JPH0955817A - 携帯型音響システム - Google Patents

携帯型音響システム

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Publication number
JPH0955817A
JPH0955817A JP7231946A JP23194695A JPH0955817A JP H0955817 A JPH0955817 A JP H0955817A JP 7231946 A JP7231946 A JP 7231946A JP 23194695 A JP23194695 A JP 23194695A JP H0955817 A JPH0955817 A JP H0955817A
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JP
Japan
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unit
recording medium
data
music
reproducing
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Application number
JP7231946A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Minagawa
哲郎 皆川
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Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0955817A publication Critical patent/JPH0955817A/ja
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】音楽情報を記録した記録媒体が複数種類ある場
合、或いは、音楽情報が複数個の記録媒体に記録されて
ある場合、複数種類、或いは、複数個の記録媒体及びそ
の装置を携帯し、聴きたい音楽情報を再生しなければな
らなかった。 【解決手段】携帯型音響システムにおいて、音楽情報を
記録している複数の記録媒体の中から再生する記録媒体
を選択し、再生した音楽データを通信手段を用いて送信
する再生部と、再生部から送信された音楽データを受信
し電波に変換した後、通信手段を用いて音楽データを発
信するデータ中継部と、データ中継部からの音楽データ
を音楽情報に変換して再生すると共に、再生部で再生す
る記録媒体を選択する制御情報を発信する移動再生部と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】携帯して音楽を聴くことが可
能な携帯型の音響システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動中に音楽情報を聴くために
は、聴きたい音楽情報が記録されている記録媒体を持
ち、それぞれの記録媒体にあった携帯型の再生装置を携
帯して、記録媒体を再生し、音楽情報を聴いていた。
【0003】例えば、磁気記録媒体(カセットテープ)
を聴きたいときは、磁気記録媒体を再生する専用の再生
装置を携帯し、また、コンパクトディスク(CD:Comp
actDisk)、ミニディスク(MD:Mini Disk)等の光デ
ィスクを聴きたいときは、光学式記録媒体を再生する専
用の再生装置を携帯して、音楽情報を聴いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、記録媒体を再
生するために携帯する再生装置は、それぞれ専用の記録
媒体しか再生できず、移動中に異なる記録媒体を再生し
て音楽情報を聴きたい場合は、複数種類の記録媒体の再
生装置を携帯しなければならなかった。
【0005】例えば、カセットテープとCDの異なる記
録媒体を再生し、音楽情報を聴きたい場合は、カセット
テープ専用の再生装置と、CD専用の再生装置の2つの
再生装置を携帯して、記録媒体に応じて、専用の再生装
置を選択して使用していた。
【0006】また、移動中に1種類の記録媒体を再生し
て、記録されている音楽情報を聴きたい場合、聴きたい
音楽情報が、複数の記録媒体に記録されているときは、
1つの記録媒体に所望の音楽情報を記録しなければなら
なかった。音楽情報を1つの記録媒体に記録しない場合
は、記録されている記録媒体全部を携帯しなければなら
なかった。
【0007】さらに、記録媒体を再生装置に装備して音
楽情報を聴きながら歩く場合は、音飛び等により音楽情
報が途切れるという問題があった。また、歩きながら記
録媒体を交換する場合、記録媒体が再生装置等に接触
し、記録面を傷つけてしまうという恐れもあった。
【0008】したがって、本発明の目的は、音楽情報を
記録した記録媒体が複数種類ある場合、或いは、音楽情
報が複数個の記録媒体に記録されている場合でも、記録
媒体を持たずに1台の再生装置を携帯するだけで、聴き
たい音楽情報を再生することができる携帯型音響システ
ムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
携帯型音響システムにおいては、携帯して音楽情報を聴
くことが可能な携帯型音響システムにおいて、音楽情報
を記録している複数の記録媒体のうち再生する前記記録
媒体を選択し、再生した音楽データを通信手段を用いて
送信する再生部と、再生部から送信された音楽データを
受信し電波に変換した後、通信手段を用いて音楽データ
を発信するデータ中継部と、データ中継部からの音楽デ
ータを音楽情報に変換して再生すると共に、再生部で再
生する記録媒体を選択する制御情報を発信する移動再生
部とを具備することを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の携帯型音響システム
においては、請求項1記載の携帯型音響システムにおい
て、通信手段は、再生部とデータ中継部の間にISDN
(Integrated Services Digital Network)を使用し、
データ中継部と移動再生部の間にPHS(Personal Han
dy Phone System)を使用することを特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の携帯型音響システム
においては、携帯して音楽情報を聴くことが可能な携帯
型音響システムにおいて、音楽情報を記録した複数の記
録媒体のうち再生する記録媒体を選択し再生する記録媒
体再生部と、記録媒体再生部で再生した音楽情報を圧縮
するデータ圧縮部と、データ圧縮部で圧縮した音楽デー
タを通信手段を使用して送信すると共に、記録媒体再生
部を制御する制御情報を受信するデータ送受信部と、デ
ータ送受信部で受信した制御情報に基づいて記録媒体再
生部を制御すると共に、データ圧縮部での音楽データの
圧縮率を演算する制御部と、データ送受信部からの音楽
データを受信して、通信手段を使用して発信するデータ
中継部と、データ中継部が発信した音楽データを受信し
音楽情報に変換して再生すると共に、制御情報を送信す
る移動再生部とを具備することを特徴としている。
【0012】また、請求項4記載の携帯型音響システム
においては、請求項3記載の携帯型音響システムにおい
て、記録媒体再生部は、磁気記録媒体を再生する磁気記
録媒体再生部と、光学式記録媒体を再生する光学式記録
媒体再生部とを具備することを特徴としている。
【0013】また、請求項5記載の携帯型音響システム
においては、請求項3及び請求項4記載の携帯型音響シ
ステムにおいて、記録媒体再生部は、複数の記録媒体を
制御情報により自動的に選択する自動選択部を具備する
ことを特徴としている。
【0014】また、請求項6記載の携帯型音響システム
においては、請求項3、請求項4及び請求項5記載の携
帯型音響システムにおいて、制御部は、記録媒体再生部
に収納している複数の記録媒体の内容を記憶する記憶部
を具備することを特徴としている。
【0015】また、請求項7記載の携帯型音響システム
においては、請求項1、請求項3、請求項4、請求項5
及び請求項6記載の携帯型音響システムにおいて、移動
再生部は、制御情報を送信すると共に、データ中継部か
らの音楽データを受信する送受信部と、送受信部が受信
した制御情報に基づいて音楽データを伸張する伸張部
と、伸張部で伸張した音楽データを音楽情報に変換して
出力する出力部とを具備することを特徴としている。
【0016】また、請求項8記載の携帯型音響システム
においては、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6
及び請求項7記載の携帯型音響システムにおいて、通信
手段は、データ送受信部とデータ中継部の間にISDN
(Integrated Services Digital Network)を使用し、
データ中継部と移動再生部の間にPHS(Personal Han
dy Phone System)を使用することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の携帯型音響シス
テムの概略構成を示す模式図である。図1において、携
帯型音響システムは、再生部1、データ中継部2、移動
再生部3で構成されている。再生部1は、記録媒体再生
部4、データ圧縮部5、データ送受信部6、制御部7で
構成されている。
【0018】記録媒体再生部4は、磁気記録媒体再生部
8、光学式記録媒体再生部9、自動選択部10で構成さ
れている。磁気記録媒体再生部8は、カセットテープ、
DCC(Digital Compact Cassette Tape)等の磁気記
録媒体を再生するものである。また、光学式記録媒体再
生部9は、CD(Compact Disk)、MD(Mini Disk)
等の光学式記録媒体を再生するものである。
【0019】これらの磁気記録媒体再生部8、或いは、
光学式記録媒体再生部9には、それぞれの記録媒体に対
応した自動選択部10が設けられている。自動選択部1
0は、後述する制御部7からの制御情報に基づいて、そ
れぞれ複数ある記録媒体から所望の記録媒体を、自動的
に選択するものである。自動選択部10は、オートチェ
ンジャーであり、例えば、カセットテープ用オートチェ
ンジャー、CD用オートチェンジャー等のように、記録
媒体毎に設けられている。
【0020】データ圧縮部5は、記録媒体再生部4で再
生された音楽情報を、後段の通信手段に適合した情報量
に圧縮し、データ送受信部6に圧縮データとして出力す
るものである。このデータ圧縮部5は、記録媒体再生部
4で再生された音楽情報に対して圧縮を施すものであ
る。
【0021】例えば、記録媒体にCDを用い、移動再生
部3とデータ中継部2との間にPHS(Personal Handy
Phone System)を用いたとする。PHSは、転送レー
トが32kbpsであり、CDの転送レートは、1.4
112Mbpsである。この場合、圧縮率は、1/4
4.1倍である。PHSの転送レートが32kbpsで
あるため、後述するデータ送受信部6からデータ中継部
2までの通信手段は、転送レートが64kbpsのIS
DN(Integrated Services Digital Network)のBチ
ャンネルを用いれば十分である。
【0022】ここで、ISDNについて簡単に説明す
る。日本におけるISDNには、INS64、INS1
500等がある。INS64は、64kbpsの情報チ
ャンネル(Bチャンネル)が2本、制御用の信号チャン
ネル(Dチャンネル)が1本の合計3チャンネルで構成
されており、これを基本インターフェース(BRI:Ba
sic Rate Interface)という。また、INS1500
は、64kbpsのBチャンネルが23本、64kbp
sのDチャンネルが1本の合計24チャンネルで構成さ
れている。これら種々あるISDNの方式の中で、本実
施例では、基本インターフェースを用いるものとする。
【0023】データ送受信部6は、データ中継部2及び
移動再生部3との間の回線を接続し、その回線を使用し
て、再生部1と移動再生部2との間の制御情報、データ
圧縮部5で圧縮処理が施された圧縮データの送受信を行
うものである。例えばISDNを使用した場合、データ
送受信部6とデータ中継部2及び移動再生部3との間の
回線の接続は、回線の接続等の制御、回線で送信するデ
ータの種類の設定を行うDチャンネルで行い、回線が接
続した時点で、音声、データ等を送信するBチャンネル
を使用して、圧縮データをデジタルデータとして送信す
る。Bチャンネルで送信するデータとしては、記録媒体
再生部4に収納されている再生可能な記録媒体の内容に
関する情報である記録媒体情報、再生する記録媒体の選
択、或いは、選択した記録媒体の再生等の動作を選択す
る制御情報である。
【0024】制御部7は、後述する移動再生部3からの
制御情報に基づいて、記録媒体再生部4での記録媒体の
選択、データ圧縮部5でのデータの圧縮率の制御等を行
うものである。制御部7は記憶部11を有しており、記
憶部11には、予めそれぞれの記録媒体を認識すること
が可能な記録媒体情報が記憶されている。異なる記録媒
体に同じ曲が記録されている場合、再生したときに、原
音に近い音楽となる記録媒体を選択するように、配慮さ
れている。例えば、Aという曲がカセットテープとCD
に記録されている場合は、高音質のCDの方を選択する
ようになっている。
【0025】制御部7における記録媒体再生部4での記
録媒体の選択は、聴きたい曲の曲目を指定する場合、ま
たは、聴きたい記録媒体(聴きたいCD)を指定する場
合等がある。制御部7は、指定された曲目、或いは、記
録媒体の情報と、記憶部11に記憶されている記録媒体
情報と照合し、指定した曲目、或いは、記録媒体を選択
する。
【0026】また、制御部7におけるデータ圧縮部5で
の圧縮率の演算は、制御部7が記録媒体を選択した後、
記録媒体で再生した音楽情報の転送レートが、通信手段
の転送レートに適合する圧縮率を演算するものである。
【0027】データ中継部2は、データ送受信部6から
送信されてきた圧縮データを受信し、その圧縮データを
電波等の無線による通信手段の圧縮データに変換して発
信するものである。無線による通信手段には、例えば、
デジタル携帯電話やPHSがある。
【0028】デジタル携帯電話は、移動しながら電話通
信ができる携帯型の電話であり、デジタルデータである
音声を電波に変換して送受信するものである。デジタル
携帯電話は、都市部では2〜3km毎、また、郊外では
半約径10kmの範囲をカバーする基地局が、電波を中
継して通信を行うというものである。
【0029】PHSは、携帯電話の一種であるが、半径
約100mの範囲をカバーする基地局を複数配置し、電
波を中継して通信を行うものである。このPHSの基地
局は、カバー範囲が比較的狭いため、基地局及び端末機
の消費電力が小さく、また、小型軽量化できる。さら
に、システムが簡素化できるため、コストパフォーマッ
ンスがよい。このPHSの基地局は、小形であるため、
設置場所も電話ボックス或いは地下街等の天井等に配置
でき、従来通信不可能であった地下街等でも通信可能で
ある。
【0030】PHSは、デジタル携帯電話に比べ、転送
レートが高い(日本におけるデジタル携帯電話は6.7
kbps、PHSは32kbps)、端末側出力が少な
い(デジタル携帯電話は0.8W〜2W、PHSは10
mW)という利点があり、本発明においては、デジタル
携帯電話に比べPHSの方が、音質劣化が少ない、ま
た、地下街等であっても通信が可能である、さらに、後
述する移動再生部3において長時間の音楽情報の再生が
可能であるという点で有効である。
【0031】移動再生部3は、データ中継部2が発信し
た圧縮データを受信し、圧縮データを伸張した後、音楽
情報として再生するものである。移動再生部3は、図示
しないが、送受信部、制御部、伸張部、音楽情報出力部
を具備している。回線の接続、送受信するデータの選
択、制御情報に基づく各部の制御等は制御部で行い、そ
れらの情報は、送受信部により送受信される。送信され
てきた圧縮データは、送受信部で受信し、伸張部は、制
御部からの制御情報に基づいて圧縮データを伸張し、伸
張されたデータは、音楽情報として音楽情報出力部から
出力される。
【0032】移動再生部の操作方法について説明する。
図2は、本発明の携帯型音響システムにおける移動再生
部を示す模式図である。図2において、使用者は、番号
部12で通信番号を入力して、記録媒体再生部4との通
信回線を接続する。全ての情報は、受信部13を介して
送受信され、移動再生部3と記録媒体再生部4の通信回
線が接続した状態で準備が完了する。準備が完了した
後、再生部1から送信されてくる記録媒体情報を受信し
て、表示部14に表示する。使用者は、表示部14に表
示される記録媒体情報を見て、聞きたい曲、或いは、記
録媒体を選択する。記録媒体情報は、記録媒体再生部4
に収納され、再生可能な記録媒体の内容に関する情報で
ある。記録媒体の選択は、番号部12で選択番号を入力
することにより行われる。記録媒体が選択され、再生準
備が完了した後、操作部15の操作により再生等が行わ
れる。音楽情報は、出力部(ヘッドフォン、イヤフォ
ン)16から出力される。
【0033】以上の再生部1、データ中継部2、移動再
生部3で構成される携帯型音響システムの処理動作につ
いて説明する。図3は、本発明の携帯型音響システムに
おける処理動作を示すフローチャート図である。
【0034】図1において、使用者が移動再生部3に通
信番号を入力し、データ中継部2を介して記録媒体再生
部4との回線を接続し、記録媒体を再生する準備が完了
する。(STEP1)
【0035】移動再生部3と再生部1のデータ送受信部
6との間の通信回線が接続すると、制御部7は、記憶部
11に記憶してある記録媒体情報をデータ送受信部6を
介して、移動再生部3に送信する。(STEP2)
【0036】移動再生部3の表示部14には、記録媒体
情報が表示され、使用者は、その中から聴きたい曲Aを
選択する。移動再生部3は、曲Aを選択したという制御
情報をデータ中継部2を介してデータ送受信部6に送信
する。(STEP3)
【0037】データ送受信部6は、制御情報を受信して
制御部7に出力する。制御部7は、記憶部11に記憶さ
れている記録媒体情報と制御情報を照合して、曲Aの記
録されている記録媒体と、その記録媒体に対応した再生
装置を選択する。(STEP4)
【0038】また、記録媒体が選択され決定した後、そ
の記録媒体の転送レートと、通信手段の転送レートから
音楽情報の圧縮率を演算し、圧縮率情報としてデータ圧
縮部5に出力する。曲Aは、光学式記録媒体に記録され
ているものとする。(STEP5)
【0039】制御部7は、光学式記録媒体再生部9を選
択する。そして、記録媒体が収納されている自動選択部
10で、曲Aが記録されている記録媒体Aを選択する。
記録媒体Aは、光学式記録媒体再生部9に搬送され、再
生を開始する。光学式記録媒体再生部9再生された音楽
情報は、データ圧縮部5に出力される。(STEP6)
【0040】データ圧縮部5は、光学式記録媒体再生部
9からの音楽情報を制御部7からの圧縮率情報に基づい
て圧縮し、その圧縮データをデータ送受信部6に出力す
る。(STEP7)
【0041】データ送受信部6は、データ圧縮部5から
出力された圧縮データを、通信回線を使用してデータ中
継部2に送信する。(STEP8)
【0042】データ中継部2は、データ送受信部6から
の圧縮データを受信し、電波による通信手段に適合する
ように変換して、圧縮データを発信する。(STEP
9)
【0043】電波情報として発信された圧縮データは、
移動再生部3の受信部13で受信される。(STEP1
0)
【0044】移動再生部3は、受信した圧縮データを伸
張し、出力部16から曲Aの音楽情報を出力する。(S
TEP11)
【0045】以上のような処理動作により、異なる種類
の記録媒体、或いは、複数個の記録媒体に記録された音
楽情報であっても、複数の記録媒体及びその再生装置を
持ち歩くことなく、1台の携帯型の移動再生装置で聴き
たい音楽情報を聴くことができる。
【0046】本発明の携帯型音響システムの一実施例を
具体的に説明する。図4は、本発明の携帯型音響システ
ムにおける一実施例の概略構成を示す模式図である。図
4において、記録媒体再生部4は自宅17に配置されて
おり、記録媒体再生部4を自宅装置18とし、自宅装置
18とデータ中継部2の通信手段にはISDNを用いる
とする。データ中継部2と移動再生部3の通信手段には
PHSを用い、データ中継部2は、電話ボックス19に
配置してPHS基地局20とする。使用者21は移動再
生部3である携帯装置22を持っているとする。
【0047】使用者21は、携帯装置22を持ち、携帯
装置22で通信番号を入力し、近くのPHS基地局20
に回線接続の要求を行う。PHS基地局20と自宅装置
18との間はISDNで接続され、回線の接続等は、D
チャンネルにより行われる。携帯装置22と自宅装置1
8の記録媒体再生部4との回線を接続する。
【0048】自宅装置18は、携帯装置22と通信回線
が接続したことを確認した後、記録媒体に記録されてい
る曲等に関する記録媒体情報を携帯装置22に発信す
る。記録媒体情報は、PHS基地局20を介して、携帯
装置22で受信される。
【0049】使用者21は、携帯装置22の表示部14
に表示された記録媒体情報を見て、聴きたい曲Aを選択
する。その制御情報は、PHS基地局20を介して自宅
装置18に送信される。
【0050】自宅装置18は、制御情報に基づいて、記
録媒体を選択する。曲AがCDに記録されていたとす
る。自動選択部10は、CDを選択し、光学式記録媒体
再生部9であるCDプレーヤに搬送する。CDプレーヤ
はCDを再生して音楽情報をデータ圧縮部5に出力す
る。
【0051】制御部7は、選択した記録媒体の転送レー
トを、PHSにおける転送レートに適合するように圧縮
率を演算し、データ圧縮部5に圧縮率情報として出力す
る。PHSの転送レートは32kbpsであり、CDの
転送レートは1.4112Mbpsであった場合、圧縮
率は、(1.4112Mbps)/(32kbps)=
44.1であり、CDの圧縮データを約1/44.1倍
に圧縮するという圧縮率情報を出力する。
【0052】データ圧縮部5は、制御部7からの圧縮率
情報に基づいて、光学式記録媒体再生部9で再生した音
楽情報を圧縮し、圧縮データとしてデータ送受信部6に
出力する。
【0053】データ送受信部6は、ISDNのBチャン
ネルを使用して、圧縮データをPHS基地局20に送信
する。
【0054】PHS基地局20は、送信されてきた圧縮
データを電波に変換して発信する。
【0055】圧縮データを変換した電波は、携帯装置2
2の受信部により受信され、携帯装置22は、受信した
圧縮データを伸張し、音楽情報に変換して、出力部16
から出力する。
【0056】以上のように、移動再生部と記録媒体再生
部の間を、データ中継部を介して通信回線を接続し、移
動再生部で再生したい記録媒体を選択し、記録媒体再生
部で選択した記録媒体を再生し、圧縮した後、圧縮デー
タとして送信する。記録媒体再生部から送信された圧縮
データをデータ中継部を介して移動再生部で受信した
後、圧縮データを伸張して、音楽情報として出力するこ
とができるため、複数の異なる記録媒体、或いは、記録
媒体に対応した再生装置を複数持ち歩くことなく、自分
が聴きたい音楽情報を聴くことができる。
【0057】上記の実施例において、移動再生部とデー
タ中継部の間の通信手段をPHSとし、データ中継部と
記録媒体再生部の間の通信手段をISDNとしたが、本
発明は、これに限定されるものではない。つまり、デー
タの伝送速度のより速い通信手段を用いた場合(記録媒
体の転送レートより速い転送レートの通信手段)は、記
録媒体の圧縮データを圧縮することなく、高音質の音楽
情報を得ることが可能である。また、その場合、音楽情
報のみだけではなく、画像情報も送信することが可能と
なる。
【0058】また、上記の実施例において、移動再生
部、再生部を音楽情報の再生を行うための専用機とした
が、本発明は、これに限定されるものではない。つま
り、移動再生部、再生部ともに、通常の電話機能を兼用
するものでもよい。この場合、回線が接続するとき、回
線接続の情報中に、送信するデータの種別等が示され
る。そして、移動再生部は、回線を接続した後、送受信
するデータが音声データであるか音楽情報を圧縮した圧
縮データであるかを選択するデータ選択部を備えればよ
い。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、音楽情報を記録した記
録媒体が複数種類ある場合、或いは、音楽情報が複数個
の記録媒体に記録されてある場合でも、記録媒体を持た
ずに1台の再生装置を携帯するだけで、聴きたい音楽情
報を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯型音響システムの概略構成を示す
模式図である。
【図2】本発明の携帯型音響システムにおける移動再生
部を示す模式図である。
【図3】本発明の携帯型音響システムにおける処理動作
を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の携帯型音響システムにおける一実施例
の概略構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ・・・再生部 2 ・・・データ中継部 3 ・・・移動再生部 4 ・・・記録媒体再生部 5 ・・・データ圧縮部 6 ・・・データ送受信部 7 ・・・制御部 8 ・・・磁気記録媒体再生部 9 ・・・光学式記録媒体再生部 10 ・・・自動選択部 11 ・・・記憶部 12 ・・・番号部 13 ・・・受信部 14 ・・・表示部 15 ・・・操作部 16 ・・・出力部 17 ・・・自宅 18 ・・・自宅装置 19 ・・・電話ボックス 20 ・・・PHS基地局 21 ・・・使用者 22 ・・・携帯装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯して音楽情報を聴くことが可能な携帯
    型音響システムにおいて、前記音楽情報を記録している
    複数の記録媒体のうち再生する前記記録媒体を選択し再
    生した音楽データを通信手段を用いて送信する再生部
    と、該再生部から送信された前記音楽データを受信し電
    波に変換した後通信手段を用いて前記音楽データを発信
    するデータ中継部と、該データ中継部からの前記音楽デ
    ータを前記音楽情報に変換して再生すると共に前記再生
    部で再生する前記記録媒体を選択する制御情報を発信す
    る移動再生部とを具備することを特徴とする携帯型音響
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の携帯型音響システムにおい
    て、前記通信手段は、前記再生部と前記データ中継部の
    間にISDN(Integrated Services Digital Networ
    k)を使用し、前記データ中継部と前記移動再生部の間
    にPHS(Personal Handy Phone System)を使用する
    ことを特徴とする携帯型音響システム。
  3. 【請求項3】携帯して音楽情報を聴くことが可能な携帯
    型音響システムにおいて、前記音楽情報を記録した複数
    の記録媒体のうち再生する前記記録媒体を選択し再生す
    る記録媒体再生部と、該記録媒体再生部で再生した前記
    音楽情報を圧縮するデータ圧縮部と、該データ圧縮部で
    圧縮した音楽データを通信手段を使用して送信すると共
    に前記記録媒体再生部を制御する制御情報を受信するデ
    ータ送受信部と、該データ送受信部で受信した制御情報
    に基づいて前記記録媒体再生部を制御すると共に前記デ
    ータ圧縮部での音楽データの圧縮率を演算する制御部
    と、該データ送受信部からの前記音楽データを受信して
    通信手段を使用して発信するデータ中継部と、該データ
    中継部が発信した前記音楽データを受信し前記音楽情報
    に変換して再生すると共に前記制御情報を送信する移動
    再生部とを具備することを特徴とする携帯型音響システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の携帯型音響システムにおい
    て、前記記録媒体再生部は、磁気記録媒体を再生する磁
    気記録媒体再生部と、光学式記録媒体を再生する光学式
    記録媒体再生部とを具備することを特徴とする携帯型音
    響システム。
  5. 【請求項5】請求項3及び請求項4記載の携帯型音響シ
    ステムにおいて、前記記録媒体再生部は、複数の前記記
    録媒体を前記制御情報により自動的に選択する自動選択
    部を具備することを特徴とする携帯型音響システム。
  6. 【請求項6】請求項3、請求項4及び請求項5記載の携
    帯型音響システムにおいて、前記制御部は、前記記録媒
    体再生部に収納している複数の前記記録媒体の内容を記
    憶する記憶部を具備することを特徴とする携帯型音響シ
    ステム。
  7. 【請求項7】請求項1、請求項3、請求項4、請求項5
    及び請求項6記載の携帯型音響システムにおいて、前記
    移動再生部は、前記制御情報を送信すると共に前記デー
    タ中継部からの音楽データを受信する送受信部と、該送
    受信部が受信した前記制御情報に基づいて前記音楽デー
    タを伸張する伸張部と、該伸張部で伸張した前記音楽デ
    ータを前記音楽情報に変換して出力する出力部とを具備
    することを特徴とする携帯型音響システム。
  8. 【請求項8】請求項3、請求項4、請求項5、請求項6
    及び請求項7記載の携帯型音響システムにおいて、前記
    通信手段は、前記データ送受信部と前記データ中継部の
    間にISDN(Integrated Services Digital Networ
    k)を使用し、前記データ中継部と前記移動再生部の間
    にPHS(Personal Handy Phone System)を使用する
    ことを特徴とする携帯型音響システム。
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