JPH0951385A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH0951385A
JPH0951385A JP8137660A JP13766096A JPH0951385A JP H0951385 A JPH0951385 A JP H0951385A JP 8137660 A JP8137660 A JP 8137660A JP 13766096 A JP13766096 A JP 13766096A JP H0951385 A JPH0951385 A JP H0951385A
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JP
Japan
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signal
communication
remote control
unit
control signal
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JP8137660A
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Atsushi Otani
篤志 大谷
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Canon Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/247Telephone sets including user guidance or feature selection means facilitating their use
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/007Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems with remote control systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモートコントロール信号によりリモート操
作される通信装置において、遠方の端末からのリモート
コントロール信号と近接した端末からのリモートコント
ロール信号を適切に検出できるようにする。 【解決手段】 受信した信号を増幅器で増幅し、この増
幅した信号に基づいてリモートコントロール信号を検出
する場合に、近接した端末からリモートコントロール信
号を受信するときと、遠方の端末からリモートコントロ
ール信号を受信するときとで、前記増幅器の増幅度を変
更するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモートコントロ
ール信号によりリモート操作される通信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の通信装置として、例
えば留守録機能を有し、公衆回線からのDTMF(Du
al Tone Multi Frequency)信
号等のリモートコントロール信号により、留守録機能を
リモート操作可能なファクシミリ装置が知られている。
【0003】また、1つの回線をファクシミリ通信と通
話に利用する場合、ファクシミリ装置に電話機を接続
し、回線をファクシミリ通信部(モデム部)と電話機と
に選択的に切り換える。回線からの着信時には、オペレ
ータが電話機で対応し、相手先(発呼側)がファクシミ
リ通信を希望する場合、オペレータは、電話機のテンキ
ー(ダイヤルキー)を操作してDTMF信号のリモート
コントロール信号をファクシミリ装置に送出し、これに
よって回線を電話機からファクシミリ通信部側に切り換
えさせて、ファクシミリ通信を開始させるリモート受信
機能を有するファクシミリ装置も知られている。
【0004】ところで、上述した2種類のリモート操作
の機能を1つのファクシミリ装置に持たせた場合、ファ
クシミリ装置により受信されるリモートコントロール信
号(トーン信号)としては、公衆回線を介して遠方から
送出されるトーン信号と、ファクシミリ装置に接続され
た電話機から送出されるトーン信号とがあることにな
る。
【0005】そこで、従来のファクシミリ装置における
リモートコントロール信号(トーン信号)を検出する構
成としては、トランス等の1次−2次分離回路からのト
ーン信号を1つの増幅器により単一の増幅度で増幅し、
増幅した信号をトーン信号検出回路に入力する構成とな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、±1
2Vといったアナログ系の電源を持たず、5V単一電源
しか持たないシステムにおいては、伝送できる信号のダ
イナミックレンジが小さくなる。
【0007】そして、このようなシステム(遠方のシス
テム)から入力されるトーン信号は−5dbmから−4
0dbm程度であり、入力されるトーン信号の検出レベ
ルを最大のレベルの信号が入力されても飽和しないよう
にゲインを設定すると、ノイズ等の要因も加わって、リ
モート端末からの低いレベルの信号の検出が困難になっ
てしまう。
【0008】また、逆に低いレベルの信号を精度良く検
出するようにゲインを設定すると、情報通信端末の子電
話端子等に接続された電話機からの入力レベルの高いト
ーン信号入力に対して、増幅後の信号が歪んでしまい、
トーン信号の検出が困難になるという欠点があった。
【0009】また、一般的なDTMFレシーバのダイナ
ミックレンジは30db程度であり、レシーバの性能上
からも−5から−40dbmの範囲のトーン信号の検出
は困難であった。
【0010】本発明は、リモートコントロール信号によ
りリモート操作される通信装置を改良するものであり、
遠方の端末からのリモートコントロール信号と近接した
端末からのリモートコントロール信号を適切に検出でき
る通信装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、近接した端末
からのリモートコントロール信号と、遠方の端末からの
リモートコントロール信号とによりリモート操作される
通信装置において、増幅度の変更制御が可能であるとと
もに、前記増幅度によって受信信号を増幅する増幅手段
と、前記増幅手段によって増幅された信号に基づいて、
リモートコントロール信号を検出する第1の検出手段
と、前記近接した端末からのリモートコントロール信号
を受信する状態か、前記遠方の端末からのリモートコン
トロール信号を受信する状態かを検出する第2の検出手
段と、前記第2の検出手段の検出結果にしたがって、前
記増幅手段の増幅度を制御する制御手段とを有すること
により、受信信号を増幅し、前記増幅した信号をリモー
トコントロール信号検出用の第1の検出手段に供給する
場合に、受信信号のレベルに応じて信号の増幅度を制御
することで、高レベルから低レベルの受信信号に対して
確実にリモートコントロール信号の検出を行えるように
したものである。
【0012】
【発明の実施の形態および実施例】以下、図面を参照し
て本発明の実施例を詳細に説明する。
【0013】なお、以下の実施例では、予め決められた
DTMF信号(トーン信号)によりリモート操作される
ファクシミリ装置を例に説明する。
【0014】図1は、本実施例のファクシミリ装置の構
成を示すブロック図である。
【0015】主制御部101は、ファクシミリ装置全体
の制御を行うものであり、マイクロコンピュータ、制御
用のプログラムを格納したROM(リードオンリメモ
リ)、各種のデータを一時的に格納するRAM(ランダ
ムアクセスメモリ)等より構成されている。
【0016】主制御部101は、システムバスを介し
て、原稿を読取る読取部102、画像データの蓄積を行
う蓄積メモリ部103、画像データの記録を行う記録部
104、装置のオペレーションのための操作部105、
および送受信データの変調・復調を行うモデム部106
と接続され、これら各部の制御を行う。操作部105
は、各種のキー入力スイッチや液晶表示器等より構成さ
れている。また、モデム部106は、DTMF信号の検
出機能を有している。
【0017】網制御装置(NCU部)107は、図2
(後に詳述する)に示すように構成されており、主制御
部101の制御のもと、公衆回線109を電話機108
に接続したり、モデム部106に接続したりする。ま
た、NCU部107は、電話機108のフックの状態を
示す回線電流検出信号CURDT、トーン信号増幅部2
10のトーン出力飽和検出信号SATDT、回線からの
呼び出し信号検出信号CIDT等を主制御部101に出
力する。また、主制御部101は、NCU部107にゲ
インコントロール信号AMPCTL、トーン信号入力選
択信号SELT/R*を出力する。
【0018】図2は、NCU部107の詳細な構成を示
すブロック図である。
【0019】電話接続端子201は、ファクシミリ装置
の下流に電話機108を接続するための端子である。ま
た、回線接続端子202は、ファクシミリ装置を公衆回
線に接続するための端子である。
【0020】電流センサ203は、前記電話接続端子2
01に接続される電話機108のフック状態を検出する
ためのものであり、回線電流検出信号CURDTを主制
御部101に出力する。リレー204は、電話機108
のフック状態監視用の電圧を供給するためのものであ
る。
【0021】呼出信号検出部205は、回線接続端子2
02(公衆回線109)からの呼出し信号の検出を行う
ものであり、CI検出信号CIDTと、検出した呼出信
号の周波数CIFRQを主制御部101に出力する。
【0022】CMLリレー206は、回線109との接
続をファクシミリ側と電話側の一方に切り換えるもので
ある。
【0023】トランス207は、回線109からのトー
ン信号を1−2次分離し、2次側に伝達する高インピー
ダンストランスである。トランス208は、回線109
からのトーン信号を1−2次分離し、2次側に伝達する
低インピーダンストランスである。
【0024】ファクシミリ送受信部209は、ファクシ
ミリ送受信データの2−4線変換を行うものであり、受
信信号線LINEINと送信信号線LINEOUTとは
モデム部106に接続されている。
【0025】トーン信号増幅部210は、トーン出力飽
和検出信号を主制御部101に出力し、増幅したトーン
信号TONEをモデム部106に出力し、主制御部10
1からのトーン信号入力選択信号SELT/R*に従っ
てトランス207からのトーン信号とファクシミリ送受
信部209からのトーン信号の一方を選択し、主制御部
101からのゲインコントロール信号AMPCTLに従
って増幅ゲインを変換する。
【0026】図3は、本発明の第1実施例におけるトー
ン信号増幅部210の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【0027】前段増幅部301は、トランス207の出
力を一定ゲインで増幅するものである。セレクタ302
は、主制御部101からのトーン信号入力選択信号SE
LT/R*に従って、トランス207とトランス208
(ファクシミリ送受信部209)とのどちらかを可変ゲ
イン信号増幅部303の入力として選択するものであ
る。
【0028】可変ゲイン信号増幅部303は、入力レベ
ルに応じてゲインを変化させるものであり、主制御部1
01からのゲインコントロール信号AMPCTLに従っ
て増幅度を変更する。飽和検出部304は、前記増幅部
302からの出力信号を監視し、出力飽和の判定を行う
ものであり、トーン出力飽和検出信号を主制御部101
に出力する。
【0029】図4、図5は、この第1実施例における主
制御部101の制御動作を示すフローチャートである。
【0030】まず、S1、S2、S3において、電流セ
ンサ203からの信号CURDTにより電話機108の
オフフック状態の検出、呼出信号検出部205からの信
号CIDTにより回線109からの呼び出し信号(Ci
信号)の検出、キー入力の有無を判定し、オフフック検
出されると、S1からS11に進み、Ci信号が検出さ
れると、S2からS5に進み、キー入力があると、S3
からS4に進んでキー入力に応じた処理を実行する。
【0031】回線109からCi信号が検出されると、
S5、S6、S7、S8において、装置が自動受信モー
ド、ファクシミリ/電話の自動切り替えモード、留守番
電話モード、電話モードのいずれのモードに設定されて
いるかを判断する。そして、装置が自動受信モードに設
定されている場合には、S5からS29に進んでCML
リレーをオン(回線109をトランス208側に接続す
る)し、ファクシミリ受信処理を実行する。
【0032】また、装置がファクシミリ/電話の自動切
り替えモードの設定されている場合には、S6からS2
2に進み、S22において、CMLリレーをオンし、S
ELT/R*=L(“0”)の設定をし、S23におい
て、タイマT1(35秒)をスタートするとともに、モ
デム部106のトーン送出機能を用いて回線109に疑
似リングバックトーン(RBT)を送出し、S24、S
25、S26、S27において、発呼側が非音声端末で
あることを示す発呼トーン(CNG)信号の検出、電話
機108のオフフック検出、回線109からのトーン信
号の検出、タイマT1のタイムオーバーを判定する。
【0033】そして、CNG信号が検出されると、S2
4からS29に進んでファクシミリ受信処理を実行し、
ファクシミリ受信処理が終了すると、S1の待機状態に
戻る。
【0034】また、電話機108のオフフック状態が検
出されると、S25からS11に進む。S11以降の処
理は後述する。
【0035】また、トーン信号(DTMF信号)が検出
されると、S26からS30に進み、RAM内のフラグ
flag−cidtを1にセットし、S31において、
後述するトーン信号増幅部210のゲイン制御の処理を
実行する。
【0036】そして、S32において、検出されたトー
ン信号(DTMF信号)がリモート操作への移行を要求
するもの(例えば“*”、“0”のトーン信号)である
か否かを判定し、リモート操作を要求するものであれ
ば、S33において、SELT/R*=L(“0”)を
設定(トーン信号増幅部210への入力としてファクシ
ミリ送受信部209からの入力を選択)する。
【0037】そして、これ以降、検出されるトーン信号
に応じた処理(TELモード/自動受信モード等のモー
ド切換のリモートコントロール、音声メッセージの録音
・再生のリモートコントロールなど)を実行する。そし
て、リモートコントロールの処理の実行が終了すると、
S1の待機状態に戻る。
【0038】また、S32において、検出されたトーン
信号がリモート操作を要求するものでなければ、S27
に進む。
【0039】また、タイマT1がタイムオーバーしてい
なければ、S27からS23に戻り、タイマT1がタイ
ムオーバーすると、S28において、CMLリレー20
6をオフしてS1に戻る。
【0040】また、S7において、装置が留守番モード
に設定されていると、S14において、CMLリレー2
06をオンし、SELT/R*=L(“0”)に設定
し、S15において、予めセットされている応答用の音
声メッセージ(OGM)を回線109に送出し、OGM
の送出が終了すると、S16において、回線109から
の音声メッセージの録音処理を開始する。そして、S1
7、S18、S19、S20において、CNG信号の検
出、トーン信号の検出、電話機108のオフフック状態
の検出、録音処理の終了を判定する。
【0041】ここで、CNG信号が検出されると、S1
7からS29に進み、ファクシミリ受信処理を実行し、
トーン信号が検出されると、S18からS30に進み、
電話機108のオフフック状態が検出されると、S19
からS11に進み、録音処理が終了すると、S20から
S21に進んでCMLリレー206をオフし、S1に戻
る。また、録音処理が終了していなければ、S20から
S16に戻って音声メッセージの録音処理を実行しなが
ら、上述のS17〜S20の判定を繰り返し実行する。
【0042】また、S8において、装置が電話モードに
設定されていると、S9、S10において、電話機10
8のオフフック状態の検出、回線109からの呼出信号
(Ci信号)の終了を判定する。電話機108のオフフ
ック状態が検出されると、S9からS11に進み、回線
109からのCi信号が終了すると、S10からS1に
戻る。
【0043】S11では、SELT/R*=H
(“1”)に設定(トーン信号増幅部210への入力と
して、トランス208からの入力を選択)し、S12−
1、S12−2、S13において、トーン信号の検出、
CNG信号の検出、電話機108のオンフック状態の検
出を判定する。
【0044】ここで、トーン信号が検出されると、S1
2−1からS31に進み、CNG信号が検出されると、
S12−2〜S29に進み、電話機108のオンフック
状態が検出されると、S13からS1に戻る。
【0045】図6は、前記S31におけるゲイン制御処
理の詳細な動作を示すフローチャートである。
【0046】図3のトーン信号増幅部210は、主制御
部101からのゲインコントロール信号AMPCTLに
よって増幅度0〜7の7段階にゲインを変化できるよう
になっている。
【0047】また、トーン信号増幅部210の電源は+
5Vになっており、増幅後の信号は3.5Vp−p程度
の範囲で出力される。
【0048】トーン信号増幅部210の増幅度は、外部
リモート端末からと電話接続端子201に接続される電
話機108からの操作時の2つの場合について独立に制
御するようになっている。オフフック時のゲイン設定は
gain_intで示され、オンフック時のゲインはg
ain_extで示される。gain_int、gai
n_extの値は、選択的にgainに代入される。そ
して、このgainの値に従ってゲインコントロール信
号AMPCTLを出力し、トーン信号増幅部210の増
幅度を制御する。
【0049】図6のS101において、ゲインの初期設
定としてgain_int=3、gain_ext=7
を設定し、S102においてトーン信号の検出を判定す
る。そして、トーン信号が検出されると、S103にお
いてフラグflag_cidtの値が“1”(flag
_cidt=1)か否かを判定する。
【0050】ここで、flag_cidt=1でない場
合、S108において、ゲインコントロール信号AMP
CTLにセットするゲインの値として、gain_in
tの値をセットして、トーン信号増幅部210に信号A
MPCTLを出力する。そして、S109において、ト
ーン出力飽和検出信号SATDTの値が“1”か否か
(トーン出力の飽和が検出されているか否か)を判定
し、SATDTの値が“1”でなければ(トーン出力の
飽和が検出されていなければ)、S109からS112
に進んでフラグflag_cidtをリセット(fla
g_cidtを“0”にする)し、前記S32に進む。
【0051】また、S109にてSATDTの値が
“1”(トーン出力の飽和が検出されている)と、S1
10において、gain_intの値が“0”であるか
否かを判定し、gain_intの値が“0”でなけれ
ば、S111において、gain_intの値をデクリ
メントし、S102に戻る。また、S110において、
gain_intの値が“0”であれば、S113にお
いて、操作部105の表示器にトーン信号の検出ができ
ないことを示すエラー表示を行ない、前記S32に進
む。
【0052】また、S103において、フラグflag
_cidtの値が“1”の場合、S104において、ゲ
インコントロール信号AMPCTLにセットするゲイン
の値としてgain_extの値をセットし、トーン信
号増幅部210に信号AMPCTLを出力する。そし
て、S105において、SATDTの値が“1”か否か
(トーン出力の飽和が検出されているか否か)を判定
し、SATDTの値が“1”でなければ、S112に進
む。また、SATDTの値が“1”であれば、S106
でgain_extの値が“0”か否かを判定し、ga
in_extの値が“0”であれば、S113に進んで
エラー表示し、gain_extの値が“0”でなけれ
ば、gain_extの値をデクリメントしてS102
に戻る。
【0053】以上の処理によれば、回線109が電話機
108に接続され、電話機108がオフフック状態にあ
る場合には、トーン信号増幅部210への入力としてト
ランス207からの入力が選択され、イニシャルのゲイ
ンコントロール信号AMPCTLの値として、gain
_int=3が可変ゲイン増幅部303に出力され、主
として電話機108からのトーン信号を低い増幅度で増
幅する。
【0054】一方、回線109がファクシミリ送受信部
209側に接続されている場合には、トーン信号増幅部
210への入力としてファクシミリ送受信部209から
の入力が選択され、イニシャルのゲインコントロール信
号AMPCTLの値としてgain_ext=7が可変
ゲイン増幅部303に出力され、主として回線109か
らのトーン信号を高い増幅度で増幅する。そして、トー
ン信号増幅部210からのトーン信号が飽和している
と、ゲインの値を1段階低くする。
【0055】なお、以上の第1実施例では、留守番機能
(アンサリングマシン機能)をファクシミリ装置に内蔵
し、電話接続端子201(図2)に通常の電話機が接続
される場合について説明した。しかし、電話接続端子2
01に留守番電話機を接続するようにしてもよい。
【0056】この場合、ファクシミリ装置としては、前
記S7では、装置が留守番電話機接続モードに設定され
ているか否かを判定し、留守番電話機接続モードに設定
されている場合、S14〜S21の処理に代わって、ま
ず、留守番電話機の応答(オフフック状態)の検出とC
i信号の終了を判定する。そして、Ci信号が終了する
とS1に戻り、オフフック状態が検出されるとSELT
/R*=H(“1”)に設定し、CNG信号の検出、ト
ーン信号の検出、留守番電話機の動作終了(オフフック
状態)の検出を繰り返し判定し、CNG信号が検出され
るとS29に進み、トーン信号が検出されるとS30に
進み、オンフック状態が検出されるとS1に戻る。
【0057】以上のように、留守番電話機接続モードで
は、トーン信号増幅部210への入力としてトランス2
07からの入力を選択し、ゲインコントロール信号AM
PCTLのイニシャルのゲインの値としてgain_e
xt=7を設定し、トーン信号の増幅を行なう。
【0058】そして、トーン信号が検出され、かつ検出
されたトーン信号が回線109からのリモート操作モー
ドへの移行を要求するものである場合には、S33にお
いて、CMLリレー206をオンし、SELT/R*=
L(“0”)に設定した後、リモート処理を実行する。
【0059】また、検出されたトーン信号が留守番電話
機からのものである場合(オペレータが応答し、留守番
電話機からファクシミリ受信処理の開始をリモート指示
する場合)には、gain_extの値がデクリメント
され、増幅部のトーンの出力の飽和が解消された時点
で、適切にトーン信号の検出が行なえ、SELT/R*
=H(“1”)のまま、S33のリモート処理を実行す
る。
【0060】また、上述の第1実施例では、可変ゲイン
増幅部303を用いて増幅ゲインを変更しているが、増
幅度が異なる増幅部を複数設けて適切な出力が得られる
ようにしてもよく、以下、第2実施例として説明する。
【0061】図7は、本発明の第2実施例におけるトー
ン信号増幅部の詳細な構成を示すブロック図である。な
お、上述した図3の構成と同様の要素については、同一
符号を付して、異なる部分を中心に説明する。
【0062】信号増幅部A402は、ゲイン(A)の増
幅度を持つ増幅部であり、信号増幅部B403は、ゲイ
ン(B)の増幅度を持つ増幅部である。
【0063】また、出力セレクタ部404は、AMPC
TL信号によって増幅部Aまたは増幅部Bの出力信号を
切り替えてTONE信号として出力するものである。
【0064】このような構成のトーン信号増幅部210
は、主制御部101からのAMPCTL信号によって増
幅度A(大)、B(小)の2段階にゲインを変化できる
ようになっている。すなわち、トーン信号増幅部210
の内部には増幅度Aの増幅度を持つ増幅部A402と増
幅度Bの増幅度を持つ増幅部B403とを有し、それぞ
れが入力信号を増幅して出力する。そして、増幅部A、
Bからの出力は、セレクタ部404に入力され、AMP
CTL=L(“0”)の時には増幅部Bの出力が、AM
PCTL=H(“1”)の時には増幅部Aの出力が選択
され、TONE信号として出力される。
【0065】また、トーン信号増幅部210の電源は+
5Vになっている。増幅後の信号は3.5Vp−p程度
の範囲で出力される。
【0066】トーン信号増幅部210の増幅度は外部リ
モート端末からと電話接続端子201に接続される電話
108からの操作時の2つの場合について独立に制御す
るようになっている。オフフック時のゲイン設定はga
in_intで示され、オンフック時のゲインはgai
n_extで示される。gain_int、gain_
extの値は、選択時にgainに代入された値に従っ
てAMPCTL信号に反映され、トーン信号増幅部21
0の増幅度を制御する。gain値は1の時に増幅度A
が、0の時に増幅度Bが選択される。
【0067】図8は、この第2実施例の主制御部101
によるゲイン制御処理を示すフローチャートであり、こ
の第2の実施例では、上述した第1実施例の図4、図5
に示すフローチャートのうち、S31のゲイン制御処理
が異なるだけであり、その他は第1実施例の制御動作と
同様であるので、ここでは省略する。
【0068】図8において、S201では、ゲインの初
期設定を行い、gain_int=0を設定し、gai
n_ext=1を設定する。そして、S202におい
て、トーン信号の検出を判定し、トーン信号が検出され
ると、S203において、フラグflag_cidtの
値が“1”か否かを判定する。
【0069】そして、フラグflag_cidtの値が
“1”であれば、S204においてゲインコントロール
信号AMPCTLのゲインの値としてgain_ext
の値を設定し、信号AMPCTLをトーン信号増幅部2
10の出力セレクタ404に出力する。そして、S20
5において、SATDT=1か否かの判定(トーン出力
が飽和しているか否かの判定)を行ない、SATDT=
1でなければ、S211において、フラグflag_c
idtをリセットし、S32に進む。
【0070】また、S205において、SATDTが
“1”の場合、S206において、gain_extの
値が“0”か否かを判断し、gain_extの値が
“0”であれば、S210において、S113と同様の
エラー表示を行ない、S32に進む。
【0071】また、S206において、gain_ex
tの値が“0”でなければ、S207において、gai
n_extの値をデクリメントし、S202に戻る。
【0072】また、S203において、flag_ci
dtが“1”でなければ、S208において、ゲインコ
ントロール信号AMPCTLのゲインの値としてgai
n_intの値を設定して、出力セレクタ404に出力
し、S209において、SATDTが“1”か否かを判
定し、SATDTが“1”でなければ、S211に進
み、SATDTが“1”であればS212に進む。
【0073】なお、以上の第2実施例において、留守番
電話機接続モードの処理も前記第1実施例と同様であ
る。
【0074】また、上述の第1、第2実施例において、
S33のリモート処理の中でトーン信号増幅部210か
らのトーン出力の飽和検出によりゲインを切り換えるよ
うにしてもよい。
【0075】また、前記第2実施例の変形例として、図
9に示すフローチャートに示すように、トーン出力の飽
和の検出を行なわず、増幅部A、Bの一方を選択するよ
うにしてもよい。
【0076】すなわち、図9において、S301では、
ゲインの初期設定を行い、gain_int=0を設定
し、gain_ext=1を設定する。そして、S30
2において、トーン信号の検出を判定し、トーン信号が
検出されると、S303において、フラグflag_c
idtの値が“1”か否かを判定する。
【0077】そして、フラグflag_cidtの値が
“1”であれば、S304においてゲインコントロール
信号AMPCTLのゲインの値としてgain_ext
の値を設定し、信号AMPCTLをトーン信号増幅部2
10の出力セレクタ404に出力する。そして、トーン
出力の飽和の検出を行なわずに、S32に進む。
【0078】また、S303において、flag_ci
dtが“1”でなければ、S305において、ゲインコ
ントロール信号AMPCTLのゲインの値としてgai
n_intの値を設定して、出力セレクタ404に出力
する。そして、トーン出力の飽和の検出を行なわずに、
S32に進む。
【0079】また、上述の第1、第2実施例において、
gain_int、gain_extの初期値を操作部
105のキー入力により任意に設定可能にしても良い。
【0080】また、トーン信号増幅部210のゲインの
初期設定値を主制御部101がトーン出力の飽和検出に
応じて自動的に変更するようにしても良い。
【0081】また、図2に示す構成では、1−2次分離
手段としてトランス207を用いているが、ホール素子
等を用いてトーン信号を抽出するようにしても良い。
【0082】また、本発明は、ファクシミリ装置以外の
データ通信装置や留守番電話機等の通信装置において、
近接した電話機等の端末と、回線網を介した遠方の電話
機等の端末からのリモートコントロール信号(異なる信
号レベルのリモートコントロール信号)によってリモー
ト操作が可能な全ての通信装置に適用できるものであ
る。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
近接した端末からのリモートコントロール信号と、遠方
の端末からのリモートコントロール信号とによりリモー
ト操作される通信装置において、受信信号を増幅し、こ
の増幅した信号をリモートコントロール信号検出用の検
出手段に供給する場合に、受信信号のレベルに応じて信
号の増幅度を制御することにより、高レベルから低レベ
ルの受信信号に対して確実にリモートコントロール信号
の検出を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるファクシミリ装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】前記実施例のファクシミリ装置におけるNCU
部107の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例におけるトーン信号増幅部
210の構成を示すブロック図である。
【図4】前記第1実施例における主制御部101の制御
動作を示すフローチャートである。
【図5】前記実施例における主制御部101の制御動作
を示すフローチャートである。
【図6】前記実施例におけるゲイン制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の第2実施例におけるトーン信号増幅部
210の構成を示すブロック図である。
【図8】前記第2実施例におけるゲイン制御処理を示す
フローチャートである。
【図9】前記第2実施例におけるゲイン制御処理の変形
例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…主制御部、 102…読取部、 103…蓄積メモリ部、 104…記録部、 105…操作部、 106…モデム部、 107…NCU部、 108…電話機、 109…公衆回線、 201…電話接続端子、 202…回線接続端子、 203…電流センサ、 204…リレー、 205…呼出し信号検出部、 206…CMLリレー、 207、208…トランス、 209…ファクシミリ送受信部、 210…トーン信号増幅部、 301…前段増幅部、 302…セレクタ、 303…可変ゲイン信号増幅部、 304…飽和検出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311R

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近接した端末からのリモートコントロー
    ル信号と、遠方の端末からのリモートコントロール信号
    とによりリモート操作される通信装置において、 増幅度の変更制御が可能であるとともに、前記増幅度に
    よって受信信号を増幅する増幅手段と;前記増幅手段に
    よって増幅された信号に基づいて、リモートコントロー
    ル信号を検出する第1の検出手段と;前記近接した端末
    からのリモートコントロール信号を受信する状態か、前
    記遠方の端末からのリモートコントロール信号を受信す
    る状態かを検出する第2の検出手段と;前記第2の検出
    手段の検出結果にしたがって、前記増幅手段の増幅度を
    制御する制御手段と;を有することを特徴とする通信装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記増幅手段は、可変ゲイン増幅器を有し、前記制御手
    段は、前記可変ゲイン増幅器のゲインを制御することに
    より増幅度を変更することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記増幅手段は、増幅度の異なる少なくとも第1の増幅
    部と第2の増幅部とを有し、前記制御手段は、いずれか
    の増幅部を選択することにより増幅度を変更することを
    特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記第2の検出手段は、前記近接した端末における操作
    状態を検出することを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記第2の検出手段は、前記近接した端末のフック状態
    を検出することを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 さらに、前記増幅手段の飽和出力を検出する第3の検出
    手段を有し、 前記制御手段は、前記第3の検出手段の検出結果にした
    がって、前記増幅手段の増幅度を制御することを特徴と
    する通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記リモートコントロール信号は、所定のトーン信号で
    あることを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記リモートコントロール信号は、所定のDTMF信号
    であることを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 前記遠方の端末からのリモートコントロール信号は、通
    信ネットワークの通信回線を介して受信されることを特
    徴とする通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 さらに、通信制御を実行する通信手段と、通信回線を前
    記通信手段へ接続するか前記近接した端末へ接続するか
    を選択するスイッチ手段とを有することを特徴とする通
    信装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記通信手段は、ファクシミリ通信制御を実行するもの
    であり、前記制御手段は、リモートコントロール信号に
    したがって通信手段にファクシミリ通信制御を実行させ
    ることを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、 前記通信手段は、音声メッセージの通信制御の実行する
    ものであり、前記制御手段は、リモートコントロール信
    号にしたがって通信手段に音声メッセージの通信制御を
    実行させることを特徴とする通信装置。
JP8137660A 1995-05-26 1996-05-07 通信装置 Pending JPH0951385A (ja)

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JP15243395 1995-05-26
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