JPH0955060A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JPH0955060A JPH0955060A JP20550295A JP20550295A JPH0955060A JP H0955060 A JPH0955060 A JP H0955060A JP 20550295 A JP20550295 A JP 20550295A JP 20550295 A JP20550295 A JP 20550295A JP H0955060 A JPH0955060 A JP H0955060A
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- Japan
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- tape cassette
- lock member
- reel lock
- reel
- hook portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 テープカセットの非使用時にテープカセット
に衝撃が加わった場合でも、リールロック部材によるリ
ールのロック状態を維持することができ、テープの弛み
を確実に防止することのできるテープカセットを提供す
ること。 【解決手段】 ロック方向Ｐに常時付勢されたリールロ
ック部材５を両リール間にスライド可能に取付け、デッ
キ側のリリースピン７によりリールロック部材５をアン
ロック方向Ｑにスライドするようになしたテープカセッ
トにおいて、固定部材３２は鉤部３２ａを上下動可能に
下ハーフ３に取り付けられ、鉤部３２ａは下方に常時付
勢され、リールロック部材５は係止孔５２を有し、テー
プカセットの非使用時に鉤部３２ａが係止孔５２と係止
してリールロック部材５のスライドを抑止し、使用時に
リリースピン７により鉤部３２ａと係止孔５２との係止
が外されてリールロック部材５がアンロック方向Ｑにス
ライド可能となるようになしてある。
に衝撃が加わった場合でも、リールロック部材によるリ
ールのロック状態を維持することができ、テープの弛み
を確実に防止することのできるテープカセットを提供す
ること。 【解決手段】 ロック方向Ｐに常時付勢されたリールロ
ック部材５を両リール間にスライド可能に取付け、デッ
キ側のリリースピン７によりリールロック部材５をアン
ロック方向Ｑにスライドするようになしたテープカセッ
トにおいて、固定部材３２は鉤部３２ａを上下動可能に
下ハーフ３に取り付けられ、鉤部３２ａは下方に常時付
勢され、リールロック部材５は係止孔５２を有し、テー
プカセットの非使用時に鉤部３２ａが係止孔５２と係止
してリールロック部材５のスライドを抑止し、使用時に
リリースピン７により鉤部３２ａと係止孔５２との係止
が外されてリールロック部材５がアンロック方向Ｑにス
ライド可能となるようになしてある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はテープカセット、詳
しくは、テープカセットの非使用時に該テープカセット
に衝撃が加わった場合でも、リールロック部材によるリ
ールのロック状態を維持することができ、テープの弛み
を確実に防止することができるテープカセットに関す
る。
しくは、テープカセットの非使用時に該テープカセット
に衝撃が加わった場合でも、リールロック部材によるリ
ールのロック状態を維持することができ、テープの弛み
を確実に防止することができるテープカセットに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】８mmＶＴＲテープカセット等のテープカ
セットとして、上ハーフ２及び下ハーフ３からなるカセ
ット本体１内に磁気テープを巻回した一対のリール４，
４を収納し、上記各リール４の外周縁にラチェット部４
１を設け、上記両リール４，４間に一対の突起部５１，
５１を有するリールロック部材５をスライド可能に取付
け、該リールロック部材５を、バネ６の弾性力により上
記ラチェット部４１と上記突起部５１とが噛み合うロッ
ク方向Ｐに常時付勢し、該リールロック部材５下方のリ
リースピン挿入口から挿入されたデッキ側のリリースピ
ンにより、上記リールロック部材５を上記ロック方向Ｐ
とは逆のアンロック方向Ｑにスライドするように構成さ
れているものがある。このようなテープカセットにおけ
る上記リールロック部材５としては種々の形態が検討さ
れており、図８にその一例を示す。
セットとして、上ハーフ２及び下ハーフ３からなるカセ
ット本体１内に磁気テープを巻回した一対のリール４，
４を収納し、上記各リール４の外周縁にラチェット部４
１を設け、上記両リール４，４間に一対の突起部５１，
５１を有するリールロック部材５をスライド可能に取付
け、該リールロック部材５を、バネ６の弾性力により上
記ラチェット部４１と上記突起部５１とが噛み合うロッ
ク方向Ｐに常時付勢し、該リールロック部材５下方のリ
リースピン挿入口から挿入されたデッキ側のリリースピ
ンにより、上記リールロック部材５を上記ロック方向Ｐ
とは逆のアンロック方向Ｑにスライドするように構成さ
れているものがある。このようなテープカセットにおけ
る上記リールロック部材５としては種々の形態が検討さ
れており、図８にその一例を示す。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
なテープカセットにおいては、上記リールロック部材５
は上記バネ６の弾性復元力により上記ロック方向Ｐに付
勢されているだけなので、該テープカセットを落下させ
てしまったような場合に、衝撃により上記リールロック
部材５が動いて上記リール４，４のロック状態が解除さ
れてしまい、該リール４，４に巻回された上記テープに
弛みが発生してしまうというおそれがあった。
なテープカセットにおいては、上記リールロック部材５
は上記バネ６の弾性復元力により上記ロック方向Ｐに付
勢されているだけなので、該テープカセットを落下させ
てしまったような場合に、衝撃により上記リールロック
部材５が動いて上記リール４，４のロック状態が解除さ
れてしまい、該リール４，４に巻回された上記テープに
弛みが発生してしまうというおそれがあった。
【０００４】従って、本発明の目的は、テープカセット
の非使用時に該テープカセットに衝撃が加わった場合で
も、リールロック部材によるリールのロック状態を維持
することができ、テープの弛みを確実に防止することの
できるテープカセットを提供することにある。
の非使用時に該テープカセットに衝撃が加わった場合で
も、リールロック部材によるリールのロック状態を維持
することができ、テープの弛みを確実に防止することの
できるテープカセットを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上ハーフ２及
び下ハーフ３からなるカセット本体１内に磁気テープを
巻回した一対のリール４，４を収納し、上記各リール４
の外周縁にラチェット部４１を設け、上記両リール４，
４間に一対の突起部５１，５１を有するリールロック部
材５をスライド可能に取付け、該リールロック部材５
を、バネ６の弾性力により上記ラチェット部４１と上記
突起部５１とが噛み合うロック方向Ｐに常時付勢し、該
リールロック部材５下方のリリースピン挿入口３１から
挿入されたデッキ側のリリースピン７により、上記リー
ルロック部材５を上記ロック方向Ｐとは逆のアンロック
方向Ｑにスライドするようになしたテープカセットにお
いて、下方に向けて鉤部３２ａを有する固定部材３２
が、該鉤部３２ａを上下動可能に上記下ハーフ３内面に
取り付けられ、上記鉤部３２ａは、下方に向けて常時付
勢され、上記リールロック部材５は、上記鉤部３２ａの
係止する係止孔５２を有しており、上記テープカセット
の非使用時に、上記鉤部３２ａが上記係止孔５２と係止
して上記リールロック部材５のスライドを抑止し、上記
テープカセットの使用時に、上記鉤部３２ａが上記リリ
ースピン７により上方に移動され、該鉤部３２ａと上記
係止孔５２との係止が外されて上記リールロック部材５
が上記アンロック方向Ｑにスライド可能となるようにな
してあることを特徴とするテープカセットを提供するこ
とにより、上記目的を達成したものである。
び下ハーフ３からなるカセット本体１内に磁気テープを
巻回した一対のリール４，４を収納し、上記各リール４
の外周縁にラチェット部４１を設け、上記両リール４，
４間に一対の突起部５１，５１を有するリールロック部
材５をスライド可能に取付け、該リールロック部材５
を、バネ６の弾性力により上記ラチェット部４１と上記
突起部５１とが噛み合うロック方向Ｐに常時付勢し、該
リールロック部材５下方のリリースピン挿入口３１から
挿入されたデッキ側のリリースピン７により、上記リー
ルロック部材５を上記ロック方向Ｐとは逆のアンロック
方向Ｑにスライドするようになしたテープカセットにお
いて、下方に向けて鉤部３２ａを有する固定部材３２
が、該鉤部３２ａを上下動可能に上記下ハーフ３内面に
取り付けられ、上記鉤部３２ａは、下方に向けて常時付
勢され、上記リールロック部材５は、上記鉤部３２ａの
係止する係止孔５２を有しており、上記テープカセット
の非使用時に、上記鉤部３２ａが上記係止孔５２と係止
して上記リールロック部材５のスライドを抑止し、上記
テープカセットの使用時に、上記鉤部３２ａが上記リリ
ースピン７により上方に移動され、該鉤部３２ａと上記
係止孔５２との係止が外されて上記リールロック部材５
が上記アンロック方向Ｑにスライド可能となるようにな
してあることを特徴とするテープカセットを提供するこ
とにより、上記目的を達成したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明のテープカセットの一実施
形態を図面を参照して説明する。図１〜図５は本発明の
テープカセットの第１実施形態を示すもので、図１は上
面から見た外観を示す斜視図、図２は下面から見た外観
を示す斜視図、図３は下ハーフ内面を示す平面図、図４
はリールロック部材固定時における要部拡大平面図、図
５は要部拡大断面図である。
形態を図面を参照して説明する。図１〜図５は本発明の
テープカセットの第１実施形態を示すもので、図１は上
面から見た外観を示す斜視図、図２は下面から見た外観
を示す斜視図、図３は下ハーフ内面を示す平面図、図４
はリールロック部材固定時における要部拡大平面図、図
５は要部拡大断面図である。
【０００７】本実施形態のテープカセットは、図１〜３
に示されるように、上ハーフ２及び下ハーフ３からなる
カセット本体１内に磁気テープを巻回した一対のリール
４，４を収納し、上記各リール４の外周縁にラチェット
部４１を設け、上記両リール４，４間に一対の突起部５
１，５１を有するリールロック部材５をスライド可能に
取付け、該リールロック部材５を、バネ６の弾性力によ
り上記ラチェット部４１と上記突起部５１とが噛み合う
ロック方向Ｐに常時付勢し、該リールロック部材５下方
のリリースピン挿入口３１から挿入されたデッキ側のリ
リースピン７により、上記リールロック部材５を上記ロ
ック方向Ｐとは逆のアンロック方向Ｑにスライドするよ
うになしてある。これらの構成に関しては、図８に示し
たテープカセットの構成と同様である。
に示されるように、上ハーフ２及び下ハーフ３からなる
カセット本体１内に磁気テープを巻回した一対のリール
４，４を収納し、上記各リール４の外周縁にラチェット
部４１を設け、上記両リール４，４間に一対の突起部５
１，５１を有するリールロック部材５をスライド可能に
取付け、該リールロック部材５を、バネ６の弾性力によ
り上記ラチェット部４１と上記突起部５１とが噛み合う
ロック方向Ｐに常時付勢し、該リールロック部材５下方
のリリースピン挿入口３１から挿入されたデッキ側のリ
リースピン７により、上記リールロック部材５を上記ロ
ック方向Ｐとは逆のアンロック方向Ｑにスライドするよ
うになしてある。これらの構成に関しては、図８に示し
たテープカセットの構成と同様である。
【０００８】而して、本実施形態のテープカセットにお
いては、図３〜５に示されるように、下方に向けて鉤部
３２ａを有する固定部材３２が、該鉤部３２ａを上下動
可能に上記下ハーフ３内面に取り付けられ、上記鉤部３
２ａは、下方に向けて常時付勢され、上記リールロック
部材５は、上記鉤部３２ａの係止する係止孔５２を有し
ており、上記テープカセットの非使用時に、上記鉤部３
２ａが上記係止孔５２と係止して上記リールロック部材
５のスライドを抑止し、上記テープカセットの使用時
に、上記鉤部３２ａが上記リリースピン７により上方に
移動され、該鉤部３２ａと上記係止孔５２との係止が外
されて上記リールロック部材５が上記アンロック方向Ｑ
にスライド可能となるようになしてある。
いては、図３〜５に示されるように、下方に向けて鉤部
３２ａを有する固定部材３２が、該鉤部３２ａを上下動
可能に上記下ハーフ３内面に取り付けられ、上記鉤部３
２ａは、下方に向けて常時付勢され、上記リールロック
部材５は、上記鉤部３２ａの係止する係止孔５２を有し
ており、上記テープカセットの非使用時に、上記鉤部３
２ａが上記係止孔５２と係止して上記リールロック部材
５のスライドを抑止し、上記テープカセットの使用時
に、上記鉤部３２ａが上記リリースピン７により上方に
移動され、該鉤部３２ａと上記係止孔５２との係止が外
されて上記リールロック部材５が上記アンロック方向Ｑ
にスライド可能となるようになしてある。
【０００９】本実施形態について更に説明すると、上記
リールロック部材５は、図３〜５に示される如く、上記
リリースピン７が挿入される穴５３が下面に形成された
前部と、上記下ハーフ３に形成された一対の当接壁３
５，３５と当接する一対の当接部５４，５４、一対の該
当接部５４，５４より前部方向に向けてそれぞれ形成さ
れた一対の上記突起部５１，５１及び一対の該当接部５
４，５４間に形成されたバネ係止部５５を備えた後部と
からなっている。
リールロック部材５は、図３〜５に示される如く、上記
リリースピン７が挿入される穴５３が下面に形成された
前部と、上記下ハーフ３に形成された一対の当接壁３
５，３５と当接する一対の当接部５４，５４、一対の該
当接部５４，５４より前部方向に向けてそれぞれ形成さ
れた一対の上記突起部５１，５１及び一対の該当接部５
４，５４間に形成されたバネ係止部５５を備えた後部と
からなっている。
【００１０】一対の上記突起部５１，５１は、平面視に
おいて前方に行くに連れて広がるような形態で形成さ
れ、一対の上記当接部５４，５４との結合部において薄
肉化されており、該薄肉部の弾性変形によりその先端が
閉じたり開いたりするように形成されている。上記バネ
６は、巻きバネで、上記バネ係止部５５に設けられた一
対の係止壁５５ａ，５５ａに、その一端が上方より挿入
されて上記リールロック部材５に係止されている。ま
た、上記前部の前端側面には、上記穴５３に連通する上
記係止孔５２が形成されており、該係止孔５２の下端
は、上記ロック方向Ｐに向けて下方に傾斜されている。
おいて前方に行くに連れて広がるような形態で形成さ
れ、一対の上記当接部５４，５４との結合部において薄
肉化されており、該薄肉部の弾性変形によりその先端が
閉じたり開いたりするように形成されている。上記バネ
６は、巻きバネで、上記バネ係止部５５に設けられた一
対の係止壁５５ａ，５５ａに、その一端が上方より挿入
されて上記リールロック部材５に係止されている。ま
た、上記前部の前端側面には、上記穴５３に連通する上
記係止孔５２が形成されており、該係止孔５２の下端
は、上記ロック方向Ｐに向けて下方に傾斜されている。
【００１１】上記固定部材３２は、その一端部寄りの下
面に上記鉤部３２ａが形成されており、その他端に上記
下ハーフ３への取付用孔３２ｂが形成されている。上記
鉤部３２ａの下面は傾斜された形態とされている。上記
リリースピン挿入口３１の上記ロック方向Ｐ寄りの上記
下ハーフ３内面からは、上記固定部材３２が取り付けら
れる突起３３が突設されている。上記突起３３は円柱状
に形成され、該突起３３には、該円柱の横断面直径より
やや大きく形成された上記取付用孔３２ｂ及び巻きバネ
３３ａが挿通されており、更にバネ押さえ部材３３ｂが
挿通固定されている。上記巻きバネ３３ａは、上記バネ
押さえ部材３３ｂによりその自由長よりも収縮させた状
態で保持され、その弾性復元力により上記固定部材３２
の上記鉤部３２ａを常時下方に付勢している。
面に上記鉤部３２ａが形成されており、その他端に上記
下ハーフ３への取付用孔３２ｂが形成されている。上記
鉤部３２ａの下面は傾斜された形態とされている。上記
リリースピン挿入口３１の上記ロック方向Ｐ寄りの上記
下ハーフ３内面からは、上記固定部材３２が取り付けら
れる突起３３が突設されている。上記突起３３は円柱状
に形成され、該突起３３には、該円柱の横断面直径より
やや大きく形成された上記取付用孔３２ｂ及び巻きバネ
３３ａが挿通されており、更にバネ押さえ部材３３ｂが
挿通固定されている。上記巻きバネ３３ａは、上記バネ
押さえ部材３３ｂによりその自由長よりも収縮させた状
態で保持され、その弾性復元力により上記固定部材３２
の上記鉤部３２ａを常時下方に付勢している。
【００１２】そして、上記リールロック部材５は、図３
及び図４に示されるように、上記下ハーフ３の一対の上
記当接壁３５，３５間に配置される。このとき、上記バ
ネ６は、上記下ハーフ３の壁部３６と上記リールロック
部材５との間において、その自由長よりも収縮された状
態とされ、該リールロック部材５を上記ロック方向Ｐに
常時付勢する。上記ロック方向Ｐに付勢された上記リー
ルロック部材５は、その一対の上記突起部５１，５１先
端を、一対の上記リール４，４の上記ラチェット部４
１，４１と噛み合わせて、一対の該リール４，４の回転
を抑止している。上記リールロック部材５は、その一対
の上記当接部５４，５４と上記下ハーフ３の一対の上記
当接壁３５，３５との当接により、上記ロック方向Ｐへ
のスライドの終端が規制されている。また、一対の上記
当接壁３５，３５は、上記リールロック部材５のスライ
ド動を案内する役割をも担っている。
及び図４に示されるように、上記下ハーフ３の一対の上
記当接壁３５，３５間に配置される。このとき、上記バ
ネ６は、上記下ハーフ３の壁部３６と上記リールロック
部材５との間において、その自由長よりも収縮された状
態とされ、該リールロック部材５を上記ロック方向Ｐに
常時付勢する。上記ロック方向Ｐに付勢された上記リー
ルロック部材５は、その一対の上記突起部５１，５１先
端を、一対の上記リール４，４の上記ラチェット部４
１，４１と噛み合わせて、一対の該リール４，４の回転
を抑止している。上記リールロック部材５は、その一対
の上記当接部５４，５４と上記下ハーフ３の一対の上記
当接壁３５，３５との当接により、上記ロック方向Ｐへ
のスライドの終端が規制されている。また、一対の上記
当接壁３５，３５は、上記リールロック部材５のスライ
ド動を案内する役割をも担っている。
【００１３】次に、上述の如く構成された本実施形態の
テープカセットの使用時における、上記リールロック部
材５の動作について説明する。図４及び図５(a) に示さ
れるように、上記テープカセットの非使用時には、上記
下ハーフ３に取り付けられた上記固定部材３２先端の上
記鉤部３２ａが上記リールロック部材５に形成された上
記係止孔５２に係止して該リールロック部材５を固定し
ている。このため上記テープカセットに衝撃が加わった
場合にも、上記リールロック部材５が移動することがな
く、該リールロック部材５の上記アンロック方向Ｑへの
スライドが抑止され、該リールロック部材５の一対の上
記突起部５１，５１が確実に一対の上記リール４，４の
上記ラチェット部４１，４１に噛み合ったままとなる。
この結果、一対の上記リール４，４は確実にロック状態
を維持されて、一対の該リール４，４に巻回された磁気
テープに弛みが発生するおそれがない。
テープカセットの使用時における、上記リールロック部
材５の動作について説明する。図４及び図５(a) に示さ
れるように、上記テープカセットの非使用時には、上記
下ハーフ３に取り付けられた上記固定部材３２先端の上
記鉤部３２ａが上記リールロック部材５に形成された上
記係止孔５２に係止して該リールロック部材５を固定し
ている。このため上記テープカセットに衝撃が加わった
場合にも、上記リールロック部材５が移動することがな
く、該リールロック部材５の上記アンロック方向Ｑへの
スライドが抑止され、該リールロック部材５の一対の上
記突起部５１，５１が確実に一対の上記リール４，４の
上記ラチェット部４１，４１に噛み合ったままとなる。
この結果、一対の上記リール４，４は確実にロック状態
を維持されて、一対の該リール４，４に巻回された磁気
テープに弛みが発生するおそれがない。
【００１４】また、上記テープカセットの使用時には、
上記テープカセットがカセットデッキに装填されると、
図５(b) に示されるように、上記リールロック部材５を
スライドさせるためのデッキ側の上記リリースピン７
が、上記下ハーフ３に設けられた上記リリースピン挿入
口３１を介して上記リールロック部材５の上記穴５３内
に挿入される。このとき、上記固定部材３２の上記鉤部
３２ａは、上記リリースピン７が上記穴５３内に挿入さ
れるのに連れて、該リリースピン７により上方に移動さ
れ、該鉤部３２ａと上記係止孔５２との係止が外され
る。そして、上記リリースピン７により上記リールロッ
ク部材５がアンロック方向Ｑにスライドされ、一対の上
記リール４，４の各上記ラチェット部４１，４１と上記
リールロック部材５の一対の上記突起部５１，５１との
噛み合いが外されて、一対の該リール４，４のロック状
態が解除される。このようにして、上記リリースピン７
により上記リールロック部材５を上記アンロック方向Ｑ
にスライドさせるデッキ側の既存の機構を利用して、上
記固定部材５２による該リールロック部材５のスライド
抑止状態を容易に解除することができる。
上記テープカセットがカセットデッキに装填されると、
図５(b) に示されるように、上記リールロック部材５を
スライドさせるためのデッキ側の上記リリースピン７
が、上記下ハーフ３に設けられた上記リリースピン挿入
口３１を介して上記リールロック部材５の上記穴５３内
に挿入される。このとき、上記固定部材３２の上記鉤部
３２ａは、上記リリースピン７が上記穴５３内に挿入さ
れるのに連れて、該リリースピン７により上方に移動さ
れ、該鉤部３２ａと上記係止孔５２との係止が外され
る。そして、上記リリースピン７により上記リールロッ
ク部材５がアンロック方向Ｑにスライドされ、一対の上
記リール４，４の各上記ラチェット部４１，４１と上記
リールロック部材５の一対の上記突起部５１，５１との
噛み合いが外されて、一対の該リール４，４のロック状
態が解除される。このようにして、上記リリースピン７
により上記リールロック部材５を上記アンロック方向Ｑ
にスライドさせるデッキ側の既存の機構を利用して、上
記固定部材５２による該リールロック部材５のスライド
抑止状態を容易に解除することができる。
【００１５】上記テープカセットの使用が終了すると、
上記リール４，４のアンロック状態から、デッキ側の上
記リリースピン７が上記穴５３より抜かれ、上記リール
ロック部材５が、上記バネ６の弾性復元力によりロック
方向Ｐにスライドされ、一対の上記リール４，４の各上
記ラチェット部４１，４１と上記リールロック部材５の
一対の上記突起部５１，５１とが噛み合わされて、一対
の上記リール４，４が再びロック状態とされる。このと
き、上記固定部材３２は、上記リリースピン７が上記穴
５３から抜かれるのに連れて上記巻バネ３３ａにより付
勢されて下方に移動され、該鉤部３２ａが再び上記係止
孔５２と係止する。このとき、上記鉤部３２ａの下方へ
の移動がはやくても、上記リールロック部材５を上記ロ
ック方向Ｐへスライドさせる上記バネ６の弾性復元力に
より、上記鉤部３２ａの傾斜面が上記係止孔５２下端の
傾斜面に当接して上記固定部材３２が一度上方に持ち上
げられ、該鉤部３２ａが該係止孔５２を乗り越えた後に
再び上記巻バネ３３ａにより下方に移動されて再び該係
止孔５２と係止する。
上記リール４，４のアンロック状態から、デッキ側の上
記リリースピン７が上記穴５３より抜かれ、上記リール
ロック部材５が、上記バネ６の弾性復元力によりロック
方向Ｐにスライドされ、一対の上記リール４，４の各上
記ラチェット部４１，４１と上記リールロック部材５の
一対の上記突起部５１，５１とが噛み合わされて、一対
の上記リール４，４が再びロック状態とされる。このと
き、上記固定部材３２は、上記リリースピン７が上記穴
５３から抜かれるのに連れて上記巻バネ３３ａにより付
勢されて下方に移動され、該鉤部３２ａが再び上記係止
孔５２と係止する。このとき、上記鉤部３２ａの下方へ
の移動がはやくても、上記リールロック部材５を上記ロ
ック方向Ｐへスライドさせる上記バネ６の弾性復元力に
より、上記鉤部３２ａの傾斜面が上記係止孔５２下端の
傾斜面に当接して上記固定部材３２が一度上方に持ち上
げられ、該鉤部３２ａが該係止孔５２を乗り越えた後に
再び上記巻バネ３３ａにより下方に移動されて再び該係
止孔５２と係止する。
【００１６】本発明のテープカセットによれば、該テー
プカセットの非使用時には、上記下ハーフ３内面に取り
付けられた上記固定部材３２の上記鉤部３２ａが上記リ
ールロック部材５に形成された上記係止孔５２に係止す
るので、該テープカセットに衝撃が加わった場合にも、
該リールロック部材５の上記アンロック方向Ｑへのスラ
イドが抑止される。また、上記テープカセットの使用時
には、上記リリースピン７により上記リールロック部材
５を上記アンロック方向Ｑにスライドさせるデッキ側の
既存の機構を利用して、上記固定部材３２による該リー
ルロック部材５のスライド抑止状態を容易に解除するこ
とができる。
プカセットの非使用時には、上記下ハーフ３内面に取り
付けられた上記固定部材３２の上記鉤部３２ａが上記リ
ールロック部材５に形成された上記係止孔５２に係止す
るので、該テープカセットに衝撃が加わった場合にも、
該リールロック部材５の上記アンロック方向Ｑへのスラ
イドが抑止される。また、上記テープカセットの使用時
には、上記リリースピン７により上記リールロック部材
５を上記アンロック方向Ｑにスライドさせるデッキ側の
既存の機構を利用して、上記固定部材３２による該リー
ルロック部材５のスライド抑止状態を容易に解除するこ
とができる。
【００１７】次に、本発明の第２実施形態について説明
する。図６は本実施形態の要部平面図であり、図７は、
本実施形態の要部断面図である。また、以下には上記第
１実施形態と異なる構成についてのみ説明し、上記第１
実施形態と同様の構成に関しては同一の符号を付してそ
の詳しい説明を省略する。
する。図６は本実施形態の要部平面図であり、図７は、
本実施形態の要部断面図である。また、以下には上記第
１実施形態と異なる構成についてのみ説明し、上記第１
実施形態と同様の構成に関しては同一の符号を付してそ
の詳しい説明を省略する。
【００１８】本実施形態のテープカセットは、上記第１
実施形態のテープカセットとはその固定部材３２の形態
のみが異なっている。本実施形態における上記固定部材
３２は、その一端部寄りの下面に上記鉤部３２ａが形成
されており、その他端に円柱を横に倒した形態の上記下
ハーフ３への取付用軸部３２ｃが形成されている。上記
鉤部３２ａの下面は傾斜された形態とされている。上記
リリースピン挿入口３１の上記ロック方向Ｐ寄りの上記
下ハーフ３内面から、上記固定部材３２が取り付けられ
る一対の軸受部３４，３４が突設されている。一対の上
記軸受部３４，３４には対向する孔がそれぞれ形成され
ており、該孔に上記取付用軸部３２ｃが挿通されて上記
固定部材３２が回転自在に取り付けられ、上記鉤部３２
ａが上下動可能とされている。上記軸部３２ｃにはトー
ションバネ（図示せず）の巻部も挿通されており、該ト
ーションバネは、その一端が上記固定部材３２に固定さ
れると共にその他端が上記下ハーフ３側に固定されてお
り、その弾性復元力により上記固定部材３２の上記鉤部
３２ａを常時下方に付勢している。このように構成され
た本実施形態のテープカセットは、上記第１実施形態に
よる作用効果と全く同様の作用効果を有する。
実施形態のテープカセットとはその固定部材３２の形態
のみが異なっている。本実施形態における上記固定部材
３２は、その一端部寄りの下面に上記鉤部３２ａが形成
されており、その他端に円柱を横に倒した形態の上記下
ハーフ３への取付用軸部３２ｃが形成されている。上記
鉤部３２ａの下面は傾斜された形態とされている。上記
リリースピン挿入口３１の上記ロック方向Ｐ寄りの上記
下ハーフ３内面から、上記固定部材３２が取り付けられ
る一対の軸受部３４，３４が突設されている。一対の上
記軸受部３４，３４には対向する孔がそれぞれ形成され
ており、該孔に上記取付用軸部３２ｃが挿通されて上記
固定部材３２が回転自在に取り付けられ、上記鉤部３２
ａが上下動可能とされている。上記軸部３２ｃにはトー
ションバネ（図示せず）の巻部も挿通されており、該ト
ーションバネは、その一端が上記固定部材３２に固定さ
れると共にその他端が上記下ハーフ３側に固定されてお
り、その弾性復元力により上記固定部材３２の上記鉤部
３２ａを常時下方に付勢している。このように構成され
た本実施形態のテープカセットは、上記第１実施形態に
よる作用効果と全く同様の作用効果を有する。
【００１９】尚、本発明は上記実施形態に制限されるも
のではなく、例えば、上記実施形態において、上記鉤部
３２ａを下方に常時付勢するために、上記巻きバネ３３
ａや上記トーションバネを用いたが、これらのバネに替
えて板バネ等の他のバネを用いてもよい。更に、上記リ
ールロック部材５の上記突起部５１，５１と上記リール
４，４の上記ラチェット部４１，４１とが噛み合う上記
ロック方向Ｐに常時付勢するために、上記巻きバネ６を
用いたが、該巻きバネ６に替えてトーションバネ又は板
バネ等の他のバネを用いてもよい。その他の点に関して
も、本発明の趣旨を逸脱しない限り、便宜変更が可能で
ある。また、本発明のテープカセットは、ＶＨＳビデオ
テープカセット，８ｍｍＶＴＲテープカセット等のテー
プカセットに利用可能であり、テープカセットの種類に
制限されないことは言う迄もない。
のではなく、例えば、上記実施形態において、上記鉤部
３２ａを下方に常時付勢するために、上記巻きバネ３３
ａや上記トーションバネを用いたが、これらのバネに替
えて板バネ等の他のバネを用いてもよい。更に、上記リ
ールロック部材５の上記突起部５１，５１と上記リール
４，４の上記ラチェット部４１，４１とが噛み合う上記
ロック方向Ｐに常時付勢するために、上記巻きバネ６を
用いたが、該巻きバネ６に替えてトーションバネ又は板
バネ等の他のバネを用いてもよい。その他の点に関して
も、本発明の趣旨を逸脱しない限り、便宜変更が可能で
ある。また、本発明のテープカセットは、ＶＨＳビデオ
テープカセット，８ｍｍＶＴＲテープカセット等のテー
プカセットに利用可能であり、テープカセットの種類に
制限されないことは言う迄もない。
【００２０】
【発明の効果】本発明のテープカセットによれば、テー
プカセットの非使用時に該テープカセットに衝撃が加わ
った場合でも、リールロック部材によるリールのロック
状態を維持することができ、テープの弛みを確実に防止
することができる。
プカセットの非使用時に該テープカセットに衝撃が加わ
った場合でも、リールロック部材によるリールのロック
状態を維持することができ、テープの弛みを確実に防止
することができる。
【図１】本発明のテープカセットの一実施形態の上面か
ら見た外観を示す斜視図である。
ら見た外観を示す斜視図である。
【図２】本発明のテープカセットの一実施形態の下面か
ら見た外観を示す斜視図である。
ら見た外観を示す斜視図である。
【図３】本発明のテープカセットの第１実施形態の下ハ
ーフ内面を示す平面図である。
ーフ内面を示す平面図である。
【図４】本発明のテープカセットの第１実施形態のリー
ルロック部材固定時における要部拡大平面図である。
ルロック部材固定時における要部拡大平面図である。
【図５】本発明のテープカセットの第１実施形態の要部
拡大断面図であり、(a) はリールロック部材固定時、
(b) はリールロック部材固定解除時を示している。
拡大断面図であり、(a) はリールロック部材固定時、
(b) はリールロック部材固定解除時を示している。
【図６】本発明のテープカセットの第２実施形態のリー
ルロック部材固定時における要部拡大平面図である。
ルロック部材固定時における要部拡大平面図である。
【図７】本発明のテープカセットの第２実施形態の要部
拡大断面図であり、(a) はリールロック部材固定時、
(b) はリールロック部材固定解除時を示している。
拡大断面図であり、(a) はリールロック部材固定時、
(b) はリールロック部材固定解除時を示している。
【図８】リールロック部材を有するテープカセットの一
例における下ハーフ内面を示す平面図である。
例における下ハーフ内面を示す平面図である。
１ カセット本体 ２ 上ハーフ ３ 下ハーフ ３１ リリースピン挿入口 ３２ 固定部材 ３２ａ鉤部 ４ リール ４１ ラチェット部 ５ リールロック部材 ５１ 突起部 ５２ 係止孔 ６ バネ ７ リリースピン Ｐ ロック方向 Ｑ アンロック方向
Claims (1)
- 【請求項１】 上ハーフ２及び下ハーフ３からなるカセ
ット本体１内に磁気テープを巻回した一対のリール４，
４を収納し、上記各リール４の外周縁にラチェット部４
１を設け、上記両リール４，４間に一対の突起部５１，
５１を有するリールロック部材５をスライド可能に取付
け、該リールロック部材５を、バネ６の弾性力により上
記ラチェット部４１と上記突起部５１とが噛み合うロッ
ク方向Ｐに常時付勢し、該リールロック部材５下方のリ
リースピン挿入口３１から挿入されたデッキ側のリリー
スピン７により、上記リールロック部材５を上記ロック
方向Ｐとは逆のアンロック方向Ｑにスライドするように
なしたテープカセットにおいて、 下方に向けて鉤部３２ａを有する固定部材３２が、該鉤
部３２ａを上下動可能に上記下ハーフ３内面に取り付け
られ、上記鉤部３２ａは、下方に向けて常時付勢され、
上記リールロック部材５は、上記鉤部３２ａの係止する
係止孔５２を有しており、上記テープカセットの非使用
時に、上記鉤部３２ａが上記係止孔５２と係止して上記
リールロック部材５のスライドを抑止し、上記テープカ
セットの使用時に、上記鉤部３２ａが上記リリースピン
７により上方に移動され、該鉤部３２ａと上記係止孔５
２との係止が外されて上記リールロック部材５が上記ア
ンロック方向Ｑにスライド可能となるようになしてある
ことを特徴とするテープカセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20550295A JPH0955060A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20550295A JPH0955060A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | テープカセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0955060A true JPH0955060A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16507928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20550295A Pending JPH0955060A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | テープカセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0955060A (ja) |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP20550295A patent/JPH0955060A/ja active Pending
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