JPH0958164A - Icメモリカードおよびその製造方法 - Google Patents

Icメモリカードおよびその製造方法

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JPH0958164A
JPH0958164A JP7221372A JP22137295A JPH0958164A JP H0958164 A JPH0958164 A JP H0958164A JP 7221372 A JP7221372 A JP 7221372A JP 22137295 A JP22137295 A JP 22137295A JP H0958164 A JPH0958164 A JP H0958164A
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Naoya Horie
直也 堀江
Kohei Kurata
浩平 倉田
Hiroshi Sakurai
博 櫻井
Satoshi Ishikura
諭 石倉
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、メモリIC等を内蔵したICメモ
リカードにおいて、表裏面に、衝撃、又は静電気を保護
するための金属パネルと、本体樹脂ケースとの結合を容
易に行え、且つ強固のものとさせ、本体樹脂ケースの金
型の簡略化を図ることを目的とする。 【構成】 本体樹脂ケース1の表裏面に結合される金属
パネル4,5を備え、金属パネル4,5の端面には折り
曲げ部6,7を形成させ、折り曲げ部6,7には穴8,
9、を形成し、折り曲げ部6,7を本体樹脂ケース1に
当て、超音波溶着にて本体樹脂ケース1の樹脂を溶解さ
せ折り曲げ部6,7を埋め込み金属パネル4,5結合さ
せる。これにより、本体樹脂ケース1と金属パネル4,
5の結合が容易に行え、且つ強固のものとなり、本体樹
脂ケース1の金型が簡略化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯型情報機器等に利用
されるメモリIC等を内蔵したICメモリカードに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にICメモリカードは、内部に収
納されているRAM,ROMなどのメモリIC等を、衝
撃、又は静電気から保護するために本体樹脂ケースの表
裏面に金属パネルを結合させている。
【0003】以下図面を参照しながら、従来のICメモ
リカードの構造及び本体樹脂ケースと金属パネルの結合
構造について図3によって説明する。
【0004】図3は従来のICメモリカードを示す組立
斜視図である。1は本体樹脂ケースで、2はプリント基
板で、プリント基板2には接続コネクタ3、メモリI
C、メモリ制御IC(いずれも図示せず)を搭載してい
る。20は表金属パネル、21は裏金属パネルで、金属
パネル20,21の端面は折り曲げ部22,23が形成
されている。
【0005】以上のような構成のICメモリカードの製
造方法としては、本体樹脂ケース1の成形時に、裏金属
パネル21を下金型に入れ、上金型を結合し、本体樹脂
ケース1を成形する。こうして、裏金属パネル21の折
り曲げ部23が本体樹脂ケース1に埋め込まれる。この
時、本体樹脂ケース1の表側には、表金属パネル20の
折り曲げ部22が埋め込まれるための凹部24と、その
外周には凸部25が形成される。次に、プリント基板2
を本体樹脂ケース1に収納させ、表金属パネル20を本
体樹脂ケース1の表側に当て、本体樹脂ケース1を局部
加熱し、成形金型で上方から加圧成形し、本体樹脂ケー
ス1の凸部25が表金属パネル20の折り曲げ部22を
埋め込み、平面とさせ、金属パネル20,21を結合さ
せる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、本体樹脂ケースと金属パネルを成形時に結
合させるため、本体樹脂ケースの金型構造が複雑とな
り、また、本体樹脂ケースを溶解させる程、加熱させる
ので、プリント基板上に半田付けにより搭載しているメ
モリIC等の部品が外れたり、破壊されるという問題を
有していた。
【0007】本発明は以上の欠点に鑑み、本体樹脂ケー
スの成形後に金属パネルとの結合を行い、金型構造を簡
略化し、プリント基板上の搭載部品には何ら影響を与え
ず、本体樹脂ケースと金属パネルとの結合を容易に行
い、且つ強固のものとすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明では、本体樹脂ケースと、前記本体樹脂ケース
の表裏面に結合される金属パネルとを備え、前記金属パ
ネルの端面には折り曲げ部を形成し、この折り曲げ部に
は孔を設ける。また前記本体樹脂ケースと前記金属パネ
ルとの結合を超音波溶着にて埋め込み結合させる構成と
している。
【0009】
【作用】本発明は上記の構成により、本体樹脂ケースの
成形後に金属パネルとの結合を行うことができるため、
本体樹脂ケースの金型構造の簡略化が図れる。また、金
属パネルの端面折り曲げ部が、超音波溶着により、本体
樹脂ケースに埋め込み結合するため、本体樹脂ケースと
金属パネルの結合が容易に行え、そのうえ、折り曲げ部
には孔が設けられているため結合を強固なものとするこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例におけるICメモ
リカードの組立斜視図、図2は同ICメモリカードの本
体樹脂ケースと金属パネルとの結合部の断面図である。
図1と図2において、本体樹脂ケース1には、プリント
基板2が収納され、プリント基板2は、接続コネクタ
3、メモリIC、メモリ制御IC(いずれも図示せず)
を搭載している。本体樹脂ケース1の表裏面には金属パ
ネル4,5が結合され、金属パネル4,5の端面に折り
曲げ部6,7を形成し、折り曲げ部6,7には穴8,9
を形成している。
【0012】このような構成において、本体樹脂ケース
1と金属パネル4,5との結合方法は、まず、本体樹脂
ケース1の表裏面に金属パネル4,5の端面に形成した
折り曲げ部6,7を当て、表裏金属パネル4,5を同時
に超音波溶着機にて、超音波振動を加え、本体樹脂ケー
ス1と折り曲げ部6,7の接合面のみに強力な摩擦熱を
発生させ、本体樹脂ケース1の樹脂を溶融し、折り曲げ
部6,7を本体樹脂ケース1に埋め込み、本体樹脂ケー
ス1と金属パネル4,5は結合される。
【0013】また、折り曲げ部6,7に孔8,9を形成
し、超音波溶着を行えば、溶融した樹脂が穴8,9に流
れ込み、本体樹脂ケース1と金属パネル4,5との結合
はさらに強固のものとなる。
【0014】なお、上記一実施例では、金属パネル4,
5の結合を同時に行ったが別々に結合させてもよい。
【0015】また、折り曲げ部6,7に形成した孔8,
9はどのような形状でもよく、本実施例は加工性のよい
丸穴としている。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明は、金属パネルの端
面を折り曲げ、この折り曲げ部に穴を形成し、超音波溶
着にて、本体樹脂ケースと金属パネルを結合させる。従
って本発明は、金型構造が簡略化でき、また、金属パネ
ルの結合も容易に行え、且つ強固のものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるICメモリカードの
組立斜視図
【図2】同実施例の本体樹脂ケースと金属パネルとの結
合部の部分拡大断面図
【図3】従来のICメモリカードの組立斜視図
【符号の説明】
1 本体樹脂ケース 2 プリント基板 3 接続コネクタ 4,5 金属パネル 6,7 折り曲げ部 8,9 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石倉 諭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体樹脂ケースと、この本体樹脂ケースの
    表面および裏面に備えられた金属パネルと、これら本体
    樹脂ケースおよび金属パネル内部に備えられた記憶手段
    とを有しており、前記金属パネルの端部には、本体樹脂
    ケースに埋め込まれる折り曲げ部が設けられ、この折り
    曲げ部には孔が設けられていることを特徴とするICメ
    モリカード。
  2. 【請求項2】本体樹脂ケースと、この本体樹脂ケースの
    表面および裏面に備えられた金属パネルと、これら本体
    樹脂ケースおよび金属パネル内部に備えられた記憶手段
    とを有したICメモリカードの製造方法であって、前記
    本体樹脂ケースに、前記金属パネルの端部に設けられた
    折り曲げ部を、超音波溶着によって埋め込むことを特徴
    とするICメモリカードの製造方法。
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US6166912A (en) * 1997-11-21 2000-12-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha IC card and manufacturing method thereof
US8280463B2 (en) 2007-09-25 2012-10-02 Fujitsu Limited Electronic apparatus
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