JPH0953370A - 引手用溝付引戸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金物や突出物が無く、そのため引っ掛かった
り傷ついたりせず、身長の高低にかかわらず誰でも手を
掛けやすく、縦框を化粧シートでラッピングし易い引手
用溝付引戸を提供する。 【構成】 引手用溝付引戸１が両側部に縦框２を有して
いる。縦框２のそれぞれ表裏両面の上端部から下端部に
わたり縦方向に溝３を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、建築物や建具の引戸
に使用される引手用溝付引戸に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、引戸には、埋め込む形式の引手を
取り付けることが多く、図２に示す如く、金属その他の
材質の引手（４）が引戸に手をかけやすい位置に取り付
けられていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、引手を
埋め込む形式のものでは、取り付ける際に引戸を傷つけ
る他、取り付けた後使用する時にも、開閉する際に引手
の引戸表面よりも出ている部分が引っ掛かり、周りを傷
つけたり、引手がずれて外れそうになる恐れがあった。
また、平均的な身長の人に合わせて引手を取り付ける位
置を決めているため、子供等の身長の低い人や、反対に
身長の高い人には、引手に手を掛けることが困難で、余
程手を伸ばさないと手が掛けられない場合があった。さ
らに、縦框部分を化粧シートでラッピングする場合、引
手部分の処理が面倒であった。

【０００４】この発明は、上記の欠点を除去するためな
されたものであり、金物や突出物が無く、そのため引っ
掛かったり傷ついたりせず、身長の高低にかかわらず誰
でも手を掛けやすく、縦框を化粧シートでラッピングし
易い引手用溝付引戸を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明の引手用溝付引
戸は、両側部のそれぞれ表裏両面の上端部から下端部に
わたり、縦方向に溝を設けた引手用溝付引戸である。

【０００６】

【作用】上記構成の引手用溝付引戸においては、両側部
の縦方向に上から下まで溝が設けてあるので、そのどこ
にでも手を掛けて引戸を開閉すればよく、身長の高低に
かかわらず誰にでも手を掛けやすく、開閉し易い。

【０００７】

【実施例】この発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図１は、この発明の引手用溝付引戸（１）の一実施
例を示す斜視図であり、両側部に縦框（２）を有してい
る。縦框（２）のそれぞれ表裏両面の上端部から下端部
にわたり縦方向に溝（３）を設けている。

【０００８】縦框（２）を化粧シートでラッピングして
も良く、その際に金属製の引手等が取り付けられていな
いので、非常にラッピングし易い。尚、縦框のあるもの
に限定するものではなく、一枚板の引戸の両側部に溝を
設けても良い。

【０００９】

【発明の効果】この発明によると、引戸の両側部の表裏
両面の縦方向に上から下まで溝が設けてあるので、身長
の高低にかかわらず誰にでも容易に手を掛けられ、車椅
子に乗ったままの姿勢でも手を掛けて開閉し易い。金物
等が取り付けてなく、突出物もないので、引っ掛かった
り傷ついたりしないでスムーズに開閉できる。縦框を設
けて、その縦框に溝を設けた場合では、縦框に化粧シー
トをラッピングし易い等極めて有益な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示す斜視図である。

【図２】従来の引戸の引手付近を示す一部欠截説明正面
図である。

【符号の説明】

１ 引手用溝付引戸 ２ 縦框 ３ 溝 ４ 引手

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 両側部のそれぞれ表裏両面の上端部から
   下端部にわたり、縦方向に溝を設けたことを特徴とする
   引手用溝付引戸。