JPH09512974A - セルラ端末と関連するセルラ無線ネットワークとの間の開放通信チャネルを保持する方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 セルラ無線通信システムは、通信リンクを介してセルラ端末と通信を確立するセルラ無線ネットワークと、前記セルラ端末との通信の終結後に、前記通信リンクを所定期間について開放状態に保持する開放通信リンク保持手段とを含む。従って、前記セルラ端末のユーザは、前記開放通信リンク介して前記所定期間内に前記セルラ無線ネットワークをアクセスし続け得る。前記セルラ無線通信システムは、更に、前記セルラ無線ネットワークに接続された前記複数のセルラ端末に所定の複数の機能を供給する機能ノードを含めることもできる。前記開放通信リンク保持手段は、典型的には、タイマ、及び前記所定期間を開始させると共に監視する関連するコントローラを含む。加えて、前記複数のセルラ端末自体又は前記セルラ無線ネットワークに接続された機能ノードは、前記通信リンク保持手段を含めることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 セルラ端末と関連するセルラ無線ネットワークとの 間の開放通信チャネルを保持する方法及び装置 発明の背景 本発明は、概して通信システムの関し、特にセルラ無線システムに関する。 発明の背景 通常、セルラ無線システムは、複数の移動装置及び複数の加入者に音声通信及 びデータ通信を行うために採用されている。例えばＡＭＰ、ＴＡＣＳ、ＥＴＡＣ Ｓ、ＮＭＴ−４５０、ＮＭＴ−９００、ＣＰＩ、ＣＰ２及びテレポイント（Ｔｅ ｌｅｐｏｉｎｔ）により表されるようなアナログ・セルラ・システムは、世界中 に首尾よく展開された。最近、北米におけるＩＳ−５４Ｂ及びパン・ヨーロッパ ＧＳＭシステムと共に、例えばＡＤＣ、ＤＥ及びＤＣＴセルラ・システムにより 表されるディジタル・セルラ・システムが導入された。これらのシステム等は、 例えばマサチューセッツ州ノーウッドのアルテック・ハウス（Ａｒｔｅｃｈ Ｈ ｏｕｓ）により１９９３年に発行された、バルストン（Ｂａｌｓｔｏｎ）ほかに よる「セルラ無線システム（Ｃｅｌｌｕｌａｒ Ｒａｄｉｏ Ｓｙｓｔｅｍ）と 題する書籍に説明されている。 通常、セルラ無線通信システムには、セルラ端末、１以上の基地局及び移動電 話交換局と典型的に呼ばれる１又はそれより多くの局又は装置が含まれる。典型 的なセルラ無線通信システムには、数百の基地局、数千のセルラ端末及び１以上 移動電話交換局が含まれる。移動電話交換局及びこれに関連する複数の基地局は 、セルラ無線ネットワークを確定する。 セルラ無線ネットワークは、典型的には、１基地局と、この基地局が通信して いる複数のセルラ端末とを含む複数のセルに分割される。各セルは、１以上の音 声チャネルと、セルラ無線ネットワークがディジタルであれば１又はこれより多 くの専用制御チャネルとに割り付けられる。例えば、ディジタル・セルラ無線ネ ットワークの典型的なセルは１制御チャネル及び２１音声／データ・チャネル又 はトラヒック・チャネルを有する。制御チャネルはセル識別及びページング情報 を送信する専用のチャネルであり、一方音声チャネルは、例えば二重トーン多周 波トーン信号機構を介して音声及びデータ情報を搬送する。「チャネル」は、Ｉ Ｓ−４５又はＧＳＭのようなハイブリッドＴＤＭＡ／ＦＤＭＡシステムにおいて 特定の搬送波／スロットの組み合わせを指すことに注意すべきである。 移動電話交換局は、総セルラ無線ネットワークにおける中央協調要素である。 移動電話交換局は、典型的には、１セルラ・プロセッサ、及び関連する公衆交換 電話ネットワークに対するインターフェースをなす１セルラ・スイッチを備えて いる。通常更に、移動電話交換局はホーム位置レジスタも備えている。このホー ム位置レジスタは、セルラ・システムに対するに複数の加入者に関連するデータ を蓄積するためのメモリ装置を備えている。このデータには、加入者の位置、及 びコール・ウェイティング又はコール・ホールドのように、加入者により要求さ れた特定のサービスが含まれる。 通常、セルラ無線ネットワークの各基地局は、制御装置及びアンテナ・タワー を備えている。制御装置は、無線制御グループと、交換無線インターフェースと 、ＡＣグリッドからの電力を変換して基地局内の個々の構成要素に電力供給する 一次電源と、補助電源とを含む基地局電子機器を備えている。 基地局電子機器の制御装置に対する交換無線インターフェースは、移動電話交 換局と交換局との間の信号を供給する。例えば、交換無線インターフェースは無 線チャネル・グループからのデータを受信して、専用の通信リンクを介して移動 電話交換局にデータを転送する。逆方向では、交換無線インターフェースが移動 電話交換局から無線チャネル・グループへのデータを受信し、続いてセルラ端末 に送信する。 無線制御グループは、無線通信を行うために必要は電子装置を備えている。無 線制御グループは、典型的には、各音声及び制御チャネル用の１送受信モジュー ル、及び１信号強度受信機を備えている。各送信モジュール／受信モジュールは 、１送信機、１受信機及び１制御装置を備えている。送信モジュール／受信モジ ュールは、典型的な周波数に敏感ではないが、代わって所定の１チャネルについ て動作する。交換無線インターフェースからの制御信号は、送信モジュール／受 信 モジュールの個別的な制御装置により受信される。加えて、送信モジュール／受 信モジュールからの音声信号及びデータ・トラヒック信号は、個別的なインター フェースを介して交換無線インターフェースヘ経路指定される。 その後、各制御信号及び音声信号用の個々の送信機は、送信組み合わせ器に接 続されている。送信組み合わせ器は、全ての入力信号を１信号出力に組み合わせ て同軸ケーブルを介して送信アンテナに供給される。受信機側において、２つの 各受信アンテナは、それぞれの受信組み合わせ器に接続され、そこで受信した信 号は周波数に従って分離されて、各送信モジュール／受信モジュール内の個々の 受信機に転送される。 基地局は複数のセルラ端末との無線通信を取り扱う。この処理能力において、 基地局は、主にデータ信号及び音声信号用の中継局として機能する。基地局は、 更に、通信リンクの品質を管理すると共に、複数のセルラ端末からの信号を監視 即ち受信していいる。典型的な基地局は、スウェーデン、ストックホルムのエリ クソン・テレコムＡＢにより製造されているＣＭＳ８８００セルラ移動電話シス テム用のモデルＮｏ．ＲＢＳ８８２である。このアナログ・セルラ・ネットワー クの詳細な説明は、エリクソン・テレコムＡＢにより発行された刊行物、Ｎｏ． ＥＮ／ＬＺＴ１０１ ９０８ Ｒ２Ｂに示されている。 セルラ無線ネットワークを介することにより、二重無線通信の信号即ちリンク を２つのセルラ端末間、又はセルラ端末と陸線電話端末との間に確立することが できる。特に、セルラ無線通信システムにより、部分的には、セルラ端末とセル ラ無線ネットワークとの間に確立された音声チャネルを介して通信リンクが確立 される。通信リンクは、セルラ無線ネットワークとこのセルラ無線ネットワーク によりサービスされる他のセルラ端末との間の第２の音声チャネルへの開放音声 チャネルの相互接続により完結されてもよい。代って、通信リンクは、セルラ無 線ネットワークと公衆交換テレネットワークとの間に確立された開放音声チャネ ルと、更には陸線電話端末のように音声チャネルに接続された端末との相互接続 により間と完結されてもよい。 機能ノードは、セルラ無線通信システムの移動電話交換局と、又は公衆交換電 話ネットワークのように他の通信ネットワークと接続されてもよい。例えば、機 能ノードは移動電話交換局のホーム位置レジスタ内の併合されても又はこれに接 続されてもよい。機能ノードは、例えば中間基地局を介してのように、端末装置 間に効率的な通信リンクを確立する、又は音声制御の音声情報及び番号変換サー ビスを提供すると共に会議電話呼を容易にするように、公衆交換電話ネットワー クに接続された複数のセルラ端末に又は複数の端末に所定の複数機能を提供する 。更に、機能ノードはセルラ端末のユーザにページング・サービスを提供するこ とができ、また一次通信リンクが利用できないときは、代替通信リンクの確立を 容易にすることができる。例えば、機能ノードは、「機能性と協調を確立する方 法（Ａ Ｍｅｔｈｏｄ ｏｆ Ｅｓｔａｂｌｉｓｈｉｎｇ Ｃｏｏｐｅｒａｔｉ ｏｎ Ｗｉｔｈ ａ Ｆｕｎｃｔｉｏｎａｌｉｔｙ）」と題する米国特許出願第 ０１８、２６８号、及び「通信を編成する方法（Ａ Ｍｅｔｈｏｄ ｏｆ Ｏｒ ｇａｎｉｚｉｎｇ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）」と題する米国特許出願第０ １８、２２３号に更に詳細に説明されており、いずれも１９９３年２月１６日に 出願されており、またいずれも引用によってここに併合される。 セルラ端末とセルラ無線ネットワークとの間に通信リンクを確立する音声チャ ネルは、典型的には、通信の終了により切り離される。例えば、セルラ端末とセ ルラ無線ネットワークとの間の音声チャネル、特にセルラ端末とそれぞれの基地 局との間の音声チャネルは、セルラ端末との通信の終了により切り離される。特 に、セルラ端末のユーザは、セルラ端末又はセルラ無線ネットワークを切断又は オフすることにより、そのセッションを終了することができ、続いてセルラ端末 は他の端末から通信を切断したことを表示している「通信終了」信号を受け取る ことができる。その後は、同一又は他のセルラ端末により切り離された音声チャ ネルを再使用することもできる。当該技術分野に習熟する者により知られている ように、通信は、低い若しくは不十分な信号強度のため、又はセルラ端末の使用 がセルラ無線ネットワークのサービス領域を抜け出すことにより、終結されても よい。 説明したように、セルラ端末は、このセルラ端末が位置するセルの基地局によ りサービスされて、通信をする。しかし、各基地局は、そのセルにおいてセルラ 端末と通信する限定された数の音声チャネルのみを有する。従って、セルラ端末 は限定された数の音声チャネルについて競争し、もし音声チャネルに対する要求 が利用できるチャネル数を超えるときは、セルラ端末はセルラ無線ネットワーク と通信を確立することができない。代わって、セルラ端末は、チャネルがその後 、使用可能になるまで、待機させられる。加えて、音声チャネルが使用可能であ っても、所望の通信リンクの確立には時間が掛かり、通信の開始を遅らせる。 発明の概要 従って、以上の背景の観点から、本発明の目的は、セルラ無線通信システム、 及びその効率を改善してこれによってセルラ端末のユーザがセルラ無線ネットワ ークをアクセスすることができる関連の方法を提供することにある。 更に、本発明の目的は、効率を改善し、これによってセルラ端末のユーザがセ ルラ無線ネットワークをアクセスすることができるセルラ端末を提供することに ある。 本発明のこれらの目的、他の目的、効果及び特徴は、セルラ端末と通信リンク を介するセルラ無線通信システムとの間の通信の終結後の所定期間について通信 リンクを開放に保持するセルラ無線通信システムにより提供される。従って、前 記セルラ端末は、セルラ端末とセルラ無線通信システムとの間の通信の終了にも 拘わらず、通信の終了後の所定期間中に開放通信リンク介して、セルラ無線ネッ トワークをアクセスし続けることができる。従って、セルラ端末のユーザは、通 信リンクの確立、又は基地局の各音声チャネルがサービス中であり、従ってこれ を利用できない可能性によって遅延を発生させることなく、所定期間中に開放通 信リンク介して付加的な通信リンクを確立することができる。 例えば、ユーザは、ユーザが以前通信していた同一のパーティに電話をしても 、又は第３のパーティに電話を希望してもよい。加えて、ユーザは、終了した通 信セッションの前又はその期間中にユーザに接触しようとした、及びユーザが電 話呼に戻ることを要求しているユーザ用のメッセージを残した他の者の電話呼を 戻すように希望することができる。 本発明によれば、ユーザは、大きな遅延なしに、かつ限定された数の音声チャ ネルについて他のセルラ端末と競合することなく、開放通信リンク又は音声チャ ネルを介して付加的な通信を単に確立することができる。これに対して、通常の セルラ端末が他の通信リンクを確立するときは、セルラ端末とセルラ無線ネット ワークとの間に他の音声チャネルを確立しなければならない。基地局の限定され た数の音声チャネルのために、各音声チャネルは既にサービス中のものとなって 、セルラ無線ネットワークと通常のセルラ端末との間に利用できる音声チャネル が存在し得ないようにされてもよい。従って、通常のセルラ端末のユーザは、強 制的に待機にされ、その後、音声チャネルが利用できるようになったときに通信 の開始を試行し、従って通信リンクの確立を遅延させる。加えて、通常のセルラ 端末とセルラ無線ネットワークとの間で音声チャネルが利用できるものであって も、音声チャネルを介する通信リンクを確立する処理は、時間が掛かると共に、 通常のセルラ端末のユーザによる通信の開始を遅延させる。 概して、本発明のセルラ無線通信システムは、通常のセルラ無線通信システム より高価となるが、開放状態に通信リンクを保持することは、通常、セルラ無線 通信システムに対して連続的な又は容易なアクセスを望むセルラ端末の多くのユ ーザによって、選択することができる機能である。加えて、通信リンクが開放さ れている所定期間長も通常は期間長に比例した機能のコストによってユーザによ り選択される。 セルラ無線通信システムは、所定期間に対する通信リンク又は音声チャネルを 開放に保持するセルラ端末及び開放通信リンク保持手段により、音声チャネルの ような通信リンクを介して通信を確立するセルラ無線ネットワークを備えている 。セルラ無線通信システムは、更に、所定期間中に開放通信リンク又は音声チャ ネルを介してセルラ無線ネットワークとの更なる通信を起動させる手段も備えて もよい。同様に、セルラ無線通信システムは、所定期間中にセルラ無線ネットワ ークから開放通信リンク介してセルラ端末への更なる通信を受信する手段を備え てもよい。 第１の実施例において、セルラ無線通信システムは、第１の音声チャネルを介 してセルラ無線ネットワークと通信する第１のセルラ端末と、第２の音声チャネ ルを介してセルラ無線ネットワークと通信する第２のセルラ端末とを備えている 。更に、セルラ無線通信システムは、前記第１のセルラ端末に対する通信終了信 号 の受信に応答して、前記第１の音声チャネルを再使用できるように前記第１のセ ルラ端末から前記第１の音声チャネルを切り離す終結手段が含まれている。これ に対して、この実施例の前記開放音声チャネル保持手段は、第２のセルラ端末用 の通信終了信号の受信後に、前記第２の音声を所定期間、開放に保持する。従っ て、第２のセルラ端末のユーザは所定期間中に第２の音声チャネルを介してセル ラ無線ネットワークをアクセスし続けることができる。 本発明によるセルラ無線ネットワークは、アナログ又はディジタルであっても よく、好ましくは、複数のセルラ端末と通信する複数の無線基地局と、前記無線 基地局及び所定の複数の端末のうちの所定のものを相互接続する移動スイッチン グ・センタとを備えている。アナログ・セルラ無線ネットワークに対しては、複 数の無線基地局及び複数のセルラ端末が音声チャネルを介して通信をする。代わ って、複数の無線基地局及びディジタル・セルラ無線ネットワークの複数のセル ラ端末が音声チャネル及びディジタル制御チャネルの両者を介して通信をする。 前記セルラ無線通信システムのセルラ無線ネットワークは、前記セルラ無線ネ ットワークにより通信を確立するセルラ端末に対して所定の複数機能を供給する 機能ノードを備えている。以上説明した本発明の第１の実施例において、前記機 能ノードは、前記端末手段と、前記音声開放保持手段との両者を備えてもよい。 本発明のセルラ無線通信システムは、更に好ましくは、前記機能ノードとセル ラ端末との間で信号を送信する手段を備えている。特に、前記機能ノードは、好 ましくは、関連される複数のセルラ端末と双方向に通信をする手段を備えている 。アナログ・セルラ無線通信システムでは、信号が開放音声チャネルを介して送 信され、一方ディジタル・セルラ無線通信システムでは、信号が前記開放ディジ タル制御チャネルを介して送信される。これらの信号は、前記機能ノードにより 実行された複数の機能、又は前記セルラ端末に供給されるメッセージを修正する 前記セルラ端末からの信号を含む。 前記セルラ無線通信システムは、更に、前記セルラ無線ネットワークと公衆交 換電話ネットワークに接続された複数の端末との間で通信を行わせる前記公衆交 換電話ネットワークに接続されてもよい。一実施例において、前記機能ノードは 、前記公衆交換電話ネットワークに接続されて前記公衆交換電話ネットワークと 前 記セルラ無線ネットワークとの両方に接続された複数の端末に所定の複数の機能 を供給させる。 前記本発明によるセルラ無線端末の一実施例は、セルラ無線ネットワークの間 に一つのチャネルを確立することができるように、前記セルラ無線ネットワーク から信号を送受信する通信手段を備えている。この実施例による前記セルラ端末 は、更に、前記セルラ無線端末と第２の端末との間に通信の終了後の所定期間に ついてその間のチャネルを開放状態に保持するチャネル開放保持手段を備えてい る。この実施例において、前記セルラ無線端末は、前記所定期間中に前記開放チ ャネルを介して更なる通信を開始させる手段と、前記所定期間中に前記開放チヤ ネルを介して更なる通信を受信する手段とを備えてものであってもよい。 従って、セルラ端末とセルラ無線ネットワークとの間の通信リンク即ち音声チ ャネルは、前記セルラ端末との通信の終了後に開放状態に保持されてもよい。通 信リンク又は音声チャネルは、セルラ端末がセルラ端末とセルラ無線ネットワー クとの間の音声チャネルを初期的に確立することに関連して遅延を発生させるこ となく、前記セルラ無線ネットワークをアクセスし続けられるように、所定期間 、開放に保持される。更に、本発明は、前記セルラ無線ネットワークの関連する 無線基地局の各音声チャネルが既にサービス中にあって、ユーザが利用できる音 声チャネルに対して待機を強いられる可能性なしに、所定期間中は、セルラ端末 のユーザが前記開放通信リンク介して前記セルラ無線ネットワークをアクセスし 続けることが許容される。 図面の簡単な説明 第１図はセルラ無線ネットワークに接続された機能ノードを含む本発明による セルラ無線通信システムの基本構成要素である。 第２図は公衆交換電話ネットワークのような、通信ネットワークに接続された 機能ノードを含む、本発明によるセルラ無線システムの基本構成要素を示す概要 ブロック図である。 第３Ａ図及び第３Ｂ図はそれぞれ本発明によるアナログ及びディジタル・セル ラ端末の概要ブロック図である。 第４Ａ図及び第４Ｂ図はそれぞれ本発明によるアナログ及びディジタル・セル ラ無線通信システムの機能ノードの概要ブロック図である。 第５Ａ図〜第５Ｃ図はそれぞれ本発明によるセルラ端末により開放音声チャネ ルの保持について説明するフローチャートである。 第６Ａ図〜第６Ｃ図はそれぞれ本発明による機能ノードにより開放音声チャネ ルの保持について説明するフローチャートである。 好ましい実施例の詳細な説明 ここで、本発明の好ましい実施例を示している添付図面を参照して、本発明を 以下更に詳細に説明する。本発明は、多くの異なる形式により実施可能とされる が、しかしここで説明する実施例に限定されるものと解釈されるべきではない。 この実施例は、むしろ、この開示が全体にわたり、かつ完全となり、かつ当該技 術分野に習熟する者に対して本発明の範囲を完全に伝えるように、提供されてい る。 ここで、第１図を参照すると、セルラ無線通信システム２０が示されている。 セルラ無線通信システム２０は、典型的には、１又はそれより多くの移動セルラ 端末２１、１又はそれより多くの基地局２３及び移動電話交換局２５を含む。当 該技術分野に習熟する者に知られているように、移動セルラ端末２１は、セルラ 電話、セルラ・ファクシミリ機械、セルラ・ページング装置及び他の型式のセル ラ端末を備えてもよい。 複数の無線基地局２３及び移動電話交換局２５は、通常、セルラ無線ネットワ ークを確定する。セルラ無線ネットワークは複数の領域又はセル３６に分割され る。各セル３６はそのセル３６における移動セルラ端末２１と通信するようにさ れた基地局２３を備えている。 図示のように、移動電話交換局２５は、典型的には、セルラ・プロセッサ２８ 及びセルラ・スイッチ２９を備えている。移動電話交換局２５のセルラ・スイッ チ２９は、関連する公衆交換電話ネットワークのように、関連する他の通信ネッ トワーク３０に対するインターフェースをなす。関連する通信ネットワーク３０ は、更に第１図に示す陸線電話端末３３のように、１又はそれより多くの端末と 接続されて通信をしている。二重無線通信リンク３２は、セルラ無線通信システ ム２０を介して、２つの二重無線通信リンク３２間、又は移動セルラ端末２１と 陸線電話端末３３との間に実施されてもよい。移動電話交換局２５、特にセルラ ・スイッチ２９は、位置に関連するデータ及びセルラ無線通信システム２０の各 加入者の要求サービスを記憶するホーム位置レジスタを備えてもよい。 更に、本発明のセルラ無線通信システム２０は、セルラ端末と他の端末との間 の通信の終了後の所定期間において、その間の通信の終了に拘わらず、セルラ端 末２１とセルラ無線ネットワークとの間で通信リンクを開放状態に保持する開放 通信リンク保持手段も備えている。特に、移動セルラ端末２１、関連する無線基 地局２３、及び移動電話交換局２５間の通信リンクは、所定期間について開放状 態に保持される。 通信リンクは移動セルラ端末２１とセルラ無線ネットワークとの間で開放状態 に保持されるので、移動セルラ端末２１は、所定期間内で開放通信リンク介して セルラ無線ネットワークをアクセスし続けてもよい。従って、移動セルラ端末２ １のユーザは、他の通信リンクを確立すること、及びこれに関連した遅延を発生 させること、又はそれぞれの無線基地局２３の各通信リンクが既にサービス中で あって、通信リンクが利用できるようになるのを移動セルラ端末２１のユーザが 待機しなければならないような可能性に直面することなく、セルラ無線ネットワ ークをアクセスし続けてもよい。 機能を含む又は関連される移動セルラ端末２１のユーザは通常、その機能に対 して付加的な料金を支払うので、セルラ無線通信システム２０の各移動セルラ端 末２１は、開放通信リンク保持手段を備える必要、又は接続される必要はない。 実際に、セルラ無線通信システム２０は、移動セルラ端末２１のうちの所定のも ののみが開放通信リンク保持手段を備える又は利用するように構築される。従っ て、セルラ無線ネットワークに対して連続的な又は容易なアクセスを望むユーザ のみが開放通信リンク保持手段の機能を利用するように、従ってこれに見合うよ うに選択してもよい。移動セルラ端末２１の残りに対しては、セルラ無線通信シ ステム２０は、二重無線通信リンク３２を再使用できるように、移動セルラ端末 ２１との通信を終結した後に、これらの移動セルラ端末２１とセルラ無線ネット ワークとの間に確立された通信リンク３２を切り離す終結手段を備えてもよい。 例えば、セルラ無線通信システム２０の一実施例は、第１の音声チャネルを介 してセルラ無線ネットワークと通信をする第１のセルラ端末２１と、第２の音声 チャネルを介してセルラ無線ネットワークと通信をする第２のセルラ端末２１と を備えている。更に、セルラ無線通信システム２０は、第１のセルラ端末２１に 対する通信終了信号の受信に応答して、第１の音声チヤネルを再使用できるよう に、第１のセルラ端末２１から第１の音声チャネルを切り離す終結手段を備えて いる。これに対して、この実施例の開放音声チャネル保持手段は、第２のセルラ 端末２１に対する通信終了信号の受信後の所定期間、第２の音声チャネルを開放 に保持する。従って、第２のセルラ端末２１のユーザは所定期間中に第２の音声 チャネルを介してセルラ無線ネットワークをアクセスし続けてもよい。 第１図に示すように、機能ノード３４は更にセルラ無線通信システム２０の移 動電話交換局２５と接続されてもよい。機能ノード３４は第１図に独立したブロ ックとして示されているが、機能ノード３４の全て又は一部は、実際には、移動 電話交換局２５内、特に移動電話交換局２５のホーム位置レジスタ内に統合され てもよい。 機能ノード３４は、セルラ無線ネットワークにより通信が確立されるセルラ端 末２１に所定の機能を供給する。例えば、機能ノード３４は、中間基地局を介す るように端末間に効率的な通信リンクを確立してもよく、又は音声制御音声情報 及び番号変換サービスを提供すると共に、会議電話呼の確立を容易にしてもよい 。更に、機能ノード３４はセルラ端末２１のユーザにページング・サービスを提 供してもよく、また一次通信リンクが利用できないときに代替の通信リンクの確 立を容易にするものであってもよい。 代わって、第２図に示すように、機能ノード３４は、公衆交換電話ネットワー クのような他の通信ネットワーク３０に接続されてもよい。従って、機能ノード ３４は、陸線電話端末３３ような通信ネットワーク３０、及び移動電話交換局２ ５と接続された通信ネットワーク３０との間に確立されたインターフェースを介 してセルラ無線ネットワークに接続されたセルラ端末２１の両者に所定の機能を 供給することになる。 加えて、機能ノード３４は説明のために第１図及び第２図に単一のブロックと して示されているが、機能ノード３４は本発明の精神及び範囲から逸脱すること なく、セルラ無線通信システム２０内に分散されてもよい。例えば、機能ノード ３４の一部は移動電話交換局２５のホーム位置レジスタ内に統合されてもよく、 一方、機能ノード３４の残りは、移動電話交換局２５に接続されるのであれば、 外部であってもよい。 本発明のセルラ無線通信システム２０は、アナログか、又はデイジタル・セル ラ無線ネットワークを備えてもよい。アナログ・セルラ無線ネットワークでは、 セルラ端末２１とその基地局２３との間に確立された通信リンク３２が音声、デ ータ及び制御信号を送信する音声チャネルである。加えて、アナログ・セルラ無 線ネットワークの移動電話交換局２５は、各々の無線基地局２３、及びセルラ端 末２１又は陸線電話端末３３のような所定の端末を音声チャネルを介して相互接 続して通信リンク３２を完成する。従って、音声、データ及び制御信号は、音声 チャネルを介してセルラ端末２１、無線基地局２３、移動電話交換局２５及び他 の端末間で送信されてもよい。 ディジタル・セルラ無線ネットワークでは、セルラ端末２１と各々の無線基地 局２３との間に確立された通信リンク３２は、音声チャネル及びディジタル制御 チャネルの両方を備えている。従って、音声信号及びデータ信号は音声チャネル を介して送信され、一方制御信号はディジタル制御チャネルを介して送信される 。同様に、無線基地局２３と移動電話交換局２５との間に確立された通信リンク は、制御チャネル及びディジタル制御チャネルの両者を備えている。そのときに は、移動電話交換局２５は、例えば他の無線基地局２３を介してセルラ無線ネッ トワーク内の他のセルラ端末２１に対して、又は接続された通信ネットワーク３ ０を介して陸線電話端末３３のような他の端末に対する通信リンク３２を確立す る。このように移動電話交換局２５により確立された通信リンク３２には、典型 的に、音声チャネルが含まれる。第１図に示すように、機能ノード３４が移動電 話交換局２５と接続されている本発明の実施例では、ディジタル・セルラ無線ネ ットワークの移動電話交換局２５と機能ノード３４との間の相互接続には、通常 、ディジタル制御チャネルが含まれる。従って、これらの間で適当な制御信号を 送信することもできる。 通常、通信の終了後の所定期間、開放状態に保持される通信リンク３２は、音 声チャネルである。従って、開放通信リンク保持手段は、通常、セルラ端末２１ と各々の無線基地局２３との間で音声チャネルを開放に保持する開放音声チャネ ル保持手段である。従って、本発明に関連して以下、音声チャネル及び開放音声 チャネル保持手段を参照する。しかし、本発明のセルラ無線通信システム２０は 、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、開放通信リンク保持手段を備えて いてもよい。 開放音声チャネル保持手段は、移動電話交換局２５に、又は第３図及び第４図 に示すように、セルラ端末２１、又は移動電話交換局２５と接続された機能ノー ド３４にそれぞれ含まれてもよい。第３Ａ図に示すように、アナログ・セルラ端 末２１は、典型的には、アンテナ４１、コントローラ４０、及び所定のフォーマ ット及び速度に従って確立した通信リンク３２を介して信号を送受信するモデム ４２を備えている。同様に、第３Ｂ図に示すように、ディジタル・セルラ端末２ １は、典型的に、アンテナ４１及び信号を直接送受信するコントローラ４０を備 えている。好ましくは、このような機能を含むセルラ端末２１のアナログか、又 はディジタルの開放音声チャネル保持手段は、コントローラ４０に接続されてい るタイマ４４を含む。加えて、ワイヤ・チャネル開放保持手段を含まないセルラ 端末２１の端末手段は、好ましくは、コントローラ４０を含む。 従って、セルラ端末２１とセルラ無線ネットワークとの間の通信の終結により 、開放音声チャネル保持手段を含むセルラ端末２１のタイマ４４は、所定期間を 測定する。例えば、タイマ４４は、０に初期設定され、かつ音声チャネルを再使 用できるように、セルラ端末２１による通信の終了後にタイマが所定値に達して セルラ端末２１が音声チャネルから切り離される時点まで、増分的に増加されて もよい。代わって、タイマ４４は所定値に初期設定され、これが０になってセル ラ端末２１が音声チャネルから切り離される時点まで、増分的に減少されてもよ い。更に、当該技術分野に習熟する者に知られているように、本発明の精神及び 範囲から逸脱することなく、所定期間を同期させる他の技術を使用してもよい。 代って、機能ノード３４は、第４Ａ図及び第４Ｂ図に概要的に示す開放音声チ ャネル保持手段を含むものでもよい。機能ノード３４の典型的なアナログ実施に は、コントローラ４６及び関連するメモリ４８と共に、通信リンク３２を介して 信号を送受信するモデム５０が含まれる。同様に、機能ノード３４の典型的なデ ィジタル実施には、信号を直接送受信するコントローラ４６及び関連するメモリ ４８が含まれる。単一の強化した機能ノード３４が第４Ａ図及び第４Ｂ図に示さ れているが、機能ノード３４はセルラ無線通信システム２０の全般に分散されて もよい。従って、機能ノード３４は、専用のコントローラ４６、メモリ４８及び モデム５０を必要とせず（アナログの適用において）、セルラ無線通信システム ２０の他の構成要素を有する他のリソースを共有してもよい。 開放音声チャネル保持手段を含む本発明によるアナログか、又はディジタルの 機能ノード３４は、更に、コントローラ４６に接続されたタイマ５２も備えてい る。開放音声チャネル保持手段を統合したセルラ端末２１に関連して前述したよ うに、機能ノード３４のコントローラ４６及びタイマ５２は、セルラ端末２１に よるセルラ無線通信システム２０との通信の終結後の所定期間を計算する。 通信リンク即ち音声チャネルを開放状態に保持する期間の長さは、開放音声チ ャネル保持手段の初期実施中にシステムのオペレータにより確立されてもよく、 又はセルラ端末２１のユーザにより選択されてもよい。所定期間は所望値に設定 されてよいが、典型的な期間は１５から６０秒まで変化し、その時間内において 、セルラ端末２１のユーザは付加的な通信を希望しているか否かを判断すること ができる。しかし、更に長い期間が利用できるのであれば、何人かのユーザは、 期間が実効的に無期限に設定され、かつ音声チャネルが常に開放状態に保持され るように、専用の音声チャネルを望むことができる。開放音声チャネル保持手段 に関連する費用は、典型的には、期間の長さに従って増加する。 第５Ａ図〜第５Ｃ図及び第６Ａ図〜第６Ｃ図は、セルラ端末２１及び機能ノー ド３４がそれぞれ音声チャネルを所定期間、開放に保持する詳細な一組のオペレ ーションを示す。これらのオペレーションはアナログか、又はディジタルのセル ラ端末及び機能ノード３４により実行されてもよい。当該技術分野に習熟する者 に明らかなように、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、音声チャネル を所定期間、開放に保持するために第５Ａ図〜第５Ｃ図及び第６Ａ図〜第６Ｃ図 に示すオペレーションを再指令することを含め、他の組のオペレーシヨンを実行 してもよい。 タイマを含む開放音声チャネル保持手段は移動電話交換局２５、機能ノード３ ４又はセルラ端末２１それ自身内に含まれてよいので、第５Ａ図〜第５Ｃ図及び 第６Ａ図〜第６Ｃ図に示されているオペレーションは、開放音声チャネル保持手 段の位置に拘わらず、セルラ端末２１及び機能ノード３４の両方によりそれぞれ 同時に実行されてもよい。代わって、以下で説明するように、セルラ端末２１は 第５Ａ図〜第５Ｃ図に示すオペレーションを実行しても、又は機能ノード３４は 図示のように相互に通信をするオペレーションを実行しているセルラ端末２１又 は機能ノード３４により、第６Ａ図〜第６Ｃ図に示すオペレーションを実行して もよい。 音声チャネルを開放に保持しているセルラ端末２１用の第５Ａ図のブロック６ ０に示すように、セルラ端末２１は、初期的には、通信リンク又は音声チャネル がセルラ端末２１とセルラ無線ネットワークとの間に確立されるように、使用中 となる。セルラ端末２１は、特にセルラ端末２１のコントローラ４０は、アナロ グのセルラ無線通信システム２０における音声チャネルを介して、又はディジタ ルのセルラ無線通信システムにおけるディジタル制御チャネルを介して送信され た信号を反復的に監視し、セルラ端末２１のユーザか又はブロック６２に示すよ うに、機能ノード３４から「通信終了」信号を受信したか否かを判断する。「通 信終了」信号を検出すると、セルラ端末２１は、音声チャネルがブロック図６４ に示すように、まだ開放状態であるか否かを判断する。 セルラ端末２１がセルラ無線通信システム２０のサービス・エリアからの移動 が適切でなくとも、又はその移動のために、音声チャネルを切り離したときは、 セルラ端末２１はブロック６６に示すようなアイドル状態になる。アイドル状態 では、セルラ端末２１は他の端末と通信することはない。 続いて、セルラ端末２１は第５Ｃ図に示した終結オペレーションを実行する。 特に、ブロック６７及び６９にそれぞれ示すように、タイマはリセットされ、か つ保留中の機能ノード３４からの指令はそれぞれクリアされる。しかし、このよ うな保留中の指令は、典型的には、機能ノード３４により例えばメモリ４８にキ ューにより記憶即ち保持される。タイマ４４を含め、開放音声チャネル保持手段 を含むセルラ端末２１のために、タイマ４４はリセットされる。代わって、機能 ノード３４がタイマ５２を含め、開放音声チャネル保持手段を含むときは、セル ラ端末２１は機能ノード３４に信号を送信してタイマ５２をリセットさせる。 しかし、「通信終了」信号を検出したのに音声チャネルがまだ開放されている ならば、セルラ端末２１はブロック６８に示すように機能ノード３４に通信終了 信号を送信する。その後、ブロック７０〜７２に示すように、それぞれセルラ端 末２１はアイドル状態に設定され、かつタイマは所定値に初期化される。続いて 、ブロック７４及び７６にそれぞれ示すように、タイマは減算され、かつタイマ の値はコントローラ４０により０と比較される。以上説明したように、タイマは セルラ端末２１内のタイマ４４、又は機能ノード３４内のタイマ５２であっても よく、この場合にセルラ端末２１は、機能ノード３４に信号を送信してタイマ５ ２にタイマ５２の現在値を減算させ、かつ監視させるようにする。 タイマが０に等しくなり、所定期間が経過すると、ブロック７８〜８０にそれ ぞれ示すように、セルラ端末２１は機能ノード３４に「切り離し」信号を送信し 、かつ音声チャネルを切り離す。その後、セルラ端末２１は、第５Ｃ図に示され 、かつ以上で説明した終結オペレーションを実行する。 タイマがまだ０に到達せず、所定期間がまだ経過していないときは、ブロック ８２に示すように、セルラ端末２１は機能ノード３４から切り離し指令を受け取 ったか否かを判断する。例えば、機能ノードは、セルラ無線通信システム２０の オペレータによって、開放音声チャネル、又はこの音声チャネルを開放状態に保 持しているセルラ端末より高い優先度を有した他のセルラ端末を切り離すように 通告されていてもよく、機能ノード３４がセルラ端末２１に指令してこれより切 り離すように、音声チャネルに要求していたものであってもよい。 セルラ端末２１が特徴ノード３４から切り離し指令を受け取ると、ブロック８ ４及び８６にそれぞれ示すように、セルラ端末２１は特徴ノード３４に対して切 り離し指令の受信の肯定応答をすると共に、音声チャネルを切り離す。その後、 セルラ端末２１は第５Ｃ図に示す終結オペレーションを実行する。 特徴ノード３４から切り離し指令を受け取っていないときは、ブロック８８に 示すように、セルラ端末２１は、ユーザから相対的に高い優先度を有した、特徴 ノード３４と相互作用する指令を受け取ったか否かを判断する。例えば、セルラ 端末２１のユーザは、他の電話呼を設定するように、従って特徴ノード３４との 対話により呼を設定するようにセルラ端末２１に指令することを要求してもよい 。通常、指令の相対的な優先度は、ユーザと電話呼の設定又はファクシミリ送信 のように他の端末との対話を含む指令に相対的に高い優先度が割り付けられるよ うに、予め設定される。これに対して、ユーザがセルラ無線ネットワークと通信 して、例えば特徴ノード３４により実行される機能を再定義する、又は音声メー ルを送受信する指令は、典型的には、低い優先度が割り付けられる。 セルラ端末２１がユーザから特徴ノード３４と対話する指令を受信していなか ったときは、ブロック９０に示すように、セルラ端末２１は、特徴ノード３４か ら他の電話呼を受信するように動作する指令を受け取ったか否かを判断する。 セルラ端末２１がユーザから特徴ノード３４と対話するか、又は特徴ノード３ ４から動作させる指令を受け取ったときは、セルラ端末２１は第５Ｂ図に示し、 かつ以下で説明する再確立オペレーションを実行する。セルラ端末２１が特徴ノ ード３４から動作させる指令を受け取っていないときは、セルラ端末２１は、ブ ロック９２に示すように、ユーザから対話する指令を受け取ったか否かを判断す る。これらの指令、例えばセルラ端末２１と特徴ノード３４との間においてデー タを転送する指令は、典型的には、優先度が低く、以下で説明するように、もし 音声チャネルが切り離されていたのであれば、音声チャネルがユーザからのこれ ら指令を実行するように再確立されることはなく、一方第５Ｂ図に示す再確立オ ペレーションは、必要ならば、より高い優先度の指令用に音声チャネルを再開す るように実行される。 セルラ端末がユーザから対話する指令を受信したことを検出すると、次にブロ ック９４に示すように、セルラ端末２１は、音声チャネルがまだ開放されている か否かを判断する。音声チャネルがまだ開放されているならば、ブロック９６に 示すように、セルラ端末２１はユーザが要求した指令を実行し、これを実行する ことにより、第５Ａ図に示すフローチャートのブロック６０に戻り、セルラ端末 ２１により通信リンク３２、従って音声チャネルが再確立される。しかし、ユー ザによる対話する指令の受信後に、音声チャネルが開放されないのであれば、ブ ロック９８に示すように、セルラ端末２１はアイドル状態になり、第５Ｃ図に示 すように、終結オペレーションを開始する。 セルラ端末２１が対話する指令をユーザから受信していなかったときは、ブロ ック１００に示すように、音声チャネルがまだ開放されているか否かを判断する 。音声チャネルがこれ以上開放されないときは、ブロック１０２に示すように、 セルラ端末２１はアイドル状態に入り、第５Ｃ図示す終結オペレーションを開始 する。しかし、音声チャネルがまだ開放されているのであれば、ブロック７４及 び７６に示すように、セルラ端末２１のコントローラ４０はタイマを減算させ、 かつタイマが０に達して所定期間が経過したのか否かを判断する。 第５Ｂ図に示した再確立オペレーションにより、ブロック１０４及び１０６に それぞれ示すように、セルラ端末２１は、タイマを初期リセットし、かつ「切り 離し」信号が機能ノード３４に送信されたか否かを判断する。「切り離し」信号 が機能ノード３４に送信されたときは、ブロック１０８に示すように、通信リン ク３２、特に音声チャネルがそれらの間に再確立される。その後、セルラ端末２ １は、動作させる指令が機能ノード３４から受信されたか否かを判断し、イエス であれば、ブロック１１０及び１１２にそれぞれ示すように、機能ノード３４に より要求された動作を実行させる。機能ノード３４から動作させる指令を受信し ていないときは、ブロック８８においてセルラ端末２１はユーザにより指令され たように機能ノードと対話する。いずれの場合も、セルラ端末２１は第５Ａ図の ブロック６０に戻り、音声チャネルが接続され、かつ使用中となる。 前述のように、第６Ａ図〜第６Ｃ図は開放音声チャネルを保持している際に機 能ノード３４により実行され得るオペレーションを示す。特に、音声チャネルは 、ブロック１２０に示すように、セルラ端末２１と、機能ノード３４を関連する セルラ無線ネットワークとの間に初期接続され、かつ使用中にされる。ブロック １２２及び１２４にそれぞれ示すように、機能ノード３４は、全ての着信信号を 連続的に監視して、セルラ端末２１から「通信終了」信号を受信したか否かを判 断し、イエスであれば、音声チャネルは開放されているか否かを判断する。 音声チャネルがもはや開放されていなければ、ブロック１２６に示すように、 機能ノード３４はアイドル状態に入り、第６Ｃ図に示す終結オペレーションを開 始して、ブロック図１７０及び１７２にそれぞれ示すように、タイマをリセット し、かつセルラ端末２１からの保留指令を例えばメモリ４８にキューにより記憶 する。音声チャネルが開放されているならば、ブロック１２８〜１３２に示すよ うに、機能ノード３４は「通信終了」信号をセルラ端末２１に送信し、アイドル 状態に入り、かつタイマを所定値に初期化する。タイマ５２を含め、開放音声チ ャネル保持手段を含む機能ノード３４において、内部タイマ５２はリセットされ る。代わって、セルラ端末２１がタイマ４４を含め、開放音声チャネル保持手段 を含むときは、機能ノード３４は、セルラ端末２１に信号を送信してタイマ４４ タイマ４４をリセットさせる。 その後、ブロック１３４及び１３６にそれぞれ示すように、タイマは減算され 、かつ機能ノード３４により監視されて、タイマが０に達して所定期間を経過し たか否かの判断される。前述のように、タイマは機能ノード３４内のタイマ５２ 又はセルラ端末２１内のタイマ４４であってもよく、その場合には機能ノード３ ４はそれぞれのセルラ端末２１に信号を送信して、タイマ４４を減算させ、かつ タイマ４４の現在値を監視するように指令する。 所定期間が経過したときは、ブロック１３８及び１４０にそれぞれ示すように 、機能ノード３４は、第６Ｃ図に示すように、終結オペレーションを実行する前 に、セルラ端末２１に「切り離し」信号を送信して、音声チャネルを切り離す。 所定期間がまだ経過していないときは、ブロック１４２に示すように、機能ノ ード３４は、セルラ端末２１から切り離す指令を受信したか否かを判断する。機 能ノード３４がセルラ端末２１から切り離す指令、例えば第５Ａ図のブロック７ ８に示すようにセルラ端末２１からの指令を受信したときは、機能ノード３４は 、第６Ｃ図に示すように終結オペレーションを実行する前に、ブロック１４４及 び１４６にそれぞれ示すようにセルラ端末２１に肯定応答を送信し、かつ音声チ ャネルを切り離す。 機能ノード３４がセルラ端末２１から切り離す指令を受信していなかったとき は、ブロック１４８及び１５０にそれぞれ示すように、機能ノード３４は、セル ラ端末２１と対話するユーザからの指令、例えばセルラ端末２１と情報を交換す る指令か、又は動作させるセルラ端末２１からの指令、例えば付加的な電話呼を 設定する指令を受信したか否かを判断する。機能ノード３４がセルラ端末２１か ら動作させる指令か、又はユーザからセルラ端末２１と対話する指令を受信した ときは、機能ノード３４は、第６Ｂ図に示し、また以下で説明する再確立するオ ペレーションに入る。 機能ノード３４が指令を受け取っていなかったときは、ブロック１５２に示す ように、機能ノード３４はセルラ端末２１と対話する指令を受け取ってたか否か を判断する。この対話する指令は、なかでも、セルラ端末２１からのものあって もよく、例えば移動電話交換局２５又は他の機能ノードは機能ノード３４にセル ラ端末２１の状態をチェックするように要求してもよい。機能ノード３４がセル ラ端末２１と対話する指令を受け取っていなかったときは、機能ノード３４は、 ブロック１５４に示すように、音声チャネルがまだ開放されているか否かを判断 し、イエスであれば、ブロック１３４及び１３６に示すように、再びタイマを減 算させ、かつタイマが０に達したか否かを判断する。音声チャネルがもはや開放 されていないときは、ブロック１５６に示すように、機能ノード３４はアイドル 状態に入り、かつ第６Ｃ図に示す終結オペレーションを開始する。 機能ノード３４がセルラ端末２１と対話する指令を受け取っていたときは、ブ ロック１５８に示すように、機能ノード３４は音声チャネルがまだ開放されてい るか否かを判断し、イエスであれば、ブロック１６０に示すように、その指令を 実行する。指令を実行することにより、機能ノード３４はブロック１２０に戻り 、音声チャネルを接続し、かつ使用中になる。 音声チャネルがもはや開放でないときは、ブロック１６２に示すように、機能 ノード３４は、指令が所定の優先度値に比較して高い優先度を有するか否かを判 断する。例えば、相対的に高い優先度を有する典型的な指令は、付加的な電話呼 を設定する指令であり、一方機能ノード３４とセルラ端末２１との間でデータを 転送する指令は相対的に低い優先度である。指令が高い優先度を有するときは、 音声チャネルはブロック１６６に示すように再確立され、かつ機能ノード３４は 第６Ｂ図に示す再確立を実行する。指令が高い優先度を有しないときは、機能ノ ード３４はブロック１６４に示すように、アイドル状態に入り、第６Ｃ図に示す ように終結オペレーションを開始させる。 第６Ｃ図に示すように、終結オペレーションにはタイマをリセットすることが 含まれるだけではなく、保留中の低い優先度の指令を記憶して、続いて実行でき るようにすることも、ブロック１７０及び１７２に示すように、含まれている。 特に、通信リンク３２又は音声チャネルが次の電話呼を支持するように、他の目 的に対して既に確立されたときは、保留中の低い優先度の指令が次に実行される 。 再確立オペレーションは、機能ノード３４が音声チャネルとの接続を再確立す る第６Ｂ図に示されている。特に、ブロック１７４及び１７６にそれぞれ示すよ うに、機能ノード３４はタイマを初期リセットし、かつ「切り離し」信号がセル ラ端末２１に送信されたか否かを判断する。セルラ端末２１に「切り離し」信号 が送信されたのであれば、接続、特に音声チャネルが再確立される。セルラ端末 ２１に「切り離し」信号が送信されたか否かに拘わらず、ブロック１８０におい て機能ノード３４は、セルラ端末２１から動作させる指令を受信したか否かを判 断する。ブロック１８２及び１８４にそれぞれ示すように、イエスであれば、機 能ノード３４はセルラ端末２１により要求された動作を実行し、またノーであれ ば、機能ノード３４はセルラ端末２１と対話する。しかし、いずれかのオペレー ションを実行することにより、機能ノード３４は第６Ａ図のブロック１２０に戻 り、音声チャネルを接続し、かつ使用中となる。 本発明によれば、セルラ端末２１のユーザは、所定期間中に開放音声チャネル を介して接続を再確立して複数のタスクを実行させてもよい。例えば、メッセー ジは機能ノード３４によりセルラ無線通信システム２０を介してセルラ端末２１ へ送信されてもよい。セルラ端末２１に対するメッセージの送信は、通信リンク ３２、特に、メッセージを送信した音声チャネルが開放状態に保持される所定期 間を開始する。従って、セルラ端末２１のユーザがメッセージに応答して、他の ユーザに対してか、又は音声メール・ボックスに対して電話呼を設定したいとき は、ユーザは大きな遅延なしに、開放音声チャネルを介して通信リンク３２を確 立することができる。 代わって、セルラ端末２１のユーザは通信前の終了後の所定期間内に開放音声 チャネルを介して新しい電話呼を受け取ってもよい。加えて、セルラ端末２１の ユーザは、以前の通信の終結後の所定期間内にアナログ・セルラ無線ネットワー クにおける開放音声チャネルを介して、又はディジタル・セルラ無線ネットワー クにおけるディジタル制御チャネルを介して信号を送信することにより、機能ノ ード３４により形成されるべき機能を再構築又は再定義することができる。 更に、セルラ端末２１によるユーザの以前の通信は、ユーザに更なる通信を開 始するように急がせる又は開始させることができる。例えば、ユーザはファクシ ミリ又は電子メールを送信するように、又は初期通信の終結後に付加的な電話呼 を設定するように望んでもよい。これらの付加的な通信は、新しい通信リンクを 確立し、かつ結果の遅延を発生させることなく、又は全ての通信リンク又は音声 チャネルがサービス中に、従って使用できない可能性に至ることなく、所定期間 内に開放通信リンク３２又は音声チャネルを介して実行されてもよい。 図面及び明細書では、本発明の好ましい実施例を説明し、特定の用語を採用し たが、これらの用語は、限定を目的とするものではなく、一般的かつ説明的な意 味でのみ用いられているが、本発明の範囲は、以下の請求の範囲に記載されてい る。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年５月１０日 【補正内容】 セルラ端末とセルラ無線ネットワークとの間に通信リンクを確立する音声チャ ネルは、典型的には、通信の終了により切り離される。例えば、セルラ端末とセ ルラ無線ネットワークとの間の音声チャネル、特にセルラ端末とそれぞれの基地 局との間の音声チャネルは、セルラ端末との通信の終了により切り離される。特 に、セルラ端末のユーザは、セルラ端末又はセルラ無線ネットワークを切断又は オフすることにより、そのセッションを終了することができ、続いてセルラ端末 は他の端末から通信を切り離したことを表示している「通信終了」信号を受け取 ることができる。その後は、同一又は他のセルラ端末により切り離された音声チ ャネルを再使用することもできる。当該技術分野に習熟する者により知られてい るように、通信は、低い若しくは不十分な信号強度のため、又はセルラ端末の使 用がセルラ無線ネットワークのサービス領域を抜け出すことによりに終結されて もよい。 「ＭＯＤＡＣＯＭ、ドイツの移動データ・サービス（Ｇｅｒｍａｎｙ’ｓ Ｍ ｏｂｉｌｅ Ｄａｔａ Ｓｅｒｖｉｃｅ）」と題したペーテル・シュトリーベル （Ｐｅｔｅｒ Ｓｔｒｉｅｂｅｌ）による文献は、データ（のみ）の送信に最適 化されたマルチ・セルラ無線ネットワークを説明している。１９９３年１０月１ ８〜１９日、ロンドン（ＧＢ）、ウエンブレー、ヒルトン・ナショナル・ホテル における移動通信国際会議ＣＯＭＥＸ９３のカンフェランス・プロシーディング ズ、トラック３：移動データの発展（Ｍｏｂｉｌｅ Ｄａｔａ Ｄｅｖｅｌｏｐ ｍｅｎｔ）。 日本特許抄録、公告番号ＪＰ５８１３４５４２は、リダイアリングなしに連続 的に設定される複数の呼側電話応答を説明している。日本特許抄録第００７巻、 第２４７号（Ｅ−２０８）、１９８３，１１，２。 説明したように、セルラ端末は、このセルラ端末が位置するセルの基地局によ りサービスされて、通信をする。しかし、各基地局は、そのセルにおいてセルラ 端末と通信する限定された数の音声チャネルのみを有する。従って、セルラ端末 は限定された数の音声チャネルについて競争し、もし音声チャネルに対する要求 が利用できるチャネル数を超えるときは、セルラ端末はセルラ無線ネットワーク を通信を確立することができない。代わって、セルラ端末は、チャネルがその後 、 使用可能になるまで、待機させられる。加えて、音声チャネルが使用可能であっ ても、所望の通信リンクの確立には時間が掛かり、通信の開始を遅らせる。 発明の概要 従って、以上の背景の観点から、本発明の目的は、セルラ無線通信システム、 及びその効率を改善し、これによってセルラ端末のユーザがセルラ無線ネットワ ークをアクセスすることができる関連の方法を提供することにある。 更に、本発明の目的は、効率を改善し、これによってセルラ端末のユーザがセ ルラ無線ネットワークをアクセスすることができるセルラ端末を提供することに ある。 本発明のこれらの目的、他の目的、効果及び特徴は、セルラ無線ネットワーク と、第１の音声チャネルを介して前記セルラ無線ネットワークと通信する第１の セルラ端末と、第２の音声チャネルを介して前記セルラ無線ネットワークと通信 する第２のセルラ端末とを備えたセルラ無線通信システムにより提供される。本 発明の前記システムは、前記セルラ端末と前記セルラ・ネットワークとの間の通 信を終結したことを示す前記第１のセルラ端末２１に対する通信終了信号の受信 に応答する終結手段により特徴付けられる。前記終結手段は、前記第１の音声チ ャネルを再使用できるように、前記第１のセルラ端末から前記第１の音声チャネ ルを切り離す。 加えて、このシステムは、第２のセルラ端末に対して前記第２のセルラ端末と 前記セルラ・ネットワークとの間の通信が終結したことを表す、通信終了信号の 受信に応答する開放音声チャネル保持手段により、特徴付けられる。前記開放音 声チャネル保持手段は、前記第２のセルラ端末が前記第２の音声チャネルを介し て前記所定期間中に前記セルラ無線ネットワークをアクセスし続けるように、前 記第２のセルラ端末に対する前記通信終了信号の受信後の所定期間、前記第２の 音声チャネルを開放に保持する。これによって、前記開放音声チャネル保持手段 は、前記第２のセルラ端末に前記セルラ・ネットワークに対して新たなアクセス を必要とすることなく、前記セルラ電話ネットワークへの及びからの新しい通信 を開始させ、かつ受信させる。 従って、本発明によるセルラ無線通信システムは、セルラ端末と通信リンクを 介するセルラ無線通信システムとの間の通信の終結後の所定期間、通信リンクを 開放に保持する。従って、前記セルラ端末は、セルラ端末とセルラ無線通信シス テムとの間の通信の終結にも拘わらず、通信の終結後の所定期間中に開放通信リ ンク介して、セルラ無線ネットワークをアクセスし続けることができる。従って 、セルラ端末のユーザは、通信リンクの確立、又は基地局の各音声チャネルがサ ービス中であり、従って利用できない可能性のために、遅延を発生させることな く、所定期間中に開放通信リンク介して付加的な通信リンクを確立することがで きる。 例えば、ユーザは、ユーザが以前通信していた同一のパーティに電話をしても 、又は第３のパーティに電話を希望してもよい。加えて、ユーザは、終了した通 信 セッションの前又はその期間中にユーザに接触しようとした、及びユーザが電話 呼に戻ることを要求しているユーザ用のメッセージを残した他の者の電話呼を戻 すように希望することができる。 本発明によれば、ユーザは、大きな遅延なしに、かつ限定された数の音声チャ ネルについて他のセルラ端末と競合することなく、開放通信リンク又は音声チャ ネルを介して付加的な通信を単に確立することができる。これに対して、通常の セルラ端末が他の通信リンクを確立するときは、セルラ端末とセルラ無線ネット ワークとの間に他の音声チャネルを確立しなければならない。基地局の限定され た数の音声チャネルのために、各音声チャネルは既にサービス中のものとなって 、セルラ無線ネットワークと通常のセルラ端末との間に利用できる音声チャネル が存在し得ないようにされてもよい。従って、通常のセルラ端末のユーザは、強 制的に待機にされ、その後、音声チャネルが利用できるようになったときに通信 の開始を試行し、従って通信リンクの確立を遅延させる。加えて、通常のセルラ 端末とセルラ無線ネットワークとの間で音声チャネルが利用できるものであつて も、音声チャネルを介する通信リンクを確立する処理は、時間が掛かると共に、 通常のセルラ端末のユーザによる通信の開始を遅延させる。 機能ノード３４は、セルラ無線ネットワークにより通信が確立されるセルラ端 末２１に所定の機能を供給する。例えば、機能ノード３４は、中間基地局を介す るように端末間に効率的な通信リンクを確立してもよく、又は音声制御音声情報 及び番号変換サービスを提供すると共に、会議電話呼の確立を容易にしてもよい 。更に、機能ノード３４はセルラ端末２１のユーザにページング・サービスを提 供してもよく、また一次通信リンクが利用できないときに代替の通信リンクの確 立を容易にするものであってもよい。 代わって、第２図に示すように、機能ノード３４は、公衆交換電話ネットワー クのような他の通信ネットワーク３０に接続されてもよい。従って、機能ノード ３４は、陸線電話端末３３ような通信ネットワーク３０、及び移動電話交換局２ ５と接続された通信ネットワーク３０との間に確立されたインターフェースを介 してセルラ無線ネットワークに接続されたセルラ端末２１の両者に所定の機能を 供給することになる。 加えて、機能ノード３４は説明のために第１図及び第２図に単一のブロックと して示されているが、機能ノード３４は本発明の範囲から逸脱することなく、セ ルラ無線通信システム２０内に分散されてもよい。例えば、機能ノード３４の一 部は移動電話交換局２５のホーム位置レジスタ内に統合されてもよく、一方、機 能ノード３４の残りは、移動電話交換局２５に接続されるのであれば、外部であ ってもよい。 本発明のセルラ無線通信システム２０は、アナログか、又はディジタル・セル ラ無線ネットワークを備えてもよい。アナログ・セルラ無線ネットワークでは、 セルラ端末２１とその基地局２３との間に確立された通信リンク３２が音声、デ ータ及び制御信号を送信する音声チャネルである。加えて、アナログ・セルラ無 線ネットワークの移動電話交換局２５は、各々の無線基地局２３、及びセルラ端 末２１又は陸線電話端末３３のような所定の端末を音声チャネルを介して相互接 続して通信リンク３２を完成する。従って、音声、データ及び制御信号は、音声 チャネルを介してセルラ端末２１、無線基地局２３、移動電話交換局２５及び他 の端末間で送信されてもよい。 ディジタル・セルラ無線ネットワークでは、セルラ端末２１と各々の無線基地 局２３との間に確立された通信リンク３２は、音声チャネル及びディジタル制御 チャネルの両方を備えている。従って、音声信号及びデータ信号は音声チャネル を介して送信され、一方制御信号はディジタル制御チャネルを介して送信される 。同様に、無線基地局２３と移動電話交換局２５との間に確立された通信リンク は、制御チャネル及びディジタル制御チャネルの両者を備えている。そのときに は、移動電話交換局２５は、例えば他の無線基地局２３を介してセルラ無線ネッ トワーク内の他のセルラ端末２１に対して、又は接続された通信ネットワーク３ ０を介して陸線電話端末３３のような他の端末に対する通信リンク３２を確立す る。このように移動電話交換局２５により確立された通信リンク３２には、典型 的に、音声チャネルが含まれる。第１図に示すように、機能ノード３４が移動電 話交換局２５と接続されている本発明の実施例では、ディジタル・セルラ無線ネ ットワークの移動電話交換局２５と機能ノード３４との間の相互接続には、通常 、ディジタル制御チャネルが含まれる。従って、これらの間で適当な制御信号を 送信することもできる。 通常、通信の終了後の所定期間、開放状態に保持される通信リンク３２は、音 声チャネルである。従って、開放通信リンク保持手段は、通常、セルラ端末２１ と各々の無線基地局２３との間で音声チャネルを開放に保持する開放音声チャネ ル保持手段である。従って、本発明に関連して以下、音声チャネル及び開放音声 チャネル保持手段を参照する。しかし、本発明のセルラ無線通信システム２０は 、本発明の範囲を逸脱することなく、開放通信リンク保持手段を備えていてもよ い。 開放音声チャネル保持手段は、移動電話交換局２５に、又は第３図及び第４図 に示すように、セルラ端末２１、又は移動電話交換局２５と接続された機能ノー ド３４にそれぞれ含まれてもよい。第３Ａ図に示すように、アナログ・セルラ端 末２１は、典型的には、アンテナ４１、コントローラ４０、及び所定のフォーマ ット及び速度に従って確立した通信リンク３２を介して信号を送受信するモデム ４２を備えている。同様に、第３Ｂ図に示すように、ディジタル・セルラ端末２ １は、典型的に、アンテナ４１及び信号を直接送受信するコントローラ４０を備 えている。好ましくは、このような機能を含むセルラ端末２１のアナログか、又 はディジタルの開放音声チャネル保持手段は、コントローラ４０に接続されてい るタイマ４４を含む。加えて、ワイヤ・チャネル開放保持手段を含まないセルラ 端末２１の端末手段は、好ましくは、コントローラ４０を含む。 従って、セルラ端末２１とセルラ無線ネットワークとの間の通信の終結により 、開放音声チャネル保持手段を含むセルラ端末２１のタイマ４４は、所定期間を 測定する。例えば、タイマ４４は、０に初期設定され、かつ音声チャネルを再使 用できるように、セルラ端末２１による通信の終結後にタイマが所定値に達して セルラ端末２１が音声チャネルから切り離される時点まで、増分的に増加されて もよい。代わって、タイマ４４は所定値に初期設定され、これが０になってセル ラ端末２１が音声チャネルから切り離される時点まで、増分的に減少されてもよ い。更に、当該技術分野に習熟する者に知られているように、本発明の範囲から 逸脱することなく、所定期間を同期させる他の技術を使用してもよい。 代わって、機能ノード３４は、第４Ａ図及び第４Ｂ図に概要的に示す開放音声 チャネル保持手段を含むものでもよい。機能ノード３４の典型的なアナログ実施 には、コントローラ４６及び関連するメモリ４８と共に、通信リンク３２を介し て信号を送受信するモデム５０が含まれる。同様に、機能ノード３４の典型的な ディジタル実施には、信号を直接送受信するコントローラ４６及び関連するメモ リ４８が含まれる。単一の強化した機能ノード３４が第４Ａ図及び第４Ｂ図に示 されているが、機能ノード３４はセルラ無線通信システム２０の全般に分散され てもよい。従って、機能ノード３４は、専用のコントローラ４６、メモリ４８及 びモデム５０を必要とせず（アナログの適用において）、セルラ無線通信システ ム２０の他の構成要素を有する他のリソースを共有してもよい。 請求の範囲 １．セルラ無線ネットワーク（２３及び２５）と、第１の音声チャネルを介し て前記セルラ無線ネットワーク（２３及び２５）と通信する第１のセルラ端末（ ２１）と、第１の音声チャネルを介して前記セルラ無線ネットワーク（２３及び ２５）と通信する第２のセルラ端末（２１）とを備えているセルラ無線通信シス テム（２０）において、 前記第１のセルラ端末（２１）と前記セルラ・ネットワーク（２３及び２５） との間の通信が終了したことを表す前記第１のセルラ端末（２１）に対する通信 終了信号の受信に応答して、前記第１の音声チャネルを再使用できるように前記 第１のセルラ端末（２１）から前記第１の音声チャネルを切り離す終結手段と、 前記第２のセルラ端末（２１）に対する通信終了信号の受信に応答して、前記 第２の音声チャネル（２１）が所定期間中に前記第２の音声チャネルを介して前 記セルラ無線ネットワーク（２３及び２５）をアクセスし続けることによって、 前記セルラ・ネットワークに対して新しいアクセスを必要とすることなく、前記 第２のセルラ端末（２１）に前記セルラ電話ネットワーク（２３）及び２５）へ 及びから新しい通信を開始させ、かつ受信させるように、前記第２のセルラ端末 （２１）に対する前記通信終了信号の受信後に、前記所定期間について前記第２ の音声チャネルを開放に保持する開放音声チャネル保持手段と により特徴付けられたセルラ無線通信システム。 ２．更に、前記所定期間中に前記開放第２の音声チャネルを介して前記第２の セルラ端末（２１）により前記セルラ無線ネットワークと通信する手段を備えて いる請求項１記載のセルラ無線通信システム（２０）。 ３．更に、前記所定期間中に前記セルラ無線ネットワーク（２３及び２５）か ら前記開放第２の音声チャネルを介して前記第２のセルラ端末（２１）に対する 通信を受信する手段を備えている請求項１記載のセルラ無線通信システム（２０ ）。 ４．前記セルラ無線ネットワーク（２３及び２５）は、前記セルラ無線ネット ワークにより通信を確立するセルラ端末（２１）に対して所定の機能を供給する 機能ノード（３４）を備えているを備えている請求項１記載のセルラ無線通信シ ステム（２１）。 ５．前記機能ノード（３４）は前記終結手段及び前記開放音声チャネル保持手 段を含むを備えている請求項４記載のセルラ無線通信システム（２０）。 ６．前記セルラ無線ネットワーク（２３及び２５）は、 音声チャネルを介して複数のセルラ端末（２１）と通信する複数の無線基地局 と、 前記無線基地局（２３）及び所定の端末（２１）のうちの所定のものを音声チ ャネルを介して相互接続させる移動スイッチング・センタ（２５）と を備えているアナログ・セルラ無線ネットワークである請求項４記載のセルラ無 線通信システム（２０）。 ７．前記アナログ・セルラ無線通信システムは、更に、前記所定期間中に前記 開放第２の音声チャネルを介して、前記機能ノード（３４）と前記第２のセルラ 端末（２１）との間で信号を送信する手段を備えている請求項６記載のセルラ無 線通信システム（２０）。 ８．前記送信手段は、前記セルラ端末（２１）から前記開放第２の音声チャネ ルを介して前記機能ノード（３４）に信号を送信して、前記機能ノード（３４） により実行される機能を改訂させる手段を備えている請求項７記載のセルラ無線 通信システム（２０）。 ９．前記送信手段は、前記第２のセルラ端末（２１）に対する通信終了信号の 受信後に、メッセージを前記開放第２の音声チャネルを介して前記第２のセルラ 端末（２１）に送信する手段を備えている請求項７記載のセルラ無線通信システ ム（２０）。 １０．前記セルラ無線ネットワーク（２３及び２５）は、 複数の音声チャネル及び複数の制御チャネルの両者を介して、複数のセルラ端 末と通信する複数の無線基地局と、 前記複数の無線基地局及び複数の所定の端末のうちの所定のものを相互接続さ せる移動スイッチング・センタと を備えているディジタル・セルラ無線ネットワークである請求項４記載のセルラ 無線通信システム（２０）。 １１．前記開放音声チャネル保持手段は、更に、前記第２のセルラ端末２１に 対する通信終了信号の受信後の所定期間について前記第２のセルラ端末（２１） と前記ディジタル・セルラ無線ネットワークとの間で前記ディジタル制御チャネ ルを開放状態に保持し、かつ前記セルラ無線通信システムは、更に、前記所定期 間中に、前記開放ディジタル制御チャネルを介して、前記機能ノード（３４）と 前記第２のセルラ端末（２１）との間で信号を送信する手段を備えている請求項 １０記載のセルラ無線通信システム（２０）。 １２．前記送信手段は、前記開放ディジタル制御チャネルを介して、前記第２ のセルラ端末（２１）から前記機能ノード（３４）へ信号を送信して前記機能ノ ードにより実行される複数の機能を改訂させる手段を備えている請求項１１記載 のセルラ無線通信 システム（２０）。 １３．前記送信手段は、前記第２のセルラ端末に対する通信終了信号の受信後 に、前記開放ディジタル制御チャネルを介して、前記第２のセルラ端末（２１） へメッセージを送信する手段を備えている請求項１１記載のセルラ無線通信シス テム（２０）。 １４．更に、前記セルラ無線ネットワークと前記公衆交換電話ネットワーク（ ３０）に接続された複数の端末（２１）との間で通信を行う公衆交換電話ネット ワーク（３０）を備えている請求項１記載のセルラ無線通信システム（２０）。 １５．前記公衆交換電話ネットワーク（３０）は、前記公衆交換電話ネットワ ーク（３０）と前記セルラ無線ネットワーク（２３及び２５）との両者に接続さ れた複数の端末（２１）に所定の複数機能を供給する機能ノード（３４）を備え 、かつ前記機能ノード（３４）は前記終結手段及び前記開放音声保持手段を含む 請求項１４記載のセルラ無線通信システム（２０）。 １６．セルラ端末（２１）と、関連するセルラ無線通信ネットワーク（２３及 び２５）との間の開放音声チャネルを保持する方法であって、前記セルラ端末（ ２１）と他の端末との間で音声チャネルを介して通信の終結を検出するステップ を備えている方法において、 前記セルラ端末（２１）と前記セルラ無線通信ネットワークとの間の通信の終 結に拘わらず、前記セルラ端末（２１）が前記開放音声チャネルを介して所定期 間内に前記セルラ無線通信ネットワーク（２３及び２５）をアクセスし続けるこ とにより、前記セルラ・ネットワークに対する新しいアクセスを必要とすること なく、前記セルラ端末（２１）に前記セルラ電話ネットワーク（２３及び２５） へ又はから新しい通信を開始させ、かつ受信させるように、前記通信の終結の検 出後に所定期間で前記セルラ端末（２１）と前記関連するセルラ無線通信ネット ワーク（２３及び２５）との間で、終了した通信を支持している前記音声チャネ ルを、開放に保持するステップ により特徴付けられる開放音声チャネルを保持する方法。 １７．更に、前記所定期間中に前記開放音声チャネルを介して前記セルラ端末 （２１）により更なる通信を開始させるステップを備えている請求項１６記載の 開放音声チャネルを保持する方法。 １８．更に、前記所定期間中に前記開放音声チャネルを介して前記セルラ端末 （２１）に対する更なる通信を受信させるステップを備えている請求項１６記載 の開放音声チャネルを保持する方法。 １９．更に、前記所定期間中に前記セルラ端末（２１）が他の端末と通信をし ないアイドル状態に前記セルラ端末（２１）を設定するステップを備えている請 求項１６記載の開放音声チャネルを保持する方法。 ２０．更に、前記セルラ無線通信ネットワーク（２３及び２５）からの信号の 受信により前記セルラ端末（２１）のアイドル状態、又はオペレータにより前記 セルラ端末（２１）の活性化を終了させるステップを備えている請求項１６記載 の開放音声チャネルを保持する方法。 ２１．更に、前記所定期間の経過により前記セルラ端末（２１）と前記関連す るセルラ無線通信ネットワーク（２３及び２５）との間で前記開放音声チャネル を切り離すステップを備えている請求項１９記載の開放音声チャネルを保持する 方法。 ２２．前記関連するセルラ無線通信ネットワーク（２３及び２５）はディジタ ル・セルラ無線通信ネットワークであり、かつ前記保持するステップは更に通信 の終了の検出後の前記所定期間について前記セルラ端末（２１）と、前記関連す るディジタル・セルラ無線通信ネットワーク（２３及び２５）との間でディジタ ル制御チャネルを開放状態に保持するステップ を備えている請求項１６記載の開放音声チャネルを保持する方法。 ２３．前記関連するセルラ無線通信ネットワーク（２３及び２５）は前記セル ラ無線通信ネットワークに接続されたセルラ端末（２１）に所定の複数機能を供 給する機能ノード（３４）を含み、かつ前記開放音声チャネルを保持する方法は 、更に、前記所定期間中に前記開放ディジタル制御チャネルを介して前記機能ノ ード（３４）と前記セルラ端末（２１）との間に信号を送信するステップを備え ている請求項２２記載の開放音声チャネルを保持する方法。 ２４．前記送信するステップは、更に、前記セルラ端末（２１）から前記開放 ディジタル制御チャネルを介して前記機能ノード（３４）へ信号を送信して前記 機能ノード（３４）により実行される複数の機能を改訂させるステップを備えて いる請求項２３記載の開放音声チャネルを保持する方法。 ２５．前記送信するステップは、更に、前記セルラ端末（２１）と他の端末と の間における通信の終了の検出後に、前記セルラ端末（２１）にメッセージを送 信するステップを 備えている請求項２３記載の開放音声チャネルを保持する方法。 ２６．前記関連するセルラ無線通信ネットワーク（２３及び２５）は、前記セ ルラ無線通信ネットワークに接続された前記セルラ端末（２１）に所定の複数の 機能を供給する機能ノード（３４）を含むアナログ・セルラ無線通信ネットワー クであり、かつ開放音声チャネルを保持する前記方法は、かつ更に、開放音声チ ャネルを保持する前記方法は、前記所定期間中に、機能ノード（３４）と前記セ ルラ端末（２１）との間で前記開放音声チャネルを介して信号を送信するステッ プを備えている請求項１６記載の開放音声チャネルを保持する方法。 ２７．前記送信するステップは、更に、信号を前記セルラ端末（２１）から前 記開放音声チャネルを介して前記機能ノード（３４）に送信して前記機能ノード により実行される前記複数の機能を改訂させるステップを備えている請求項２６ 記載の開放音声チャネルを保持する方法。 ２８．前記送信するステップは、前記セルラ端末と他の端末との間で通信の終 了の検出後に、メッセージを前記開放音声チャネルを介して前記セルラ端末（２ １）に送信するステップを備えている請求項２６記載の開放音声チャネルを保持 する方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 モルン，アンダーズ アメリカ合衆国 27511 ノース カロラ イナ州ケーリー，キングス クリア ドラ イブ 10421

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．セルラ無線通信システムにおいて、 セルラ無線ネットワークと、 第１の音声チャネルを介して前記セルラ無線ネットワークと通信する第１のセ ルラ端末と、 第１の音声チャネルを介して前記セルラ無線ネットワークと通信する第２のセ ルラ端末と、 前記第１のセルラ端末に対する通信終了信号の受信に応答して、前記第１の音 声チャネルを再使用できるように前記第１のセルラ端末から前記第１のセルラ端 末を切り離す終結手段と、 前記第２のセルラ端末に対する通信終了信号の受信に応答して、前記第２の音 声チャネルが所定期間中に前記第２の音声チャネルを介して前記セルラ無線ネッ トワークをアクセスし続けられるように、前記所定期間に対して前記第２の音声 チャネルを開放に保持する開放音声チャネル保持手段と を備えているセルラ無線通信システム。 ２．更に、前記所定期間中に前記開放第２の音声チャネルを介して前記第２の セルラ端末により前記セルラ無線ネットワークと通信する手段を備えている請求 項１記載のセルラ無線通信システム。 ３．更に、前記所定期間中に前記セルラ無線ネットワークから前記開放第２の 音声チャネルを介して前記第２のセルラ端末に対する通信を受信する手段を備え ている請求項１記載のセルラ無線通信システム。 ４．前記セルラ無線ネットワークは、前記セルラ無線ネットワークにより通信 を確立するセルラ端末に対して所定の機能を供給する機能ノードを備えている請 求項１記載のセルラ無線通信システム。 ５．前記機能ノードは前記終結手段及び前記開放音声チャネル保持手段を含む 請求項４記載のセルラ無線通信システム。 ６．前記セルラ無線ネットワークは、 音声チャネルを介して、複数のセルラ端末と通信する複数の無線基地局と、 前記無線基地局及び所定の複数の端末のうちの所定のものを音声チャネルを介 して相互接続させる移動スイッチング・センタと を備えているアナログ・セルラ無線ネットワークである請求項４記載のセルラ無 線通信システム。 ７．前記アナログ・セルラ無線通信システムは、更に、前記所定期間中に前記 開放第２の音声チャネルを介して、前記機能ノードと前記第２のセルラ端末との 間で信号を送信する手段を備えている請求項６記載のセルラ無線通信システム。 ８．前記送信手段は、前記セルラ端末から前記開放第２の音声チャネルを介し て前記機能ノードに信号を送信して、前記機能ノードにより実行される機能を改 訂させる手段を備えている請求項７記載のセルラ無線通信システム。 ９．前記送信手段は、前記第２のセルラ端末に対する通信終了信号の受信後に 、メッセージを前記開放第２の音声チャネルを介して前記第２のセルラ端末に送 信する手段を備えている請求項７記載のセルラ無線通信システム。 １０．前記セルラ無線ネットワークは、 複数の音声チャネル及び複数の制御チャネルの両者を介して、複数のセルラ端 末と通信する複数の無線基地局と、 前記複数の無線基地局及び複数の所定の端末のうちの所定のものを相互接続さ せる移動スイッチング・センタと を備えているディジタル・セルラ無線ネットワークである請求項４記載のセルラ 無線通信システム。 １１．前記開放音声チャネル監視手段は、更に、前記第２のセルラ端末に対す る通信終了信号の受信後の所定期間について前記第２のセルラ端末と前記ディジ タル・セルラ無線ネットワークとの間で前記ディジタル制御チャネルを開放状態 に保持し、かつ前記セルラ無線通信システムは、更に、前記所定期間中に、前記 開放ディジタル制御チャネルを介して、前記機能ノードと前記第２のセルラ端末 との間で信号を送信する手段を備えている請求項１０記載のセルラ無線通信シス テム。 １２．前記送信手段は、前記開放ディジタル制御チャネルを介して、前記第２ のセルラ端末から前記機能ノードへ信号を送信して前記機能ノードにより実行さ れる複数の機能を改訂させる手段を備えている請求項１１記載のセルラ無線通信 システム。 １３．前記送信手段は、前記第２のセルラ端末に対する通信終了信号の受信後 に、前記開放ディジタル制御チャネルを介して、前記第２のセルラ端末へメッセ ージを送信する手段を備えている請求項１１記載のセルラ無線通信システム。 １４．更に、前記セルラ無線ネットワークと前記公衆交換電話ネットワークに 接続された複数の端末との間で通信を行う公衆交換電話ネットワークを備えてい る請求項１記載のセルラ無線通信システム。 １５．前記公衆交換電話ネットワークは、前記公衆交換電話ネットワークと前 記セルラ無線ネットワークとの両方に接続された複数の端末に所定の複数機能を 供給する機能ノードを備え、かつ前記機能ノードは前記終結手段及び前記開放音 声保持手段を含む請求項１４記載のセルラ無線通信システム。 １６．セルラ端末と、関連するセルラ無線通信ネットワークとの間の開放音声 チャネルを保持する方法において、 前記セルラ端末と他の端末との間で音声チャネルを介して通信の終結を検出す るステップと、 前記セルラ端末と前記セルラ無線通信ネットワークとの間の通信の終結に拘わ らず、前記セルラ端末が前記開放音声チャネルを介して所定期間内に前記セルラ 無線通信ネットワークをアクセスし続けられるように、前記通信の終結の検出後 の所定期間で前記セルラ端末と前記関連するセルラ無線通信ネットワークとの間 で、終了した通信を支持している前記音声チャネルを、開放に保持するステップ と を備えている開放音声チャネルを保持する方法。 １７．更に、前記所定期間中に前記開放音声チャネルを介して前記セルラ端末 により更なる通信を開始させるステップを備えている請求項１６記載の開放音声 チャネルを保持する方法。 １８．更に、前記所定期間中に前記開放音声チャネルを介して前記セルラ端末 に対する更なる通信を受信させるステップを備えている請求項１６記載の開放音 声チャネルを保持する方法。 １９．更に、前記所定期間中に前記セルラ端末が他の端末と通信をしないアイ ドル状態に前記セルラ端末を設定するステップを備えている請求項１６記載の開 放音声チャネルを保持する方法。 ２０．更に、前記セルラ無線通信ネットワークからの信号の受信により前記セ ルラ端末のアイドル状態、又はオペレータにより前記セルラ端末の活性化を終了 させるステップを備えている請求項１６記載の開放音声チャネルを保持する方法 。 ２１．更に、前記所定期間の経過により前記セルラ端末と前記関連するセルラ 無線通信ネットワークとの間で前記開放音声チャネルを切り離すステップを備え ている請求項１９記載の開放音声チャネルを保持する方法。 ２２．前記関連するセルラ無線通信ネットワークはディジタル・セルラ無線通 信ネットワークであり、かつ前記保持するステップは更に通信の終了の検出後の 前記所定期間について前記セルラ端末と前記関連するディジタル・セルラ無線通 信ネットワークとの間でディジタル制御チャネルを開放状態に保持するステップ を備えている請求項１６記載の開放音声チャネルを保持する方法。 ２３．前記関連するセルラ無線通信ネットワークは前記セルラ無線通信ネット ワークに接続されたセルラ端末に所定の複数機能を供給する機能ノードを含み、 かつ前記開放音声チャネルを保持する方法は、更に、前記所定期間中に前記開放 ディジタル制御チャネルを介して前記機能ノードと前記セルラ端末との間に信号 を送信するステップを備えている請求項２２記載の開放音声チャネルを保持する 方法。 ２４．前記送信するステップは、更に、前記セルラ端末から前記開放ディジタ ル制御チャネルを介して前記機能ノードヘ信号を送信して前記機能ノードにより 実行される複数の機能を改訂させるステップを備えている請求項２３記載の開放 音声チャネルを保持する方法。 ２５．前記送信するステップは、更に、前記セルラ端末と他の端末との間にお ける通信の終了の検出後に、前記セルラ端末にメッセージを送信するステップを 備えている請求項２３記載の開放音声チャネルを保持する方法。 ２６．前記関連するセルラ無線通信ネットワークは前記セルラ無線通信ネット ワークに接続された前記セルラ端末に所定の複数の機能を供給する機能ノードを 含むアナログ・セルラ無線通信ネットワークであり、かつ更に、開放音声チャネ ルを保持する前記方法は、前記所定期間中に、機能ノードと前記セルラ端末との 間で前記開放音声チャネルを介して信号を送信するステップを備えている請求項 １６記載の開放音声チャネルを保持する方法。 ２７．前記送信するステップは、更に、信号を前記セルラ端末から前記開放音 声チャネルを介して前記機能ノードに送信して前記機能ノードにより実行される 前記複数の機能を改訂させるステップを備えている請求項２６記載の開放音声チ ャネルを保持する方法。 ２８．前記送信するステップは、前記セルラ端末と他の端末との間で通信の終 結の検出後に、メッセージを前記開放音声チャネルを介して前記セルラ端末に送 信するステップを備えている請求項２６記載の開放音声チャネルを保持する方法 。