JPH095275A - 複合ガスセンサ - Google Patents
複合ガスセンサInfo
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- JPH095275A JPH095275A JP15426595A JP15426595A JPH095275A JP H095275 A JPH095275 A JP H095275A JP 15426595 A JP15426595 A JP 15426595A JP 15426595 A JP15426595 A JP 15426595A JP H095275 A JPH095275 A JP H095275A
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Abstract
m の低いガス濃度の可燃性ガスおよび不完全燃焼ガスの
両者を常時検知可能な複合ガスセンサを提供する。 【構成】測温抵抗体にパラジウムを主とする酸化触媒が
担持された金属酸化物担体が固着されてなる第1のガス
検知素子11,11xと、測温抵抗体に白金を主とする酸化触
媒が担持された金属酸化物担体が固着されてなる第2の
ガス検知素子12,12xのいずれかの1素子に、活性炭より
なる第1のフィルタ21a 、貴金属触媒を担持した活性炭
よりなる第2のフィルタ22a または金を担持した酸化鉄
よりなる第3のフィルタのいずれかのフィルタが、被せ
られてなる、あるいはフィルタが被せられないガス検知
部の4個からなる複合ガスセンサ。3aはベース、4 はピ
ン、20a は金網である。
Description
可燃性ガスおよび燃焼器具の不完全燃焼によって発生し
た一酸化炭素、水素などの不完全燃焼ガスの両者を同時
に検知できる複合ガスセンサに関する。
いられるガスセンサには以下の2種類の方式がある。第
1の方式は半導式であり、その原理は、酸化スズのよう
なn型酸化物半導体が大気中で加熱された状態にあると
き、これに可燃性ガスが接触すると酸化スズの電気抵抗
値が大幅に減少することを利用するものである。
むこと、比較的高感度であること等の理由から、比較的
安価に製造することができ、都市ガス、液化石油ガスな
どを対象にしたガス漏れ検知器用センサおよび、低濃度
の一酸化炭素ガスを検知する不完全燃焼検知器用センサ
として、広く用いられている。第2の方式は、接触燃焼
式であり、ビーズ状に形成した酸化触媒の内部に抵抗温
度係数の高い金属線から成る測温抵抗体を埋め込んだ構
造のガス検知素子を用いる。
触媒の表面で可燃性ガスを接触酸化させ、このときの燃
焼熱によるセンサの温度上昇を測温抵抗体の電気抵抗値
の変化として検出するものである。この方式では、セン
サの温度上昇による微少な電気抵抗値の変化を捉える必
要があるため、通常は、可燃性ガスを接触酸化する機能
を持ったガス検知素子と、これと同一形状でしかも可燃
性ガスを接触酸化しない温度補償素子とをブリッジ回路
の2つの枝辺にそれぞれ組み込んだ構成のガスセンサと
して使用される。
個の素子が必要であるが、この方式のガスセンサは共存
する水分の影響を受けにくいこと、温度補償素子を用い
ているため周囲温度の影響が少ないことなど、半導体式
に比べ信頼性に優れるという特徴がある。以上のことか
ら、接触燃焼式ガスセンサは、厨房、浴室など、使用環
境の厳しい場所を対象としたガス漏れ検知に多く用いら
れている。
室内で燃焼器具を使用中に不完全燃焼となり、このとき
に発生する一酸化炭素ガスによって中毒死する悲惨な事
故が増える傾向にある。一酸化炭素ガスは、極めて低濃
度でも人体に対して強い毒性を持ち、例えば、人は、20
00 ppmの一酸化炭素ガス中では、20分間で頭痛やめまい
の症状が現れ、50分で意識不明となる。従って、不完全
燃焼状態を速やか検知し事故を未然に防ぐためには、10
00ppm 以下の低濃度の一酸化炭素を精度良く検知可能な
ガスセンサが必要となる。
装置はそれぞれ別個の製品であった。このうち、ガス漏
れ検知装置は、近年、通産省の指導により比較的普及さ
れてきた。しかし、不完全燃焼検知装置はガス漏れ検知
器検知器に比べその普及率は極めて低いのが実状であっ
た。
かけるため、最近、大手ガス会社を中心に一台の検知装
置にガス漏れ検知と不完全燃焼検知の両方の機能を持た
せ、その普及促進を図る動きが高まって来た。一台の検
知装置にガス漏れと不完全燃焼の2つの検知機能を持た
せた、複合検知装置としては、以下の構成のものがあ
る。
た、いわゆる半導式センサを使用しており、メタン検知
用と一酸化炭素ガス(以後これをCOと記す)検知用の二
つのセンサを一台の検知器に搭載したものである。この
複合型検知器のメタン検知用センサでは、酸化スズ焼結
体を常時約400 ℃に保ち、これにメタンが接触したとき
の電気抵抗値の減少を電流値の変化として検出してい
る。
ンサと類似の酸化スズ焼結体を約100 ℃と約300 ℃の2
つの温度に交互に保ち、低温側でCOを検知し、高温側で
は低温動作時に吸着したガス中の水分を脱離させる、い
わゆるヒートクリーニングを行う方式である。すなわ
ち、上記の複合型検知器は、これまでの都市ガス検知器
と不完全燃焼検知器とを単に一台の検知器用のケースに
押し込んだものに他ならない。
は以下のような課題があった。検知方式が半導体式であ
るため、メタン検知、CO検知のいずれの場合もガス中に
共存する水蒸気により検知精度が低下する。酸化スズを
用いた半導体式ガスセンサは、ガス中に水蒸気が存在す
る場合、酸化スズ表面に水蒸気が化学吸着し、その電気
抵抗値が低下する性質を持つ。従って、ガス中に水蒸気
が含まれると、実際の検知成分濃度よりも低濃度で警報
を発する傾向があり、検知対象成分(例えば、メタン或
いはCO)の検知精度に誤差を生じる。
になるため、とくに100 ℃のような低温度で動作させる
CO検知用センサの場合に影響が大きくなる。都市ガスの
主成分であるメタンは空気より軽いため、ガス漏れ検知
器は天井部に近い箇所に設置されるが、この検知器に半
導体式COセンサを組み込んだ場合、特に、浴室、厨房な
どの高温・高湿度の環境中では、CO検知部は人体に殆ど
影響を及ぼさないレベルのCO濃度でも誤動作してしまう
危険性がある。
は100 ℃と300 ℃の2 つの温度で周期的に動作させる方
式のため、不完全燃焼を連続的に監視することができな
い。そのため、例えば、狭い洗面所や浴室でCO濃度が急
速に増大したような時、検知器の動作が遅れ、ガス中毒
にいたるケースもあり得る。このように不完全燃焼検知
器は、どのような状況下でも、不完全燃焼状態となった
ら即時に警報を発することができる連続監視型の検知器
でなければならない。
変える方式のため、センサの電源回路にタイマー機能を
付加する必要があり、回路構成が複雑となる。このよう
なCOセンサを、メタンセンサと一体化することになるた
め、安価な複合型検知器を供給することは極めて困難で
ある。上記のように、従来の複合型検知器には、特にCO
センサの実用レベルの信頼性、及び検知器としてのコス
ト等の点で改善すべき問題があった。
の温度で動作することができ、1000ppm の低いガス
濃度の可燃性ガスおよび不完全燃焼ガスの両者を常時検
知可能な複合ガスセンサを提供することにある。
に、測温抵抗体に酸化触媒が担持された金属酸化物担体
が固着されてなり、酸化触媒はパラジウムが主である第
1のガス検知素子、または第1のガス検知素子と同じ構
成であり酸化触媒は白金が主である第2のガス検知素子
のいずれかのガス検知素子に、活性炭よりなる第1のフ
ィルタ、または貴金属触媒を担持した活性炭よりなる第
2のフィルタのいずれかのフィルタが、被せられてなる
ガス検知部のいずれかの2個のガス検知部を組み合わせ
なる複合ガスセンサにおいて、ガス検知部の組み合わせ
は、前記第1のガス検知素子に前記第1のフィルタが被
せられてなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に前
記第2のフィルタが被せられてなるガス検知部、または
前記第1のガス検知素子に前記第2のフィルタが被せら
れてなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第
1のフィルタが被せられてなるガス検知部、であるもの
とする。以下、これらを第1の複合センサという。
金属酸化物担体が固着されてなり、酸化触媒はパラジウ
ムが主である第1のガス検知素子、または第1のガス検
知素子と同じ構成であり、酸化触媒は白金が主である第
2のガス検知素子のいずれかのガス検知素子に、活性炭
よりなる第1のフィルタ、貴金属触媒を担持した活性炭
よりなる第2のフィルタ、または金を担持した酸化鉄よ
りなる第3のフィルタのいずれかのフィルタが、被せら
れてなる、あるいはフィルタが被せられないでなるガス
検知部のいずれかの4個のガス検知部を組み合わせなる
複合ガスセンサにおいて、ガス検知部の組み合わせは、
次の各2個のガス検知部の組よりなる第1のグループ、
フィルタが被せられない前記第1のガス検知素子からな
るガス検知部とフィルタが被せられない前記第2のガス
検知素子からなるガス検知部、前記第1のガス検知素子
前記第1のフィルタが被せられてなるガス検知部と前記
第2のガス検知素子前記第1のフィルタが被せられてな
るガス検知部、前記第1のガス検知素子に前記第2のフ
ィルタが被せられてなるガス検知部と前記第2のガス検
知素子に前記第2のフィルタが被せられてなるガス検知
部と前記第1のガス検知素子に前記第3のフィルタが被
せられてなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に前
記第3のフィルタが被せられてなるガス検知部、または
前記第1のガス検知素子に前記第1のフィルタおよび前
記第3のフィルタが被せられてなるガス検知部と前記第
2のガス検知素子に前記第1のフィルタおよび前記第3
のフィルタが被せられてなるガス検知部、のいずれかの
1組と、次の各2個のガス検知部の組よりなる第3のグ
ループ、前記第1のガス検知素子に前記第1のフィルタ
が被せられてなるガス検知部と前記第1のガス検知素子
に前記第2のフィルタ被せられてなるガス検知部、また
は前記第2のガス検知素子に前記第1のフィルタが被せ
られてなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記
第2のフィルタが被せられてなるガス検知部、のいずれ
かの1組とからなるものとする。以下、これらを第2の
複合センサという。
金属酸化物担体が固着されてなり、酸化触媒はパラジウ
ムが主である第1のガス検知素子、または第1のガス検
知素子と同じ構成であり、酸化触媒は白金が主である第
2のガス検知素子のいずれかのガス検知素子に、活性炭
よりなる第1のフィルタ、貴金属触媒を担持した活性炭
よりなる第2のフィルタ、または金を担持した酸化鉄よ
りなる第3のフィルタのいずれかのフィルタが、被せら
れてなる、あるいはフィルタが被せられないでなるガス
検知部のいずれかの4個のガス検知部を組み合わせなる
複合ガスセンサにおいて、ガス検知部の組み合わせは、
前記第1のグループのいずれかの1組と、次の各2個の
ガス検知部の組よりなる第4のグループ、フィルタが被
せられない前記第1のガス検知素子からなるガス検知部
と前記第1のガス検知素子に前記第3のフィルタが被せ
られてなるガス検知部、フィルタが被せられない前記第
2のガス検知素子からなるガス検知部と前記第2のガス
検知素子に前記第3のフィルタが被せられてなるガス検
知部、前記第1のガス検知素子に前記第1のフィルタが
被せられてなるガス検知部と前記第1のガス検知素子に
前記第1のフィルタおよび前記第3のフィルタが被せら
れてなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第
1のフィルタが被せられてなるガス検知部と前記第2の
ガス検知素子に前記第1のフィルタおよび前記第3のフ
ィルタが被せられてなるガス検知部、のいずれかの1組
とからなるものとする。以下、これらを第3の複合セン
サという。
金属酸化物担体が固着されてなり、酸化触媒はパラジウ
ムが主である第1のガス検知素子、または第1のガス検
知素子と同じ構成であり、酸化触媒は白金が主である第
2のガス検知素子のいずれかのガス検知素子に、活性炭
よりなる第1のフィルタ、貴金属触媒を担持した活性炭
よりなる第2のフィルタ、または金を担持した酸化鉄よ
りなる第3のフィルタのいずれかのフィルタが、被せら
れてなる、あるいはフィルタが被せられないでなるガス
検知部のいずれかの4個のガス検知部を組み合わせなる
複合ガスセンサにおいて、ガス検知部の組み合わせは、
次の各2個のガス検知部の組よりなるループを第2のグ
ループ、フィルタが被せられない前記第1のガス検知素
子からなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記
第3のフィルタが被せられてなるガス検知部、フィルタ
が被せられない前記第2のガス検知素子からなるガス検
知部と前記第1のガス検知素子に前記第3のフィルタが
被せられてなるガス検知部、前記第1のガス検知素子に
前記第1のフィルタが被せられてなるガス検知部と前記
第2のガス検知素子に前記第1のフィルタおよび前記第
3のフィルタが被せられてなるガス検知部と前記第2の
ガス検知素子に前記第1のフィルタが被せられてなるガ
ス検知部と前記第1のガス検知素子に前記第1のフィル
タおよび前記第3のフィルタが被せられてなるガス検知
部、のいずれかの1組と、前記第4のグループのいずれ
かの1組とからなるものとする。以下、これらを第4の
複合センサという。
種類のフィルタが被せられるガス検知素子は、同一のフ
ィルタ内に納められると良い。さらに、前記複合ガスセ
ンサにおいて、前記第3のグループまたは前記第4のグ
ループのガス検知素子の測温抵抗体の抵抗値は前記第1
のグループおよび前記第2のグループのガス検知素子の
測温抵抗体の抵抗値の3ないし10倍であると良い。
ィルタとを組み合わせたガス検知部を構成し、さらにこ
れらガス検知部を複数個組み合わせて構成されるので、
先ず、ガス検知素子とフィルタの個別の作用を説明し、
次にガス検知部、複合ガスセンサの作用を説明する。
担持されているパラジウムはメタン、CO、水素およびエ
タノールに対して酸化活性を持つ。第2のガス検知素子
(以下、E2と記す) に担持されている白金はCO、水素お
よびエタノールに対して酸化活性を持つ。第1のフィル
タ (以下、F1と記す) は活性炭よりなり、活性炭はエタ
ノールを物理吸着するので、フィルタはエタノール以外
のメタン、COおよび水素は透過させる。
属触媒を担持した活性炭よりなり、貴金属触媒はCOおよ
び水素に対し常温近傍で酸化活性を持つ。活性炭の作用
と重畳するのでこのフィルタはF2はメタンのみを透過さ
せる。第3のフィルタ (以下、F3と記す) は金触媒を担
持した酸化鉄よりなり、COに対し酸化活性を持つので、
メタン、水素およびエタノールを透過させる。タノール
を物理吸着するので、フィルタはエタノール以外のメタ
ン、COおよび水素は透過させる。
は、2つのガス検知部の組み合わせ、E1F1とE2F2、また
はE1F2とE2F1である。上記個別要素の作用の組み合わせ
を考慮すれば、前者の組み合わせでは、ガス検知部E1F1
はフィルタF1を透過したメタン、COおよび水素はその内
部のガス検知素子E1により酸化(燃焼)される。すなわ
ちメタン、COおよび水素に感度を持つ。一方、ガス検知
部E2F2ではF2を透過したメタンはE2では酸化されず、内
部のガス検知素子E2はいずれのガスも酸化しない。すな
わちいずれのガスにも感度を持たない。従って、ガス検
知部E1F1とガス検知部E2F2をブリッジ回路の2つの枝辺
に組み込んだ場合、ガス検知部E2F2は実際は補償部とし
て働き、メタン、COおよび水素に対してブリッジ出力を
有することができる。
路に組み込まれることが重要である。ガス検知部E1F2は
メタンのみに感度をもち。ガス検知部E2F1はCOおよび水
素に対して感度をもつ。従って、両ガス検知部が同時に
感度を持つか、または同時に持たないとき以外に、ブリ
ッジ出力は出力される、すなわちメタン、COおよび水素
に対してブリッジ出力を有することができる。
個からなり、その組み合わせは第1のグループ、E1とE
2、E1F1とE2F1、E1F2とE2F2、E1F3とE2F3、またはE1F1F
3とE2F1F3のいずれかの1組と、他の2個のガス検知部
よりなる第3のグループ、E1F1とE1F2、またはE2F1とE2
F2のいずれかの1組とからなる。上記と同様に、ガス検
知素子とフィルタとの組み合わせ作用により、第1のグ
ループのブリッジ出力はメタンのみに対してブリッジ出
力を有することができ、第3のグループのブリッジ出力
はCOおよび水素に対してブリッジ出力を有することがで
きる。
路を使用するので、メタンと、COおよび水素とを識別す
ることが可能となる。第3の複合ガスセンサは、ガス検
知部の4個からなり、その組み合わせは第1のグルー
プ、のいずれかの1組と、他の2個のガス検知部よりな
る第4のグループ、E1とE1F3、E2とE2F3、E1F1とE1F1F
3、またはE2F1とE2F1F3のいずれかの1組とからなる。
COに対してのみブリッジ出力を有することができる。従
って、第3の複合ガスセンサはメタンとCOとを識別する
ことが可能となる。第4の複合ガスセンサは、ガス検知
部の4個からなり、2個のガス検知部よりなる第2のグ
ループ、E1とE2F3、E2とE1F3、E1F1とE2F1F3、またはE2
F1とE1F1F3のいずれかの1組と2個のガス検知部よりな
る第4のグループのいずれかの1組とからなる。
メタンとCOに対してのみブリッジ出力を有することがで
きるがCOに対する出力はメタン対する出力より小さい。
従って、第4の複合ガスセンサはメタンととCOとを識別
することが可能となる。前記複合ガスセンサにおいて、
前記第3のグループまたは前記第4のグループのガス検
知素子の測温抵抗体の抵抗値は前記第1のグループおよ
び前記第2のグループのガス検知素子の測温抵抗体の抵
抗値の3ないし10倍とすると、COは数百ppm 、メタン
は数千ppm と約1桁違う実際の検知濃度に対して、ブリ
ッジ出力を同程度とすることができる。
(a)はガス検知部の断面図、(b)は対となる検知部
の断面図である。ガス検知素子11は線径50μm の白金コ
イルに焼結させた比表面積150 m2/gr の活性アルミナ担
体にパラジウムを5 wt% 担持してなる。白金コイルの両
端は、絶縁性のベース3aに立てられた2 本の金属製ピン
4 に溶接されている。また、ベース3aには、ガス検知素
子11を覆うように2 枚の100 メッシュの金網からなる防
爆用金網20a が設けられている。
フィルタ21a が円筒状に装着されて、ガス検知部S11 と
される。この活性炭フィルタ21a は、クラレケミカル製
の繊維状活性炭FR-15 の円筒状成型体であり、その外側
のキャップ21k の内側円筒面に接して支持され、キャッ
プ21k は、側壁部が50メッシュの金属製金網と天井部が
気密性の天板とからなる。
担体に、白金触媒が5 wt% 担持されてなる。このガス検
知部S22 の構成はガス検知部11と同様であるが、異なる
ところはフィルタ22a の材質であり、フィルタ22a に
は、前記活性炭フィルタ21a に白金触媒を7 wt% 担持し
た活性炭の成型体22f が充填されている。ガス検知部S2
2 はメタン、CO、水素およびエタノールに対して感度を
持たないので、実質的には補償部である( 作用項参照)
。
をブリッジ回路に組み込み、メタン、CO、水素、エタノ
ールの各ガス成分に対する出力を評価した。図2はこの
1実施例の複合ガスセンサのブリッジ出力のグラフであ
る。1M、1C、 1H および1Eはそれぞれメタン、CO、水素
およびエタノールに対するブリッジ出力である。図2か
ら、本発明の複合ガスセンサは、メタン、CO、水素の3
成分のガスに対して感度を持ち、酒の燗や、味醂などの
調理時に発生するエタノールに対しては全く感度を持た
ないことが判る。 実施例2 この複合ガスセンサは4つのガス検知部からなる。図3
は本発明の他の実施例の複合ガスセンサの図であり、
(a)はメタン検知部S1の断面図、(b)はこれと対と
なるガス検知部S2の断面図、(c)はCOおよび水素検知
部S21xの断面図、(d)これと対となるガス検知部S22x
の断面図である。
をとるため、メタン検知部S1および対のガス検知部S2の
ガス検知素子11、12には線径50μm の白金線からなるコ
イルを用いた。一方、CO、水素検知部対のガス検知素子
12x には線径15μm の白金線からなるコイルを用い、コ
イルの巻き数をメタン検知部のガス検知素子のコイルよ
り多くして、コイルの電気抵抗値をメタン検知部の素子
よりも約7 倍大きくしたものを用いた。なお、本発明の
ガス検知機能を全体に統一して理解し易いように、ガス
検知部が同じ構成の場合には同じ符号をもちいる。
は、個別のベース3aのピン4 にそれぞれガス検知素子1
1、12が溶接され、金網20a が被せられるだけであり、
フィルタは被せられない。CO、水素検知部S21xはベース
3aのピン4 に高抵抗の白金コイルのガス検知素子12x が
溶接され、金網20a が被せられさらに、実施例1 におけ
る活性炭フィルタ21a が被せられる。CO、水素検知部S2
1xと対となるガス検知部は前記S22xである。
ブリッジ回路にそれぞれ組み込み、CO、水素検知部S21x
および対のガス検知部S22xを別のブリッジ回路にそれぞ
れ組み込み、実施例1と同様にメタン、CO、水素、エタ
ノールの各ガス成分に対する出力を評価した。図4はメ
タン検知対のメタン、CO、水素、エタノールに対するブ
リッジ出力のグラフである。21M 、21C 、21H および21
E はメタン、CO、水素、エタノールに対するブリッジ出
力である。図4よりメタンに対してのみ感度があること
が判る。
素、エタノールに対するブリッジ出力のグラフである。
22M 、22C 、22H および22E はメタン、CO、水素、エタ
ノールに対するブリッジ出力である。図5よりCO、水素
に対してのみ感度があることが判る。すなわち、本発明
の4 つのガス検知部からなる複合ガスセンサを用いれ
ば、ガス漏れと、不完全燃焼を分別して検知することが
できる。 実施例3 この複合ガスセンサは機能上は4つのガス検知部からな
るが、3 つのガス検知素子には同種のフィルタが被せら
れるものを1 つのフィルタに納め、全体で2個のガス検
知部とした場合である。
サの図であり、(a)は3素子のガス検知部(S11+S11x
+S21)の断面図、(b)は3素子のガス検知部(S11+S1
1x+S21)の平面図、(c)は1素子のガス検知部S12xの
断面図である。3素子のガス検知部(S11+S11x+S21)
は、実施例2における、ガス検知素子11、ガス検知素子
11x およびガス検知素子12を6 本ピンを備えたベース3c
の各2 本ずつに溶接し、活性炭フィルタ21c を被せたも
のである。各素子が熱的に独立であるように、熱遮蔽板
5を素子の間に設けた。
11x に貴金属触媒を担持した活性炭のフィルタ22a を被
せたものである。メタン検知対である、フィルタ21c中
のガス検知素子11 (ガス検知部S11)とガス検知素子12
(ガス検知部S21)とをそれぞれブリッジ回路に組み込
み、実施例1と同様にブリッジ出力を調べた。図7はこ
の実施例のメタン検知対のメタン、CO、水素およびエタ
ノールに対するブリッジ出力のグラフである。31M 、31
C 、31H および31E はメタン、CO、水素、エタノールに
対するブリッジ出力である。
してのみ感度があることが判る。同様に、CO、水素検知
対である、活性炭フィルタ21c中のガス検知素子11x
(ガス検知部S11x) と貴金属触媒担持の活性炭フィルタ2
2a 中のガス検知素子11x(ガス検知部S12x) とをそれぞ
れブリッジ回路に組み込み、実施例1と同様にブリッジ
出力を調べた。図8はこの実施例のCO、水素検知対のメ
タン、CO、水素およびエタノールに対するブリッジ出力
のグラフである。32M 、32C 、32H および32E はメタ
ン、CO、水素、エタノールに対するブリッジ出力であ
る。
水素に対してのみ感度があることが判る。従って、メタ
ン検知対とCO、水素検知対とを同時に使用する、複合ガ
スセンサはガス漏れと、不完全燃焼を分別して検知する
ことができる。さらに、本構成によれば、メタン検知部
とCO、水素検知部とが全体で2 個のベースに収納された
構成となるため、検知器に搭載する場合、省スペース効
果が得られる。 実施例4 この複合ガスセンサは機能上は4つのガス検知部からな
るが、3 つのガス検知素子には同種のフィルタが被せら
れるものを1 つのフィルタに納め、全体で2個のガス検
知部とした場合である。
サの図であり、(a)は1素子のガス検知部S21xの断面
図、(b)は3素子のガス検知部(S12+S22 +S22x) の
断面図、(c)は3素子のガス検知部(S12+S22 +S22
x) の平面図である。3素子のガス検知部(S11+S22 +S
22x) は、実施例2における、ガス検知素子11、ガス検
知素子12およびガス検知素子12x を6 本ピンを備えたベ
ース3cの各2本ずつに溶接し、貴金属触媒担持の活性炭
フィルタ22c を被せたものである。各素子が熱的に独立
であるように、熱遮蔽板5を素子の間に設けた。
12x に活性炭のフィルタ21a を被せたものである。メタ
ン検知対である、フィルタ22c中のガス検知素子11とガ
ス検知素子12とをそれぞれブリッジ回路に組み込み、実
施例1と同様にブリッジ出力を調べた。図10はこの実
施例のメタン検知対のメタン、CO、水素およびエタノー
ルに対するブリッジ出力のグラフである。41M 、41C 、
41H および41E はメタン、CO、水素、エタノールに対す
るブリッジ出力である。
対してのみ感度があることが判る。同様に、CO、水素検
知対である、活性炭フィルタ21c中のガス検知素子12x
と貴金属触媒担持の活性炭フィルタ22a 中のガス検知素
子12x とをそれぞれブリッジ回路に組み込み、実施例1
と同様にブリッジ出力を調べた。図11はこの実施例の
CO、水素検知対のメタン、CO、水素およびエタノールに
対するブリッジ出力のグラフである。42M 、42C 、42H
および42E はメタン、CO、水素、エタノールに対するブ
リッジ出力である。
素に対してのみ感度があることが判る。従って、メタン
検知対とCO、水素検知対とを同時に使用する、複合ガス
センサはガス漏れと、不完全燃焼を分別して検知するこ
とができる。さらに、本構成によれば、メタン検知部と
CO、水素検知部とが全体で2 個のベースに収納された構
成となるため、検知器に搭載する場合、省スペース効果
が得られる。 実施例5 この複合ガスセンサは4つのガス検知部からなる。図1
2は本発明の別の実施例の複合ガスセンサの図であり、
(a)はメタン検知部S1の断面図、(b)はこれと対と
なるガス検知部S2の断面図、(c)はCO検知部S1x の断
面図、(d)これと対となるガス検知部S13xの断面図で
ある。
をとるため、実施例2と同様のガス検知素子を用いた。
メタン検知部S1、対のガス検知部S2およびCO検知部S1x
は、個別のベース3aのピン4 にそれぞれガス検知素子1
1、12、および11x が溶接され、金網20a が被せられる
だけであり、フィルタは被せられない。
ベース3aのピン4 にガス検知素子11x が溶接され、金網
20a が被せられさらに、金触媒を担持したα−酸化鉄フ
ィルタ23a が被せられる。メタン検知対である、ガス検
知素子11 (ガス検知部S1) とガス検知素子12 (ガス検知
部S2) とをそれぞれブリッジ回路に組み込み、実施例1
と同様にブリッジ出力を調べた。図13はこの実施例の
メタン検知対のメタン、CO、水素およびエタノールに対
するブリッジ出力のグラフである。51M 、51C 、51H お
よび51E はメタン、CO、水素、エタノールに対するブリ
ッジ出力である。
対してのみ感度があることが判る。同様に、CO、水素検
知対である、ガス検知素子11x(ガス検知部S1x)と活性炭
フィルタ23a 中のガス検知素子11x(ガス検知部S13x) と
をそれぞれブリッジ回路に組み込み、実施例1と同様に
ブリッジ出力を調べた。図14はこの実施例のCO、水素
検知対のメタン、CO、水素およびエタノールに対するブ
リッジ出力のグラフである。32M 、32C 、32H および32
E はメタン、CO、水素、エタノールに対するブリッジ出
力である。
び水素に対してのみ感度があることが判る。従って、メ
タン検知対とCO、水素検知対とを同時に使用する、複合
ガスセンサはガス漏れと、不完全燃焼を分別して検知す
ることができる。 実施例6 この複合ガスセンサは4つのガス検知部からなり、メタ
ン検知対は実施例5と同じであり、CO検知対が異なるも
のである。
検知対の図であり、(a)CO検知部S11xの断面図、
(b)これと対となるガス検知部S113x の断面図であ
る。この実施例でも、ガス検知出力のバランスをとるた
め、実施例2と同様のガス検知素子を用いた。CO検知部
S11xは実施例3のガス検知部S11xに同じである。これと
対となるガス検知部S113x はベース3aのピン4 にガス検
知素子11x が溶接され、金網20a が被せられ、その上に
金触媒を担持したα−酸化鉄フィルタ23a が被せられ、
さらに活性炭フィルタ21a が被せられたものである。
ス検知部S113x をブリッジ回路にそれぞれ組み込み、実
施例1と同様にメタン、CO、水素、エタノールの各ガス
成分に対する出力を評価した。図16はCO検知対のメタ
ン、CO、水素、エタノールに対するブリッジ出力のグラ
フである。62M 、62C 、62H および62E はメタン、CO、
水素、エタノールに対するブリッジ出力である。図16
よりCOに対してのみ感度があることが判る。
本発明の4つのガス検知部からなる複合ガスセンサを用
いれば、ガス漏れと、不完全燃焼を分別して検知するこ
とができる。次に、この実施例のCO検知対のブリッジ出
力の経時安定性を評価するため、検知対をブリッジ回路
に組み込み大気中で通電状態で保持し一定期間ごとにガ
ス検知素子出力を測定した。図17は、この実施例のCO
検知対のブリッジ出力の経時安定性のグラフである。図
17には比較のため実施例5の金触媒を担持したα−酸
化鉄フィルタのみが被せられたCO検知対の経時安定性も
示した。実施例6のメタン検知対はカーブ63、実施例5
のメタン検知対はカーブ53である。
力が僅かに低下する傾向があるのに対し、この実施例の
CO検知対のように、活性炭フィルタを追加した場合には
CO出力の低下は全く認められないことが判る。実施例5
のCO検知対のCO出力が低下するのは、ガス検知部S113x
(実質は温度補償部)の金/酸化鉄触媒のCO酸化活性が
経時的に低下し、一部のCOが素子部の内部に浸透し、素
子の表面で酸化することによる。
由、および活性炭フィルタと組み合わせると安定性が改
善される理由は現時点では不明である。以上のように、
この実施例の複合ガスセンサを用いることによって、ガ
ス漏れと不完全燃焼の分別検知が可能で、しかも長期信
頼性に優れた複合検知器が得られる。 実施例7 この複合ガスセンサは外形上は2つのガス検知部からな
る。実施例6におけるメタン検知対のガス検知素子11、
12に活性炭フィルタを被せて、実施例6と同様のメタン
検知対を得ることができる。この場合は、活性炭フィル
タのみを要するガス検知素子は3個あり、これらを一括
して1個のガス検知部(S11+S21 +S11x) とした。図1
8は、本発明の別の実施例の複合ガスセンサである3素
子のガス検知部(S11+S21 +S11x) の断面図である。ガ
ス検知素子11、12、11x を6 本ピンを備えたベース3cの
各2 本ずつに溶接し、活性炭フィルタ21c を被せたもの
である。実施例2と同様に熱遮蔽板を素子の間に設け
た。残りのガス検知部S113xは実施例6と同じである。
ス検知素子11 (ガス検知部S11)とフィルタ22a 中のガス
検知素子12 (ガス検知部S21)とをそれぞれブリッジ回路
に組み込み、実施例1と同様にブリッジ出力を調べた。
図19はこの実施例のメタン検知対のメタン、CO、水素
およびエタノールに対するブリッジ出力のグラフであ
る。71M 、71C 、71H および71E はメタン、CO、水素、
エタノールに対するブリッジ出力である。
対してのみ感度があることが判る。同様に、CO検知対で
ある、活性炭フィルタ21c中のガス検知素子11x (ガス
検知部S11)と活性炭フィルタ21cと金触媒担持の酸化鉄
フィルタ23a との二重フィルタ中のガス検知素子11x
(ガス検知部S113x)とをそれぞれブリッジ回路に組み込
み、実施例1と同様にブリッジ出力を調べた。図20は
この実施例のCO検知対のメタン、CO、水素およびエタノ
ールに対するブリッジ出力のグラフである。72M 、72C
、72H および72E はメタン、CO、水素、エタノールに
対するブリッジ出力である。
してのみ感度があることが判る。従って、メタン検知対
とCO検知対とを同時に使用する複合ガスセンサはガス漏
れと、不完全燃焼を分別して検知することができる。さ
らに、本構成によれば、メタン検知部とCO、水素検知部
とが全体で2 個のベースに収納された構成となるため、
検知器に搭載する場合、省スペース効果が得られる。 実施例8 この複合ガスセンサは外形上は2つのガス検知部からな
る。メタン検知対のガス検知素子11、12とCO検知対のガ
ス検知素子12x に酸化鉄フィルタと活性炭フィルタを被
せ、CO検知対の他のガス検知素子12x には活性炭フィル
タのみを被せて、実施例6と同様の機能の複合ガスセン
サを得た。この場合は、酸化鉄フィルタと活性炭フィル
タを要するガス検知素子は3個あり、これらを一括して
1個のガス検知部(S113 +S213+S213x)とした。図21
は、本発明の別の実施例の複合ガスセンサであり、
(a)CO検知部(S21x) の断面図であり、(b)は3素
子のガス検知部(S113t+S213+S213x)の断面図である。
ガス検知素子11、12、12x を,本ピンを備えたベース3c
の各2 本ずつに溶接し、酸化鉄フィルタ23c および活性
炭フィルタ21c を被せたものである。実施例2と同様に
熱遮蔽板を素子の間に設けた。残りのガス検知部S21xは
ガス検知素子12x に活性炭フィルタ21a を被せたもので
ある。
ス検知素子11 (ガス検知部S113) とガス検知素子12 (ガ
ス検知部S213) とをそれぞれブリッジ回路に組み込み、
実施例1と同様にブリッジ出力を調べた。図22はこの
実施例のメタン検知対のメタン、CO、水素およびエタノ
ールに対するブリッジ出力のグラフである。81M 、81C
、81H および81E はメタン、CO、水素、エタノールに
対するブリッジ出力である。
対してのみ感度があることが判る。同様に、CO検知対で
ある、活性炭フィルタ21c中のガス検知素子12x (ガス
検知部S21x) と二重フィルタ中のガス検知素子12x(ガス
検知部S213x)とをそれぞれブリッジ回路に組み込み、実
施例1と同様にブリッジ出力を調べた。図23はこの実
施例のCO検知対のメタン、CO、水素およびエタノールに
対するブリッジ出力のグラフである。82M 、82C 、82H
および82E はメタン、CO、水素、エタノールに対するブ
リッジ出力である。
してのみ感度があることが判る。従って、メタン検知対
とCO検知対とを同時に使用する複合ガスセンサはガス漏
れと、不完全燃焼を分別して検知することができる。さ
らに、本構成によれば、メタン検知部とCO、水素検知部
とが全体で2 個のベースに収納された構成となるため、
検知器に搭載する場合、省スペース効果が得られる。 実施例9 この複合ガスセンサは2つのガス検知部からなる。図2
4は、本発明の別の実施例の2素子のガス検知部の図で
あり、(a)は活性炭フィルタ付きのガス検知部(S11+
S11x) の断面図、(b)は酸化鉄フィルタと活性炭フィ
ルタ付きのガス検知部(S213 +S213x)の断面図、(c)
は S11+S11xの平面図、(d)S213+S213x の平面図で
ある。この実施例では実施例6と類似の機能の複合ガス
センサを得た。
ガス検知素子は2個あり、これらを一括して1個のガス
検知部(S11+S11x) とし、酸化鉄フィルタと活性炭フィ
ルタを要するガス検知素子は2個あり、これらを一括し
て1個のガス検知部(S213 +S113x)とした。ガス検知素
子11、11x を4本ピンを備えたベース3bの各2 本ずつに
溶接し、活性炭フィルタ21b を被せたものである。実施
例2と同様に熱遮蔽板を素子の間に設けた。同様に、ガ
ス検知素子11、11x には酸化鉄フィルタ23b と活性炭フ
ィルタ21b を被せた。
ス検知素子11x(ガス検知部S113) とガス検知素子12 (ガ
ス検知部S213) とをそれぞれブリッジ回路に組み込み、
実施例1と同様にブリッジ出力を調べた。図25はこの
実施例のメタン検知対のメタン、CO、水素およびエタノ
ールに対するブリッジ出力のグラフである。91M 、91C
、91H および91E はメタン、CO、水素、エタノールに
対するブリッジ出力である。
COに対してのみ感度があることが判る。しかし、メタン
検知対でのCO出力は、メタン出力に比べ極めて小さく、
例えば、実際に起こりうる2 ガスの共存濃度に対して、
例えば、3000ppm のメタン出力と500ppmのCO出力との相
対出力は1/15であり、たとえ、ガス漏れ時にCOが共存し
てもメタン検知の精度は殆ど低下しない。
21c中のガス検知素子11x (ガス検知部S11x) と二重フ
ィルタ中のガス検知素子11x (ガス検知部S113x)とをそ
れぞれブリッジ回路に組み込み、実施例1と同様にブリ
ッジ出力を調べた。図26はこの実施例のCO検知対のメ
タン、CO、水素およびエタノールに対するブリッジ出力
のグラフである。92M 、92C 、92H および92E はメタ
ン、CO、水素、エタノールに対するブリッジ出力であ
る。
してのみ感度があることが判る。従って、メタン検知対
とCO検知対とを同時に使用する複合ガスセンサはガス漏
れと、不完全燃焼を分別して検知することができる。さ
らに、本構成によれば、メタン検知部とCO、水素検知部
とが全体で2個のベースに収納された構成となるため、
検知器に搭載する場合、省スペース効果が得られる。
にパラジウムを主とする酸化触媒が担持された金属酸化
物担体が固着されてなる第1のガス検知素子(E1、以下
ガス検知素子の種類、フィルタの種類を符号を用いて表
す) と、測温抵抗体に白金を主とする酸化触媒が担持さ
れた金属酸化物担体が固着されてなる第2のガス検知素
子(E2)のいずれかの1素子に、活性炭よりなる第1のフ
ィルタ(F1)と、貴金属触媒を担持した活性炭よりなる第
2のフィルタ(F2)と、金を担持した酸化鉄よりなる第3
のフィルタ(F3)のいずれかのフィルタが、被せられてな
るガス検知部の2ないし4の所定の組み合わせからな
り、いずれの組み合わせであっても、これらをブリッジ
回路に組み込んだガス検知装置はガス漏れ時に発生する
メタンと不完全燃焼時に発生するCOあるいは、COと水素
の混合ガスを連続的に検知できる。また、酒の燗や、調
理時の味醂などから発生するエタノールに対して全く感
度を持たないため、実フィールドで使用した場合でも誤
報の危険性がなく極めて信頼性が高い。
のような、ガス中の水蒸気による警報濃度の敏感化が起
こることが無く、信頼性の高いガス漏れ・不完全燃焼複
合型検知器を得ることができる。以下各組み合わせにつ
いて効果を説明する。第1の複合ガスセンサは、ガス検
知素子とフィルタとの組み合わせが、E1F1とE2F2、また
はE1F2とE2F1であるので、一対のセンサでガス漏れと不
完全燃焼を同時に検知でき、構成が単純で安価なガス漏
れ・不完全燃焼同時検知型検知器が得られる。
部4個からなり、その組み合わせは第1のグループ、E1
とE2、E1F1とE2F1、E1F2とE2F2、E1F3と2F3 、または1F
1F3と2F1F3 のいずれかの1組と、他の2個のガス検知
部よりなる第3のグループ、E1F1とE1F2、またはE2F1と
E2F2のいずれかの1組とからなる。第1のグループのブ
リッジ出力はメタンのみに対してブリッジ出力を有する
ことができ、第3のグループのブリッジ出力はCOおよび
水素に対してブリッジ出力を有することができるので、
メタンと、COおよび水素とを、すなわち、ガス漏れと不
完全燃焼とを識別できるガス検知装置を得ることができ
る。
部の4個からなり、その組み合わせは第1のグループ、
E1とE2、E1F1とE2F1、E1F2とE2F2、E1F3と2F3 、または
1F1F3 と2F1F3 のいずれかの1組と、他の2個のガス検
知部よりなる第4のグループ、E1とE1F3、E2とE2F3、E1
F1とE1F1F3、またはE2F1とE2F1F3のいずれかの1組とか
らなる。
みに対してブリッジ出力を有することができ、第4のグ
ループのブリッジ出力はCOのみに対してブリッジ出力を
有することができるので、第3の複合ガスセンサはメタ
ンとCOとを、すなわち、ガス漏れと不完全燃焼とを識別
できるガス検知装置を得ることができる。識別すること
が可能となる。
を持ち、他のいかなる成分にも感度を持たないことであ
る。不完全燃焼ガス中のCOと水素の濃度比は、一般に2/
1 とされているものの、現実にはその比率は燃焼状態に
よって変動する。第3の複合ガスセンサは、このような
COと水素の濃度変動に関わらず、不完全燃焼ガス中の有
毒成分であるCOの濃度のみに感度を持ち、極めて信頼性
が高い。
知部の4個から、外形上は2個のガス検知部からなり、
2個のガス検知部よりなる第2のグループ、E1とE2F3、
E2とE1F3、E1F1とE2F1F3、またはE2F1とE1F1F3のいずれ
かの1組と2個のガス検知部よりなる第4のグループの
いずれかの1組とからなる。上記と同様にして、第2の
グループでは、メタンとCOに対してのみブリッジ出力を
有することができるがCOに対する出力はメタン対する出
力より小さく、第4のグループはCOのみに対してブリッ
ジ出力を有することができるので、第4の複合ガスセン
サはメタンとCOとを、すなわち、ガス漏れと不完全燃焼
とを識別できるガス検知装置を得ることができる。ま
た、外形は2個のベースに収納された構成であるため、
検知器内に占めるスペースも少なくて済み、極めて実用
性に富む。
のグループのガス検知素子の測温抵抗体の抵抗値は前記
第1のグループおよび前記第2のグループのガス検知素
子の測温抵抗体の抵抗値の3ないし10倍としたため、
メタンにくらべ検知濃度が約1桁低いCOに対してもブリ
ッジ出力が同程度となり、ブリッジ出力レベル検知のた
めのコンパレータは両者に対して同一機能で済む。
(a)はガス検知部S11 の断面図、(b)は対となる検
知部S22 の断面図
出力のグラフ
(a)はメタン検知部S1の断面図、(b)はこれと対と
なるガス検知部S2の断面図、(c)はCOおよび水素検知
部S21xの断面図、(d)これと対となるガス検知部S22x
の断面図
に対するブリッジ出力のグラフ
ルに対するブリッジ出力のグラフ
り、(a)は3素子のガス検知部(S11+S11x+S21)の断
面図、(b)は3素子のガス検知部(S11+S11x+S21)の
平面図、(c)は1素子のガス検知部S12xの断面図
およびエタノールに対するブリッジ出力のグラフ
素およびエタノールに対するブリッジ出力のグラフ
り、(a)は1素子のガス検知部S21xの断面図、(b)
は3素子のガス検知部(S12+S22 +S22x) の断面図、
(c)は3素子のガス検知部(S12+S22 +S22x) の平面
図
素およびエタノールに対するブリッジ出力のグラフ
水素およびエタノールに対するブリッジ出力のグラフ
あり、(a)はメタン検知部S1の断面図、(b)はこれ
と対となるガス検知部S2の断面図、(c)はCO検知部S1
xの断面図、(d)これと対となるガス検知部S13xの断
面図
素およびエタノールに対するブリッジ出力のグラフ
水素およびエタノールに対するブリッジ出力
(a)CO検知部S11xの断面図、(b)これと対となるガ
ス検知部S113x の断面図
対するブリッジ出力のグラフ
安定性のグラフ
3素子のガス検知部(S11+S21 +S11x) の断面図
素およびエタノールに対するブリッジ出力のグラフ
よびエタノールに対するブリッジ出力のグラフ
り、(a)はCO検知部(S21x)の断面図、(b)は素子の
ガス検知部(S113 +S213+213x) の断面図
素およびエタノールに対するブリッジ出力のグラフ
よびエタノールに対するブリッジ出力のグラフ
図であり、(a)は活性炭フィルタ付きのガス検知部(S
11+S11x) の断面図、(b)は酸化鉄フィルタと活性炭
フィルタ付きのガス検知部(S213 +S213x)の断面図、
(c)は S11+S11xの平面図、(d)S213+S213x の平
面図
素およびエタノールに対するブリッジ出力のグラフ
よびエタノールに対するブリッジ出力のグラフ
Claims (6)
- 【請求項1】測温抵抗体に酸化触媒が担持された金属酸
化物担体が固着されてなり、酸化触媒はパラジウムが主
である第1のガス検知素子、または第1のガス検知素子
と同じ構成であり酸化触媒は白金が主である第2のガス
検知素子のいずれかのガス検知素子に、 活性炭よりなる第1のフィルタ、または貴金属触媒を担
持した活性炭よりなる第2のフィルタのいずれかのフィ
ルタが、被せられてなるガス検知部のいずれかの2個の
ガス検知部を組み合わせなる複合ガスセンサにおいて、 ガス検知部の組み合わせは、 前記第1のガス検知素子に前記第1のフィルタが被せら
れてなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第
2のフィルタが被せられてなるガス検知部、 または前記第1のガス検知素子に前記第2のフィルタが
被せられてなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に
前記第1のフィルタが被せられてなるガス検知部、 であることを特徴とする複合ガスセンサ。 - 【請求項2】測温抵抗体に酸化触媒が担持された金属酸
化物担体が固着されてなり、酸化触媒はパラジウムが主
である第1のガス検知素子、または第1のガス検知素子
と同じ構成であり、酸化触媒は白金が主である第2のガ
ス検知素子のいずれかのガス検知素子に、 活性炭よりなる第1のフィルタ、貴金属触媒を担持した
活性炭よりなる第2のフィルタ、または金を担持した酸
化鉄よりなる第3のフィルタのいずれかのフィルタが、 被せられてなる、あるいはフィルタが被せられないでな
るガス検知部のいずれかの4個のガス検知部を組み合わ
せなる複合ガスセンサにおいて、 ガス検知部の組み合わせは、 次の各2個のガス検知部の組よりなる第1のグループ、 フィルタが被せられない前記第1のガス検知素子からな
るガス検知部とフィルタが被せられない前記第2のガス
検知素子からなるガス検知部、 前記第1のガス検知素子前記第1のフィルタが被せられ
てなるガス検知部と前記第2のガス検知素子前記第1の
フィルタが被せられてなるガス検知部、 前記第1のガス検知素子に前記第2のフィルタが被せら
れてなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第
2のフィルタが被せられてなるガス検知部と前記第1の
ガス検知素子に前記第3のフィルタが被せられてなるガ
ス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第3のフィル
タが被せられてなるガス検知部、 または前記第1のガス検知素子に前記第1のフィルタお
よび前記第3のフィルタが被せられてなるガス検知部と
前記第2のガス検知素子に前記第1のフィルタおよび前
記第3のフィルタが被せられてなるガス検知部、 のいずれかの1組と、 次の各2個のガス検知部の組よりなる第3のグループ、 前記第1のガス検知素子に前記第1のフィルタが被せら
れてなるガス検知部と前記第1のガス検知素子に前記第
2のフィルタ被せられてなるガス検知部、 または前記第2のガス検知素子に前記第1のフィルタが
被せられてなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に
前記第2のフィルタが被せられてなるガス検知部、 のいずれかの1組とからなることを特徴とする複合ガス
センサ。 - 【請求項3】測温抵抗体に酸化触媒が担持された金属酸
化物担体が固着されてなり、酸化触媒はパラジウムが主
である第1のガス検知素子、または第1のガス検知素子
と同じ構成であり、酸化触媒は白金が主である第2のガ
ス検知素子のいずれかのガス検知素子に、 活性炭よりなる第1のフィルタ、貴金属触媒を担持した
活性炭よりなる第2のフィルタ、または金を担持した酸
化鉄よりなる第3のフィルタのいずれかのフィルタが、 被せられてなる、あるいはフィルタが被せられないでな
るガス検知部のいずれかの4個のガス検知部を組み合わ
せなる複合ガスセンサにおいて、 ガス検知部の組み合わせは、 次の各2個のガス検知部の組よりなる第1のグループ、 フィルタが被せられない前記第1のガス検知素子からな
るガス検知部とフィルタが被せられない前記第2のガス
検知素子からなるガス検知部、 前記第1のガス検知素子前記第1のフィルタが被せられ
てなるガス検知部と前記第2のガス検知素子前記第1の
フィルタが被せられてなるガス検知部、 前記第1のガス検知素子に前記第2のフィルタが被せら
れてなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第
2のフィルタが被せられてなるガス検知部と前記第1の
ガス検知素子に前記第3のフィルタが被せられてなるガ
ス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第3のフィル
タが被せられてなるガス検知部、 または前記第1のガス検知素子に前記第1のフィルタお
よび前記第3のフィルタが被せられてなるガス検知部と
前記第2のガス検知素子に前記第1のフィルタおよび前
記第3のフィルタが被せられてなるガス検知部、 のいずれかの1組と、 次の各2個のガス検知部の組よりなる第4のグループ、 フィルタが被せられない前記第1のガス検知素子からな
るガス検知部と前記第1のガス検知素子に前記第3のフ
ィルタが被せられてなるガス検知部、 フィルタが被せられない前記第2のガス検知素子からな
るガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第3のフ
ィルタが被せられてなるガス検知部、 前記第1のガス検知素子に前記第1のフィルタが被せら
れてなるガス検知部と前記第1のガス検知素子に前記第
1のフィルタおよび前記第3のフィルタが被せられてな
るガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第1のフ
ィルタが被せられてなるガス検知部と前記第2のガス検
知素子に前記第1のフィルタおよび前記第3のフィルタ
が被せられてなるガス検知部、 のいずれかの1組とからなることを特徴とする複合ガス
センサ。 - 【請求項4】測温抵抗体に酸化触媒が担持された金属酸
化物担体が固着されてなり、酸化触媒はパラジウムが主
である第1のガス検知素子、または第1のガス検知素子
と同じ構成であり、酸化触媒は白金が主である第2のガ
ス検知素子のいずれかのガス検知素子に、 活性炭よりなる第1のフィルタ、貴金属触媒を担持した
活性炭よりなる第2のフィルタ、または金を担持した酸
化鉄よりなる第3のフィルタのいずれかのフィルタが、 被せられてなる、あるいはフィルタが被せられないでな
るガス検知部のいずれかの4個のガス検知部を組み合わ
せなる複合ガスセンサにおいて、 ガス検知部の組み合わせは、 次の各2個のガス検知部の組よりなる第2のグループ、 フィルタが被せられない前記第1のガス検知素子からな
るガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第3のフ
ィルタが被せられてなるガス検知部、 フィルタが被せられない前記第2のガス検知素子からな
るガス検知部と前記第1のガス検知素子に前記第3のフ
ィルタが被せられてなるガス検知部、 前記第1のガス検知素子に前記第1のフィルタが被せら
れてなるガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第
1のフィルタおよび前記第3のフィルタが被せられてな
るガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第1のフ
ィルタが被せられてなるガス検知部と前記第1のガス検
知素子に前記第1のフィルタおよび前記第3のフィルタ
が被せられてなるガス検知部、 のいずれかの1組と、 次の2個のガス検知部の組よりなる第4のグループ、 フィルタが被せられない前記第1のガス検知素子からな
るガス検知部と前記第1のガス検知素子に前記第3のフ
ィルタが被せられてなるガス検知部、 フィルタが被せられない前記第2のガス検知素子からな
るガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第3のフ
ィルタが被せられてなるガス検知部、 前記第1のガス検知素子に前記第1のフィルタが被せら
れてなるガス検知部と前記第1のガス検知素子に前記第
1のフィルタおよび前記第3のフィルタが被せられてな
るガス検知部と前記第2のガス検知素子に前記第1のフ
ィルタが被せられてなるガス検知部と前記第2のガス検
知素子に前記第1のフィルタおよび前記第3のフィルタ
が被せられてなるガス検知部、 のいずれかの1組とからなることを特徴とする複合ガス
センサ。 - 【請求項5】請求項2ないし4に記載の複合ガスセンサ
において、同じ種類のフィルタが被せられるガス検知素
子は、同一のフィルタ内に納められることを特徴とする
複合ガスセンサ。 - 【請求項6】請求項2ないし4に記載の複合ガスセンサ
において、前記第3のグループまたは前記第4のグルー
プのガス検知素子の測温抵抗体の抵抗値は前記第1のグ
ループおよび前記第2のグループのガス検知素子の測温
抵抗体の抵抗値の3ないし10倍であることを特徴とす
る複合ガスセンサ。
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---|---|---|---|
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JPH095275A true JPH095275A (ja) | 1997-01-10 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1080184C (zh) * | 1996-05-03 | 2002-03-06 | 巴克斯特国际有限公司 | 医用软管的取向挤出方法 |
CN1081532C (zh) * | 1996-05-03 | 2002-03-27 | 巴克斯特国际有限公司 | 医用软管的热定形 |
JP2012247240A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Figaro Eng Inc | ガスセンサとガス検出装置 |
JP2018141800A (ja) * | 2018-04-24 | 2018-09-13 | 新コスモス電機株式会社 | ガス検知器 |
WO2020246228A1 (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-10 | Nissha株式会社 | 2成分ガスの濃度比算出方法および検知対象ガスの濃度算出方法 |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP15426595A patent/JP3484586B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN1080184C (zh) * | 1996-05-03 | 2002-03-06 | 巴克斯特国际有限公司 | 医用软管的取向挤出方法 |
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