JPH0957130A - 解砕移送方法と装置 - Google Patents
解砕移送方法と装置Info
- Publication number
- JPH0957130A JPH0957130A JP24088995A JP24088995A JPH0957130A JP H0957130 A JPH0957130 A JP H0957130A JP 24088995 A JP24088995 A JP 24088995A JP 24088995 A JP24088995 A JP 24088995A JP H0957130 A JPH0957130 A JP H0957130A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crushing
- conveyor
- roller
- crushed
- displacement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 破砕困難な鉄塊などの異物を噛み込んだ場
合、この異物を自動的に下方へ排出させるとともに、ロ
ーラ間隔が広がった際に排出される異物と粒度の粗大な
破砕物が再生骨材製品中に混じらないようにする。 【解決手段】 退避側の破砕ローラに設置した変位検知
部材と、搬送コンベアの送出端に設置した進出・退避可
能なトリッパ部材と、該トリッパ部材の制御装置とを備
え、ローラ間隔が広がった際にトリッパ部材をコンベア
先端に進出させて搬送物を中継して分離し、ローラ間隔
が復帰した際にトリッパ部材を退避・復帰させる。
合、この異物を自動的に下方へ排出させるとともに、ロ
ーラ間隔が広がった際に排出される異物と粒度の粗大な
破砕物が再生骨材製品中に混じらないようにする。 【解決手段】 退避側の破砕ローラに設置した変位検知
部材と、搬送コンベアの送出端に設置した進出・退避可
能なトリッパ部材と、該トリッパ部材の制御装置とを備
え、ローラ間隔が広がった際にトリッパ部材をコンベア
先端に進出させて搬送物を中継して分離し、ローラ間隔
が復帰した際にトリッパ部材を退避・復帰させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートガラ
などの廃材を破砕して再生骨材にする際に、再生骨材製
品に鉄塊などの粗大粒度の塊が混入することを防止する
解砕移送方法と装置に関する。
などの廃材を破砕して再生骨材にする際に、再生骨材製
品に鉄塊などの粗大粒度の塊が混入することを防止する
解砕移送方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートなどの廃材を破砕して一定
の粒度以下に細粒化する装置として、例えば、下部中央
に製品搬送用コンベアを装着した自走式台車の上にジョ
ークラッシャまたはロールクラッシャなどを搭載した解
砕移送装置が知られている。この解砕移送装置は、コン
クリート廃材をクラッシャに投入して破砕し、得た被破
砕物を搬送コンベアで受けて前方に搬送し、該コンベア
の先端部から排出するように構成している。
の粒度以下に細粒化する装置として、例えば、下部中央
に製品搬送用コンベアを装着した自走式台車の上にジョ
ークラッシャまたはロールクラッシャなどを搭載した解
砕移送装置が知られている。この解砕移送装置は、コン
クリート廃材をクラッシャに投入して破砕し、得た被破
砕物を搬送コンベアで受けて前方に搬送し、該コンベア
の先端部から排出するように構成している。
【0003】 解砕移送装置で破砕すべきコンクリート
塊には、鉄塊や鉄筋などの破砕不可能な大きい固形物が
紛れ込むことがあり、クラッシャが破砕不可能な異物を
噛み込むと、その破砕歯や破砕ローラが損傷を受けた
り、破砕ローラの駆動モータが急激に過負荷になり、回
転数が極度に低下又は停止する事態が発生する。また、
クラッシャが異物を噛み込んで停止した場合、その異物
の除去復旧は手作業によるために多大な労力と時間を費
やし、破砕歯や破砕ローラの損耗修理も加わって多くの
経費を要することになる。
塊には、鉄塊や鉄筋などの破砕不可能な大きい固形物が
紛れ込むことがあり、クラッシャが破砕不可能な異物を
噛み込むと、その破砕歯や破砕ローラが損傷を受けた
り、破砕ローラの駆動モータが急激に過負荷になり、回
転数が極度に低下又は停止する事態が発生する。また、
クラッシャが異物を噛み込んで停止した場合、その異物
の除去復旧は手作業によるために多大な労力と時間を費
やし、破砕歯や破砕ローラの損耗修理も加わって多くの
経費を要することになる。
【0004】 この問題を回避するために、本出願人
は、ロール式クラッシャについて既に特願平7−375
60号の破砕装置を提案している。この破砕装置は、鉄
塊のような破砕困難な異物を噛み込んだ場合に、破砕作
業を中断すること無く、破砕ローラが自動的に後退して
隙間を広げ、一次的に広がった隙間から異物を自動的に
下方へ排出する機構を装備している。
は、ロール式クラッシャについて既に特願平7−375
60号の破砕装置を提案している。この破砕装置は、鉄
塊のような破砕困難な異物を噛み込んだ場合に、破砕作
業を中断すること無く、破砕ローラが自動的に後退して
隙間を広げ、一次的に広がった隙間から異物を自動的に
下方へ排出する機構を装備している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の装置では、粉砕
された再生骨材とともに排出する鉄片・鉄塊などは、搬
送コンベアの中間上方に設置した磁選機で吸引吸着し除
去するけれども、破砕困難な異物を噛み込んで破砕ロー
ラ間が広がった際に、破砕途中の粗大コンクリート塊も
一緒に排出されてしまう。この粗大コンクリート塊が製
品の再生骨材に混入すると、再生骨材の粒度が不均一と
なって品質にバラツキを生じ、用途先によっては再生骨
材としての価値が著しく低下する。
された再生骨材とともに排出する鉄片・鉄塊などは、搬
送コンベアの中間上方に設置した磁選機で吸引吸着し除
去するけれども、破砕困難な異物を噛み込んで破砕ロー
ラ間が広がった際に、破砕途中の粗大コンクリート塊も
一緒に排出されてしまう。この粗大コンクリート塊が製
品の再生骨材に混入すると、再生骨材の粒度が不均一と
なって品質にバラツキを生じ、用途先によっては再生骨
材としての価値が著しく低下する。
【0006】 本発明は、前記の装置において再生骨材
に粗大コンクリート塊が混入する問題を改善するために
提案されたものである。本発明の目的は、ロールクラッ
シャのような破砕機構が破砕困難な鉄片・鉄塊などの異
物を自動的に排出する際に、破砕途中の粗大コンクリー
ト塊が製品の再生骨材に混入することがない解砕移送方
法を提供することである。本発明の他の目的は、破砕機
構が破砕困難な鉄片・鉄塊などの異物を自動的に排出す
る際に、粗大コンクリート塊を再生骨材から自動的に分
離収集する解砕移送装置を提供することである。
に粗大コンクリート塊が混入する問題を改善するために
提案されたものである。本発明の目的は、ロールクラッ
シャのような破砕機構が破砕困難な鉄片・鉄塊などの異
物を自動的に排出する際に、破砕途中の粗大コンクリー
ト塊が製品の再生骨材に混入することがない解砕移送方
法を提供することである。本発明の他の目的は、破砕機
構が破砕困難な鉄片・鉄塊などの異物を自動的に排出す
る際に、粗大コンクリート塊を再生骨材から自動的に分
離収集する解砕移送装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る解砕移送方法は、破砕機構が破砕困難
な鉄塊などの異物を噛み込んだ際に、該破砕機構におけ
る破砕部材が変位して異物を自動的に排出させた後に、
この破砕部材の位置を復帰させて通常の破砕作業を継続
する。本発明における破砕機構は、例えば、ロールクラ
ッシャ,ジョークラッシャであり、さらに他の公知の破
砕装置であってもよい。この破砕機構で破砕困難な異物
とは、一般に粗大鉄片や鉄塊であるけれども、使用現場
に応じて硬質岩石などの可能性もあって特定されるもの
ではない。
に、本発明に係る解砕移送方法は、破砕機構が破砕困難
な鉄塊などの異物を噛み込んだ際に、該破砕機構におけ
る破砕部材が変位して異物を自動的に排出させた後に、
この破砕部材の位置を復帰させて通常の破砕作業を継続
する。本発明における破砕機構は、例えば、ロールクラ
ッシャ,ジョークラッシャであり、さらに他の公知の破
砕装置であってもよい。この破砕機構で破砕困難な異物
とは、一般に粗大鉄片や鉄塊であるけれども、使用現場
に応じて硬質岩石などの可能性もあって特定されるもの
ではない。
【0008】 この解砕移送方法では、破砕ローラなど
の破砕部材の変位を検知すると、所定時間後に異物排除
機構を起動させて異物を選択的に排除し、次に破砕部材
の位置復帰を検知すると、所定時間後に異物排除機構を
停止させて通常の被破砕物の搬送を再開する。本明細書
において、異物排除機構の起動とは、シュートや逆動コ
ンベアの前方への進出、中継コンベアの逆転作動、ダン
パ(図示しない)または異物阻止プレートの搬送コンベ
ア上への下降接触などを意味し、異物排除機構の停止と
は、シュートや逆動コンベアの後方への退避、中継コン
ベアの正転復帰、異物阻止プレートの搬送コンベア上か
らの上昇離隔などを意味する。
の破砕部材の変位を検知すると、所定時間後に異物排除
機構を起動させて異物を選択的に排除し、次に破砕部材
の位置復帰を検知すると、所定時間後に異物排除機構を
停止させて通常の被破砕物の搬送を再開する。本明細書
において、異物排除機構の起動とは、シュートや逆動コ
ンベアの前方への進出、中継コンベアの逆転作動、ダン
パ(図示しない)または異物阻止プレートの搬送コンベ
ア上への下降接触などを意味し、異物排除機構の停止と
は、シュートや逆動コンベアの後方への退避、中継コン
ベアの正転復帰、異物阻止プレートの搬送コンベア上か
らの上昇離隔などを意味する。
【0009】 本発明の解砕移送装置1に用いる破砕機
構4は、図4に例示するように、1対の破砕ローラ2
1,22と、各破砕ローラを回転自在に支承する軸受架
台40,41と、破砕ローラの少なくとも一方の軸受架
台に連接して該軸受架台を他方のローラに対して前進・
後退可能に保持する緩衝機構23とを有する。破砕機構
4では、ローラ21,22の少なくとも一方の軸受架台
40または41を他方のローラに対して前進後退可能に
設置すればよい。図4では、図面右側のローラ21の軸
受架台41だけを前進後退可能に設置しているけれど
も、該ローラと同様に固定側ローラ22の軸受架台40
を前進後退可能に設置することも可能である。破砕機構
4は、一般にクローラなどの自走式走行台車2(図1)
や据え付け式の解砕プラント(図示しない)に搭載すれ
ばよい。
構4は、図4に例示するように、1対の破砕ローラ2
1,22と、各破砕ローラを回転自在に支承する軸受架
台40,41と、破砕ローラの少なくとも一方の軸受架
台に連接して該軸受架台を他方のローラに対して前進・
後退可能に保持する緩衝機構23とを有する。破砕機構
4では、ローラ21,22の少なくとも一方の軸受架台
40または41を他方のローラに対して前進後退可能に
設置すればよい。図4では、図面右側のローラ21の軸
受架台41だけを前進後退可能に設置しているけれど
も、該ローラと同様に固定側ローラ22の軸受架台40
を前進後退可能に設置することも可能である。破砕機構
4は、一般にクローラなどの自走式走行台車2(図1)
や据え付け式の解砕プラント(図示しない)に搭載すれ
ばよい。
【0010】 解砕移送装置1は、さらに可動側の破砕
ローラ21の変位を検出する変位検知部材と、後端部を
破砕ローラの下方に設置する搬送コンベア6と、コンベ
ア前端部の下方に設置するトリッパ部材25とを備え
る。この変位検知部材は、例えばローラ21の変位を検
知するリミットスイッチ24,24(図4)であり、こ
の他にも光電管,ポテンショメータまたはマイクロスイ
ッチなどの検知部材でもよい。この変位検知部材は、例
えば制御装置26(図1)を介してトリッパ部材25を
駆動し、該制御装置によってトリッパ部材25の駆動を
破砕ローラ21、22の間隔が変化した時点よりも遅れ
て作動するように作動タイミングを調整する。
ローラ21の変位を検出する変位検知部材と、後端部を
破砕ローラの下方に設置する搬送コンベア6と、コンベ
ア前端部の下方に設置するトリッパ部材25とを備え
る。この変位検知部材は、例えばローラ21の変位を検
知するリミットスイッチ24,24(図4)であり、こ
の他にも光電管,ポテンショメータまたはマイクロスイ
ッチなどの検知部材でもよい。この変位検知部材は、例
えば制御装置26(図1)を介してトリッパ部材25を
駆動し、該制御装置によってトリッパ部材25の駆動を
破砕ローラ21、22の間隔が変化した時点よりも遅れ
て作動するように作動タイミングを調整する。
【0011】 トリッパ部材25は、搬送コンベア6の
送出端よりも前方へ進出・退避可能に取り付け、図1に
示すような矩形平面のシュート31であっても、図6に
示すような小型コンベア45であってもよい。トリッパ
部材25は、油圧シリンダまたは回転モータなどの揺動
機構33によって前進・後退させる。回転モータを使用
する場合には、適宜の減速機とクランク機構またはピニ
オンとギヤーなどを併用して駆動すればよい。トリッパ
部材25のシュート31は、アーム部30の下端に取り
付け、両脇に縁板を設けた板状、上部が開いた深い溝
形、両端が開口した筒状の部材などのいずれの形状でも
よく、搬送コンベア6上の粗大物を受けてこれを他の位
置に案内して落下させる。トリッパ部材25の代わり
に、図7に示すような中継コンベア40を固定設置して
もよく、該中継コンベアはローラ変位を検知すると所定
時間後に逆転作動する。
送出端よりも前方へ進出・退避可能に取り付け、図1に
示すような矩形平面のシュート31であっても、図6に
示すような小型コンベア45であってもよい。トリッパ
部材25は、油圧シリンダまたは回転モータなどの揺動
機構33によって前進・後退させる。回転モータを使用
する場合には、適宜の減速機とクランク機構またはピニ
オンとギヤーなどを併用して駆動すればよい。トリッパ
部材25のシュート31は、アーム部30の下端に取り
付け、両脇に縁板を設けた板状、上部が開いた深い溝
形、両端が開口した筒状の部材などのいずれの形状でも
よく、搬送コンベア6上の粗大物を受けてこれを他の位
置に案内して落下させる。トリッパ部材25の代わり
に、図7に示すような中継コンベア40を固定設置して
もよく、該中継コンベアはローラ変位を検知すると所定
時間後に逆転作動する。
【0012】
【発明の実施の形態】解砕移送装置1において、被破砕
物に混入した破砕困難な大きな鉄塊を破砕機構4の破砕
ローラ21,22が噛み込んだ場合、その反力で自動的
にローラ21が後方へ退避してローラ22との間隔を広
げ、この鉄塊を搬送コンベア6へ排出するとローラ2
1,22の間隔は復帰する。しかしながら、ローラ2
1,22の間隔が一時的に広がった際に、両ローラの隙
間から粒度の大きな粗大な破砕物が一緒に搬送コンベア
6上へ排出されてしまう。
物に混入した破砕困難な大きな鉄塊を破砕機構4の破砕
ローラ21,22が噛み込んだ場合、その反力で自動的
にローラ21が後方へ退避してローラ22との間隔を広
げ、この鉄塊を搬送コンベア6へ排出するとローラ2
1,22の間隔は復帰する。しかしながら、ローラ2
1,22の間隔が一時的に広がった際に、両ローラの隙
間から粒度の大きな粗大な破砕物が一緒に搬送コンベア
6上へ排出されてしまう。
【0013】 解砕移送装置1では、ローラ21の変位
を検知して制御装置26(図1)へ出力し、この検知信
号を受けた制御装置26がトリッパ部材25の油圧シリ
ンダ33を伸長作動して、トリッパ部材25を搬送コン
ベア6の送出端よりも前方へ進出させる。このため、搬
送コンベア6上の粗大な破砕物は、一旦トリッパ部材2
5のシュート31に受けてから排出されることになる。
を検知して制御装置26(図1)へ出力し、この検知信
号を受けた制御装置26がトリッパ部材25の油圧シリ
ンダ33を伸長作動して、トリッパ部材25を搬送コン
ベア6の送出端よりも前方へ進出させる。このため、搬
送コンベア6上の粗大な破砕物は、一旦トリッパ部材2
5のシュート31に受けてから排出されることになる。
【0014】 トリッパ部材25は、その排出口が搬送
コンベア6の直下から離れた位置にあることにより、粗
大な破砕物をコンベア直下に山形に堆積された再生骨材
の上に落とさず、その再生骨材の山の脇に落下させる。
この結果、一時的に排出される粗大な破砕物を再生骨材
製品に混入することなく自動的に分離し、分離した破砕
物から鉄塊を人力で除去した後、ローダなどで掬って再
び破砕機構4に戻してやればよい。
コンベア6の直下から離れた位置にあることにより、粗
大な破砕物をコンベア直下に山形に堆積された再生骨材
の上に落とさず、その再生骨材の山の脇に落下させる。
この結果、一時的に排出される粗大な破砕物を再生骨材
製品に混入することなく自動的に分離し、分離した破砕
物から鉄塊を人力で除去した後、ローダなどで掬って再
び破砕機構4に戻してやればよい。
【0015】 制御装置26は、ローラ21,22の間
隔が開いた時に排出された粗大な破砕物が搬送コンベア
6の送出端に到達する時間を待ってからトリッパ部材2
5を作動させ、該トリッパ部材のシュート31を搬送コ
ンベア6の送出端の直下に差し出す。また、ローラ間隔
が復帰するまでの間に排出された粗大な破砕物が搬送コ
ンベア6から完全に送り出されるまでの時間を待ってか
ら、トリッパ部材25のシュート31を搬送コンベア6
の送出端の直下から退避させる。制御装置26におい
て、トリッパ部材25の作動時間が遅れるように調整
し、粗大な破砕物が混入した部分のみを効率よく分離除
去できる。
隔が開いた時に排出された粗大な破砕物が搬送コンベア
6の送出端に到達する時間を待ってからトリッパ部材2
5を作動させ、該トリッパ部材のシュート31を搬送コ
ンベア6の送出端の直下に差し出す。また、ローラ間隔
が復帰するまでの間に排出された粗大な破砕物が搬送コ
ンベア6から完全に送り出されるまでの時間を待ってか
ら、トリッパ部材25のシュート31を搬送コンベア6
の送出端の直下から退避させる。制御装置26におい
て、トリッパ部材25の作動時間が遅れるように調整
し、粗大な破砕物が混入した部分のみを効率よく分離除
去できる。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1から図3に例示する解砕移送装置1には、クローラ
式の自走式走行台車2の上方中央に振動スクリーン3を
搭載し、該スクリーンは後方に向かって下方へ傾斜して
いる。さらに、破砕機構である二軸式ロールクラッシャ
4を振動スクリーン3の後方端部に配置するとともに、
走行台車2の両クローラ間の中央に搬送コンベア6を架
設する。搬送コンベア6は、ロールクラッシャ4の下方
排出口5の直下に基端部を発し、傾斜スクリーン3の下
側面とほぼ平行に斜め前方に向けて張り出すように配置
し、該搬送コンベア6の中間を自走式走行台車2の上部
フレーム7に架設した架台8によって支持する。架台8
は、搬送コンベア6の上方で該コンベアと交差するよう
に配置する磁選機9を吊り下げ支持している。
図1から図3に例示する解砕移送装置1には、クローラ
式の自走式走行台車2の上方中央に振動スクリーン3を
搭載し、該スクリーンは後方に向かって下方へ傾斜して
いる。さらに、破砕機構である二軸式ロールクラッシャ
4を振動スクリーン3の後方端部に配置するとともに、
走行台車2の両クローラ間の中央に搬送コンベア6を架
設する。搬送コンベア6は、ロールクラッシャ4の下方
排出口5の直下に基端部を発し、傾斜スクリーン3の下
側面とほぼ平行に斜め前方に向けて張り出すように配置
し、該搬送コンベア6の中間を自走式走行台車2の上部
フレーム7に架設した架台8によって支持する。架台8
は、搬送コンベア6の上方で該コンベアと交差するよう
に配置する磁選機9を吊り下げ支持している。
【0017】 搬送コンベア6において、その中間部に
ヒンジ部10を形成し、該ヒンジ部近傍の前後両脇にリ
ンク部材11,11をそれぞれ設け、リンク部材11の
一端を搬送コンベア6の架構にピン接続し且つ他端を互
いにピン連結する。リンク部材11,11の連結部と架
台8とは、傾斜配置の油圧シリンダ12で連結し、該油
圧シリンダの伸縮作動によって搬送コンベア6の先端部
を前後に伸張・曲折可能な構造になっている。解砕移送
装置1は、走行台車2によって現場内を自由に移動する
ことが可能である。また、解砕移送装置1を別の現場に
移動するときは、油圧シリンダ12を収縮して搬送コン
ベア6の先端部を図3の二点鎖線で示すように折り曲げ
てコンパクトに格納し、トレーラーなどに積み込んで輸
送すればよい。
ヒンジ部10を形成し、該ヒンジ部近傍の前後両脇にリ
ンク部材11,11をそれぞれ設け、リンク部材11の
一端を搬送コンベア6の架構にピン接続し且つ他端を互
いにピン連結する。リンク部材11,11の連結部と架
台8とは、傾斜配置の油圧シリンダ12で連結し、該油
圧シリンダの伸縮作動によって搬送コンベア6の先端部
を前後に伸張・曲折可能な構造になっている。解砕移送
装置1は、走行台車2によって現場内を自由に移動する
ことが可能である。また、解砕移送装置1を別の現場に
移動するときは、油圧シリンダ12を収縮して搬送コン
ベア6の先端部を図3の二点鎖線で示すように折り曲げ
てコンパクトに格納し、トレーラーなどに積み込んで輸
送すればよい。
【0018】 ロールクラッシャ4では、図4に示すよ
うに、1対の破砕ローラ21,22における一方のロー
ラ21の軸受架台41,41をフレーム20の上で前後
に摺動可能に支持するとともに、他方のローラ22を軸
受架台40,40で固定支持している。軸受架台41,
41は、ローラ21,22間に予め設定した一定の間隔
を保つように、油圧シリンダなどの緩衝機構23によっ
て付勢されており、破砕不可能な鉄塊などの異物を噛み
込んだときに、破砕ローラ21が緩衝機構23を押圧し
て後方へ退避する。この結果、ローラ21,22の隙間
を広げ、破砕不可能な異物を自動的に下方へ排出し、こ
の後に緩衝機構23によって元の間隔に復帰して破砕作
業を継続できる。可動側ローラ6の緩衝機構23として
用いる有底の中空シリンダは、軸受架台41,41に対
応させて2個1組として、両者を並行且つ水平に配置す
る。
うに、1対の破砕ローラ21,22における一方のロー
ラ21の軸受架台41,41をフレーム20の上で前後
に摺動可能に支持するとともに、他方のローラ22を軸
受架台40,40で固定支持している。軸受架台41,
41は、ローラ21,22間に予め設定した一定の間隔
を保つように、油圧シリンダなどの緩衝機構23によっ
て付勢されており、破砕不可能な鉄塊などの異物を噛み
込んだときに、破砕ローラ21が緩衝機構23を押圧し
て後方へ退避する。この結果、ローラ21,22の隙間
を広げ、破砕不可能な異物を自動的に下方へ排出し、こ
の後に緩衝機構23によって元の間隔に復帰して破砕作
業を継続できる。可動側ローラ6の緩衝機構23として
用いる有底の中空シリンダは、軸受架台41,41に対
応させて2個1組として、両者を並行且つ水平に配置す
る。
【0019】 フレーム20上には、退避側のローラ2
1の軸受架台41,41に接触するようにリミットスイ
ッチ24,24を設置し、該リミットスイッチは変位検
知部材としてローラ21が変位したときに作動する。一
方、トリッパ部材25を駆動する制御装置26を走行台
車2上の適宜の個所に設置し、該制御装置をスイッチ2
4,24と電気配線する。トリッパ部材25は、搬送コ
ンベア6の前端部の下方において、シュート31を搬送
コンベア6の送出端よりも前方へ進出・退避可能に配置
する。
1の軸受架台41,41に接触するようにリミットスイ
ッチ24,24を設置し、該リミットスイッチは変位検
知部材としてローラ21が変位したときに作動する。一
方、トリッパ部材25を駆動する制御装置26を走行台
車2上の適宜の個所に設置し、該制御装置をスイッチ2
4,24と電気配線する。トリッパ部材25は、搬送コ
ンベア6の前端部の下方において、シュート31を搬送
コンベア6の送出端よりも前方へ進出・退避可能に配置
する。
【0020】 図5に示すように、フレーム20には、
ローラ21,22を互いに逆方向へ回転する固定設置の
駆動モータ50を固着する。駆動モータ50のプーリ5
1は、ベルト52を介して固定設置のフライホイル53
と可動設置のフライホイル54とを連絡し、ローラ2
1,22を同時に回転させる。固定設置のアイドルプー
リ55は、ローラ22用のフライホイル53の下側に位
置させ、一方、可動側のピンチローラ56は可動側ロー
ラ21用のフライホイル54の下側に位置させる。ベル
ト52の弛み側張力は、フライホイル54の位置にかか
わらず常に一定になるようにピンチローラ56で調整す
る。ピンチローラ56の移動は、その前方から後方へ付
勢するバネまたは油圧の推力機構で行う。
ローラ21,22を互いに逆方向へ回転する固定設置の
駆動モータ50を固着する。駆動モータ50のプーリ5
1は、ベルト52を介して固定設置のフライホイル53
と可動設置のフライホイル54とを連絡し、ローラ2
1,22を同時に回転させる。固定設置のアイドルプー
リ55は、ローラ22用のフライホイル53の下側に位
置させ、一方、可動側のピンチローラ56は可動側ロー
ラ21用のフライホイル54の下側に位置させる。ベル
ト52の弛み側張力は、フライホイル54の位置にかか
わらず常に一定になるようにピンチローラ56で調整す
る。ピンチローラ56の移動は、その前方から後方へ付
勢するバネまたは油圧の推力機構で行う。
【0021】 トリッパ部材25は、図1に例示するよ
うに、両脇に縁板を設けた板状で矩形平面のシュート3
1からなり、該シュートをアーム部30によって搬送コ
ンベア6に対して回動可能に懸架する。油圧シリンダ3
3は、搬送コンベア6の架構とシュート31のアーム部
30とに連結し、該シリンダの伸縮作動によってシュー
ト31を搬送コンベア6の送出端の下方において回動自
在に配置する。
うに、両脇に縁板を設けた板状で矩形平面のシュート3
1からなり、該シュートをアーム部30によって搬送コ
ンベア6に対して回動可能に懸架する。油圧シリンダ3
3は、搬送コンベア6の架構とシュート31のアーム部
30とに連結し、該シリンダの伸縮作動によってシュー
ト31を搬送コンベア6の送出端の下方において回動自
在に配置する。
【0022】 つぎに被破砕物の走行を図3に基づいて
説明する。図3において被破砕物の走行方向を矢印で示
す。傾斜振動スクリーン3の上に投入されたコンクリー
ト廃材などの被破砕物は、振動スクリーン3の傾斜に沿
って網3aの上を後方へ転がり落ちていく過程で、粒度
の小さなものはこの網3aの網目を透過して搬送コンベ
ア6の上に落下する。一方、網目を透過しない大きな粒
度の被破砕物は、振動スクリーン3の後端からロールク
ラッシャ4内へ転げ落ち、ここで細粒状に破砕されてロ
ールクラッシャ4の下方から搬送コンベア6の上に排出
され、網目を透過した小粒物と合流させて搬送する。こ
れらの被破砕物は、搬送コンベア6の先端から送り出
し、該搬送コンベアの送出端直下に再生骨材製品として
山形に堆積させる。
説明する。図3において被破砕物の走行方向を矢印で示
す。傾斜振動スクリーン3の上に投入されたコンクリー
ト廃材などの被破砕物は、振動スクリーン3の傾斜に沿
って網3aの上を後方へ転がり落ちていく過程で、粒度
の小さなものはこの網3aの網目を透過して搬送コンベ
ア6の上に落下する。一方、網目を透過しない大きな粒
度の被破砕物は、振動スクリーン3の後端からロールク
ラッシャ4内へ転げ落ち、ここで細粒状に破砕されてロ
ールクラッシャ4の下方から搬送コンベア6の上に排出
され、網目を透過した小粒物と合流させて搬送する。こ
れらの被破砕物は、搬送コンベア6の先端から送り出
し、該搬送コンベアの送出端直下に再生骨材製品として
山形に堆積させる。
【0023】 また、被破砕物中に混入する鉄筋屑やボ
ルトなどの金属異物は、搬送コンベア6の上部中間部に
設置した磁選機9で吸引吸着する。磁選機9が金属異物
を搬送コンベア6の脇に分離排出することにより、再生
骨材製品への金属異物の混入を防止でき、再生骨材製品
の品質が高くなる。
ルトなどの金属異物は、搬送コンベア6の上部中間部に
設置した磁選機9で吸引吸着する。磁選機9が金属異物
を搬送コンベア6の脇に分離排出することにより、再生
骨材製品への金属異物の混入を防止でき、再生骨材製品
の品質が高くなる。
【0024】 解砕移送装置1において、被破砕物に混
入した破砕困難な大きな鉄塊を破砕機構4の破砕ローラ
21,22が噛み込むと、その反力で自動的にローラ2
1が後方へ退避してローラ22との間隔が広がる。ロー
ラ21のこの後方変位をリミットスイッチ24,24が
検知すれば、検知信号を制御装置26へ出力する。制御
装置26は、ローラクラッシャ4から排出された粗大な
破砕物が搬送コンベア6の送出端に到達する時間を待っ
てからトリッパ部材25を作動させ、該トリッパ部材を
図1に実線で示すように搬送コンベア6の送出端の直下
に進出させる。
入した破砕困難な大きな鉄塊を破砕機構4の破砕ローラ
21,22が噛み込むと、その反力で自動的にローラ2
1が後方へ退避してローラ22との間隔が広がる。ロー
ラ21のこの後方変位をリミットスイッチ24,24が
検知すれば、検知信号を制御装置26へ出力する。制御
装置26は、ローラクラッシャ4から排出された粗大な
破砕物が搬送コンベア6の送出端に到達する時間を待っ
てからトリッパ部材25を作動させ、該トリッパ部材を
図1に実線で示すように搬送コンベア6の送出端の直下
に進出させる。
【0025】 トリッパ部材25が搬送コンベア6の送
出端の直下に進出すると、搬送コンベア6上の破砕物を
一旦トリッパ部材25のシュート31で中継して排出す
る。トリッパ部材25は、その排出口が搬送コンベア6
の先端から離れた位置にあるため、前記破砕物を搬送コ
ンベア6の先端直下に山形に堆積された再生骨材製品上
に落とさず、該再生骨材製品の山の脇に落下させる。こ
の結果として、鉄塊通過時に広がった時に排出された粗
大な破砕物を、再生骨材製品に混入することなく自動的
に分離する。
出端の直下に進出すると、搬送コンベア6上の破砕物を
一旦トリッパ部材25のシュート31で中継して排出す
る。トリッパ部材25は、その排出口が搬送コンベア6
の先端から離れた位置にあるため、前記破砕物を搬送コ
ンベア6の先端直下に山形に堆積された再生骨材製品上
に落とさず、該再生骨材製品の山の脇に落下させる。こ
の結果として、鉄塊通過時に広がった時に排出された粗
大な破砕物を、再生骨材製品に混入することなく自動的
に分離する。
【0026】 ついで破砕困難な鉄塊を搬送コンベア6
へ排出してしまうと、クラッシャ4のローラ21,22
の間隔は復帰する。このローラ間隔の復帰をリミットス
イッチ24,24が検知すれば、検知信号を制御装置2
6へ出力する。制御装置26は、搬送コンベア6上の粗
大な破砕物が完全にコンベア送出端に到達する時間を待
ってから、トリッパ部材25を図1に2点鎖線で示すよ
うに元の位置に退避・復帰させる。
へ排出してしまうと、クラッシャ4のローラ21,22
の間隔は復帰する。このローラ間隔の復帰をリミットス
イッチ24,24が検知すれば、検知信号を制御装置2
6へ出力する。制御装置26は、搬送コンベア6上の粗
大な破砕物が完全にコンベア送出端に到達する時間を待
ってから、トリッパ部材25を図1に2点鎖線で示すよ
うに元の位置に退避・復帰させる。
【0027】 図6に示す変形例では、トリッパ部材4
6は、アーム部47の下端に補助コンベア45を取り付
けている。補助コンベア45は、制御装置26により、
トリッパ部材46の進出時に駆動し、該トリッパ部材の
退避・復帰時に停止するように電気的な連動制御を行
う。
6は、アーム部47の下端に補助コンベア45を取り付
けている。補助コンベア45は、制御装置26により、
トリッパ部材46の進出時に駆動し、該トリッパ部材の
退避・復帰時に停止するように電気的な連動制御を行
う。
【0028】 図7に示す解砕移送装置48では、搬送
コンベア6の先端の下段に中継コンベア40を固定設置
し、変位検知部材が破砕ローラ21,22の間隔が広が
ったことを検知した際に、制御装置26を介して中継コ
ンベア40を逆転させる。また、破砕ローラ21,22
の間隔が復帰したことを検知すると、中継コンベア40
を正転復帰させる。中継コンベア40の運転方向の逆転
切替えと正転復帰の動作が、破砕ローラ21、22の間
隔が変化した時点よりも遅れて作動するように制御装置
26で作動タイミングを調整可能に構成する。
コンベア6の先端の下段に中継コンベア40を固定設置
し、変位検知部材が破砕ローラ21,22の間隔が広が
ったことを検知した際に、制御装置26を介して中継コ
ンベア40を逆転させる。また、破砕ローラ21,22
の間隔が復帰したことを検知すると、中継コンベア40
を正転復帰させる。中継コンベア40の運転方向の逆転
切替えと正転復帰の動作が、破砕ローラ21、22の間
隔が変化した時点よりも遅れて作動するように制御装置
26で作動タイミングを調整可能に構成する。
【0029】 解砕移送装置48は、通常の運転状態に
おいて、中継コンベア40が搬送コンベア6からの破砕
物を受け継ぎ、これをさらに前方へ搬送して中継コンベ
ア40の先端から送り出す。中継コンベア40は、破砕
ローラ21、22の間隔が広がった場合、検知部材の信
号を受けた制御装置26が中継コンベア40を逆転する
ことにより、搬送コンベア6から受けた破砕物を中継コ
ンベア40の後方へ搬送し、中継コンベア40の後端か
ら排出する。これによって、粗大な破砕物を分離して再
生骨材製品に混入しないようにする。
おいて、中継コンベア40が搬送コンベア6からの破砕
物を受け継ぎ、これをさらに前方へ搬送して中継コンベ
ア40の先端から送り出す。中継コンベア40は、破砕
ローラ21、22の間隔が広がった場合、検知部材の信
号を受けた制御装置26が中継コンベア40を逆転する
ことにより、搬送コンベア6から受けた破砕物を中継コ
ンベア40の後方へ搬送し、中継コンベア40の後端か
ら排出する。これによって、粗大な破砕物を分離して再
生骨材製品に混入しないようにする。
【0030】
【発明の効果】本発明の解砕移送装置では、破砕できな
いような鉄塊を破砕ローラなどが噛み込んでも、自動的
に破砕ローラの一方または両方が退避して排出し、破砕
作業を中断せずに連続作業が可能である。この解砕移送
装置において、広がったローラ間の間隙から鉄塊などと
ともに排出される粗大な破砕物は、搬出コンベア送出端
のトリッパ部材または中継コンベアなどで分離排除され
ることにより、再生骨材製品に混じることがなく、再生
骨材製品の粒度品質を一定に保って良質の製品を連続的
に生産できる。
いような鉄塊を破砕ローラなどが噛み込んでも、自動的
に破砕ローラの一方または両方が退避して排出し、破砕
作業を中断せずに連続作業が可能である。この解砕移送
装置において、広がったローラ間の間隙から鉄塊などと
ともに排出される粗大な破砕物は、搬出コンベア送出端
のトリッパ部材または中継コンベアなどで分離排除され
ることにより、再生骨材製品に混じることがなく、再生
骨材製品の粒度品質を一定に保って良質の製品を連続的
に生産できる。
【0031】 また、解砕移送装置は、トリッパ部材の
進出と退避の作動タイミングまたは中継コンベアの逆転
と正転復帰の切替えの作動タイミングを破砕ローラの変
位から一定時間遅らせて作動時間を調整する。これによ
り、粗大な破砕物が混在している部分のみを自動的に効
率よく分離・排除できるため、排除された粗大な破砕物
を再処理する場合においても、その処理量が少なくて効
率よく作業を達成できる。
進出と退避の作動タイミングまたは中継コンベアの逆転
と正転復帰の切替えの作動タイミングを破砕ローラの変
位から一定時間遅らせて作動時間を調整する。これによ
り、粗大な破砕物が混在している部分のみを自動的に効
率よく分離・排除できるため、排除された粗大な破砕物
を再処理する場合においても、その処理量が少なくて効
率よく作業を達成できる。
【図1】 本発明に係る解砕移送装置の全体側面図であ
る。
る。
【図2】 図1の解砕移送装置の平面図である。
【図3】 図2のA−B−C−D線に沿って切断した解
砕移送装置の断面図である。
砕移送装置の断面図である。
【図4】 図1の解砕移送装置における破砕機構を示す
部分平面図である。
部分平面図である。
【図5】 破砕機構における動力伝達機構を示す概略側
面図である。
面図である。
【図6】 本発明の変形例を示す要部側面図である。
【図7】 本発明の別の変形例を示す図1と同様の全体
側面図である。
側面図である。
1 解砕移送装置 2 走行台車 4 ロールクラッシャ 6 搬送コンベア 24 リミットスイッチ 25 トリッパ部材 26 制御装置 30 アーム部 31 シュート 33 油圧シリンダ 40 中継コンベア
Claims (6)
- 【請求項1】 破砕機構が破砕困難な鉄塊などの異物を
噛み込んだ際に、該破砕機構における破砕部材が変位し
て異物を自動的に排出させた後に、この破砕部材の位置
を復帰させて通常の破砕作業を継続する方法であって、
破砕部材の変位を検知すると、所定時間後に異物排除機
構を起動させて異物を選択的に排除し、次に破砕部材の
位置復帰を検知すると、所定時間後に異物排除機構を停
止させて通常の被破砕物の搬送を再開する解砕移送方
法。 - 【請求項2】 被破砕物を搬送コンベアによって移送す
る際に、異物排除機構の作動を、破砕部材の位置変動が
発生した時から搬送コンベアによる移送時間だけ遅れる
ように制御する請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 円周面上に複数列の破砕歯を突設した1
対の破砕ローラと、各破砕ローラを回転自在に支承する
軸受架台と、破砕ローラの少なくとも一方の軸受架台に
連接して該軸受架台を他方のローラに対して前進・後退
可能に保持する緩衝機構と、可動側の破砕ローラの変位
を検出する変位検知部材と、後端部を破砕ローラの下方
に設置する搬送コンベアと、コンベア前端部の下方に設
置し且つコンベア送出端よりも前方へ進出・退避可能に
取り付けるトリッパ部材とを備え、1対の破砕ローラに
おいて発生する反力が過大になると、緩衝機構が作動し
て可動側ローラを一時的に後退させ、このローラ変位を
検知して所定時間後にトリッパ部材を前方へ進出させる
ことにより、破砕不能物及び破砕途中の粗大コンクリー
ト塊を搬送コンベアから自動的に分別し、次に可動側ロ
ーラの位置復帰を検知するとトリッパ部材を所定時間後
に元の位置へ退避させる解砕移送装置。 - 【請求項4】 トリッパ部材は、搬送コンベアの下方に
おいてコンベア前方部に回動自在に懸架するアーム部
と、該アーム部の下端に取り付ける矩形平面のシュート
とからなり、油圧シリンダまたは回転モータなどの揺動
機構によって、前記シュートをコンベア送出端よりも前
方へ進出およびその送出端から後方へ退避可能に構成す
る請求項3に記載の解砕移送装置。 - 【請求項5】 トリッパ部材は、搬送コンベアの下方に
おいてコンベア前方部に回動自在に懸架するアーム部
と、該アーム部の下端に取り付ける小型コンベアとから
なり、該小型コンベアは搬送コンベアと反対方向に回転
しており、油圧シリンダまたは回転モータなどの揺動機
構によって、前記小型コンベアを搬出コンベアの送出端
よりも前方へ進出およびその送出端から後方へ退避可能
に構成する請求項3に記載の解砕移送装置。 - 【請求項6】 円周面上に複数列の破砕歯を突設した1
対の破砕ローラと、各破砕ローラを回転自在に支承する
軸受架台と、破砕ローラの少なくとも一方の軸受架台に
連接して該軸受架台を他方のローラに対して前進・後退
可能に保持する緩衝機構と、可動側の破砕ローラの変位
を検出する変位検知部材と、後端部を破砕ローラの下方
に設置した搬送コンベアと、搬送コンベア前端部の下方
に設置し且つ搬送コンベア送出端よりも前方へ位置させ
た固定設置の中継コンベアとを備え、1対の破砕ローラ
において発生する反力が過大になると、緩衝機構が作動
して可動側ローラを一時的に後退させ、このローラ変位
を検知して所定時間後に中継コンベアを逆転作動させる
ことにより、破砕不能物及び破砕途中の粗大コンクリー
ト塊を搬送コンベアから自動的に分別し、次に可動側ロ
ーラの位置復帰を検知すると中継コンベアを所定時間後
に正転復帰する解砕移送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24088995A JPH0957130A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 解砕移送方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24088995A JPH0957130A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 解砕移送方法と装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0957130A true JPH0957130A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=17066203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24088995A Pending JPH0957130A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 解砕移送方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0957130A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002113384A (ja) * | 2000-10-10 | 2002-04-16 | Komatsu Ltd | 磁選機装置及びそれを取り付けた破砕装置及び取付方法 |
CN115501930A (zh) * | 2022-09-05 | 2022-12-23 | 东岳机械股份有限公司 | 一种加气混凝土板材破碎生产线 |
CN118142630A (zh) * | 2024-05-09 | 2024-06-07 | 新乡市诚德能源科技装备有限公司 | 一种建筑破拆垃圾粉碎设备 |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP24088995A patent/JPH0957130A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002113384A (ja) * | 2000-10-10 | 2002-04-16 | Komatsu Ltd | 磁選機装置及びそれを取り付けた破砕装置及び取付方法 |
CN115501930A (zh) * | 2022-09-05 | 2022-12-23 | 东岳机械股份有限公司 | 一种加气混凝土板材破碎生产线 |
CN118142630A (zh) * | 2024-05-09 | 2024-06-07 | 新乡市诚德能源科技装备有限公司 | 一种建筑破拆垃圾粉碎设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4113421B2 (ja) | 破砕処理システム | |
JPH08206523A (ja) | 二軸回転の破砕装置 | |
US20140203122A1 (en) | Roller jaw crusher system and method | |
JP2741155B2 (ja) | ガラ再生機 | |
CN118142683B (zh) | 一种土木工程建筑废料处理装置 | |
US3283698A (en) | Refining apparatus | |
JP2004174452A (ja) | ジョークラッシャ | |
JPH0957130A (ja) | 解砕移送方法と装置 | |
KR101550491B1 (ko) | 산업 폐기물 및 지금고철 순도를 극대화하기 위한 파쇄 및 선별 시스템 | |
JP2003071317A (ja) | 破砕・整粒・研磨装置 | |
JPH11197534A (ja) | 自走式破砕機 | |
JP2001113230A (ja) | 解砕選別処理装置 | |
JPH05185035A (ja) | グリズリ付振動フィーダ | |
RU2021023C1 (ru) | Способ дробления горной массы | |
JP4317319B2 (ja) | 作業デッキ | |
JP2725226B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JPH05185033A (ja) | グリズリ付振動フィーダ | |
JP3359650B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP3018340U (ja) | コンクリート廃棄材から小石もしくは玉石を得るための可搬式クラッシャー | |
JP2725225B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP3151029B2 (ja) | 移動式クラッシャ | |
JP2004105857A (ja) | コンクリート塊等の塊状物定量供給装置 | |
JP2000225351A (ja) | ロールクラッシャ | |
JP4303521B2 (ja) | 破砕装置 | |
CN116966961B (zh) | 一种用于粉碎结块肥料的装置 |