JPH0954151A - 魚群探知機の較正球位置出し装置 - Google Patents

魚群探知機の較正球位置出し装置

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Publication number
JPH0954151A
JPH0954151A JP22866195A JP22866195A JPH0954151A JP H0954151 A JPH0954151 A JP H0954151A JP 22866195 A JP22866195 A JP 22866195A JP 22866195 A JP22866195 A JP 22866195A JP H0954151 A JPH0954151 A JP H0954151A
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JP
Japan
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wave
calibration
pinger
calibration sphere
vertical line
Prior art date
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Pending
Application number
JP22866195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Senoo
浩太郎 妹尾
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Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】魚群探知機2の較正球11を送受波器3の鉛直
線上に吊り下げるための較正を行うもので、この較正を
迅速にかつ正確に行うことに関する。 【解決手段】漁船1から釣糸12により吊り下げられた
較正球11の鉛直線上に設けられたピンガー18と、漁
船1の船底に設けられた送受波器3を中心軸とした水平
面の円周位置に等間隔で配置された3個以上の受波器1
3〜16と、この各受波器13〜16によって受波され
るピンガー18から送波される音波cの位相差を検出す
る位相測定器17とを備え、ピンガー18から送波され
る音波cを受波する各受波器13〜16の受波信号の位
相が一致するように釣糸12の長さを調節して、較正球
11を送受波器3の鉛直線上に位置させるよう較正する
ことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚群を音波の反射
波により探知する魚群探知機を較正するための較正球
を、音波を送受波する送受波器の真下に位置させるよう
に較正する魚群探知機の較正球位置出し装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5に示すように漁船1に搭載
し魚群を探知する魚群探知機2は、船底に設けられた送
受波器3から音波aを送波すると共に、その音波aが魚
群fに反射して戻ってくる反射波bを送受波器3で検出
し、その送受波器3で受波された反射波bの波形や強弱
等から、魚群の大きさ、分布状態、魚種等を探知するも
のである。なお、図4において4は通常の魚群探知機の
ように一定時間ごとに音波を発生する送信部、5は反射
波の受信部、6は増幅器、7はA/D変換器、8は受波
信号から魚群に関するデータ、例えば魚群の分布、魚群
の水深等を演算すると共に送信部等を制御するCPUを
含む演算・制御部、9は魚群探知結果を可視的に表示す
る表示部、10はレベル測定器で後述する較正球の吊り
下げ位置を較正するためのものである。
【0003】この魚群探知機2によって検出される魚群
データの信頼性を高めるためには、基準となるべきデー
タをあらかじめ把握し、魚群探知機2を較正しておく必
要がある。そのために、図5に示すように、送受波器3
の鉛直線上(真下)の所定の深さの水中にタングステン
カーバイド、銅、ステンレス等の金属からなる較正球1
1を、テグス等の釣糸12で吊り下げ、送受波器3から
の音波aを較正球11に向けて送波し、較正球11に反
射して戻ってくる反射波bを送受波器3で検出し、較正
球11の水深距離と反射波bの受波レベルとを基準とし
て、送受波器3の送波出力レベルに対する減衰特性や受
信部5の増幅特性を測定し、魚群探知機2を較正してい
る。
【0004】この較正で重要なことは、前記した較正球
11の吊り下げ位置を送受波器3の鉛直線上(真下)に
配置することである。この送受波器3の真下に較正球1
1を配置する従来の方法は、較正球11を吊り下げる釣
糸12を3本として、この3本の釣糸12を漁船1上の
3方から吊り下げ、この吊り下げられた較正球11に送
受波器3から音波aを送波し、その反射波bを送受波器
3で受波しながら釣糸12を調整して較正球11を移動
させ、増幅器6の出力を図4におけるレベル検出器10
によって検出し、その受波レベルの一番高い所が送受波
器3の真下位置として較正球11の位置を較正し、その
後に較正球11に音波を送波し、その反射波の受波信号
により魚群探知機の較正を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の較正球11の吊り下げ位置の較正方法は、送受波器
3での受波レベルの一番高い所に較正球11を移動させ
るために釣糸12を漁船1上で調整するのであるが、受
波レベルの最高値が不明であるため、この最高値の位置
に較正球11を移動させるのに長時間を要すると共に、
真下位置への正確な位置調整の信頼性が低いという問題
があった。本発明は、この較正球11の鉛直線上にピン
ガーを設け、このピンガーからの音波を所定位置に配置
された複数個の受波器で受信し、この各受波器で受信さ
れる音波の位相が一致するように各釣糸の長さを調節し
て較正することにより、短時間でかつ正確に行い得るよ
うにした魚群探知機の較正球位置出し装置を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の魚群探知機の較
正球位置出し装置は、船底に設けられた送受波器の鉛直
線上の所定の深さに、漁船から複数本の釣糸で吊り下げ
られた較正球に音波を発射させ、その反射波を受信して
魚群探知機を較正するための前記較正球の吊り下げ位置
を較正する魚群探知機の較正球位置出し装置において、
前記較正球の鉛直線上に位置するように該較正球に連結
して設けられたピンガーと、前記船底に設けられた前記
送受波器を中心軸とした水平面の円周位置に等間隔で配
置された3個以上の受波器と、該各受波器によって受波
される前記ピンガーから送波される音波の位相差を検出
する位相測定器とを備え、前記ピンガーから送波される
音波を受波する前記各受波器の受波信号の位相が一致す
るように前記釣糸の長さを調節して、前記較正球を送受
波器3の鉛直線上に位置させるよう較正することを特徴
とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2に本発明の実施例を
示す。なお、図4又は図5と同一部分は同一符号で示し
説明を省略する。図1において、13〜16は受波器、
17は位相測定器、18はピンガー、19はピンガー1
8の鉛直位置を維持させるための重りである。そして送
受波器3と4個の受波器13〜16の漁船1の船底への
取付け位置は、図2に示すように送受波器3を中心軸と
した水平面の円周位置に等間隔、即ち送受波器3が4個
の場合は90度間隔で配置されることになる。較正球1
1の吊り下げ位置を較正する場合は、漁船1からの遠隔
操作等によりピンガー18を起動(停止)させ、連続的
に又は間欠的に音波cを発生させる。この音波cは各受
波器13〜16で受波され、この受波入力は受信部5で
受信された後増幅器6で増幅され、そのアナログ信号は
位相測定器17に送られ、各受波器13〜16で受波さ
れた音波cの位相差が測定される。
【0008】この位相測定器17では、ピンガー18が
各受波器13〜16の中心軸上に配置されている送受波
器3の鉛直線上(真下)から外れた位置にある場合は、
各受波器13〜16で受信される音波cの位相がずれる
ことになる。即ち、ピンガー18が送受波器3の鉛直線
上(真下)にあれば、ピンガー18から各受波器13〜
16までの距離が同じになり、受信される音波cの位相
は一致することになるからである。従って、前述したよ
うに各受波器13〜16で受信される音波cの位相がず
れている場合は、釣糸12の長さを調節して、各受波器
13〜16で受信される音波cの位相が一致するとこ
ろ、即ちピンガー18を送受波器3の鉛直線上(真下)
となる位置に移動させるものであるが、この位相差を例
えばオシロスコープ等の表示部に表示させ、これを見な
がら釣糸12の長さを調節し、位相を一致させるもので
あるため、ピンガー18即ち較正球11の吊り下げ位置
の較正が、迅速にかつ正確に行うことができる。
【0009】図3は、各受波器13〜16で受信される
音波cの位相差を測定する他の実施例を示すもので、各
受波器13〜16の受波入力は、受信部5で受信された
後増幅器6で増幅され、A/D変換器7でディジタル化
して演算・制御部8に送られる。ここで各受波入力の位
相差をクアドラチャ法により計算し、このデータをグラ
フッイク表示する表示装置20(例えばCRT)に送
り、ピンガー18の送受波器3の鉛直線上(真下)とな
る中心位置を表示させると共に、実際のピンガー18の
現在位置を平面的に表示させるものである。ピンガー1
8の吊り下げ位置の較正は、この表示画面を見ながら釣
糸12の長さを適宜調節し、ピンガー18の現在位置を
中心位置に合わせるようにして較正球11の吊り下げ位
置を較正するものである。
【0010】前述したように、ピンガー18の吊り下げ
位置を送受波器3の鉛直線上(真下)に位置せしめるこ
とにより、較正球11の吊り下げ位置も同様に送受波器
3の鉛直線上(真下)に位置させるよう較正した後、従
来と同様に送受波器3から音波aを送波し、較正球11
で反射された反射波bを送受波器3で受波し、受信部
5、増幅器6、A/D変換器7を介して演算・制御部8
に送られて演算処理がなされ、送波出力レベルと較正球
11の水深距離にもとづく受波入力レベル、及び受信部
5,増幅器6の利得等を基準として各部の調整を行い魚
群探知機2の較正を行うものである。この較正を行うこ
とにより、魚群探知における魚群の大きさ、分布状態、
魚種等を把握する上での信頼性を高めることができる。
【0011】なお、前記実施例においては、ピンガー1
8からの音波cを受波する受波器13〜16は4個であ
るが、受波器の数は3個以上であればその数が限定され
るものではない。また、較正球11の大きさは種々のも
のがあるが、直径50mm程度のものが一般的である。ま
た、本発明に使用されるピンガー18の大きさは、直径
50mm,長さ150mm程度のものであり、重り19は直
径50mm程度の球形状のものが使用される。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による魚群
探知機の較正球位置出し装置は、較正球の鉛直線上の近
傍にピンガーを設け、このピンガーからの音波を複数個
の受波器で受信し、この各受波器で受信される音波の位
相が一致するように各釣糸の長さを調節して較正するも
のであるため、従来の較正装置又は較正方法に比較し極
めて短時間に、かつ正確なに行うことができる効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック回路図である。
【図2】本発明の実施例を説明する模式図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すブロック回路図であ
る。
【図4】従来技術を示すブロック回路図である。
【図5】従来技術を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 漁船 2 魚群探知機 3 送受波器 4 送信部 5 受信部 6 増幅器 7 A/D変換器 8 演算・制御部 9 表示部 10 レベル測定器 11 較正球 12 釣糸 13〜16 受波器 17 位相測定器 18 ピンガー 19 重り 20 表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船底に設けられた送受波器の鉛直線上の
    所定の深さに、漁船から複数本の釣糸で吊り下げられた
    較正球に音波を発射させ、その反射波を受信して魚群探
    知機を較正するための前記較正球の吊り下げ位置を較正
    する魚群探知機の較正球位置出し装置において、 前記較正球の鉛直線上に位置するように該較正球に連結
    して設けられたピンガーと、 前記船底に設けられた前記送受波器を中心軸とした水平
    面の円周位置に等間隔で配置された3個以上の受波器
    と、 該各受波器によって受波される前記ピンガーから送波さ
    れる音波の位相差を検出する位相測定器とを備え、 前記ピンガーから送波される音波を受波する前記各受波
    器の受波信号の位相が一致するように前記釣糸の長さを
    調節して、前記較正球を前記送受波器の鉛直線上に位置
    させるよう較正することを特徴とする魚群探知機の較正
    球位置出し装置。
  2. 【請求項2】 前記位相測定器をアナログ画像表示せし
    めるオシロスコープとして構成した請求項1記載の魚群
    探知機の較正球位置出し装置。
  3. 【請求項3】 船底に設けられた送受波器の鉛直線上の
    所定の深さに、漁船から複数本の釣糸で吊り下げられた
    較正球に音波を発射させ、その反射波を受信して魚群探
    知機を較正するための前記較正球の吊り下げ位置を較正
    する魚群探知機の較正球位置出し装置において、 前記較正球の鉛直線上に位置するように該較正球に連結
    して設けられたピンガーと、 前記船底に設けられた前記送受波器を中心軸とした水平
    面の円周位置に等間隔で配置された3個以上の受波器
    と、 該各受波器によって受波される前記ピンガーから送波さ
    れる音波の位相差をディジタル値に変換するA/D変換
    器と、 該A/D変換器出力のディジタル化された位相差をクア
    ドラチャ法により計算する演算部と、 該演算部の出力をグラフィク表示する表示装置とを備
    え、 前記ピンガーから送波される音波を受波する前記各受波
    器の受波信号の位相が一致するように前記釣糸の長さを
    調節して、前記較正球を前記送受波器の鉛直線上に位置
    させるよう較正することを特徴とする魚群探知機の較正
    球位置出し装置。
  4. 【請求項4】 前記受波器の数を4個とした請求項1,
    2又は3記載の魚群探知機の較正球位置出し装置。
JP22866195A 1995-08-15 1995-08-15 魚群探知機の較正球位置出し装置 Pending JPH0954151A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108880697A (zh) * 2018-05-22 2018-11-23 昆明理工大学 一种应用于水文铅鱼的水下超声波通信装置及方法
CN112014847A (zh) * 2020-08-27 2020-12-01 上海海洋大学 一种鱼探仪现场快速校正系统及其方法
EP3901657A1 (en) 2020-04-24 2021-10-27 Furuno Electric Co., Ltd. Underwater detection device and method of calibrating the same

Cited By (4)

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CN108880697A (zh) * 2018-05-22 2018-11-23 昆明理工大学 一种应用于水文铅鱼的水下超声波通信装置及方法
CN108880697B (zh) * 2018-05-22 2023-06-02 昆明理工大学 一种应用于水文铅鱼的水下超声波通信装置及方法
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