JPH0956323A - 生地改良剤およびそれを用いる生地製造方法 - Google Patents
生地改良剤およびそれを用いる生地製造方法Info
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Abstract
ゼを併用したことを特徴とする生地改良剤。パン、イー
ストドーナツ、クロワッサン、デニッシュペストリーな
どのイースト発酵食品用の、および/または冷凍生地用
の改良剤。生地、特にイースト発酵食品生地および/ま
たは冷凍生地の製造に際し、上記生地改良剤を使用する
ことを特徴とする生地製造方法。 【効果】 皮がしっかりし、内相がソフトなイースト発
酵食品が提供できる。イースト発酵食品のフライ処理製
品の場合は、吸油感が少なく、油っぽくないイースト発
酵食品のフライ製品の提供が可能となる。冷凍生地の場
合も解凍中の生地だれを防止し、皮がしっかりした内相
がソフトなイースト発酵食品が提供できる。また冷凍生
地のフライ処理製品においても解凍中の生地だれを防止
し、吸油感が少なく、油っぽくないイースト発酵食品の
フライ製品の提供が可能となる。
Description
生地改良剤およびそれを用いる生地製造方法に関する。
詳しくは本発明は、パン、イーストドーナツ、クロワッ
サン、デニッシュペストリーなどのイースト発酵食品用
の生地改良剤およびそれを用いるイースト発酵食品生地
製造方法、ならびに、冷凍生地改良剤およびそれを用い
る冷凍生地製造方法に関する。
テンネットワーク形成の促進剤として酸化剤が用いられ
る。例えば、生地の混捏から焼成中まで働く酸化剤とし
ては、臭素酸カリが知られているが、最終製品であるパ
ンへの残存性が高いため、現在は使用されていない。
スコルビン酸を主体としたイーストフードや改良剤であ
る。アスコルビン酸は生地混捏中に生地中に抱込まれた
酸素により酸化されてデヒドロアスコルビン酸となり、
このデヒドロアスコルビン酸が生地を酸化し、グルテン
ネットワークの形成を促進することが知られている。し
かし生地混捏時以外の工程では、アスコルビン酸がデヒ
ドロアスコルビン酸に酸化される機会が少なく、生地混
捏時以外の工程ではアスコルビン酸の作用が期待できな
い。そのため、短時間で効率的に生地強化を行うために
アスコルビン酸は、臭素酸カリに比べ数倍もの添加量が
必要となる。また、アスコルビン酸を過剰に加えた場合
は、まず生地の過剰な締まりが生じ、さらにそのレベル
を越えると逆に生地の軟化を招くといった問題があっ
た。
にわたり酸化作用を得るためには、アスコルビン酸から
デヒドロアスコルビン酸への酸化反応を持続させる必要
がある。すなわち、生地の混捏中から焼成段階までアス
コルビン酸をデヒドロアスコルビン酸に酸化し続ける何
らかの手段の開発が望まれる。そこで我々はこの反応を
仲介するアスコルビン酸オキシダーゼに着目した。小麦
粉中に存在するアスコルビン酸オキシダーゼ(以下、
「ASO」と略称することもある。)の働きについて
は、アスコルビン酸のデヒドロアスコルビン酸への酸化
反応の仲介をするという報告がある(Cereal F
oods World,Vol.38 No.8 pa
ge.554−556,558−5591993 T.
Kuninori,J.Nishiyama)。しか
し、小麦粉中のアスコルビン酸オキシダーゼの活性はご
くわずかであり、貯蔵期間中に失活するとの報告もある
(Z Lebensm Unters Forsch,
Vol.171 No.6 page.425−429
1980 K.Pfeilsticker S.Ro
eung/Cereal Chem.,Vol.63
No.3 page.197−200 1986 P.
Cherdkiatgumchal D.R.Gran
t)。
ドロアスコルビン酸に酸化するためには、小麦粉中のア
スコルビン酸オキシダーゼ活性だけでは不十分である。
特に混捏時以外の酸素を抱き込む機会のない工程では、
アスコルビン酸をデヒドロアスコルビン酸に酸化し続け
ることは困難である。また、アスコルビン酸オキシダー
ゼをグルテンネットワーク形成の促進を目的に単独で使
用しても、他の酸化酵素と比べて、生地中のSH結合の
酸化を促進する効果は小さい。
酸化作用を得るための手段、すなわち生地の混捏中から
焼成段階までアスコルビン酸をデヒドロアスコルビン酸
に酸化し続ける手段を提供しようとするものである。
ン酸とアスコルビン酸オキシダーゼを併用することで、
アスコルビン酸は、生地の混捏中から焼成段階までデヒ
ドロアスコルビン酸に酸化され続けるとの知見を得た。
ーゼの適性バランスについては不明であった。そこで本
発明者らは、アスコルビン酸オキシダーゼの適正添加量
を検討し、これを明らかにした。さらに、これを研究す
る課程で、アスコルビン酸とアスコルビン酸オキシダー
ゼを併用することによる予想外の効果を見いだし本発明
を完成するに至った。
オキシダーゼを併用したことを特徴とする生地改良剤で
ある。本発明の生地改良剤は、特にパン、イーストドー
ナツ、クロワッサン、デニッシュペストリーなどのイー
スト発酵食品用の生地改良剤である。また、本発明は生
地、特にイースト発酵食品生地の製造に際し、上記生地
改良剤を使用することを特徴とする生地製造方法であ
る。
ンでは、製品の外皮は薄く、柔らかくなるが、内相はソ
フトさを失い、歯ごたえがあり引きの強い状態となって
しまう。またアスコルビン酸単独では、内相をソフトに
保った状態で、外皮のみを強化することはできない。ア
スコルビン酸にアスコルビン酸オキシダーゼを併用する
ことによりはじめて、製品の外皮を強化し、内相をソフ
トな状態にすることを可能とした。
に、アスコルビン酸は随時デヒドロアスコルビン酸に酸
化される。一方デヒドロアスコルビン酸は生地中のSH
基を酸化してグルテンネットワークの形成を促進し、自
身はアスコルビン酸に還元される。そのため混捏時の生
地中のアスコルビン酸とデヒドロアスコルビン酸の存在
比率は、一定に保たれる。
系においてアスコルビン酸の酸化に対して触媒的働きを
する。このためアスコルビン酸オキシダーゼがある一定
量以上存在すれば、生地中のアスコルビン酸の酸化が促
進され、グルテンネットワークの形成が一層促進される
と考え、アスコルビン酸とアスコルビン酸オキシダーゼ
の適正添加量を検討した。
込む機会が少なく、アスコルビン酸のデヒドロアスコル
ビン酸への酸化反応はほとんど進行しないが、アスコル
ビン酸オキシダーゼがある一定以上存在する場合は、ア
スコルビン酸の酸化反応が進行し、しかも生地中心部と
表面部での酸化反応速度に差が生じる。これは、生地中
心部では酸素量がわずかであるのに対し、生地表面では
空気と接触しているためと考えられる。
イロ(38〜40℃)中で最大となり、生地表面での反
応がより一層促進され、生地表面のグルテンネットワー
クが強化されるのに対して、成形以後の工程において内
相部分では反応に必要な酸素が不足するため、生地強化
の度合いが生地表面と内相部分で異なってくることを見
いだした。そのために、焼成後の製品においても生地表
面が強化されしっかりしているにもかかわらず、内相部
分をソフトにすることができる。
う製品では、外皮の強化により余分な油の吸い込みを起
こさず、また放冷などによる冷却後も製品表面への油分
のシミ出しが少なくなることを見いだした。そのため、
フライ処理製品では、吸給感が少なく、油っぽさが軽減
でき、製品の商品価値が向上する。また本発明の改良剤
を用いることで、ホワイトライン(イーストドーナツは
比重が小さいため、ケーキドーナツのように油中に沈ま
ない。このためにフライ中の生地膨張により、中央部が
油面に接しなくなる。この部分は直接加熱されないため
に白いライン状に残り、これがホワイトラインと呼ばれ
る)がはっきり出るため、外観上の製品価値も向上す
る。
オキシダーゼを併用したことを特徴とする冷凍生地改良
剤である。また、本発明冷凍生地の製造に際し、上記生
地改良剤を使用することを特徴とする生地製造方法であ
る。
とで、特に解凍時の生地だれを防止し、冷凍耐性が向上
することを見いだした。これは、解凍中に生地温度の上
昇に伴いアスコルビン酸オキシダーゼの残存活性により
生地表面のグルテンネットワークが再構築されて外皮が
強化されるために、解凍時の生地だれが抑制されるもの
と考えられる。このためフライ処理を行う冷凍生地にお
いても、フライ前に生地表面が強化されることで、生地
だれを防止し、余分な油分の吸い込みを起こさず、また
放冷などによる冷却後も製品表面への油分のシミ出しが
少ない製品が得られることを見いだした。特に生地だれ
を防止するため、きれいなホワイトラインができ、商品
価値が向上する。
イロ)工程がないため、生地の弱化が生じると生地中の
ガスが抜け、製品の劣化を生じる。本発明の改良剤を用
いる場合、凍結前の成形−ホイロ工程で生地表面を強化
するため、保存中の生地弱化を抑制できる。また解凍工
程においてアスコルビン酸オキシダーゼの残存活性によ
り生地強化が可能であるため、生地中のガスが抜けるの
を抑制できる。したがって本発明の改良剤は、ホイロ後
冷凍生地にも効果的である。
加量は、小麦粉1kg当たりASO活性として1U(ユ
ニット)以上である。アスコルビン酸オキシダーゼの添
加量は、アスコルビン酸1mg当たりASO活性として
5Uを上限とし、小麦粉1kg当たり500Uを上限と
することが望ましい。したがって、アスコルビン酸オキ
シダーゼを併用する本発明においては、アスコルビン酸
の添加レベルは、小麦粉1kg当たり1〜100mg、
好ましくは5〜50mgであり、このときのアスコルビ
ン酸オキシダーゼの添加量は、小麦粉1kg当たりAS
O活性として、1〜500U(好ましくは1〜250
U)となる。ここで言うASO活性とは、0.5mMア
スコルビン酸(pH5.6)1mlとASO酵素溶液
0.1mlを30℃、5分間反応させたとき、1分間に
1μmolのアスコルビン酸を酸化する酵素量を1Uと
した。
スコルビン酸オキシダーゼを組み合わせることを特徴と
するが、必要に応じて、グアガム、キサンタンガムなど
の増粘多糖類、グルテン、レシチンなどの食品素材、ジ
アセチル酒石酸モノグリセリド、ステアロイル乳酸ナト
リウム、コハク酸モノグリセリド、クエン酸モノグリセ
リドなどの乳化剤、アミラーゼ、ヘミセルラーゼ、グル
コースオキシダーゼなどの酵素剤、グルコースなどの糖
類、などを併用した形態を採ってもかまわない。
ン酸オキシダーゼの必要最低添加量は、小麦粉1kg当
たりASO活性として2U(ユニット)以上であり、ア
スコルビン酸オキシダーゼの添加量は、アスコルビン酸
1mg当たりASO活性として10Uを上限とし、小麦
粉1kg当たり500Uを上限とすることが望ましい。
したがってをアスコルビン酸オキシダーゼを併用する本
発明においては、アスコルビン酸の添加レベルは、小麦
粉1kg当たり10〜500mg、好ましくは50〜3
00mgであり、このときのアスコルビン酸オキシダー
ゼの添加量は、小麦粉1kg当たりASO活性として、
2〜500U(好ましくは2〜300U)となる。
には、少なくともアミラーゼおよび/またはヘミセルラ
ーゼおよび/又は乳化剤を組み合わせた形態を採ること
が望ましい。アミラーゼおよび/またはヘミセルラーゼ
は、生地の伸展性、製品のソフト感を補うことができ、
食感の改善が期待される。乳化剤は、生地強化と生地進
展性の面でプラスに働いている。
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エス
テル、ジアセチル酒石酸モノグリセリド、ステアロイル
乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、コハク
酸モノグリセリド、クエン酸モノグリセリド、大豆リン
脂質等から1種又は2種以上の組み合わせを選択できる
が、ジアセチル酒石酸モノグリセリドが望ましい。
この実施例によって何ら限定されない。
ッドを製造し、評価した。その結果を表1に示した。
とアスコルビン酸オキシダーゼを併用することで、外皮
が強化され、内相がソフトになった。また比較例2に示
したように、生地強化に一般的に用いられるグルテンを
用いると、外皮を強化することはできず、内相のソフト
さも失われることが分かった。
造し、評価した。結果を表2に示した。
ビン酸を併用することで、外皮が強化され、内相がソフ
トになり、食感の優れた製品を得ることができた。実施
例5に示したように、アスコルビン酸オキシダーゼ添加
量が少ないと、アスコルビン酸と併用しても外皮強化の
効果を十分に得難い傾向があり、実施例4に示したよう
に、アスコルビン酸オキシダーゼがアスコルビン酸に対
し過剰に存在すると、内相のソフトさにやや欠ける傾向
があった。
を製造し、評価した。結果を表3に示した。
6と同様に操作した。結果を表3に示した。
(50mg/小麦粉1kg)添加した他は、実施例6に
示した配合にて、実施例6に示した工程により成型まで
行い、−30℃で60分間凍結処理を行ってイーストド
ーナツ成型冷凍生地を製造した。−20℃で1ヶ月間保
存した後、解凍(25℃,60分)、ホイロ(38℃,
60分)、フライ(180℃,片面2分ずつ)工程を行
い、評価した。結果を表3に示した、
7と同様に操作した。結果を表3に示した。
とアスコルビン酸オキシダーゼを併用することで、製品
への過剰な油の浸透がなくなり、油っぽさが軽減された
他、製品のさくみが一層改善された。また外皮の保形性
が向上するため、きれいなホワイトラインができ、外観
の面でも改善され、商品価値も向上した。また実施例7
に示したように、冷凍生地においても同様の効果が認め
られた。
ジアセチル酒石酸モノグリセリド製剤1.6kgをプロ
シェアミキサにて予備混合した、これに予め別に予備混
合しておいたバイタルグルテン330g、アスコルビン
酸50g、アスコルビン酸オキシダーゼ製剤(ナガセ生
化学工業(株)ASO−10)10g、アミラーゼ製剤
(レーム社製FDスーパー)10gをミキサーに投入
し、均一になるまで混合し、改良剤を調製した。以下の
(1)配合、(2)工程によりクロワッサン成型冷凍生
地を製造し、評価した。結果を表4に示した。
8と同様に改良剤を調製した。このとき、他の添加物の
割合が同一になるように、アスコルビン酸オキシダーゼ
製剤を強力粉に置き換えた。実施例8と同様に操作して
クロワッサン成型冷凍生地を製造し、評価した。結果を
表4に示した。
ソフトなイースト発酵食品が提供できる。イースト発酵
食品のフライ処理製品の場合は、吸油感が少なく、油っ
ぽくないイースト発酵食品のフライ製品の提供が可能と
なる。冷凍生地の場合も解凍中の生地だれを防止し、皮
がしっかりした内相がソフトなイースト発酵食品が提供
できる。また冷凍生地のフライ処理製品においても解凍
中の生地だれを防止し、吸油感が少なく、油っぽくない
イースト発酵食品のフライ製品の提供が可能となる。
Claims (6)
- 【請求項1】 アスコルビン酸にアスコルビン酸オキシ
ダーゼを併用したことを特徴とする生地改良剤。 - 【請求項2】 生地改良剤がイースト発酵食品生地改良
剤である請求項1の生地改良剤。 - 【請求項3】 生地改良剤が冷凍生地改良剤である請求
項1または2の生地改良剤。 - 【請求項4】 生地の製造に際し、請求項1の生地改良
剤を使用することを特徴とする生地製造方法。 - 【請求項5】 生地がイースト発酵食品生地である請求
項4の生地製造方法。 - 【請求項6】 生地が冷凍生地である請求項4または5
の生地製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP25003295A JP3797687B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 生地改良剤およびそれを用いる生地製造方法 |
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---|---|---|---|
JP25003295A JP3797687B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 生地改良剤およびそれを用いる生地製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0956323A true JPH0956323A (ja) | 1997-03-04 |
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Family
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---|---|---|---|
JP25003295A Expired - Fee Related JP3797687B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 生地改良剤およびそれを用いる生地製造方法 |
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JP (1) | JP3797687B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016214230A (ja) * | 2015-05-18 | 2016-12-22 | 株式会社カネカ | ケーキドーナツ用吸油抑制剤、ケーキドーナツ用生地、ケーキドーナツ及びその製造方法 |
CN115868514A (zh) * | 2021-09-29 | 2023-03-31 | 三菱商事生命科学株式会社 | 冷冻生胚用改良剂 |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP25003295A patent/JP3797687B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016214230A (ja) * | 2015-05-18 | 2016-12-22 | 株式会社カネカ | ケーキドーナツ用吸油抑制剤、ケーキドーナツ用生地、ケーキドーナツ及びその製造方法 |
CN115868514A (zh) * | 2021-09-29 | 2023-03-31 | 三菱商事生命科学株式会社 | 冷冻生胚用改良剂 |
KR20230046247A (ko) | 2021-09-29 | 2023-04-05 | 미츠비시 쇼지 라이프사이언스 가부시키가이샤 | 냉동 생지용 개량제 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3797687B2 (ja) | 2006-07-19 |
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