JPH0956165A - Pwm制御装置 - Google Patents

Pwm制御装置

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JPH0956165A
JPH0956165A JP7210427A JP21042795A JPH0956165A JP H0956165 A JPH0956165 A JP H0956165A JP 7210427 A JP7210427 A JP 7210427A JP 21042795 A JP21042795 A JP 21042795A JP H0956165 A JPH0956165 A JP H0956165A
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JP
Japan
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phase
command value
voltage command
waves
wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP7210427A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikiya Nohara
幹也 野原
Shigeta Ueda
茂太 上田
Shoichiro Koseki
庄一郎 古関
Hirokazu Suzuki
宏和 鈴木
Kenichi Suzuki
健一 鈴木
Masashi Yajima
正士 矢島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Hitachi Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】搬送波−変調波比較方式PWM制御において、
出力電圧の高調波低減を図る。 【構成】変調波の位相を得る手段と、変調波の位相に応
じて特定の期間のみ搬送波又は変調波をバイアスする手
段を設ける。 【効果】変換器出力電圧に含まれる高調波電圧が低減さ
れ、変換器外部の高調波フィルタを容量を小さくすると
共に、変換器の直流電圧に対する利用率を高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力変換器、特に使用す
る半導体スイッチング素子の動作周波数が100〜20
0Hz程度の低い動作周波数の大容量自励式変換器のパ
ルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に示すような3相の電力変換器で
は、半導体スイッチsw1からsw6をPWM信号PU
p,PUn,PVp,PVn,PWp,PWnによって
スイッチングする。図11に従来のPWM信号の作成方
法を、2パルスの場合を例として示す。電圧指令値であ
る変調波は振幅が0から1まで変化する正弦波であり、
変調波の振幅を変調度とする。指令電圧の大きさによっ
て変調度は変化する。また、位相θはθ=ωt(ω;変
調波の角周波数、t;時間)で決まる変数である。搬送
波は、最小値が0,最大値が1の三角波であり、周波数
は変調波の3倍である。変調波と搬送波の大小を比較
し、(搬送波)≦(変調波)の場合はPWM信号PU
p,PVp,PWpは“ON”出力、(搬送波)>(変
調波)の場合は“OFF”出力となる。PUn,PV
n,PWnはそれぞれPUp,PVp,PWpは“O
N”,“OFF”を反転した信号とする。
【0003】また、各相電圧は、それぞれPUp,PV
p,PWpが“ON”レベルの時にはED/2[V],
“OFF”レベルの時には−ED/2[V]となる。た
だし、EDは直流電圧である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上で述べた従来の搬送
波変調波比較方式のPWM制御では、例えば電気学会半
導体電力変換方式調査専門委員会編「半導体電力変換回
路」6章3節に記載されるように、搬送波の周波数の整
数倍の周波数付近に高調波が多く発生することが一般的
に知られている。そして、この高調波をいかにして低減
するかが課題となる。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、高調波を低減したPWM制御装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、出力電
圧高調波の低減をするため、変調波位相に応じ、変調波
あるいは搬送波を部分的にバイアスする手段を備えたこ
とにある。
【0007】
【作用】変調波と部分的にバイアスした搬送波、または
部分的にバイアスした変調波と搬送波の瞬時値の大小比
較により得られたPWM信号を用いて制御することによ
り、変換器出力電圧に含まれる高調波電圧が低減され
る。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
1は、第1の実施例を示す図である。vu,vv,vw
はそれぞれU相,V相,W相の電圧指令値で変調度mが
0<m<1の変調波である。θは位相指令値で、θ=ω
t(ω;指令電圧の角周波数,t;時間)で決まる変数
である。CRは搬送波であり、最小値0,最大値1で周
波数が変調波の3倍の三角波である。1は位相指令θを
入力とする3相のバイアス信号VBu,VBv,VBwの
出力手段であり、例えばθに応じテーブルからバイアス
値を読み出して出力する。2は入力した搬送波に対し負
極性にVBu,VBv,VBwを重畳する手段である。
2によってバイアスされた3相個別の搬送波CRu,C
Rv,CRwを得る。3はバイアスされた搬送波CR
u,CRv,CRwと変調波vu,vv,vwを各相毎
に比較してPWMパルスを出力する手段である。
【0009】バイアステーブルから値を読み出すための
動作を説明する。まず、図2に示すように変調波の位相
θを6つの期間に区分けする。π/6≦θ<π/2を期
間I,π/2≦θ<5π/6を期間II,5π/6≦θ<
7π/6 を期間III,7π/6≦θ<3π/2を期間I
V,3π/2≦θ<11π/6を期間V,11π/6≦
θ<2π,0≦θ<π/6を期間VIとする。
【0010】表1はバイアス値を0および0.25 とし
た場合のバイアステーブルである。変調波の位相θの期
間によって分けられ、それぞれの期間ごとに各相のバイ
アス値が読み出される。各相ごとのバイアス値は図3に
示すような波形となる。搬送波は3相がそれぞれ異なっ
た期間にバイアスされ、図4の様な波形となる。
【0011】
【表1】
【0012】従来の2パルスPWM制御と本発明による
バイアス方式PWM制御とを比較する。図5は横軸に変
調度を取った時の基本波出力電圧を示している。出力電
圧は直流電圧を1.0 とした場合の値である。基本波出
力電圧の最大値は従来の0.609 に比べて本方式では
0.625と約2.6% 向上している。
【0013】図6,図7は基本波電圧に対する高調波電
圧である。図6は第11次高調波電圧を示す。第11次
高調波の最大値は従来の0.113 に比べ、本方式では
0.066と従来の58.4%に低減している。図7は第
13次高調波電圧を示す。第13次高調波の最大値は従
来の0.094に比べ、本方式では0.079と従来の8
4.0% に低減している。
【0014】本実施例によれば、変調波の位相に応じて
特定の期間のみ搬送波をバイアスすることで、PWMパ
ルスの幅を調整し、高調波電圧を低減できる。また基本
波電圧の最大値も増大し、変換器の直流電圧に対する利
用率が向上する。
【0015】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図8は、第2の実施例を示した図である。vu,vv,
vwはそれぞれU相,V相,W相の電圧指令値で変調度
mが0<m<1の変調波である。θは位相指令値でθ=
ωt(ω;指令電圧の角周波数,t;時間)で決まる変
数である。CRは搬送波であり、最小値0,最大値1で
周波数が変調波の3倍の三角波である。1は第1の実施
例と同様に3相のバイアス信号VBu,VBv,VBw
の出力手段である。2は入力した変調波に対し正極性に
VBu,VBv,VBwを重畳する手段である。2によ
ってバイアスされた変調波vu′,vv′,vw′を得
る。3は搬送波CRとバイアスされた変調波vu′,v
v′,vw′を各相毎に比較してPWMパルスを出力す
る手段である。本実施例は第1の実施例で搬送波に重畳
したバイアス信号を逆極性で変調波にバイアスする所が
第1の実施例とは異なるが、バイアステーブルからバイ
アス値を読み出す動作は第1の実施例と同様である。本
実施例では、変調波は図9に示す波形となる。また第1
の実施例と同様に、高調波が低減し、変換器の直流電圧
に対する利用率が向上する効果がある。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、変換器出力電圧に含ま
れる高調波成分を大幅に低減できるため、高調波を低減
するために取付けられる高調波フィルタの容量を小さく
することができる。またパルス幅を広げるため基本波成
分が大きくなり、変換器の直流電圧に対する利用率が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す図。
【図2】第1の実施例におけるバイアステーブルの動作
を示す図。
【図3】第1の実施例におけるバイアスする値を示す
図。
【図4】第1の実施例における搬送波を示す図。
【図5】第1の実施例の効果を示す図。
【図6】第1の実施例の効果を示す図。
【図7】第1の実施例の効果を示す図。
【図8】第2の実施例を示す図。
【図9】第2の実施例における変調波を示す図。
【図10】3相電力変換器の簡略図。
【図11】従来例を示す図。
【符号の説明】
1…バイアス信号を発生する手段、2…バイアス信号を
重畳する手段、3…変調波と搬送波を比較してPWMパ
ルスを出力する手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古関 庄一郎 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 鈴木 宏和 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 鈴木 健一 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 矢島 正士 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力電圧の1周期当りの動作回数が2回あ
    るいは3回である半導体スイッチング素子を使用した電
    力変換器のPWM制御装置において、正弦波状の電圧指
    令値、該電圧指令値の位相および三角波状の搬送波を入
    力信号とし、前記電圧指令値の位相に応じて特定の期間
    のみ信号を出力するバイアス信号出力手段と、該バイア
    ス信号を前記搬送波に重畳する手段と、前記電圧指令値
    とバイアス信号が重畳された搬送波の瞬時値の大小比較
    によりパルス幅変調信号を出力する手段とを備えたこと
    を特徴とする電力変換器のPWM制御装置。
  2. 【請求項2】出力電圧の1周期当りの動作回数が2回あ
    るいは3回である半導体スイッチング素子を使用した電
    力変換器のPWM制御装置において、正弦波状の電圧指
    令値、該電圧指令値の位相および三角波状の搬送波を入
    力信号とし、前記電圧指令値の位相に応じて特定の期間
    のみ信号を出力するバイアス信号出力手段と、該バイア
    ス信号を前記電圧指令値に重畳する手段と、前記バイア
    ス信号が重畳された電圧指令値と搬送波の瞬時値の大小
    比較によりパルス幅変調信号を出力する手段とを備えた
    ことを特徴とする電力変換器のPWM制御装置。
JP7210427A 1995-08-18 1995-08-18 Pwm制御装置 Pending JPH0956165A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0886369A2 (en) * 1997-06-17 1998-12-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of and device for controlling pulse width modulation inverter
EP2587664A1 (en) * 2010-06-25 2013-05-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Motor drive apparatus and vehicle mounted with same

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EP0886369A3 (en) * 1997-06-17 1999-10-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of and device for controlling pulse width modulation inverter
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US9054613B2 (en) 2010-06-25 2015-06-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Motor drive apparatus and vehicle with the same mounted thereon

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