JPH095775A - 液晶駆動装置、及び電子機器 - Google Patents

液晶駆動装置、及び電子機器

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JPH095775A
JPH095775A JP18083395A JP18083395A JPH095775A JP H095775 A JPH095775 A JP H095775A JP 18083395 A JP18083395 A JP 18083395A JP 18083395 A JP18083395 A JP 18083395A JP H095775 A JPH095775 A JP H095775A
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五郎 坂巻
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、液晶セルの大きさにかかわ
らず、均一な画質、及び均一な視野角を得るための技術
を提供することにある。 【構成】 デューティ比指定レジスタ13の出力値に基
づいて、アイコン行指定レジスタ12による指定行の駆
動波形のデューティ比を制御するためのコモン制御回路
14を設け、液晶セルの大きさに応じた駆動時間を確保
することにより、液晶表示パネル全体として、均一な画
質、及び均一な視野角を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示パネルを駆動
するための液晶駆動装置に関し、例えば携帯電話機など
の電子機器に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイの一例とされる液晶表示パ
ネル(液晶ディスプレイとも称される)は、複数のコモ
ン線と、それに交差するように配列されたセグメント線
とを含み、コモン線とセグメント線との交差箇所に液晶
セルが配置される。そのような液晶表示パネルを駆動す
るための液晶駆動装置には、コモン線を駆動するための
コモン液晶ドライバ、及びセグメント線を駆動するため
のセグメント液晶ドライバが設けられている。セグメン
ト液晶ドライバは、駆動情報を1行単位で出力する。こ
のとき、コモン液晶ドライバは、複数のコモン線を時分
割で駆動する。
【0003】尚、液晶ディスプレイについて記載された
文献の例としては、昭和58年8月20日に株式会社オ
ーム社から発行された「電子通信ハンドブック(第47
2頁〜)」がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話機に適用され
る液晶表示パネルにおいては、電話番号などの文字情報
の他に、操作の視覚的認識を図るために図形表示、すな
わちアイコン表示が行われる。文字情報はドットマトリ
クス表示されるが、アイコンは、その表示位置が予め決
定されているので、ドットマトリクス表示の必要はな
い。通常は1個の液晶セルを特定の形状に形成すること
によってアイコン表示を可能としている。アイコン表示
専用の液晶セルは、文字等のドットマトリクスを行うた
めの液晶セルに比べて大きくなる。
【0005】そのような液晶表示パネルにおいては、ド
ットマトリクス表示に比べてコモン表示の画質が低く、
また、視野角が狭くなる傾向にある。これについて本願
発明者が検討したところ、各コモン線の駆動時間が、液
晶セル大きさにかかわらず一定であるため、液晶パネル
全体として均一な画質、及び均一な視野角が得られない
ことが見いだされた。
【0006】本発明の目的は、液晶セルの大きさにかか
わらず、均一な画質、及び均一な視野角を得るための技
術を提供することにある。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】すなわち、液晶表示パネルにおける任意の
行の駆動時間を設定するための設定手段(12,13)
と、この設定に基づいて、対応行の駆動時間を制御する
ための制御手段(14)とを含んで液晶駆動装置を形成
する。
【0010】また、液晶表示パネルにおけるアイコン表
示行を設定するための第1レジスタ(12)と、アイコ
ン表示行駆動波形のデューティ比を設定可能な第2レジ
スタ(13)と、上記第2レジスタの出力値に基づい
て、上記第1レジスタによる指定行の駆動波形のデュー
ティ比を制御する制御回路(14)とを含んで液晶駆動
装置を形成する。
【0011】さらに、上記液晶駆動装置を含んで携帯電
話機などの電子機器を形成する。
【0012】
【作用】上記した手段によれば、制御手段は、上記設定
手段への設定に基づいて、対応する行の駆動時間を制御
する。このことが、液晶セルの大きさに応じた駆動時間
を確保して、均一な画質、及び均一な視野角を得る。
【0013】また、制御手段は、上記第2レジスタの出
力値に基づいて、上記第1レジスタによる指定行の駆動
波形のデューティ比を制御する。このことが、液晶セル
の大きさに応じた駆動時間を確保して、均一な画質、及
び均一な視野角を得る。
【0014】
【実施例】図2には本発明に係る電子機器の一実施例で
ある携帯電話機が示される。
【0015】同図に示される携帯電話機は、マイクロホ
ンMPとスピーカSPKに接続され音声信号と電気信号
との間の変換及びアナログ信号とディジタル信号との間
の変換を行う音声コーデック50と、時分割処理や誤り
訂正の符号の生成及びチェック、及び送受信フレームの
組立て及び解析等を行うためのチャネルコーデック(T
DMA制御回路)60と、送受信信号の変調、及び復調
を行うためのモデム70と、各部の動作制御を行うため
のCPU(中央処理装置)213と、テンキーを含むキ
ーパッド218、各種情報を表示するための液晶表示パ
ネル217と、それを駆動するための液晶駆動装置21
6とを含んで成る。また、図示されないが、携帯電話機
であるため、各部の動作用電源として電池を内蔵してい
る。
【0016】上記音声コーデック50は、マイクロホン
MPからの音声信号から不必要な高域成分を除去するた
めのローパスフィルタ(LPF)51、このローパスフ
ィルタ51の出力信号をディジタル信号に変換するため
のA/D変換回路53、このA/D変換回路53の出力
信号を圧縮して後段のチャネルコーデック60に送出す
るための圧縮回路55、チャネルコーデック60からの
ディジタル信号を伸長するための伸長回路56、この伸
長回路56の出力信号をアナログ信号に変換するための
D/A(ディジタル/アナログ)変換回路54、このD
/A変換回路54の出力信号から不必要な高域成分を除
去するためのローパスフィルタ(LPF)52、及びこ
のローパスフィルタ52の出力信号に基づいてスピーカ
SPKを駆動するための出力バッファ57を含んで成
る。
【0017】また、上記モデム70は、上記チャネルコ
ーデック60からの出力信号に基づいて変調波形を生成
するための変調波形生成部75、この変調波形生成部7
5の出力信号をアナログ信号に変換するためのD/A変
換回路73、このD/A変換回路73の出力信号から不
必要な高域成分を除去するためのローパスフィルタ7
1、高周波部80の出力信号から不必要な高域成分を除
去するためのローパスフィルタ72、このローパスフィ
ルタ72の出力信号をディジタル信号に変換するための
A/D変換回路74、及びこのA/D変換回路74の出
力信号を復調するための復調回路76とを含む。
【0018】上記モデム70には、送信用のパワーアン
プ、キャリア信号を発生するシンセサイザ、送受信信号
に上記キャリア信号を合成する加算器等を含んで成る高
周波部80が結合され、送受信用のアンテナ81を介す
ることにより、無線周波数での信号の送受が可能とされ
る。
【0019】図3には液晶駆動装置216と液晶表示パ
ネル217との結合関係が示される。
【0020】図3に示されるように、液晶表示パネル2
17は、コモン線COM1〜COM9と、それに交差す
るように配列されたセグメント線SEG1〜SEG10
とを含み、コモン線COM1〜COM9と、セグメント
線SEG1〜SEG10との交差箇所に液晶セルが配置
される。コモン線COM1〜COM9に結合された液晶
セルは、ドットマトリクスによる文字表示用とされ、コ
モン線COM9に結合された液晶セルは、アイコン表示
用とされる。文字がドットマトリクス表示されるのに対
して、一つのアイコンが一つのアイコン表示用液晶セル
によって形成されるめ、アイコン表示用液晶セルは、文
字表示用液晶セルに比べて大きな形状とされる。
【0021】セグメント線SEG1〜SEG10、及び
コモン線COM1〜COM9は、液晶駆動装置216に
より、表示データに基づいて駆動される。このとき、セ
グメント線SEG1〜SEG10は同時に駆動される
が、コモン線COM1〜COM9は時分割で順次駆動さ
れる。
【0022】図4にはコモン線COM1〜COM9の時
分割駆動のタイミング例が示される。
【0023】従来技術に従えば、ドットマトリクスによ
る文字表示用液晶セル(ドットセル)、及びアイコン表
示用液晶セルにかかわらず、その駆動時間が等しくされ
ていたが、本実施例では、均一な画質、及び均一な視野
角を得るため、液晶セルの大きさに応じて、駆動時間を
異ならせている。つまり、コモン線COM1〜COM8
に対応する文字表示用液晶セルの選択期間は、コモン線
COM1〜COM8において互いに等しいが、コモン線
COM9に対応するアイコン表示用液晶セルの選択期間
は、ドットセル選択期間よりも長くなる。そのようにア
イコン表示用液晶セルの選択期間を長くすることによ
り、液晶表示パネル全体として均一な画質、均一な視野
角を得ている。これは次の理由による。
【0024】例えば図5において、波形a,bで示され
るように、ドットマトリクスによる文字表示用液晶セ
ル、及びアイコン表示用液晶セルの駆動時間が互いに等
しい場合、アイコン表示用液晶セルでは、文字表示用液
晶セルの点灯(黒化)時間内に確保される電荷と同じだ
けの電荷を確保することができず、画質、及び視野角が
低下する。そこで、図5において、波形cで示されるよ
うに、アイコン選択期間を従来の1.25倍にすると、
アイコン選択期間が長くなった分だけ、アイコン表示用
液晶セルに電荷が多く確保されるため、画質の低下や、
視野角が狭くなるのを回避することができる。
【0025】このようにアイコン表示用液晶セルの選択
期間が長くされることにより、アイコン表示用液晶セル
において、十分な駆動時間が得られため、ドットマトリ
クスによる文字表示用液晶セルでの表示と同等の画質、
及び視野角を得ることができる。
【0026】図1には上記液晶駆動装置216の構成例
が示される。
【0027】特に制限されないが、液晶駆動装置216
は、CPU213に結合されたCPUインタフェース
5、CPUアドレスカウンタ6、表示アドレスカウンタ
8、マルチプレクサ3、表示RAM7、キャラクタジェ
ネレータ9、パラレルシリアル変換回路10、セグメン
ト側シフトレジスタ22、セグメントラッチ回路23、
セグメント液晶ドライバ11、アイコン行指定レジスタ
12、デューティ比指定レジスタ13、コモン制御回路
14、コモンカウンタ15、コモン側シフトレジスタ2
1、コモン液晶ドライバ16を含み、公知の半導体集積
回路製造技術により、単結晶シリコン基板等の一つの半
導体基板に形成される。
【0028】表示のための各種文字コードがCPU21
3からCPUインタフェース5を介して取込まれる。こ
のとき、マルチプレクサ3によりCPUアドレスカウン
タ6の出力アドレスが選択的に表示RAM7に供給され
ることにより、上記文字コードが表示RAM7に書込ま
れる。また、表示用アドレスカウンタ8の出力アドレス
がマルチプレクサ3により選択的に表示RAM7に供給
されて、表示RAM7の記憶情報がキャラクタジェネレ
ータ9に伝達されると、対応するフォントデータがキャ
ラクタジェネレータ9からパラレル/シリアル変換回路
10に伝達される。伝達されたフォントデータはパラレ
ル/シリアル変換回路10でシリアルデータに変換され
る。そして、後段のセグメント側シフトレジスタ22で
バッファリングされることにより、液晶表示パネル21
7の1行分に相当するデータ列が形成され、それが、後
段のセグメントラッチ回路23を介してセグメント液晶
ドライバ11に伝達される。セグメント液晶ドライバ1
1は、セグメントラッチ回路23を介して伝達されたデ
ータに基づいて液晶表示パネル217のセグメント線を
駆動する。
【0029】アイコン行指定レジスタ12は、液晶表示
パネル217におけるアイコン行を設定するためのレジ
スタであり、デューティ比レジスタ13は、上記アイコ
ン行指定レジスタ12によって指定されたアイコン行を
駆動するためのコモン出力波形のデューティ比を設定す
るためのレジスタである。このアイコン行指定レジスタ
12、デューティ比指定レジスタ13への値設定は、特
に制限されないが、CPUインタフェース5を介してC
PU213によって行われるようになっている。つま
り、CPU213により、レジスタ設定のための所定プ
ログラムが実行されることにより、アイコン行指定レジ
スタ12、デューティ比指定レジスタ13の設定が行わ
れる。この設定は、特に制限されないが、携帯電話機の
電源投入直後に行われる。
【0030】アイコン行指定レジスタ12は、アイコン
行を指定可能なビット構成とされる。特に制限されない
が、本実施例において、コモン線COM1〜COM9か
らアイコン行の指定を可能とするには、アイコン行指定
レジスタ12を4ビット構成とすれば良い。つまり、4
ビット構成であれば、コモン線COM1〜COM9のう
ちのいずれかをアイコン行として指定することができ
る。
【0031】また、デューティ比指定レジスタ13は、
特に制限されないが、8ビット構成とされる。このデュ
ーティ比指定レジスタ13に、8ビット情報“0000
0000”が設定された場合には、それはコモン制御回
路14においてデフォルトとして扱われ、上記アイコン
行指定レジスタ12によって指定されたアイコン行の選
択期間は、ドットマトリクスによる文字表示用液晶セル
に対応するコモン線と等しくされる。特に制限されない
が、このデューティ比のデフォルトは5/5とされる。
それに対して、デューティ比指定レジスタ13の設定値
によって、1/5単位にデューティ比が大きくなる。例
えば、デューティ比指定レジスタ13に、“00000
001”が設定された場合には、指定にかかるアイコン
行を駆動するコモン出力波形のデューティ比は6/5と
され、デューティ比指定レジスタ13に、“00000
010”が設定された場合には、指定にかかるアイコン
行を駆動するコモン出力波形のデューティ比は7/5と
され、デューティ比指定レジスタ13に、“00000
011”が設定された場合には、指定にかかるアイコン
行を駆動するコモン出力波形のデューティ比は8/5と
される。このように、デューティ比指定レジスタ13に
設定される値に応じて、アイコン行のコモン出力波形の
デューティ比を、1/5単位で制御することができる。
【0032】コモンカウンタ15は、コモン線COM1
〜COM9を時分割で駆動するための計数動作を行う。
このコモン制御回路14は、上記アイコン行指定レジス
タ12、及びデューティ比指定レジスタ13からの出力
情報に基づいて、アイコン行指定にかかるコモン出力の
デューティ比、つまりコモン線駆動波形のデューティ比
を変更する。例えば、図3に示されるように、コモン線
COM9がアイコン行に対応するものとすると、このコ
モン線COM9の駆動期間が、他のコモン線COM1〜
COM8の駆動期間に比べて長くなるように、駆動波形
のデューティ比が変更される。コモンカウンタ15の後
段には、そのカウント出力をバッファリングするための
コモン側シフトレジスタ21、及びこのコモン側シフト
レジスタ21の出力に基づいてコモン線COM1〜SO
M9を駆動するためのコモン液晶ドライバ16が設けら
れている。
【0033】図6には上記コモン制御回路14の構成例
が示される。
【0034】図6に示されるように、コモン制御回路1
4は、特に制限されないが、一致検出回路14a、及び
コモンクロック生成回路14bを含む。
【0035】一致検出回路14aは、アイコン行指定レ
ジスタ12の出力値とコモンカウンタ15の出力値QC
Nとが一致したことを検出して一致信号AGRをアサー
トする。この一致信号AGRがアサートされることによ
って、アイコン行の駆動タイミングが特定される。
【0036】コモンクロック生成回路14bは、特に制
限されないが、液晶駆動装置216の外部から伝達され
る基準クロックCLK0を分周してコモンクロックCL
Kを生成する。生成されたコモンクロックCLKはコモ
ンカウンタ15に伝達される。そして、上記一致検出回
路14aによって一致検出信号AGRがアサートされた
場合には、それはアイコン行の駆動タイミングを意味す
るから、デューティ比指定レジスタ13の設定情報に基
づいてコモンクロックCLKのデューティ比を変更す
る。デューティ比指定レジスタ13に、8ビット情報
“00000000”が設定された場合には、指定され
たアイコン行駆動波形のデューティ比は5/5(デフォ
ルト)とされる。この場合、コモンクロックCLKに変
化は無い。しかし、デューティ比指定レジスタ13に、
8ビット情報“00000000”以外の値が設定され
ていた場合には、上記一致検出信号AGRのアサートタ
イミングに同期してコモンクロックCLKの生成を停止
する。このコモンクロックCLKの生成停止期間は、デ
ューティ比指定レジスタ13の設定情報によって決定さ
れ、上記停止期間経過後に再びコモンクロックCLKが
生成される。
【0037】図7には、コモンカウンタ15の出力値Q
CN、コモンクロックCLK、及び一致検出信号AGR
との関係が示される。このタイミング例では、アイコン
行が9ライン目とされ、デューティ比指定レジスタ13
に、“00000111”が設定された場合を示してい
る。上記のように、アイコン行駆動波形のデューティ比
のデフォルトが5/5とされるから、デューティ比指定
レジスタ13に、“00000111”が設定された場
合の指定デューティ比は12/5であり、コモンクロッ
ク生成回路14bにおいては、それに対応する期間だけ
コモンクロックCLKの生成が停止される。この停止期
間において、コモンクロック生成回路14bの出力端子
はハイレベル状態とされる。コモンクロックCLKの生
成停止期間は、デューティ比指定レジスタ13の保持情
報に応じて基準クロックCLK0を計数することによっ
て決定される。デューティ比指定レジスタ13の保持情
報に応じて基準クロックCLK0の計数が完了した時点
で、再びコモンクロックCLKの生成が開始される。
【0038】図8乃至図10にはアイコン行とその駆動
時間との組合わせ例が示される。
【0039】図8に示される例では、コモン線COM1
がアイコン行とされ、その駆動時間が他行の5/4倍と
されている。図9に示される例では、コモン線COM3
がアイコン行とされ、その駆動時間が他行の11/4倍
とされている。また、液晶表示パネル217の仕様によ
っては、アイコン行が複数の場合も考えられる。例えば
図10に示される例では、コモン線COM1,COM3
がアイコン行とされ、その駆動時間が他行の6/4倍と
されている。そのようなアイコン行指定、及び駆動時間
設定は、アイコン行指定レジスタ12、及びデューティ
比指定レジスタ13への設定によって可能とされる。つ
まり、駆動対象とされる液晶表示パネル217の仕様に
よって、アイコン行や、アイコンの大きさが異なること
が考えられるが、アイコン行指定レジスタ12、及びデ
ューティ比指定レジスタ13への設定によって、それに
容易に対応することができる。
【0040】上記実施例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0041】(1)デューティ比指定レジスタ13の出
力値に基づいて、アイコン行指定レジスタ12による指
定行の駆動波形のデューティ比が制御され、それにより
液晶セルの大きさに応じた駆動時間が確保されるので、
液晶セルの大さにかかわらず、均一な画質、及び均一な
視野角を得ることができる。つまり、大きな液晶セルに
おいても、上記デューティ比が制御により十分な駆動時
間が得られるため、文字等のドットマトリクス表示を行
うための液晶セルによる場合と同等の画質、及び視野角
を得ることができる。
【0042】(2)携帯電話機の液晶表示パネルにおい
ては、電話番号などの文字情報の他に、操作の視覚的認
識を図るためにアイコン表示が行われるが、そのような
液晶表示パネルを液晶駆動装置216で駆動することに
より、ドットマトリクス表示と、アイコン表示とで同等
の画質、及び視野角を得ることができる。
【0043】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0044】例えば、上記実施例では、CPU213に
よって設定可能なアイコン行指定レジスタ12、及びデ
ューティ比指定レジスタ13を有するものについて説明
したが、そのようなアイコン行指定レジスタ12、及び
デューティ比指定レジスタ13に代えて、ヒューズ回路
などのプログラマブルリンクを設け、このプログラマブ
ルリンクによって、アイコン行の設定、及びデューティ
比の設定を行うようにしてもよい。
【0045】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である携帯電
話機に適用した場合について説明したが、本発明はそれ
に限定されるものではなく、家電製品などの各種電子機
器に広く適用することができる。
【0046】本発明は、少なくとも液晶表示パネルを駆
動対象とすることを条件に適用することができる。
【0047】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0048】すなわち、設定手段への設定に基づいて、
対応する行の駆動時間が制御され、液晶セルの大きさに
応じた駆動時間が確保されるので、駆動対象とされる液
晶表示パネルにおいて、液晶セルの大きさにかかわら
ず、均一な画質、及び均一な視野角を得ることができ
る。
【0049】また、第2レジスタの出力値に基づいて、
第1レジスタによる指定行の駆動波形のデューティ比が
制御され、液晶セルの大きさに応じた駆動時間が確保さ
れるので、液晶セルの大さにかかわらず、均一な画質、
及び均一な視野角を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電子機器の一実施例である携帯
電話機に含まれる液晶駆動装置の構成例ブロック図であ
る。
【図2】上記携帯電話機の構成例ブロック図である。
【図3】上記携帯電話機に含まれる液晶駆動装置と液晶
表示パネルとの結合関係が示される。
【図4】上記携帯電話機に含まれる液晶駆動装置による
コモン線の時分割駆動の一例タイミング図である。
【図5】アイコン表示用液晶セルの駆動時間と液晶の点
灯との関係を示す波形図である。
【図6】上記液晶駆動装置における主要部の構成例ブロ
ック図である。
【図7】上記液晶駆動装置におけるコモン制御に関する
動作タイミング図である。
【図8】アイコン行とその駆動時間との組合わせ例のタ
イミング図である。
【図9】アイコン行とその駆動時間との組合わせ例のタ
イミング図である。
【図10】アイコン行とその駆動時間との組合わせ例の
タイミング図である。
【符号の説明】 5 CPUインタフェース 6 CPUアドレスカウンタ 7 表示RAM 8 表示アドレスカウンタ 9 キャラクタジェネレータ 10 パラレル/シリアル変換回路 11 セグメント液晶ドライバ 12 アイコン行指定レジスタ 13 デューティ比指定レジスタ 14 コモン制御回路 14a 一致検出回路 14b コモンクロック生成回路 15 コモンカウンタ 16 コモン液晶ドライバ 21 コモン側シフトレジスタ 22 セグメント側シフトレジスタ 23 セグメントラッチ回路 50 音声コーデック 51,52,71,72 ローパスフィルタ 53,74 A/D変換回路 54,73 D/A変換回路 55 圧縮回路 56 伸長回路 57 出力バッファ 60 チャネルコーデック 70 モデム 75 変調波形生成部 76 変調回路 80 高周波部 81 アンテナ 213 CPU 216 液晶駆動装置 217 液晶パネル 218 キーパッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列方向に複数の液晶セルを配列して成
    る液晶表示パネルを駆動するための液晶駆動装置におい
    て、 上記液晶表示パネルにおける任意の行の駆動時間を設定
    するための設定手段と、 上記設定手段への設定に基づいて、対応行の駆動時間を
    制御するための制御手段とを含むことを特徴とする液晶
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 ドットマトリクス表示のためのドットマ
    トリクス表示行と、アイコン表示のためのアイコン表示
    行とを含んで成る液晶表示パネルを駆動するための液晶
    駆動装置において、 上記液晶表示パネルにおけるアイコン表示行を設定する
    ための第1レジスタと、 アイコン表示行駆動波形のデューティ比を設定可能な第
    2レジスタと、 上記第2レジスタの出力値に基づいて、上記第1レジス
    タによる指定行の駆動波形のデューティ比を制御する制
    御回路とを含むことを特徴とする液晶駆動装置。
  3. 【請求項3】 行列方向に複数の液晶セルを配列して成
    る液晶表示パネルと、上記液晶パネルを駆動するための
    駆動手段とを含む電子機器において、上記駆動手段とし
    て、請求項1又は2記載の液晶駆動装置を適用して成る
    ことを特徴とする電子機器。
JP18083395A 1995-06-23 1995-06-23 液晶駆動装置、及び電子機器 Expired - Lifetime JP3523378B2 (ja)

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