JPH0951488A - 映像中間周波信号処理装置 - Google Patents

映像中間周波信号処理装置

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JPH0951488A
JPH0951488A JP20225795A JP20225795A JPH0951488A JP H0951488 A JPH0951488 A JP H0951488A JP 20225795 A JP20225795 A JP 20225795A JP 20225795 A JP20225795 A JP 20225795A JP H0951488 A JPH0951488 A JP H0951488A
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JP
Japan
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circuit
intermediate frequency
frequency signal
video intermediate
pll
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Application number
JP20225795A
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English (en)
Inventor
Junichi Momotake
純一 百武
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像中間周波信号処理装置の共振回路の周波
数の無調整化を安価に実現する。 【解決手段】 AFT回路14はPLL同期検波回路3
とは独立に動作しその周波数弁別には固体共振子15を
用いてFM検波を行なうことで無調整化する。また、P
LL同期検波回路3内には二つのPLL回路4・5を用
いることでVCOの調整をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビ放送を受
信するテレビジョン受像機などに用いられる映像中間周
波信号処理装置に関するもので、特に、その中に含まれ
る共振回路の周波数調整を不要とすることに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3は、映像中間周波信号処理装置の機
能を示したものである。図3において、1はチューナ、
2はSAWフィルタ、3はPLL同期検出回路、4はP
LL、6は位相検波回路、8はループフィルタ、10は
電圧制御発振(以下、VCOという)回路、11は移相
回路、12は90°移相器、13は同期検波回路、14
は自動周波数制御(Auto Fine tunin
g:以下、AFTという)回路である。
【0003】チューナー部1から出力される映像中間周
波信号はSAWフィルタ2により所望の信号成分のみ選
択されその映像中間周波信号処理装置に入力される。映
像中間周波信号処理装置においては、入力された信号の
周波数の正規周波数(日本の場合58.75MHz)か
らのずれを検出しチューナー部1に制御信号を戻して映
像中間周波信号を正規周波数に保つためのAFT回路1
4および入力された映像中間周波信号をPLL同期検波
して映像信号と音声中間周波信号を出力するPLL同期
検波回路3を備えている。
【0004】この映像中間周波信号処理装置において、
AFT回路14には周波数弁別のための共振回路が、ま
たPLL同期検波回路3のなかにはVCO回路10があ
ってこの発振のための共振回路が、各々必要で、従来は
LCによるタンク回路で構成されその共振周波数は調整
が必要であったが、近年製造の合理化を目的として無調
整化が検討されている。
【0005】ここで、共振回路の共振周波数の精度につ
いて説明する。まず、AFT回路14においては入力さ
れる映像中間周波信号の周波数が正規周波数からずれる
と、SAWフィルタ2により選択された信号の周波数成
分が異常なものとなり、PLL同期検波された信号の周
波数成分も異常なものとなり、受像機の画面でぎらつい
たり解像度が悪化したりするため、AFT回路14の共
振回路の中心周波数は通常+−50kHz以内のずれで
収まる精度が必要である。
【0006】一方、PLL同期検波回路3のなかのVC
O回路10においては、その自走発振周波数が正規周波
数よりずれると映像中間周波信号と発振信号との位相ず
れが大きくなり同期検波出力の周波数特性が異常とな
り、上記AFT回路14の共振回路の中心周波数がずれ
たときと同じ症状が発生し、また、もっと酷い、ずれの
場合は、PLL回路が引込まない現象が起ってしまう。
PLL回路のループゲインにもよるが、通常、VCO回
路10の自走発振周波数の必要精度は、+−200kH
zから+−500kHzである。
【0007】図4は、AFT回路の中心周波数とPLL
同期検波回路のVCO回路の自走発振周波数との両方の
調整を不要としたことを特徴とする映像中間周波信号処
理装置である。
【0008】図4において、1はチューナ、2はSAW
フィルタ、3はPLL同期検出回路、4はPLL、6は
位相検波回路、8はループフィルタ、10はVCO回
路、11は移相回路、12は90°移相器、13は同期
検波回路、17は増幅器である。
【0009】ここでは、PLL同期検波回路3の一部を
構成するVCO回路10は固体共振子を用いることで自
走発振周波数の調整を無くしている。また、AFT回路
は、PLL回路のループフィルタの出力電圧が中心周波
数からのずれを表していることを利用して、この電圧を
増幅器17により増幅してAFT出力電圧としていた。
よって、このときのAFT中心周波数とは、PLL回路
のループフィルタの出力電圧が中点電圧となる時のVC
Oの発振周波数つまりVCO回路の自走発振周波数の値
と等しくなる。
【0010】ところが、VCO回路10とは固体共振子
の持っている特性に加えて例えば電圧によって容量値の
変わるコンデンサを並列に接続することにより、全体で
の等価回路の定数値を変えることで発振周波数を電圧に
よって可変としていることが動作原理となっている。つ
まり、発振周波数の絶対値は、固体共振子の中心周波数
のみでは決まらず、それに接続される電圧可変型のコン
デンサの絶対値と合わせて決まることになる。従って、
自走発振周波数のバラツキもその電圧可変型のコンデン
サの絶対値の製造バラツキと固体共振子の中心周波数の
バラツキを加えたものとなる。
【0011】自走発振周波数のバラツキがあると、これ
を利用しているAFT回路の中心周波数もそのまま同じ
バラツキ量となってしまう。AFT回路の中心周波数の
必要精度は上記したように大変厳しい値が要求されるた
め、VCO回路の製造バラツキも狭いものが必要とな
り、これが製造コストを高くしてしまうという問題があ
った。さらに、もう一つの欠点として、AFT出力信号
は、原理的にまずPLLが映像中間周波信号入力に引込
んでから正常なものとなるため、前述した図3に示した
従来例のように、AFT回路が単独に動作する場合より
動作が遅くなる問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】第1の発明は、AFT
回路の中心周波数と同期検波回路のVCO回路の自走発
振周波数との両方の調整を不要としたものにおいて、比
較的広いバラツキのVCO回路を用いることができる映
像中間周波信号処理装置を得ようとするものである。
【0013】第2の発明は、映像信号の影響による移相
変動が抑制された音声中間周波信号とすることができ、
音声中間周波信号の映像信号からの干渉を少なくするこ
とができる映像中間周波信号処理装置を得ようとするも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明においては、
自動周波数制御回路を備えた映像中間周波信号処理装置
であって、自動周波数制御回路が固体共振子によるFM
検波回路により構成され、同期検波回路は電圧制御発振
回路と第1の位相検波回路と第1のループフィルタから
なる第1のPLLと、移相回路と第2の位相検波回路と
第2のループフィルタからなる第2のPLLと、上記移
相回路の出力により映像中間周波信号を同期検波する回
路からなり、映像中間周波信号は上記第1と第2の位相
検波回路に同時に入力され、上記電圧制御発振回路の出
力発振信号が上記移相回路に入力されるように構成さ
れ、上記電圧制御発振回路の上記出力発振信号が第1の
PLLにより上記映像中間周波信号に周波数ロックし、
さらに第2のPLLにより上記移相回路の出力は上記映
像中間周波信号に位相ロックすることにより、自動周波
数制御回路の中心周波数と同期検波回路の電圧制御発振
回路の自走発振周波数の両方の調整を不要とした。
【0015】第2の発明においては、電圧制御発振回路
の出力発振信号により映像中間周波信号を周波数変換す
ることにより音声中間周波信号を取り出す構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明の実施の一形態を示す
ものである。図1において、1はチューナ、2はSAW
フィルタ、3はPLL同期検出回路、4は第1のPL
L、5は第2のPLL、6は第1の位相検波回路、7は
第2の位相検波回路、8は第1のループフィルタ、9は
第2のループフィルタ、10はVCO、11は移相回
路、12は90°移相器、13は同期検波回路、14は
AFT、15は固体共振子である。
【0017】AFT回路14はPLL同期検波回路3と
は独立に動作しその周波数弁別には固体共振子を用いて
FM検波を行なうことで無調整化する。また、PLL同
期検波回路3内には二つのPLL回路4・5を用いるこ
とでVCO回路10の調整をなくすものである。
【0018】まず、固体共振子15によるAFT回路1
4の中心周波数のバラツキは、VCO回路10に固体共
振子を用いる場合と違って、固体共振子15の製造バラ
ツキのみで決定されるため低コストで無調整化が可能と
なる。例えば、固体共振子15の帯域が2MHzで中心
周波数の製造バラツキはその3%の60kHz程度であ
り、これがAFT14の性能にそのまま反映され引込み
範囲が±1MHzで中心周波数のばらつきが±30kH
zとなり、これはAFT回路14の動作精度として許容
できる範囲である。
【0019】次に、PLL同期検波回路3は、二つのP
LL回路4・5からなり、その二つのPLL回路4・5
の動作原理は、その両方のPLLには、全く同じ信号が
入力される点に特徴を有しており、また、目的とすると
ころも特別の意義を持つものである。即ち、VCO回路
10の自走発振周波数のバラツキが大きくても引込む程
度の精度であればよくて、その自走発振周波数の調整を
必要としないVCO回路10を用いて第1のPLL4が
構成され、VCO回路10は入力信号に周波数ロックす
る。
【0020】ここで、たとえばVCO回路10の発振周
波数可変帯域が10MHzで自走発振周波数の製造バラ
ツキはその10%の1MHz程度であっても良い。さら
に、そのVCO回路10の出力は、第2のPLL5によ
り入力信号に位相ロックし、位相誤差はゼロになる。そ
して、この位相ロックした出力信号を90°移相させた
信号で入力信号を正確に同期検波する。
【0021】実施の形態2.この発明の他の実施の形態
を図2について説明する。図2において、1はチュー
ナ、2はSAWフィルタ、3はPLL同期検出回路、4
は第1のPLL、5は第2のPLL、6は第1の位相検
波回路、7は第2の位相検波回路、8は第1のループフ
ィルタ、9は第2のループフィルタ、10はVCO、1
1は移相回路、12は90°移相器、13は同期検波回
路、14はAFT、15は固体共振子、16は周波数変
換器である。
【0022】VCO回路10は、IC内部のCR発振回
路や、LC回路・固体共振子などで構成することができ
るが、いずれもその中心周波数の製造バラツキを吸収す
るための調整は不要である。
【0023】PLL同期検波回路3に二つのPLL回路
を用いることにより、また別の効果を出すことができ
る。それは、図2に示すように、第1のPLLのVCO
回路10の出力により映像中間周波信号を周波数変換器
16によって周波数変換することにより音声の中間周波
数を取り出す構成とし、そして、更に第1のループフィ
ルタの時定数を遅くしてVCO回路10の出力発振信号
の位相変動を小さくすることにより、映像信号の影響に
よる位相変動が抑えられた音声中間周波信号信号を得る
ことができる。更に、第2のループフィルタの時定数を
速くして上記移相回路の出力が入力信号に早く追従する
ことにより歪みの少ない同期検波出力による映像信号を
得ることができる。
【0024】この発明の実施の形態では、映像中間周波
信号処理装置の調整をなくすことができる従来の方式に
対し、VCO回路のバラツキが広いものを使うことが可
能となり、また、早い応答のAFT出力を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す回路図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す回路図であ
る。
【図3】 従来の装置の構成を示す回路図である。
【図4】 AFTの中心周波数とPLL同期検波回路の
VCOの自走発振周波数との両方の調整を不要とした従
来の装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 チューナ、2 SAWフィルタ、3 PLL同期検
出回路、4 第1のPLL、5 第2のPLL、6 第
1の位相検波回路、7 第2の位相検波回路、8 第1
のループフィルタ、9 第2のループフィルタ、10
VCO、11移相回路、12 90°移相器、13 同
期検波回路、14 AFT、15 固体共振子、16
周波数変換器、17 増幅器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動周波数制御回路を備えた映像中間周
    波信号処理装置であって、自動周波数制御回路が固体共
    振子によるFM検波回路により構成され、同期検波回路
    は電圧制御発振回路と第1の位相検波回路と第1のルー
    プフィルタからなる第1のPLLと、移相回路と第2の
    位相検波回路と第2のループフィルタからなる第2のP
    LLと、上記移相回路の出力により映像中間周波信号を
    同期検波する回路からなり、映像中間周波信号は上記第
    1と第2の位相検波回路に同時に入力され、上記電圧制
    御発振回路の出力発振信号が上記移相回路に入力される
    ように構成され、上記電圧制御発振回路の上記出力発振
    信号が第1のPLLにより上記映像中間周波信号に周波
    数ロックし、さらに第2のPLLにより上記移相回路の
    出力は上記映像中間周波信号に位相ロックすることによ
    り、自動周波数制御回路の中心周波数と同期検波回路の
    電圧制御発振回路の自走発振周波数との両方の調整を不
    要としたことを特徴とする映像中間周波信号処理装置。
  2. 【請求項2】 電圧制御発振回路の出力発振信号により
    映像中間周波信号を周波数変換することにより音声中間
    周波信号を取り出す構成とした請求項1に記載の映像中
    間周波信号処理装置。
JP20225795A 1995-08-08 1995-08-08 映像中間周波信号処理装置 Pending JPH0951488A (ja)

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