊、高架
橋やトンネルの上端部の破壊などの交通事故ばかりか、
高電圧線に触れての感電死や、車輛転倒による死傷など
の大事故を招来することもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、これまでの移動式クレーン車は、その積載するブ
ームの収納忘れによる車輛走行が運転者の厳重な注意に
もかかわらず、大小の交通事故が多数発生しているのが
現状である。こうした現況を改善しょうとの目的をもっ
て、実開平4−108426号公報では、車輛に装備し
た作業装置に、運転継続および移動部材収納を検出する
スイッチ群を設け、該スイッチ群からの信号にもとずい
て警報信号を発生させるという警報装置を装着させた出
願があった。しかし、該出願は、あくまでも警報信号と
いう警報装置を発生させるものである。従って、この警
報信号を発生させる移動式クレーン車では、喧噪な作業
音が鳴り止まぬ工事現場などでは、警報信号が消音され
て気づかぬ場合や、考え事などでうっかりしていた時
は、やはりブーム未収納のまま車輛を走行させてしまう
という問題もあり、完全に交通事故を防止できる対策の
ものとはなっていなかった。本発明は、かかる上記課題
を解決するためになされたものであり、移動式クレーン
車に積載のブームを収納しなければ、車輛の走行が不可
能になるという、完全に安全性のある安全装置付き移動
式クレーン車を提供しょうとするものである。
うに、これまでの移動式クレーン車は、その積載するブ
ームの収納忘れによる車輛走行が運転者の厳重な注意に
もかかわらず、大小の交通事故が多数発生しているのが
現状である。こうした現況を改善しょうとの目的をもっ
て、実開平4−108426号公報では、車輛に装備し
た作業装置に、運転継続および移動部材収納を検出する
スイッチ群を設け、該スイッチ群からの信号にもとずい
て警報信号を発生させるという警報装置を装着させた出
願があった。しかし、該出願は、あくまでも警報信号と
いう警報装置を発生させるものである。従って、この警
報信号を発生させる移動式クレーン車では、喧噪な作業
音が鳴り止まぬ工事現場などでは、警報信号が消音され
て気づかぬ場合や、考え事などでうっかりしていた時
は、やはりブーム未収納のまま車輛を走行させてしまう
という問題もあり、完全に交通事故を防止できる対策の
ものとはなっていなかった。本発明は、かかる上記課題
を解決するためになされたものであり、移動式クレーン
車に積載のブームを収納しなければ、車輛の走行が不可
能になるという、完全に安全性のある安全装置付き移動
式クレーン車を提供しょうとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における安全装置付き移動式クレーン車は、
次のような構成としている。請求項1の安全装置付き移
動式クレーン車は、移動式クレーン車において、ベース
ブーム1とセカンドブーム2の接続部に、ブーム収納検
出スイッチ3を近設すると共に、エンジン部の近傍にコ
ントロール部4、並びにスピード感知器5、ヒュエール
カットモーター6を列設させ、ブーム未収納時に発信す
る電気信号により、エンジン部への燃料供給を停止さ
せ、ブーム未収納時には車両走行が不可能となる安全装
置を具備している。請求項2の安全装置付き移動式クレ
ーン車は、移動式クレーン車において、ベースブーム1
とセカンドブーム2の接続部に、ブーム収納検出スイッ
チ3を近設すると共に、サイドブレーキレバー部7に、
ロッドバルブ8を挿着させ、ブーム未収納時に発信する
電気信号により、挿着させたロッドバルブ8がサイドブ
レーキレバー部7から外れないようにし、ブーム未収納
時には車両走行が不可能となる安全装置を具備してい
る。請求項3の安全装置付き移動式クレーン車は、移動
式クレーン車において、ベースブーム1とセカンドブー
ム2の接続部に、ブーム収納検出スイッチ3を近設する
と共に、アウトリガー部9と油圧ポンプ間を連接する戻
り側油圧ホース10に油圧バルブ11を持着させ、ブー
ム未収納時に発信する電気信号により、持着させた油圧
バルブ11で油路を遮断し、アウトリガー部9が戻り上
がらないようにし、ブーム未収納時には車両走行が不可
能となる安全装置を具備している。請求項4の安全装置
付き移動式クレーン車は、上記、請求項1、2、同1、
3、同2、3の二つの構造を組み合わせたものであり、
ブーム未収納時には車両走行が不可能となるる多重の安
全装置を具備している。
に、本発明における安全装置付き移動式クレーン車は、
次のような構成としている。請求項1の安全装置付き移
動式クレーン車は、移動式クレーン車において、ベース
ブーム1とセカンドブーム2の接続部に、ブーム収納検
出スイッチ3を近設すると共に、エンジン部の近傍にコ
ントロール部4、並びにスピード感知器5、ヒュエール
カットモーター6を列設させ、ブーム未収納時に発信す
る電気信号により、エンジン部への燃料供給を停止さ
せ、ブーム未収納時には車両走行が不可能となる安全装
置を具備している。請求項2の安全装置付き移動式クレ
ーン車は、移動式クレーン車において、ベースブーム1
とセカンドブーム2の接続部に、ブーム収納検出スイッ
チ3を近設すると共に、サイドブレーキレバー部7に、
ロッドバルブ8を挿着させ、ブーム未収納時に発信する
電気信号により、挿着させたロッドバルブ8がサイドブ
レーキレバー部7から外れないようにし、ブーム未収納
時には車両走行が不可能となる安全装置を具備してい
る。請求項3の安全装置付き移動式クレーン車は、移動
式クレーン車において、ベースブーム1とセカンドブー
ム2の接続部に、ブーム収納検出スイッチ3を近設する
と共に、アウトリガー部9と油圧ポンプ間を連接する戻
り側油圧ホース10に油圧バルブ11を持着させ、ブー
ム未収納時に発信する電気信号により、持着させた油圧
バルブ11で油路を遮断し、アウトリガー部9が戻り上
がらないようにし、ブーム未収納時には車両走行が不可
能となる安全装置を具備している。請求項4の安全装置
付き移動式クレーン車は、上記、請求項1、2、同1、
3、同2、3の二つの構造を組み合わせたものであり、
ブーム未収納時には車両走行が不可能となるる多重の安
全装置を具備している。
【0005】
1.請求項1の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3と、コントロール部4
と、スピード感知器5と、ヒューエルカットモーター6
の連作動により、エンジン部への燃料供給が停止するの
で、車輛は走行しない。 2.請求項2の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3とロッドバルブ8の連作
動により、ロッドバルブ8を外すことができないので車
輛は走行しない。 3.請求項3の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3と油圧バルブ11の連作
動により、接地しているアウトリガー部9を上げること
ができないので、車輛は走行しない。 4.請求項4の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、請求項1、2、同1、3、同2、3の二者の組み合
わせによる、各々の構造の連作動により、多重の安全装
置が働くので、車輛は二つの構造の安全機構で走行しな
い。
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3と、コントロール部4
と、スピード感知器5と、ヒューエルカットモーター6
の連作動により、エンジン部への燃料供給が停止するの
で、車輛は走行しない。 2.請求項2の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3とロッドバルブ8の連作
動により、ロッドバルブ8を外すことができないので車
輛は走行しない。 3.請求項3の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3と油圧バルブ11の連作
動により、接地しているアウトリガー部9を上げること
ができないので、車輛は走行しない。 4.請求項4の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、請求項1、2、同1、3、同2、3の二者の組み合
わせによる、各々の構造の連作動により、多重の安全装
置が働くので、車輛は二つの構造の安全機構で走行しな
い。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照に詳述す
る。図1〜図3は請求項1に関する実施例を示す図面で
ある。本実施例では、ベースブーム1とセカンドブーム
2の接続部の適所にブーム収納検出スイッチ3が近設さ
れている。また、エンジン部の近傍にコントロール部4
並びにスピード感知器5、ヒュエールカットモーター6
が列設されている。前記コントロール部4は、R−Sフ
リップフロップと、タイマー回路と、リレーから構成さ
れている。このR−Sフリップフロップは、リセット・
セットの論理回路の切り替え機能を、タイマー回路は、
一定短時間だけセットできる機能を、リレーは、これら
の信号を確実に伝達する機能を、という、それぞれの役
割を連携して果たすものである。従って、本実施例によ
ると、ブーム未収納時にはブーム収納検出スイッチ3の
信号作動により、コントロール部4のR−Sフリップフ
ロップがセットの状態となる。かかる状態において車輛
走行体勢に入ると、スピード感知器5がスピードメータ
ー用ケーブルの動きを感知するとR−Sフリップフロッ
プがセット状態からリセット状態に切り替わる。この状
態になるとヒューエルカットモーター6は、燃料整流装
置からエンジン部へ供給される燃料を、予めタイマー回
路が設定する一定短時間だけ遮断するよう作動する。燃
料が遮断されたエンジン部の活動は停上し車輛は走行し
ない。またこのリセットされたR−Sフリップフロップ
は、タイマー回路の働きで一定短時間後に、R−Sフリ
ップフロップがリセット状態から自動的にセット状態に
切り替わって、初期の状態に戻る。従って、同状態時に
再度エンジンをかけ、車輛走行を試みても前述の連動が
繰り返されるだけで車両は走行することがない。また、
ブームの未収納状態に気づき、ブーム収納後に車輛を走
行させようとする場合には、前記ブーム収納検出スイッ
チ3からの信号がコントロール部4に入ってこないの
で、エンジン部への燃料供給がなされ、何らの支障もな
く車輛走行が可能になる。依って、本安全装置を具備し
た安全装置付き移動式クレーン車では、ブーム未収納状
態のまま車輛を走行させることで起こす交通事故は招来
することがない。なお図2では、積載型移動式クレーン
車による実施例を示したが、非積載型移動式クレーン車
に適用したものであっても、その実施に支障があるもの
ではない。
る。図1〜図3は請求項1に関する実施例を示す図面で
ある。本実施例では、ベースブーム1とセカンドブーム
2の接続部の適所にブーム収納検出スイッチ3が近設さ
れている。また、エンジン部の近傍にコントロール部4
並びにスピード感知器5、ヒュエールカットモーター6
が列設されている。前記コントロール部4は、R−Sフ
リップフロップと、タイマー回路と、リレーから構成さ
れている。このR−Sフリップフロップは、リセット・
セットの論理回路の切り替え機能を、タイマー回路は、
一定短時間だけセットできる機能を、リレーは、これら
の信号を確実に伝達する機能を、という、それぞれの役
割を連携して果たすものである。従って、本実施例によ
ると、ブーム未収納時にはブーム収納検出スイッチ3の
信号作動により、コントロール部4のR−Sフリップフ
ロップがセットの状態となる。かかる状態において車輛
走行体勢に入ると、スピード感知器5がスピードメータ
ー用ケーブルの動きを感知するとR−Sフリップフロッ
プがセット状態からリセット状態に切り替わる。この状
態になるとヒューエルカットモーター6は、燃料整流装
置からエンジン部へ供給される燃料を、予めタイマー回
路が設定する一定短時間だけ遮断するよう作動する。燃
料が遮断されたエンジン部の活動は停上し車輛は走行し
ない。またこのリセットされたR−Sフリップフロップ
は、タイマー回路の働きで一定短時間後に、R−Sフリ
ップフロップがリセット状態から自動的にセット状態に
切り替わって、初期の状態に戻る。従って、同状態時に
再度エンジンをかけ、車輛走行を試みても前述の連動が
繰り返されるだけで車両は走行することがない。また、
ブームの未収納状態に気づき、ブーム収納後に車輛を走
行させようとする場合には、前記ブーム収納検出スイッ
チ3からの信号がコントロール部4に入ってこないの
で、エンジン部への燃料供給がなされ、何らの支障もな
く車輛走行が可能になる。依って、本安全装置を具備し
た安全装置付き移動式クレーン車では、ブーム未収納状
態のまま車輛を走行させることで起こす交通事故は招来
することがない。なお図2では、積載型移動式クレーン
車による実施例を示したが、非積載型移動式クレーン車
に適用したものであっても、その実施に支障があるもの
ではない。
【0007】図4、図5は、請求項2に関する実施例を
示すものである。本発明に係る安全装置付き移動式クレ
ーン車では、ベースブーム1とセカンドブーム2の接続
部の適所にブーム収納検出スイッチ3が近設されてお
り、さらに、サイドブレーキレバー部7にロッドバルブ
8が挿着している。通常、クレーン車による作業を行う
には、車輛を停車させた後、作業中に車輛が走行するこ
とのないようにサイドブレーキを掛けてから行うことに
なっている。本実施例に基づくとサイドブレーキレバー
部7を掛けた状態で、ベースブーム1からセカンドブー
ム2を起こして作業可能体勢に入ると、その時点でブー
ム収納検出スイッチ3から発信される電気信号でロッド
バルブ8が作動してサイドブレーキレバー部7に外れな
い状態に挿着する。このように作動状態となったロッド
バルブ8は、ブームが格納状態にならない限りサイドブ
レーキレバー部7から解放されて、ブレーキが外れるこ
とはない。本実施例では、上記のように作動するので、
ブームが未格納の場合には、サイドブレーキレバー部7
を下げ降ろしてブレーキを外すことができない結果とし
て車輛は走行することができない。依って、本実施例に
よる安全装置を具備した安全装置付き移動式クレーン車
では、ブーム未収納状態のまま車輛を走行させることで
起こす交通事故は招来することがない。
示すものである。本発明に係る安全装置付き移動式クレ
ーン車では、ベースブーム1とセカンドブーム2の接続
部の適所にブーム収納検出スイッチ3が近設されてお
り、さらに、サイドブレーキレバー部7にロッドバルブ
8が挿着している。通常、クレーン車による作業を行う
には、車輛を停車させた後、作業中に車輛が走行するこ
とのないようにサイドブレーキを掛けてから行うことに
なっている。本実施例に基づくとサイドブレーキレバー
部7を掛けた状態で、ベースブーム1からセカンドブー
ム2を起こして作業可能体勢に入ると、その時点でブー
ム収納検出スイッチ3から発信される電気信号でロッド
バルブ8が作動してサイドブレーキレバー部7に外れな
い状態に挿着する。このように作動状態となったロッド
バルブ8は、ブームが格納状態にならない限りサイドブ
レーキレバー部7から解放されて、ブレーキが外れるこ
とはない。本実施例では、上記のように作動するので、
ブームが未格納の場合には、サイドブレーキレバー部7
を下げ降ろしてブレーキを外すことができない結果とし
て車輛は走行することができない。依って、本実施例に
よる安全装置を具備した安全装置付き移動式クレーン車
では、ブーム未収納状態のまま車輛を走行させることで
起こす交通事故は招来することがない。
【0008】図6、図7は請求項3に関するものであ
る。本実施例に係る発明は、ベースブーム1とセカンド
ブーム2の接続部の適所にブーム収納検出スイッチ3が
近設されており、さらに、アウトリガー部9と油圧ポン
プ間を連結する戻り側油圧ホース10に、油圧バルブ1
1を持着させたものである。従って、クレーン作業時に
はアウトリガー部9を降ろして地面を押圧させた状態と
なっている。この状態でベースブーム1からセカンドブ
ーム2を起こして作業可能な体勢に入ると、その時点で
ブーム収納検出スイッチ3から発信される電気信号が油
圧バルブ11に伝わる。すると、油圧バルブ11が作動
して油路を遮断する。この作動状態となったアウトリガ
ー部9は、ブームが格納状態にならない限り、解除され
て地面から離し上げることはできない。本実施例では、
上記のように作動するので、ブームが未格納の場合に
は、アウトリガー部9を地面から上げることができない
結果として車輛は走行することはない。依って、本実施
例による安全装置を具備した安全装置付き移動式クレー
ン車では、ブーム未収納状態のまま車輛を走行させるこ
とで起こす交通事故は招来することがない。
る。本実施例に係る発明は、ベースブーム1とセカンド
ブーム2の接続部の適所にブーム収納検出スイッチ3が
近設されており、さらに、アウトリガー部9と油圧ポン
プ間を連結する戻り側油圧ホース10に、油圧バルブ1
1を持着させたものである。従って、クレーン作業時に
はアウトリガー部9を降ろして地面を押圧させた状態と
なっている。この状態でベースブーム1からセカンドブ
ーム2を起こして作業可能な体勢に入ると、その時点で
ブーム収納検出スイッチ3から発信される電気信号が油
圧バルブ11に伝わる。すると、油圧バルブ11が作動
して油路を遮断する。この作動状態となったアウトリガ
ー部9は、ブームが格納状態にならない限り、解除され
て地面から離し上げることはできない。本実施例では、
上記のように作動するので、ブームが未格納の場合に
は、アウトリガー部9を地面から上げることができない
結果として車輛は走行することはない。依って、本実施
例による安全装置を具備した安全装置付き移動式クレー
ン車では、ブーム未収納状態のまま車輛を走行させるこ
とで起こす交通事故は招来することがない。
【0009】図8、図9、図10は、請求項4に関する
ものである。図8は、請求項1と2の実施例を組み合わ
せたもので、多重の安全装置を具備した安全装置付き移
動式クレーン車の請求項1、2組み合わせ実施ブロック
図である。本実施例によると、ブーム収納検出スイッチ
3と、コントロール部4と、スピード感知器5と、ヒュ
ーエルカットモーター6、並びにロッドバルブ8による
構造の連作動により、ブームが未格納時には、燃料供給
遮断によるエンジン部の停止と共に、サイドブレーキレ
バー部7がかかったままであるという、二重の安全構造
を具備したものである。従って、その効果として車輛は
二つの機能構造が原因で走行できないものとなってい
る。依って、本実施例による多重の安全装置を具備した
安全装置付き移動式クレーン車では、ブーム未収納状態
のまま車輛を走行させることで起こす交通事故はより招
来することがない。
ものである。図8は、請求項1と2の実施例を組み合わ
せたもので、多重の安全装置を具備した安全装置付き移
動式クレーン車の請求項1、2組み合わせ実施ブロック
図である。本実施例によると、ブーム収納検出スイッチ
3と、コントロール部4と、スピード感知器5と、ヒュ
ーエルカットモーター6、並びにロッドバルブ8による
構造の連作動により、ブームが未格納時には、燃料供給
遮断によるエンジン部の停止と共に、サイドブレーキレ
バー部7がかかったままであるという、二重の安全構造
を具備したものである。従って、その効果として車輛は
二つの機能構造が原因で走行できないものとなってい
る。依って、本実施例による多重の安全装置を具備した
安全装置付き移動式クレーン車では、ブーム未収納状態
のまま車輛を走行させることで起こす交通事故はより招
来することがない。
【0010】図9は、請求項1と3の実施例を組み合わ
せたもので、多重の安全装置を具備した安全装置付き移
動式クレーン車の請求項1、3組み合わせ実施ブロック
図である。本実施例によると、ブーム収納検出スイッチ
3と、コントロール部4と、スピード感知器5と、ヒュ
ーエルカットモーター6、並びに油圧バルブ11による
構造の連作動により、ブームが未格納時には、燃料供給
遮断によるエンジン部の停止と共に、アウトリガー部9
が戻り上がらないという、二重の安全構造を具備したも
のである。従って、その効果として、車輛は二つの機能
構造が原因で走行できない。依って、本実施例による多
重の安全装置を具備した安全装置付き移動式クレーン車
では、ブーム未収納状態のまま車輛を走行させることで
起こす交通事故はより招来することがない。
せたもので、多重の安全装置を具備した安全装置付き移
動式クレーン車の請求項1、3組み合わせ実施ブロック
図である。本実施例によると、ブーム収納検出スイッチ
3と、コントロール部4と、スピード感知器5と、ヒュ
ーエルカットモーター6、並びに油圧バルブ11による
構造の連作動により、ブームが未格納時には、燃料供給
遮断によるエンジン部の停止と共に、アウトリガー部9
が戻り上がらないという、二重の安全構造を具備したも
のである。従って、その効果として、車輛は二つの機能
構造が原因で走行できない。依って、本実施例による多
重の安全装置を具備した安全装置付き移動式クレーン車
では、ブーム未収納状態のまま車輛を走行させることで
起こす交通事故はより招来することがない。
【0011】図10は、請求項2と3の実施例を組み合
わせたもので、多重の安全装置を具備した安全装置付き
移動式クレーン車の請求項2、3組み合わせ実施ブロッ
ク図である。本実施例によると、ブーム収納検出スイッ
チ3と、ロッドバルブ8と、油圧バルブ11による構造
の連作動により、ブームが未格納時には、ロッドバルブ
8がかかったままであると共に、アウトリガー部9が戻
り上がらない、という二重の安全構造を具備したもので
ある。従って、その効果として車輛は二つの機能構造が
原因で走行できない。依って、本実施例による多重の安
全装置を具備した安全装置付き移動式クレーン車では、
ブーム未収納状態のまま車輛を走行させることで起こす
交通事故はより招来することがない。
わせたもので、多重の安全装置を具備した安全装置付き
移動式クレーン車の請求項2、3組み合わせ実施ブロッ
ク図である。本実施例によると、ブーム収納検出スイッ
チ3と、ロッドバルブ8と、油圧バルブ11による構造
の連作動により、ブームが未格納時には、ロッドバルブ
8がかかったままであると共に、アウトリガー部9が戻
り上がらない、という二重の安全構造を具備したもので
ある。従って、その効果として車輛は二つの機能構造が
原因で走行できない。依って、本実施例による多重の安
全装置を具備した安全装置付き移動式クレーン車では、
ブーム未収納状態のまま車輛を走行させることで起こす
交通事故はより招来することがない。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり実施されるの
で、次に記載する効果を奏する。 1.請求項1の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3と、コントロール部4
と、スピード感知器5と、ヒューエルカットモーター6
との連作動により、エンジン部への燃料供給が停止する
ので、車輛は走行できない。従い、ブーム未格納のまま
走行させることで起こす自動車事故は完全に防止でき
る。 2.請求項2の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが末格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3とロッドバルブ8の連作
動により、ブレーキ状態にあるブレーキレバー部7を外
すことができないので、車輛は走行できない。従い、ブ
ーム未格納のまま走行させることで起こす自動車事故は
完全に防止できる。 3.請求項3の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3と油圧バルブ11の連作
動により、接地しているアウトリガー部9を上げること
ができないので、車輛は走行できない。従い、ブーム未
格納のまま走行させることで起こす自動車事故は完全に
防止できる。 4.請求項4の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、請求項1、2、同1、3、同2、3の二者の組み合
わせによる、各々の構造の連作動により、多重の安全装
置が働くので、車輛は二重に走行できない。従い、ブー
ム未格納のまま走行させることで起こす自動車事故は、
より完全に防止できる。 本発明は、上記の効果を有するばかりか、多発する自動
車事故を減らすための画期的で極めて有効な役割を果た
すものである。
で、次に記載する効果を奏する。 1.請求項1の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3と、コントロール部4
と、スピード感知器5と、ヒューエルカットモーター6
との連作動により、エンジン部への燃料供給が停止する
ので、車輛は走行できない。従い、ブーム未格納のまま
走行させることで起こす自動車事故は完全に防止でき
る。 2.請求項2の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが末格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3とロッドバルブ8の連作
動により、ブレーキ状態にあるブレーキレバー部7を外
すことができないので、車輛は走行できない。従い、ブ
ーム未格納のまま走行させることで起こす自動車事故は
完全に防止できる。 3.請求項3の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、ブーム収納検出スイッチ3と油圧バルブ11の連作
動により、接地しているアウトリガー部9を上げること
ができないので、車輛は走行できない。従い、ブーム未
格納のまま走行させることで起こす自動車事故は完全に
防止できる。 4.請求項4の安全装置付き移動式クレーン車において
は、ブームが未格納の場合に車輛を走行させようとして
も、請求項1、2、同1、3、同2、3の二者の組み合
わせによる、各々の構造の連作動により、多重の安全装
置が働くので、車輛は二重に走行できない。従い、ブー
ム未格納のまま走行させることで起こす自動車事故は、
より完全に防止できる。 本発明は、上記の効果を有するばかりか、多発する自動
車事故を減らすための画期的で極めて有効な役割を果た
すものである。
【0017】
【図1】図1は、請求項1に係る実施例の安全装置ブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】図2は、請求項1に係る実施例の安全装置処理
手順を示す説明図である。
手順を示す説明図である。
【図3】図3は、請求項1に係る実施例の安全装置を具
備した移動式クレーン車の側面図である。
備した移動式クレーン車の側面図である。
【図4】図4は、請求項2に係る実施例の安全装置ブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】図5は、請求項2に係る実施例の安全装置を具
備した移動式クレーン車の側面図である。
備した移動式クレーン車の側面図である。
【図6】図6は、請求項3に係る実施例の安全装置ブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】図7は、請求項3に係る実施例の安全装置を具
備した移動式クレーン車の側面図である。
備した移動式クレーン車の側面図である。
【図8】図8は、請求項4に係る実施例で、請求項1、
2組み合わせ実施ブロック図である。
2組み合わせ実施ブロック図である。
【図9】図9は、請求項4に係る実施例で、請求項1、
3組み合わせ実施ブロック図である。
3組み合わせ実施ブロック図である。
【図10】図10は、請求項4に係る実施例で、請求項
2、3組み合わせ実施ブロック図である。
2、3組み合わせ実施ブロック図である。
(1) は ベースブーム (2) は セカンドブーム (3) は ブーム収納検出スイッチ (4) は コントロール部 (5) は スピード感知器 (6) は ヒュエールカットモーター (7) は サイドブレーキレバー部 (8) は ロッドバルブ (9) は アウトリガー部 (10) は 戻り側油圧ホース (11) は 油圧バルブ (E) は エンジン部 (B) は バッテリー
Claims (4)
- 【請求項1】 移動式クレーン車において、ベースブー
ム(1)とセカンドブーム(2)の接続部に、ブーム収
納検出スイッチ(3)を近設すると共に、エンジン部の
近傍にコントロール部(4)並びに、スピード感知器
(5)と、ヒュエールカットモーター(6)を列設さ
せ、ブーム未収納時に発信する電気信号により、エンジ
ン部への燃料供給を停止させ、ブーム未収納時には車両
走行が不可能となる安全装置を具備したことを特徴とす
る安全装置付き移動式クレーン車。 - 【請求項2】 サイドブレーキレバー部(7)にロッド
バルブ(8)を挿着させ、ブーム未収納時に発信する電
気信号により、挿着させたロッドバルブ(8)がサイド
ブレーキレバー部(7)から外れ戻らないようにしたも
のである請求項1記載の安全装置付き移動式クレーン
車。 - 【請求項3】 アウトリガー部(9)と油圧ポンプ間を
連接する戻り側油圧ホース(10)に油圧バルブ(1
1)を持着させ、ブーム未収納時に発信する電気信号に
より、持着させた油圧バルブ(11)で油路を遮断し、
アウトリガー部(9)が戻り上がらないようにしたもの
である請求項1記載の安全装置付き移動式クレーン車。 - 【請求項4】 上記、請求項1、2、3のいずれか二者
を組み合わせた多重の安全装置を具備したものである、
請求項1、2、同1、3、同2、3の二者の構造の組み
合わせによる安全装置を具備したことを特徴とする多重
の安全装置付き移動式クレーン車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24506795A JPH0958981A (ja) | 1995-08-19 | 1995-08-19 | 安全装置付き移動式クレーン車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24506795A JPH0958981A (ja) | 1995-08-19 | 1995-08-19 | 安全装置付き移動式クレーン車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0958981A true JPH0958981A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=17128106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24506795A Pending JPH0958981A (ja) | 1995-08-19 | 1995-08-19 | 安全装置付き移動式クレーン車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0958981A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110304561A (zh) * | 2019-07-25 | 2019-10-08 | 徐州徐工随车起重机有限公司 | 自行走起重机用支腿软腿保护装置 |
-
1995
- 1995-08-19 JP JP24506795A patent/JPH0958981A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110304561A (zh) * | 2019-07-25 | 2019-10-08 | 徐州徐工随车起重机有限公司 | 自行走起重机用支腿软腿保护装置 |
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