JPH095698A - 表示装置 - Google Patents

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JPH095698A
JPH095698A JP7176738A JP17673895A JPH095698A JP H095698 A JPH095698 A JP H095698A JP 7176738 A JP7176738 A JP 7176738A JP 17673895 A JP17673895 A JP 17673895A JP H095698 A JPH095698 A JP H095698A
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舜平 山崎
正明 ▲ひろ▼木
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潤 小山
Toshimitsu Konuma
利光 小沼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 投影型の液晶表示装置において、より集積化
した構成を提供する。 【構成】 RGBの液晶パネル111、113、115
が1対のガラス基板107、109を用いて集積化され
ている構成において、RGBの光をカラーフィルターを
用いて生成する。また、各液晶パネルの周辺回路の遮光
をRGBのカラーフィルタを重ねたもので構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本明細書で開示する発明は、画像
を投影する形式の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルを用いて映像をスクリー
ンに投影する形式の表示装置が知られている。このよう
な投影型の表示装置としては、特開昭60─3291号
公報に記載された技術が公知である。図8に従来より公
知の投影型の表示装置の概要を示す。
【0003】図8に示すのは、RGBそれぞれに対応し
た画像を合成してスクリーン(または適当な被投影面)
にカラー画像を投影表示する構成である。図8におい
て、801がR(赤)の画像を表示するための光で、カ
ラーフィルター804を透過した後、液晶パネル807
に照射される。液晶パネル807では適当な光変調がな
され、Rに対応した像が形成される。半透過ミラー81
3では、全反射ミラー812で反射されたGとBに対応
する像が液晶パネル807で光変調されたRに対応した
像と合成される。そしてRGBの像を合成することによ
って得られた像(カラー画像)は、投影レンズ814を
介してスクリーン815に投影される。
【0004】一般的な液晶パネル807(808、80
9も同じ)の構成は、90度の異なる角度で配置された
一対の偏光板の間に一対のガラス基板が配置され、この
一対のガラス基板間にTN型の液晶が挟んで保持された
構成を有している。
【0005】802は、G(緑)の画像を表示するため
の光であり、カラーフィルター805を透過した後、液
晶パネル808を透過し、所定の光変調がなされる。こ
の光変調によって、Gに対応する像が形成される。液晶
パネル808で光変調がなされることによって形成され
たGの像は、半透過ミラー811を透過する。半透過ミ
ラー811では、全反射ミラー810で反射されたBの
像とGの像が合成される。
【0006】803は、B(青)の像を表示するための
光であり、カラーフィルター806を透過した後、液晶
パネル809を透過し、所定の光変調がなされる。液晶
パネル809で光変調がなされたBの像は、全反射ミラ
ー810で反射され、半透過ミラー811でGの像と合
成される。
【0007】以上説明したような原理に基づく表示装置
においては、以下に示すような事項を満足することが要
求される。 (1)全体の構成を出来うる限り小型化する。 (2)構成要素を少なくする。(構成を簡略化する) (3)温度上昇を抑制する構成とする。 (4)RGBの光軸をそろえやすい構成とする。 (5)RGBの光路長をそろえる構成とする。
【0008】(1)及び(2)は装置の取扱の良さ、低
コスト化、故障率の低さ、といった問題を追求する場合
に必要な要求事項となる。この要求事項は、装置の商品
化を考えた場合には重要な事項となる。
【0009】(3)は、必要とする輝度を得るために、
光源の発光強度を強くする場合に大きな問題となる。
【0010】投影型の表示装置はその構成上、図8に示
すように最終的に画像が表示されるまでの間に光が各種
フィルターや液晶パネル、さらには半透過ミラー等の光
学素子を何回か透過する必要がある。このために、表示
される画像が暗くなってしまうという原理的な問題があ
る。
【0011】この問題を解決するために、発光強度の強
いランプ(明るい光源)を用いる必要がある。しかし、
発光強度の強いランプは、その光が照射される部分を加
熱してしまい、装置内の温度を上昇させてしまう。
【0012】良く知られているように、液晶材料は温度
の上昇に対して、物性の変化を起こしやすい。即ち、温
度が高くなることで、液晶の応答速度に変化が生じ、光
学変調能力が変化してしまう。そしてこの結果表示が不
鮮明になってしまう。
【0013】また、温度が上昇すると、レンズやミラー
といった光学装置の光学特性が変化してしまったり、光
軸がずれてしまうという問題が生じる。
【0014】このような問題を解決するためには、適当
な冷却手段を配置し、許容される温度以下に装置内部を
保つ必要がある。この冷却手段としては、一般的に空冷
ファンを用いて、強制空冷する構成が採用されている。
【0015】この場合、空冷効果を高めるために装置の
内部にある程度の空間を作り、空気が流れるようにする
必要がある。しかし、このような構成は、上記(1)や
(2)といった要求事項と相反するものとなる。また、
空冷ファンの騒音や振動もまた大きな問題となってしま
う。また、空冷ファンを用いた強制空冷を行うことで、
液晶パネルの表面や光学系の表面にゴミ(塵)が付着す
るという問題もある。
【0016】また、高品質な画像を表示しようとする場
合には、上記(4)や(5)に示す要求事項が重要なも
のとなる。しかし、図8に示すような構成を採用する場
合、特に(5)に示す要求事項を満足することが困難と
なる。即ち、各液晶パネルと投影レンズ814との空間
的な距離が異なってしまうことで、液晶パネルで光学変
調された各像の焦点が投影レンズ814において合わな
くなってしまう。
【0017】図8に示す構成は、投影レンズ814の焦
点距離を変化させることで、投影面までの距離が変わっ
ても画像を表示できるという点に特徴がある。また、投
影面までの距離を変えることによって、任意の大きさに
画像を設定することができるという点に特徴がある。
【0018】しかし、投影レンズ814において、RG
Bの各像の焦点が合っていない場合、投影レンズ814
を動かすことによって、色ズレが起きたり、不鮮明な画
像になってしまう。
【0019】この投影レンズにおける各液晶パネルから
の像の焦点位置の不一致の問題を解決する方法として
は、RGBの各液晶パネルの位置を微妙に異ならせ、焦
点位置を合わせる方法がある。しかし、RGBの各液晶
パネルを異なった位置に配置することは、構成が複雑に
なる意味で(2)の構成要素を少なくするという要求事
項と相反するものとなる。また全体が大型化するという
意味で(1)の要求事項とも相反する。また光軸合わせ
が困難となるという意味で(4)の要求事項とも相反す
る。
【0020】以上述べたように、前述の複数の要求事項
を全て満足することは困難である。従って例えば、高輝
度(明るい画面)を有する画像を得る装置は、装置全体
が大きく、しかもコスト的にも高いものとなっているの
が現状である。これは、前述の(1)及び(2)の要求
事項は諦め、他の要求事項を満足したものといえる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本明細書で開示する発
明は、前述した、 (1)全体の構成を出来うる限り小型化する。 (2)構成要素を少なくする。(構成を簡素化する) (3)温度上昇を抑制する構成とする。 (4)RGBの光軸をそろえやすい構成とする。 (5)RGBの光路長をそろえる構成とする。 といった要求事項を満足した投影型の表示装置を提供す
ることを課題とする。
【0022】
【課題を解決するために手段】本明細書で開示する発明
の基本的な構成は、RGBの各色に対応する複数の液晶
パネルで光学変調された像を重ね合わせる構成におい
て、各像の焦点の位置(結像の位置)を合わせるまたは
概略合わせることを特徴とする。
【0023】この各像の焦点の位置を合わせる方法とし
て、各像が通過する光学的な長さを調整する。そしてこ
の各像が通過する光学的な長さを調整する方法として、
各像を屈折率の高い液体中を異なる長さで通過させ焦点
の位置を変化させる方法、レンズを用いて各像の焦点の
位置を調整する方法を挙げることができる。
【0024】また、本明細書で開示する方法は、RGB
の各像に対応する光を生成する方法として、カラーフィ
ルターを用いることを特徴とする。
【0025】本明細書で開示する発明の一つは、RGB
のカラーフィルターを備え、RGBのそれぞれに対応し
て設けられた少なくも3つの液晶パネルと、前記液晶パ
ネルに接した冷却用の液体と、RGBのカラーフィルタ
ーを重ねた前記液晶パネルの一部を遮光する遮光膜と、
を有し、前記各液晶パネルから出た光はそれぞれに異な
る長さで前記液体中を通過し、RGBに対応して設けら
れた前記3つの液晶パネルは同一の基板を用いて集積化
されていることを特徴とする。他の発明の構成は、RG
Bのカラーフィルターを備え、RGBのそれぞれに対応
して設けられた少なくも3つの液晶パネルと、RGBの
カラーフィルターを重ね前記液晶パネルの一部を遮光す
る遮光膜と、を有し、前記各液晶パネルから出た光は光
学系を用いてその焦点距離が所定の位置において合うま
たは概略合う構成となっており、RGBに対応して設け
られた前記3つの液晶パネルは同一の基板を用いて集積
化されていることを特徴とする。
【0026】また本明細書で開示する発明においては、
液晶パネルとしてアクティブマトリクス構成を有する画
素領域と周辺回路領域を有したものを用い、RGBのカ
ラーフィルターを重ねて構成した遮光膜を周辺回路領域
に対応して配置することを特徴とする。
【0027】本明細書で開示する発明においては、液晶
パネルの冷却用の液体として、フッ素系の不活性液体を
用いることができる。例えば通常フロナートと称されて
いる液体を用いることができる。またある種の油、例え
ばセダ油等を用いることができる。
【0028】
【作用】レンズを用いることによって、RGBの各像の
焦点の位置を制御する。こうすることで、投影された映
像を構成するRGBの各像の焦点の位置を合わせること
ができる。そして焦点ボケや色ズレの無い映像を投影す
ることができる。
【0029】複数の光学変調素子からの像を合成する構
成において、各光学変調素子を冷却するための液体中を
各光学変調素子からの像がそれぞれ異なる距離でもって
通過するようにすることで、最終的に各像を合成する場
合に、各像の焦点の位置を合わせることができる。また
液晶パネルを液体で冷却する構成とすることで、輝度の
強い光源を用いることができる。そして表示される画像
の輝度を高くすることができる。
【0030】例えば図3に示す構成においては、液晶パ
ネル115から投影レンズ119までの距離が他のパネ
ルから投影レンズ119までの距離に比較して最も長
い。そこで、液晶パネル115から投影レンズ119に
向かう像が最も長い距離で301の領域に存在する液体
中を通過するような構成とする。
【0031】すると、像が液体中を通過する距離に従っ
て像の焦点距離は短くなるので、液晶パネル115から
投影レンズ119に向かう像の焦点距離の短縮率を最も
大きくすることができる。この焦点距離の短縮率を適時
設定することで、液晶パネル111からの像の焦点の位
置と液晶パネル115からの像の焦点の位置が合うよう
にする。これは光学的に液晶パネル115を投影レンズ
119に近づけたものと考えることができる。
【0032】このようにすると、液晶パネル111から
の像の焦点位置と液晶パネル115からの像の焦点位置
とが投影レンズ119を通過する段階で合う状態とする
ことができる。
【0033】即ち、液晶パネル115からの像が301
で示される領域に存在する液体中を通過する距離を設定
することで、液晶パネル115からの像の焦点距離を短
くし、その焦点位置を液晶パネル111からの像の焦点
位置を合わせる。
【0034】以上の原理を説明するためのイメージ図を
図4に示す。図4に示す符号は図1に示すものと同じで
ある。また各液晶パネルの記載は簡略化してあるが、そ
の詳細も図1に示すものと同じである。
【0035】図4に示すのは、301で示される液体中
に液晶パネルを浸すことによって得られる、見かけ上の
RGB各液晶パネルの位置を示したものである。図4に
示すのは、実際に液晶パネルが存在する位置を示したも
のではなく、投影レンズ119側から見ると、各液晶パ
ネルがあたかもその位置にあるかの如く見えるというこ
とを示したものである。
【0036】図4に示すように各液晶パネルからの像が
液体中を通過する距離の違いに従って、投影レンズ11
9側から見た各液晶パネルの見かけ上(光学的な)の位
置は異なるものとなる。例えば、液晶パネル115から
の像の焦点は短縮され、投影レンズ側から見ると、液晶
パネル115を投影レンズ119に近づけたかのような
状態となる。
【0037】このようにして、投影レンズ119に対す
る液晶パネル115からの光学的な距離と投影レンズ1
19に対する液晶パネル111からの光学的な距離とを
合わせることができる。即ち、投影レンズ119におけ
る液晶パネル115からの像の焦点の位置(結像の位
置)と液晶パネル111からの像の焦点の位置(結像の
位置)とを合わせることができる。
【0038】このようにすることで、投影レンズ119
の焦点を変化させても、液晶パネル111からの像の焦
点の位置と液晶パネル115からの像の焦点の位置が同
じように変化し、両者の結像がずれてしまうことがな
い。
【0039】また同様な原理により、液晶パネル113
からの像の焦点距離を調整することにより、全ての液晶
パネルからの像が同じ位置で焦点を結ぶ構成とすること
ができる。即ち、屈折率の高い材料(この場合は液体)
中の像の通過距離を設定することにより、各液晶パネル
から投影レンズ119までの光学的な長さを同じものと
し、このことにより、投影レンズ119において、RG
B各像の焦点の位置が同じとなるようにすることができ
る。そして、RGBで像がずれることがない構成とする
ことができる。
【0040】
【実施例】
〔実施例1〕本実施例は、液晶電気光学装置(液晶パネ
ル)で形成されたRGBそれぞれに対応する像を合成
し、カラー画像を投影する構成に関する。本実施例に示
す構成は、 (A)RGBそれぞれに対応する液晶パネルが集積化さ
れ一体化されている。 (B)適当な光学系を用い、液晶パネルの光学的な光路
長(光学的な像の焦点距離)の調整を行う。そして、R
GBの像の全てにおいて光路長(光学的な像の焦点距
離)をそろえる構成とする。
【0041】図1に本実施例の投影型の液晶表示装置の
概略の構成を示す。また図2に図1を斜め方向から見た
立体図を示す。図1(図2)において、光源である白色
光を発するランプ101から出た光はレンズ102で進
行方向のそろった光(平行な光)に補正され、半透過ミ
ラー103、104、ミラー105で反射される。この
反射された光(白色光)はRGBの各液晶パネルにそれ
ぞれ入射する。
【0042】半透過ミラー103で反射された光はB用
の液晶パネル115に入射し所定の光学変調を受ける。
【0043】液晶パネル115(111、113で示さ
れる構成も同じ)は、独立した液晶電気光学装置として
機能する光学変調素子である。
【0044】液晶パネル115は、ガラス基板107と
109の間にTN型の液晶114が挟んで保持され、さ
らにガラス基板の外側に一対の偏光板106と110が
配置された構成を有している。またB(青)用のカラー
フィルター127が液晶114に接して(または絶縁膜
等を介して)配置されている。
【0045】また、図示しないが、液晶を所定に領域に
封じ込めるための封止材、液晶を配向させる配向膜、液
晶に所定の電界を加えるための電極、該電極に電荷を保
持させるためのスイッチング素子である薄膜トランジス
タ、該薄膜トランジスタを駆動するために周辺回路(こ
の周辺回路も薄膜トランジスタで構成されている)が形
成されている。
【0046】半透過ミラー104において反射された光
はG用の液晶パネル113に入射し、所定の光学変調を
受ける。
【0047】液晶パネル113は、ガラス基板107と
109の間にTN型の液晶112が挟んで保持され、さ
らにガラス基板の外側に一対の偏光板106と110が
配置された構成を有している。またB(青)用のカラー
フィルター126が液晶112に接して(または絶縁膜
等を介して)配置されている。
【0048】ミラー105において反射された光はR用
の液晶パネル111に入射し、所定の光学変調を受け
る。
【0049】液晶パネル111は、ガラス基板107と
109の間にTN型の液晶108が挟んで保持され、さ
らにガラス基板の外側に一対の偏光板106と110が
配置された構成を有している。またB(青)用のカラー
フィルター125が液晶108に接して(または絶縁膜
等を介して)配置されている。
【0050】液晶パネル115で光学変調を受けたBの
像は、レンズ123によってその焦点距離が調整され
る。そしてミラー116で反射され、さらに半透過ミラ
ー117と118を経て、投影レンズ119に入射す
る。
【0051】液晶パネル113で光学変調を受けたGの
像は、レンズ122でその焦点距離が調整される。そし
て半透過ミラー117で反射され、さらに半透過ミラー
118を経て、投影レンズ119に入射する。
【0052】液晶パネル111で光学変調を受けたRの
像は、レンズ121によってその焦点距離が調整され
る。そして半透過ミラー118で反射され投影レンズ1
19に入射する。
【0053】レンズ121、122、123は、各液晶
パネル111、113、115からの像の焦点が同じ位
置になるようにその光学特性が選択される。またはその
設置位置が調整される。
【0054】投影レンズ119に入射する段階でRGB
の像は合成されている。そして、その合成画像は投影レ
ンズ119によって焦点が調整され、スクリーン120
または適当な投影面に投影が行われる。なお図1(図
2)においては、レンズ102や投影レンズ119、さ
らにレンズ121〜123が単体のレンズで構成されて
いるかの如く示されている。しかしこれらは単体のレン
ズを使用することに限らず、必要とする画質に応じてよ
り複雑な光学系を利用するのでもよい。
【0055】図1に示す構成においては、111、11
3、115で示される各液晶パネルの全体が冷却用の液
体に浸かっている。この液体は124の点線で示される
領域に存在している。この液体は透光性の高い材料であ
ることが必要である。また、少なくとも光が透過する部
分には、透光性の材料でもって窓を形成する必要があ
る。また、液体が液晶セル内に進入しないように液晶セ
ルの封止を十分に行うことも必要である。この液体とし
ては、フッ素系の不活性液体を用いることができる。具
体的には、フロリナートと称される液体を用いることが
できる。また、ある主の油。例えばセダ油を用いること
ができる。
【0056】また液体として、フロン系の液体に代表さ
れる不活性な材料を用いることは、液晶セルに外部から
水分が侵入しないようにシールドする意味で好ましい。
【0057】また図1には示されていないが、124の
領域に存在する冷却用の液体を冷却するために適当な材
料でなる放熱器を配置してもよい。
【0058】図1に示す構成においては、各液晶パネル
から投影レンズ119までの空間的な距離に応じて、レ
ンズ121〜123の光学特性やその設置位置を調整
し、RGBの各像が投影レンズ119において同じ位置
に焦点を結ぶ(結像)するようにしている。
【0059】なお、RGB各像の焦点位置(結像位置)
の位置合わせの精度は、要求される画質に応じて、所定
の範囲内に収まるようにすればよい。また、RGBの全
ての像に対応して焦点距離の補正のためのレンズ(図1
では121〜123で示される)を設ける必要はない。
例えば、Gの像の焦点にRとGの像の焦点を合わせるた
めに、RとGの像が通過する光路にレンズを配置するの
でもよい。
【0060】本実施例に示す構成を採用することによ
り、レンズ119を通過するRGBの各画像の焦点位置
(結像位置)を合わせることができる。そしてこのよう
にすることで、投影レンズ119の焦点を変化させ、投
影面までの距離を変化させたり、投影画像の大きさを変
化させても、色ズレのない鮮明な画像を表示することが
できる。
【0061】また他に図1に示す構成が特徴とするの
は、1つの液晶セル内にRGBに対応する3つの液晶パ
ネル111、113、115が集積化され一体化されて
いることである。このような構成とすることで、ガラス
基板間に液晶を注入する工程(パネル組工程)を1回行
うのみでよいという作製工程における簡略化を実現する
ことができる。このような構成とすることは、特に装置
全体の構成要素(構成部品)を少なくすることができる
という意味で有用である。
【0062】また、同一基板を用いてRGB用の液晶パ
ネルが形成されているので、液晶パネル間の光軸合わせ
を行う必要がないという特徴を有する。また、構成が簡
略化され、小型化されるという特徴を有する。
【0063】本実施例に示す構成においては、116に
ミラーを用い、117と118で示される部分に半透過
ミラーを用いた。しかし、これらの部分にダイクロック
ミラーを用いてもよい。
【0064】本実施例において液晶パネルとして、パッ
シブマトリクス型、さらにはMIM型の素子を用いたア
クティブマトリクス型を採用してもよい。また、液晶材
料として、強誘電性型液晶や分散型液晶を用いてもよ
い。
【0065】本実施例に示す構成を採用することによ
り、 (1)全体の構成を出来うる限り小型化する。(簡略化
する) (2)構成要素を少なくする。 (3)RGBの光軸をそろえやすい構成とする。 (4)RGBの光路長をそろえる構成とする。 といった要求事項を全て満足することができる。
【0066】即ち、RGBそれぞれに対応する液晶パネ
ルを図1の111、113、115に示すように一体化
することにより、(1)と(2)と(3)の要求事項を
実現することができる。
【0067】また、液晶パネルを一体化し、さらにレン
ズを用いてRGBの各像の焦点位置を合わせることで、
(4)の要求事項を実現することができる。
【0068】また一体化した構成を液体で冷却するの
で、簡単な構成を実現するとともに、冷却効率を高める
ことができる。そしてこの結果、発光強度の強いランプ
を利用することができ、高い輝度を有する画像を表示す
ることができる。
【0069】〔実施例2〕本実施例は、液晶電気光学装
置(液晶パネル)で形成されたRGBそれぞれに対応す
る像を合成し、カラー画像を投影する構成に関する。本
実施例に示す構成は、 (A)RGBそれぞれに対応する液晶パネルが集積化さ
れ一体化されている。 (B)適当な屈折率を有した液体を用い、液晶パネルの
冷却と光学的な光路長(光学的な像の焦点距離)の調整
を同時に行う。そして、RGBの像の全てにおいて光路
長(光学的な像の焦点距離)をそろえる構成とする。各
液晶パネルの詳細については図1に示すものと同様であ
る。
【0070】投影レンズ119に入射する段階でRGB
の像は合成されている。そして、その合成画像は投影レ
ンズ119によって焦点が調整され、スクリーン120
または適当な投影面に投影が行われる。なお図1におい
ては、レンズ102や投影レンズ119が単体のレンズ
で構成されているかの如く示されている。しかしレンズ
102や投影レンズ119としては、必要とする画質に
応じてより複雑な光学系を利用してもよい。
【0071】図3に示す構成においては、111、11
3、115で示される各液晶パネルの全体が冷却用の液
体に浸かっている。この液体は301の点線で示される
領域に存在している。この液体は屈折率が高く、また透
光性の高い材料であることが必要である。また、少なく
とも光が透過する部分には、透光性の材料でもって窓を
形成する必要がある。また、液体が液晶セル内に進入し
ないように液晶セルの封止を十分に行うことも必要であ
る。
【0072】また液体として、フロン系の液体に代表さ
れる不活性な材料を用いることは、液晶セルに外部から
水分が侵入しないようにシールドする意味で好ましい。
【0073】また図3には示されていないが、301の
領域に存在する冷却用の液体を冷却するために適当な材
料でなる放熱器を配置してもよい。
【0074】図3に示す構成においては、各液晶パネル
から投影レンズ119までの空間的な距離に応じて、こ
の液体中を液晶パネルからの光(像)が通過する長さを
異ならせている。即ち、各液晶パネルから投影レンズ1
19までの空間的な距離の違いに応じて、各液晶パネル
からの光が通過する液体中での距離を設定している。こ
うすることで、投影レンズ119に到達する各液晶パネ
ルからの像の焦点の位置をほぼ同じ位置にすることがで
きる。
【0075】このようにして、RGBそれぞれの像の焦
点距離を変化させ、最終的に投影レンズ119におい
て、各像の焦点位置(結像位置)が合うようにすること
ができる。この各像の焦点の位置合わせの精度は、要求
される画質に応じて、所定の範囲内に収まるようにすれ
ばよい。
【0076】図3に示す構成は、液晶パネルの冷却用の
液体中を各液晶パネルからの像が通過する長さを設定す
ることで、各液晶パネルからの像が結像する位置を適時
設定することを特徴とする。
【0077】即ち、冷却用の液体の屈折率に従って、こ
の液体中を通過する像の焦点距離が短くなることを利用
し、各液晶パネルから出た光が最終的に同じ位置に焦点
を結ぶ(結像する)ようにしたことを特徴とする。
【0078】本実施例に示す構成を採用することによ
り、レンズ119を通過するRGBの各画像の焦点位置
(結像位置)を合わせることができる。そしてこのよう
にすることで、投影レンズ119の焦点を変化させるこ
とによって、投影面までの距離を変化させたり、投影画
像の大きさを変化させても、色ズレのない鮮明な画像を
表示することができる。
【0079】また他に図3に示す構成が特徴とするの
は、1つの液晶セル内にRGBに対応する3つの液晶パ
ネル111、113、115が集積化され一体化されて
いることである。このような構成とすることで、ガラス
基板間に液晶を注入する工程(パネル組工程)を1回行
うのみでよいという作製工程における簡略化を実現する
ことができる。
【0080】また、同一基板を用いてRGB用の液晶パ
ネルが形成されているので、液晶パネル間の光軸合わせ
を行う必要がないという特徴を有する。また、構成が簡
略化され、小型化されるという特徴を有する。
【0081】また、図3に示すような構成は、光学系を
調整することにより、RGBの各像の光軸合わせや焦点
合わせを行う必要がないので、複雑な光学調整の工程を
必要としない。このことは、高い生産性が得られること
を意味し、工業的に非常に有用なものとなる。
【0082】本実施例においては、TN型の液晶を用い
たTFTアクティブマトリクス型の液晶表示装置(液晶
パネル)を利用した。しかし液晶パネルの構成として、
パッシブマトリクス型、さらにはMIM型の素子を用い
たアクティブマトリクス型を採用してもよい。また、液
晶材料として、STN型や強誘電性型液晶、さらには分
散型液晶を用いてもよい。
【0083】本実施例に示す構成を採用することによ
り、 (1)全体の構成を出来うる限り小型化する。(簡略化
する) (2)構成要素を少なくする。 (3)温度上昇を抑制する構成とする。 (4)RGBの光軸をそろえやすい構成とする。 (5)RGBの光路長をそろえる構成とする。 といった要求事項を全て満足することができる。
【0084】即ち、RGBそれぞれに対応する液晶パネ
ルを図3の111、113、114に示すように一体化
することにより、(1)と(2)と(4)の要求事項を
実現することができる。
【0085】また、液晶パネルを一体化し、さらに液晶
パネルの冷却手段とRGBの各像の焦点位置を合わせる
手段を液体を用いて構成することで、(1)と(2)と
(3)と(5)の要求事項を実現することができる。
【0086】また一体化した構成を液体で冷却するの
で、簡単な構成を実現するとともに、冷却効率を高める
ことができる。そしてこの結果、発光強度の強いランプ
を利用することができ、高い輝度を有する画像を表示す
ることができる。
【0087】〔実施例3〕本実施例は、図1または図3
に示される各液晶パネル111、113、115が集積
化された構成に関する。図1または図3に示されている
のは、111、113、115で示される3つの液晶パ
ネルが一体化された構成である。この構成は、実質的に
1枚の液晶パネル中に3つ分の液晶パネルの機能が内蔵
されている構成であり、パネルを構成する一対のガラス
基板や偏光板は共通なものとなっている。
【0088】図5に液晶パネルを構成する回路のブロッ
ク図の1例を示す。図5には、1枚のガラス基板501
上に3つのアクティブマトリクス型の液晶パネルを集積
化するための構成が示されている。例えば図1の107
で示されるのが図5におけるガラス基板501に相当す
る。
【0089】図5には、周辺回路502と503で駆動
されるアクティブマトリクス型の画素領域504を有す
るR用の液晶パネル部(最終的にR用の液晶パネルを構
成する部分となる)と、周辺回路505と506で駆動
されるアクティブマトリクス型の画素領域507を有す
るG用の液晶パネル部と、周辺回路508と509で駆
動されるアクティブマトリクス型の画素領域510を有
するB用の液晶パネル部と、が同一のガラス基板501
上に集積化されている状態が示されている。
【0090】各周辺回路は、ガラス基板上に形成された
結晶性珪素膜を用いた薄膜トランジスタでもって構成さ
れている。この構成において、画素領域にはマトリクス
状に配置された画素電極のそれぞれにスイッチング用の
薄膜トランジスタが配置されている。また、周辺回路領
域も薄膜トランジスタで構成されている。
【0091】これらの薄膜トランジスタは、ガラス基板
上に形成された非晶質珪素膜をレーザー光の照射や加熱
処理によって結晶化した結晶性珪素膜を用いて構成され
ている。
【0092】またここでは、ガラス基板を用いる例を示
した。しかし、基板としては石英、その他透過性を有す
る材料を用いることができる。
【0093】図6に示すのは、図1または図3に示され
る各液晶パネル111、113、115が集積化された
構成の断面図を示すものである。図6は、図1または図
3または図7の集積化された液晶パネルの一部を拡大し
たのといえる。
【0094】図1または図3または図7においては示さ
なかったが111や113で示される液晶パネルは、図
5で示されるように周辺駆動回路とアクティブマトリク
ス形式の画素領域とで構成される。
【0095】図6においては、液晶パネル111が周辺
駆動回路502とアクティブマトリクス形式の画素領域
504を有している構成が示されている。画素領域50
4は液晶108に接しており、各画素電極に蓄積される
電荷に対応して、各画素毎の液晶の光学特性を制御す
る。液晶108に入射する光607は、偏光板110と
ガラス基板107を透過し、さらにR用のカラーフィル
ター605を透過したものとなる。液晶108を通過し
た光はさらにガラス基板109と偏光板106を透過す
る。この一連の過程に中で光学変調が行われ、Rに対応
した像が形成される。なお液晶は600で示されるよう
に基板107と109の間に充填されているが、実際に
動作に寄与するのは、108で示される部分の液晶であ
る。
【0096】同様に液晶112に入射する光608は、
偏光板110とガラス基板107を透過し、さらにG用
のカラーフィルター606を透過したものとなる。液晶
112を通過した光はさらにガラス基板109と偏光板
106を透過する。この一連の過程に中で光学変調が行
われ、Gに対応した像が形成される。
【0097】以下にR用の液晶パネルを代表として、そ
の詳細な構成をさらに説明する。図6に示すようにR用
の液晶パネルの周辺回路502の対応する対向基板10
7側には、遮光用のマスク604が形成されている。こ
の遮光用のマスクは、R用のカラーフィルター603と
G用のカラーフィルター602とB用のカラーフィルタ
601を重ねることで構成されている。
【0098】RGBのカラーフィルタを重ねると遮光用
のマスクが形成されるのは以下の理由による。白色光を
RGBそれぞれのカラーフィルタに照射し、その透過光
を調べると、それぞれの透過光のスペクトルの重なる部
分はほとんど無い。即ち、白色光をRGB3つのカラー
フィルターに通すと、最終的には光は透過しない状態と
なる。
【0099】図6に示すのはこの原理を使用し、RGB
の各色を作るためのカラーフィルターを利用し、周辺回
路用の遮光膜を形成したものである。周辺回路は高速動
作が要求される薄膜トランジスタで構成されており、活
性層に光が当たるこによる影響が大きい。即ち、光が当
たることによって、動作特性が変化したり、動作不良を
起こしやすい。従って、図6に示すように遮光用のマス
ク(遮光膜)604を配置することは重要なことなる。
【0100】また、この遮光用のマスクをRGB用のカ
ラーフィルターを利用して形成することで特に遮光用の
マスク材料を用いてマスクを形成する手間を省くことが
できる。このことは、作製コストを低減するために重要
なこととなる。
【0101】ここれは、R用の液晶パネル111を例と
して説明を行ったが、他の液晶パネルにおいても同様な
構成を利用することができる。
【0102】〔実施例4〕本実施例は液晶パネル以外に
光学系を構成するダイクロックミラー等をも冷却用の液
体中に浸してしまうことを特徴とする。図7に本実施例
の概略の構成を示す。
【0103】図7において、701が液体が充填されて
いる筐体である。この中に液体に浸った状態で半透過ミ
ラー103、104、ミラー105、RGBの各液晶パ
ネル111、113、115、ミラー116、半透過ミ
ラー117、118が収納されている。図7における各
符号は図1や図3に示すのと同じである。
【0104】図7に示す構成においては、702で示す
部分が中空になっており、この部分では液体ではなく空
気(または不活性ガス)が充填されている。このような
構成とすることで、各液晶パネルからの像の焦点距離を
変化させ、投影レンズ119を通過するRGB各像の焦
点の位置を合わせることができる。
【0105】702で示される中空部分を像が通過する
ことで、その通過距離に従って像の焦点距離が長くな
る。これは、空気や不活性ガスの屈折率が液体に比較し
て小さいためである。従って、液晶パネル111と11
3は、その中空部分702の通過距離(各液晶パネルか
らの像の通過距離)に従って、その存在位置が投影レン
ズ119から見て見かけ上遠くなった状態となる。即
ち、液晶パネル113と投影レンズ119との光学的な
距離は長くなる。また、液晶パネル111と、投影レン
ズ119との光学的な距離はさらに長くなる。
【0106】このようにすることで各液晶パネルから投
影レンズ119までの光学的な距離を概略合わせること
ができる。そして、投影レンズ119において、RGB
それぞれの像の焦点の位置を合わせることができる。
【0107】換言すれば、各液晶パネルから投影レンズ
119までの光学的な長さを同じにすることによって、
投影レンズ119において、RGBそれぞれの像の焦点
の位置を合わせることができる。
【0108】図7に示すような構成を採用した場合、光
学系の大部分が冷却用の液体に浸った状態とすることが
できるので、例えば各種ミラーの表面にゴミ(塵)が付
いたりすることを防ぐことができる。また全体に冷却効
果を高くすることができる。
【0109】なお図7では明らかでないが、筐体701
や中空部分702の光(像)が透過する部分は、透光性
を有する材料で構成する必要がある。
【0110】〔実施例5〕本実施例は、液晶パネルの構
成の別な例を示す。一般に液晶パネルには、ブラックマ
トリクスという遮光手段が必要とされる。これは、画素
の周辺境界において、液晶の応答は遅れたりすることに
より、表示が不鮮明になってしまうことを防ぐために設
けられる。またこのブラックマトリクスは、画素に配置
される薄膜トランジスタの遮光をも兼ねている。
【0111】本実施例は、このブラックマトリクスを構
成する金属材料を用いて周辺回路の薄膜トランジスタの
配線を行うことを特徴とする。図9に本実施例に示す液
晶パネルの構成を示す。図9には、1つの液晶パネル
(RまたはGまたはB用の液晶パネル)の一部の構成が
示されている。
【0112】図9に示す構成においては、周辺回路の特
に駆動回路と呼ばれる部分と画素領域に配置される薄膜
トランジスタが示されている。図9に示す構成において
は、駆動回路を構成する薄膜トランジスタ(TFT)の
配線を行う材料と、ブラックマトリクス(図では画素薄
膜トランジスタを遮光する遮光膜として機能部分が示さ
れている)を構成する材料とを同一の材料でもって構成
している。
【0113】この材料としては、チタンやクロムを用い
ることができる。このような構成とすると、3層目の配
線となるブラックマトリクス層配線によって、素子を横
断するような配線を形成することができる。そして素子
の集積化をより高くすることができる。
【0114】図9に示す構成においては、駆動回路部分
はRGBのカラーフィルターを重ねた遮光膜によって遮
光されている。
【0115】
【発明の効果】一体化されたRGB用の液晶パネルを冷
却用の液体に浸し、またこの冷却用の液体中を通過する
光の長さを異ならせることで、所定の位置において各液
晶パネルからの像の焦点位置を合わせることができる。
【0116】例えば、図7に示す構成においては、投影
レンズ119において、RGB各像の焦点の位置を合わ
せることができる。このようにすることで、投影レンズ
119の焦点を変化させ、画像の拡大や投影面積の大き
さを変化させても画質が低下することを抑制することが
できる。
【0117】またRGBの各画像を得るためのカラーフ
ィルターを利用して、液晶パネルの遮光を必要とする領
域のマスク(遮光膜)を形成することで、構成を簡略化
するとともに作製コストを低減させることができる。
【0118】本明細書で開示する発明を利用すること
で、 (1)全体の構成を出来うる限り小型化する。 (2)構成要素を少なくする。(構成を簡略化する) (3)温度上昇を抑制する構成とする。 (4)RGBの光軸をそろえやすい構成とする。 (5)RGBの光路長をそろえる構成とする。 といった要請を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 投影型の液晶表示装置の実施例の概略の構成
を示す図。
【図2】 投影型の液晶表示装置の実施例の概略の構成
を示す図。
【図3】 投影型の液晶表示装置の実施例の概略の構成
を示す図。
【図4】 実施例の動作原理を示すイメージ図。
【図5】 液晶パネルの構成を示した図。
【図6】 液晶パネルの構成を示した図。
【図7】 投影型の液晶表示装置の実施例の概略の構成
を示す図。
【図8】 従来より公知の投影型の液晶表示装置の概要
を示す。
【図9】 液晶パネルの構成を示した図。
【符号の説明】
101 ランプ 102 レンズ 103、104、105 半透過ミラー 106、110 偏光板 107、109、501 ガラス基板 108、112、114 液晶 111 R用液晶パネル 113 G用液晶パネル 115 B用液晶パネル 116 ミラー 117、118 半透過ミラー 119 投影レンズ 120 投影面(スクリーン) 121、122、123 光路長補正用のレンズ 124 冷却用の液体が存在する領
域 125、603、605 R用のカラーフィルター 126、602、606 G用のカラーフィルター 127、601 B用のカラーフィルター 301 冷却用の液体が存在する領
域 604 カラーフィルタを利用した
遮光膜 607、608 入射光 502、503、505 周辺回路 506、508、509 周辺回路 504、507、510 画素領域 801 R用の光 802 G用の光 803 B用の光 804 R用のカラーフィルタ 805 G用のカラーフィルタ 806 B用のカラーフィルタ 807、808、809 液晶パネル 810、812 ミラー 811、813 半透過ミラー 814 投影レンズ 815 投影面(スクリーン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/30 H04N 9/30 9/31 9/31 C (72)発明者 小沼 利光 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社半 導体エネルギー研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】RGBのカラーフィルターを備え、 RGBのそれぞれに対応して設けられた少なくも3つの
    液晶パネルと、 前記液晶パネルに接した冷却用の液体と、 RGBのカラーフィルターを重ねた前記液晶パネルの一
    部を遮光する遮光膜と、 を有し、 前記各液晶パネルから出た光はそれぞれに異なる長さで
    前記液体中を通過し、 RGBに対応して設けられた前記3つの液晶パネルは同
    一の基板を用いて集積化されていることを特徴とする表
    示装置。
  2. 【請求項2】RGBのカラーフィルターを備え、 RGBのそれぞれに対応して設けられた少なくも3つの
    液晶パネルと、 RGBのカラーフィルターを重ね前記液晶パネルの一部
    を遮光する遮光膜と、 を有し、 前記各液晶パネルから出た光は光学系を用いてその焦点
    距離が所定の位置において合うまたは概略合う構成とな
    っており、 RGBに対応して設けられた前記3つの液晶パネルは同
    一の基板を用いて集積化されていることを特徴とする表
    示装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、 液晶パネルはアクティブマトリクス構成を有する画素領
    域と周辺回路領域を有し、 遮光膜は前記周辺回路領域に対応して配置されているこ
    とを特徴とする表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002014337A (ja) * 2000-04-27 2002-01-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
EP0924937A3 (en) * 1997-12-20 2003-03-12 Eastman Kodak Company Digital projector with an optical system for compensating the optical path length difference
KR20030066098A (ko) * 2002-02-04 2003-08-09 삼성전기주식회사 프로젝션 시스템
JP2011191788A (ja) * 2000-04-27 2011-09-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
CN103885247A (zh) * 2008-04-08 2014-06-25 株式会社V技术 液晶显示装置的制造方法

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