JP2005118707A - 浄水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な配管を有することなく装置全体がコンパクトであるとともに、浄化ラインの全体について効率的な洗浄及び殺菌が可能であり、かつ高純度の浄化水を定常的に提供可能な浄水装置を提供する。
【解決手段】原水タンクAと、活性炭モジュールBと、フィルタモジュールCと、逆浸透膜モジュールDとを有する浄化ラインLPを備えた浄水装置1である。洗浄ラインLWを更に備え、原水タンクAが第一の加温手段11を持ち、洗浄ラインLPが、所定のフィルタモジュール逆洗ラインと、逆洗がなされたフィルタモジュールCの流入端部5側を洗浄するフィルタモジュール洗浄ラインと、浄化水を原水タンクAへ導入する第一の送液ラインと、原水タンクA内の浄化水によって、第一の加温手段11で加温した状態で原水タンクA、フィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールDを洗浄する第一の循環洗浄ラインとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は浄水装置に関し、更に詳しくは、複雑な配管を有することなく装置全体がコンパクトであるとともに、浄化ラインの全体について効率的な洗浄及び殺菌が可能であり、かつ高純度の浄化水を定常的に提供可能な浄水装置に関する。
従来、市水をはじめとする原水から医療用、又は一般生活用等の純水(浄化水)を得る装置として、逆浸透膜を含んでなる逆浸透膜モジュールを浄化ラインの構成要素として用いた浄水装置(逆浸透膜浄水装置)が知られており、例えば人工透析用の高純度な浄化水を得るために、主として病院等の施設において使用されている。
このような浄水装置においては、その構成要素である逆浸透膜モジュールや、その配設箇所付近に汚れが生じたり雑菌等が繁殖したりバイオフィルムが形成する場合がある。従って、定常的に純度の高い浄化水を得るためには、定期的に逆浸透膜モジュールやその配設箇所付近を洗浄・殺菌する等のメンテナンスを行う必要がある。
関連する従来技術として、図8に示すような、薬液/熱水タンクXを備え、薬液/熱水供給ラインS、及び薬液/熱水帰還ラインRを通じて薬液又は熱水を循環させることにより、逆浸透膜モジュールDを薬液又は熱水により洗浄又は殺菌することが可能な逆浸透膜分離装置(浄水装置50)が開示されている(例えば、特許文献1参照)(なお、図8中、符号23はブローバルブ、符号P1、P2、及びP3は送液ポンプを示す。以降、同一の符号は同一のものを示す)。
しかしながら、図8に示すように、特許文献1において開示された逆浸透膜分離装置(浄水装置50)は、薬液/熱水タンクXという、浄化ラインLPを構成する活性炭モジュールB、フィルタモジュールC、逆浸透膜モジュールD、及び浄化水タンクEとは別個の構成要素を備えるものであるため、配管が複雑になるとともに装置全体が大型化するといった問題があった。また、逆浸透膜モジュールDを薬液又は熱水により洗浄又は殺菌することは可能であるが、中空糸フィルタ等により構成されるフィルタモジュールCをはじめとする、逆浸透膜モジュールD以外の浄化ラインLPの構成要素については洗浄又は殺菌が行えないという問題があった。
特に、中空糸フィルタをはじめとするフィルタ等により構成されるフィルタモジュールには、使用に伴い微粒子や雑菌等の非透過物が蓄積するため、定期的な洗浄やモジュールの交換等を行う必要があるが、モジュールの交換には煩雑な作業が必要であるという問題があり、更には効率的なフィルタモジュールの洗浄システムは未だ確率されていないのが現状である。
また、逆浸透膜モジュール以外の浄化ラインの構成要素においても、装置の運転が長期間に渡ることに起因する汚れの発生や雑菌等の繁殖が認められるため、浄化ラインの全体について洗浄・殺菌を行う必要がある。特に、人工透析に用いられる浄化水等は、エンドトキシンの含有率が極めて低いものであることが要求されるため、浄化ラインの全体についての洗浄・殺菌を定期的に行う必要性が高く、低エンドトキシン含有率である高純度の浄化水を定常的に提供可能な洗浄システムを備えた浄水装置の開発が求められている。
特開平11−333266号公報
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複雑な配管を有することなく装置全体がコンパクトであるとともに、浄化ラインの全体について効率的な洗浄及び殺菌が可能であり、かつ高純度の浄化水を定常的に提供可能な浄水装置を提供することにある。
即ち、本発明によれば以下に示す浄水装置が提供される。
[1]原水タンクと、活性炭モジュールと、フィルタモジュールと、逆浸透膜モジュールとを備え、前記原水タンクに貯留された原水を、所定の通水圧で前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に導入して前記逆浸透膜モジュールを透過して浄化された透過水(浄化水)と透過しない非透過水とに分離させることにより前記浄化水を得ることが可能な浄水装置であって、前記浄化ラインを洗浄することが可能な洗浄ラインを更に備えてなるとともに、前記原水タンクが第一の加温手段を持ち、前記洗浄ラインが、前記原水を、前記原水タンクから前記フィルタモジュールの流出端部側に導入するとともに流入端部側から排出させることにより前記フィルタモジュールを逆洗することが可能なフィルタモジュール逆洗ラインと、前記原水を、前記原水タンクから前記フィルタモジュールの前記流入端部側に導入することにより、逆洗がなされた前記フィルタモジュールの前記流入端部側を洗浄することが可能なフィルタモジュール洗浄ラインと、得られた前記浄化水の少なくとも一部を、前記原水タンクへ導入する第一の送液ラインと、前記原水タンク内の、前記第一の送液ラインにより導入された前記浄化水を、前記第一の加温手段で加温した状態で前記原水タンク、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に順次導入するとともに前記逆浸透膜モジュールを透過しなかった前記非透過水と併せて前記原水タンクに戻して循環させることによって、前記原水タンク、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュールを洗浄することが可能な第一の循環洗浄ラインとを有してなる浄水装置(以下、「第一の浄水装置」ということがある)。
[2]前記洗浄ラインが、前記第一の循環洗浄ラインによる洗浄後に、前記原水タンク内の前記非浸透水を含む水を、前記原水タンク、前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に順次導入するとともに前記原水タンクに戻して循環させ、かつ前記活性炭モジュールと前記フィルタモジュールとの間、及び前記フィルタモジュールと前記逆浸透膜モジュールとの間からそれぞれ外部へ排出させるとともに、前記逆浸透膜モジュールから前記非浸透水を外部へ排出させることによって、前記原水タンク、前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュールを洗浄することが可能な第二の循環洗浄ラインを更に有してなる前記[1]に記載の浄水装置。
[3]原水タンクと、活性炭モジュールと、フィルタモジュールと、逆浸透膜モジュールとを有する浄化ラインを備え、前記原水タンクに貯留された原水を、所定の通水圧で前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に導入して、前記逆浸透膜モジュールを透過して浄化された透過水(浄化水)と透過しない非透過水とに分離させることにより前記浄化水を得ることが可能な浄水装置であって、前記浄化ラインを洗浄することが可能な洗浄ラインを更に備えてなるとともに、前記原水タンクが第一の加温手段を持ち、前記洗浄ラインが、前記原水を、前記原水タンクから前記フィルタモジュールの流出端部側に導入するとともに流入端部側から排出させることにより前記フィルタモジュールを逆洗することが可能なフィルタモジュール逆洗ラインと、前記原水を、前記原水タンクから前記フィルタモジュールの前記流入端部側に導入することにより、逆洗がなされた前記フィルタモジュールの前記流入端部側を洗浄することが可能なフィルタモジュール洗浄ラインと、前記活性炭モジュールを透過した活性炭モジュール透過水を前記原水タンクへ導入する第二の送液ラインと、前記原水タンク内の、前記第二の送液ラインにより導入された前記活性炭モジュール透過水を、前記第一の加温手段で加温した状態で前記原水タンク、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に順次導入するとともに前記逆浸透膜モジュールを透過しなかった前記非透過水と併せて前記原水タンクに戻して循環させることによって、前記原水タンク、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュールを洗浄することが可能な第三の循環洗浄ラインとを有してなる浄水装置(以下、「第二の浄水装置」ということがある)。
[4]前記洗浄ラインが、前記第三の循環洗浄ラインによる洗浄後に、前記原水タンク内の前記非浸透水を含む水を、前記原水タンク、前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に順次導入するとともに前記原水タンクに戻して循環させ、かつ前記活性炭モジュールと前記フィルタモジュールとの間、及び前記フィルタモジュールと前記逆浸透膜モジュールとの間からそれぞれ外部へ排出させるとともに、前記逆浸透膜モジュールから前記非浸透水を外部へ排出させることによって、前記原水タンク、前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュールを洗浄することが可能な第四の循環洗浄ラインを更に有してなる前記[3]に記載の浄水装置。
[5]前記浄化ラインが、得られた前記浄化水を貯留することが可能な、第二の加温手段を持った浄化水タンクを更に有するとともに、前記洗浄ラインが、前記浄化水タンクに貯留した前記浄化水を、前記第二の加温手段で加温した状態で前記浄化水タンク内を循環させることによって前記浄化水タンクを洗浄することが可能な第五の循環洗浄ラインを更に有してなる前記[1]〜[4]のいずれかに記載の浄水装置。
[6]前記フィルタモジュールを構成するフィルタが、中空糸フィルタ、セラミックフィルタ、及びスパイラルフィルタからなる群より選択される少なくとも一種である前記[1]〜[5]のいずれかに記載の浄水装置。
本発明の第一の浄水装置は、浄化ラインを洗浄することが可能な洗浄ラインを更に備えてなるとともに、原水タンクが第一の加温手段を持ち、この洗浄ラインが、フィルタモジュールを逆洗することが可能なフィルタモジュール逆洗ラインと、逆洗がなされたフィルタモジュールの流入端部側を洗浄することが可能なフィルタモジュール洗浄ラインと、得られた浄化水の少なくとも一部を、原水タンクへ導入する第一の送液ラインと、原水タンク内の浄化水を、第一の加温手段で加温した状態で原水タンク、フィルタモジュール、及び逆浸透膜モジュール内に順次導入するとともに前記逆浸透膜モジュールを透過しなかった前記非透過水と併せて前記原水タンクに戻して循環させることによってこれらを洗浄することが可能な第一の循環洗浄ラインとを有してなるものであるため、複雑な配管を有することなく装置全体がコンパクトであるとともに、浄化ラインの全体について効率的な洗浄及び殺菌が可能であり、かつ高純度の浄化水を定常的に提供可能であるという効果を奏する。
また、本発明の第二の浄水装置は、浄化ラインを洗浄することが可能な洗浄ラインを更に備えてなるとともに、原水タンクが第一の加温手段を持ち、この洗浄ラインが、フィルタモジュールを逆洗することが可能なフィルタモジュール逆洗ラインと、フィルタモジュールの流入端部側を洗浄することが可能なフィルタモジュール洗浄ラインと、活性炭モジュール透過水を原水タンクへ導入する第二の送液ラインと、原水タンク内の活性炭モジュール透過水を、第一の加温手段で加温した状態で原水タンク、フィルタモジュール、及び逆浸透膜モジュール内に順次導入するとともに逆浸透膜モジュールを透過しなかった非透過水と併せて原水タンクに戻して循環させることによってこれらを洗浄することが可能な第三の循環洗浄ラインとを有してなるものであるため、複雑な配管を有することなく装置全体がコンパクトであるとともに、浄化ラインの全体について効率的な洗浄及び殺菌が可能であり、かつ高純度の浄化水を定常的に提供可能であるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜、設計の変更、改良等が加えられることが理解されるべきである。以降、単に「本発明の浄水装置」というときは、第一の浄水装置と第二の浄水装置のいずれをも含む意味である。
図1は、本発明の第一の浄水装置の一実施形態を示す模式図であり、図3は、本発明の浄水装置における浄水過程を示すフロー図である。図1に示すように、本実施形態の浄水装置1は、原水タンクAと、活性炭モジュールBと、フィルタモジュールCと、逆浸透膜モジュールDとを有する浄化ラインLP(図1中の実線部)を備えている。原水を浄化するに際しては、図3に示すように、先ず原水タンクAに貯留された原水を、所定の通水圧で活性炭モジュールB、フィルタモジュールC、逆浸透膜モジュールD内に順次導入し、最終的に逆浸透膜モジュールDを透過して浄化した浄化水と、透過しない非透過水とに分離することにより浄化水を得ることができる。逆浸透膜モジュールDを透過しなかった非透過水は、浄水ラインLPの外部へと排出する。なお、原水としては、市水(水道水)、地下水、若しくは工水、又はこれらの混合水、或いはこれらを脱塩処理した脱塩水等を使用することができる。
また、図1に示す実施形態の浄水装置1は、上述した浄化ラインLPの他に、浄化ラインLPを洗浄することが可能な洗浄ラインLW(図1中の破線部)を備えている。この洗浄ラインLWは、フィルタモジュールCを洗浄するためのフィルタモジュール逆洗ラインLF1(図4(a)参照)、及びフィルタモジュール洗浄ラインLF2(図4(b)参照)、並びに浄化ラインLPの全体を温水で洗浄・殺菌するための第一の循環洗浄ラインLC1(図5(b)参照)、及び第一の送液ラインLS1(図5(a)参照)により構成されている。以下、洗浄ラインLWを構成する各ラインについて、図面を参照しながら説明する。なお、本発明における浄化ライン、及び洗浄ラインは、各タンク、及び各モジュールどうしを接続する配管のみ指し示すものではなく、これらの各タンク、及び各モジュールを含む概念である。
図4(a)に示すように、本実施形態の浄水装置1を構成する洗浄ラインLW(図1参照)のうちの、フィルタモジュール逆洗ラインLF1は、原水タンクAからフィルタモジュールCの流出端部6側に原水を導入するとともに流入端部5側から洗浄排水として排出させることにより、フィルタモジュールCを逆洗することが可能なラインである。また、図4(b)に示すように、本実施形態の浄水装置1を構成する洗浄ラインLW(図1参照)のうちの、フィルタモジュール洗浄ラインLF2は、原水タンクAからフィルタモジュールの流入端部5側に原水を導入することにより、上述したフィルタモジュール逆洗ラインLF1による逆洗が既になされたフィルタモジュールCの流入端部5側を洗浄することが可能なラインである。ここで、「フィルタモジュールの流入端部側を洗浄する」とは、逆洗によってフィルタモジュールCを構成するフィルタの捕捉面(流入端部5)側で剥離した非透過物を洗浄して除去することをいい、実質的に原水を流出端部6側に透過させることなく、フィルタの捕捉面(流入端部5)側のみを洗浄することをいう。
通常、人工透析用の浄化水等を得るために病院等の施設内で使用される浄水装置では、適当濃度(0.2〜0.8ppm程度)の塩素分を含む市水(水道水)が原水として用いられる場合が多い。この場合、図4(a)、図4(b)に示すように、本実施形態の浄水装置では、フィルタモジュールCの洗浄に際してフィルタモジュール逆洗ラインLF1、及びフィルタ洗浄ラインLF2により、活性炭モジュールBを経由することなく、前述の適当濃度の塩素分を含む原水を直接にフィルタモジュールCに導入することが可能であるため、単にフィルタモジュールCに蓄積した非透過物を除去することができるだけでなく、原水に含まれている塩素分による塩素殺菌処理も同時に行うことができる。
フィルタモジュール洗浄ラインLF2によるフィルタモジュールCの洗浄(図4(b)参照)が完了した後は、図4(c)に示すように、原水タンクAとフィルタモジュールCとの間に、活性炭モジュールBを介した浄化ラインLPとし、フィルタモジュールCに残留した塩素分を含む原水を、ブローバルブ22からブロー排水として適当量排出し、次いで図3に示すような通常の浄化を行えばよい。
図5(a)に示すように、本実施形態の浄水装置1を構成する洗浄ラインLW(図1参照)のうちの、第一の送液ラインLS1は、得られた浄化水の少なくとも一部を、原水タンクAへ導入することが可能なラインである。
また、図5(b)に示すように、本実施形態の浄水装置1を構成する洗浄ラインLW(図1参照)のうちの第一の循環洗浄ラインLC1は、原水タンクA内の、第一の送液ラインLS1より導入された浄化水を、原水タンクA、フィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールD内に順次導入するとともに逆浸透膜モジュールDを透過しなかった非透過水と併せて原水タンクAに戻して循環させることによって、原水タンクA、フィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールDを洗浄することが可能なラインである。ここで、本実施形態の浄水装置には、原水タンクAに第一の加温手段(ヒータ11)が配設されており、原水タンクA内の、第一の送液ラインLS1より導入された浄化水を加温した状態で第一の循環洗浄ラインLC1内を循環させることができる。従って、浄化ラインを構成する原水タンクA、フィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールDを温水殺菌しながら洗浄することができるため、例えば人工透析用の浄化水に要求される低エンドトキシン含有率である高純度の浄化水を定常的に提供することができる。
また、図5(b)に示すように、本実施形態の浄水装置では、第一の循環洗浄ラインLC1が、活性炭モジュールBを経由することなく構成されているため、例えば、原水タンクAに適当濃度(50〜100ppm程度)となるように過酢酸等の薬剤を投入して薬剤液を調製すれば、この薬剤液を原水タンクAから直接にフィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールDに導入することが可能である。従って、本実施形態の浄水装置は、浄化ラインを構成するフィルタモジュールCや逆浸透膜モジュールDの薬剤洗浄処理も行うことができる。
なお、図5(b)に示すように、逆浸透膜モジュールDを透過しなかった非透過水は非透過水ラインQを通じて、逆浸透膜モジュールDを透過した透過水は透過水ラインPを通じて、それぞれ原水タンクAへと送液すればよい。即ち、図5(b)において、非透過水ラインQと透過水ラインPはいずれも第一の循環洗浄ラインLC1の一部を構成している。
また、図5(c)に示すように、本実施形態の浄水装置は、その洗浄ラインLW(図1参照)が、第一の循環洗浄ラインLC1(図5(b)参照)による洗浄後に、原水タンクA内の非浸透水を含む水を、原水タンクA、活性炭モジュールB、フィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールD内に順次導入するとともに原水タンクAに戻して循環させ、かつ逆浸透膜モジュールDから非浸透水を外部へ排出させることによって、原水タンクA、活性炭モジュールA、フィルタモジュールB、及び逆浸透膜モジュールDを洗浄することが可能な第二の循環洗浄ラインLC2を更に有してなることが好ましい。洗浄ラインLW(図1参照)がこのような第二の循環洗浄ラインLC2を有してなることにより、ライン内の洗浄が可能であるとともに、温水の使用により上昇したライン内の温度を通常の状態へと戻すことができる。
次に、本発明の第二の浄水装置の実施形態について説明する。図2は、本発明の第二の浄水装置の一実施形態を示す模式図である。本実施形態の浄水装置2は、原水タンクAと、活性炭モジュールBと、フィルタモジュールCと、逆浸透膜モジュールDとを有する浄化ラインLP(図2中の実線部)を備えている。なお、原水を浄化して浄化水を得る方法は、既に説明した第一の浄水装置の場合(図3参照)と同様であり、用いられる原水の種類も第一の浄水装置の場合と同様である。
図2に示す実施形態の浄水装置2は、浄化ラインLPの他に、浄化ラインLPを洗浄することが可能な洗浄ラインLW(図2中の破線部)を備えている。この洗浄ラインLWは、フィルタモジュールCを洗浄するためのフィルタモジュール逆洗ラインLF1(図4(a)参照)、及びフィルタモジュール洗浄ラインLF2(図4(b)参照)、並びに浄化ラインLPの全体を温水で洗浄・殺菌するための第三の循環洗浄ラインLC3(図6(b)参照)、及び第二の送液ラインLS2(図6(a)参照)により構成されている。なお、フィルタモジュールCを洗浄するためのフィルタモジュール逆洗ライン、及びフィルタモジュール洗浄ラインについては、既に説明した第一の浄水装置の場合と同様である。以下、洗浄ラインLWを構成する各ラインのうちの、第三の循環洗浄ラインと第二の送液ラインについて、図面を参照しながら説明する。
図6(a)に示すように、本実施形態の浄水装置2を構成する洗浄ラインLW(図2参照)のうちの、第二の送液ラインLS2は、活性炭モジュールBを透過した活性炭モジュール透過水を、原水タンクAへ導入することが可能なラインである。また、図5(b)に示すように、第三の循環洗浄ラインLC3は、原水タンクA内の、第二の送液ラインLS2より導入された活性炭モジュール透過水を、原水タンクA、フィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールD内に順次導入するとともに逆浸透膜モジュールDを透過しなかった非透過水と併せて原水タンクAに戻して循環させることによって、原水タンクA、フィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールDを洗浄することが可能なラインである。ここで、本実施形態の浄水装置には、原水タンクAに第一の加温手段(ヒータ11)が配設されており、原水タンクA内の、第二の送液ラインLS2より導入された活性炭モジュール透過水を加温した状態で第三の循環洗浄ラインLC3内を循環させることができる。従って、浄化ラインを構成する原水タンクA、フィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールDを温水殺菌しながら洗浄することができるため、例えば人工透析用の浄化水に要求される低エンドトキシン含有率である高純度の浄化水を定常的に提供することができる。
また、図6(b)に示すように、本実施形態の浄水装置では、第三の循環洗浄ラインLC3が、活性炭モジュールBを経由することなく構成されているため、例えば、原水タンクAに適当濃度(50〜100ppm程度)となるように過酢酸等の薬剤を投入して薬剤液を調製すれば、この薬剤液を原水タンクAから直接にフィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールDに導入することが可能である。従って、本実施形態の浄水装置は、浄化ラインを構成するフィルタモジュールCや逆浸透膜モジュールDの薬剤洗浄処理も行うことができる。なお、図6(b)に示すように、逆浸透膜モジュールDを透過しなかった非透過水は非透過水ラインQを通じて、逆浸透膜モジュールDを透過した透過水は透過水ラインPを通じて、それぞれ原水タンクAへと送液すればよい。
また、図6(c)に示すように、本実施形態の浄水装置は、その洗浄ラインLW(図2参照)が、第三の循環洗浄ラインLC3(図6(b)参照)による洗浄後に、原水タンクA内の非浸透水を含む水を、原水タンクA、活性炭モジュールB、フィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールD内に順次導入するとともに原水タンクAに戻して循環させ、かつ逆浸透膜モジュールDから非浸透水を外部へ排出させることによって、原水タンクA、活性炭モジュールA、フィルタモジュールB、及び逆浸透膜モジュールDを洗浄することが可能な第四の循環洗浄ラインLC4を更に有してなることが好ましい。洗浄ラインLW(図2参照)がこのような第四の循環洗浄ラインLC4を有してなることにより、ライン内の洗浄が可能であるとともに、温水の使用により上昇したライン内の温度を通常の状態へと戻すことができる。
図7(a)、図7(b)は、本発明の第一の浄水装置の他の実施形態を示す模式図である。本発明においては、図7(a)、図7(b)に示すように浄化ラインLPが、得られた浄化水を貯留することが可能な、第二の加温手段(ヒータ12)を持った浄化水タンクEを更に有するとともに、洗浄ラインLWが、浄化水タンクEに貯留した浄化水を、ヒータ12で加温した状態で浄化水タンクE内を循環させることによって浄化水タンクEを洗浄することが可能な第五の循環洗浄ラインLC5を更に有してなることが好ましい。洗浄ラインLWが、このような構成の第五の循環洗浄ラインLC5を有してなることにより、浄化水を貯留させる浄化水タンクEを温水殺菌しながら洗浄することができるため、例えば人工透析用の浄化水に要求される低エンドトキシン含有率である高純度の浄化水を定常的に提供することができる。
ここで、本発明においては、原水タンク、及び浄化水タンクにそれぞれ配設される加温手段は、各々のタンク内の水を約80℃まで加温することができる性能を有するものであればよく、具体的には、電熱ヒータ、又は蒸気若しくは熱水を供給する機構(装置)等を挙げることができる。また、第一〜第五の循環洗浄ラインによる温水殺菌を行うに際しては、60〜80℃に加温した水をそれぞれ循環させればよい。
本発明の浄水装置を構成するタンクや配管等は、適度な耐腐食性、耐圧性、耐温水性、耐熱性等を具備する材質からなることが好ましい。このような特性を具備する材質としては、例えば、ステンレス、チタン等の金属、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン等のプラスチックを挙げることができる。また、逆浸透膜モジュールを構成する逆浸透膜は、上述した温水や塩素を含む原水等による殺菌洗浄に耐え得るものであればよい。具体的には、ポリアミド系の逆浸透膜や、複合膜、又は酢酸セルロースからなる逆浸透膜等を挙げることができる。
また、本発明の浄水装置においては、フィルタモジュールを構成するフィルタが、中空糸フィルタ、セラミックフィルタ、及びスパイラルフィルタからなる群より選択される少なくとも一種であることが、原水に含まれる微粒子成分の効率的な除去を行うことができるために好ましい。なお、中空糸フィルタとしては、全量透過型中空糸フィルタを用いてもよいが、これに限定されることはなく、各種中空糸フィルタを用いることができる。
本発明の浄水装置では、通常時(浄水ライン使用時)には、浄水ラインによる浄水を行って浄化水を得、得られた浄化水を必要に応じて浄化水タンク等に貯留しつつ、装置の外部へと送液する。また、洗浄時(浄水ライン不使用時)には、洗浄ラインによる浄化ラインの洗浄を行う。洗浄ラインにより浄化ラインを洗浄する過程は、上述してきたような大きく二つの洗浄過程に分けることができる。即ち、第一の洗浄過程は、図4(a)〜図4(c)に示すような「フィルタモジュール逆洗ライン、及びフィルタモジュール洗浄ラインによるフィルタモジュールの逆洗・洗浄」であり、第二の洗浄過程は、図5(a)〜図5(c)に示すような「第一の送液ラインLS1、及び第一の循環洗浄ラインLC1による原水タンクA、フィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールDの洗浄」、或いは図6(a)〜図6(c)に示すような「第二の送液ラインLS2、及び第三の循環洗浄ラインLC3による原水タンクA、フィルタモジュールC、及び逆浸透膜モジュールDの洗浄」である。
第一の洗浄過程による浄化ラインの洗浄は、他のモジュールに比して目詰まり等を起こす頻度が高いフィルタモジュールの逆洗・洗浄を行うものであるから、フィルタモジュールの処理能力等にもよるが、例えば1日に1〜4回実施すればよい。一方、第二の洗浄過程による浄化ラインの洗浄は、浄化ライン全体の洗浄を行うものであり、第一の洗浄過程による洗浄ほどの短い周期で実施する必要はない。例えば、本発明の浄水装置を、人工透析に用いられる浄化水を得るために使用する場合には、定期的に浄化水のエンドトキシン含有率を検査・測定し、その測定値が所定の基準値を超えた場合に第二の洗浄過程による洗浄を実施すればよく、具体的には浄水装置の処理能力等にもよるが、2週間に1〜2回実施すればよい。
なお、各ラインへの送液の切り替えは、特に図示しないが、各タンク、モジュールを接続する配管に配設されたバルブを開閉すること等により行うことができる。バルブの開閉は手動で行ってもよいが、バルブを自動バルブとし、タイマーと連動して所定の周期で自動的に開閉するシステムを設けることにより行ってもよい。このように、本発明の浄水装置によれば、所定の周期で浄化ラインの洗浄を行うことにより高純度の浄化水を定常的に提供することができる。
本発明の浄水装置は、複雑な配管を有することなく装置全体がコンパクトであるとともに、浄化ラインの全体について効率的な洗浄及び殺菌が可能であり、かつ高純度の浄化水を定常的に提供可能であるため、例えば、人工透析用の高純度な浄化水を得るために、主として病院等の施設において好適に使用される。
本発明の第一の浄水装置の一実施形態を示す模式図である。 本発明の第二の浄水装置の一実施形態を示す模式図である。 本発明の浄水装置における浄水過程を示すフロー図である。 図4(a)〜図4(c)は、本発明の浄水装置におけるフィルタモジュールを洗浄する過程を示すフロー図である。 図5(a)〜図5(c)は、本発明の第一の浄水装置における浄化ラインを温水により洗浄する過程を示すフロー図である。 図6(a)〜図6(c)は、本発明の第二の浄水装置における浄化ラインを温水により洗浄する過程を示すフロー図である。 図7(a)、図7(b)は、本発明の第一の浄水装置の他の実施形態を示す模式図である。 従来の浄水装置の一実施形態を示す模式図である。
符号の説明
1,2,50…浄水装置、5…流入端部、6…流出端部、11,12…ヒータ、21,22,23…ブローバルブ、A…原水タンク、B…活性炭モジュール、C…フィルタモジュール、D…逆浸透膜モジュール、E…浄化水タンク、X…薬液/熱水タンク、LP…浄化ライン、LW…洗浄ライン、LF1…フィルタモジュール逆洗ライン、LF2…フィルタモジュール洗浄ライン、LC1…第一の循環洗浄ライン、LC2…第二の循環洗浄ライン、LC3…第三の循環洗浄ライン、LC4…第四の循環洗浄ライン、LC5…第五の循環洗浄ライン、LS1…第一の送液ライン、LS2…第二の送液ライン、P1,P2,P3,P4…送液ポンプ、P…透過水ライン、Q…非透過水ライン、R…薬液/熱水帰還ライン、S…薬液/熱水供給ライン。

Claims (6)

  1. 原水タンクと、活性炭モジュールと、フィルタモジュールと、逆浸透膜モジュールとを有する浄化ラインを備え、前記原水タンクに貯留された原水を、所定の通水圧で前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に導入して前記逆浸透膜モジュールを透過して浄化された透過水(浄化水)と透過しない非透過水とに分離させることにより前記浄化水を得ることが可能な浄水装置であって、
    前記浄化ラインを洗浄することが可能な洗浄ラインを更に備えてなるとともに、前記原水タンクが第一の加温手段を持ち、
    前記洗浄ラインが、前記原水を、前記原水タンクから前記フィルタモジュールの流出端部側に導入するとともに流入端部側から排出させることにより前記フィルタモジュールを逆洗することが可能なフィルタモジュール逆洗ラインと、
    前記原水を、前記原水タンクから前記フィルタモジュールの前記流入端部側に導入することにより、逆洗がなされた前記フィルタモジュールの前記流入端部側を洗浄することが可能なフィルタモジュール洗浄ラインと、
    得られた前記浄化水の少なくとも一部を、前記原水タンクへ導入する第一の送液ラインと、
    前記原水タンク内の、前記第一の送液ラインにより導入された前記浄化水を、前記第一の加温手段で加温した状態で前記原水タンク、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に順次導入するとともに前記逆浸透膜モジュールを透過しなかった前記非透過水と併せて前記原水タンクに戻して循環させることによって、前記原水タンク、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュールを洗浄することが可能な第一の循環洗浄ラインとを有してなる浄水装置。
  2. 前記洗浄ラインが、前記第一の循環洗浄ラインによる洗浄後に、前記原水タンク内の前記非浸透水を含む水を、前記原水タンク、前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に順次導入するとともに前記原水タンクに戻して循環させ、かつ前記活性炭モジュールと前記フィルタモジュールとの間、及び前記フィルタモジュールと前記逆浸透膜モジュールとの間からそれぞれ外部へ排出させるとともに、前記逆浸透膜モジュールから前記非浸透水を外部へ排出させることによって、前記原水タンク、前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュールを洗浄することが可能な第二の循環洗浄ラインを更に有してなる請求項1に記載の浄水装置。
  3. 原水タンクと、活性炭モジュールと、フィルタモジュールと、逆浸透膜モジュールとを有する浄化ラインを備え、前記原水タンクに貯留された原水を、所定の通水圧で前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に導入して、前記逆浸透膜モジュールを透過して浄化された透過水(浄化水)と透過しない非透過水とに分離させることにより前記浄化水を得ることが可能な浄水装置であって、
    前記浄化ラインを洗浄することが可能な洗浄ラインを更に備えてなるとともに、前記原水タンクが第一の加温手段を持ち、
    前記洗浄ラインが、前記原水を、前記原水タンクから前記フィルタモジュールの流出端部側に導入するとともに流入端部側から排出させることにより前記フィルタモジュールを逆洗することが可能なフィルタモジュール逆洗ラインと、
    前記原水を、前記原水タンクから前記フィルタモジュールの前記流入端部側に導入することにより、逆洗がなされた前記フィルタモジュールの前記流入端部側を洗浄することが可能なフィルタモジュール洗浄ラインと、
    前記活性炭モジュールを透過した活性炭モジュール透過水を前記原水タンクへ導入する第二の送液ラインと、
    前記原水タンク内の、前記第二の送液ラインにより導入された前記活性炭モジュール透過水を、前記第一の加温手段で加温した状態で前記原水タンク、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に順次導入するとともに前記逆浸透膜モジュールを透過しなかった前記非透過水と併せて前記原水タンクに戻して循環させることによって、前記原水タンク、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュールを洗浄することが可能な第三の循環洗浄ラインとを有してなる浄水装置。
  4. 前記洗浄ラインが、前記第三の循環洗浄ラインによる洗浄後に、前記原水タンク内の前記非浸透水を含む水を、前記原水タンク、前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュール内に順次導入するとともに前記原水タンクに戻して循環させ、かつ前記活性炭モジュールと前記フィルタモジュールとの間、及び前記フィルタモジュールと前記逆浸透膜モジュールとの間からそれぞれ外部へ排出させるとともに、前記逆浸透膜モジュールから前記非浸透水を外部へ排出させることによって、前記原水タンク、前記活性炭モジュール、前記フィルタモジュール、及び前記逆浸透膜モジュールを洗浄することが可能な第四の循環洗浄ラインを更に有してなる請求項3に記載の浄水装置。
  5. 前記浄化ラインが、得られた前記浄化水を貯留することが可能な、第二の加温手段を持った浄化水タンクを更に有するとともに、前記洗浄ラインが、前記浄化水タンクに貯留した前記浄化水を、前記第二の加温手段で加温した状態で前記浄化水タンク内を循環させることによって前記浄化水タンクを洗浄することが可能な第五の循環洗浄ラインを更に有してなる請求項1〜4のいずれか一項に記載の浄水装置。
  6. 前記フィルタモジュールを構成するフィルタが、中空糸フィルタ、セラミックフィルタ、及びスパイラルフィルタからなる群より選択される少なくとも一種である請求項1〜5のいずれか一項に記載の浄水装置。
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