JPH0957043A - エア除湿装置 - Google Patents

エア除湿装置

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JPH0957043A
JPH0957043A JP7220663A JP22066395A JPH0957043A JP H0957043 A JPH0957043 A JP H0957043A JP 7220663 A JP7220663 A JP 7220663A JP 22066395 A JP22066395 A JP 22066395A JP H0957043 A JPH0957043 A JP H0957043A
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JP
Japan
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air
purge
hollow fiber
flow rate
storage cylinder
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JP7220663A
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English (en)
Inventor
Takeshi Uema
丈司 上間
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Kuroda Precision Industries Ltd
Original Assignee
Kuroda Precision Industries Ltd
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Publication date
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  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥空気の出口側の露点がパージエアの流量
と消費する乾燥空気の流量との比によって変化するもの
では、出口側の消費する乾燥空気の流量が一定でない場
合には、露点が安定しないことになる。 【解決手段】 第一収容筒50aの中空糸膜51aの一
端部に連通する湿潤空気供給口と、第二収容筒50bの
中空糸膜51bの一端部に連通する乾燥空気取出口と、
第一及び第二収容筒50a、50bの中空糸膜51bの
他端部を連通させる連通路72と、供給口又は取出口に
設けられ湿潤空気又は乾燥空気の流量に応じて変位する
受圧板65と、取出口と第二収容筒50bの一端部とを
連通するパージ供給路60と、パージ供給路60に設け
られ受圧板65の変位量に応じて開度が変化するパージ
エア流量調整弁62と、第一及び第二収容筒50a、5
0bの他端部を連通するパージ連通路74とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダ等を駆動
するために使用される圧縮空気に含まれた水分を除湿す
るためのエア除湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮空気の除湿には、一般に芳香族ポリ
イミド製等の高分子浸透膜やフッ素系水蒸気透過膜等か
らなる中空糸膜を用いた除湿装置が使用されている。こ
れは、通常、中空糸膜の内部に圧縮空気を送ることによ
って生ずる中空糸膜の内部と外部との圧力の差を利用
し、圧縮空気に含まれた水分のみを中空糸膜の外部に透
過させることにより乾燥した圧縮空気を得るものであ
る。
【0003】この種のエア除湿装置を図5を参照して説
明する。同図において、1はケーシングで、ケーシング
1の内部には、2つの筒状の収納円筒2a、2bが設け
られる。収納円筒2a、2bのそれぞれの上端部はケー
シング1の上部に設けられた取付孔3a、3bに嵌合さ
れ、他端部はケーシング1の下部に設けられた支持部4
の取付孔4a、4bに嵌合される。
【0004】収納円筒2a、2bには、ポリイミド製等
のガス分離膜からなる多数本の中空糸膜5が円環状に束
ねられて収容される。束ねられた中空糸膜5の両端部は
いずれもシール部材6a、6bにより収納円筒2a、2
bの両端部内周面に固定される。ケーシング1の上部に
は、圧縮された湿潤空気が供給される供給口7と乾燥空
気が取りだされる取出口8とが形成され、これらはケー
シング1の隔壁9によって隔てられていて、供給口7と
取出口8とは、それぞれ中空糸膜5の上端部に連通す
る。
【0005】他方、それぞれの収納円筒2a、2bの中
空糸膜5の下端部は、支持部4に形成された連通路10
を介して互いに連通している。ケーシング1の隔壁9に
は、取出口8と収納筒2bの上端部とを連通させるパー
ジ供給孔10aが形成され、パージ供給孔10aの途中
には固定絞り11が設けられる。
【0006】収納筒2a、2bのそれぞれの下端部は、
支持部4に形成されたパージ連通孔12によって互いに
連通している。収納筒2aの上端部にはパージ出口13
が形成され、このパージ出口13は、収納筒2aの外周
面とケーシング1の内周面との間に形成された通路14
を介してケーシング1の底部に設けられたパージ排気孔
15に連通している。
【0007】このようなエア除湿装置において、圧縮空
気を除湿するには、供給口7から圧縮された湿潤空気を
ケーシング1内に供給する。ケーシング1内に供給され
た湿潤空気は、収納筒2aの中空糸膜5の上端部から中
空糸膜5内に流入し、下端部から連通路10に流出して
他方の収納筒2bの中空糸膜5の下端部に流入し、中空
糸膜5の上端部から取出口8に流出する。
【0008】圧縮空気は、収納筒2a、2b内の中空糸
膜5を通過する間に、ガス分離膜の浸透分離作用を受
け、中空糸膜5内を膜面に沿って通過する湿潤空気の水
分は中空糸膜5内からその外部、すなわち、中空糸膜5
の外周面と収納筒2a、2bの内周面との間の空間Sへ
浸透分離する。取出口8に流出した除湿後の乾燥空気の
大部分は、ケーシング1の外部に流出するが、一部はパ
ージ供給孔10aに設けられた固定絞り11によって一
定の流量に調整された後、パージエアとして収納筒2b
の上端部の空間Sに流入する。
【0009】パージエアは収納筒2bの下端部からパー
ジ連通孔12を通って収納筒2aの空間Sに流入し、収
納筒2aのパージ出口13から水分とともに流出し、さ
らに、通路14を通ってパージ排気孔15から排気され
る。図6は、実公平6−41629号公報に記載された
他の従来のエア除湿装置を示すもので、収納円筒21
と、収納円筒21の一端側に嵌着された供給側のキャッ
プ22と、収納円筒21の他端側に嵌着された取出側キ
ャップ23とによりハウジングが構成されていて、収納
円筒21内には多数本の中空糸膜24が円環状に束ねら
れて収容される。
【0010】中空糸膜24の両端部はいずれも円環状の
シール部材25、26により収納円筒21の両端部内周
面に固定されていて、円環状のシール部材25、26の
中空部間には遮蔽円筒27が架設されて固定されてい
る。遮蔽円筒27の下端開口部には密栓28が嵌合され
ていて、供給側キャップ22内の供給領域22aと取出
側キャップ23内の取出領域23aとはハウジング内で
は中空糸膜24内のみを介して連通している。
【0011】収納円筒21と遮蔽円筒27との間の領域
は遮蔽円筒27上部の複数の通孔27aにより遮蔽円筒
27内に連通していて、収納円筒21及び供給側キャッ
プ22を貫通する複数の排出通路Lによりハウジング外
部に連通している。すなわち、中空糸膜24、シール部
材25、26及び密栓28によりハウジング内が供給領
域22a、中空糸膜24内及び取出領域23aからなる
高圧領域S1と、収納円筒21内における中空糸膜24
外の低圧領域S2とに区分設定されている。29は排出
通路L上に設けられたサイレンサである。
【0012】遮蔽円筒27の上端開口部には弁座30が
はめ込まれているとともに、取出側キャップ23にはニ
ードル弁31が弁座30の円錐状の流路孔30aに入り
込むように螺合されていて、ニードル弁31を螺合操作
することにより流路孔30aの断面積が変えられるよう
になっている。取出側キャップ23の出口通路23b内
には網状部材32及びストッパ33が介在されていて、
網状部材32とストッパ33との間にはボール状バルブ
34が収容されている。
【0013】出口通路23b内に上方へのエア流がない
場合にはボール状バルブ34は網状部材32上に落下し
ている。供給側キャップ22の入口22bから供給領域
22aへ送り込まれた圧縮空気は中空糸膜24内を通過
する間にガス分離膜の浸透分離作用を受け、水分は中空
糸膜24内から低圧領域S2内へ浸透分離する。
【0014】ハウジングの外部に出る乾燥空気は、出口
通路23bのボール状バルブ34を押し上げて流出す
る。一方、低圧領域S2へ送られる乾燥空気の流量は流
路孔30aの断面積に左右され、この断面積はニードル
弁31の回動動作により調整される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】圧縮空気の水蒸気は、
ガス分離膜の浸透分離作用により、中空糸膜の外部の低
圧領域へ浸透分離するが、この水蒸気の浸透分離を補助
するためにパージエアが必要となる。
【0016】ところで、上記従来例の前者では、固定絞
り11によりパージエアの流量を調整し、後者では、ニ
ードル弁31による可変絞りによりパージエアの流量を
調整しているが、固定絞りといえあるいは可変絞りとい
え、絞りによる場合には、パージエアの流量は、供給さ
れる圧縮空気の圧力に依存し、消費される乾燥空気の流
量とは無関係に一定となる。
【0017】このため、上記従来例のように、乾燥空気
の出口側の露点がパージエアの流量と消費する乾燥空気
の流量との比によって変化するものでは、出口側の消費
する乾燥空気の流量が一定でない場合には、露点が安定
しないことになる。このことは次のような不具合をもた
らす。第一には、設計時よりも実際に使用する乾燥空
気、すなわち出口側の乾燥空気の流量が少ない場合に
は、露点が必要以上に低下し、過度に乾燥されるため、
エア除湿装置の下流側に設置した機器のパッキンの破
損、例えば、切換弁のパッキンのひび割れ等がもたらさ
れることになる。
【0018】また、出口側で圧縮空気を消費しない場合
でも、圧縮空気は未使用のまま常にパージ空気として外
部に放出されるため、エネルギー効率が悪い。さらに、
パージエアの排気に際しては排気音が伴うが、エア除湿
装置は機器の末端に設置することが多く使用者に接近し
ているため、圧縮空気の消費流量に無関係にパージエア
の流量が定まる従来例では、常に同一レベルの排気音が
発生するため、排気音が騒音として問題になる。
【0019】さらに、パージエアにはゴミや油分が含ま
れていて、収納円筒を通過する際に中空糸膜にこれらが
付着するが、従来例では、常に一定量のパージエアが収
納円筒を通過するため、これらの付着量が多く、製品の
寿命が短くなる傾向がある。本発明は、上記問題点に鑑
みてなされたもので、乾燥空気の出口側の露点がほぼ安
定し、かつエネルギー効率がよく、しかも排気音のレベ
ルが比較的低くて製品寿命の改善が図れるエア除湿装置
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、ガス分離膜からなる多数本の束ねられた中空糸膜が
収容された第一収容筒及び第二収容筒と、第一収容筒の
中空糸膜の一端部に連通しかつ圧縮された湿潤空気が供
給される供給口と、第二収容筒の中空糸膜の一端部に連
通しかつ乾燥空気が取り出される取出口と、第一収容筒
の中空糸膜の他端部と第二収容筒の中空糸膜の他端部と
を連通させる連通路とを有するハウジングと;前記供給
口又は取出口に設けられ湿潤空気又は乾燥空気の流量に
応じて変位する受圧板と;前記ハウジングに設けられ乾
燥空気の取出口と第二収容筒の一端部とを連通するパー
ジ供給路と;前記パージ供給路に設けられ受圧板に連動
し受圧板の変位量に応じて開度が変化するパージエア流
量調整弁と;前記ハウジングに設けられ第一収容筒と第
二収容筒との他端部を連通するパージ連通路と;前記ハ
ウジングに設けられ第一収容筒の一端部に連通するパー
ジ出口とを有する。
【0021】請求項2に記載の発明では、湿潤空気が供
給される供給口と乾燥空気が取りだされる取出口とを隔
てる前記ハウジングの隔壁に弁孔を形成して前記パージ
エア流量調整弁の弁軸を摺動自在に貫通させ、前記供給
口に設けられた受圧板に該弁軸を連結した。請求項3に
記載の発明では、受圧板を前記取出口に設け、前記パー
ジエア流量調整弁の弁軸を該受圧板に連結した。
【0022】
【作用】請求項1に記載の発明では、圧縮された湿潤空
気は、受圧板を変位させて第一収容筒の一端部に流入す
る。中空糸膜の一端部に流入した湿潤空気は、中空糸膜
の他端部から流出して連通路に流入する。
【0023】連通路を出た湿潤空気は第二収容筒の他端
部に流入する。中空糸膜の他端部に流入した湿潤空気
は、中空糸膜の一端部から取出口に流出する。圧縮され
た高圧の湿潤空気が通過する中空糸膜の内部の圧力はそ
の外部の圧力よりも大になるため、湿潤空気は中空糸膜
を通過する間にガス分離膜の浸透分離作用を受け、中空
糸膜の膜面に沿って流れる湿潤空気の水分は、中空糸膜
内から低圧の外部へ浸透分離する。
【0024】したがって、中空糸膜を通過した湿潤空気
は、乾燥空気となって取出口に流出する。取出口に流入
した乾燥空気の大部分は、ここから流出して各種の駆動
機器側へ供給される。ところで、圧縮された空気が作用
すると受圧板は変位し、この受圧板の変位量に応じてパ
ージエア流量調整弁の開度が変化する。
【0025】このように、パージエア流量調整弁の開度
は湿潤空気の流量によって可変するので、中空糸膜から
取出口へ流出した乾燥空気がパージ供給路に流入する流
量、つまり、パージエアの流量と消費する圧縮空気の流
量とを比例させることができる。第二収容筒に流入した
パージエアは、第二収容筒の他端と第一収容筒の他端と
を連通させるパージ連通路を通過し、第一収容筒の一端
部に形成されたパージ出口を通って大気中に排気され
る。
【0026】パージエアが大気中に排出される際、パー
ジエアが第一及び第二収容筒を通過する間に含んだ水
分、すなわち中空糸膜内からその外部へ浸透分離した水
分も同時に排出される。請求項2に記載の発明では、圧
縮された湿潤空気は、供給口に設けられた受圧板を変位
させて第一収容筒の一端部に流入する。
【0027】中空糸膜の一端部に流入した湿潤空気は、
中空糸膜の他端部から流出して連通路に流入する。連通
路を出た湿潤空気は第二収容筒の他端部に流入する。中
空糸膜の他端部に流入した湿潤空気は、中空糸膜の一端
部から取出口に流出する。圧縮された高圧の湿潤空気が
通過する中空糸膜の内部の圧力はその外部の圧力よりも
大になるため、湿潤空気は中空糸膜を通過する間にガス
分離膜の浸透分離作用を受け、中空糸膜の膜面に沿って
流れる湿潤空気の水分は、中空糸膜内から低圧の外部へ
浸透分離する。
【0028】中空糸膜を通過した湿潤空気は、乾燥空気
となって取出口に流出する。取出口に流入した乾燥空気
の大部分は、ここから流出して各種の駆動機器側へ供給
される。ところで、供給口に圧縮された湿潤空気が供給
されると、その流圧により受圧板は変位し、この受圧板
の変位量に応じてパージエア流量調整弁の開度が変化す
る。
【0029】このように、パージエア流量調整弁の開度
は湿潤空気の流量によって可変するので、中空糸膜から
取出口へ流出した乾燥空気がパージ供給路に流入する流
量と消費する圧縮空気の流量とを比例させることができ
る。第二収容筒に流入したパージエアは、第二収容筒の
他端と第一収容筒の他端とを連通させるパージ連通路を
通過し、第一収容筒の一端部に形成されたパージ出口を
通って大気中に排気される。
【0030】パージエアが大気中に排出される際、パー
ジエアが第一及び第二収容筒を通過する間に含んだ水
分、すなわち中空糸膜内からその外部へ浸透分離した水
分も同時に排出される。請求項3に記載の発明では、圧
縮された湿潤空気は、取出口に設けられた受圧板を変位
させて第一収容筒の一端部に流入する。
【0031】中空糸膜の一端部に流入した湿潤空気は、
中空糸膜の他端部から流出して連通路に流入する。連通
路を出た湿潤空気は第二収容筒の他端部に流入する。中
空糸膜の他端部に流入した湿潤空気は、中空糸膜の一端
部から取出口に流出する。圧縮された高圧の湿潤空気が
通過する中空糸膜の内部の圧力はその外部の圧力よりも
大になるため、湿潤空気は中空糸膜を通過する間にガス
分離膜の浸透分離作用を受け、中空糸膜の膜面に沿って
流れる湿潤空気の水分は、中空糸膜内から低圧の外部へ
浸透分離する。
【0032】中空糸膜を通過した湿潤空気は、乾燥空気
となって取出口に流出する。取出口に流入した乾燥空気
の大部分は、ここから流出して各種の駆動機器側へ供給
される。ところで、取出口に乾燥空気が流出すると、そ
の流圧により受圧板は変位し、この受圧板の変位量に応
じてパージエア流量調整弁の開度が変化する。
【0033】このように、パージエア流量調整弁の開度
は乾燥空気の流量によって可変するので、中空糸膜から
取出口へ流出した乾燥空気がパージ供給路に流入する流
量と消費する圧縮空気の流量とを比例させることができ
る。第二収容筒に流入したパージエアは、第二収容筒の
他端と第一収容筒の他端とを連通させるパージ連通路を
通過し、第一収容筒の一端部に形成されたパージ出口を
通って大気中に排気される。
【0034】パージエアが大気中に排出される際、パー
ジエアが第一及び第二収容筒を通過する間に含んだ水
分、すなわち中空糸膜内からその外部へ浸透分離した水
分も同時に排出される。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るエア除湿装置
を、図面に示す発明の実施の形態を参照しながら説明す
る。図1及び図2は、本発明に係るエア除湿装置の第1
の実施形態を示す。円筒状の第一収容筒50aと第二収
容筒50bとのそれぞれにはガス分離膜からなる多数本
の中空糸膜51a、51bが束ねられて収容される。
【0036】中空糸膜51a、51bの一端部は、シー
ル部材52a、52bにより第一収容筒50a及び第二
収容筒50bの一端部の内周壁に固定され、他端部はシ
ール部材52c、52dにより第一収容筒50a及び第
二収容筒50bの他端部の内周壁に固定される。このシ
ール部材52a、52b、52c、52dによる中空糸
膜51a、51bの固定に際しては、中空糸膜51a、
51bの外周面と第一収容筒50a及び第二収容筒50
bの内周面との間に環状空間Sが形成されるようにす
る。環状空間Sは、後述するように、圧縮された湿潤空
気が供給された際には、中空糸膜51a、51bの内部
圧力よりも低い圧力になる。
【0037】第一収容筒50a及び第二収容筒50bの
一端部はヘッドキャップ53aに取り付けられ、他端部
はボトムキャップ53bに取り付けられる。すなわち、
ヘッドキャップ53aには、2つの連結孔54a、54
bが形成され、一方の連結孔54aには第一収容筒50
aの一端部が嵌合され、他方の連結孔54bには第二収
容筒50bの一端部が嵌合される。
【0038】55は第一収容筒50a及び第二収容筒5
0bのそれぞれの外周壁に設けられたO−リングであ
る。ヘッドキャップ53aには、また、圧縮された湿潤
空気を供給する供給管路56aが接続される接続孔57
aと、乾燥空気を取り出す取出管路56bが接続される
接続孔57bとが形成される。
【0039】ヘッドキャップ53aには、さらに、一端
面が連結孔54aに開口するとともに一側面が接続孔5
7aに開口する供給側室58aと、一端面が連結孔54
bに開口するとともに一側面が接続孔57bに開口する
取出側室58bとが形成される。供給側室58aと取出
側室58bとを隔てる隔壁59には、一端部が取出側室
58bに開口するとともに他端部が第二収容筒50bの
一端部側の環状空間Sに開口するパージ供給路60が形
成される。
【0040】パージ供給路60の一端部は弁座61を形
成し、弁座61には針状の弁体62が配置されていて、
これらはニードル弁63を構成する。弁体62の軸の延
長線上には一端部がパージ供給路60に開口するととも
に他端部が供給側室58aに開口する弁孔64が形成さ
れる。弁体62の先端部は、弁孔64を摺動自在に貫通
して供給側室58a内における接続孔57aへの開口部
の近傍に達する。
【0041】弁体62の先端部には、受圧板を構成する
円板状のディスク板65の中央部が固定され、他方、供
給側室58aの接続孔57aへの開口部は弁座66を形
成し、これらはディスク弁67を構成する。このよう
に、本実施形態では、2つの接続孔57a、57bと弁
体62及びディスク板65とのそれぞれの軸はほぼ同一
線上にあるように構成するのが好ましい。
【0042】68はバネで、その一端部はディスク板6
5に固定され、他端部は供給側室58aの弁孔64の近
くに固定されていて、ディスク板65を弁座66に押し
付ける方向に弾発付勢する。69は弁孔64に設けられ
たO−リングである。第一収容筒50a及び第二収容筒
50bの他端部が取り付けられるボトムキャップ53b
には2つの連結孔70a、70bが形成され、一方の連
結孔70aには第一収容筒50aの他端部が嵌合され、
他方の連結孔70bには第二収容筒50bの他端部が嵌
合される。
【0043】71は第一収容筒50a及び第二収容筒5
0bのそれぞれの外周壁に設けられたO−リングであ
る。2つの連結孔70a、70bを隔てる隔壁72には
連通路73が形成され、連通路73によって2つの連結
孔70a、70bは連結される。また、第一収容筒50
aと第二収容筒50bとのそれぞれの環状空間Sは、隔
壁72に形成されたパージ連通路74によって連通して
いる。
【0044】75は第一収容筒50aの一端部側の周面
に形成されたパージ出口で、連結孔54aを囲む周壁に
形成された貫通孔76に連通する。次に、本実施形態の
作用について説明する。圧縮された湿潤空気を供給する
供給管路56aから出た湿潤空気は、バネ68のバネ力
に打ち勝ってディスク板65を弁座66から離間させて
第一収容筒50aの一端部に流入する。
【0045】この場合、中空糸膜51aの一端部は、シ
ール部材52aにより第一収容筒50aの一端部に固定
されているので、湿潤空気はすべて中空糸膜51a内に
流入し、環状空間Sに流入することはない。中空糸膜5
1aの一端部に流入した湿潤空気は、中空糸膜51aの
他端部から流出して連通路73に流入する。
【0046】この場合、中空糸膜51aの他端部は、シ
ール部材52cにより第一収容筒50aの他端部に固定
されているので、湿潤空気はすべて連通路73に流入
し、環状空間Sへ逆流することはない。連通路73を出
た湿潤空気は第二収容筒50bの他端部に流入する。こ
の場合、中空糸膜51bの他端部は、シール部材52d
により第二収容筒50bの他端部に固定されているの
で、湿潤空気はすべて中空糸膜51a内に流入し、環状
空間Sに流入することはない。
【0047】中空糸膜51bの他端部に流入した湿潤空
気は、中空糸膜51bの一端部から流出して取出側室5
8bに流入する。この場合、中空糸膜51bの一端部
は、シール部材52bにより第二収容筒50bの一端部
に固定されているので、湿潤空気はすべて取出側室58
bに流入し、環状空間Sへ逆流することはない。
【0048】ところで、圧縮された高圧の湿潤空気が通
過する中空糸膜51a、51bの内部の圧力は環状空間
Sの圧力よりも大になるため、湿潤空気は中空糸膜51
a、51bを通過する間にガス分離膜の浸透分離作用を
受け、中空糸膜51a、51bの膜面に沿って流れる湿
潤空気の水分は、中空糸膜51a、51b内から低圧の
環状空間Sへ浸透分離する。
【0049】したがって、中空糸膜51a、51bを通
過した湿潤空気は、乾燥空気となって取出側室58bに
流入する。取出側室58bに流入した乾燥空気の大部分
は、取出管路56bへ流出し、各種の駆動機器側へ供給
される。上述したように、供給管路56aから圧縮され
た湿潤空気が供給されると、ディスク板65は弁座66
から離間するが、このディスク板65にはニードル弁6
3の弁体62の先端部が固定されているため、ニードル
弁63の弁体62は、ディスク板65が弁座66から離
間すると、これに連動して弁座61から離間する。
【0050】このように、ニードル弁63の開度は中空
糸膜51a、51bを通過する湿潤空気の流量によって
可変するので、バネ68のばね定数を適当に選択すれ
ば、ニードル弁63の開度を供給管路56aから供給さ
れる湿潤空気の流量、すなわち、消費する圧縮空気の流
量に比例させることができる。このため、中空糸膜51
bから取出側室58bへ流出した乾燥空気がニードル弁
63の開口を通ってパージ供給路60に流入する流量、
つまり、パージエアの流量と消費する圧縮空気の流量と
を比例させることができる。
【0051】上述のように、取出側室58bに流入した
乾燥空気の大部分は取出管路56bへ流出するが、一部
はパージ供給路60に流入し、さらに第二収容筒50b
の環状空間Sに流入する。環状空間Sに流入したパージ
エアは、第二収容筒50bの他端と第一収容筒50aの
他端とを連通させるパージ連通路74を通過し、第一収
容筒50aの一端部に形成されたパージ出口75を通っ
て貫通孔76から大気中に排気される。
【0052】パージエアが大気中に排出される際、パー
ジエアが第一及び第二収容筒50a、50bの環状空間
Sを通過する間に含んだ水分、すなわち中空糸膜51
a、51b内から環状空間Sへ浸透分離した水分も同時
に排出される。以上説明したように、本実施形態では、
中空糸膜51bから取出側室58bへ流出した乾燥空気
が、ニードル弁63の開口を通ってパージ供給路60に
流入する流量、すなわち、パージエアの流量と消費する
圧縮空気の流量とを比例させることができるため、パー
ジエアの流量が一定である従来例のように、消費する圧
縮空気の流量が小さい場合でも、パージエアの流量が過
剰になることがなく、したがって、第二収容筒50bの
出口側、つまり第二収容筒50bの一端側の露点が低下
することなく、ほぼ一定に維持される。
【0053】このため、圧縮空気の乾燥度が過度になる
ことがなく、したがって、過度に乾燥された空気が、エ
ア除湿装置の下流側に設置された機器に、例えば切換弁
のパッキンにひび割れ等生じさせるというような悪影響
を与えることがない。また、消費する圧縮空気の流量が
小さい場合には、これに比例してパージエアの流量も減
少し、あるいは圧縮空気をまったく消費しない場合に
は、パージエアの流量は零になるため、必要以上にパー
ジエアが排出されることがなく、したがって、エネルギ
ー効率の改善が図れる。
【0054】さらに、エア除湿装置は機器の末端に設置
して使用することが多く、使用者に接近しているため、
パージエアの排気音が騒音として問題になるが、上述の
ように、パージエアは必要以上に排出されることがない
ため、騒音レベルの低減が図れる。さらに、上述のよう
に、圧縮空気をまったく消費しない場合には、パージエ
アの流量は零になり、中空糸膜51a、51bを通過し
ないので、パージエアに含まれたゴミや油分等の不純物
の付着量が少なく、このためエア除湿装置の寿命の改善
を図ることができる。
【0055】図3は、本発明に係るエア除湿装置の第2
の実施形態を示すもので、円筒状の第一収容筒150a
と第二収容筒150bとのそれぞれにはガス分離膜から
なる多数本の中空糸膜151a、151bが束ねられて
収容される。中空糸膜151a、151bの一端部は、
シール部材152a、152bにより第一収容筒150
a及び第二収容筒150bの一端部の内周壁に固定さ
れ、他端部はシール部材152c、152dにより第一
収容筒150a及び第二収容筒150bの他端部の内周
壁に固定される。
【0056】このシール部材152a、152b、15
2c、152dによる中空糸膜151a、151bの固
定に際しては、中空糸膜151a、151bの外周面と
第一収容筒150a及び第二収容筒150bの内周面と
の間に環状空間Sが形成されるようにする。環状空間S
は、後述するように、中空糸膜151a、151bの内
部圧力よりも低い圧力になる。
【0057】第一収容筒150a及び第二収容筒150
bの一端部はヘッドキャップ153aに取り付けられ、
他端部はボトムキャップ153bに取り付けられる。す
なわち、ヘッドキャップ153aには、2つの連結孔1
54a、154bが形成され、一方の連結孔154aに
は第一収容筒150aの一端部が嵌合され、他方の連結
孔154bには第二収容筒150bの一端部が嵌合され
る。
【0058】155は第一収容筒150a及び第二収容
筒150bのそれぞれの外周壁に設けられたO−リング
である。ヘッドキャップ153aには、また、圧縮され
た湿潤空気を供給する供給管路156aが接続される接
続孔157aと、乾燥空気を取り出す取出管路156b
が接続される接続孔157bとが形成される。
【0059】ヘッドキャップ153aには、さらに、一
端面が連結孔154aに開口するとともに一側面が接続
孔157aに開口する供給側室158aと、一端面が連
結孔154bに開口するとともに一側面が接続孔157
bに開口する取出側室158bとが形成される。供給側
室158aと取出側室158bとを隔てる隔壁159に
は、一端部が取出側室158bに開口するとともに他端
部が第二収容筒150bの一端部側の環状空間Sに開口
するパージ供給路160が形成される。
【0060】パージ供給路160の一端部は弁室Aを形
成し、パージ供給路160と連通する弁室Aの一側面の
開口部は弁座161を形成し、弁座161には針状の弁
体162が配置されていて、これらはニードル弁163
を構成する。取出側室158bに開口する弁室Aの他側
面には、該他側面を覆うように円板状の止め板Bの周縁
部が固定される。止め板Bの中央部には、接続孔157
bの中央部方向に伸びる弁体162の弁軸Cが摺動自在
に貫通する貫通孔Dが形成され、貫通孔Dの周囲には複
数の通気孔Eが形成される。
【0061】また、弁室Aには、一端部が弁体162に
固定されているとともに他端部が止め板Bに固定され、
弁体162を弁座161に押し付ける方向に弾発付勢す
るバネ168が設けられる。一方、接続孔157bの入
口側、すなわち取出側室158b側の開口部は、取出側
室158bから離れるにつれて径が増大するテーパ管状
のテーパ管部Gに形成され、テーパ管部Gには受圧板を
構成する円板状のフロート板Fが、テーパ管部と同軸状
に配置される。
【0062】弁体162の弁軸Cはテーパ管部Gにまで
伸びていて、その先端部はフロート板Fの中央部に固定
される。第一収容筒150a及び第二収容筒150bの
他端部が取り付けられるボトムキャップ153bには2
つの連結孔170a、170bが形成され、一方の連結
孔170aには第一収容筒150aの他端部が嵌合さ
れ、他方の連結孔170bには第二収容筒150bの他
端部が嵌合される。
【0063】171は第一収容筒150a及び第二収容
筒150bのそれぞれの外周壁に設けられたO−リング
である。2つの連結孔170a、170bを隔てる隔壁
172には連通路173が形成され、連通路173によ
って2つの連結孔170a、170bは連結される。ま
た、第一収容筒150aと第二収容筒150bとのそれ
ぞれの環状空間Sは、隔壁172に形成されたパージ連
通路174によって連通している。
【0064】175は第一収容筒150aの一端部側の
周面に形成されたパージ出口で、連結孔154aを囲む
周壁に形成された貫通孔176に連通する。次に、本実
施形態の作用について説明する。圧縮された湿潤空気を
供給する供給管路156aから出た湿潤空気は、第一収
容筒150aの一端部に流入する。
【0065】この場合、中空糸膜151aの一端部は、
シール部材152aにより第一収容筒150aの一端部
に固定されているので、湿潤空気はすべて中空糸膜15
1a内に流入し、環状空間Sに流入することはない。中
空糸膜151aの一端部に流入した湿潤空気は、中空糸
膜151aの他端部から流出して連通路173に流入す
る。
【0066】この場合、中空糸膜151aの他端部は、
シール部材152cにより第一収容筒150aの他端部
に固定されているので、湿潤空気はすべて連通路173
に流入し、環状空間Sへ逆流することはない。
【0067】連通路173を出た湿潤空気は第二収容筒
150bの他端部に流入する。この場合、中空糸膜15
1bの他端部は、シール部材152dにより第二収容筒
150bの他端部に固定されているので、湿潤空気はす
べて中空糸膜151a内に流入し、環状空間Sに流入す
ることはない。中空糸膜151bの他端部に流入した湿
潤空気は、中空糸膜151bの一端部から流出して取出
側室158bに流入する。
【0068】この場合、中空糸膜151bの一端部は、
シール部材152bにより第二収容筒150bの一端部
に固定されているので、湿潤空気はすべて取出側室15
8bに流入し、環状空間Sへ逆流することはない。とこ
ろで、圧縮された高圧の湿潤空気が通過する中空糸膜1
51a、151bの内部の圧力は環状空間Sの圧力より
も大になるため、湿潤空気は中空糸膜151a、151
bを通過する間に高分子浸透膜の浸透分離作用を受け、
中空糸膜151a、151bの膜面に沿って流れる湿潤
空気の水分は、中空糸膜151a、151b内から低圧
の環状空間Sへ浸透分離する。
【0069】したがって、中空糸膜151a、151b
を通過した湿潤空気は、乾燥空気となって取出側室15
8bに流入する。取出側室158bに流入した乾燥空気
は、バネ168の弾発付勢力に打ち勝ってフロート板F
を接続孔157bの出口側方向に移動させ、テーパ管部
Gの内周壁とフロート板Fの周面との隙間を通って取出
管路156bへ流出し、図示しない各種の駆動機器側へ
供給される。
【0070】一方、フロート板Fの移動により、弁体1
62は弁座161から離間するため、取出側室158b
から通気孔Eを通って弁室A内に流入した乾燥空気はパ
ージ供給路160に流入可能になる。このように、ニー
ドル弁163の開度は中空糸膜151a、151bを通
過する湿潤空気の流量によって可変するので、バネ16
8のばね定数を適当に選択すれば、ニードル弁163の
開度を供給管路156aから供給される湿潤空気の流
量、すなわち、消費する圧縮空気の流量に比例させるこ
とができる。
【0071】このため、中空糸膜151bから取出側室
158bへ流出した乾燥空気がニードル弁163の開口
を通ってパージ供給路160に流入する流量、つまり、
パージエアの流量と消費する圧縮空気の流量とを比例さ
せることができる。このように、取出側室158bに流
入した乾燥空気の大部分は取出管路156bへ流出する
が、一部はパージ供給路160に流入し、さらに第二収
容筒150bの環状空間Sに流入する。
【0072】環状空間Sに流入したパージエアは、第二
収容筒150bの他端と第一収容筒150aの他端とを
連通させるパージ連通路174を通過し、第一収容筒1
50aの一端部に形成されたパージ出口175を通って
貫通孔176から大気中に排気される。パージエアが大
気中に排出される際、パージエアが第一及び第二収容筒
150a、150bの環状空間Sを通過する間に含んだ
水分、すなわち中空糸膜151a、151b内から環状
空間Sへ浸透分離した水分も同時に排出される。
【0073】以上説明したように、本実施形態では、中
空糸膜151bから取出側室158bへ流出した乾燥空
気が、ニードル弁163の開口を通ってパージ供給路1
60に流入する流量、すなわち、パージエアの流量と消
費する圧縮空気の流量とを比例させることができるた
め、消費する圧縮空気の流量が小さい場合でも、パージ
エアの流量が過剰になることがない。
【0074】したがって、第二収容筒150bの出口
側、つまり第二収容筒150bの一端側の露点が低下す
ることなく、ほぼ一定に維持される。このため、圧縮空
気の乾燥度が過度になることがなく、過度に乾燥された
空気が、エア除湿装置の下流側に設置された機器に悪影
響を与えることがない。また、消費する圧縮空気の流量
が小さい場合には、これに比例してパージエアの流量も
減少し、あるいは圧縮空気をまったく消費しない場合に
は、パージエアの流量は零になるため、必要以上にパー
ジエアが排出されることがなく、エネルギー効率の改善
が図れる。
【0075】さらに、エア除湿装置は機器の末端に設置
して使用することが多く、使用者に接近しているため、
パージエアの排気音が騒音として問題になるが、パージ
エアは必要以上に排出されることがないため、騒音レベ
ルの低減が図れる。さらに、圧縮空気をまったく消費し
ない場合には、パージエアの流量は零になり、中空糸膜
151a、151bを通過しないので、パージエアに含
まれたゴミや油分等の不純物の付着量が少なく、このた
めエア除湿装置の寿命の改善を図ることができる。
【0076】図4は、本発明に係るエア除湿装置の他の
実施形態を示すもので、円筒状の第一収容筒250aと
第二収容筒250bとのそれぞれにはガス分離膜からな
る多数本の中空糸膜251a、251bが束ねられて収
容される。中空糸膜251a、251bの一端部は、シ
ール部材252a、252bにより第一収容筒250a
及び第二収容筒250bの一端部の内周壁に固定され、
他端部はシール部材252c、252dにより第一収容
筒250a及び第二収容筒250bの他端部の内周壁に
固定される。
【0077】このシール部材252a、252b、25
2c、252dによる中空糸膜251a、251bの固
定に際しては、中空糸膜251a、251bの外周面と
第一収容筒250a及び第二収容筒250bの内周面と
の間に環状空間Sが形成されるようにする。環状空間S
は、後述するように、中空糸膜251a、251bの内
部圧力よりも低い圧力になる。
【0078】第一収容筒250a及び第二収容筒250
bの一端部はヘッドキャップ253aに取り付けられ、
他端部はボトムキャップ253bに取り付けられる。す
なわち、ヘッドキャップ253aには、2つの連結孔2
54a、254bが形成され、一方の連結孔254aに
は第一収容筒250aの一端部が嵌合され、他方の連結
孔254bには第二収容筒250bの一端部が嵌合され
る。
【0079】255は第一収容筒250a及び第二収容
筒250bのそれぞれの外周壁に設けられたO−リング
である。ヘッドキャップ253aには、また、圧縮され
た湿潤空気を供給する供給管路256aが接続される接
続孔257aと、乾燥空気を取り出す取出管路256b
が接続される接続孔257bとが形成される。
【0080】ヘッドキャップ253aには、さらに、一
端面が連結孔254aに開口するとともに一側面が接続
孔257aに開口する供給側室258aと、一端面が連
結孔254bに開口するとともに一側面が接続孔257
bに開口する取出側室258bとが形成される。供給側
室258aと取出側室258bとを隔てる隔壁259に
は、一端部が取出側室258bに開口するとともに他端
部が第二収容筒250bの一端部側の環状空間Sに開口
するパージ供給路260が形成される。
【0081】パージ供給路260の一端部側は弁座26
1を形成し、弁座261には針状の弁体262が配置さ
れていて、これらはニードル弁263を構成する。弁体
262の先端部は、パージ供給路260の一端部から突
出して、受圧板を構成する円板状のディスク板265の
中央部に固定される。供給側室258aの接続孔257
aへの開口部は弁座266を形成し、ディスク板265
と弁座266とはディスク弁267を構成する。
【0082】このように、本実施形態では、2つの接続
孔257a、257bと弁体262及びディスク板26
5とのそれぞれの軸はほぼ同一線上にあるように構成す
るのが好ましい。268はバネで、その一端部はディス
ク板265に固定され、他端部は供給側室258aのパ
ージ供給路260の近傍に固定されていて、ディスク板
265を弁座266に押し付ける方向に弾発付勢する。
【0083】第一収容筒250a及び第二収容筒250
bの他端部が取り付けられるボトムキャップ253bに
は2つの連結孔270a、270bが形成され、一方の
連結孔270aには第一収容筒250aの他端部が嵌合
され、他方の連結孔270bには第二収容筒250bの
他端部が嵌合される。271は第一収容筒250a及び
第二収容筒250bのそれぞれの外周壁に設けられたO
−リングである。
【0084】2つの連結孔270a、270bを隔てる
隔壁272には連通路273が形成され、連通路273
によって2つの連結孔270a、270bは連結され
る。また、第一収容筒250aと第二収容筒250bと
のそれぞれの環状空間Sは、隔壁272に形成されたパ
ージ連通路274によって連通している。275は第一
収容筒250aの一端部側の周面に形成されたパージ出
口で、連結孔254aを囲む周壁に形成された貫通孔2
76に連通する。
【0085】次に、本実施形態の作用について説明す
る。圧縮された湿潤空気を供給する供給管路256aか
ら出た湿潤空気は、バネ268のバネ力に打ち勝ってデ
ィスク板265を弁座266から離間させて第一収容筒
250aの一端部に流入する。この場合、中空糸膜25
1aの一端部は、シール部材252aにより第一収容筒
250aの一端部に固定されているので、湿潤空気はす
べて中空糸膜251a内に流入し、環状空間Sに流入す
ることはない。
【0086】中空糸膜251aの一端部に流入した湿潤
空気は、中空糸膜251aの他端部から流出して連通路
273に流入する。この場合、中空糸膜251aの他端
部は、シール部材252cにより第一収容筒250aの
他端部に固定されているので、湿潤空気はすべて連通路
273に流入し、環状空間Sへ逆流することはない。
【0087】連通路273を出た湿潤空気は第二収容筒
250bの他端部に流入する。この場合、中空糸膜25
1bの他端部は、シール部材252dにより第二収容筒
250bの他端部に固定されているので、湿潤空気はす
べて中空糸膜251b内に流入し、環状空間Sに流入す
ることはない。中空糸膜251bの他端部に流入した湿
潤空気は、中空糸膜251bの一端部から流出して取出
側室258bに流入する。
【0088】この場合、中空糸膜251bの一端部は、
シール部材252bにより第二収容筒250bの一端部
に固定されているので、湿潤空気はすべて取出側室25
8bに流入し、環状空間Sへ逆流することはない。とこ
ろで、圧縮された高圧の湿潤空気が通過する中空糸膜2
51a、251bの内部の圧力は環状空間Sの圧力より
も大になるため、湿潤空気は中空糸膜251a、251
bを通過する間にガス分離膜の浸透分離作用を受け、中
空糸膜251a、251bの膜面に沿って流れる湿潤空
気の水分は、中空糸膜251a、251b内から低圧の
環状空間Sへ浸透分離する。
【0089】したがって、中空糸膜251a、251b
を通過した湿潤空気は、乾燥空気となって取出側室25
8bに流入する。取出側室258bに流入した乾燥空気
は、取出管路256bへ流出し、各種の駆動機器側へ供
給される。上述したように、供給管路256aから圧縮
された湿潤空気が供給されると、ディスク板265は弁
座266から離間するが、このディスク板265にはニ
ードル弁263の弁体262の先端部が固定されている
ため、ニードル弁263の弁体262は、ディスク板2
65が弁座266から離間すると、これに連動して弁座
261から離間する。
【0090】このように、ニードル弁263の開度は中
空糸膜251a、251bを通過する湿潤空気の流量に
よって可変するので、バネ268のばね定数を適当に選
択すれば、ニードル弁263の開度を供給管路256a
から供給される湿潤空気の流量、すなわち、消費する圧
縮空気の流量に比例させることができる。このため、供
給側室258aへ流入した湿潤空気がニードル弁263
の開口を通ってパージ供給路260に流入する流量と消
費する圧縮空気の流量とを比例させることができる。
【0091】第二収容筒250bの環状空間Sに流入し
たパージエアとしての湿潤空気は、第二収容筒250b
の他端と第一収容筒250aの他端とを連通させるパー
ジ連通路274を通過し、第一収容筒250aの一端部
に形成されたパージ出口275を通って貫通孔276か
ら大気中に排気される。パージエアが大気中に排出され
る際、パージエアが第一及び第二収容筒250a、25
0bの環状空間Sを通過する間に含んだ水分、すなわち
中空糸膜251a、251b内から環状空間Sへ浸透分
離した水分も同時に排出される。
【0092】以上説明したように、本実施形態では、供
給側室258aへ流入した湿潤空気が、ニードル弁26
3の開口を通ってパージ供給路260に流入する流量、
すなわち、パージエアの流量と消費する圧縮空気の流量
とを比例させることができるため、パージエアの流量が
一定である従来例のように、消費する圧縮空気の流量が
小さい場合でも、パージエアの流量が過剰になることが
なく、したがって、第二収容筒250bの出口側、つま
り第二収容筒250bの一端側の露点が低下することな
く、ほぼ一定に維持される。
【0093】このため、圧縮空気の乾燥度が過度になる
ことがなく、したがって、過度に乾燥された空気が、エ
ア除湿装置の下流側に設置された機器に、例えば切換弁
のパッキンにひび割れ等生じさせるというような悪影響
を与えることがない。また、消費する圧縮空気の流量が
小さい場合には、これに比例してパージエアの流量も減
少し、あるいは圧縮空気をまったく消費しない場合に
は、パージエアの流量は零になるため、必要以上にパー
ジエアが排出されることがなく、したがって、エネルギ
ー効率の改善が図れる。
【0094】さらに、エア除湿装置は機器の末端に設置
して使用することが多く、使用者に接近しているため、
パージエアの排気音が騒音として問題になるが、上述の
ように、パージエアは必要以上に排出されることがない
ため、騒音レベルの低減が図れる。さらに、上述のよう
に、圧縮空気をまったく消費しない場合には、パージエ
アの流量は零になり、中空糸膜251a、251bを通
過しないので、パージエアに含まれたゴミや油分等の不
純物の付着量が少なく、このためエア除湿装置の寿命の
改善を図ることができる。
【0095】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3に記載の発明で
は、中空糸膜から取出側室へ流出した乾燥空気が、パー
ジ供給路に流入する流量と消費する圧縮空気の流量とを
比例させることができるため、消費する圧縮空気の流量
が小さい場合でも、パージエアの流量が過剰になること
がない。
【0096】したがって、第二収容筒の出口側、つまり
第二収容筒の一端側の露点が低下することなく、ほぼ一
定に維持される。このため、圧縮空気の乾燥度が過度に
なることがなく、過度に乾燥された空気が、エア除湿装
置の下流側に設置された機器に悪影響を与えることがな
い。また、消費する圧縮空気の流量が小さい場合には、
これに比例してパージエアの流量も減少し、あるいは圧
縮空気をまったく消費しない場合には、パージエアの流
量は零になるため、必要以上にパージエアが排出される
ことがなく、エネルギー効率の改善が図れる。
【0097】さらに、エア除湿装置は機器の末端に設置
して使用することが多く、使用者に接近しているため、
パージエアの排気音が騒音として問題になるが、パージ
エアは必要以上に排出されることがないため、騒音レベ
ルの低減が図れる。さらに、圧縮空気をまったく消費し
ない場合には、パージエアの流量は零になり、中空糸膜
を通過しないので、パージエアに含まれたゴミや油分等
の不純物の付着量が少なく、このためエア除湿装置の寿
命の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエア除湿装置の第1の実施形態を
示す正断面図。
【図2】同じく、図1のAーA線に沿う断面図。
【図3】同じく、第2の実施形態を示す正断面図。
【図4】同じく、第3の実施形態を示す正断面図。
【図5】従来のエア除湿装置の正断面図。
【図6】同じく、他の従来のエア除湿装置を示す正断面
図。
【符号の説明】
50a、150a、250a 第一収容筒 50b、150b、250b 第二収容筒 51a、51b、151a、151b、251a、25
1b 中空糸膜 72、172、272 連通路 60、160、260 パージ供給路 74、174、274 パージ連通路
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス分離膜からなる多数本の束ねられた
    中空糸膜が収容された第一収容筒及び第二収容筒と、第
    一収容筒の中空糸膜の一端部に連通しかつ圧縮された湿
    潤空気が供給される供給口と、第二収容筒の中空糸膜の
    一端部に連通しかつ乾燥空気が取り出される取出口と、
    第一収容筒の中空糸膜の他端部と第二収容筒の中空糸膜
    の他端部とを連通させる連通路とを有するハウジング
    と;前記供給口又は取出口に設けられ湿潤空気又は乾燥
    空気の流量に応じて変位する受圧板と;前記ハウジング
    に設けられ乾燥空気の取出口と第二収容筒の一端部とを
    連通するパージ供給路と;前記パージ供給路に設けられ
    受圧板に連動し受圧板の変位量に応じて開度が変化する
    パージエア流量調整弁と;前記ハウジングに設けられ第
    一収容筒と第二収容筒との他端部を連通するパージ連通
    路と;前記ハウジングに設けられ第一収容筒の一端部に
    連通するパージエア出口とを有することを特徴とするエ
    ア除湿装置。
  2. 【請求項2】 湿潤空気が供給される供給口と乾燥空気
    が取り出される取出口とを隔てる前記ハウジングの隔壁
    に弁孔を形成して前記パージエア流量調整弁の弁軸を摺
    動自在に貫通させ、前記供給口に設けられた受圧板に該
    弁軸を連結したことを特徴とする請求項1に記載のエア
    除湿装置。
  3. 【請求項3】 前記受圧板を前記取出口に設け、前記パ
    ージエア流量調整弁の弁軸を該受圧板に連結したことを
    特徴とする請求項1に記載のエア除湿装置。
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