JPH0954065A - 平面型重炭酸塩センサおよびその作製方法並びに使用方法 - Google Patents

平面型重炭酸塩センサおよびその作製方法並びに使用方法

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JPH0954065A
JPH0954065A JP8171959A JP17195996A JPH0954065A JP H0954065 A JPH0954065 A JP H0954065A JP 8171959 A JP8171959 A JP 8171959A JP 17195996 A JP17195996 A JP 17195996A JP H0954065 A JPH0954065 A JP H0954065A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重炭酸塩センサにおいて、センサ寿命を延長
し、センサの応答時間を速くし、センサの使用初めにお
いてす速く安定状態に達せさせる。 【解決手段】 非導電性基板10には、導電性領域1
6、17、20および25が設けられている。導電性領
域16および17は、連続しており、銀からなる。導電
性領域20および25は金からなる。導電性領域16上
には、トランスジューサー15が設けられている。この
トランスジューサー15および導電性領域25を除い
て、非導電性基板10上はカバー膜26で覆われてい
る。カバー膜26上にはさらに重炭酸塩源と、カリウ
ム、リチウム、ナトリウムのハロゲン化物の塩からなる
内部電解質層が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、重炭酸塩の測定に
有用な平面型センサに関するものである。このセンサ
は、pHセンサとともに使用すると二酸化炭素の分圧の
測定にも利用することができる。
【0002】
【従来の技術】平面型センサは一般的に今まで文献で述
べられており、多くの状況では立体型センサより利点が
あると考えられている。この平面型は典型的には比較的
薄い材料の層からなり、それは例えばシルクスクリーン
印刷のようなものを含む厚膜もしくは薄膜技術を利用し
て基板に設けられる。平面型センサは概して立体型セン
サより小さく、それゆえその検出装置自体の大きさを小
さくすることができる。さらに平面型センサは容易にか
つ安価に製造でき操作性がよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】平面型センサを作製す
る上で、センサを商品化する前に、その能力について検
討し補正しなければならない。一般に受け入れられる重
炭酸塩センサを作製する際に関わる問題として、例えば
センサの寿命が不十分であること、センサの応答時間が
遅いこと、センサの使用し始める際にセンサが安定状態
に達するまでに長い時間がかかることといったことがあ
る。上記した問題の少なくとも一つの問題に対して向上
した応答性を示す平面型重炭酸塩センサが必要とされ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の平面型重炭酸塩
センサは、非導電性基板に近接する少なくとも一つの領
域に平面型で導電性材料が設けられた該非導電性基板
と、該導電性材料の少なくとも電極領域と該導電性材料
の該領域の少なくとも接触領域とを露出した状態で、該
導電性材料の少なくとも導線部を覆う、誘電コーティン
グと、該露出した電極領域の該導電性材料に近接して設
けられた銀/ハロゲン化銀のトランスジューサーと、該
トランスジューサーの上面に近接して設けられた内部電
解質層と、該内部電解質層の上面に近接して設けられた
カバー膜とからなり、該乾燥内部電解質が約0.000
2Mから約0.0003Mまでの重炭酸塩源とカリウ
ム、リチウム、ナトリウムのハロゲン化物の塩からなる
水溶液から調製されることを特徴とするものである。
【0005】また本発明の重炭酸塩センサの作製方法
は、基板を選択し、導電性領域を少なくとも該基板の一
部に設け、該導電性領域上のトランスジューサー領域
と、該導電性領域上の接触領域とを露出したまま該導電
性領域に誘電体を被覆し、該トランスジューサー領域上
に銀/ハロゲン化銀層を形成してトランスジューサーを
形成し、該センサの少なくとも該トランスジューサー部
分上に約2.5μmから約4μmまでの乾燥厚を有する
内部電解質乾燥残留物を形成し、ここで、該内部電解質
層が約0.0002Mから約0.0003Mの範囲の量
の重炭酸塩源およびカリウム、リチウム、ナトリウムの
ハロゲン化物の塩類からなる水溶液から作製されてお
り、有機溶剤と、気体透過性重合性もしくは共重合性材
料と、プロトン選択性イオノホアと、可塑剤と、約0.
1重量/容積%から約0.5重量/容積%の範囲内の量
が存在する親油性塩類とからなる溶液を形成することに
より約20μmから約60μmまでの厚みを有するカバ
ー膜を少なくとも該乾燥内部電解質層の上面に近接して
形成し、該溶液を乾燥させて該カバー膜層を形成する各
工程からなることを特徴とするものである。
【0006】また本発明は、上記した平面型重炭酸塩セ
ンサと参照電極を直接または間接的に液体サンプルに接
触させ、該センサの前記露出した接触領域と検知装置を
接続し、該検知装置から該参照電極と該接触領域を通じ
て電流を供給し、該pH検知装置により供給される電気
信号を測定する各工程からなることを特徴とする液体サ
ンプル中の重炭酸塩レベル測定方法を提供する。
【0007】さらに本発明は、上記した前記平面型重炭
酸塩センサと参照電極とpHセンサを液体サンプルに接
触させ、該重炭酸塩センサの接触領域と該pHセンサを
検知装置に接続し、該参照電極を該検知装置に接続し、
該検知装置から該参照電極と該センサの該接触領域を通
じて電流を供給し、該重炭酸塩センサの電気信号を測定
して、該検知装置に重炭酸塩検知レベルを提供し、該p
Hセンサからの該pH信号の電気信号を測定して該検知
装置にpH検知レベルを提供し、該pH検知レベルから
該重炭酸塩検知レベルを除算して、該検知装置にpCO
2検知レベルを提供する各工程からなることを特徴とす
る生物のサンプル内のCO2の分圧レベル測定方法を提
供する。
【0008】本発明は、重炭酸塩濃度の正確な測定がで
きる低コストの平面型重炭酸塩センサを提供する。その
センサはまた、炭酸ガスの分圧(pCO2)の測定に利
用でき満足な精密さと正確さを提供する。本発明の他の
利点として、センサの内部電解質はその電解質が水和状
態で維持しなくてもよい乾燥残留物である点が挙げられ
る。
【0009】
【発明の効果】本発明は、重炭酸塩(HCO3 -)の濃度
や、さらには液体サンプル中に二酸化炭素の分圧(pC
2)を測定する際に使用することに適している。非液
体サンプルは液体サンプルとして作製し、その後公知の
技術により検査することができる。全血も本発明のセン
サを用いれば、例えば希釈するなどといったサンプルに
対する付加的な作業することを必要とせずに直接検査す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明によれば、重炭酸塩センサ
5は非導電性基板支持体10上に構成される。基板支持
体として使用可能な材料としては、例えばセラミック、
ガラス、耐火物や、重合性材料、およびそれらの組合せ
などがある。現在では、アルミナおよびガラス結合剤の
組合せからなる基板が望ましい。所望であれば、基板上
のある部分に層を特別に設けられるよう溝および/また
は孔を非導電性基板に形成してもよい。さらに、平面型
電極を形成する際中に多くの電極を同時に基板上に設け
るように基板にミシン目をあけたりもしくは分割しても
よく、そうすれば低コストに製造できる。
【0011】トランスジューサー15の領域には、セン
サ電極の活性部分が設けられている。トランスジューサ
ーの領域を形成するために使用される材料は好ましく
は、銀/ハロゲン化銀(Ag/AgClが最も好まし
い)およびその同等物からなる。そのトランスジューサ
ーは、適当な手段、例えば電気化学メッキや厚膜または
薄膜技術などにより、導電性領域16の部分の近接して
その上面に設けられる。導電性領域16、17、20お
よび25は適当な導電性材料から作製でき、それらは基
板に様々な公知の方法により近接して設けられる。好ま
しい実施の形態としては、導電性領域を、二つの連続領
域16、17および20、25として構成し、このと
き、第1の領域16、17を銀からなる材料、第2の領
域20、25を金からなる材料で作製する。最も好まし
くは、トランスジューサー15は第1の領域16の一部
の上面に設け、それにより銀ベースの材料上にAg/A
gClを形成する。導電性領域の露出したトランスジュ
ーサー領域15、16および接触領域25を除いて、少
なくともセンサの導線部17、20は、公知の技術によ
り誘電体絶縁材料により覆われる。センサを構成する際
に簡便な方法としては、露出したトランスジューサー領
域および接触領域を除いてセンサ全体を誘電体で被覆す
ることが望ましい。
【0012】内部電解質27はセンサの少なくともトラ
ンスジューサー領域15、16上に直接重ねられる。そ
の内部電解質は、重炭酸塩源とカリウム、リチウム、ナ
トリウムのハロゲン化物の塩やその混合物並びにその同
等物からなる乾燥残留物として作製することが望まし
い。一般的には、重炭酸塩源とカリウム、リチウム、ナ
トリウムのハロゲン化物の塩はほぼ同量で使用される
が、所望によりその量は変えることもできる。これまで
に重炭酸塩源のレベルがセンサの寿命を延長させること
に関係していることがわかっている。センサの最大寿命
は重炭酸塩源が約0.0002Mから約0.0003M
までのものを使用すれば実現できる。重炭酸塩源がこの
範囲外で使用されると、センサは結果的に早く劣化して
しまうことが確認されている。センサ寿命は多くの事象
に依存して大きく変化するが、センサの特に好ましいも
のに関しては少なくとも7日間の寿命があり、さらに好
ましいセンサに関しては少なくとも30日間の寿命があ
り、それは所定の使用期間においてはセンサスロープで
わずか約−2.5mV/decの劣化を表している。
【0013】電極の形成においては、内部電解質残留物
は重炭酸塩源とカリウム、リチウムまたはナトリウムの
塩類とを含む水溶液から作製することが望ましい。その
水溶液は、例えばポリビニルアルコール、ポリHEM
A、ゼラチン、デキストラン、ヒドロゲルやその同等物
を有する乾燥残留層を形成するための適当な材料を含む
ことが望ましい。好ましい実施の形態としては、溶液全
体の重量/容積に基づく割合で示すと、重炭酸塩と塩類
は約0.1から5重量/容積%(約0.5重量/容積%
が最も好ましい)のポリビニルアルコールの水溶液中に
存在する。最も好ましくは、約0.5重量/容積%のポ
リビニルアルコールの水溶液をナトリウム重炭酸塩(約
0.0002Mが好ましい)塩化カリウム(約0.00
02Mが好ましい)と混合し、露出した接触領域を除い
て基板全体に施すことにより内部電解質を形成する。い
ったん施すと内部電解質の層が乾燥して残留物を形成す
る。その内部電解質残留物はサンプルの通常の使用中に
もしくは他の公知の方法により水和してもよい。
【0014】センサのカバー膜36は乾燥内部電解質残
留物27の上部に直接設けられる。そのカバー膜は、当
業者に膜組成物として知られる透水性で気体透過性の重
合性材料の溶液(非水溶液が望ましい)から都合よく作
製してもよい。親油性塩類(もしくはその混合物)がカ
バー膜溶液に含まれることが望ましく、それは1991年Fl
uka Chemika Selectphore Catalog(46頁、1991
年、参考文献に含まれる)に列記されている適当な親油
性塩類である。そのカバー膜を作製するために使用され
る特定の溶液としては、カバー膜溶液全体の重量/容積
に基づく割合で示して、有機溶剤(好ましくは、約10
%重量/容積の溶剤に対する固体の比率のテトラヒドロ
フラン)、プロトン選択性イオノホア(好ましくは、約
3〜1重量%の量の、より好ましくは約2重量%のトリ
ヨードデシルアミン)、ポリビニルハロゲン化タイプの
重合体もしくは共重合体材料(好ましくは、約25〜3
5重量%の量の、より好ましくは約28.6重量%のポ
リ塩化ビニル)、可塑剤(好ましくは、約65〜75重
量%の量の、より好ましくは約69重量%のフタル酸ジ
オクチル)、および親油性塩類(好ましくは、約0.0
1〜2重量%の量の、さらに好ましくは、0.1〜0.
5重量%のテトラ(p-クロロフェニル)ホウ酸カリウ
ム)からなる。以外にも、使用初めにおいて最小限のド
リフトを示すセンサは、親油性塩類を約0.1〜0.5
重量%の範囲で、最も好ましくは約0.4重量%で使用
する場合に作製できることがわかった。その最小限のド
リフトは使用初めの1時間において約0.025mV/
分以下のドリフトと定義される。
【0015】カバー膜溶液は、浸漬コーティングや溶媒
注型などの当業者に知られている適当な方法で、内部電
解質の上面に設けてもよい。その溶液を蒸発させ、乾燥
残留物を残して、活性カバー膜を形成する。または、当
業者に知られている技術によりセンサ上に予め形成され
たカバー膜を設けてもよい。
【0016】本発明によれば、内部電解質の存在がセン
サの応答時間に寄与し、特にカバー膜と内部電解質が特
定の厚みを有する場合に寄与する。これまでに、内部電
解質の厚みが、カバー膜の厚みが大きくなると生じる反
対の特性(すなわち遅い応答時間)を打ち消す働きをす
ることがわかった。以外にも、本発明のセンサは、満足
な寿命に加え速い応答時間を示し、それは内部電解質と
カバー膜の層の乾燥残留物の厚みを操作することにより
達成できる。内部電解質は約3μm〜約4μmの厚みを
有することが望ましく、カバー膜は約20μm〜約60
μmの厚みを有することが望ましい。さらに望ましく
は、内部電解質は2.5μm〜4μmの範囲の厚み(約
3.4μmが最も望ましい)を有するように作製され、
カバー膜は20μm〜60μmの厚み(40μm〜50
μmの範囲がより望ましく、約48.2μmが最も望ま
しい)を有する。予期せぬことに、内部電解質とカバー
膜の層をこれらの範囲内で作製すると、センサの応答時
間は2秒で約95%となる(30秒でのセンサ出力と2
分でのセンサ出力を比較して)。当業者には、公知の方
法を用いてこれらの範囲内の層を作製することが知られ
ている。
【0017】ここで述べた部品は、さらに付加した形態
とともに、様々な形態において非導電性基板上に平面型
で配置してもよい。例えば、図1に示されるように、重
炭酸塩センサ5は、第1の領域16および17(銀ベー
スの材料が望ましい)並びに第2の領域20および25
(金ベースの材料が望ましい)を有する導電性材料が非
導電性基板10上に近接して設けられた基板10を用い
て作製される。絶縁誘電体コーティング26が、基板と
導電性導線部17および20上に設けられるが、露出し
たトランスジューサー領域16および露出した接触領域
25には設けられない。露出したトランスジューサー領
域16においては銀/ハロゲン化銀が施される。露出し
た接触領域25は、センサ5と重炭酸塩検知装置との間
の導電をなす部分である。このセンサは特にフロースル
ー電極として有用であることがわかった。
【0018】図2は、内部電解質27がトランスジュー
サー15上に重畳する様子と、カバー膜36が内部電解
質層27上に重畳する様子を示している。図からわかる
ように、センサ5は参照電極50と検知装置55とに接
続され、それにより重炭酸塩の測定を行っている。
【0019】図3(前面図)と図3a(背面図)には、
基板10を通じる開口部(孔部)25aを有する重炭酸
塩センサを示す。露出した導電性領域25が開口部25
aを通じて拡がり、センサ背面の露出した導電性領域2
5からセンサ前面および絶縁誘電体コーティング26に
より覆われている導電性導線部20と接触するようにな
っている。センサ背面の露出した導電性領域25の少な
くとも一つは、導電性導線部17および20とセンサ前
面の露出したトランスジューサー領域16とに接続され
る。
【0020】一般的には、重炭酸塩電極と適当な参照電
極(例えば銀/ハロゲン化銀のようなもの)との間で、
サンプルの電位を読みとることができる。重炭酸塩セン
サはまた、サンプルのpHに反応する機構を提供するセ
ンサシステムに使用でき、様々な公知の技術により液体
サンプル中に存在する二酸化炭素(CO2)の分圧の濃
度を測定するシステムを提供する。
【0021】特に、例えば、重炭酸塩センサにおいて、
システムの電位がサンプル(H+s)のpHの変化やサン
プル(H+i)中の二酸化炭素による内部電解質中のpH
の変化に反応する場合には、その応答性はNernstian関
数として表せる。
【0022】 [1] Δε=(RT/F)log([H+ s]/[H+ i]). 重炭酸塩電極の内部電解質は重炭酸塩イオンの濃度が固
定であるので、式は以下のように変換される。
【0023】 [2] K=([H+ i])[HCO3 -]/KspCO2 ここで、 [3] [HCO3 -]=一定=K' とおき、ゆえに式[2]は以下の式となる。
【0024】[4] KKspCO2/K'=[H+ i] ま
たは K"pCO2=[H+ i] これを代入し、式[1]は以下の式となる。
【0025】[5] Δε=(RT/F)log([H+ s]
/pCO2)−logK" 組み合わせにより、以下の式ができる。
【0026】 [6] Δε'=(RT/F)log([H+ s]/pCO2) センサは、サンプルのプロトン濃度と二酸化炭素の分圧
に応答する。溶液サンプルのこれらの二つのパラメータ
は、公知のHenderson-Hasselbach方程式により重炭酸塩
濃度に関連する。このように、Henderson-Hasselbach方
程式を変形し、対数をとると以下の式が与えられる。
【0027】[7] −log[HCO3 -]+logK
s=log([H+ s]/pCO2) [8] Δε"=−(RT/F)log([HCO3 -]). サンプルのpHは、参照電圧に対して別のpH電極を用
いてmV出力で測定され、重炭酸塩濃度は参照電圧に対
して本発明の重炭酸塩電極を用いてmV出力で測定され
る(直接もしくは間接的に)。数学的にpHのmV電圧
からHCO3 -のmV電圧を除算することにより、pCO
2のmV電圧が得られ、以下の式のように示される。
【0028】ここで、pHセンサ出力は、 [9] ΔεpH=(RT/F)log[H+ s] であり、上記の式[9]から式[6]を除算し、 [10] Δε'"=(RT/F)log(pCO2) が得られる。
【0029】pCO2の対数に線形に関係した出力は式
[10]により与えられ、それにより理論的には25℃
で59.16mV/dec.のスロープとなる。いかなる他の
公知の方法を用いて除算出力を得てもよく、その方法は
上記の例に制限されない。その方法は例えばオペアンプ
を用いたアナログの除算器であっても差支えない。重炭
酸塩センサが組み込まれた装置により、重炭酸塩の検知
およびpHの検知、並びに重炭酸塩およびpHの検知か
ら計算されるpCO2の検知を行なってもよく、もしく
は、その装置はpH電極および重炭酸塩電極の出力から
すでに計算されたpCO2の検知結果を示すだけであっ
てもよい。
【0030】その電気回路は様々に変化可能ではある
が、pCO2の測定に特に有用な回路が以下のシステム
によりpCO2信号を生ずる。より好ましい回路におい
ては、第1の差信号手段がpHセンサの露出した接触領
域と参照信号に接続され、pHセンサと参照信号間の第
1の電位差信号を生じる。第2の差信号手段が重炭酸塩
センサの露出した接触領域と参照信号に接続され、重炭
酸塩センサと参照信号間の第2の電位差信号を生じる。
その参照信号は、接地電極と参照電極に接続された第3
の差信号手段から生じる。第1の差信号から第2の差信
号を数学的に除算すればpCO2信号が得られる。
【0031】本発明の範囲や材料から離れることなく、
ここで開示した本発明の修正が明白に公知の技術により
容易になされることが理解される。しかしながら、ここ
へ追加される請求項の範囲がここで述べられた記述に制
限されることは意図するところではなく、むしろ請求項
は本発明に関連する公知の技術によりその同等物として
みなされる全ての形態を含み、本発明に属する特許新規
性の全ての形態を含むよう解釈されることが意図すると
ころである。ここで挙げられた実施例は図式に例解しよ
うとするものであり本発明を制限するものではないこと
も言及する。
【0032】実施例1 例1−6に用いられる電気回路は、Ion-Selective Elec
trode Methodology,Vol.I,Ed.Arther K.Covington,CRC
Press,1979,pp.32-33.(参考文献に含まれる)に記述さ
れている。
【0033】各タイプの平面型センサが上に組み立てら
れた基板チップは、全部で40個のセンサを形成するよ
うに穴が開けられた2”×2”のウェハであった。それ
らのウェハは、コロラド州のGrand JunctionにあるCoor
s Ceramic Companyから購入したもので約96%のアル
ミナと約4%のガラス結合剤から作製されたものであ
る。図1に示されるように、導電性ストリップとして、
金ストリップを第1の領域20と25に、銀ストリップ
を第2の領域16と17にそれぞれ設けた。その金は、
デラウェア州のWilmingtonにあるE.I.DuPont DeNemours
&Companyから購入した。基板チップ10上に導電性領域
を被着する際、そのチップを6分間850℃で熱した。
誘電体絶縁物質26(E.I.DuPont DeNemours&Co.のカタ
ログNo.9615)を、露出部分16および25を除いて、
基板と導電領域全面に設けた。チップをその後再び6分
間850℃で熱した。
【0034】トランスジューサー領域16の基板上で、
0.1Mの塩化カリウム溶液で電気化学的に2.5分間
−1.2mAでメッキをし、Ag/AgClのトランス
ジューサー15を形成した。内部電解質溶液は、約0.
0002Mの塩化物イオンと約0.0002Mの重炭酸
ナトリウムイオンを有する100%加水分解したポリビ
ニルアルコールの0.5重量%水溶液で作製した。結果
的に生じた乾燥残留物は、約40mMの塩化物イオンと
約40mMの重炭酸ナトリウムイオンを含んだ。内部電
解質溶液の約1.2ml分をウェハに施し、水分を蒸発
させて、約3.4μmの厚みの内部電解質の乾燥残留物
を形成した。
【0035】カバー膜溶液は、テトラヒドロフラン(TH
F)中の固体の10重量%の溶液として作製され、以下
のように、選択した固体は、:約69重量%のフタル酸
ジオクチル(DOP);約28.2重量%のポリ塩化ビニ
ル(PVC);約2.1重量%のトリヨードデシルアミン
(TDDA);約0.7重量%のテトラ(p-クロロフェニ
ル)ホウ酸カリウム(KtpClPB)からなり、これは溶液
中の固体の全重量に基づく重量%で示している。この溶
液の約1.3ml分を内部電解質層の乾燥残留物の上の
ウェハに施した。溶媒が蒸発してカバー膜が形成され
た。その形成されたカバー膜は約48.2μmの厚みと
なった。その後、重合性層を切断し、ウェハを基板ウェ
ハのミシン目により分割して、40個の重炭酸塩電極を
提供した。
【0036】実施例2 実施例1に述べたように作製した平面型重炭酸塩センサ
を、一般に入手できるCiba-Corning 200 series pH
電極(立体型)とCiba-Corning 200 series Severingha
us pCO2センサ(立体型)とともにテストした。同じ
サンプルにおいて、一般に入手できるCiba-Corning 200
seriesの参照電極を用いた。全てのセンサを同じサン
プルにおいてテストした。平面型重炭酸塩センサを適当
な支持装置内に配置して、測定を容易にした。
【0037】図5に示されるように、図5に列挙した点
1、2および3のように、塩化ナトリウムでイオン強度
0.16Mに調整されたCO2トノメータ重炭酸塩溶液
内でセンサに3点の補正を行なった。この3点の補正の
後に、センサを洗浄し、次いで未処理の人間の全血のサ
ンプルを測定した。これを10回繰り返して、3点の補
正を行なって測定を終えた。図5にはセンサの応答を図
示したが、ここでAはpH電極と参照電極との組合せの
出力、BはSeveringhausのpCO2センサの出力、Cは
参照電圧と混合組み合わせ本発明の平面型重炭酸塩セン
サの出力、DはA出力からC出力を除算した結果(Dp
CO2)である。
【0038】最初の3点を用いて、以下の補正データが
各出力に対して得られた。
【0039】
【表1】
【0040】平面型重炭酸塩センサの精度はHenderson-
Hasselbach方程式とサンプルのpHおよびpCO2の測
定値を用いて検査してもよい。この技術を臨床環境に都
合よく用いて、所望の分析物の濃度を決定してもよい。
使用したpKaは6.105であった。各補正値に対して
10回の繰り返しで得られたデータは以下のようにな
る。
【0041】
【表2】
【0042】表2に示すように、重炭酸塩センサの応答
および計算値のDpCO2は、理論的な応答とよく一致
し、10回の繰り返しに亘り再現可能であった。
【0043】実施例3 カバー膜を約0.4重量/容積%の親油性塩類、テトラ
(p-クロロフェニル)ホウ酸カリウムを用いて作製した
点を除いては実施例1のように六つの重炭酸塩センサを
構成した。センサは200 Seriesの参照電極を接続して、
約30日間のテスト期間にわたりテストした。テスト期
間中、各センサは一日に約一分間30個の人間の血清サ
ンプルにさらし、結果的に各センサにおいて全部で約6
00個の血清サンプルのテストを行った。このテスト期
間中、センサはまた、一操作あたり9回の繰り返しにお
いて各2分間、全部で81個の人間の全血サンプルにさ
らし、各センサにおいて全部で約681のプロテインサ
ンプルのテストを行った。各プロテインサンプルの間に
おいて洗浄を行った。
【0044】センサのスロープを実施例2と同じ補正方
法でテスト期間中周期的にモニタした。図6に示すよう
に、テスト期間中にわたりセンサのスロープはほとんど
変化しなかった。6つのセンサ全て30日間全体にわた
り約60mV/decのほぼ一定のスロープを保った。
このスロープ値は理論値とよく一致する。
【0045】実施例4 内部電解質内の4レベルの重炭酸塩を用いて実験を行っ
た。表3に見られるように、電極が内部電解質内の重炭
酸ナトリウム(NaHCO3)の量を変化させたことを
除いては実施例1に述べたように作製した8つの電極で
データを集めた。セット#1は40mM(0.0002
M)の重炭酸塩溶液で作製した。セット#2は60mM
(0.0003M)の重炭酸塩溶液で作製した。セット
#3は80mM(0.0004M)の重炭酸塩溶液で作
製した。セット#4は100mM(0.0005M)の
重炭酸塩溶液で作製した。後述する表3に示すように、
1日目と7日目の二回において測定を行った。
【0046】
【表3】
【0047】表3に示すように、セット1とセット2に
おいては7日目においても許容される安定性応答を立証
した。
【0048】実施例5 内部電解質の厚みが変化することを除いては実施例1に
述べたように二つのセンサのセットを構成した。センサ
のセットAはカバー膜が約48.2μmで内部電解質残
留物層が約3.4μmの厚みで作製した。センサのセッ
トBはカバー膜が約31.9μmで内部電解質残留物層
が約4.4μmの厚みで作製した。測定した応答時間は
30秒において行い、30秒での応答a%を規定するた
め両方のセンサのセットにおいて2分での応答と比較し
た。結果を表4に示す。
【0049】
【表4】
【0050】表4に示すように、センサセットAは、用
途上望まれる程度の、より速い応答時間を示した。
【0051】実施例6 この実施例では、本発明のセンサが特定範囲内の親油性
塩類をカバー膜に用いた際に、使用初めにおいて安定状
態に達せられることを立証した。使用した親油性塩類は
テトラ(p-クロロフェニル)ホウ酸カリウムであった。
1つめのセットは約0.7重量%の親油性塩類を含み、
2つ目のセットは約0.4重量%の親油性塩類を含み、
3つ目のセットは約0.1重量%の親油性塩類(カバー
膜内にある全固体重量に基づく重量%で示した)を含む
ことを除いては3つのセンサセットを実施例1に述べた
ように全般的に構成した。センサを水性サンプルにさら
し、電位を時間に対してモニタした結果を表5に示す。
【0052】
【表5】
【0053】表5に示すように、0.4%と0.1%の
センサはそれぞれ−0.013mV/分と−0.011
mV/分のドリフトとなり、より良い初期安定性を示し
た。
【0054】実施例7 図3の前面と背面の形式で、2”×2”のウェハ上に1
00個のセンサを構成した。誘電体が被着してない金2
5においてまず背面との接触を行うようにウェハを印刷
した。この背面の接触は、二つの背面接触の金コーティ
ングが前面の銀導線部17と接続されるように、アルミ
ナ内の4つの孔25aがこれらの孔の内部に金コーティ
ングを有することにより行われた。前面は露出した銀領
域16を残したまま誘電体層を設けた(銀導線部と孔の
上の金はすでに設けられている)。
【0055】図4に示す回路を3つのセンサに使用し
た。これらのセンサ(センサ1、2、3)はガラスの2
00seriesのpH電極とともにテストし、以下の補正デ
ータの結果を得た。
【0056】
【表6】
【0057】ここで追加された請求項が、ここで述べた
記述に制限されることは意図するところではなく、むし
ろ請求項は本発明に関連する公知の技術によりその同等
物としてみなされる全ての形態を含む、本発明に属する
特許新規性の全ての形態を含むように解釈されるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1−6に使用される一平面基板の上面図
【図2】様々な平面層が示された一電極の側面図
【図3】実施例7で使用される一平面基板の前面図
【図3a】図3に示した一平面基板の背面図
【図4】本発明のセンサを使用して重炭酸塩値、pH
値、およびpCO2値を得る際に使用される電気回路
【図5】実施例2に示されたデータのグラフ図
【図6】実施例3のデータのグラフ図
【符号の説明】
5 重炭酸塩センサ 10 基板 15 トランスジューサー 16、17、20、25 導電性領域 25a 開口部 26 誘電体膜 27 内部電解質 36 カバー膜 50 参照電極 55 検知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョゼフ エス フーズ アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02192 ニードハム ウィルシャー パー ク 84

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非導電性基板に近接する少なくとも一つ
    の領域に平面状に導電性材料が設けられた該非導電性基
    板と、 該導電性材料の少なくとも電極領域と該導電性材料の該
    領域の少なくとも接触領域とを露出させるとともに該導
    電性材料の少なくとも導線部を覆う誘電体コーティング
    と、 該露出した電極領域の該導電性材料に近接して設けられ
    た銀/ハロゲン化銀のトランスジューサーと、 該トランスジューサーの上面に近接した内部電解質層
    と、 該内部電解質層の上面に近接したカバー膜とからなり、 該乾燥内部電解質が約0.0002Mから約0.000
    3Mまでの重炭酸塩源とカリウム、リチウム、ナトリウ
    ムのハロゲン化物の塩とからなる水溶液から作製される
    ことを特徴とする平面型重炭酸塩センサ。
  2. 【請求項2】 前記乾燥内部電解質が約2.5μmから
    約4μmまでの厚みを有し、前記カバー膜が約20μm
    から約60μmまでの厚みを有することを特徴とする請
    求項1記載の平面型重炭酸塩センサ。
  3. 【請求項3】 前記カバー膜が、約40μmから約50
    μmまでの厚みを有し、透水性および気体透過性の重合
    性材料と、プロトン選択性のイオノホアと、可塑剤と、
    全カバー膜溶液の重量に基づいて約0.1から0.5重
    量%の範囲内の量の親油性塩類とからなることを特徴と
    する請求項2記載の平面型重炭酸塩センサ。
  4. 【請求項4】 前記カバー膜が、約48.2μmの厚み
    を有し、約1から約3重量%のトリヨードデシルアミン
    と、約25から約35重量%のポリ塩化ビニルと、約6
    5から約75重量%のフタル酸ジオクチルと、約0.4
    重量%のテトラ塩(p-クロロフェニル)ホウ酸カリウム
    とからなるテトラヒドロフランベースの溶液から作製さ
    れることを特徴とする請求項3記載の平面型重炭酸塩セ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 重炭酸塩センサの作製方法であって、 基板を選択し、 導電性領域を少なくとも該基板の一部に設け、 該導電性領域上の露出したトランスジューサー領域と、
    該導電性領域上の接触領域を残したまま該導電性領域に
    誘電体を被着し、 該トランスジューサー領域上に銀/ハロゲン化銀層を形
    成してトランスジューサーを形成し、 前記センサの少なくとも該トランスジューサー部上に約
    2.5μmから約4μmまでの乾燥した厚みを有する内
    部電解質乾燥残留物を形成し、ここで、該内部電解質層
    が約0.0002Mから約0.0003Mまでの範囲の
    量の重炭酸塩源およびカリウム、リチウム、ナトリウム
    の塩類からなる水溶液から作製され、 有機溶剤と、気体透過性重合性もしくは共重合性材料
    と、プロトン選択性イオノホアと、可塑剤と、約0.1
    重量%から約0.5重量%の範囲内の量が存在する親油
    性塩類とからなる溶液を調製することにより約20μm
    から約60μmまでの厚みを有するカバー膜を少なくと
    も前記乾燥内部電解質層の上面に近接して形成し、 該溶液を乾燥させて該カバー膜層を形成する各工程から
    なることを特徴とする重炭酸塩センサの作製方法。
  6. 【請求項6】 液体サンプル中の重炭酸塩レベルの測定
    方法であって、 請求項1に記載した平面型重炭酸塩センサと参照電極を
    直接または間接的に液体サンプルに接触させ、 該センサの前記露出した接触領域と検知装置を接続し、 該検知装置から該参照電極と該接触領域を通じて電流を
    供給し、 該pH検知装置により供給される電気信号を測定する各
    工程からなることを特徴とする重炭酸塩レベルの測定方
    法。
  7. 【請求項7】 生物のサンプル内のCO2の分圧を測定
    する方法であって、 請求項1に記載した前記平面型重炭酸塩センサと参照電
    極とpHセンサとを液体サンプルに接触させ、 該重炭酸塩センサの接触領域と該pHセンサとを検知装
    置に接続し、 該参照電極を該検知装置に接続し、 該検知装置から該参照電極と該センサの該接触領域とを
    通じて電流を供給し、 該重炭酸塩センサの電気信号を測定して該検知装置に重
    炭酸塩検知レベルを提供し、 該pHセンサからの該pH信号の電気信号を測定して該
    検知装置にpH検知レベルを提供し、 該pH検知レベルから該重炭酸塩検知レベルを除算して
    該検知装置にpCO2検知レベルを提供する各工程から
    なることを特徴とするCO2の分圧を測定する方法。
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