JPH0957260A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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Publication number
JPH0957260A
JPH0957260A JP21353095A JP21353095A JPH0957260A JP H0957260 A JPH0957260 A JP H0957260A JP 21353095 A JP21353095 A JP 21353095A JP 21353095 A JP21353095 A JP 21353095A JP H0957260 A JPH0957260 A JP H0957260A
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JP
Japan
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membrane filter
raw water
pump
water
tank
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Application number
JP21353095A
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English (en)
Inventor
Teruya Tanaka
照也 田中
Machiko Yukitani
まち子 行谷
Junko Takechi
純子 武知
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、低コストで膜フィルタの最適な逆
洗時期及び的確な寿命の検出を行い、また常に最良の状
態で稼動させることを目的とする。 【解決手段】 タンク1内の原水を吸い上げるポンプ3
と、吸い上げられた原水を浄水する膜フィルタ5と、膜
フィルタ5に対し、ポンプ1で吸い上げられた原水を浄
水時とは逆方向に通過させるように切り換え排水して膜
フィルタ5を逆洗する逆洗機構10と、ポンプ3を駆動
するモータ4の電流値と回転数の変化に基づいて膜フィ
ルタ5の逆洗時期を検出する検出手段とを有することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の浄水器としては、例えば特開平4
−247226号公報に開示されたものがある。この従
来例では、原水タンクから供給・循環ポンプで吸い上げ
られた原水の水質の変化を検出する汚濁センサと、原水
を膜モジュール内を通過させて得た濾水量を検出する流
量センサとを備え、検出された濾水量が原水の水質の変
化に関係することから濾水量と、原水の水質とを検出確
認し、濾水量が低下した場合に、供給・循環ポンプとは
別に設けられた逆洗ポンプを作動させて膜モジュールを
逆洗するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の浄水器では、膜
モジュールの逆洗時期は、流量センサによる濾水量の検
出により行われ、膜モジュールの目詰まりの度合いは考
慮されていない。またポンプの汲み上げ方式において
は、濾水量はポンプを駆動するモータの電源電圧によっ
て大きく変動する。このため最適な逆洗時期、ひいては
膜モジュールの寿命を的確に検出することは困難であ
る。さらに、別途の逆洗ポンプ及び汚濁センサ、流量セ
ンサを必要としており、この点でコスト高になる。
【0004】そこで本発明は、低コストで原水の水質に
応じた膜フィルタの最適な逆洗時期及び的確な寿命の検
出を行うことができ、また膜フィルタの寿命を延ばすこ
とができるとともに常に最良の状態で稼動させることの
できる浄水器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、原水を貯蔵するタンクと、
該タンク内の原水を吸い上げるポンプと、該ポンプより
下流側に設けられ前記吸い上げられた原水を浄水する膜
フィルタと、該膜フィルタに対し、前記ポンプで吸い上
げられた原水を前記浄水時とは逆方向に通過させるよう
に切り換え排水して当該膜フィルタを逆洗する逆洗機構
と、前記ポンプを駆動するモータの電流値と回転数の変
化に基づいて前記膜フィルタの逆洗時期を検出する検出
手段とを有することを要旨とする。この構成により、膜
フィルタに目詰まりが生じるとモータの電流値(トル
ク)が増加し回転数が減少することから、モータの電流
値と回転数の変化から膜フィルタの目詰まり率がある一
定の割合に達したことを検知することができ、原水の水
質に応じた膜フィルタの最適な逆洗時期の検出を行うこ
とが可能となる。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の浄水器において、前記検出手段で前記膜フィルタの逆
洗時期を検出した時は、当該逆洗時期を適宜に表示させ
るように構成してなることを要旨とする。この構成によ
り、ユーザに逆洗動作の実行が促され、また所要の浄水
出水量が得られなくなったことが報知される。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の浄水器において、前記検出手段で前記膜フィルタの逆
洗時期を検出した時は、前記逆洗機構を自動的に動作さ
せるように構成してなることを要旨とする。この構成に
より、原水の無駄な消費が防止され、所要の浄水出水量
を確保して常に最良の状態で稼動させることが可能とな
る。
【0008】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の浄水器において、前記逆洗機構を自動的に動作させる
時期は、夜間を含む浄水動作の非稼動時に限定するよう
に構成してなることを要旨とする。この構成により、浄
水の使用に影響を与えることなく、膜フィルタの寿命を
延ばすことが可能となる。
【0009】請求項5記載の発明は、上記請求項1,3
又は4記載の浄水器において、前記膜フィルタの逆洗時
には、前記原水を加温するように構成してなることを要
旨とする。この構成により、短時間で逆洗可能でかつ膜
フィルタの目詰まり物の除去率が大きくなり、膜フィル
タの再生を効果的に行うことが可能となる。
【0010】請求項6記載の発明は、上記請求項1記載
の浄水器において、前記検出手段は、前記膜フィルタの
逆洗時期を検出するための閾値を可変に構成してなるこ
とを要旨とする。この構成により、逆洗を行った時、膜
フィルタの目詰まり率が低いほど再生効果が高くなるこ
とから、逆洗を行う閾値、つまり逆洗を行う時の目詰ま
り率を可変とすることで膜フィルタの寿命を一層延ばす
ことが可能となる。
【0011】請求項7記載の発明は、原水を貯蔵するタ
ンクと、該タンク内の原水を吸い上げるポンプと、該ポ
ンプより下流側に設けられ前記吸い上げられた原水を浄
水する膜フィルタと、該膜フィルタに対し、前記ポンプ
で吸い上げられた原水を前記浄水時とは逆方向に通過さ
せるように切り換え排水して当該膜フィルタを逆洗する
逆洗機構と、前記ポンプを駆動するモータの電流値と回
転数の変化に基づいて前記膜フィルタの寿命を検出する
検出手段とを有することを要旨とする。この構成によ
り、膜フィルタの目詰まり率に応じてモータの電流値と
回転数が変化することから、このモータの電流値と回転
数の変化から逆洗を行った時の目詰まりの再生率が一定
の値以下になったことを検知することができ、膜フィル
タの寿命を検出することが可能となる。
【0012】請求項8記載の発明は、上記請求項7記載
の浄水器において、前記検出手段で前記膜フィルタの寿
命を検出した時は、当該膜フィルタの交換時期を適宜に
表示させるように構成してなることを要旨とする。この
構成により、ユーザに膜フィルタの交換が促される。
【0013】請求項9記載の発明は、上記請求項8記載
の浄水器において、前記膜フィルタの交換時期が表示さ
れたときは、使用不可状態に設定されることを要旨とす
る。この構成により、所要の浄水出水量が確保できない
状態での使用が防止され、また重負荷状態でのポンプ及
びモータの駆動が防止される。
【0014】請求項10記載の発明は、原水を貯蔵する
タンクと、該タンク内の原水を吸い上げるポンプと、該
ポンプより下流側に設けられ前記吸い上げられた原水を
浄水する膜フィルタと、該膜フィルタに対し、前記ポン
プで吸い上げられた原水を前記浄水時とは逆方向に通過
させるように切り換え排水して当該膜フィルタを逆洗す
る逆洗機構と、前記ポンプを駆動するモータの電流値と
回転数の変化に基づいて前記タンク内の原水無しを検出
する検出手段とを有することを要旨とする。この構成に
より、タンク内に原水がなくなった場合は、負荷が減る
ためモータの電流値は減少して回転数は増加することか
ら、モータの電流値と回転数の変化からタンク内の原水
無しを検出することが可能となる。
【0015】請求項11記載の発明は、上記請求項10
記載の浄水器において、前記検出手段で前記タンク内の
原水無しを検出した時は、前記モータの動作を停止させ
るように構成してなることを要旨とする。この構成によ
り、中空糸膜等からなる膜フィルタのエアーロックを防
止して膜フィルタの機能劣化を防止することが可能とな
る。
【0016】請求項12記載の発明は、原水を貯蔵する
タンクと、該タンク内の原水を吸い上げるポンプと、該
ポンプより下流側に設けられ前記吸い上げられた原水を
浄水する膜フィルタと、該膜フィルタに対し、前記ポン
プで吸い上げられた原水を前記浄水時とは逆方向に通過
させるように切り換え排水して当該膜フィルタを逆洗す
る逆洗機構と、前記ポンプを駆動するモータの電流値と
回転数の比率の変化に基づいて前記膜フィルタ又はタン
ク内の少なくとも何れかの状態を検出する検出手段とを
有することを要旨とする。この構成により、膜フィルタ
に目詰まりが生じるとモータの電流値が増加して回転数
が減少する。またタンク内に原水がなくなると、上記と
逆にモータの電流値が減少して回転数が増加する。この
ことから具体的には、モータの電流値と回転数の比率の
変化から膜フィルタの逆洗時期、寿命等の状態や、タン
ク内の原水無し等の状態が的確に検出される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図5に基づいて説明する。まず図1、図2を用いて
本実施の形態の構成を説明する。図1において、1はタ
ンクであり、原水流入口2から原水が供給されて貯水す
る。タンク1の内壁面部等には逆洗時に原水を加温する
ための図示省略の加熱手段が設けられている。3はタン
ク1内の原水を吸い上げるポンプ、4はポンプ3駆動用
のモータ、5は中空糸膜等からなる膜フィルタ、6,
7,8はそれぞれ第1〜第3の三方弁、9は浄水出水
口、11は膜フィルタ5の逆洗時の逆洗流路、12は同
じく逆洗時の排水口である。第1〜第3の三方弁6,
7,8、逆洗流路11及び排水口12により膜フィルタ
5の逆洗機構10が構成されている。図2は、モータ4
の電流値と回転数の変化に基づいて膜フィルタ5の逆洗
時期を検出する検出系を示している。モータ4の回転数
は、モータ4の回転軸に磁石13を取り付け、それに隣
接して配置したホール素子14によってモータ4の回転
に同期した信号を得、その信号をマイコン15が読み込
んで回転数を計算するようになっている。回転数検知手
段としては、この他に、DCモータ等ではロータに磁石
が使用されているので、その磁石の回転をホール素子で
検出するようにしてもよい。また回転軸に適宜の突起を
付け、その突起によりフォトインタラプタをON・OF
Fさせて回転数を検出するようにしてもよい。一方、モ
ータ4の電流の検知に関しては、電源17からの入力電
流をカレント・トランス16で検出し、マイコン15の
A/Dコンバータで読み込む。また電流検知手段として
は、カレント・トランスの他に、電流路に抵抗を挿入
し、その抵抗に生じる電圧をマイコン15に読み込むよ
うにしてもよいし、モータトルクに比例する電流あれ
ば、例えばDCブラシレスモータの場合、インバータの
出力電流で検出するようにしてもよい。そして検知され
たモータ4の電流値と回転数の変化に基づいて検出手段
としてのマイコン15により膜フィルタ5の逆洗時期が
検出されるようになっている。
【0018】次に、上述のように構成された浄水器の作
用を順に説明する。
【0019】浄水出水時;原水流入口2から原水をタン
ク1に供給し、貯水する。第1の三方弁6はa→b、第
2の三方弁7はb→c、第3の三方弁8はf→gにそれ
ぞれ切り換えられている。モータ4を駆動してポンプ3
を作動させると、タンク1内の原水が汲み上げられ、膜
フィルタ5を通過し、浄水されて浄水出水口9から出水
する。
【0020】膜フィルタの逆洗時;膜フィルタ5は原水
を通水して浄水していると徐々に目詰まりが生じて通水
可能な流量が少なくなりやがて寿命を迎える。逆洗を行
って再生するとこの寿命が延びる。ただし、100%の
再生性能ではないため、逆洗を繰り返してもそのうち寿
命を迎え膜フィルタ5の交換を行うことが必要である。
この逆洗時には、第1の三方弁6はa→d、第2の三方
弁7はc→e、第3の三方弁8はf→hにそれぞれ切り
換えられる。モータ4を駆動してポンプ3を作動させる
と、汲み上げられたタンク1内の原水は逆洗流路11を
通過し、膜フィルタ5を浄水時とは逆方向に流れて膜フ
ィルタ5を逆洗し、再生する。この逆洗時にタンク1内
の加熱手段を駆動して原水を加温し、温水逆洗を行う
と、短時間で逆洗可能でかつ膜フィルタ5の目詰まり物
の除去率が大きくなり、再生効果が向上する。逆洗後の
原水は排水口12から排水される。
【0021】逆洗タイミングの検出;原水の無駄な消費
を防止し、所要の浄水出水量を確保して常に最良の状態
で稼動させるためには、最適な逆洗タイミングを検出す
ることが必要である。この最適な逆洗タイミングの検出
が次のようにして行われる。図3は、モータ4の電流と
回転数の関係を示している。使用モータ5の負荷特性を
ラインAとすると点Cがこのモータ5の動作点である
が、膜フィルタ5に目詰まりが発生すると、電流(トル
ク)が増加するが回転数が上がらなくなる。即ち動作点
CがラインBの方に移動する現象が起こる。そこで図2
に示したモータ5の回転数検知手段、電流検知手段及び
マイコン15により、動作点Cの移動を検知して逆洗タ
イミングを検出する。具体的には、次の第1と、第2の
二通りの方法で行う。
【0022】第1の方法。図4に示すように、目詰まり
率の例えば60%を寿命ラインとして設定し(図3のラ
インBに相当する)、モータ4の回転数と電流値から目
詰まり率がこのラインに達した場合に逆洗タイミングと
判断して自動的に逆洗を実行し、膜フィルタ5を再生す
る。そして逆洗時には浄水が出なくなることからマイコ
ン15により例えばLCD,LED等の光表示手段を駆
動して逆洗時期を表示する。この逆洗を行った場合、そ
の回数と共に再生後の目詰まり率は図4のように徐々に
劣化する。そして、やがて逆洗を行っても初期のような
再生効果が得られなくなったとき、つまり設定した再生
率以下(例えば10%以下)になったときに膜フィルタ
5の寿命と判断してユーザに膜フィルタ5の交換を促
す。この交換を促す手段としては、上記と同様に、マイ
コン15により光表示手段等を駆動して寿命時期を表示
する。また膜フィルタ5の寿命時期には所要の浄水出水
量が確保できなくなることからマイコン15からの指令
によりモータ4を非動作状態に設定する等して、膜フィ
ルタ5が交換されるまでは浄水器を使用不可状態に設定
する。
【0023】第2の方法。逆洗を行うとき、膜フィルタ
5の目詰まり率が低いほど再生効果が高くなることか
ら、逆洗を行う閾値、つまり目詰まり率を第1の場合の
ように寿命ラインの値ではなく、現在の目詰まり率から
一定値だけ低下した値とする。例えば、この値を10%
とすると、最初は目詰まり率10%で逆洗を行い5%ま
で再生したとすると、次は15%で逆洗を行う。このよ
うに閾値を順々に可変して再生を行っていき、寿命ライ
ンで逆洗し、再生しても目詰まり率が10%以上回復し
ない場合を膜フィルタ5の寿命と判断してユーザに交換
を促す。このように閾値可変モードで頻繁に逆洗を行う
ことで、膜フィルタ5の寿命を延ばすことが可能とな
る。
【0024】また逆洗タイミングを、上述の他に、例え
ば夜間、ユーザ設定時、又はマイコン等により使用経歴
記憶を行って使用されていない時(例えばユーザ固有の
使用しない時間帯、使用後に直ぐ等)として逆洗を行う
ことで、浄水の使用に影響を与えることなく、さらに膜
フィルタ5の寿命を延ばすことが可能となる。
【0025】タンク内の原水なし検知;ポンプ3で原水
を汲み上げる際、モータ4の回転数と電流値の変化でタ
ンク1内の原水なし検知を行う。図3において、通常、
原水がタンク1及び通水路に満たされている場合、負荷
ラインAとモータ特性曲線の交点Cが動作点であり、膜
フィルタ5の目詰まりによりこの交点はラインBの方へ
移動する。即ち、電流値が増加して回転数が減少する。
ここでタンク1内に原水がなくなった場合は、負荷が減
るため電流値は減少して回転数が増加し、交点Cはライ
ンDに近付く。この交点のずれを検知し、例えば10%
ラインDに移動した場合にタンク1内に原水なしと判断
し、ユーザに知らせる、あるいは自動でタンク1へ原水
を補給する。またタンク1内に原水なしを検知したとき
は、マイコン15によりモータ4を非動作状態に設定す
る。この原水なしのとき、モータ4の動作を停止させる
ことで中空糸膜からなる膜フィルタ5のエアーロックを
防止して膜フィルタ5の機能劣化を防止することが可能
となる。
【0026】電源電圧変動への対応;通常、電源17の
電圧は100V一定ではなく、±10V程度の変動があ
る。膜フィルタ5の目詰まり率の検知動作において、本
実施の形態では図3の交点CからラインBへの移動の傾
きを検出しているため、たとえ電源電圧が変動しても目
詰まり率を確実に検出することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、原水を貯蔵するタンクと、該タンク内の原
水を吸い上げるポンプと、該ポンプより下流側に設けら
れ前記吸い上げられた原水を浄水する膜フィルタと、該
膜フィルタに対し、前記ポンプで吸い上げられた原水を
前記浄水時とは逆方向に通過させるように切り換え排水
して当該膜フィルタを逆洗する逆洗機構と、前記ポンプ
を駆動するモータの電流値と回転数の変化に基づいて前
記膜フィルタの逆洗時期を検出する検出手段とを具備さ
せたため、膜フィルタに目詰まりが生じるとモータの電
流値(トルク)が増加し回転数が減少することから、膜
フィルタの目詰まり率がある一定の割合に達したことを
検知することができて、原水の水質に応じた膜フィルタ
の最適な逆洗時期の検出を行うことができる。また別途
の逆洗ポンプ及び汚濁センサ、流量センサが不要となる
ことから低コスト化を達成することができる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、前記検出手
段で前記膜フィルタの逆洗時期を検出した時は、当該逆
洗時期を適宜に表示させるようにしたため、ユーザに逆
洗動作の実行を促して、早期に最良の状態での稼動に復
帰させることができる。
【0029】請求項3記載の発明によれば、前記検出手
段で前記膜フィルタの逆洗時期を検出した時は、前記逆
洗機構を自動的に動作させるようにしたため、原水の無
駄な消費を防止することができるとともに所要の浄水出
水量を確保して常に最良の状態で稼動させることができ
る。
【0030】請求項4記載の発明によれば、前記逆洗機
構を自動的に動作させる時期は、夜間を含む浄水動作の
非稼動時に限定するようにしたため、浄水の使用に影響
を与えることなく、膜フィルタの寿命を延ばすことがで
きる。
【0031】請求項5記載の発明によれば、前記膜フィ
ルタの逆洗時には、前記原水を加温するようにしたた
め、短時間で逆洗可能でかつ膜フィルタの目詰まり物の
除去率が大きくなり、膜フィルタの再生を効果的に行う
ことができる。
【0032】請求項6記載の発明によれば、前記検出手
段は、前記膜フィルタの逆洗時期を検出するための閾値
を可変に構成したため、逆洗を行った時、膜フィルタの
目詰まり率が低いほど再生効果が高くなることから、逆
洗を行う閾値、つまり逆洗を行う時の目詰まり率を可変
とすることで膜フィルタの寿命を一層延ばすことができ
る。
【0033】請求項7記載の発明によれば、原水を貯蔵
するタンクと、該タンク内の原水を吸い上げるポンプ
と、該ポンプより下流側に設けられ前記吸い上げられた
原水を浄水する膜フィルタと、該膜フィルタに対し、前
記ポンプで吸い上げられた原水を前記浄水時とは逆方向
に通過させるように切り換え排水して当該膜フィルタを
逆洗する逆洗機構と、前記ポンプを駆動するモータの電
流値と回転数の変化に基づいて前記膜フィルタの寿命を
検出する検出手段とを具備させたため、膜フィルタの目
詰まり率に応じてモータの電流値と回転数が変化するこ
とから、このモータの電流値と回転数の変化から逆洗を
行った時の目詰まりの再生率が一定の値以下になったこ
とを検知することができて膜フィルタの寿命を的確に検
出することができる。
【0034】請求項8記載の発明によれば、前記検出手
段で前記膜フィルタの寿命を検出した時は、当該膜フィ
ルタの交換時期を適宜に表示させるようにしたため、ユ
ーザに膜フィルタの交換を促して、早期に最良の状態で
の稼動に復帰させることができる。
【0035】請求項9記載の発明によれば、前記膜フィ
ルタの交換時期が表示されたときは、使用不可状態に設
定されるようにしたため、所要の浄水出水量が確保でき
ない状態での使用を防止し、また重負荷状態でのポンプ
及びモータの駆動を防止することができる。
【0036】請求項10記載の発明によれば、原水を貯
蔵するタンクと、該タンク内の原水を吸い上げるポンプ
と、該ポンプより下流側に設けられ前記吸い上げられた
原水を浄水する膜フィルタと、該膜フィルタに対し、前
記ポンプで吸い上げられた原水を前記浄水時とは逆方向
に通過させるように切り換え排水して当該膜フィルタを
逆洗する逆洗機構と、前記ポンプを駆動するモータの電
流値と回転数の変化に基づいて前記タンク内の原水無し
を検出する検出手段とを具備させたため、タンク内に原
水がなくなった場合は、負荷が減ってモータの電流値が
減少し回転数が増加することから、タンク内の原水無し
を検出することができる。
【0037】請求項11記載の発明によれば、前記検出
手段で前記タンク内の原水無しを検出した時は、前記モ
ータの動作を停止させるようにしたため、中空糸膜等か
らなる膜フィルタのエアーロックを防止して膜フィルタ
の機能劣化を防止することができ、膜フィルタの寿命を
延ばすことができる。
【0038】請求項12記載の発明によれば、原水を貯
蔵するタンクと、該タンク内の原水を吸い上げるポンプ
と、該ポンプより下流側に設けられ前記吸い上げられた
原水を浄水する膜フィルタと、該膜フィルタに対し、前
記ポンプで吸い上げられた原水を前記浄水時とは逆方向
に通過させるように切り換え排水して当該膜フィルタを
逆洗する逆洗機構と、前記ポンプを駆動するモータの電
流値と回転数の比率の変化に基づいて前記膜フィルタ又
はタンク内の少なくとも何れかの状態を検出する検出手
段とを具備させたため、膜フィルタに目詰まりが生じる
とモータの電流値が増加して回転数が減少し、またタン
ク内に原水がなくなると、上記と逆にモータの電流値が
減少して回転数が増加することから具体的には、モータ
の電流値と回転数の比率の変化から膜フィルタの逆洗時
期、寿命等の状態や、タンク内の原水無し等の状態を的
確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浄水器の実施の形態を示す構成図
である。
【図2】上記実施の形態における膜フィルタの逆洗時期
等の検出系を示す構成図である。
【図3】上記実施の形態におけるモータの電流と回転数
の関係を示す図である。
【図4】上記実施の形態における逆洗タイミング検出の
第1の方法を説明するための膜フィルタの目詰まり率の
変化を示す図である。
【図5】上記実施の形態における逆洗タイミング検出の
第2の方法を説明するための膜フィルタの目詰まり率の
変化を示す図である。
【符号の説明】
1 タンク 3 ポンプ 4 モータ 5 膜フィルタ 9 浄水出水口 10 逆洗機構 11 逆洗流路 12 逆洗時の排水口 15 マイコン(検出手段)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水を貯蔵するタンクと、該タンク内の
    原水を吸い上げるポンプと、該ポンプより下流側に設け
    られ前記吸い上げられた原水を浄水する膜フィルタと、
    該膜フィルタに対し、前記ポンプで吸い上げられた原水
    を前記浄水時とは逆方向に通過させるように切り換え排
    水して当該膜フィルタを逆洗する逆洗機構と、前記ポン
    プを駆動するモータの電流値と回転数の変化に基づいて
    前記膜フィルタの逆洗時期を検出する検出手段とを有す
    ることを特徴とする浄水器。
  2. 【請求項2】 前記検出手段で前記膜フィルタの逆洗時
    期を検出した時は、当該逆洗時期を適宜に表示させるよ
    うに構成してなることを特徴とする請求項1記載の浄水
    器。
  3. 【請求項3】 前記検出手段で前記膜フィルタの逆洗時
    期を検出した時は、前記逆洗機構を自動的に動作させる
    ように構成してなることを特徴とする請求項1記載の浄
    水器。
  4. 【請求項4】 前記逆洗機構を自動的に動作させる時期
    は、夜間を含む浄水動作の非稼動時に限定するように構
    成してなることを特徴とする請求項3記載の浄水器。
  5. 【請求項5】 前記膜フィルタの逆洗時には、前記原水
    を加温するように構成してなることを特徴とする請求項
    1,3または4記載の浄水器。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、前記膜フィルタの逆洗
    時期を検出するための閾値を可変に構成してなることを
    特徴とする請求項1記載の浄水器。
  7. 【請求項7】 原水を貯蔵するタンクと、該タンク内の
    原水を吸い上げるポンプと、該ポンプより下流側に設け
    られ前記吸い上げられた原水を浄水する膜フィルタと、
    該膜フィルタに対し、前記ポンプで吸い上げられた原水
    を前記浄水時とは逆方向に通過させるように切り換え排
    水して当該膜フィルタを逆洗する逆洗機構と、前記ポン
    プを駆動するモータの電流値と回転数の変化に基づいて
    前記膜フィルタの寿命を検出する検出手段とを有するこ
    とを特徴とする浄水器。
  8. 【請求項8】 前記検出手段で前記膜フィルタの寿命を
    検出した時は、当該膜フィルタの交換時期を適宜に表示
    させるように構成してなることを特徴とする請求項7記
    載の浄水器。
  9. 【請求項9】 前記膜フィルタの交換時期が表示された
    ときは、使用不可状態に設定されることを特徴とする請
    求項8記載の浄水器。
  10. 【請求項10】 原水を貯蔵するタンクと、該タンク内
    の原水を吸い上げるポンプと、該ポンプより下流側に設
    けられ前記吸い上げられた原水を浄水する膜フィルタ
    と、該膜フィルタに対し、前記ポンプで吸い上げられた
    原水を前記浄水時とは逆方向に通過させるように切り換
    え排水して当該膜フィルタを逆洗する逆洗機構と、前記
    ポンプを駆動するモータの電流値と回転数の変化に基づ
    いて前記タンク内の原水無しを検出する検出手段とを有
    することを特徴とする浄水器。
  11. 【請求項11】 前記検出手段で前記タンク内の原水無
    しを検出した時は、前記モータの動作を停止させるよう
    に構成してなることを特徴とする請求項10記載の浄水
    器。
  12. 【請求項12】 原水を貯蔵するタンクと、該タンク内
    の原水を吸い上げるポンプと、該ポンプより下流側に設
    けられ前記吸い上げられた原水を浄水する膜フィルタ
    と、該膜フィルタに対し、前記ポンプで吸い上げられた
    原水を前記浄水時とは逆方向に通過させるように切り換
    え排水して当該膜フィルタを逆洗する逆洗機構と、前記
    ポンプを駆動するモータの電流値と回転数の比率の変化
    に基づいて前記膜フィルタ又はタンク内の少なくとも何
    れかの状態を検出する検出手段とを有することを特徴と
    する浄水器。
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