JPH0957945A - 印刷機用集塵装置 - Google Patents

印刷機用集塵装置

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JPH0957945A
JPH0957945A JP24057995A JP24057995A JPH0957945A JP H0957945 A JPH0957945 A JP H0957945A JP 24057995 A JP24057995 A JP 24057995A JP 24057995 A JP24057995 A JP 24057995A JP H0957945 A JPH0957945 A JP H0957945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
powder
dust
sub
printing machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP24057995A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hayashi
健一 林
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KINKI SEIKO KK
Original Assignee
KINKI SEIKO KK
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主フィルター28に付着したパウダー17…を再
利用することができる印刷機用集塵装置を提供すること
にある。 【解決手段】 印刷機2の印刷済み紙を搬送する搬送体
6と、印刷済み紙5…に裏写り防止パウダー17…を吹付
けるスプレー18を内有した筐体10の上面に載置状に取付
けられたケーシング1とその内部にファン35とモーター
36とを備えた集塵装置に於て、主フィルター28の上流側
に30μm以下のパウダー17…を通過させて、その他の塵
・埃33…等を通過させずに集める副フィルター29を付設
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機の上に載置
して使用する印刷機用集塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷機は印刷済み紙を積み重
ねて収容するストッカーの上流側に裏写りパウダーを吹
付けるスプレーを配備し、印刷済み紙の表面に吹付け
て、この印刷済み紙のインキが他の印刷済み紙の裏面に
付着することを防止している。
【0003】そして、この吹付作業に於て、紙面に必要
なパウダーの量より数倍、あるいは印刷物によってはそ
れ以上のパウダーが吹付けられており、この際、飛散し
た余分なパウダーが印刷機内及びその周囲を汚す原因と
なるので、このパウダーを収集するための集塵装置が印
刷機の筐体の上面に載置状に取付けられていた。
【0004】しかして、この集塵装置は実公平1−33
337号の如く、吸気ファンとフィルターを備えてお
り、この吸気ファンを作動させてフィルターにパウダー
を収集していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
ターには、パウダー以外に湿気及び紙粉や埃、又はイン
キやオイルミストも付着してパウダーと密着混合してし
まうため、パウダーの精製再利用は困難であると同時
に、この再精製コストが高い等の理由から、パウダーを
すべて廃棄していた。
【0006】そこで、本発明は、上述の欠点を解決する
と共に主フィルターに付着したパウダーのリサイクルを
可能にする集塵装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る印刷機用集
塵装置は、印刷機の印刷済み紙を搬送する搬送体と該印
刷済み紙に裏写り防止パウダーを吹付けるスプレーを内
有した筐体の上面に載置状に取付けられるケーシング
と、その内部に設けられるファンと、該ファンを駆動す
るモーターと、を備えた集塵装置に於て、飛散した余分
な上記パウダーを集める主フィルターの上流側に、20μ
m〜30μmの範囲にある所定の粒子径よりも小さいパウ
ダーを通過させると共に、上記所定の粒子径以上のパウ
ダー等を通過させずに集める副フィルターを、付設した
ものである。
【0008】そして、主フィルターの目の粗さを3μm
〜8μmの内の所定の粗さとする。また、副フィルター
が吸湿性である。
【0009】また、副フィルターと主フィルターの間の
空室部にヒーターを配設したり、あるいは、副フィルタ
ーと主フィルターの間の空室部に低湿度空気の注入を行
うように構成したものである。
【0010】さらに、副フィルター及び主フィルターを
出し入れ可能な扉をケーシングの上壁に設けたものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明につい
て詳説する。
【0012】図1は、本発明に係る印刷機用集塵装置の
取付け状態を示す斜視図であり、この集塵装置20のケー
シング1は、印刷機2の筐体10の上面に載置状に取付け
られている。
【0013】図2に示す如く、印刷機2の印刷機本体3
の後方位置で印刷済み紙受台4が設けられ、この印刷済
み紙受台4の上方と印刷機本体3の間に印刷済み紙5…
を1枚ずつ搬送して印刷済み紙受台4に積み重ねていく
搬送体6が設けられ、この搬送体6は筐体10にて包囲さ
れている。
【0014】図例では、搬送体6はチェーンコンベア7
と、このチェーンコンベア7に等間隔に取付けられたグ
リッパー8…と、から成り、このグリッパー8…に挟持
された印刷済み紙5…が印刷済み紙受台4との対応位置
に来れば、この印刷済み紙受台4の後方位置で(グリッ
パー8…に当るように)上方へ突設したグリップ解除部
材9にてグリッパー8…が開く。このため、印刷済み紙
5…は印刷済み紙受台4内に落下していく。
【0015】そして、この筐体10内には、印刷済み紙受
台4の上流側に、搬送体6のパスラインLに沿って印刷
済み紙ガイド板11が付設されている。
【0016】12はパウダー供給手段であって、このパウ
ダー供給手段12は、空気を送るブロワー15と、裏写り防
止パウダー17…を貯蔵している貯蔵タンク16と、供給配
管13と、スプレー18と、から成る。なお、パウダー17…
は、じゃがいもでんぷんやとうもろこしでんぷん等の粉
にシリコンコーティングしたものである。
【0017】しかして、上記配管13の先端には、印刷済
み紙ガイド板11に向けてパウダー17…を吹付けるスプレ
ー18が取付けられている。つまり、ブロワー15から供給
された空気にて貯蔵タンク16内のパウダー17…を矢印A
の如くスプレー18まで送り、そして、スプレー18からパ
ウダー17…を吹付ける。
【0018】また、筐体10内には、印刷済み紙受台4よ
り上流側に、パウダー17…を印刷済み紙受台4側へ飛散
させないための遮蔽板19が設けられている。そして、集
塵装置20のケーシング1内は、パウダー17…を吸込む方
向から順に、吸込み室21、集塵室22、真空室23及びモー
ター室24が並んでいる。
【0019】しかして、吸込み室21の下面には印刷機2
の筐体10の吸出し口25に対応して開口部26が設けられて
いる。そして、吸込み室21の先端側は連通口27にて集塵
室22に連通連結されている。
【0020】さらに、この連通口27には通風量を調節す
るためのダンパー38が開閉自在に取付けられており、こ
のダンパー38を任意の開き角度に調整することができ
る。
【0021】また、真空室23の前面に厚手の不織布を波
状に屈曲して形成した目の粗さが3μm〜8μmの主フ
ィルター28が取付けられており、この主フィルター28の
上流側に吸湿性の副フィルター29が配設されている。な
お、副フィルター29も、主フィルター28と同様に厚手の
不織布を波状に屈曲させて形成されている。
【0022】しかして、副フィルター29の下面付近にこ
の副フィルター29と密接状に受け皿31が載置されてお
り、主フィルター28の下方位置に受け皿32が載置されて
いる。また、受け皿31と主フィルター28の下面に夫々下
方に向かって接近する突片39,40が設けられ、かつ、こ
の突片39,40の基端は受け皿32内にあるので、パウダー
17…を確実に受け皿32内に蓄積させることができる。
【0023】この副フィルター29と主フィルター28の間
に形成される空室部30に、(図示省略の)ヒーターが配
設され、あるいは、低湿度空気の注入を行うように構成
されている。なお、モーター室24のモーター排熱をもっ
たプラス圧の排気用空気を、集塵室22へ一部導入するも
好ましい。このため、空室部30を常に乾燥状態に保持す
ることができる。
【0024】しかして、真空室23にはファン35が配備さ
れ、このファン35は隣りのモーター室24のモーター36と
接続されている。また、モーター室24の上面には、複数
個の排気口37…が貫設されている。
【0025】さらに、副フィルター29及び主フィルター
28の出し入れが可能な扉34がケーシング1の上壁に設け
られている。
【0026】次に、本発明の集塵装置を作動させて純粋
なパウダー17…を収集する方法について説明する。
【0027】先ず、モーター36を駆動させればファン35
は回転し、このファン35にて図3に示すように、矢印B
に示す如くパウダー17…は空気と共に副フィルター29を
通過し、その他の塵・埃33…等はこの副フィルター29に
少量付着する。ただし、ここで、通過するパウダー17…
とは、20μm〜30μmの範囲にある所定の粒子径より
も、小さいパウダーである。
【0028】次に、空室部30がヒーター等にて乾燥して
いるため、通過した(若干湿気のある)パウダー17…か
ら湿気が除かれる。
【0029】そして、そのうちで粒子径が3μm〜8μ
mの内の所定の粗さ以上のパウダー17…だけをさらさら
の状態で、主フィルター28に多量に付着させることがで
きる。
【0030】そして、空気は矢印Cに示すように通過
し、図2に示すように真空室23を通って排気口37…から
外部へ流出する。
【0031】さらに、(図示省略の)塵払い具にて副フ
ィルター29の下面付近に載置された受け皿31に塵・埃33
…等をふるい落とし、かつ、主フィルター28の下方位置
に載置された受け皿32に純粋なパウダー17…をふるい落
とす。
【0032】最後に、ケーシング1の上壁に設けられた
扉34を開けて新しい主フィルター28及び副フィルター29
に交換すればよい。(なお、主フィルター28及び副フィ
ルター29がまだ使用可能であれば、別に新しいものに交
換する必要はない。)
【0033】また、受け皿31,32を取り出して、受け皿
31にふるい落とされた塵・埃33…等を廃棄し、一方、受
け皿32にふるい落とされたパウダー17…を掻き集めれば
再利用することが可能となり、約30%のコスト削減とな
る。そして、このパウダー17…を再び貯蔵タンク16に入
れて用いればよい。
【0034】そして、清浄した受け皿31,32を、新しく
交換した主フィルター28の下方位置及び副フィルター29
の下面付近に載置し直し、扉34を閉めれば、再び上記一
連の作業を行うことが可能となる。
【0035】なお、主フィルター28を、副フィルター29
に対して垂直となるようにケーシング1の上壁付近に付
設するも好ましい。
【0036】
【発明の効果】本発明は、上述の構成により次のような
著大な効果を奏する。
【0037】(請求項1によれば、)副フィルター29に
て、飛散した余分なパウダー17…と紙粉や埃、又はイン
キやオイルミスト等と密着混合を防止すると共に、確実
に塵・埃33…等を付着させることができる。このため、
主フィルター28に付着したパウダー17…は純粋なのでこ
のパウダー17…を再利用することができる。
【0038】また、副フィルター29に塵・埃33…等が付
着するので主フィルター28の目ずまり寿命を延長させる
ことができる。
【0039】(請求項2によれば、)主フィルター28に
て、かなり細かい粒子径のパウダー17…でも確実に付着
させることができる。
【0040】(請求項3によれば、)吸込み室21中の空
気中の湿気、インキミスト、油ミスト等を取り除いて、
受け皿32中のパウダー17…の純度を保つと共に、このパ
ウダー17…を捨てることなく再利用することができる。
【0041】(請求項4,5によれば、)空室部30を常
に乾燥状態に保持させることができるので、さらさら
の、かつ、純度の高いパウダー17…を得ることができ
る。
【0042】(請求項6によれば、)扉34を開けるだけ
で、簡単に新しい主フィルター28及び副フィルター29に
交換可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷機用集塵装置の取付け状態を示す斜視図で
ある。
【図2】印刷機用集塵装置の取付け状態を示す断面図で
ある。
【図3】塵・埃等及びパウダーの収集状態を示す要部拡
大図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 印刷機 5 印刷済み紙 6 搬送体 10 筐体 17 裏写り防止パウダー 18 スプレー 28 主フィルター 29 副フィルター 30 空室部 34 扉 35 ファン 36 モーター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機2の印刷済み紙5…を搬送する搬
    送体6と該印刷済み紙5…に裏写り防止パウダー17…を
    吹付けるスプレー18を内有した筐体10の上面に載置状に
    取付けられるケーシング1と、その内部に設けられるフ
    ァン35と、該ファン35を駆動するモーター36と、を備え
    た集塵装置に於て、飛散した余分な上記パウダー17…を
    集める主フィルター28の上流側に、20μm〜30μmの範
    囲にある所定の粒子径よりも小さいパウダー17…を通過
    させると共に、上記所定の粒子径以上のパウダー17…等
    を通過させずに集める副フィルター29を、付設したこと
    を特徴とする印刷機用集塵装置。
  2. 【請求項2】 主フィルター28の目の粗さが3μm〜8
    μmの内の所定の粗さである請求項1記載の印刷機用集
    塵装置。
  3. 【請求項3】 副フィルター29が吸湿性である請求項1
    記載の印刷機用集塵装置。
  4. 【請求項4】 副フィルター29と主フィルター28の間の
    空室部30にヒーターを配設した請求項1記載の印刷機用
    集塵装置。
  5. 【請求項5】 副フィルター29と主フィルター28の間の
    空室部30に低湿度空気の注入を行うように構成した請求
    項1記載の印刷機用集塵装置。
  6. 【請求項6】 副フィルター29及び主フィルター28を出
    し入れ可能な扉34をケーシング1の上壁に設けた請求項
    1記載の印刷機用集塵装置。
JP24057995A 1995-08-25 1995-08-25 印刷機用集塵装置 Pending JPH0957945A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999037484A1 (de) * 1998-01-20 1999-07-29 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren und vorrichtung zum verhindern einer unkontrollierten puderausbreitung in einer druckmaschine
WO2000029215A1 (de) * 1998-11-16 2000-05-25 Heidelberger Druckmaschinen Ag Bogenoffsetdruckverfahren und bogenoffsetdruckmaschine

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US6802256B1 (en) 1998-01-20 2004-10-12 Heidelberger Druckmaschinen Ag Method and device for preventing uncontrolled spread of powder in a printing machine
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