JPH0953449A - 内燃機関のウオータポンプ - Google Patents

内燃機関のウオータポンプ

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Publication number
JPH0953449A
JPH0953449A JP20332595A JP20332595A JPH0953449A JP H0953449 A JPH0953449 A JP H0953449A JP 20332595 A JP20332595 A JP 20332595A JP 20332595 A JP20332595 A JP 20332595A JP H0953449 A JPH0953449 A JP H0953449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealant
water pump
storage groove
casing
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20332595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Munetoki
弘志 宗時
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP20332595A priority Critical patent/JPH0953449A/ja
Publication of JPH0953449A publication Critical patent/JPH0953449A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、液状シール剤により封止状態が保た
れるようにした内燃機関のウオータポンプにおいて、水
漏れを防止する、安価で、小型軽量のウオータポンプを
提供することである。 【解決手段】本発明は、ケーシングおよびケーシングカ
バーの少なくともいずれか一方の接合面に設けられた液
状シール剤の収容溝からウオータポンプ内部に通じる押
し出し空隙が形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のウオー
タポンプのケーシングおよびケーシングカバーの接合面
におけるシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のウオータポンプのケーシング等の
密封用に用いられるシール材として、紙状ガスケットあ
るいはコルク等のガスケット、または、メタルガスケッ
トやOリング等がある。これらのガスケットに代わり、
最近では複雑な形をしたシール面への対応が容易な液状
シール剤が多く使用されるようになってきている。この
液状シール剤の使用に当たりシール面には、通常、シー
ル剤を充填するための収容溝が設けられる。図3に示す
ように、従来の液状シール剤31を用いたシール構造
は、接合面32に収容溝33が設けられ、この溝33内
へ多い目にシール剤31を充填した後接合面32を圧接
させ、シール剤31を押し潰して溝33内に充満させる
とともに、余分をはみ出させて接合面32を完全に密着
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例の溝33においては、シール剤31を充填
した後シール剤31が固まらないうちに接合面32を圧
接しているので、溝33内の余分なシール剤31がウオ
ータポンプ35の水流の生成される水室36側に押し出
されてはみ出し部34が形成される。このはみ出し部3
4は接合面32において溝33内のシール剤31と極め
て薄い膜状のもので連結されているため、ウオータポン
プ35内の水流の力により引きちぎられ、その小片がウ
オータポンプ35のメカニカルシール等に噛み込まれて
シール性が低下するという問題がある。
【0004】この対策として、図4に示すように、図3
と同様、シール剤31を充填するための収容溝33のほ
か、これより水室36側の接合面32に溝33に並行し
て溜め溝37が設けられたものがある。これにより溝3
3内から押し出された余分なシール剤31が溜められ、
水室36側へのはみ出しが防止されるが、このものでは
シール幅Lが増大し、小型軽量のコンパクトな設計がで
きない問題がある。本発明は、余分なシール剤のはみ出
し部がウオータポンプの水室内に形成されたとしても、
これが水流で引きちぎられないようなはみ出し形状を形
成することにより、水漏れを防止する、安価で、小型軽
量のウオータポンプを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、液状シール剤
をケーシングとこれに接合されるケーシングカバーとの
間に装填し、前記液状シール剤により封止状態が保たれ
るようにした内燃機関のウオータポンプにおいて、ケー
シングおよびケーシングカバーの少なくともいずれか一
方の接合面に設けられた液状シール剤の収容溝からウオ
ータポンプ内部に通じる押し出し空隙が形成され、該空
隙に溝内の過剰なシール剤を連続的に押し出して充填さ
せたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て一実施例に基づいて説明する。図1はエンジンの要部
縦断面図、図2は図1の部分拡大図である。図中、1は
エンジン、2はシリンダブロック、3はクランクシャフ
ト、4はウオータポンプ、5はクランクシャフトプー
リ、6はウオータポンププーリである。ウオータポンプ
4がシリンダブロック2の前端部に取り付けられ、同じ
くクランクシャフト3の先部が突出して配設されてい
る。そして、ウオータポンプ4は遠心式ポンプであり、
ケーシング7とケーシングカバー8で形成される前記ウ
オータポンプ内部に相当する水室9とその内部で冷却水
に吐出圧を発生させる羽根車10およびこれに回転を伝
達する主軸11等から構成されている。主軸11の先端
にはウオータポンププーリ6が取付られており、これに
Vリブドベルト12を介してクランクシャフト3の回転
を伝達するように配設されている。
【0007】ケーシング7にはラジエータから流通され
る冷却水の流入口(図示していない)と後端に流出口1
3が設けられており、この流出口13がシリンダブロッ
ク2の前端部に開口された冷却水通路14に通じるよう
にケーシング7がシリンダブロック2に取り付けられて
いる。また、ケーシング7の前端には接合面15が形成
されている。一方、ケーシングカバー8の後端は前記接
合面15に密着される接合面16が形成されている。こ
の接合面16には液状シール剤17を充填するための収
容溝18が接合面16の全周にわたって設けられてい
る。さらに、この溝18から水室9に連なる側に接合面
16より低くした段差Hを形成することにより空隙19
が形成されている。
【0008】溝18にシール剤17を充填した後、ケー
シングカバー8の接合面16をケーシング7の接合面1
5に圧接し、シール剤17を押し潰して溝18内に充満
するとともに、過剰なシール剤17を空隙19内に連続
的に押し出すことにより、段差Hの厚さで溝18内のシ
ール剤17に連なるシール部が形成される。なお、段差
をケーシングの接合面側に設けて空隙を形成してもよ
い。また、ケーシングがシリンダブロックに一体に形成
されたものであってもケーシングカバーとの接合面にお
いて本発明が成立することは言うまでもない。
【0009】
【発明の効果】上記構成によれば、収容溝からウオータ
ポンプ内部に通じる押し出し空隙が形成されているた
め、収容溝から押し出された過剰なシール剤の大部分が
押し出しの抵抗の小さい空隙の方に連続的に押し出さ
れ、収容溝内のシール剤に連なる空隙の厚さのシール部
が形成されるので、空隙よりシール剤がウオータポンプ
内にはみ出すことはなく、たとえ充填量が多すぎてはみ
出した場合でもポンプの水流の力により引きちぎれたり
することはなく、従来問題となっていたような引きちぎ
られたシール剤の小片がメカニカルシール等に噛み込ま
れてシール性が低下するという問題を解消させることが
できる。また、シール幅を増加させる必要がないので、
小型軽量のコンパクトな設計ができる利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部縦断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】従来の実施例の要部断面図である。
【図4】従来の他の実施例の要部断面図である。
【符号の説明】
4 ウオータポンプ 7 ケーシング 8 ケーシングカバー 15,16接合面 17 液状シール剤 18 収容溝 19 空隙 20 ウオータポンプ内部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状シール剤をケーシングとこれに接合さ
    れるケーシングカバーとの間に装填し、前記液状シール
    剤により封止状態が保たれるようにした内燃機関のウオ
    ータポンプにおいて、ケーシングおよびケーシングカバ
    ーの少なくともいずれか一方の接合面に設けられた液状
    シール剤の収容溝からウオータポンプ内部に通じる押し
    出し空隙が形成され、該空隙に溝内の過剰なシール剤を
    連続的に押し出して充填させたことを特徴とする内燃機
    関のウオータポンプ。
JP20332595A 1995-08-09 1995-08-09 内燃機関のウオータポンプ Pending JPH0953449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20332595A JPH0953449A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 内燃機関のウオータポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP20332595A JPH0953449A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 内燃機関のウオータポンプ

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JPH0953449A true JPH0953449A (ja) 1997-02-25

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ID=16472152

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JP (1) JPH0953449A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8931782B2 (en) * 2003-10-10 2015-01-13 Nissan Motor Co., Ltd. Seal structure
JP2015175031A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 株式会社中家製作所 組立式密閉チャンバ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8931782B2 (en) * 2003-10-10 2015-01-13 Nissan Motor Co., Ltd. Seal structure
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