JP5367475B2 - 音楽再生制御装置および音楽再生制御方法 - Google Patents

音楽再生制御装置および音楽再生制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、音楽再生制御装置および音楽再生制御方法に関し、特に、音楽再生機能を有する携帯端末とブルートゥース接続して音楽再生の制御を行う装置に用いて好適なものである。
近年の携帯電話機には、通話機能以外にも様々な機能が搭載されている。例えば、音楽データを蓄積しそれを再生する音楽再生機能を有する携帯電話機が知られている。また、近距離無線通信規格の1つであるブルートゥースにより外部機器との間でデータを無線で通信するブルートゥース通信機能を有する携帯電話機も提供されている。これらの音楽再生機能およびブルートゥース通信機能の両方を備えた携帯電話機もある。
音楽再生機能およびブルートゥース通信機能を備えた携帯電話機と、同じく音楽再生機能およびブルートゥース通信機能を備えた外部機器とをブルートゥース接続することにより、携帯電話機から外部機器に対して音楽データを送信し、外部機器において音楽再生を行うシステムも提供されている。例えば、外部機器が車載機である場合、車載機は、携帯電話機からブルートゥース通信により音楽データを受信して再生することが可能である。
一方、車載機には、音楽再生機能およびブルートゥース通信機能の他に、ハンズフリー通話機能(ハンズフリーユニット)が備えられていることがある。ブルートゥース通信機能およびハンズフリー通話機能の両方を備えた車載機の場合、携帯電話機とハンズフリーユニットとの間はブルートゥースにより無線で接続される。携帯電話機とハンズフリーユニットとがブルートゥース接続された状態で携帯電話機において着信または発信が行われると、車載機のハンズフリーユニットを介してハンズフリー通話(HFT:Hands Free Telephone)を行うことが可能となる。
ところで、ブルートゥース通信機能を備えた従来の電子機器は、複数のプロファイル(機能)を同時には動作させることができなかった。そのため、ブルートゥース通信により音楽データを送受信することと、ブルートゥース通信によりハンズフリー通話を行うこととを同時に行うことはできなかった。そこで、車載機が携帯電話機からブルートゥース通信により音楽データを受信して再生している際に、携帯電話機において着信または発信が行われた場合、音楽再生を一時停止してハンズフリー通話を行い、その通話終了後に音楽再生を自動的に再開させるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、音楽再生をしている際に携帯電話機において着信または発信が行われると、音楽再生が停止してしまうという問題があった。発信についてはユーザの意思で行われるので、音楽再生が停止してもユーザの意に反するということは殆どない。しかし、着信についてはユーザの意思とは無関係に行われる。よって、ブルートゥース通信により音楽再生をしている際に携帯電話機において着信があった場合は、ユーザの意に反して音楽再生が突然停止してしまうという問題がある。
なお、複数のポータブルデバイスが車載機に接続された状態において、音楽再生中のポータブルデバイスが車載機から取り外されたときに、リストを参照し、他のポータブルデバイスが所有する同一の楽曲を引き続き再生するようにした技術が存在する(例えば、特許文献2参照)。ただし、この技術は、ブルートゥース通信機能やハンズフリー通話機能とは全く無関係のものである。
特開2008−92210号公報 特開2007−226867号公報
本発明は、上述のような問題を解決するために成されたものであり、携帯電話機のような携帯端末からブルートゥース通信により音楽データを受信して再生している際に携帯端末において着信が行われた場合でも、ハンズフリー通話によって音楽再生が妨げられないようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、無線通信部を介して複数の携帯端末が無線で接続された状態において、一の携帯端末において着信が行われた場合、当該一の携帯端末を音楽データの取得対象先から外してハンズフリー通話の制御対象とする一方、他の携帯端末から音楽データを受信して音楽再生部による音楽再生を行うようにする。
上記のように構成した本発明によれば、着信が検出された一の携帯端末を通じて無線接続によるハンズフリー通話が行われる状態になったとしても、他の携帯端末との間における無線接続により当該他の携帯端末から音楽データを受信して再生することが可能となる。これにより、携帯端末から無線接続により音楽データを受信して再生している際に携帯端末において着信が行われた場合でも、ハンズフリー通話によって音楽再生が妨げられないようにすることができる。
本実施形態による音楽再生制御装置を備えた無線通信システムの構成例を示す図である。 本実施形態による車載機が備える音楽再生制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態のリスト記憶部に記憶される再生順リスト情報の例を示す図である。 本実施形態による音楽再生制御装置の動作例を示す図である。 本実施形態による音楽再生制御装置の他の動作例を示す図である。 本実施形態による音楽再生制御装置の詳細な動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による音楽再生制御装置を備えた無線通信システムの構成例を示す図である。図2は、本実施形態による車載機が備える音楽再生制御装置の機能構成例を示すブロック図である。まず、図1および図2を用いて、本実施形態による音楽再生制御装置の構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の無線通信システムは、1以上の携帯電話機(本発明の携帯端末に相当)1と、音楽再生制御装置を備えた車載機2とにより構成されている。携帯電話機1は、ブルートゥース通信機能と音楽再生機能とを備えている。車載機2は、ブルートゥース通信機能と音楽再生機能とハンズフリー通話機能とを備えている。
ブルートゥースは、その通信機能を搭載した機器の通信ネットワークへの接続が自動的に行われるタイプの無線通信システムである。そのため、ブルートゥース通信機能を搭載した携帯電話機1の識別情報を車載機2に一度登録しておくと、その後は、携帯電話機1が車載機2に近づくだけで相互に無線接続され、通信可能な状態となる。なお、本実施形態において携帯電話機1は、車載機2に識別情報が既に登録されているものとする。
携帯電話機1は、内蔵した記録媒体に複数の音楽データを記憶しており、ブルートゥース通信機能を用いて車載機2に対して音楽データを無線で送信できるようになっている。本実施形態では、一例として3台の携帯電話機1A,1B,1Cが車載機2とブルートゥース接続されており、各携帯電話機1A,1B,1Cにそれぞれ複数の音楽データが記憶されているものとする。各携帯電話機1A,1B,1Cは、車載機2からの要求に応じて音楽データを送信する。
図2に示すように、車載機2が備える本実施形態の音楽再生制御装置は、その機能構成として、無線通信部11、リスト登録部12、リスト記憶部13、音楽再生部14、音声出力部15、着信検出部16、ハンズフリー通話部17、音声入力部18および制御部19を備えている。
無線通信部11は、1以上の携帯電話機1(本実施形態の場合は3台の携帯電話機1A,1B,1C)と無線で接続してデータの送受信を行う。リスト登録部12は、無線通信部11を介してブルートゥース接続されている複数の携帯電話機1に記憶されている音楽データの再生順をリストに登録する。例えば、リスト登録部12は、第1の携帯電話機1Aに記憶されている音楽データと、第2の携帯電話機1Bに記憶されている音楽データと、第3の携帯電話機1Cに記憶されている音楽データとを順不同に切り替えながら再生する(以下、シャッフル再生という)ための再生順をリストに登録する。
具体的には、リスト登録部12は、図3に示すような再生順リスト情報をリスト記憶部13に記憶する。リスト記憶部13に記憶される再生順リスト情報は、無線通信部11を介してブルートゥース接続されている複数の携帯電話機1を識別する端末識別情報(端末ID)と複数の携帯電話機1に記憶されている音楽データを識別する音楽識別情報(音楽ID)との対応関係、および複数の携帯電話機1に記憶されている音楽データの再生順を表した情報である。
図3に示す例では、リストの最上位レコードから順番に再生順を表す番号が昇順に記憶されており、各レコードには端末IDと音楽IDとが関連付けて記憶されている。これにより、どの携帯電話機1に記憶されているどの音楽データが何番目に再生されるのかが示されている。どのような再生順として登録するかは、リスト登録部12が任意に決定する。
リスト記憶部13に記憶すべき端末IDおよび音楽IDは、複数の携帯電話機1から無線通信部11を介して取得する。例えば、携帯電話機1の操作部(図示せず)をユーザが操作して所望の音楽データを選択し、それを再生対象の音楽データとして登録する旨の指示をすると、選択された音楽データを示す音楽IDが端末IDと共に車載機2に送信される。そして、車載機2の無線通信部11がこの端末IDと音楽IDを受信してリスト登録部12に供給する。
なお、ここでは再生対象とする音楽データを携帯電話機1のユーザが操作部の操作によって選択する例について説明したが、これに限らない。例えば、携帯電話機1が車載機2に近づいてブルートゥース接続されたときに、車載機2から携帯電話機1に対してIDの取得要求を送信する。そして、この取得要求を受信した携帯電話機1が、内蔵の記録媒体に記憶されている音楽データの音楽IDを端末IDと共に自動的に返信するようにしても良い。ここで返信する音楽IDは、記録媒体に記憶されている全ての音楽データの音楽IDであっても良いし、任意に抽出した一部の音楽データの音楽IDであっても良い。
図3に示す再生順リスト情報には、端末IDおよび音楽IDという項目情報の他に、スキップフラグという項目情報も含まれている。スキップフラグは、音楽データを携帯電話機1から受信して再生するか否かを示す情報である。このフラグがオンになっているレコードについては、端末IDおよび音楽IDで特定される音楽データを携帯電話機1から受信して再生する処理が行われない。デフォルトでは、スキップフラグはオフになっている。どのような場合にスキップフラグがオンに設定されるのかについては後述する。
音楽再生部14は、無線通信部11により携帯電話機1から受信した音楽データを再生する。本実施形態では、音楽再生部14は、リスト記憶部13に記憶されている再生順に従って、複数の携帯電話機1A〜1Cから順に無線通信部11により受信した音楽データを順に再生(シャッフル再生)する。具体的には、音楽再生部14は、リスト記憶部13に記憶されている再生順に従って各レコードの情報を読み、端末IDで示される携帯電話機1に対して、音楽IDで示される音楽データの送信要求を無線通信部11を介して送信する。そして、音楽再生部14は、この送信要求に対する応答として携帯電話機1から返信され無線通信部11にて受信した音楽データを再生する。
このようなシャッフル再生を行う際に、音楽再生部14は、再生順リスト情報のスキップフラグがオンになっているレコードがあれば、そのレコードに記憶されている音楽IDで示される音楽データの送信要求は無線通信部11から携帯電話機1に送信せず、次のレコードの処理にスキップする。音声出力部15は、音楽再生部14により再生された音楽を出力するものであり、スピーカ(図示せず)を備えている。
着信検出部16は、無線通信部11により携帯電話機1から受信した着信通知データに基づいて、携帯電話機1における着信を検出する。ここで、携帯電話機1から送られてくる着信通知データには端末IDが含まれている。したがって、着信検出部16は、複数の携帯電話機1A〜1Cのうちどれで着信があったのかを検出することが可能である。
ハンズフリー通話部17は、着信検出部16により着信が検出された携帯電話機1(本発明の一の携帯端末に相当。以下、これを着信携帯電話機と称する)との間で無線通信部11により送受信される音声データを用いてハンズフリー通話の制御を行う。具体的には、ハンズフリー通話部17は、マイクを備えた音声入力部18から入力された送話音声を変調して無線通信部11に供給し、着信携帯電話機1を通じて通話の相手先に送話音声データを送信するよう制御する。また、ハンズフリー通話部17は、通話の相手先から着信携帯電話機1を通じて無線通信部11にて受信した受話音声データを復調して音声出力部15に出力するよう制御する。
制御部19は、無線通信部11を介してブルートゥース接続されている携帯電話機1が複数ある場合に、着信検出部16により一の携帯電話機1における着信が検出されたとき、その着信携帯電話機1を音楽データの取得対象先から外し、他の携帯電話機1から音楽データを受信するように制御する。具体的には、制御部19は、リスト記憶部13に記憶された再生順リスト情報により示されている再生順を、着信携帯電話機1をスキップした再生順となるように変更する。
すなわち、制御部19は、着信検出部16により一の携帯電話機1における着信が検出されたとき、着信携帯電話機1を表す端末IDが記憶されているレコードのスキップフラグをオフからオンに切り替える。また、制御部19は、着信携帯電話機1を通じてハンズフリー通話部17により行われたハンズフリー通話の終了がハンズフリー通話部17より通知されたときに、着信携帯電話機1を表す端末IDが記憶されているレコードのスキップフラグをオンからオフに戻す。
次に、上記のように構成した本実施形態による音楽再生制御装置の動作を説明する。図4は、音楽再生制御装置の動作例を示す図である。図4に示すように、3台の携帯電話機1A〜1Cが車載機2とブルートゥース接続され、各携帯電話機1A〜1Cに記憶されている音楽データのシャッフル再生が車載機2の音楽再生部14にて行われているものとする。図4の例は、図3に示す再生順リスト情報の1番目の再生順に従って、車載機2が第1の携帯電話機1Aから音楽データを受信して再生している際に、第3の携帯電話機1Cに対して着信があった状態を示している。
この状態の場合、制御部19は、着信検出部16により着信が検出された第3の携帯電話機1Cを表す端末IDが記憶されているレコード(図3の例では、再生順が2番目と4番目のレコード)のスキップフラグをオフからオンに切り替える。これにより、第3の携帯電話機1Cに対して着信があった時点で、当該第3の携帯電話機1Cは音楽データの取得対象先(シャッフル再生の対象)から外される。
このケースでは、音楽データを受信している携帯電話機と着信があった携帯電話機とが異なっている。そのため、第3の携帯電話機1Cを通じて行われるハンズフリー通話によって、第1の携帯電話機1Aから受信される音楽データに基づく音楽再生が中断されてしまうことはない。このケースで注目すべきは、再生順が2番目に移るときである。2番目の再生順では、第3の携帯電話機1Cから音楽データを受信して再生することになっている。しかし、1番目の音楽再生が終わったときに、第3の携帯電話機1Cを通じて行われるハンズフリー通話がまだ終了していなければ、2番目のレコードはスキップフラグがオンになっているので処理がスキップされ、3番目のレコードの処理が行われる。これにより、第3の携帯電話機1Cを通じて行われるハンズフリー通話によって音楽再生が中断されてしまう事態を回避することができる。なお、1番目の音楽再生が終わったときにハンズフリー通話が終了していれば、スキップフラグはオフに戻されているので、2番目のレコードの処理が通常通り行われる。
図5は、音楽再生制御装置の他の動作例を示す図である。図5に示す例においても、3台の携帯電話機1A〜1Cが車載機2とブルートゥース接続され、各携帯電話機1A〜1Cに記憶されている音楽データのシャッフル再生が車載機2の音楽再生部14にて行われているものとする。図5の例は、図3に示す再生順リスト情報の1番目の再生順に従って、車載機2が第1の携帯電話機1Aから音楽データを受信して再生している際に、第1の携帯電話機1Aに対して着信があった状態を示している。
この状態の場合、制御部19は、着信検出部16により着信が検出された第1の携帯電話機1Aを表す端末IDが記憶されているレコード(図3の例では、再生順が1番目のレコード)のスキップフラグをオフからオンに切り替える。これにより、第1の携帯電話機1Aに対して着信があった時点で、当該第1の携帯電話機1Aは音楽データの取得対象先(シャッフル再生の対象)から外される。
このケースでは、音楽データを受信している携帯電話機と着信があった携帯電話機とが同じである。この場合に音楽再生部14は、制御部19によりスキップフラグがオンにされた第1の携帯電話機1Aからの音楽データの受信を直ちに中止し、再生順が2番目の音楽データを第3の携帯電話機1Cから受信するように切り替える。これにより、第1の携帯電話機1Aを通じて行われるハンズフリー通話によって音楽再生が中断されてしまう事態を回避することができる。
図6は、本実施形態による音楽再生制御装置の詳細な動作例を示すフローチャートである。図6において、音楽再生部14は、リスト記憶部13に記憶されている再生順に従って1レコードの情報を読み、そのレコードにおける端末IDで示される携帯電話機1に対して、そのレコードにおける音楽IDで示される音楽データの送信要求を無線通信部11を介して送信する(ステップS1)。無線通信部11は、この送信要求に対する応答として携帯電話機1から返信された音楽データを受信する(ステップS2)。そして音楽再生部14は、無線通信部11にて受信した音楽データを再生する(ステップS3)。
音楽再生部14は、ステップS1で読み込んだレコードに関する音楽データの再生が終了したか否か判定する(ステップS4)。ここで、音楽データの再生が終了したと判断した場合、音楽再生部14は、リスト記憶部13の再生順リスト情報に登録されている音楽データが全て再生し終わったか否か判定する(ステップS5)。再生順リスト情報に登録されている全ての音楽データを再生し終わったと判断した場合は、本フローチャートの処理を終了する。一方、未再生の音楽データが残っていると判断した場合はステップS1に戻り、音楽再生部14は次のレコードの情報に従って音楽データの送信要求を行う。
一方、ステップS4において、ステップS1で読み込んだレコードに関する音楽データの再生がまだ終了していないと音楽再生部14にて判断した場合、着信検出部16は、ブルートゥース接続されている携帯電話機1A〜1Cの何れかにおいて着信があったか否か判定する(ステップS6)。ここで、着信がない場合はステップS2に戻り、ステップS1で読み込んだレコードに関する音楽データの受信(ステップS2)および再生(ステップS3)を継続して行う。
何れかの携帯電話機1に対する着信が着信検出部16にて検出された場合、ハンズフリー通話部17は、着信携帯電話機1を通じてハンズフリー通話を開始する(ステップS7)。また、制御部19は、リスト記憶部13に記憶されている再生順リスト情報において、着信携帯電話機1の端末IDが格納されているレコードのスキップフラグをオフからオンに変更する(ステップS8)。このとき制御部19は、音楽データを受信中の携帯電話機1と着信携帯電話機1とが同じであるか否か、つまり端末IDが同じであるか否か判定する(ステップS9)。
ここで、音楽データを受信中の携帯電話機1と着信携帯電話機1とが同じであると判断した場合、制御部19は音楽再生部14に指示を出し、現在音楽データを受信中の携帯電話機1から音楽データを受信して再生する処理を中止する(ステップS10)。現在の音楽データの受信を中止した後、音楽再生部14は、リスト記憶部13に記憶されている再生順に従い、処理を中止したレコード以降でスキップフラグがオフになっている次のレコードの情報を読み、そのレコードにおける端末IDで示される携帯電話機1に対して、そのレコードにおける音楽IDで示される音楽データの送信要求を無線通信部11を介して送信する(ステップS11)。無線通信部11は、この送信要求に対する応答として携帯電話機1から返信された音楽データを受信する(ステップS12)。そして音楽再生部14は、無線通信部11にて受信した音楽データを再生する(ステップS13)。
一方、ステップS9において、音楽データを受信中の携帯電話機1と着信携帯電話機1とが同じでないと判断した場合、処理はステップS12に移る。すなわち、この場合は、現在音楽データを受信中の携帯電話機1から音楽データを受信して再生する処理を続行する。このような音楽データの再生が音楽再生部14にて行われている際に、制御部19は、ハンズフリー通話部17によりステップS7で開始されたハンズフリー通話が終了したか否か、つまり、制御部19がハンズフリー通話部17から通話終了の通知を受けたか否か判定する(ステップS14)。
ハンズフリー通話が終了したと判断した場合、制御部19は、リスト記憶部13に記憶されている再生順リスト情報において、着信携帯電話機1を表す端末IDが記憶されているレコードのスキップフラグをオンからオフに戻す(ステップS15)。その後処理はステップS4に戻る。一方、ハンズフリー通話がまだ終了していないと制御部19にて判断した場合、音楽再生部14は、ステップS1またはステップS11で読み込んだレコードに関する音楽データの再生が終了したか否か判定する(ステップS16)。
ここで、音楽データの再生がまだ終了していないと音楽再生部14にて判断した場合、処理はステップS12に戻り、当該音楽データの受信(ステップS12)および再生(ステップS13)を継続して行う。一方、音楽データの再生が終了したと判断した場合、音楽再生部14は、リスト記憶部13の再生順リスト情報に登録されている音楽データが全て再生し終わったか否か判定する(ステップS17)。そして、未再生の音楽データが残っていると判断した場合はステップS11に戻り、音楽再生部14は次のレコード(スキップフラグがオンになっている場合は更にその次のレコード)の情報に従って音楽データの送信要求を行う。一方、再生順リスト情報に登録されている全ての音楽データを再生し終わったと音楽再生部14にて判断した場合は、本フローチャートの処理を終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、無線通信部11を介して複数の携帯電話機1A〜1Cが車載機2とブルートゥース接続された状態において、一の携帯電話機1において着信が行われた場合、着信携帯電話機1を音楽データの取得対象先から外してハンズフリー通話の制御対象とする一方、他の携帯電話機1から音楽データを受信して音楽再生部14による音楽再生を行うようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、着信携帯電話機1を通じてハンズフリー通話が行われる状態になったとしても、他の携帯電話機1から音楽データを受信して再生することができる。これにより、携帯電話機1から音楽データを受信して再生している際に何れかの携帯電話機1において着信があった場合でも、ハンズフリー通話によって音楽再生が妨げられないようにすることができる。
また、本実施形態では、音楽データを受信している携帯電話機1と着信携帯電話機1とが同じであった場合、着信携帯電話機1からの音楽データの受信を直ちに中止し、他の携帯電話機1から音楽データを受信して再生するように切り替えている。これは、いわゆるマルチプロファイル動作が可能なブルートゥースモジュールを無線通信部11が搭載している場合でも同様である。マルチプロファイル動作とは、複数のプロファイルを同時に動作させるというものであり、最新のブルートゥース規格ではこれが実行可能である。
マルチプロファイル動作に対応したブルートゥースモジュールを搭載していれば、音楽データを受信している携帯電話機1と着信携帯電話機1とが同じであっても、当該着信携帯電話機1を通じてハンズフリー通話を行いながら、当該着信携帯電話機1から音楽データの受信を続けることもできる。しかし、そうすると、着信携帯電話機1に多くの負荷がかかり、消費電力も大きくなるので、電池の消費が激しくなる。これに対して、本実施形態のように他の携帯電話機1に切り替えて音楽データを受信することにより、着信携帯電話機1の電力消費量がマルチプロファイル動作によって増大するのを抑えつつ、ハンズフリー通話によって音楽再生が妨げられないようにすることができる。
なお、他の携帯電話機1に切り替えて音楽データを受信すると、再生される音楽が着信の前後で全く違うものになってしまう。着信携帯電話機1の電池消費を抑制することよりも、着信があっても同じ音楽を再生し続けることを優先するのであれば、マルチプロファイル動作を利用して、着信携帯電話機1を通じてハンズフリー通話を行いながら、着信携帯電話機1から音楽データの受信を続けるようにしてもよい。
上記実施形態では、音楽データを受信している携帯電話機1と着信携帯電話機1とが同じであった場合において、他の携帯電話機1に切り替えて音楽データを受信するとき、リスト記憶部13に記憶されている再生順リスト情報の再生順に従って他の携帯電話機1を特定するようにしているが、本発明はこれに限定されない。例えば、再生順リスト情報の全体を参照して、着信携帯電話機1が受信中であった音楽データと同じ音楽データが他の携帯電話機1に記憶されているかどうかを判定し、同じ音楽データが記憶されている他の携帯電話機1があれば、当該他の携帯電話機1から同じ音楽データを受信するようにしても良い。
つまり、再生順リスト情報の再生順に従って次のレコードの処理を行うのではなく、同じ音楽データが格納されているレコードまでスキップして処理を行うようにしても良い。あるいは、再生順リスト情報の再生順に従って次のレコードの処理を行う前に、同じ音楽データが格納されているレコードだけを変則的に挿入して処理するようにしても良い。このようにすれば、音楽データを受信中の携帯電話機1において着信があって他の携帯電話機1に切り替えて音楽データを受信する場合であっても、同じ音楽データを受信して再生することができる。
ところで、リスト登録部12がリスト記憶部13に再生順リスト情報を登録する際に、同じ音楽データは重複して登録しないようにする場合も考えられる。この場合は、再生順リスト情報の全体を参照しても、着信携帯電話機1が受信中であった音楽データと同じ音楽データが格納されたレコードはみつからない。そこで、各携帯電話機1が車載機2にブルートゥース接続されたときに、各携帯電話機1が記憶している全ての音楽データについて、端末IDと音楽IDとを関連付けたリスト情報を生成して再生順リスト情報とは別に記憶しておく。そして、音楽データを受信中の携帯電話機1に着信があったときに、全音楽データのリスト情報を参照して同じ音楽データがあるかどうかを判定するようにしても良い。
また、上記実施形態では、あらかじめリスト記憶部13に登録しておいた再生順リスト情報に従ってシャッフル再生を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、再生順リスト情報は生成せず、音楽データの再生が1つ終わるたびに、音楽再生部14が、次に音楽データを受信すべき携帯電話機1を任意に決定して音楽データの送信要求を送るようにしても良い。この場合、送信要求を受け取った携帯電話機1において、送信すべき音楽データを任意に決定する。
また、上記実施形態では、シャッフル再生を行っているときに何れかの携帯電話機1に着信があった場合を想定しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、ブルートゥース接続されている複数の携帯電話機1のうち、1台の携帯電話機1だけを使って音楽再生をしている場合にも適用可能である。このケースでは、音楽データを受信している携帯電話機1に対して着信があったとき、制御部19は、着信携帯電話機1からの音楽データの受信を直ちに中止する。そして、ブルートゥース接続されている他の携帯電話機1から音楽データを受信して音楽再生部14にて再生するように切り替える。
また、上記実施形態では、携帯端末の一例として携帯電話機1を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。通話機能、ブルートゥース通信機能および音楽再生機能を備えた携帯端末であれば、PDA(Personal Data Assistance)やノート型パソコンなどであっても良い。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 携帯電話機
2 車載機
11 無線通信部
14 音楽再生部
16 着信検出部
19 制御部

Claims (4)

  1. 1以上の携帯端末と無線で接続してデータの送受信を行う無線通信部と、
    上記無線通信部により上記携帯端末から受信した音楽データを再生する音楽再生部と、
    上記無線通信部により上記携帯端末から受信した着信通知データに基づいて上記携帯端末における着信を検出する着信検出部と、
    上記着信検出部により着信が検出された一の携帯端末をハンズフリー通話の制御対象とするために上記音楽データの取得対象先から外し、他の携帯端末から上記音楽データを受信して上記音楽再生部による再生を行うように制御する制御部とを備えたことを特徴とする音楽再生制御装置。
  2. 上記制御部は、上記着信検出部により着信が検出された上記一の携帯端末から上記音楽データを受信中である場合、上記一の携帯端末からの上記音楽データの受信を中止し、上記他の携帯端末から上記音楽データを受信して上記音楽再生部による再生を行うように切り替えることを特徴とする請求項1に記載の音楽再生制御装置。
  3. 上記無線通信部を介して無線で接続されている複数の携帯端末を識別する端末識別情報と上記複数の携帯端末に記憶されている音楽データを識別する音楽識別情報との対応関係および上記複数の携帯端末に記憶されている音楽データの再生順を表した再生順リスト情報を記憶するリスト記憶部を備え、
    上記音楽再生部は、上記リスト記憶部に記憶されている再生順に従って上記複数の携帯端末から順に上記無線通信部により受信した上記音楽データを順に再生するように成され、
    上記制御部は、上記着信検出部により上記一の携帯端末における着信が検出されたとき、上記リスト記憶部に記憶された上記再生順リスト情報により示されている再生順を、上記一の携帯端末をスキップした再生順となるように変更することを特徴とする請求項1に記載の音楽再生制御装置。
  4. 無線通信部を介して1以上の携帯端末と無線で接続し、上記携帯端末から受信した音楽データを音楽再生部にて再生する機能を備えた車載機における音楽再生制御方法であって、
    上記無線通信部により上記携帯端末から受信した着信通知データに基づいて一の携帯端末における着信を検出する第1のステップと、
    上記第1のステップで着信が検出された場合、上記一の携帯端末をハンズフリー通話の制御対象とするために上記音楽データの取得対象先から外し、他の携帯端末から上記音楽データを受信して上記音楽再生部による再生を行うように制御する第2のステップとを有することを特徴とする音楽再生制御方法。
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