JP2004242242A - 情報再生装置 - Google Patents

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Koichi Asaka
宏一 浅香
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】携帯機器を通して受信した音楽、その他の情報を途切れなく再生可能な情報再生装置を提供する。
【解決手段】携帯機器1との間で情報のやりとりを行う近距離用無線通信部208と、近距離用無線通信部208によって受信された情報を順次記憶するメモリ209と、メモリに記憶された情報を順次読み出し出力する音声出力部206および表示部205と、近距離用無線通信部208による携帯機器1との無線通信の品質を監視する無線回線監視部210とを備え、無線回線監視部210の監視状況に応じて無線通信の品質を最適化制御部211で最適化するように構成する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯機器からの音楽情報、その他の情報を、近距離用の無線通信手段を介して受信し、再生する情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯用のオーディオ機器と車載用のオーディオ機器にそれぞれブルートゥースなどの近距離用無線通信手段を設け、携帯用のオーディオ機器に存在する音楽情報を車載用のオーディオ機器に無線で伝送し、車載用のオーディオ機器で音楽として再生するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このように構成したものでは、携帯用のオーディオ機器で直接音楽情報を再生する場合に比し、より音響効果のよい車載用のオーディオ機器で再生することができ、車両に乗った全員で楽しむことができるという効果を有する。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−239897号公報(第5−8頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の情報再生装置では、携帯用のオーディオ機器に存在する音楽情報などを、単に、車載用のオーディオ機器にブルートゥースなどの近距離用の無線通信手段を介して伝送し、車載用の機器で再生できるように構成しただけのものであり、以下に示すような問題があった。
【0006】
すなわち、無線通信手段として使用するブルートゥースなどの近距離用の無線通信手段は、電池の寿命を出来るだけ長くすることや、近隣の機器、無線ネットワークなどとの間で互いに干渉しないようにすることが強く要求されることになり、そのために、電力は出来るだけ小電力であることが必要であり、携帯用の機器と車載用の機器との距離や環境によってはしばしば無線通信が途切れることがあった。
【0007】
特に、車載用の機器の場合には、車体などの金属板に囲まれた環境で使用されるため、使用中に多数の反射波が発生し、その反射波によるディップポイントや、移動中の周囲環境、更には、携帯機器を持つ人の動作などによって電波状況が大きく変化し、無線通信がしばしば途切れることがあった。
【0008】
本発明は、以上のような従来の問題に鑑みてなされたものであり、音楽、その他の情報を途切れることなく再生可能な情報再生装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報再生装置は、携帯機器との間で情報のやりとりを行う無線通信手段と、無線通信手段によって受信された情報を順次記憶するメモリと、メモリに記憶された情報を順次読み出し再生する再生手段と、無線通信手段による携帯機器との無線回線の通信品質を監視する無線回線監視手段と、無線回線監視手段の監視状況に応じて無線通信の品質を最適化する最適化制御手段とを備えた構成を有している。
【0010】
この構成により、携帯機器との間の無線回線の通信品質が悪化しても、それを無線回線監視手段が監視し、最適化制御手段が最適化するため、無線通信の途切れや再生の途切れを極力少なくし、良好な再生を可能にする。
【0011】
また、本発明の情報再生装置は、無線通信手段によって情報を受信すると、その情報が順次メモリに記憶されつつ、再生手段によって再生される構成を有している。
【0012】
この構成により、メモリとしては、大容量のものを必要とせず、また、受信した情報が完全なものとしてメモリに残ることがなく、例えば、音楽のような著作権を有するものであっても、その使用、再生に支障が生じないという効果を有する。
【0013】
また、本発明の情報再生装置は、メモリに記憶されている情報の量が予め定めた設定値以上であるかどうかを監視するメモリ監視手段を備え、情報の量が予め定めた設定値以上であるとき、再生手段による情報の読み出し再生を行う構成を有している。
【0014】
この構成により、再生手段による情報の読み出し再生を行う際には、メモリに予め定めた設定値以上の情報が記憶されており、再生手段による再生が途絶えないという作用を有する。
【0015】
また、本発明の情報再生装置は、予め定めた設定値を、通信品質の状況が悪い場合は、良好な場合に比し大きく設定する構成を有している。
【0016】
この構成により、無線回線の通信品質状況が悪い場合には、予め定めた設定値を大きくして情報の再生開始を遅くすることにより途切れのない再生を可能にすることができ、無線回線の状況が良好な場合には、予め定めた設定値を小さくして情報の再生開始を早くすることが可能になる。
【0017】
また、本発明の情報再生装置は、無線回線監視手段が、携帯機器との通信における受信電界強度、エラーレート、再送回数の少なくとも1つを監視するものである構成を有している。
【0018】
この構成により、無線回線監視手段が、携帯機器との通信における受信電界強度が予め定めた値より小さくなったとき、あるいは、エラーレートが予め定めた値より大きくなったとき、更には、再送回数が予め定めた値より大きくなったときの少なくとも1つの状態で、これらの状態が無線回線監視手段で監視されることになり、最適化制御手段が無線回線を最適化するように切替え制御することになる。
【0019】
また、本発明の情報再生装置は、最適化制御手段が、携帯機器との通信における通信電力、通信速度、パケットサイズ、エラー訂正方式の少なくとも1つを切替え制御するものである構成を有している。
【0020】
この構成により、無線回線の状況が悪ければ、通信電力を大きくしたり、通信速度を遅くしたり、パケットサイズを小さくしたり、エラー訂正能力の高い通信方式を選択して、通信が途絶えたり、情報が正しく受信できなくなったり、発生したエラーを正しく訂正できなかったりするのを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施の形態における情報再生装置の使用形態を示す概略図、図2は、本発明の一実施の形態において使用する携帯機器の一例を示す概略ブロック図、図3は、本発明の一実施の形態における情報再生装置の概略ブロック図である。
【0023】
図1に示すように、本発明の一実施の形態における情報再生装置2は、例えば、車載用のオーディオ機器であって、携帯電話機や携帯端末装置などの所謂、携帯機器1との間で、ブルートゥースなどの近距離用の無線通信を通して情報のやり取りが可能なように構成されている。
【0024】
携帯機器1は、例えば、携帯電話機である場合、図1、図2に示すように、携帯電話機用無線通信部101、通話回路部102、マイク103、スピーカ104、表示部105、操作部106などを有している。そして、携帯電話機用無線通信部101を通して公衆電話回線やインターネットなどに接続し、相手と通話したり、情報を送受したりすることができるように構成されている。
【0025】
また、携帯機器1には、携帯電話機用無線通信部101を通して受信した音楽、その他の情報を記憶する記憶部107や、携帯可能な可搬メモリ(図示せず)を着脱自在に装着する可搬メモリ装着部108を有し、これらの記憶部107や可搬メモリ装着部108に装着された可搬メモリに、それぞれ電話回線やインターネットなどを介して受信した音楽、その他の情報を任意に記憶可能なように構成されている。
【0026】
また、携帯機器1には、情報再生装置2との間で任意に情報のやり取りを行うブルートゥースなどの近距離用無線通信部109が設けられており、この近距離用無線通信部109を介して、記憶部107やメモリに記憶された情報、あるいは、携帯電話機用無線通信部101を通して受信した情報をそれぞれ情報再生装置2に送信することができるように構成されている。
【0027】
なお、近距離用無線通信部109は、情報再生装置2からの指示情報を受信し、その指示情報にもとづいて、送信電力を変化させたり、通信速度を変化させたり、送信する情報のパケットサイズを変更したり、送信する情報のエラー訂正方式を変更したりすることが可能なように構成されている。そして、制御部110は、前述した各部101〜109とそれぞれ情報の授受を行い、各部101〜109それぞれを制御するためのものである。
【0028】
次に、本発明の一実施の形態における情報再生装置2について、その構成を説明する。
【0029】
本発明の一実施の形態における情報再生装置2は、図1、図3に示すように、例えば、車載用のオーディオ機器であり、テレビ、ラジオなどの放送を受信する放送受信部201、現在位置を測位するGPS受信機などの測位部202、カセットテープ、CD、DVDなどに記憶された音楽、映像などの情報を再生する再生装置203、操作部204、表示部205、音声出力部206、スピーカ207などを有している。
【0030】
そして、操作部204の操作によりテレビ、ラジオなどの放送を受信したり、再生装置203によって音楽、映像などの情報を再生したりして、その内容を表示部205で表示したり、スピーカ207で出力したりすることが可能なように構成され、更に、測位部202で測位された現在位置や、操作部204で入力された目的地、目的地までの経路などをそれぞれ表示部205で表示可能なように構成されている。
【0031】
また、情報再生装置2には、携帯機器1との間で情報のやり取りを行うブルートゥースなどの近距離用無線通信部208と、この近距離用無線通信部208で受信した情報を順次一時的に記憶するRAMなどのメモリ209が設けられている。そして、メモリ209に記憶された情報は、記憶された後、少し遅れて順次再生されるように構成され、更に、再生された情報は、それぞれ表示部205に表示されたり、音声出力部206を介してスピーカ207から出力されたりするように構成されている。
【0032】
また、情報再生装置2には、近距離用無線通信部208を用いて携帯機器1との間で情報のやり取りを行っているときに、その近距離用無線通信回線の品質を監視する無線回線監視部210と、この監視部210による監視の結果、携帯機器1との間の近距離用無線通信回線の品質が予め定めた品質により悪かったとき、近距離用無線通信回線の品質をより良いものに切替え制御する最適化制御部211とを備えている。
【0033】
なお、無線回線監視部210は、携帯機器1との近距離無線通信における受信電界強度、エラーレート、再送回数などを監視するように構成されており、また、最適化制御部210は、携帯電話機1との近距離無線通信における通信電力、通信速度、パケットサイズ、エラー訂正方式などを最適な状態に切替え制御するように構成されている。そして、制御部212は、前述した各部201〜211と情報の授受を行い、各部201〜211を制御するためのものである。
【0034】
次に、本実施の形態における情報再生装置について、その動作を説明する。
【0035】
まず、ラジオ、テレビなどの放送を受信する場合には、操作部204を用いて、ラジオ、テレビなどの放送を受信すべく、受信する放送局を任意に選択する。このようにすれば、放送受信部201が選択された放送局の放送電波を受信し、表示部205、あるいは、スピーカ207にそれぞれ受信した映像、音声をそれぞれ出力する。
【0036】
そして、再生装置203を用いて、カセットテープやCD、DVDなどに記憶された音楽、映像などを再生する場合には、操作部204を用いて、これらの音楽、映像などを再生するための操作を行う。このようにすれば、再生装置203がこれらの音楽、映像などを再生し、スピーカ207、あるいは、表示部205にそれぞれ出力する。
【0037】
測位部202は、常時、現在位置を測位しており、測位された現在位置を表示する場合には、操作部204を用いて、現在位置を表示するための操作を行う。このようにすれば、測位部202で測位された現在位置が図示していない地図情報記憶部に記憶された地図情報と共に表示部205に表示される。そして、操作部204を用いて、目的地を入力し、現在位置から目的地までの経路などを検索し、表示する操作を行った場合には、これらの操作によって検索された現在位置から目的地までの経路が地図情報記憶部に記憶された地図情報と共に表示部205に表示される。
【0038】
このように、本実施の形態によれば、表示部205や音声出力部206、スピーカ207などが、ラジオ、テレビなどを受信する放送受信部201、測位部202、再生装置203などのそれぞれの出力部として兼用されている。
【0039】
次に、携帯機器1からの情報を受信し、それを再生する動作について説明する。
【0040】
携帯機器1は、先に説明したように、携帯電話機としての機能を備えており、公衆電話回線やインターネットなどを通して相手と通話したり、通信したりすることができるようになっている。そして、相手からの情報は、そのまま、近距離用無線通信部109を介して情報再生装置2に送信したり、記憶部107に記憶したりすることが可能であり、また、可搬メモリ装着部108に装着された可搬メモリに記憶することも可能である。
【0041】
可搬メモリに記憶された情報や記憶部107に記憶された情報は、共に再生可能であり、再生された情報は、近距離用無線通信部109を通して情報再生装置2に送信することも可能である。
【0042】
今、情報再生装置2の操作部204を操作して、携帯機器1より携帯機器1が保有する音楽、映像、その他の情報を情報再生装置2に送信するための指示信号を入力すると、その指示信号が制御部212で検知され、制御部212の制御のもとで、その指示信号が近距離用無線通信部208を介して携帯機器1側に送信される。
【0043】
携帯機器1において、近距離用無線通信部109でその指示信号を受信すると、その指示信号が制御部110で検知され、制御部110の制御のもとで、その指示信号にあった音楽、映像、その他の情報が、記憶部107、可搬メモリ、あるいは、携帯電話機用無線通信部101よりそれぞれ引き出され、近距離用無線通信部109を介して情報再生装置2側に送信される。
【0044】
すなわち、記憶部107に記憶された情報を送信するように指示した場合には、記憶部107に記憶された情報が、可搬メモリ装着部108に装着された可搬メモリに記憶された情報を送信するように指示した場合には、可搬メモリ装着部108に装着された可搬メモリに記憶された情報が、携帯電話機用無線通信部101で受信した情報をそのまま送信するように指示した場合には、携帯電話機用無線通信部101で受信した情報がそのまま、それぞれ情報再生装置2側に送信される。
【0045】
情報再生装置2では、送信された音楽、映像、その他の情報が近距離用無線通信部208で受信され、順次メモリ209記憶される。メモリ209に記憶された情報は、制御部212の制御のもとで、少し遅れて順次再生され、表示部205、又は、音声出力部206にそれぞれ出力される。
【0046】
すなわち、情報再生装置2では、近距離用無線通信部208で受信された情報が順次メモリ209に記憶され、少し遅れて順次再生されるため、近距離用無線通信において多少途切れが生じても、メモリ209から再生される情報には途切れがなく、また、メモリ209としては、順次記憶されながら再生されるため、比較的小容量のもので充分であり、メモリ209には、受信した情報が完全な形で残らず、著作権などを問題にする音楽、写真、映画などの情報でも、何ら問題にならないというメリットがある。
【0047】
このように、本実施の形態における情報再生装置では、近距離用無線通信部208で音楽、映像、その他の情報が受信されると、それらの情報がRAMなどのメモリ209に順次記憶され、記憶されつつ再生されるため、途切れのない状態でそれらの情報を再生することが可能になる。
【0048】
ところで、本実施の形態では、情報再生装置2に、更に近距離用無線通信部208による携帯機器1との無線通信における品質を常時監視する無線回線監視部210が設けられている。そして、その監視の結果、携帯機器1との無線通信における品質が予め定めた値より悪い場合には、それらをそれぞれ予め定めた値になるように最適化制御部211で最適化するように制御している。したがって、近距離用無線通信の品質が予め定めた値より悪くても、それが最適化制御部211で最適化されるため、常に正しく情報を受信し、再生することができる。
【0049】
以下、このことについて、より詳しく説明する。
【0050】
本実施の形態では、近距離用の無線通信方式として、パケット方式の近距離用無線通信方式を用いている。そして、近距離用無線通信を行う近距離用無線通信部109、208は、それぞれ異なる通信速度の少なくとも2つのパケット方式(少なくとも、高速パケット方式と、低速パケット方式の2つのパケット方式)を切替え使用できるように構成されている。
【0051】
さらに、送信出力も大出力、小出力にそれぞれ切替え可能なように構成されており、パケットサイズも少なくとも2つのパケットサイズ(少なくとも、大きいパケットサイズと、小さいパケットサイズ)を切替え可能なように構成されており、パケットのエラー訂正方式も少なくとも2つのエラー訂正方式(少なくとも、エラー訂正能力の高い通信方式と、エラー訂正能力の低い通信方式)を切替え可能なように構成されている。
【0052】
また、近距離用無線通信部109、208は、それぞれ制御部110、212の制御のもとで、通信が途中で成功しなかった場合、その成功しなかった部分から再び自動的に通信を開始(再送)する機能を有し、更に、受信された情報に誤りがあった場合、それをそれぞれ訂正する機能(誤り訂正機能)を備えている。
【0053】
そして、無線回線監視部210は、近距離用無線通信部208で受信した携帯機器1からの受信電波の電界強度、エラーレート、再送回数などをそれぞれ監視するように構成され、これらが予め定めた値より悪かった場合、最適化制御部211がそれらを最適化するように構成されている。したがって、本実施の形態によれば、電界強度が予め定めた値より小さかったり、エラーレートや再送回数が予め定めた値より大きかったりした場合には、それらが無線回線監視部210で監視され、最適化制御部211がそれらを最適化するように動作する。
【0054】
すなわち、電界強度が予め定めた値より小さかったり、エラーレートや再送回数が予め定めた値より大きかったりした場合には、最適化制御部211が、近距離用無線通信部208の受信感度を上昇させたり、携帯機器1に対し、近距離用無線通信部109の送信出力を大きくするように指示する。
【0055】
あるいは、双方の近距離用無線通信部109、208に対し、エラー発生率の低い低速パケット方式に切り替えたり、あるいは、パケットサイズを小さくして情報を少しづつ送るように指示したり、あるいは、エラー訂正能力の高い通信方式に切替えるように指示したりし、双方の近距離用無線通信を最適化する。
【0056】
このようにすることにより、近距離用無線通信の品質が予め定めた値に最適化され、常に正しく情報を受信し、再生することができるようになる。
【0057】
また、本実施の形態では、制御部212によって、メモリ209に記憶された情報量を監視し、その情報量が予め定めた設定値以上あるときに、再生を開始するように構成している。
【0058】
図4は、これらの動作を説明するためのフローチャートであり、以下、このフローチャートに沿って、その動作を説明する。
【0059】
本実施の形態では、先に説明したように、無線回線監視部210で無線回線の状況を監視し(S401)、無線回線の状況が良好である場合には、例えば、高速パケットで、パケットサイズを大きくし、エラー訂正能力は低いがオーバーヘッドの小さいパケット方式を使用する(S402)。
【0060】
そして、無線回線の状況が良好でない場合には、低速パケットで、パケットサイズを小さくし、エラー訂正能力は高いが、オーバーヘッドが大きいパケット方式を使用する(S403)。
【0061】
回線状況が良い場合、悪い場合のいずれの場合も、その後、メモリ209に記憶された情報量が予め定めた設定値より大きかどうかを判断する(S404、S405)。そして、大きい場合に再生を開始し(S406)、メモリ209に記憶された情報が全て再生されたかどうかを監視する(S407)。
【0062】
再生されていない場合(S407のN)には、無線回線監視部210による無線回線の監視(S401)に戻り、再生された場合(S407のY)には、全ての一連の動作を終了する。
【0063】
このように構成すれば、無線回線の状況が良好なときには高速大量に送信できるパケット方式を使用して多くの情報をメモリ208に記憶しておき、無線回線の状況が悪くなったときの備えとしておくことができ、無線回線の状況が悪くなって、多くの情報を高速に入手できない状況になっても、先に記憶された情報を順次再生することにより途切れのない再生とすることができる。
【0064】
そして、回線状況が良い場合、悪い場合のいずれの場合も、その後、メモリ209に記憶された情報量が予め定めた設定値より大きいかどうかが判断され、大きい場合に再生を開始するようにしているため、再生の途中でメモリ209に記憶された情報がなくなり、再生が中断されるということがないというメリットを有する。
【0065】
なお、本実施の形態では、予め定めた規定値を無線回線の状況に関わらず同一の値に設定しているが、無線回線の状況に応じてそれぞれ次の通り異なる値に設定しても良い。すなわち、無線回線の状況が悪い場合には、良い場合に比して、大きく設定する。
【0066】
このように設定すれば、無線回線の状況が悪い場合には、良い場合に比して、より多くの情報量がメモリに記憶されるまで再生が開始されなくなり、それだけ再生のタイミングが遅れるが、より多くの情報が記憶されているため、再生に際し、情報の再生が途切れることがない。また、無線回線の状況が良い場合には、再生が開始されるタイミングで、記憶されている情報が少なくなるが、それだけ再生の開始が早くなりタイミングの遅れが少なくなるというメリットを有する。
【0067】
また、本実施の形態では、情報再生装置2より予め定めた指令信号を送信することにより、携帯機器1より希望する音楽、映像、その他の情報が情報再生装置2に送信されてくると説明しただけであるが、最終的に希望する情報が送信されてくるまでに何度かの対話が行われるように構成してもよいことは言うまでもないことである。
【0068】
例えば、音楽情報の場合、ジャンル、曲名、音楽というように、各階層の情報を有しており、したがって、先ず、最初に、音楽情報を入手したい旨の指令信号を送信すると、ジャンルを選択するための情報が送信されてくる。そして、それが表示部205に表示され、必要に応じてスピーカ207で音声として出力される。ジャンルを選択してその情報を送信すると、次に曲名を選択するための情報が送信されてきて、それが表示部205に表示され、必要に応じてスピーカ207で音声として出力される。曲名を選択してその情報を送信すると、その曲の音楽情報が送信されてくる。といった具合である。
【0069】
このように、構成すれば、必要かどうかを事前に上位の情報から取捨選別することができ、無駄な情報を不用に入手することを未然に防止することができる。
【0070】
また、本実施の形態では、携帯機器1より送信されてくる音楽、映像、その他の情報が圧縮されたものかそうでないものか一切特定していないが、仮に圧縮されたディジタル情報である場合には、それをそのままメモリに記憶し、再生し、その後、必要に応じて伸張し、ディジタルーアナログ変換し、音声出力部206に供給されることは言うまでもないことである。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯機器との間で、無線回線の通信品質が悪化しても、それを無線回線監視手段が監視し、最適化制御手段が最適化するため、無線通信の途切れや再生の途切れをほとんどなくすことができ、良好な再生を可能にするという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における情報再生装置の使用形態を示す概略図
【図2】本発明の一実施の形態において使用する携帯機器の一例を示す概略ブロック図
【図3】本発明の一実施の形態における情報再生装置の概略ブロック図
【図4】本発明の一実施の形態における情報再生装置の動作を説明するフローチャート
【符号の説明】
1 携帯機器
2 情報再生装置
101 携帯電話機用無線通信部
102 通話回路部
103 マイク
104 スピーカ
105 表示部
106 操作部
107 記憶部
108 可搬メモリ装着部
109 近距離用無線通信部
110 制御部
201 放送受信部
202 測位部202
203 再生装置203
204 操作部
205 表示部
206 音声出力部
207 スピーカ
208 近距離用無線通信部
209 メモリ
210 無線回線監視部
211 最適化制御部
212 制御部

Claims (6)

  1. 携帯機器との間で情報のやりとりを行う無線通信手段と、前記無線通信手段によって受信された情報を順次記憶するメモリと、前記メモリに記憶された情報を順次読み出し再生する再生手段と、前記無線通信手段による前記携帯機器との無線回線の通信品質を監視する無線回線監視手段と、前記無線回線監視手段の監視状況に応じて前記無線通信の品質を最適化する最適化制御手段とを備えたことを特徴とする情報再生装置。
  2. 前記情報は、前記無線通信手段によって受信され、前記メモリに順次記憶されつつ、前記再生手段によって再生されるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  3. 前記メモリに記憶されている情報の量が予め定めた設定値以上であるかどうかを監視するメモリ監視手段を備え、前記情報の量が予め定めた設定値以上であるとき、前記再生手段による前記情報の読み出し再生を行うことを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  4. 前記予め定めた設定値を、前記通信品質の状況が悪い場合は、良好な場合に比し大きく設定したことを特徴とする請求項3記載の情報再生装置。
  5. 前記無線回線監視手段は、前記携帯機器との通信における受信電界強度、エラーレート、再送回数の少なくとも1つをもって前記通信品質を監視するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報再生装置。
  6. 前記最適化制御手段は、前記携帯機器との通信における通信電力、通信速度、パケットサイズ、エラー訂正方式の少なくとも1つを切替え制御するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の情報再生装置。
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Cited By (4)

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