JP7160586B2 - 水中探知装置、水中探知方法および水中探知プログラム - Google Patents

水中探知装置、水中探知方法および水中探知プログラム Download PDF

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Description

本発明は、水中探知装置、水中探知方法および水中探知プログラムに関する。
従来、水中に向けて送信波を送信し、送信波の反射波を受信し、受信した反射波の測定結果に基づいて水中における対象物を検知する水中探知装置に関する技術が開発されている。たとえば、特開2001-281335号公報(特許文献1)には、送受波器を介して、水中に向けて超音波を送信するとともに、ターゲットに反射して帰来する超音波の反射エコーを受信する送受信手段と、前記送受信手段で得られた反射エコーのレベルに生じている、前記送受波器の設置状態に応じた減衰量である設置減衰量に対応する補正値を求める補正値算出手段と、前記補正値に基づいて前記設置減衰量の補正を行う設置減衰量補正手段と、を有する魚群探知機が開示されている。
特開2001-281335号公報
水中探知装置による対象物の検知感度は、送受波器の経年劣化などの影響を受けて変化するため、対象物の正確な検知を長期間継続することが困難な場合が多い。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、対象物の正確な検知を長期間継続することができる水中探知装置、水中探知方法および水中探知プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る水中探知装置は、送信波を送信する送信部と、前記送信波の反射波を受信する受信部と、基準となる位置である基準位置と前記基準位置における反射波の測定結果である基準値とを取得する第1取得部と、自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果である基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正処理を行う補正部と、を備える。
このような構成により、たとえば、船が基準位置を通過するたびに当該基準位置における反射波の測定結果を取得し、取得した測定結果を用いて、たとえば当該基準位置以外を船が航行している際の反射波の測定結果の補正処理を行い、送信部における振動素子の経年劣化等の影響を抑えた測定結果を得ることができる。したがって、対象物の正確な検知を長期間継続することができる。
本発明によれば、対象物の正確な検知を長期間継続することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る水中探知装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る水中探知装置における魚群探知部の構成を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る水中探知装置における信号処理部の構成を示す図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る水中探知装置における表示部の構成を示す図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係る水中探知装置における表示部により表示される画面の一例を示す図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置による基準値の算出処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置による信号強度の補正処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、本発明の第1の実施の形態の変形例に係る水中探知装置における信号処理部の構成を示す図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態に係る水中探知システムの構成を示す図である。 図10は、本発明の第2の実施の形態に係る水中探知システムによる信号強度の補正処理の流れを示すシーケンスである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
(全体構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る水中探知装置の構成を示す図である。
図1を参照して、水中探知装置101は、たとえば漁船等の船に装備され、魚群探知部10と、位置検出部11と、表示部12とを備える。
位置検出部11は、たとえば、自船に固定された図示しないGPSアンテナから測位信号を受信して自船の位置である自船位置を検出し、検出した自船位置および検出日時を示す位置情報を魚群探知部10へ出力する。
魚群探知部10は、位置検出部11から出力された位置情報を受ける。また、魚群探知部10は、定期的または不定期に送信波を送信し、送信波の反射波を受信し、受信した反射波の測定結果に基づいて魚群などの対象物を検知する。
より詳細には、魚群探知部10は、受信した反射波の測定結果として、たとえば、対象物からの反射波の強度である信号強度TSを算出し、算出した信号強度TSと、位置検出部11から受けた位置情報とを対応づけて保持する。また、魚群探知部10は、信号強度TSおよび位置情報の複数の組に基づいて、水中における対象物を検知する。
表示部12は、魚群探知部10に保持されている信号強度TSおよび位置情報の複数の組に基づいて、たとえば、海図上における複数の位置にそれぞれ対応する複数の信号強度TSを示す画面を表示する処理を行う。
(魚群探知部の構成)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る水中探知装置における魚群探知部の構成を示す図である。
図2を参照して、魚群探知部10は、送信部1と、受信部2と、信号処理部3と、記憶部4と、設定受付部(位置設定受付部および範囲設定受付部)5と、環境取得部(第2取得部)6と、検知部7とを備える。
送信部1は、定期的または不定期に、たとえば、予め設定された送信波の送信条件に従って電気信号である送信信号を生成し、図示しない振動素子を用いて、生成した送信信号を超音波である送信波に変換する。そして、送信部1は、変換した送信波を水中へ送信する。送信条件は、送信波の、レベル、パルス幅、周波数および帯域などである。
受信部2は、送信波の反射波を水中から受信し、受信した反射波を電気信号である受信信号に変換する。また、受信部2は、変換した受信信号を増幅し、増幅したアナログ信号である受信信号をデジタル信号に変換する。また、受信部2は、たとえば、変換したデジタル信号から受信信号の強度であるエコーレベルELを算出し、算出したエコーレベルEL、および反射波の受信日時を示す受信情報を信号処理部3へ出力する。
設定受付部5は、送信波の送信条件に関する設定を受け付ける。たとえば、設定受付部5は、図示しないキーボードまたはマウス等を介してユーザにより送信条件が入力されると、入力された送信条件を示す条件情報を記憶部4に保存する。また、設定受付部5は、ユーザによる新たな送信条件の入力、または送信条件の自動的な変更等が行われた場合、記憶部4に保存されている条件情報の示す送信条件を新たな送信条件に更新する。
また、設定受付部5は、船の位置であって基準となる位置である基準位置Pの設定を受け付ける。たとえば、設定受付部5は、ユーザにより設定された基準位置Pの緯度および経度を示す基準位置情報を記憶部4に保存する。
なお、基準位置Pは、船が海底からの反射波を受信することのできる位置、すなわち魚群等の影響を受けにくい位置であることが好ましい。
また、設定受付部5は、送信波の送信条件に関する設定、および基準位置Pの設定の両方を受け付ける構成に限らず、いずれか一方の設定を受け付ける構成であってもよい。
環境取得部6は、基準位置Pにおける、海面から海底までの深度、喫水、潮汐に関する時刻、水温および塩分濃度などのうちの少なくともいずれか1つに関する環境を示す環境情報を定期的または不定期に取得し、取得した環境情報を記憶部4に保存する。なお、環境取得部6は、ユーザにより入力された環境情報を取得してもよいし、外部の装置から送信された環境情報を受信してもよい。
また、環境取得部6は、新たな環境情報を取得した場合、記憶部4に保存されている環境情報の一部または全部を、新たに取得した環境情報に更新する。
(信号処理部の構成)
(a)信号強度TSの算出および補正処理
図3は、本発明の第1の実施形態に係る水中探知装置における信号処理部の構成を示す図である。
図3を参照して、信号処理部3は、強度算出部(第1取得部)21と、判定部22と、補正部23とを含む。
強度算出部21は、受信部2から受けた受信情報の示すエコーレベルELを用いて、当該エコーレベルELに対応する反射波の測定結果の一例である信号強度TSを算出し、算出した信号強度TSおよび当該受信情報の示す受信日時を含む補正対象情報を補正部23へ出力する。
より詳細には、強度算出部21は、エコーレベルELおよび記憶部4に保存されている環境情報に基づいて、以下の式(1)に従って信号強度TSを算出し、算出した信号強度TSおよび受信日時を含む補正対象情報を補正部23へ出力する。
TS=EL-KTR+40×logR+2×α×R-120 ・・・(1)
式(1)において、KTRはハードウェアに関連する補正値であり、Rは深度であり、αは水温および塩分濃度などの環境に関連する相関係数である。強度算出部21は、受信部2から新たな受信情報を受けるたびに、信号強度TSの算出、および補正対象情報の補正部23への出力を行う。
補正部23は、自船位置と基準位置Pとの関係が所定条件を満たす場合の当該自船位置における信号強度TS、および基準位置Pにおける信号強度TSの基準値TS0に基づいて、強度算出部21から受けた各補正対象情報の示す信号強度TSの補正処理を行う。
そして、補正部23は、たとえば、補正後の信号強度TS、補正前の信号強度TS、対応する補正対象情報の示す受信日時、位置検出部11から受けた位置情報、記憶部4に保存されている環境情報の示す環境、および記憶部4に保存されている条件情報の示す送信条件を示す信号強度情報を記憶部4に保存する。
検知部7は、記憶部4に保存されている複数の信号強度情報に基づいて、水中における魚群などの検知を行う。
(b)基準値TS0の算出
判定部22は、位置検出部11から出力された位置情報を受けて、当該位置情報の示す自船位置と、記憶部4に保存されている基準位置情報の示す基準位置Pとの関係が所定条件を満たすか否かを判定する。具体的には、判定部22は、自船位置が基準位置Pと一致する場合、自船位置と基準位置Pとの関係が所定条件を満たすと判定する。また、判定部22は、判定結果を強度算出部21および補正部23に通知する。
なお、判定部22は、自船位置と基準位置Pとの距離が所定値以下である場合、自船位置と基準位置Pとの関係が所定条件を満たすと判定する構成であってもよい。上記所定値は、ユーザにより任意に設定されてもよいし、固定値であってもよい。
また、判定部22は、自船位置が、基準位置Pを含む範囲Eの内側である場合、自船位置と基準位置Pとの関係が所定条件を満たすと判定する構成であってもよい。範囲Eは、ユーザにより任意に設定されてもよいし、所定の範囲であってもよい。
強度算出部21は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けた場合であって、基準位置Pと基準値TS0との対応関係を示す基準情報が記憶部4に保存されていない場合、たとえば、算出した最新の信号強度TSを基準値TS0と決定する。
そして、強度算出部21は、たとえば、基準値TS0、記憶部4に保存されている条件情報の示す送信条件、および記憶部4に保存されている環境情報の示す環境を含む基準情報を記憶部4に保存する。以下、基準情報の示す送信条件を「基準送信条件」とも称し、基準情報の示す環境を「基準環境」とも称する。
なお、強度算出部21は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けた場合であって、記憶部4に基準情報が保存されていない場合、算出した最新の信号強度TSを基準値TS0と決定することにより上記対応関係を取得する構成に限らない。
たとえば、強度算出部21は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けるたびに、算出した信号強度TS、および当該信号強度TSに対応する受信情報の示す受信日時を記憶部4に保存する。そして、強度算出部21は、記憶部4に保存されている複数の信号強度TSのうち、ユーザにより設定された日時と同じ受信日時、またはユーザにより設定された期間に含まれる受信日時に対応する信号強度TSを基準値TS0と決定してもよい。
(c)補正値Aの算出
判定部22は、記憶部4に基準情報が保存された後においても同様に、位置検出部11から位置情報を受けると、当該位置情報の示す自船位置と基準位置Pとの関係が所定条件を満たすか否かの判定を行い、判定結果を強度算出部21および補正部23に通知する。
補正部23は、上記関係が所定条件を満たしたことに応答して、信号強度TSの補正処理に用いる補正値Aの算出を行う。より詳細には、補正部23は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けた場合であって、記憶部4に基準情報が保存されている場合、記憶部4に保存されている条件情報の示す現在の送信条件と、基準情報の示す基準送信条件とを比較する。
そして、補正部23は、現在の送信条件と基準送信条件とが同じである場合、強度算出部21から受けた受信情報の示す基準位置Pにおける信号強度TS、および基準情報の示す基準値TS0に基づいて補正値Aを算出し、算出した補正値Aを記憶部4に保存する。具体的には、補正部23は、基準位置Pにおける信号強度TSと基準値TS0との差を補正値Aとして算出する。
また、補正部23は、たとえば、当該信号強度TSが基準値TS0と同じ値となるように、当該信号強度TSに対して補正値Aを加算する補正処理を行う。そして、補正部23は、基準位置Pにおける補正後の信号強度TS、基準位置Pにおける補正前の信号強度TS、補正対象情報の示す受信日時、記憶部4に保存されている環境情報、および位置検出部11から受けた位置情報を含む信号強度情報を記憶部4に保存する。
また、補正部23は、算出した補正値Aを記憶部4に保存する。なお、補正部23は、記憶部4に既に補正値Aが保存されている場合、記憶部4における補正値Aを新たに算出した補正値Aに更新する。
また、補正部23は、上記関係が所定条件を満たさない旨の通知を判定部22から受けた場合、「(a)信号強度TSの算出および補正処理」に記載のとおり、記憶部4に保存されている補正値Aを用いて、強度算出部21から受けた補正対象情報の示す信号強度TSの補正処理を行う。そして、補正部23は、補正後の信号強度TS、補正前の信号強度TS、補正対象情報の示す受信日時、記憶部4に保存されている環境情報、および位置検出部11から受けた位置情報を含む信号強度情報を記憶部4に保存する。
また、補正部23は、現在の送信条件と、記憶部4に保存されている基準情報の示す基準送信条件とが異なる場合、たとえば、補正値Aの算出および更新を行わず、送信条件が異なる旨を表示部12に通知する。
なお、補正部23は、上述のような補正処理を行う構成に限らず、たとえば、信号強度TSと基準値TS0との比に基づいて、当該信号強度TSの補正処理を行ってもよい。
(変形例1)
補正部23は、現在の送信条件が基準送信条件と異なる場合、現在の送信条件を基準送信条件に変更してもよい。
より詳細には、補正部23は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けた場合であって、記憶部4に基準情報が保存されており、現在の送信条件と当該基準情報の示す基準送信条件とが異なる場合、現在の送信条件を当該基準送信条件に更新する。そして、補正部23は、送信条件の変更後に強度算出部21から受けた補正対象情報の示す基準位置Pにおける信号強度TS、および基準情報の示す基準値TS0に基づいて補正値Aの算出を行う。
(変形例2)
補正部23は、現在の送信条件と基準送信条件とが異なる場合、現在の送信条件と基準送信条件とが異なる旨を強度算出部21へ通知してもよい。この場合、強度算出部21は、補正部23からの通知を受けて、たとえば新たな基準値TS0を算出してもよい。
具体的には、強度算出部21は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受け、かつ現在の送信条件と基準送信条件とが異なる旨の通知を補正部23から受けた場合であって、記憶部4に基準情報が保存されている場合、算出した最新の信号強度TSを基準値TS0と決定する。
そして、強度算出部21は、基準値TS0、基準送信条件および基準環境を示す基準情報を記憶部4に保存する。これにより、記憶部4には、送信条件ごとに基準情報が保存される。
また、この場合、補正部23は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けると、強度算出部21から受けた補正対象情報の示す信号強度TSを、当該補正対象情報を受けたタイミングにおける最新の条件情報の示す送信条件に応じて、複数のグループのいずれか1つに分類する。
そして、補正部23は、グループごとの基準値TS0に基づいて補正処理を行う。すなわち、補正部23は、分類された信号強度TSに対して、記憶部4に保存されている複数の基準情報のうち、対応のグループに対応する送信条件と同じ内容の基準送信条件を示す基準情報を特定し、特定した基準情報の示す基準値TS0を用いて補正処理を行う。
(変形例3)
補正部23は、上記関係が所定条件を満たすことに応答して、補正値Aの算出および更新を行う構成に限らない。たとえば、補正部23は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けた場合であって、記憶部4に基準情報が保存されており、かつユーザによる所定の操作が行われた場合、補正値Aの算出および更新を行う構成であってもよい。
(変形例4)
補正部23は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けた場合、強度算出部21から受けた補正対象情報の示す信号強度TSを、当該補正対象情報を受けたタイミングにおける最新の環境情報の示す環境に応じて、複数のグループのいずれか1つに分類してもよい。
この場合、記憶部4には、互いに内容が異なる複数の基準環境をそれぞれ示す複数の基準情報が保存される。そして、判定部23は、あるグループに属する信号強度TSに対して、記憶部4に保存されている複数の基準情報のうち、当該グループに対応する環境と同じ内容の基準環境を示す基準情報を特定し、特定した基準情報の示す基準値TS0を用いて補正処理を行う。
(変形例5)
強度算出部21は、信号強度TSの代わりに、たとえばエコーレベルELを示す補正対象情報を補正部23へ出力してもよい。この場合、強度算出部21は、基準位置における信号強度TSの基準値TS0の代わりに、基準位置PにおけるエコーレベルELの基準値EL0を算出し、算出した基準値EL0を示す基準情報を記憶部4に保存する。そして、補正部23は、強度算出部21から受けた補正対象情報の示すエコーレベルEL、および記憶部4に保存されている基準情報の示す基準値EL0に基づいて、補正値Aの算出および更新、ならびにエコーレベルELの補正処理を行う。
(c)表示部
図4は、本発明の第1の実施形態に係る水中探知装置における表示部の構成を示す図である。図5は、本発明の第1の実施形態に係る水中探知装置における表示部により表示される画面の一例を示す図である。
図4および図5を参照して、表示部12は、表示信号生成部25と、モニタ26とを含む。表示信号生成部25は、たとえば、ユーザにより所定の操作が行われると、魚群探知部10における記憶部4に保存されている基準位置情報を参照して、海図上に基準位置Pを示すアイコンIcを重ねた画面の表示信号を生成する。そして、表示信号生成部25は、生成した表示信号をモニタ26へ出力することにより、当該画面をモニタ26に表示する。
また、表示信号生成部25は、記憶部4に保存されている複数の信号強度情報を参照して、グラフG1およびグラフG2の表示信号を生成する。そして、表示信号生成部25は、生成した表示信号をモニタ26へ出力することにより、グラフG1およびグラフG2をモニタ26に表示する。
グラフG1は、たとえば、基準位置Pにおける補正前の信号強度TSの時系列変化を示す。グラフG2は、たとえば、基準位置Pにおける補正前の信号強度TSと、前回算出された基準位置Pにおける補正前の信号強度TSとの差Dの時系列変化を示す。
基準位置Pにおける補正前の信号強度TSは、グラフG1に示すように、魚群探知部10における振動素子の経年劣化などの影響を受けて、時間の経過に伴い値が大きくなる傾向にある。これに対して、差Dは、グラフG2に示すように、大きく変化することがない。このようなグラフG1およびグラフG2が表示される構成により、ユーザにおいて、魚群探知部10の経年劣化等の程度を視覚的に容易に把握することができる。
なお、表示信号生成部25は、記憶部4に保存されている複数の信号強度情報のうち、基準値TS0との差が所定値以上である補正前の信号強度TSを示す信号強度情報が存在する場合、グラフG1における対応箇所が強調されるように着色を変えて表示するなど他の箇所とは異なる態様で表示したり、所定の出力を行ったりすることによりユーザに対して警告してもよい。
また、表示信号生成部25は、記憶部4に保存されている1または複数の信号強度情報の各々に含まれる環境情報の内容の表示信号をさらに生成し、当該内容をモニタ26に表示する処理を行ってもよい。
また、表示信号生成部25は、基準値TS0に対応する反射波の受信時における環境と、基準位置Pにおける信号強度TSに対応する反射波の受信時における環境との差を示す表示信号をさらに生成し、当該差をモニタ26に表示する処理を行ってもよい。具体的には、表示信号生成部25は、たとえば、基準情報の示す深度と、最新の信号強度情報の示す基準位置Pにおける深度との差が所定値以上である場合、深度の相違が強調されるように、他の箇所とは異なる態様で深度を表示したり、所定のメッセージを表示したりする処理を行う。
また、表示信号生成部25は、現在の送信条件と、記憶部4に保存されている基準情報の示す基準送信条件とが異なる旨の通知を補正部23から受けた場合、たとえば当該通知の内容を示すメッセージを表示する処理を行ってもよい。
また、表示部12は、魚群探知部10および位置検出部11とは別個の装置に設けられてもよい。
[動作の流れ]
水中探知装置101は、メモリを含むコンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを当該メモリから読み出して実行する。水中探知装置101のプログラムは、外部からインストールすることができる。また、水中探知装置101のプログラムは、記録媒体に格納された状態で流通する。
(基準値TS0の算出処理)
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置による基準値の算出処理の流れを示すフローチャートである。
図6を参照して、まず、水中探知装置101における設定受付部5は、たとえば、基準位置Pの設定を受け付け、ユーザにより入力された基準位置Pを示す基準位置情報を記憶部4に保存する(ステップS11)。
次に、位置検出部11は、自船の現在位置を検出し、検出した位置および検出日時を示す位置情報を魚群探知部10へ出力する(ステップS12)。
次に、環境取得部6は、環境情報を取得し、取得した環境情報を記憶部4に保存する(ステップS13)。
次に、送信部1は、送信波を水中へ送信する(ステップS14)。次に、受信部2は、送信波の反射波を水中から受信し、受信した反射波のエコーレベルELを算出する。そして、受信部2は、算出したエコーレベルELおよび当該反射波の受信日時を示す受信情報を信号処理部3へ出力する(ステップS15)。
次に、信号処理部3における強度算出部21は、受信部2から受信情報を受けて、当該受信情報の示すエコーレベルEL、および記憶部4に保存されている環境情報に基づいて、信号強度TSを算出する。そして、強度算出部21は、算出した信号強度TSを示す補正対象情報を補正部23へ出力する(ステップS16)。
次に、判定部22は、位置検出部11から受けた位置情報の示す自船位置と、記憶部4に保存されている基準位置情報の示す基準位置Pとの関係が所定条件を満たすか否かを判定し、判定結果を強度算出部21および補正部23に通知する(ステップS17)。
次に、強度算出部21は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けた場合(ステップS17において「YES」)、強度算出部21から受けた最新の補正対象情報の示す信号強度TSを基準値TS0と決定する。そして、補正部23は、当該基準値TS0、記憶部4に保存されている条件情報の示す基準送信条件、および記憶部4に保存されている環境情報の示す基準環境を含む基準情報を記憶部4に保存する(ステップS18)。
一方、強度算出部21は、記憶部4に基準情報が保存されている状況において、上記関係が所定条件を満たさない旨の通知を判定部22から受けた場合(ステップS17において「NO」)、基準情報の取得を行わず、ステップS12以降の動作が再び行われる。
(信号強度TSの補正処理の流れ)
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置による信号強度の補正処理の流れを示すフローチャートである。
図7を参照して、まず、位置検出部11は、自船の現在位置を検出し、検出した位置および検出日時を示す位置情報を魚群探知部10へ出力する(ステップS21)。
次に、環境取得部6は、環境情報を取得し、取得した環境情報を記憶部4に保存する(ステップS22)。
次に、送信部1は、送信波を水中へ送信する(ステップS23)。次に、受信部2は、送信波の反射波を水中から受信し、受信した反射波のエコーレベルELを算出する。そして、受信部2は、算出したエコーレベルELおよび当該反射波の受信日時を示す受信情報を信号処理部3へ出力する(ステップS24)。
次に、信号処理部3における強度算出部21は、受信部2から受信情報を受けて、当該受信情報の示すエコーレベルEL、および記憶部4に保存されている環境情報に基づいて、信号強度TSを算出する。そして、強度算出部21は、算出した信号強度TSを示す補正対象情報を補正部23へ出力する(ステップS25)。
次に、補正部23は、記憶部4に保存されている、条件情報の示す現在の送信条件と、基準情報の示す基準送信条件とを比較する(ステップS26)。
ここで、判定部22は、たとえば周期的に、位置検出部11から受けた位置情報の示す自船位置と、記憶部4に保存されている基準位置情報の示す基準位置Pとの関係が所定条件を満たすか否かを判定し、判定結果を強度算出部21および補正部23に通知している。
次に、補正部23は、現在の送信条件と基準送信条件とが同じである場合であって(ステップS26において「YES」)、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けた場合(ステップS27において「YES」)、強度算出部21から受けた補正対象情報の示す基準位置Pにおける信号強度TS、および基準情報の示す基準値TS0に基づいて補正値Aを算出する(ステップS28)。なお、補正部23は、記憶部4に補正値Aが既に保存されている場合、記憶部4における補正値Aを新たに算出した補正値Aに更新する。
次に、補正部23は、算出した補正値Aを用いて、当該信号強度TSの補正処理を行う。そして、補正部23は、補正後の信号強度TSを含む信号強度情報を記憶部4に保存する(ステップS29)。
一方、補正部23は、上記関係が所定条件を満たさない旨の通知を判定部22から受けた場合(ステップS27において「NO」)、新たな補正値Aの算出(ステップS28)を行わず、たとえば既に記憶部4に保存されている補正値Aを用いて、強度算出部21から受けた補正対象情報の示す信号強度TSの補正処理を行う。そして、補正部23は、補正後の信号強度TSを含む信号強度情報を記憶部4に保存する(ステップS29)。
次に、表示部12における表示信号生成部25は、たとえばユーザにより所定の操作が行われると、記憶部4に保存されている基準位置情報および複数の信号強度情報に基づく画面を表示する処理を行う。
具体的には、表示信号生成部25は、たとえば、海図上に基準位置Pを示すアイコンIcを重ねた画面、基準位置Pにおける補正前の信号強度TSの時系列変化を示すグラフG1、および、基準位置Pにおける補正前の信号強度TSと、当該信号強度TSの直前に算出された基準位置Pにおける補正前の信号強度TSとの差Dの時系列変化を示すグラフG2をモニタ26に表示する処理を行う(ステップS30)。
また、補正部23は、記憶部4に保存されている条件情報の示す現在の送信条件と、基準情報の示す基準送信条件とが異なる場合(ステップS26において「NO」)、たとえば、ステップS27~ステップS29の動作を行わない。
なお、補正部23は、現在の送信条件と基準送信条件とが異なる場合(ステップS26において「NO」)、基準値TS0を新たに算出し、新たに算出した基準値TS0、現在の送信条件、および現在の環境を示す基準情報を記憶部4に保存してもよい。
<第1の実施の形態の変形例>
上述した第1の実施の形態に係る水中探知装置101における補正部23は、反射波の測定結果の補正処理として、信号強度TSを補正する。これに対して、第1の実施の形態の変形例に係る水中探知装置101における表示信号生成部(第1取得部および補正部)25は、反射波の測定結果を示す表示信号を補正する。
図8は、本発明の第1の実施の形態の変形例に係る水中探知装置における信号処理部の構成を示す図である。
図8を参照して、信号処理部3は、強度算出部21と、判定部22とを含む。
強度算出部21は、受信部2から受けた受信情報の示すエコーレベルELを用いて、当該エコーレベルELに対応する反射波の測定結果の一例である信号強度TSを算出する。また、強度算出部21は、位置検出部11から出力された位置情報を受けて、当該位置情報の示す自船位置、算出した信号強度TSおよび当該受信情報の示す受信日時を含む信号強度情報を記憶部4に保存する。
判定部22は、位置検出部11から出力された位置情報を受けて、当該位置情報の示す自船位置と、記憶部4に保存されている基準位置情報の示す基準位置Pとの関係が所定条件を満たすか否かを判定する。たとえば、判定部22は、自船位置が基準位置Pと一致する場合、自船位置と基準位置Pとの関係が所定条件を満たすと判定する。また、判定部22は、判定結果を強度算出部21に通知する。
強度算出部21は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けた場合であって、記憶部4に基準情報が保存されていない場合、たとえば、算出した最新の信号強度TSを示す基準情報を記憶部4に保存する。
また、強度算出部21は、上記関係が所定条件を満たす旨の通知を判定部22から受けた場合であって、記憶部4に基準情報が保存されている場合、たとえば、算出した最新の信号強度TSである基準測定結果を示す基準位置強度情報を記憶部4に保存する。
再び図4を参照して、本発明の第1の実施形態の変形例に係る表示部12は、補正部としての表示信号生成部25と、モニタ26とを含む。
表示信号生成部25は、たとえば、ユーザにより所定の操作が行われると、魚群探知部10における記憶部4に保存されている複数の信号強度情報および複数の基準位置強度情報に基づいて、反射波の測定結果を示す画面をモニタ26に表示する。
より詳細には、表示信号生成部25は、たとえば、記憶部4に保存されている基準情報の示す信号強度TSの含まれる範囲の上限値および下限値を基準値として決定する。また、表示信号生成部25は、決定した上限値から下限値までの範囲を複数の分割範囲に分ける。
そして、表示信号生成部25は、記憶部4に保存されている信号強度情報ごとに、たとえば、信号強度TSが含まれる分割範囲の別に応じた色を海図上の対応箇所に重ねた画面の表示信号を生成する。そして、表示信号生成部25は、生成した表示信号をモニタ26へ出力することにより、当該画面をモニタ26に表示する。
具体的には、基準値である上限値が-30dBであり、基準値である下限値が-70dBであるとする。この場合、表示信号生成部25は、-30dBから-70dBまでの範囲を所定数の分割範囲に分けて、信号強度情報ごとに、信号強度TSが含まれる分割範囲の別に応じた色で反射波の測定結果をモニタ26に表示する。なお、表示信号生成部25は、信号強度TSが-30dB以上である場合は反射波の測定結果を所定の色で表示し、信号強度TSが-70dB未満である場合は反射波の測定結果を他の所定の色で表示する。
また、表示信号生成部25は、記憶部4に基準位置強度情報が新たに保存された場合、当該基準位置強度情報の示す信号強度TSの含まれる範囲と、基準値とに基づいて、表示信号を補正する。
具体的には、新たに保存された基準位置強度情報の示す信号強度TSの含まれる範囲が-35dBから-80dBであるとする。この場合、表示信号生成部25は、-35dBから-80dBの範囲を所定数の分割範囲に分けて、信号強度情報ごとに、信号強度TSが含まれる分割範囲の別に応じた色で反射波の測定結果が表示されるように、表示信号を補正する。なお、表示信号生成部25は、35dBから-80dBの範囲を、所定数とは異なる数の分割範囲に分けてもよい。
ところで、水中探知装置による対象物の検知感度は、送受波器の経年劣化などの影響を受けて変化するため、対象物の正確な検知を長期間継続することが困難な場合が多い。たとえば、対象物の検知感度を維持するために、ユーザが手動により送受波器における振動素子の調整を行うなどの対応が考えられるが、正確な調整を行うことは難しい。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101では、送信部1は、送信波を送信する。受信部2は、送信波の反射波を受信する。強度算出部21は、基準となる位置である基準位置Pと、受信部2により受信された基準位置Pにおける反射波の測定結果である基準値TS0とを取得する。判定部22は、自船位置と基準位置Pとの関係が所定条件を満たすか否かを判定する。また、補正部23は、上記関係が所定条件を満たす場合の上記自船位置における受信部2により受信された反射波の測定結果である基準測定結果、および基準値TS0に基づいて、受信部2により受信された反射波の測定結果の補正処理を行う。
このような構成により、たとえば、船が基準位置Pを通過するたびに基準位置Pにおける反射波の測定結果を取得し、取得した測定結果を用いて、たとえば基準位置P以外を船が航行している際の反射波の測定結果の補正処理を行い、送信部1における振動素子の経年劣化等の影響を抑えた測定結果を得ることができる。
したがって、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101では、対象物の正確な検知を長期間継続することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101では、補正部23は、基準測定結果が基準値TS0と略同値となる補正値Aに基づいて、補正処理を行う。
このような構成により、複雑な演算処理等を行うことなく補正値Aを算出し、算出した補正値Aを用いた補正処理を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101では、補正部23は、基準測定結果と基準値TS0との差または比に基づいて、補正値Aを算出する。
このような構成により、補正値Aの算出をより簡易に行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101では、判定部22は、自船位置と基準位置Pとの距離が所定値以下である場合、上記関係が所定条件を満たすと判定する。また、設定受付部5は、上記所定値の設定を受け付ける。
このような構成により、上記関係が所定条件を満たすと判定される自船位置の範囲を任意に設定することができる。また、上記関係が所定条件を満たすと判定される頻度をたとえば高くすることができ、これにより、補正値Aの更新頻度を高め、より正確な補正処理を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101では、補正部23は、送信波の送信条件に応じて自船位置における反射波の測定結果を複数のグループに分類し、グループごとの基準値TS0に基づいて補正処理を行う。
このような構成により、たとえば、送信波の送信条件ごとに基準値TS0を算出し、補正処理の対象である反射波の測定結果に応じた基準値TS0に基づいて補正処理を行うことができるため、より一層正確な補正処理を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101において、送信条件は、送信波の、レベル、パルス幅、周波数および帯域のうちの少なくともいずれか1つである。
このように、送信波の、レベル、パルス幅、周波数および帯域のうちの少なくともいずれか1つに応じて反射波の測定結果を複数のグループに分ける構成により、適切なグループ分けを行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101において、基準測定結果は、海底において反射した反射波の測定結果である。
このような構成により、送信波の種々の送信条件ごとの基準値TS0を用いて補正処理を行うことができるため、より一層正確な補正処理を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101では、設定受付部5は、基準位置Pの設定を受け付ける。
このような構成により、基準位置Pを任意に設定することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101では、補正部23は、基準測定結果および基準値TS0に基づいて補正値Aを算出し、算出した補正値Aを用いて補正処理を行う。また、補正部23は、上記関係が所定条件を満たしたことに応答して補正値Aを算出する。
このような構成により、自船位置が所定条件を満たすたびに、補正値Aを自動的に更新することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101において、基準値TS0は、自己の船が受信した複数の反射波のうち、設定された日時または期間において受信部2により受信された反射波の測定結果である。
このような構成により、任意の日時または期間において受信された反射波の測定結果を基準値TS0として用いることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101では、表示信号生成部25は、基準測定結果の時系列変化を示すグラフG1の表示信号を生成する。
このような構成により、たとえば、補正処理前の基準測定結果の時系列変化を表示することにより、ユーザにおいて、送信部1における振動素子の劣化等を視覚的に容易に把握することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101では、環境取得部6は、基準位置Pの、深度、喫水および潮汐のうちの少なくともいずれか1つに関する環境を示す環境情報を取得する。また、表示信号生成部25は、基準値TS0に対応する反射波の受信時における環境情報の示す環境と、基準測定結果に対応する反射波の受信時における環境情報の示す環境との差を示す表示信号をさらに生成する。
このような構成により、ユーザにおいて、基準値TS0に対応する反射波の受信時における環境と、基準測定結果に対応する反射波の受信時における環境との差を視覚的に容易に把握することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る、送信波を送信し、送信波の反射波を受信する水中探知装置101における水中探知方法では、まず、強度算出部21が、基準となる位置である基準位置Pと、受信部2により受信された基準位置Pにおける反射波の測定結果である基準値TS0とを取得する。次に、判定部22が、自船位置と基準位置Pとの関係が所定条件を満たすか否かを判定する。次に、補正部23が、上記関係が所定条件を満たす場合の上記自船位置における受信部2により受信された反射波の測定結果である基準測定結果、および基準値TS0に基づいて、受信部2により受信された反射波の測定結果の補正処理を行う。
このような方法により、たとえば、船が基準位置Pを通過するたびに基準位置Pにおける反射波の測定結果を取得し、取得した測定結果を用いて、たとえば基準位置P以外を船が航行している際の反射波の測定結果の補正処理を行い、送信部1における振動素子の経年劣化等の影響を抑えた測定結果を得ることができる。
したがって、本発明の第1の実施の形態に係る水中探知方法では、対象物の正確な検知を長期間継続することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
上述した本発明の第1の実施の形態に係る水中探知装置101では、補正部23は、基準位置Pにおいて自船により受信された反射波の測定結果である基準値TS0を用いて補正処理を行う。これに対して、本発明の第2の実施の形態に係る水中探知装置102では、補正部23は、基準位置Pにおいて他船により受信された反射波の測定結果である基準値TS0を用いて補正処理を行う。
[構成および基本動作]
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る水中探知システムの構成を示す図である。
図9を参照して、水中探知システム201は、複数の船にそれぞれ設けられた複数の水中探知装置102を備える。図9では、一例として2つの水中探知装置102A,102Bを示している。
(水中探知装置102A)
水中探知装置102Aは、魚群探知部10Aと、位置検出部11Aと、表示部12Aと、通信部13Aとを備える。水中探知装置102Aにおける魚群探知部10A、位置検出部11Aおよび表示部12Aの構成および動作は、以下で説明する内容を除いて、それぞれ、図1に示す水中探知装置101における魚群探知部10、位置検出部11および表示部12の構成および動作と同様である。
魚群探知部10Aは、基準値TS0の算出を行った場合、基準値TS0、記憶部4に保存されている条件情報の示す基準送信条件、および記憶部4に保存されてる環境情報の示す基準環境を含む基準情報を保持するとともに、当該基準情報を通信部13Aへ出力する。
通信部13Aは、魚群探知部10Aから出力された基準情報を受けて、Wi-Fi(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)、3Gまたは5G等の通信規格に従って、当該基準情報を水中探知装置102Bへ送信する。
また、水中探知装置102Aは、基準情報を無線通信または有線通信により送信する代わりに、FDD(Floppy Disk Drive)、USB(Universal Serial Bus)ストレージ、およびSDメモリカードなどの記憶媒体に基準情報を書き込む構成であってもよい。この場合、水中探知装置102Aは、通信部13Aを備えなくてもよい。
(水中探知装置102B)
水中探知装置102Bは、魚群探知部10Bと、位置検出部11Bと、表示部12Bと、通信部(第1取得部)13Bとを備える。水中探知装置102Bにおける魚群探知部10B、位置検出部11Bおよび表示部12Bの構成および動作は、以下で説明する内容を除いて、それぞれ、図1に示す水中探知装置101における魚群探知部10、位置検出部11および表示部12の構成および動作と同様である。
通信部13Bは、水中探知装置102Aから送信された基準情報を受信し、受信した基準情報を魚群探知部10Bにおける記憶部4に保存する。
なお、水中探知装置102Bは、基準情報が書き込まれた記憶媒体から当該基準情報を読み出し、読み出した基準情報を保持する構成であってもよい。この場合、水中探知装置102Bは、通信部13Bを備えなくてもよい。
魚群探知部10Bは、基準値TS0の算出を行わず、水中探知装置102Aから取得した基準情報の示す基準値TS0を用いて、補正値Aの算出および更新、ならびに信号強度TSの補正処理を行う。
なお、水中探知装置102Bは、基準位置Pにおいて他船により受信された反射波の計測結果である基準値TS0を用いて補正処理を行う構成であればよく、基準情報を当該他船とは異なる船または装置から取得してもよい。
[動作の流れ]
水中探知システム201における各装置は、メモリを含むコンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のシーケンスの各ステップの一部または全部を含むプログラムを当該メモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。また、これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、水中探知装置101のプログラムは、記録媒体に格納された状態で流通する。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る水中探知システムによる信号強度の補正処理の流れを示すシーケンスである。
図10を参照して、まず、水中探知装置102Aは、基準値TS0の算出処理を行う。水中探知装置102Aによる基準値TS0の算出処理は、図6に示すステップS11~ステップS18に示す動作と同様である(ステップS31)。
次に、水中探知装置102Aは、算出した基準値TS0、ならびに保持している、条件情報および環境情報を含む基準情報を水中探知装置102Bへ送信する(ステップS32)。
次に、水中探知装置102Bは、水中探知装置102Aから送信された基準情報を受信し、受信した基準情報を保持する(ステップS33)。
次に、水中探知装置102Aは、算出した基準値TS0を含む基準情報に基づいて、信号強度TSの補正処理を行う。水中探知装置102Aによる信号強度TSの補正処理は、図7に示すステップS21~ステップS30に示す動作と同様である(ステップS34)。
次に、水中探知装置102Bは、水中探知装置102Aから受信した基準情報に基づいて、信号強度TSの補正処理を行う。水中探知装置102Bによる信号強度TSの補正処理は、図7に示すステップS21~ステップS30に示す動作と同様である(ステップS35)。
その他の構成および動作は、上述した第1の実施の形態に係る水中探知装置101と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
上記のように、本発明の第2の実施の形態に係る水中探知装置102において、基準値TS0は、自己の船とは異なる他船の基準位置Pにおける反射波の測定結果である。
このような構成により、複数の船間で共通の基準値TS0を用いて補正処理を行うことができるため、複数の船間において、対象物の検知感度のばらつきを補正することができる。これにより、たとえば、各船による検知結果を用いて魚群を探知する場合において、より有効な探知結果を得ることができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 送信部
2 受信部
3 信号処理部
4 記憶部
5 設定受付部(位置設定受付部および範囲設定受付部)
6 環境取得部(第2取得部)
7 検知部
10,10A,10B 魚群探知部
11,11A,11B 位置検出部
12,12A,12B 表示部
13A,13B 通信部
21 強度算出部(第1取得部)
22 判定部
23 補正部
25 表示信号生成部(第1取得部および補正部)
26 モニタ
101,102,102A,102B 水中探知装置
201 水中探知システム

Claims (15)

  1. 超音波からなる送信波を送信する送信部と、
    前記送信波の反射波を受信する受信部と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する第1取得部と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正処理を行う補正部と、
    を備え
    前記判定部は、前記自船位置と前記基準位置との距離が所定値以下である場合、前記関係が前記所定条件を満たすと判定し、
    前記所定値の設定を受け付ける範囲設定受付部をさらに備える、水中探知装置。
  2. 超音波からなる送信波を送信する送信部と、
    前記送信波の反射波を受信する受信部と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する第1取得部と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正処理を行う補正部と、
    を備え、
    前記補正部は、前記送信波の送信条件に応じて前記自船位置における反射波の測定結果を複数のグループに分類し、前記グループごとの前記基準値に基づいて前記補正処理を行う水中探知装置。
  3. 超音波からなる送信波を送信する送信部と、
    前記送信波の反射波を受信する受信部と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する第1取得部と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正処理を行う補正部と、
    を備え、
    前記基準位置の設定を受け付ける位置設定受付部をさらに備える水中探知装置。
  4. 超音波からなる送信波を送信する送信部と、
    前記送信波の反射波を受信する受信部と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する第1取得部と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正処理を行う補正部と、
    を備え、
    前記基準値は、自己の船が受信した複数の反射波のうち、設定された日時または期間において前記受信部により受信された反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値である、水中探知装置。
  5. 超音波からなる送信波を送信する送信部と、
    前記送信波の反射波を受信する受信部と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する第1取得部と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正処理を行う補正部と、
    前記基準測定結果の時系列変化を示すグラフの表示信号を生成する表示信号生成部と、
    前記基準位置の、深度、喫水および潮汐のうちの少なくともいずれか1つに関する環境を示す環境情報を取得する第2取得部と、
    を備え、
    前記表示信号生成部は、前記基準値に対応する反射波の受信時における前記環境情報の示す前記環境と、前記基準測定結果に対応する反射波の受信時における前記環境情報の示す前記環境との差を示す表示信号をさらに生成する水中探知装置。
  6. 超音波からなる送信波を送信する送信部と、
    前記送信波の反射波を受信する受信部と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する第1取得部と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正処理を行う補正部と、
    を備え、
    前記基準値は、自己の船とは異なる他船の前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値である、水中探知装置。
  7. 水中探知プログラムであって、
    超音波からなる送信波を送信する処理と、
    前記送信波の反射波を受信する処理と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する処理と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する処理と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正を行う処理と、
    を実行し、
    前記所定条件を満たすか否かを判定する処理において、前記自船位置と前記基準位置との距離が所定値以下である場合、前記関係が前記所定条件を満たすと判定し、
    さらに、
    前記所定値の設定を受け付ける処理を実行する、水中探知プログラム。
  8. 水中探知プログラムであって、
    超音波からなる送信波を送信する処理と、
    前記送信波の反射波を受信する処理と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する処理と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する処理と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正を行う処理と、
    を実行し、
    前記補正を行う処理において、前記送信波の送信条件に応じて前記自船位置における反射波の測定結果を複数のグループに分類し、前記グループごとの前記基準値に基づいて前記補正を行う、水中探知プログラム。
  9. 水中探知プログラムであって、
    超音波からなる送信波を送信する処理と、
    前記送信波の反射波を受信する処理と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する処理と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する処理と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正を行う処理と、
    前記基準位置の設定を受け付ける処理と、
    を実行する、水中探知プログラム。
  10. 水中探知プログラムであって、
    超音波からなる送信波を送信する処理と、
    前記送信波の反射波を受信する処理と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する処理と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する処理と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正を行う処理と、
    を実行し、
    前記基準値は、自己の船が受信した複数の反射波のうち、設定された日時または期間において受信された反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値である、水中探知プログラム。
  11. 水中探知プログラムであって、
    超音波からなる送信波を送信する処理と、
    前記送信波の反射波を受信する処理と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する処理と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する処理と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正を行う処理と、
    前記基準測定結果の時系列変化を示すグラフの表示信号を生成する処理と、
    前記基準位置の、深度、喫水および潮汐のうちの少なくともいずれか1つに関する環境を示す環境情報を取得する処理と、
    を実行し、
    前記表示信号を生成する処理において、前記基準値に対応する反射波の受信時における前記環境情報の示す前記環境と、前記基準測定結果に対応する反射波の受信時における前記環境情報の示す前記環境との差を示す表示信号をさらに生成する、水中探知プログラム。
  12. 水中探知プログラムであって、
    超音波からなる送信波を送信する処理と、
    前記送信波の反射波を受信する処理と、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得する処理と、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定する処理と、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正を行う処理と、
    を実行し、
    前記基準値は、自己の船とは異なる他船の前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値である、水中探知プログラム。
  13. 超音波からなる送信波を送信し、前記送信波の反射波を受信する水中探知装置における水中探知方法であって、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得し、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定し、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正処理を行い、
    前記自船位置と前記基準位置との距離が所定値以下である場合、前記関係が前記所定条件を満たすと判定し、
    前記所定値の設定を受け付ける、水中探知方法。
  14. 超音波からなる送信波を送信し、前記送信波の反射波を受信する水中探知装置における水中探知方法であって、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得し、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定し、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正処理を行い、
    前記送信波の送信条件に応じて前記自船位置における反射波の測定結果を複数のグループに分類し、前記グループごとの前記基準値に基づいて前記補正処理を行う、水中探知方法。
  15. 超音波からなる送信波を送信し、前記送信波の反射波を受信する水中探知装置における水中探知方法であって、
    基準となる位置である基準位置と前記基準位置において定期的または不定期に測定された海底からの反射波の測定結果であるエコーレベルの基準値または前記エコーレベルに基づく基準値とを取得し、
    自己の船の位置である自船位置と前記基準位置との関係が所定条件を満たすか否かを判定し、
    前記関係が前記所定条件を満たす場合の前記自船位置における反射波の測定結果であるエコーレベルの基準測定結果、および前記基準値に基づいて、反射波の測定結果の補正処理を行い、
    前記基準位置の設定を受け付ける、水中探知方法。
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