JPH0956839A - フイルター - Google Patents

フイルター

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JPH0956839A
JPH0956839A JP7256714A JP25671495A JPH0956839A JP H0956839 A JPH0956839 A JP H0956839A JP 7256714 A JP7256714 A JP 7256714A JP 25671495 A JP25671495 A JP 25671495A JP H0956839 A JPH0956839 A JP H0956839A
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inhaler
oil
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JP7256714A
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Setsuo Kuroki
節男 黒木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】先端が球面の鼻孔接面体により鼻孔の外縁を完
全に密封し、且つ鼻孔から抵抗なく吸気できる鼻孔吸気
具のフイルターとして、通常の呼吸作用と同様の小さい
吸入抵抗にて、鼻孔より外部空気や、香料含有空気や、
たばこ煙香料含有空気等を容易に吸入できると共に、鼻
孔吸気具の空気流入口から流入した極微粉塵や、大きさ
が20〜40ミクロンのスギ・ヒノキ花粉や、ダニを中
心とする家のハウスダスト等を確実に捕捉する性能を得
る。 【構成】 多数のヒゲ3等の捕捉突起2が露出された長
方形の基材1を、捕捉突起2側を内面にして筒状に曲
げ、縦方向の突合部5を接着してフイルターAを形成す
る。フイルターAに、粘着性物質や、各種香料を含浸す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、花粉症の原因となる花
粉微粒子を鼻孔前にて捕捉する鼻孔吸気具のフイルター
に関する。
【0002】
【従来の技術】鼻孔より吸入する鼻孔吸気具はこれまで
対比する先行技術がないが、従来の口から吸入する喫煙
具は、通気性を有するプラスチック繊維、綿等の多孔質
物質を直円柱に形成したフイルターを内蔵するもので、
使用に際して、喫煙具の先端より吸入されるたばこ煙中
に含まれるニコチン・タール等の有害物質をフイルター
にて捕捉して、ニコチン・タールの含有量の少ないたば
こ煙を味覚し嗅覚して嗜好するものであった。
【0003】また、従来の口から吸入する禁煙パイプや
無煙たばこ等の吸気具は、紙や、不織布や、プラスチッ
ク繊維等の多孔質物質よりなるフイルターに清涼剤、覚
醒剤、鎮静剤等の各種香料やたばこ煙香料を含浸した吸
気含浸体によって作られた香料含有空気や、たばこ煙香
料含有空気を、吸気具の吸口から口腔内に吸入して、咽
頭を経由して鼻孔から吐出す際に鼻腔の嗅球で香りを嗜
好するものであった。
【0004】また、図8に示すようなガーゼ、不織布等
の繊維シートを複数枚重ねたマスク本体31の隅部3
4、35に、耳掛けなどの固定条32、33を結合して
なるマスクや、ガーゼ、不織布等の繊維シートに揮発性
の清涼剤、覚醒剤、鎮静剤、抗菌剤等を含浸させたパッ
ド36をマスク本体31に挿入してなるマスクは、香り
を嗜好すると共に呼吸気中に含有する塵埃を捕捉するも
のであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の喫煙具や吸気具
は、口の吸引力によって直円柱に形成されたフイルター
内を、たばこ煙や外部空気を流通させることによって、
たばこ煙中のニコチン・タール等の有害物質を捕捉した
り、香料含浸体を通過した香料含有空気の香りを嗜好す
るものであるが、これ等のフイルターのニコチン・ター
ルや塵埃の捕捉効率は通常約50%以下と小さく流通抵
抗も大きいので、そのまま鼻孔吸気具のフイルターに流
用して鼻孔から吸入することは、ニコチン・タールや塵
埃を除去する以前に、鼻孔の吸入力の弱さから吸気効率
が大幅に低下することから、息苦しさを生じて使用に耐
えないという問題があった。
【0006】また、肉眼でも観察できない程の大きさで
ニコチン・タールや塵埃の粒子よりも、更に小さな20
〜40ミクロンのスギ・ヒノキ花粉を捕捉するため、フ
イルターの捕捉効率を更に大きくすると、従来の喫煙具
用フイルターよりも通気性を犠牲にすることから、吸気
効率が更に低下して鼻孔吸気具が実用化できないという
問題があった。
【0007】香りを嗜好する方法においては、口腔内に
吸入して咽頭を経由した香りを鼻腔の嗅球にて嗜好する
よりは、鼻孔から香りを直接吸入して嗜好す方が遥かに
優れていることは明らかである。また、香りの分子の情
報は、嗅神経を通って大脳皮質の嗅神経に達し嗅覚を生
じるので、香りの濃度が嗅神経の能力以上に高いと刺激
が大き過ぎてよくないばかりか、人によっては嗅神経の
能力や好みも異なるので、鼻孔から吸入される香料は微
妙な濃度調節ができなければ、使用者の嗅覚に対する香
りの刺激が大き過ぎるという問題があった。
【0008】粉塵防止用のマスクは、清涼剤、覚醒剤、
鎮静剤、抗菌剤等の香料を含浸したガーゼ、不織布等の
剛性を有しない繊維シートからなるパッド36を、マス
ク本体31のガーゼ、不織布等の剛性を有しない繊維シ
ートの間に挟み込むものであることから、清涼剤、覚醒
剤、鎮静剤、抗菌剤等をそれぞれ含浸した各パッド36
の香料濃度を、使用者のその時々の好みを満足するため
に任意自由に調整することは困難であった。また、従来
のマスクよりは捕捉効率の良いパッド36を挿入したマ
スクでも、パッド36が直接に鼻孔を密封できないた
め、マスク本体31とパッド36の面積比が大きいこと
から、マスク本体31周囲よりの短絡空気が多く、鼻孔
から吸入されるスギ・ヒノキ花粉の除去性能を低下し、
マスク本体31と顔面との隙間から鼻孔に外部空気が直
接吸入され易く花粉を完全に遮断することができないと
いう欠点があった。
【0009】本発明は、先端が球面の鼻孔接面体により
鼻孔の外縁を完全に密封し、且つ鼻孔から抵抗なく吸気
できる鼻孔吸気具のフイルターとして、通常の呼吸作用
と同様の小さい吸入抵抗にて、鼻孔より外部空気や、香
料含有空気や、たばこ煙香料含有空気等を容易に吸入で
きると共に、鼻孔吸気具の空気流入口から流入した極微
粉塵や、20〜40ミクロンのスギ・ヒノキ花粉や、ダ
ニを中心とするハウスダスト等を確実に捕捉する性能の
フイルターを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフイルターにおいては、多数のヒゲやルー
プ等の捕捉突起が露出された織物状基材を筒状に形成
し、且つ捕捉突起を含む内側表面に、天然ゴム、合成ゴ
ム、キシレン樹脂、アクリル樹脂、ロジン、デキストリ
ン、水溶性合成樹等粘着剤や、ヒデロキシンプロピルセ
ルロース、多孔性アパタイト、水溶性グルカン等吸着剤
や、砂糖、糖蜜、ガムベース等の粘着性物質を含浸塗布
したものである。本発明のフイルターは、このような構
成により、極微粉塵や、スギ・ヒノキ花粉や、ダニを中
心とするハウスダスト等の捕捉効率が良いばかりか、吸
入抵抗が格段に小さく鼻孔吸気具の使用性に問題がない
ので、清涼剤、覚醒剤、鎮静剤、抗菌剤等の香料を含浸
して使用する。
【0011】また、筒状に形成された基材の表面に多数
の織物孔と捕捉突起の露出された基材を筒状に形成した
フイルターの外周に、清涼剤、覚醒剤、鎖静剤等の各種
香料や、たばこ煙香料を含浸した筒状の吸気含浸体を嵌
着して、鼻孔吸気具に内蔵して使用すると、鼻孔吸気具
の空気流入口から吸い込まれた外部空気がフイルター内
を通過する過程でベンチュリー効果によって、吸入空気
の流速に応じて基材表面の細孔から吸気含浸体の香料を
増減して吸い出されるので、香料含有空気が効率的に作
ると共に、捕捉突起に塗布された粘着性物質によって極
微塵埃や、花粉や、ダニを中心とするハウスダスト等を
確実に捕捉する。
【0012】
【作用】上述のような技術的手段により、本発明のフイ
ルターを鼻孔吸気具に内蔵して使用する際に、鼻孔吸気
具の鼻孔接面体の球面が鼻孔の外縁に気密に接触して、
フイルター内を通過した外部空気のみを吸入できること
から、使用者の鼻孔による呼吸作用によって鼻孔吸気具
の空気流入孔より流入した外部空気中の塵埃や、スギ・
ヒノキ花粉や、ダニを中心とするハウスダスト等を、フ
イルター内の捕捉突起に塗布された粘着性物質により確
実に捕捉することができる。また、粘着性物質の塗布さ
れたフイルター内面の捕捉突起は、鼻腔内の鼻毛と同様
な構成であるため、恰も鼻腔を延長したように吸入空気
の流通抵抗も少ないという効果を有する。
【0013】本発明のフイルターAを利用することによ
り、鼻孔吸気具の性能を格段に向上することができる。
本発明のフイルターAを単体で内蔵した鼻孔吸気具は、
フイルターAに清涼剤、覚醒剤、鎮静剤、抗菌剤等の各
種香料を含浸すれば、捕捉突起に衝突して流通する外部
空気によって効果的に発散された香料により均質な香料
含有空気が容易に作られ、安定した香りを鼻孔より直接
吸入して嗜好することができる。また、香料含浸体や、
たばこ煙香料含浸体等の吸気含浸体6を外装したフイル
ターAを内蔵した鼻孔吸気具は、フイルターA内を通過
する呼吸空気の流通によるベンチュリー効果によって、
織物状基材表面の微細な孔から、吸気含浸体の香料や、
たばこ煙香料等が、吸入空気の通過速度が速い時は多
く、遅い時は少なく吸い出されるので、フイルターAを
単体にて内蔵する場合よりも、香料含有空気や、たばこ
煙香料含有空気を、長時間にわたり安定して嗜好するこ
とができる。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、表面に多数のヒゲ3の捕捉突起2を露出
した天然繊維や合成繊維、或いはこれ等の複合繊維で構
成した長方形の織布や不織布等の基材1の短辺を、捕捉
突起2側を内面にして円筒状に曲げ、縦方向の突合部5
を接着剤にて接合するか、又は熱接着してフイルターA
を形成する。フイルターAの捕捉突起2を露出した内面
には、天然ゴム、合成ゴム、キシレン樹脂、アクリル樹
脂、ロジン、デキストリン、水溶性合成樹脂等による粘
着剤や、ヒデロキシンプロピルセルロース、多孔性アパ
タイト、水溶性グルカン等による吸着剤や、砂糖、蜂蜜
等の粘着物、或いは前記の複合物等の粘着性物質や、清
涼剤、覚醒剤、鎮静剤等の香料や、液体ニコチンとケー
シングソース香料、トップトレッシング香料よりなるた
ばこ煙香料等の各種香料を含浸する。なお、フイルター
Aは、内表面に多数の捕捉突起2を形成した半円形断面
の基材1を2個合わせて、縦方向の突合部5、5を接合
して筒体を形成してもよい。
【0015】図2に示される実施例では、表面に多数の
細糸のループ4の捕捉突起2を露出した天然繊維や合成
繊維、或いはこれ等の複合繊維で構成した長方形の織布
や不織布等の基材1の短辺を、捕捉突起2側を内面に曲
げて円筒状に形成し、その両長辺の突合部5を接着剤に
て接合するか、又は熱融着する。捕捉突起2を露出した
内面には、前述の粘着性物質や各種香料等を含浸する。
【0016】図3に示される実施例では、表面に多数の
細糸のループ4の捕捉突起2を露出した天然繊維や合成
繊維、或いはこれ等の複合繊維で構成した長方形の織布
や不織布等の基材1の短辺を、捕捉突起2側を内面に曲
げて円筒状に形成し、その両長辺の突合部5を接着剤に
て接合するか、又は熱接着してなるフイルターAの外面
に、紙筒又は筒状の多孔質濾過体等に、清涼剤、覚醒
剤、鎮静剤、抗菌剤等の香料や、液体ニコチンとケーシ
ングソース香料、トップトレッシング香料よりなるたば
こ煙香料を含浸した吸気含浸体6を嵌着したものであ
る。
【0017】図4に示される実施例では、表面に多数の
ヒゲ3等の捕捉突起2を露出した長方形の織布や不織布
等の基材1の短辺を、捕捉突起2側を内面に曲げて円筒
状に形成し、その両長辺の突合部5を接合したフイルタ
ーAを、鼻孔吸気具Bの筒体15の内部に装着したもの
である。鼻孔吸気具Bは、鼻孔吸入口7を設けた先端の
外面を球または楕円体等に形成した鼻孔接面体8の基端
部に設けた外方調節回動部10と、フイルターAを内蔵
し基端に空気流入口14を設けた筒体9の先端部の内部
開口回動部11とを、緩嵌状態で回動自在に接合したも
のである。希釈空気量調節装置Cとしては、筒体9の先
端部の内部開口回動部11に大径の内部通気孔13を穿
設し、鼻孔接面体8の基端部の外方調節回動部10に、
内部通気孔13と少なくとも略同径にしたものを有し、
それから円周方向へ沿って適宜間隔に漸次小径になるよ
うに大小各段階の適数個の外部調節孔12を夫々穿設す
る。希釈空気量調節装置Cの外部調節孔12は、大小各
段階の別個に穿設されていて、各外部調節孔12と内部
通気孔13とは同心円上で合致されるため、調節操作を
より確実にすることができる。例えば、内部通気孔13
の直径を1.5mmとし、外部調節孔12の直径として
は、無孔、0.2mm,0.4mm、0.6mm、0.
8mm、1.0mm、1.2mm等とする。使用に際し
ては、使用者のその時々の好みに応じて、筒体9や鼻孔
接面体8を回動して内部通気孔13と外部調節孔12を
合致すれば、無孔より外部調節孔12の直径が大きくな
るに従って、鼻孔から吸入される香料含有空気や、たば
こ煙香料含有空気等の吸入濃度が薄くなり、その度合い
を確実に設定できるので、使用者の嗅神経の刺激を過大
にすることなく、微妙な香りを嗜好することができる。
【0018】図5に示される実施例は、表面に多数のル
ープ4等の捕捉突起2を露出した長方形の織布や不織布
等の基材1の短辺を、捕捉突起2側を内面にして曲げ、
その両長辺の突合部5を離して欠円状の筒体に形成し、
基材1の弾性にて鼻孔吸気具Cの筒体15の内部に嵌着
したものである。本発明のフイルターAを利用する鼻孔
吸気具Bは、鼻孔吸入口7を設けた先端の外面を球また
は楕円体等に形成した鼻孔接面体8と、フイルターAや
吸気含浸体6を内蔵したプラスチック製の筒体15の基
端に空気流入口14を設けたものである。この鼻孔吸気
具Bは、フイルターAに含浸する清涼剤、覚醒剤、鎮静
剤、抗菌剤等の各種香料や、たばこ煙香料の濃度を各種
調整して嗜好するために、筒体15の先端部に設ける希
釈空気量調節装置Cの希釈用通気孔16を、無孔や0.
2mm,0.4mm、0.6mm、0.8mm、1.0
mm、1.2mm等の直径としてセットにして多数用意
することにより、使用者の多種多様な香りに関する好み
を使用者が多数の鼻孔吸気具Bの中より自由に選択して
使用することができる。この鼻孔吸気具Bは、図7に示
すように鼻孔接面体8を鼻孔に接触して気密な状態で使
用するために、図6に示すマスク本体17に設けられた
吸気具保持帯22の小袋25、26に挿入して使用す
る。
【0019】図6に示される実施例は、本発明のフイル
ターAを利用した鼻孔吸気具Bを備えたマスクを示すも
のである。このマスクは、ガーゼ、不織布等の繊維シー
トよりなるマスク本体17の本体両端部18、19に設
けた通し穴にゴム等からなるひもを通して耳掛け部2
0、21が形成されてなるマスクにおいて、マスク本体
17の両端18、19に、ガーゼ、不織布等の繊維シー
トを上向きにU字形状に折り曲げて帯状に形成した吸気
具保持帯22の保持帯両端部23、24を縫着し、その
吸気具保持帯22の略中央部に二個の小袋25、26を
設けて、その中に鼻孔吸気具B、Bを挿入してなるもの
である。
【0020】図7は、本発明のフイルターAを利用した
鼻孔吸気具Bを備えた図6に示すマスクの使用状態を示
すもので、マスク本体17の本体両端部18、19の通
し孔に通された耳掛け部20,21を耳に掛けて顔面に
装着し、小袋26に挿入された鼻孔吸気具Bはそのまま
で、マスク本体17と吸気具保持帯22のみを左側半分
切断して除いた説明図である。図面で明らかなように、
吸気具保持帯22の小袋25、26に挿入されている鼻
孔吸気具Bの鼻孔接面体8を、鼻孔の外縁に安全且つ確
実に接触して、マスク本体17に流入した外部空気中の
花粉等の有害物質を、鼻孔吸気具BのフイルターAにて
完全に捕捉して清浄空気だけを鼻腔内に吸入できるよう
にしている。
【0021】フイルターAや吸気含浸体6に含浸する清
涼剤として、ペパーミント油、スペアミント油、ウイキ
ョウ油、レモン油、メントール油、カンフル油、ジヤス
ミン油、メントン油、サイプレス油等や、覚醒剤とし
て、ローズマリー油、クラリセージ油、バジル油、ハッ
カ油、ユーカリ油、シトラール油、メントール油、オイ
ゲノール油、シトラネラール油等や、鎮静剤としては、
ラベンダー油、ネロリ油、サンダルウッド油、ゼラニュ
ウム油、レモングラス油、レモン油、イランイラン油、
ベルガモット油、クラリセージ油、シトロネール油、ボ
ルネオール油、リナロール油、ゲラニオール油、ネロー
ル油、ロジノール油、ジュニパー油等や、抗菌剤として
は、シダーウッド油、タイム油、パチュリー油、レモン
油、オレンジ油等の柑橘類抽出エキス等の香料が使用さ
れる。また、たばこ煙香料としては、市販のたばこを燃
焼する等して香喫味を抽出したたばこ煙香料や、煙草葉
の高温燃焼によって発生する有害成分や有害ガスを含ま
ないニコチン主体の主要たばこ煙香料と、風味と喫味を
改善するケーシングソース香料や、トップドレッシング
香料等を配合したものが使用される。
【0022】なお、本発明のフイルターAの製造を、ス
リット切断装置にて所定の幅にスリットされた基材を、
筒状成形装置にて、筒状に形成するガイドの太端より挿
入して、漸次小さくすぼめて筒状に近づけ、所定の直径
の筒体に形成し、次に、縦方向熱接着装置にて、縦シー
ルを行い、カッター切断装置にて、所定の長さに切断す
るフイルター製造方法にして連続的に高速化すれば、大
量生産が可能で本発明のフイルターAを安価に提供する
ことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果がある。
【0024】表面に多数のヒゲ3や、ループ4等の捕捉
突起2を露出した天然繊維や合成繊維、或いはこれ等の
複合繊維で構成した長方形の織布や不織布等の基材1の
短辺を、捕捉突起2側を内面に曲げて円筒状に形成した
ことにより、鼻腔の鼻毛の機能に類似して捕捉効果に優
れ、恰も鼻腔を延長したような少ない流通抵抗で外部空
気を容易に吸入できる。
【0025】円筒状に形成した基材の内面に粘着性物質
を含浸したことにより、粘着性物質の塗布された捕捉突
起にて、大きさが約20〜30ミクロンの極微細な塵埃
やスギ・ヒノキ花粉が効果的に捕捉できるばかりか、従
来のフイルターでは捕捉効果が少なく、且つ捕捉された
後に鼻腔に侵入し易いハウスダスト中の生きたダニ等で
も完全に捕捉して逸脱することがない。
【0026】従来の天然繊維、合成繊維よりなるフイル
ターでは、粘着性物質を含浸した場合に通気性が阻害さ
れて使用できなくなるが、本発明のフイルターAは、粘
着性物質を含浸しても通気性は良好で、捕捉突起と粘着
性物質との複合効果により粉塵捕捉効果を飛躍的に向上
することができる。
【0027】表面に突起を露出した基材は、従来の思想
では平板としてしか利用できなかったが、本発明は、表
面に捕捉突起を露出した長方形の基材を円筒状に巻いて
形成するだけで、簡単に通気性が良く粉塵捕捉効果に優
れたフイルターとすることができる。
【0028】高性能フイルターの必須要件は、粉塵捕捉
効率が優れるばかりでなく、流通抵抗が少なく鼻孔吸気
具に使用する際に息苦しくないことであるが、これまで
適当な解決策がなく鼻孔吸気具の実用化に問題を有する
ものであったが、本発明は、内表面に多数の捕捉突起を
露出した円筒基材と粘着性物質との複合効果により、長
年にわたるフイルターの問題を極めて簡単に解決でき
る。
【0029】本発明のフイルターAを単体で内蔵した鼻
孔吸気具は、フイルターAに清涼剤、覚醒剤、鎮静剤、
抗菌剤等の各種香料を含浸すれば、捕捉突起に衝突して
流通する外部空気によって効果的に発散された香料によ
り均質な香料含有空気が容易に作られ、安定した香りを
鼻孔より直接吸入して嗜好することができる。
【0030】清涼剤、覚醒剤、鎮静剤等の各種香料や、
たばこ煙香料を含浸した吸気含浸体を外装した本発明の
フイルターAを内蔵した鼻孔吸気具は、フイルターA内
を通過する呼吸空気の流通によるベンチュリー効果によ
って、織物状基材表面の微細な孔から、吸気含浸体の香
料を、吸入空気の通過速度が速い時は多く、遅い時は少
なく吸い出されるので、フイルターAを内蔵する場合よ
りも、香料含有空気や、たばこ煙香料含有空気を、長く
安定して嗜好することができる。
【0031】本発明のフイルターAや、吸気含浸体を外
装したフイルターAを利用した希釈空気量調節装置C付
き鼻孔吸気具は、従来の香料含有空気を嗜好する禁煙パ
イプや、たばこ煙香料含有空気を嗜好する無煙たばこで
は、到底嗅覚不能の香料含有空気やたばこ煙香料含有空
気の酸郁たる香りを、支障なく直接に鼻孔から吸入して
嗅覚できるばかりか、任意自由に香りの強弱が調節でき
るので、本発明のフイルターAの相乗効果により使用者
の多種多様な喫味嗜好を充分に満足することができる。
【0032】極微細な塵埃や、スギ・ヒノキ花粉や、ダ
ニを中心とする家のハウスダスト等を確実に捕捉し、通
気性の良い等の効果を有する本発明の鼻孔吸気具を備え
たマスクは、使用に際して息苦しさを生じないため、両
手を使用する屋外作業や家内作業に便利であると共に、
花粉症やアレルギー性鼻炎を効果的に予防することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフイルターの縦断正面図である。
【図2】図1の他の実施例を示す縦断正面図である。
【図3】図1の他の実施例を示す縦断正面図である。
【図4】図1を利用した他の実施例を示す縦断正面図で
ある。
【図5】図2を利用した他の実施例を示す縦断正面図で
ある。
【図6】図5の使用例を示すマスクの正面図である。
【図7】図5の使用実施例を示す説明図である。
【図8】従来例のマスクを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基材 2 捕捉突起 3 ヒゲ 4 ループ 5 突合部 6 吸気含浸体 7 鼻孔吸入口 8 鼻孔接面体 9 筒体 10 外方調節回動部 11 内方開口回動部 12 外部調節孔 13 内部通気孔 14 空気流入口 15 筒体 16 希釈用通気孔 17 マスク本体 18 本体両端部 19 本体両端部 20 耳掛け部 21 耳掛け部 22 吸気具保持帯 23 保持体両端部 24 保持体両端部 25 小袋 26 小袋 31 マスク本体 32 耳掛け部 33 耳掛け部 34 通し穴 35 通し穴 36 パッド A フイルター B 鼻孔吸気具 C 希釈空気量調節装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に多数の捕捉突起が露出された基材を
    筒体に形成したことを特徴とするフイルター。
  2. 【請求項2】基材に粘着性物質を含浸した請求項1記載
    のフイルター。
  3. 【請求項3】基材に香料含浸体を含浸した請求項1、2
    記載のフイルター。
  4. 【請求項4】吸気含浸体を嵌着した請求項1、2記載の
    フイルター。
  5. 【請求項5】鼻孔吸気具の筒体に内蔵した請求項2、3
    又は4記載のフイルター。
JP7256714A 1995-08-29 1995-08-29 フイルター Pending JPH0956839A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7256714A JPH0956839A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 フイルター

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007006977A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Norie Suzuki 活性炭フィルターパックを付設したマスク
CN102869906A (zh) * 2009-12-21 2013-01-09 马勒金属制品有限公司 活塞环
KR101875816B1 (ko) * 2016-11-04 2018-07-06 조한재 집진장치
WO2021034288A1 (en) * 2019-08-22 2021-02-25 Mustafa Aksoy Production method for increasing the refinement capacities of particle filters
WO2022224546A1 (ja) * 2021-04-20 2022-10-27 ユニ・チャーム株式会社 マスク

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