JPH09512935A - 高精度クロック分配回路 - Google Patents

高精度クロック分配回路

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JPH09512935A
JPH09512935A JP7529170A JP52917095A JPH09512935A JP H09512935 A JPH09512935 A JP H09512935A JP 7529170 A JP7529170 A JP 7529170A JP 52917095 A JP52917095 A JP 52917095A JP H09512935 A JPH09512935 A JP H09512935A
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ジェームズ, シオ, チェン マ,
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Abstract

(57)【要約】 分散型クロック回路網(20)において、長尺状のコネクタ(24)へ供給される入力クロック信号(22)が基端及び先端位置(32i,34i)を介して多数の装置(30)の各々へ印加される。各装置(30)は該先端位置及び基端位置から速いクロック信号と遅いクロック信号とを得る。該速いクロックと遅いクロックの2つの対応する端部の間の中間点を見つけ出すことによって、各装置(30)はそれを使用するためのクロック信号を派生し、その場合にこのように派生された装置(30)のクロック間のクロックスキューは最小とされる。

Description

【発明の詳細な説明】 高精度クロック分配回路発明の背景 本発明は、大略、クロック分配回路に関するものであって、更に詳細には、ク ロックのスキューが最小とされているクロック分配の新規なトポロジィ及びその 他の遅延線回路に関するものである。 クロック信号は繰返しのデジタル信号であって、通常、一定の繰返し周期即ち 周波数で圧電結晶発信器から派生される。クロック信号は、一群のデジタルゲー ト、時間イベント間の動作を同期させ且つデータ及び制御信号のバッファ動作を 制御するためにデジタルシステムにおいて使用される。典型的なデジタルシステ ムにおいてクロックを必要とする多数のデジタル要素のために、通常、クロック 信号の複数個のコピーが存在している。これらのクロックの複数個のコピーはク ロック分配回路網によって発生され且つ分配される。クロック分配回路網は、通 常、ワイヤ、プリント回路基板トレース、及び集積回路(IC)バッファから構 成される。これらクロック信号のコピーが、該クロックを受取るものの全てが同 時にそれらを受取るように分配されることが非常に重要である。クロック信号の 種々のコピーの到着時間における差異はクロックスキューと呼ばれる。 一般的に、ナノ秒又はピコ秒で測定されるクロックスキューの量が大きければ大 きい程、システム帯域幅の喪失及び毎秒当たりのシステム動作における減少は一 層大きい。 従来、クロックスキューは、クロック分配回路網の注意深い測定及び調節によ って制御されていた。ワイヤ及びPCボードトレースが手作業によって特定の長 さに調節され、且つクロックの密接した整合を確保するために特別に格付けした 集積回路が使用されていた。全ての集積回路は、内在的な半導体製造処理変動に 起因してIC毎に伝搬遅延において著しい変動を有するものであるからこのこと が必要であった。単一のICは非常に低いスキューで少数のクロックを与えるこ とが可能であるが、1個を超えたICから構成されるクロック分配回路網はIC 間の変動に起因して著しいスキューを有している。 より最近になって、この内在的な半導体処理変動を自動的に調節するために積 極的な補償技術を使用するクロック分配ICが開発されている。これらのICは フェーズロックループ(PLL)方法を使用することに基づいている。PLLは 内部発信器を有しており、それは、その発信周波数又はその細分したものが外部 入力基準クロック信号のそれと一致するまで調節される。該発信器出力は、更に 、ある数 のIC出力を駆動する。その実際的な効果は、出力クロック信号は入力基準クロ ック信号とほぼ同時に表われるので、PLL ICがゼロの伝搬遅延を有するよ うに見えるということである。PLLクロック分配ICはゼロの伝搬遅延を有す るように見えるので、精密なクロック分配回路網を製造する作業は著しく簡単化 される。該回路網における全てのワイヤ及びPCボードトレースが一致されてい る限り、ゼロの遅延のPLL ICは結果的に得られる複数個のクロックコピー に対して何等変動を与えることはない。従って、低スキューの複数個のクロック コピーを発生させることが可能である。 然しながら、PLLクロック分配ICは多数の制限を被り、上述した理想的な シナリオを達成することを阻止している。PLL ICは独立的に新たなクロッ クを発生することによってクロックを分配しようとし、次いでこれら新たなクロ ックの全てを所望の基準クロックへ調節しようとする基本的な問題を有している 。この集積回路設計アプローチは2つの条件、即ち新たなクロックを発生するこ と及び新たなクロックを基準クロックへ調節することを有している。 集積回路において安定な低ノイズで高周波数のクロックを発生させる第一の条 件は困難である。典型 的に300乃至800MHzの精密な高周波数のアナログ発信器回路を使用する ことが必要である。このことは精密な高周波数アナログ回路を製造することの可 能な半導体プロセスを必要とする。アナログ回路によるノイズに対する脆弱性が その困難性を更に増加させている。アナログ回路はノイズに対するデジタルの二 進スレッシュホールド応答ではなく一様な線形応答に起因してデジタル回路と比 較して著しくノイズに対して影響を受け易い。安定な低ノイズ発信器は典型的に 、制限された周波数範囲にわたってのみ動作する。 この敏感な高周波数アナログ発信器を所望の基準クロックへ調節する第二の条 件も非常に困難である。その調節回路は、典型的に、新たに発生されたクロック と所望の基準クロックとの間の不一致を測定するための位相検知器と、内部発信 器を制御するための濾波電荷ポンプとから構成されている。該位相検知器は2つ のパルスを出力し、該パルスの幅は電荷ポンプを制御するために使用される。該 電荷ポンプは、理想的には、該2つの制御パルスの幅に応答して該発信器へ一様 な線形的量の電流を供給する精密な対称的アナログ回路である。この場合も、精 密なアナログ回路の要求を充足することは困難である。 PLL ICに関連する付加的な問題としては、 高周波数内部発信器に起因する高い電力消費、クロック周波数における急激な変 化を取扱うことの能力の欠如、デューティサイクルにわたっての制御の欠如、及 びプリント回路基板上のレイアウトにおける困難性等がある。 従って、上述した困難性が存在しない改良したクロック分配回路を提供するこ とが望ましい。発明の要約 PLLアプローチのいずれの問題もなしで高精度クロックを分配するために本 発明のクロック分配回路のファミリィが開発された。本回路は、多数の低スキュ ークロック信号を分配し、基準クロックのより高い倍数及び細分化を与え、且つ 出力クロックのデューティサイクルを制御することが可能である。本発明のクロ ック分配回路の基本的なアプローチは、新たなクロックを再生するのではなく所 望のクロックを分配し、次いで所望のクロックと一致させるために新たなクロッ クを調節せんとすることによって、高周波数のアナログ回路及び関連する特別の 半導体プロセスを与えることが不要であるという認識に基づいている。このよう な条件を取除くことによって、幾多の利点が可能となる。 最初の利点は、全ての回路をデジタルとすることが可能であるということであ る。このことは、デジ タル回路をサポートすることの可能な任意の半導体プロセスを、本発明の回路を 実現するために使用することが可能であることを意味している。特定の半導体プ ロセスによってサポートされるマクロ/ゲートの任意のライブラリィをこれらの 回路を実現するために使用することが可能である。 2番目の利点は、本発明の回路によって分配することの可能な連続的なクロッ ク周波数範囲である。0MHzから選択した半導体プロセスが可能な最大のMH zまで分配させることが可能である。この連続的な周波数のサポートはPLL ICの場合には不可能である。 3番目の利点は、アナログ回路と比較してデジタル回路の本質的なノイズ許容 性である。本発明回路は、特に、差動ゲートが使用される場合には、PLL回路 よりもノイズに対して影響を受ける可能性が少ない。対となる相補的入力が互い に交差する場合に差動ゲートがスイッチする。同相モードノイズは差動ゲートに よって効果的に拒否される。デジタルシステムにおける電圧及び温度変動は本回 路に影響を与えることはない。PCボードレイアウトにおいて何等特別なアナロ グパワープレーン(power plane)即ち電力面又は分離は必要ではな い。 4番目の利点は電力消費における減少である。電 力を消費する高周波数内部発信器が存在しないので、本発明回路のどの実現例も 同様のPLL回路と比較して実質的な電力節約を提供することが可能である。本 発明回路は所望の出力クロック周波数よりも一層速くスイッチすることはない。 5番目の利点は任意のデューティサイクルで分配することの能力である。本発 明アプローチの回路の場合には何等新しいクロックは発生されないので、所望の クロックはデューティサイクルにおいて任意の変化を有することが可能である。 本発明クロック分配回路網の回路内に入ってくるものは出ていくものと同じであ る。対照的にPLLアプローチは、常に、約50%のデューティサイクルのクロ ックを発生する。 上述した利点に加えて、本発明クロック分配ICの回路は、クロックスキュー 、入力対出力遅延を減少し、且つクロックエッジを100ピコ秒インターバル以 下に制御する。独特の回路形態が半導体及びプリント回路(PC)基板(ボード )処理の内在的な一様性及び一貫性をてこ入れして分配されるクロックにおける 変動を減少させる。 本発明ICの回路を使用するクロック分配回路網はPLL ICよりも少ない スキューで多数のクロックコピーを供給することが可能である。本発明の 回路は、更に、より厳格で且つ対称的な許容度で、PLL ICよりも一層理想 的なゼロ遅延バッファを与えることが可能である。本発明回路の回路内の自己較 正型トポロジィの使用は、そうでない場合に、個別的なマクロ/ゲートが可能で あるよりも一層細かい分解能で任意の半導体プロセスがクロックエッジを精密に 制御することを可能とする。 本発明の一側面は、nを正の整数として、1番目の装置からn番目の装置へn 個の回路装置のシーケンスにおいて使用するために入力クロック信号からn個の 基準クロック信号を派生する装置に関連するものである。この装置は、前記入力 クロック信号を受取る基端部分と、該入力クロック信号が該基端部分へ印加され た後ある時間遅延で前記入力クロック信号が先端部分に到達するように前記基端 部分から離隔されている先端部分とを具備する長尺状のコネクタを有している。 基端部分から先端部分への入力クロック信号の伝搬方向は、下流方向を定義し、 且つ該下流方向と反対の方向は上流方向を定義する。本装置は、n対のコネクタ を有しており、各対はn個の装置のうちの1つを2つの対応する位置、即ち基端 位置及び該基端部分と先端部分との間の先端位置において該コネクタへ接続して おり、各先端位置はどの基端位置からも下流側であり、且つ1つの装 置に対応する各2つの位置は1つのグループを形成している。i番目のグループ における基板位置は(i−1)番目のグループにおける基板位置から下流側であ り、且つi番目のグループにおける先端位置は(i−1)番目のグループにおけ る先端位置から上流側であり、尚iは2からnの範囲内の整数であり、従って各 装置は、前記コネクタから、それの対応するグループの前記基端位置からの速い クロック信号と、それの対応するグループの前記先端位置からの遅いクロック信 号とを受取り、これらの速いクロック信号と遅いクロック信号とは前記各装置に 対応する一対の信号を形成している。本装置は、更に、n個のクロック信号の供 給源を有しており、各クロック信号は1個の装置に対応する対応する対の信号か ら派生され、その場合にn個のクロック信号の間のクロックスキューが減少され る。 本発明の別の側面は、2つの実質的に同一な相互接続信号経路と、信号を遅延 させるためにその信号を通過させるために該2つの経路のうちの1つを選択する ための手段と、他方の経路と比較して一方の経路によって発生される遅延を増加 させるために前記2つの経路のうちの一方へ接続されるゲート手段とを有する二 進相対的遅延線に関するものである。 本発明の更に別の側面は、シーケンスに配列され た複数個の段を有する二進相対的遅延線に関するものである。各段は、2つの実 質的に同一な相互接続信号経路と、信号を遅延させ且つ出力を供給するためにそ の信号を通過させるために該2つの経路のうちの一方を選択するセレクタと、他 方の経路と比較して一方の経路によって発生される遅延を増加させるために2つ の経路のうちの一方へ接続した負荷とを有している。最後の段を除いて各段の選 択手段の出力は該シーケンスにおける次の段の両方の信号経路へ供給される。 本発明の更に別の側面は、2つの実質的に同一の相互接続信号経路と、信号を 通過させてその信号を遅延させ且つ出力を供給するための2つの経路のうちの一 方を選択する手段と、現在選択されている経路をモニタする手段とを有する二進 相対的遅延線に関するものである。該モニタする手段は、前記選択手段をして外 部信号に応答して現在選択されていない経路を選択させる。 本発明の付加的な側面は、m及びnを正整数であってnがmよりも大きいもの として、サイクル時間を有する入力デジタル周期的信号を(m/n)100%デ ューティサイクル比を有する同一の周波数におけるものへ変換する回路に関する ものである。該回路は、遅延信号の対応する遅延端を得るために入力 信号のサイクル時間のm/n又は(n−m)/nだけ入力信号の上昇端又は下降 端を遅延させる手段と、入力信号の上昇端又は下降端及び遅延信号の対応する端 によって論理状態を変化させる周期的信号を供給する手段とを有している。 本発明の別の側面は、入力信号の周波数の倍数である周波数を有するクロック 信号を発生する回路に関するものであって、該回路は、直列に接続されており実 質的に同一の遅延を導入する複数個の遅延線を有しており、前記直列した遅延線 は一端において前記入力信号を受取り、各遅延線は出力を供給する。該回路は、 更に、該遅延線の各々の出力の論理状態における変化に応答してパルス信号を供 給する手段と、前記クロック信号を供給するために該パルスを結合する手段とを 有している。 本発明の更に別の側面は、遅延入力信号及び遅延基準信号を与えるために入力 信号及び基準信号を夫々遅延させるための第一及び第二信号遅延源と、該遅延入 力信号及び該基準信号の両方を受取ることに応答して遅れ信号を供給する第一論 理要素と、該入力信号及び該遅延基準信号の両方を受取ることに応答して進み信 号を供給する第二論理要素とを有する対称的位相検知器に関するものである。該 検知器は、更に、該入力信号と該基準信号とが同相であるか否 かを表わすために該進み信号及び遅れ信号に応答して出力を供給する第三論理要 素を有している。 本発明は、例えばマイクロプロセサ、メモリ又はその他の論理等のクロック分 配以外の機能を含むより大型の集積回路の一部として実現された場合に、かなり の性能上及びコスト上の利点を与える。このような態様で実現された場合に、ス タンドアローンチップ(即ち、専用のクロックチップ)として実現された場合と 同一の性能上の利点を全て与えると共にその他の顕著な利点を与える。 第一に、アナログPLLと異なり、本発明はアナログ回路、アナログ電力及び 接地又はアナログレイアウト基準を必要とするものではない。従って、それは、 集積回路における論理の残部と同一のレイアウト基準及び同一のライブラリィか らの同一のデジタルゲートを使用して実現することが可能である。このことは、 一般的なデジタル回路プロセスを使用することが可能であるので、より大型の集 積回路のコストを減少させる。例えば、一般的なCMOSゲートアレイを使用す る論理装置を設計しているチップ設計者が本発明を実現することが可能であり、 一方CMOSゲートアレイにおいてPLL方法を実現することは不可能である。 第二に、同一のチップ処理技術が与えられた場合 には、本発明回路は、PLLよりも一層高い性能を与える。このことは、より大 型のICの製造業者がPLLの場合よりも一層高いクロック性能を達成すること を可能とし、且つ単に一層高いクロック性能を達成するために回路全体に対して より高価な技術を使用することを回避することを可能としている。 本発明の更に別の側面は、基準周波数における基準クロック信号及び出力クロ ック信号に対する所望の周波数を表わす周波数選択信号に応答して制御信号を供 給する手段と、該所望周波数が該基準周波数のフラクション即ち分数であって、 該制御信号又はそれから派生した信号に応答して該所望周波数に実質的に等しい 周波数において前記出力クロック信号を発生すべく調節可能な信号発生器とを有 する周波数逓倍器回路に関するものである。本出願において使用されているよう に、「フラクション(分数)」、「分数逓倍器」、「分数周波数逓倍器」又は「 分数乗数」は全て整数へ還元することの不可能な逓倍数を意味している。「分数 周波数逓倍」は分数周波数逓倍器を使用した逓倍のことを意味している。 本発明の別の側面は、基準信号の周波数の分数逓倍である周波数の信号を発生 する方法であって、基準周波数における基準クロック信号及び出力クロック信号 に対する所望の周波数を表わす周波数選択信 号に応答して制御信号を供給し、その場合に前記所望の周波数が該基準周波数の 分数倍数であることを特徴とする方法に関するものである。本方法は、更に、出 力クロック信号を発生し、且つ該制御信号又はそれから派生した信号に応答して その周波数が該所望周波数に実質的に等しいように該出力クロック信号の周波数 を調節する。上述した方法及び回路の両方において、更に一層高い周波数の別の クロック信号を得るために、該出力クロック信号を逓倍するための整数周波数逓 倍を有することが望ましく、このような特徴は、究極的な所望のクロック信号が 基準信号の周波数と比較して非常に高い周波数のものである場合には、回路部品 の多くのものが非常に高い周波数で機能することの条件を減少させる。図面の簡単な説明 図1は本発明の一実施例を示すためにスキューが低い複数個の制御信号を発生 するための新規なトポロジィを示したクロック分配回路網のブロック図である。 図2は図1の回路においてこれらのスキューの低いクロック信号がどのように して発生されるかを示したタイミング線図である。 図3はスキューの低いクロック信号の発生を示すために図1の分配回路におい て使用される回路のブ ロック図である。 図4Aは遅延クロック信号を与えるために入力クロック信号を遅延させ且つ遅 延クロック信号と入力クロック信号とが同一の位相を有するように遅延クロック 信号と入力クロック信号とを一致させる回路であって本発明の一実施例を示すブ ロック図である。 図4Bは図4Aの回路の動作を示したタイミング線図である。 図5Aは本発明の一実施例を示すための対称的位相検知器の概略回路図である 。 図5B、図5C、図5Dは図5Aの検知器の動作を示すためのタイミング線図 である。 図6Aは本発明の一実施例を示すために微細遅延差を形成するために回路のロ ーディングを使用した状態を示した概略回路図である。 図6Bは、本発明の一実施例を示すために、各段が遅延を導入する7個の段を 具備する二進相対的遅延線構成体の概略回路図である。 図7は遅延線が使用するために選択される前に安定化するための適切な時間を 有することが可能とされている本発明の一実施例を示すための二進相対的遅延回 路のブロック図である。 図8は図7の遅延制御機能の概略回路図である。 図9Aは所望のデューティサイクル出力クロック 信号を入力クロック信号から発生させることが可能である場合の本発明の一実施 例を示すための遅延線回路のブロック図である。 図9Bは図9Aの回路の動作を示したタイミング線図である。 図10Aは本発明の一実施例を示すために入力信号の周波数の倍数である周波 数を有するクロック信号を発生する回路のブロック図である。 図10Bは図10Aの回路の動作を示したタイミング線図である。 図11は本発明の別の側面を示すためのデジタル分数周波数逓倍器回路のブロ ック図である。 図12は図11の4倍組合わせ逓倍器をより詳細に示したブロック図である。 図13は図11のデジタル発信器をより詳細に示したブロック図である。 図14は図13の回路をより詳細に示したブロック図である。 図15は図11の比比較回路をより詳細に示したブロック図である。 図16は図12のパルス回路520′の別の実施例をより詳細に示したブロッ ク図である。 図17は図12のORゲートZ3′の別の実施例をより詳細に示した概略回路 図である。 説明を簡単化するために、本出願の図面における同一の部分又は信号は同一の 番号を付してある。好適実施例の詳細な説明 図1はスキューの低いクロック信号の発生を示すためのクロック分配回路のブ ロック図である。図1に示したように、クロック分配回路20は基端部分24a 及び先端部分24bを具備する長尺状のコネクタ24へ入力クロック信号を供給 するクロック源22を有している。該クロック源は、入力クロック信号を基端部 分24aへ供給し、従って該入力クロック信号は、それが基端部分に印加された 後の時間遅延後にコネクタ24に沿って先端部分24bへ伝搬する。入力クロッ ク信号の基端部分から先端部分への伝搬方向は下流方向26を定義し、且つこの 下流方向に反対の方向28は上流方向を定義する。図1に示したように、n個の 装置30の各々は一対の接続部を介して2つの位置、即ち基端位置及び先端位置 においてコネクタ24へ接続されている。従って、i番目の装置は、信号36( i)を担持する接続部を介して基端位置32(i)において且つ信号38(i) を担持する接続部を介して先端位置34(i)において該コネクタへ接続してお り、iは1乃至nの範囲である。従って、例えばi番目の装置等の各装置に対し て、例えば位置32(i),34 (i)等の基端位置及び先端位置の2つの位置のi番目のグループ等の対応する グループが存在している。これらの位置32(i),34(i)はi番目の装置 に対応するi番目のグループを形成する。全ての基端位置及び先端位置及びn個 の装置に対して、各先端位置は任意の基端位置から下流側であり且つi番目のグ ループにおける基端位置は(i−1)番目のグループにおける基端位置から下流 側であり且つi番目のグループにおける先端位置は(i−1)番目のグループに おける先端位置から上流側であることが観察され、尚この例におけるiは2乃至 nの範囲内の整数である。従って、n個の装置の各々は該コネクタからその対応 するグループの基端位置からの速いクロック信号と、それの対応するグループの 先端位置からの遅いクロック信号とを受取り、このような速いクロック信号及び 遅いクロック信号は前記各装置に対応する一対の信号を形成する。従って、i番 目の装置30は位置32(i)を介して速いクロック信号と、位置34(i)を 介して遅いクロック信号とを受取る。 図2は図1の回路の動作を示したタイミング線図である。図1及び2に示した ように、図1における回路のトポロジィに起因して、装置1は、対応する速い信 号がその他の装置のいずれかによって受取ら れる前の時間において受取られる速い信号36(1)を受取る。然しながら、装 置1によって受取られる遅い信号38(1)は、その他の装置のいずれかによっ て対応する遅い信号を受取るよりも後の時間に発生する。これらn個の装置の各 々に対して、それが受取る速い信号及び遅い信号の遷移時間の間の中間点は、該 装置によって受取られる速いクロック信号及び遅いクロック信号の平均値を与え る。コネクタ24が一様であり且つ基端部分24aからの基端位置又は先端位置 の距離がこのような位置から得られる速い信号又は遅い信号に導入される遅延の 量に比例するようにその長さに比例する遅延を導入するものと仮定し、且つ半導 体媒体内の図1の回路20の実際のレイアウトが、例えばi番目の装置等の各装 置に対して、コネクタ24の基端位置32(i)と共通中間点又は基準点Mとの 間の距離がMと先端位置34(i)との間の距離に実質的に等しいものであって iが1乃至nの範囲のものであると仮定すると、各装置に対する速い信号と遅い 信号との間の平均クロック信号時間は一致し且つ同時に発生し、その場合にこの ような時間は図2における点線40によって表わされる。n個の装置30の各々 がn個の装置の速いクロック信号と遅いクロック信号の遷移時間の間の平均値に おいて発生する遷移時間を有 する1つ又はそれ以上の出力信号42を発生する回路を有する場合には、これら n個の装置によって与えられるn個の出力信号の全ては、これらのn個の装置の 空間的分離にも拘らず、実質的に同一の時間において発生する。基端位置と先端 位置とを分離するオプションとしてバッファ44をコネクタ42に設けることが 可能である。 上述したように、n個の装置の各々の速い信号及び遅い信号の遷移時間の平均 値が同時に発生するためには、コネクタ24は、それがその長さに比例する伝搬 遅延を導入し、且つiが1乃至nの範囲内として32(i)とMとの間の距離が 34(i)とMとの間の距離に等しいようなものである。このような条件が上述 したものから幾分緩和された場合であってもクロックスキューが尚且つ減少され ることが理解され、そのように緩和された場合には半導体レイアウトにおいて一 層柔軟性が与えられる。これら全ての変形例は本発明の範囲内のものである。図 1の回路のトポロジィは装置の回路網に対して入力クロック信号を供給するコネ クタ24に負荷を与える装置数に拘らずにクロックスキューを最小とすることが 可能であるという利点を有している。このことはPLL設計とは非常に異なって おり、PLLの場合には、供給されるべきクロック信号の数が増加す ると、異なるクロック信号の間のスキューは一層大きくなる。これは複数個のP LL集積回路のエラー許容度に関する加算効果に起因するものである。図1の回 路のトポロジィの代わりにPLL設計を使用した場合には、n個の装置の各段の 許容度は全クロックスキューへ加算されねばならない。 図3は図1のn個の装置の各々の速い信号と遅い信号の遷移時間の間の中心即 ち平均値において発生する遷移時間をもった出力信号を供給するブロック図であ る。従って、図1におけるn個の装置の各々は、図3の回路50を有することが 可能であり、尚回路50は入力として図1において対応する装置30によって受 取られる速い信号と遅い信号を入力として受取る。回路50は遅延線54の出力 端において遅延させた速い(又は予定された遅い)信号を得るために該速いクロ ック信号を遅延させるために直列接続した実質的に同一の2つの遅延線52,5 4を有している。遅延線52,54によって導入される遅延が、ライン54の出 力端における速いクロック信号が回路50によって受取られる遅延されたクロッ ク信号と同一の遷移時間を有するように調節される場合には、遅延線52の出力 端42は、速いクロック信号及び遅いクロック信号の遷移時間の中心即ち平均値 において発生する遷移時間を有する。従っ て、図3に示したように、遅延線54の出力及び遅いクロック信号は位相検知器 56へ供給され、位相検知値56はこれら2つの入力信号の位相を比較し且つカ ウンタ58へカウント信号を供給し、カウンタ58はカウンタにおけるカウント に比例する制御信号をレジスタ60を介して遅延線52,54へ供給し、これら 2つの遅延によって導入される遅延の量を同一の量だけ調節する。カウンタ58 によって与えらえるカウントを格納するために2つのレジスタ60が設けられて いる。このように、遅延線52,54によって導入される遅延の量は、同一の量 だけ調節され、従ってこれら2つの遅延線によって導入される遅延は同じままで ある。 これら2つの遅延線の各々によって導入される遅延は、遅延された速いクロッ ク信号(予定した遅いクロック信号)と遅いクロック信号との間に位相差がなく なるまで調節される。このことが発生すると、遅延線52の出力42は回路50 へ供給される速いクロック信号及び遅いクロック信号の遷移時間の間の中心即ち 平均値において発生する遷移時間を有することとなる。図3に示したように、上 述したタイミング関係に影響を与えることを回避するために、同一のバッファ6 2が対称的な態様で使用されている。殆どのカウンタは循環的なものであるから 、検 知器56がカウントアップするか又はカウントダウンするかのいずれかを特定す ることは不必要である。 図4Aは入力クロック信号を遅延させ且つ入力クロック信号と入力クロックと の間の位相を一致させる回路のブロック図である。図4Aに示したように、入力 クロック信号は遅延線82によって遅延されて多数の出力クロック84を供給す る。1つの出力クロックが、入力クロックと共に、位相検知器86へフィードバ ックされ、位相検知器86は出力クロックと入力クロックの位相を比較してそれ らの間の位相差の存在を表わす出力を供給する。この出力はカウンタ88へ印加 され、カウンタ88は遅延線82によって導入される遅延の量を調整するための カウントを供給する。このような調節は、出力84が入力クロックの位相と一致 するまで実行され、その場合に、検知器86はカウンタ88へロック信号を供給 し、該カウンタのカウント動作を停止させる。図4Aの回路の動作は図4Bのタ イミング線図に示してある。図4Bに示したように、入力クロック信号が、入力 クロックの上昇端92が次の入力クロックサイクル96の上昇端と一致する上昇 端94を発生させるように、1個の完全なクロックサイクル(又はより多くの完 全なクロックサイクル)だけ遅延線82によって遅延されると、入力クロック及 び出力 クロックは遷移時間において一致され且つこれら2つのクロックの間に位相差は 存在しないように見える。 図5Aは本発明の好適実施例を例示するための対称的位相検知器の概略回路図 である。位相検知器は、単に、排他的ORゲートを使用することによって実現す ることが可能である。然しながら、高速クロックに対する要求の増加に伴い、位 相検知器は短いパルスに対して感度を有するものであることが要求されている。 このことは、排他的ORゲートを例えばバイポーラ又はガリウム砒素技術等の高 速ゲート技術を使用して実現することが必要とされる場合があり、一方該回路の その他の部分は通常のIC処理技術を使用して実現することが可能な場合がある 。このような高速技術の使用は、処理ステップを増加させ、従って集積回路のコ ストを増加させる。このことは望ましいことではない。図5Aの位相検知器は5 個のゲート、即ちR1、R2,S1,S2,Z2を有している。一体的となって 、これらの5個のゲートは論理的には排他的ORゲートと等価である。然しなが ら、これらの5個のゲートは、バイポーラ又はガリウム砒素型の高速のゲート技 術を必要とすることなしに、より低速のゲートを使用して実現することが可能で ある。 図5Aに示した如く、位相検知器100は、遅延したクロック信号即ち遅延ク ロック信号FBinと基準クロックRefclkとを比較する。図5Aに示した ように、R1,R2,S1,S2はNANDゲートである。ゲートR1,S1の 各々の一方の入力端は高電圧「1」状態における電圧へ接続されている。R1, S1の残りの入力端は夫々FBin及びRefclkが供給される。R1の出力 端であるELDは、Refclkと共に、出力LAGを供給するR2へ供給され る。S1の出力であるLATEDは、FBinと共に、出力LEADを供給する S2へ供給される。次いで、LAG信号及びLEAD信号はNORゲートZ2へ 印加され、該NORゲートZ2は「hit(ヒット)」と呼ばれる出力信号をD フリップフロップ102のクロック入力端へ供給し、フリップフロップ102の D入力端は高論理状態へ接続されている。遅延クロックと基準クロックとの間の 位相差がスレッシュホールド値よりも大きいことをゲートZ2が検知すると、そ の出力信号hitは論理状態を変化することはなく、フリップフロップ102の Q出力「lock(ロック)」信号はセットされることはない。遅延クロックと 基準クロックとの間の位相差が所定のスレッシュホールド未満であることをZ2 が検知すると、Z2はその出力hit をして論理状態を変化させ、その際にフリップフロップ102のQ出力信号lo ckにおける遷移を発生させる。 従って、位相検知器100が図3及び4Aにおける位相検知器56及び86と 置換されると、位相検知器が比較されるべき2つの入力クロック信号の間の位相 差が与えられたスレッシュホールドよりも大きいものであることを検知した場合 にロック又はカウント信号はセットされることはなく、従ってカウンタ58及び 88は継続してカウントを行ない且つその際に制御される遅延線又は複数個の遅 延線を継続的に調節させる。然しながら、該位相検知器によって比較される2つ の入力信号の間の位相差が与えられたスレッシュホールドよりも低い場合には、 ロック又はカウント信号はセットされ、その際にカウンタ58及び88における カウント動作を停止させ、そのことは遅延線又は複数個の遅延線をしてそれらの 遅延値を調節することを停止させる。 位相検知器100の動作は図5B−5Dのタイミング線図においてより詳細に 示してある。図5Bは検知器100のスレッシュホールドよりも大きな値だけ遅 延クロックFBinが基準クロックRefclkをリードしている場合の状態を 示したタイミング線図である。R1及びS1の各々の一方の入力端は高 論理状態へ接続しているので、これらのゲートは単にインバータとして機能する 。従って、遅延クロック信号FBinが上昇すると、それはR1の出力であるE LDを低状態へ降下させる。S1の出力であるLATEDは初期的には論理高状 態にあり、従ってS2のゲート遅延の後に、LEADもFBinの上昇端に応答 して低状態へ下降する。基準クロックが上昇すると、基準クロックとELDとが 両方とも高状態である期間中に小さな時間的オーバーラップが存在する。然しな がら、ゲートR2はゲートR2が応答するために両方の入力が高である最小時間 期間を必要とする。上述したように、検知器100における5個のゲートはバイ ポーラ又はガリウム砒素等の高速技術を使用することなしに実現されている。従 って、両方の入力が高である小さな時間期間はLAG信号を強制的に低とさせる ためにゲートR2を応答させるには不適切である。従って、LAG信号は図5B に示したように高に止まる。LAG信号は高に止まるので、Z2の出力hit信 号は低に止まり且つ不変のままであって、従ってフリップフロップ102のQ出 力信号lockも低及び不変のままに止まる。 S1によって導入される遅延の後に、Refclkの上昇端はS1の出力であ るLATEDを低へ降下 させ、そのことはS2の出力LEADを強制的に高とさせ、従ってLEAD信号 はその初期状態へ復帰する。図5Bから理解されるように、R1によって導入さ れる遅延が増加すると、lock信号はトリガされ且つ2つのクロックFBin 及びRefclkの間の広い時間差の範囲にも拘らずセットされ、その結果微細 なタイミング差を検知する分解能を喪失する。このような結果は例えばクロック にノイズがある通信システム等のある適用場面においては実際に望ましい場合が ある。 図5Cは図5Aの検知器の動作を示した図5Aにおける異なる信号のタイミン グ線図であって、その場合に、基準信号Refclkは遅延クロック信号FBi nをリード即ち先行している。この場合にも、R1,S1によって導入される遅 延を増加させることによって、これは分解能を減少させる効果を有している。 図5Dは図5Aにおける検知器の動作を示した図5Aにおける異なる信号のタ イミング線図であって、その場合に、遅延クロック信号及び基準クロックは実質 的に同一の時間又は検知器100の所定のスレッシュホールドよりも低い時間差 において発生する。ELD及びLATEDは初期的に高であるので、Refcl kの上昇端はLAG信号をゲートR2によ って発生される遅延の後に低へ降下させ、且つ遅延クロック信号FBinの上昇 端は、LEAD信号を、ゲートS2によって導入される遅延の後に低へ降下させ る。従って、LEAD及びLAGの両方の信号はオーバーラップする時間期間の 間低であり、その際にゲートZ2の出力即ちhitを強制的に高へ移行させる。 このことはlock信号を高へ移行させる。R1によって導入される遅延の後に 、ELDはFBinの上昇端に応答して低へ移行される。同様に、LATEDも ゲートS1によって発生される遅延の後にRefclkに応答して強制的に低と される。ELD及びLATEDにおける遷移は信号LEAD及びLAGを強制的 に高とさせ、且つこれらはZ2の出力hitを低へ移行させる。 R1,S1によって導入される遅延が減少されると、信号LEAD及びLAG が強制的に高とされ、その結果LEAD及びLAG信号がより短いパルス幅とな ることが理解される。R1,S1によって導入される遅延が減少され過ぎると、 LAED及びLAGのパルス幅はゲートZ2がレジスタ即ち登録するのに短か過 ぎる場合がある。好適実施例においては、R1及びS1によって導入される遅延 は1個のゲート遅延であり、今日の半導体技術が与えられる場合には、R1及び S1によって導入される遅延は 1nsの程度のものである場合がある。好適には、R1及びS1は対称的な検知 の整合を確保するために基本的に同一の遅延を導入する。2対の同一のゲートR 1,S1及びR2,S2を使用し且つ全てのゲートを互いに近接して配置させる ことによって、エラーを最小とさせることが可能である。フリップフロップ10 2は狭い検知パルスhitを安定なレベルにおいてlock信号へ変換し、遅延 クロック信号と基準クロック信号との間の同期即ち時間的整合が達成されたこと を表わす。排他的ORゲートの代わりに図5Aの構成を使用することによって、 バイポーラ又はガリウム砒素技術を使用することなしに達成することが困難な微 細な分解能を達成することが可能である。 図5Aに示したNANDゲート及びNORゲートの代わりに、その他のゲート を使用することも可能である。従って、ゲートR1,S1は単にインバータであ ることが可能である。ゲートR2,S2はその代わりにANDゲートとすること が可能であり且つゲートZ2はANDゲート又はNANDゲートとすることが可 能である。明らかに、その他の均等な論理要素を使用することも可能である。同 一の論理機能及び上述したその他の機能を達成するこのような及びその他の変形 例は本発明の範囲内のものであ る。 図6Aは本発明の一実施例において微細な遅延差を形成するために回路ローデ ィング(負荷)を使用する状態を示した概略回路図である。回路120は2つの 実質的に同一の相互接続信号経路122及び124を有しており、その各々は入 力端128と出力端130との間に信号を通過させるためのこれらの経路のうち の一方を選択するためのマルチプレクサ126へ接続している。一方の経路又は 他方の経路の選択は、選択線132上の外部選択信号にしたがって選択される。 相互接続信号経路122は遅延負荷134に接続され且つ付加が与えられ、遅延 負荷134はライン124に沿っての信号の伝搬と相対的にライン122に沿っ ての信号の伝搬を遅延させる。従って、入力128と出力端130との間に信号 を通過させるために経路122か又は124のいずれかを選択するためにライン 132上に適切な選択信号を印加させることによって、負荷134によって導入 される遅延と共に又は遅延なしで信号経路を選択することが可能である。 半導体プロセスにおいて、相互接続金属容量を制御することは困難である。装 置120において、経路122及び124は半導体基板上の相互接続金属から構 成することが可能である。経路122,124 を可及的に短く形成し且つこれら2つの経路を設計プロセスにおいて実質的に同 一に形成することによって、相互接続金属容量における差に起因するエラーを最 小とさせることが可能である。遅延を発生させるある長さの金属又はポリシリコ ン等のその他の物質を使用する代わりに、負荷134においてトランジスタゲー トを使用して経路122に沿って伝搬する信号に対してローディング及び遅延を 発生させる。トランジスタの寸法は半導体処理における相互接続金属の寸法と比 較してより厳格に制御することが可能であるので、回路120の構成は他方の信 号経路と比較して一方の信号経路によって導入される遅延の極めて正確な制御を 達成する。 図6Bは本発明を例示するための二進相対的遅延線構成体の概略図である。図 6Bに示したように、遅延線150は7個の段を有しており、その各段は図6A の回路120と同様な回路とすることが可能である。図6Bに示したように、各 段152は、図6Aに示したように信号が2つの経路122,124へ分割され る前に共通のバッファ136を使用する代わりに、各段152は2つの並列な経 路154,156を有しており、その各々は2つの同一のバッファ158のうち の1つを使用するという点において、回路120と異なっている。各段152は 、更 に、負荷(7個の負荷D1−D7のうちの1つ)を有しており、且つ2:1マル チプレクサ160(又はその他のタイプの信号選択器)が入力信号を通過させる ために2つの経路154,156のうちの1つを選択するために7本の選択線1 62(0)乃至162(6)のうちの1つの上において7つの選択信号のうちの 1つに応答する。入力端164と出力端166との間において7個の段150に よって導入される全遅延は7個の段によって導入される遅延の総和である。好適 には、7個の遅延要素Diのうちの1つによって導入される遅延がD(i−1) によって導入される遅延の2倍であり、尚iは1乃至7の範囲である。D1−D 7の1組の可能な値は、50ps,100ps,200ps,400ps,80 0ps,1.6ns,3.2nsである。上に例示した相次ぐ段によって導入さ れる遅延間の二進増分関係の場合に、入力端164と出力端166との間に導入 される遅延の量は、7桁の二進信号を印加することによって制御することが可能 であり、尚各桁は、jが0乃至6の範囲のものとして選択線162(j)のうち の1つへ印加される。図6Bに示したように、各段におけるマルチプレクサ16 0の出力はシーケンス内の次の段の両方の信号経路へ供給される。好適実施例に おいては、各段における2 つの経路154,156は金属相互接続経路であり、且つ負荷(D1−D7のう ちの1つ)は半導体基板上の半導体ゲートである。 図7は、並列に配列された2本の遅延線のうちの1つが他方の遅延線によって 導入されるべき遅延に対する時間をアップデートさせることを可能とし且つ他方 の遅延線が信号処理のために選択される前に安定化することを可能とするために 選択することが可能である。更に、図7においては、位相検知器、カウンタ、ラ ッチ及び2による割算回路等のその他の関連する回路部品も示されている。図7 に示したように、位相検知器202は基準信号と予定した遅い(Estlate )信号とを比較し且つgoC信号をカウンタ204へ供給し、該カウンタに対し てカウント動作を行なうか又は停止するかを命令する。位相検知器202は、更 に、「more」信号をカウンタ204へ供給してカウント動作の方向を制御す る。カウンタ204の出力であるQビット二進数が制御回路206へ印加され、 制御回路206は図7の回路200によって処理されるクロック信号よりも遅い CLK8のクロック速度において動作され、一実施例においては、CLK8は単 に検知器202へ印加される基準クロックの速度の8分の1の速度である場合が ある。このように遅いクロック速度に おいて、制御回路206はその端子goDにおける選択出力「pick1」を1 と0との間でトグル動作させ、この信号はマルチプレクサ208へ印加されて2 本の遅延線212及び214のうちの一方からの信号を該マルチプレクサの出力 として選択する。ライン212,214はライン150と構造が同様のものとす ることが可能であるが、7個ではなく9個の段を有している。 制御回路206は現在どの遅延線が選択されるかに関する情報を格納し、従っ てそれは「pick1」信号を発生して現在選択されていない遅延線をアップデ ートさせ、次いで後のCLK8クロックインターバルにおいて選択させ遅延線に 対する時間をアップデートさせ且つ安定化させることを可能とする。これは、例 えば図6Bの遅延線150等の遅延線が1組の二進信号が選択線162へ印加さ れた後に安定化するのに時間がかかるという事実に基づくものである。次いで、 マルチプレクサの出力はシステムクロックとしてラッチ220を介して供給され る。その出力は、更に、2による割算フリップフロップ220へ供給され、マル チプレクサ208の出力の周波数の半分の周波数でクロックを供給する。 図8は、図7の制御回路206の一実施形態を例示した概略回路図である。図 7及び8に示したよう に、カウンタ204の9ビット出力を格納するために2個のANDゲート246 ,248を介して並列的に2個の9ビットレジスタ230及び232へ印加され る。位相検知器202からのgoC信号は3個のDフリップフロップ240,2 42,244を介して伝搬し、図7におけるマルチプレクサ208へ印加するた めの「pick1」信号を発生し、且つレジスタ230,232をアップデート するための制御信号を発生する。フリップフロップ240の出力端における「g oNext」信号はレジスタ230,232の値をアップデートするために使用 される。 初期状態において、フリップフロップ244のQ出力、即ちpick1が高論 理状態にあるものと仮定すると、マルチプレクサ208へ印加された場合に、該 マルチプレクサは遅延線212の出力をその出力として選択する。このような状 態において、フリップフロップ244のQN出力は低論理状態にあり、その際に ANDゲート246をして低論理状態出力を有するものとさせる。ANDゲート 248の出力は、更に、低論理状態出力を供給する。何故ならば、goNext は初期状態において論理低にあるからである。レジスタ230は遅延線212へ 印加されるべき9ビットカウンタ値を格納し、且つレ ジスタ232は遅延線214へ印加されるべき9ビットカウンタ値を格納する。 位相検知器202の出力goCが高へ移行すると、クロック信号CLK8の1サ イクルの後に、フリップフロップ240の出力goNextは低から高へ移行す る。このことは、ANDゲート248の出力を低から高へ移行させ、従ってレジ スタ232へ印加されるこのような上昇端は該レジスタがカウンタ204からの カウンタ値を格納することを可能とする。ゲート246の他方の入力は低のまま であるので、レジスタ230は影響を受けることはない。この時間において、制 御ブロック206の出力pick1は同一の状態に止まり、従ってマルチプレク サ208は未だに遅延線212の出力をその出力として選択したままである。C LK8の次のクロックインターバル期間中に、レジスタ232内に格納されてい るカウンタ値は遅延線214へ印加され、且つ遅延線214が安定化する時間を 与える。CLK8のこのような次のサイクルに続くクロックインターバル期間中 に、フリップフロップ242の出力swNextはフリップフロップ240の出 力に続いて高となり、その際に制御ブロック206の出力pick1をして論理 低へ状態をスイッチさせ、その際にマルチプレクサ208をして遅延線212の 出力の代わりに遅延線214 の出力を通過させる。フリップフロップ204のQN出力も低から高へ状態をス イッチされ、その際にANDゲート248及びレジスタ232をディスエーブル 即ち動作不能状態とさせる。それはANDゲート246をイネーブル即ち動作可 能状態とさせ、従って、goNext信号が再度高へ移行すると、レジスタ23 0をしてその時のカウンタ値を格納する準備がなされる。上述したプロセスは繰 返し行なわれ、従ってフリップフロップ244は常にどの遅延線が現在選択され ているかを表わす論理レベルを格納する。従って、図8の制御回路は適切なレジ スタがカウンタ値を格納することを可能とし、且つそれに接続されており且つ現 在の時間において選択されていない遅延線が、それが次の時間インターバル期間 中に選択される前に安定化することを可能としている。 図9Aは、入力基準クロックと同一の周波数を有しているが50%のデューテ ィサイクルにある出力クロック信号を供給する回路のブロック図であり、その場 合に入力基準クロックは任意のデューティサイクルとすることが可能である。回 路300は任意のデューティサイクルとすることの可能な入力基準クロック30 6を遅延させるために直列に接続されている実質的に同一の2本の遅延線302 ,304 を有している。入力バッファ308を通過した後に、基準クロックは遅延線30 2,304によって遅延されて遅延基準クロックを発生する。この遅延基準クロ ック及び基準クロックはカウンタ314へカウント信号を供給する位相検知器3 12へ印加される。図3において検知器56について説明したのと同一の態様で 、位相検知器312はカウンタ314へカウント信号を供給し、従って、基準ク ロックと遅延基準クロックとの間の位相差があるスレッシュホールドを超えてい る場合には、カウンタ314は継続してカウントを行なう。カウンタ314はカ ウントアップ又はカウントダウンを行なって、遅延線302,304を実質的に 同一の量だけ変化させる。殆どの二進カウンタは循環的であり且ついずれの方向 においても同一の所望数へカウントバックするので、カウンタがどの方向にカウ ントを行なうかは問題ではない。検知器56に対して上述したのと同一の態様で 、ライン302,304によって導入される遅延は、遅延基準クロックと基準ク ロックとの間の位相差がスレッシュホールド以下となるまで調節される。 図9Bは遅延基準クロックと基準クロックとの間の位相差がスレッシュホール ド以下となるまでライン302,304によって導入される遅延が調節さ れた後の図9Aにおけるタイミング関係を例示したタイミング線図である。図9 Bを参照すると、遅延線302のD2出力の上昇端320,322の間の時間イ ンターバルは入力基準クロックの完全なサイクルを示している。何故ならば、D 2出力は入力基準クロックと同相だからである。遅延線302のD1出力におけ る上昇端324は上昇端320と322との間の中間点において発生する。何故 ならば、遅延線302,304は実質的に同一の遅延を導入するからである。フ リップフロップ340はその入力端を論理高状態にある電圧へ接続しており且つ クロック入力端を遅延線304のD2出力の上昇端によってトリガさせる。フリ ップフロップ342はフリップフロップ340と類似しているが、その反転Q出 力をフリップフロップ340のリセット端子へ印加させる。フリップフロップ3 40,342はそれらのクロック入力端へ印加されるクロック信号の上昇端によ ってトリガされる。従って、D2出力端から上昇端320を受取ると、フリップ フロップ340のQ出力はエッジ即ち端326として高へ移行する。上昇端32 4を受取ると、フリップフロップ342の反転Q出力は、フリップフロップ34 0のリセット端子へ印加されると、フリップフロップ340の出力をエッジ即ち 端328において低へ降下させる。 このプロセスは繰返し行なわれ、従って、フリップフロップ340の出力は図9 Bにおける信号340′として出力バッファ344の入力に表われる。上昇端3 24は上昇端320と322との間の中間点において発生し且つ下降端328は 上昇端324とほぼ同一の時間において発生するので、信号340′は入力基準 クロック306と同一の周波数において50%のデューティサイクルを有してい る。 フィードバック経路346はフリップフロップ342の反転Q出力端からその リセット端子へのバッファ348等の遅延を有しており、従ってその出力は所定 の遅延の後に下降端350において「0」へリセットされ、従って回路300は 基準クロック306の次の上昇端に対する準備がなされる。 図9A,9Bを参照して上述した実施例においては、フリップフロップ340 及び342が基準クロックの上昇端においてトリガしているが、下降端でトリガ する同様のフリップフロップを使用することも可能である。図9A,9Bにおけ る実施例においては、基準クロック信号を基準クロックのサイクル時間の半分だ け遅延させるために遅延線302が調節されている。遅延線302は異なるデュ ーティサイクル出力クロックを達成するためにサイクル時間の異なる百分率遅延 させるために選択することが可 能である。例えば、遅延線302は基準クロックのサイクル時間の(m/n)1 00%又はサイクル時間の(n−m)/n100%遅延させるべく選択すること が可能である。いずれの場合においても、遅延線302は遅延信号の対応する遅 延されたエッジ(端)を得るためにサイクル時間のそのような一部だけ基準クロ ックの上昇端又は下降端を遅延させる。次いで、出力信号340′が供給され、 それは入力信号の上昇端又は下降端及び遅延信号の対応するエッジ(端)によっ て論理状態を変化させる。図9Aにおける好適実施例においては、このことは、 遅延線304によって行なわれており、遅延線304は基準クロックのサイクル 時間と遅延線302によって導入される遅延との間の差異によって遅延線302 の出力端において対応する遅延端を遅延させ、このような差異が相補的遅延を定 義する。好適実施例においては遅延線302の出力として供給される遅延信号の 対応する端部によって出力340′が論理状態を変化させるためにフリップフロ ップ340及び342が設けられている。検知器312及びカウンタ314によ って行なわれる位相比較は、遅延線302及び304の結合効果が基準クロック サイクルの整数だけ基準クロックを遅延させることを確保するために使用される 。 遅延線302が基準クロック306のサイクル時間のm/n又は(n−m)/ nによって与えられる分数だけ基準クロックを遅延させるためには、遅延線30 2及び304によって発生される相対的な遅延を選択することが可能である。従 って、60%又は40%のデューティサイクルが達成されるべき場合には、遅延 線302,304は共に5つの同一の単位の遅延線を有することが可能であり、 その場合に、遅延線302は直列接続されたこのような単位遅延線の2つを有し 、且つ遅延線304は直列接続されたこのような単位遅延線の3つを有する。6 0%のデューティサイクルを有する信号は単に同一の周波数における40%のデ ューティサイクルの信号の補元であるから、遅延線302は直列接続されている このような単位遅延線の3つを有し、且つ遅延線304は直列接続されているこ のような単位遅延線の2つを有することが可能である。同様の意味合いにおいて 、基準クロックと同一の周波数であるが(m/n)100%デューティサイクル の任意の比を有するデジタル周期的信号を得ることが可能であり、その場合にm 及びnは正の整数であり、尚nはmよりも大きなものである。 図10Aは入力信号の周波数の倍数である周波数を有する周期的デジタル信号 を発生する回路400 及び図3の回路50と基本的に同一である回路50′のブロック図である。回路 50′は、カウント動作方向を表示するために位相検知器56′がカウンタ58 へ「up」信号を供給するという点のみにおいて、図3の回路50と異なってい る。従って、回路50はライン402上において周波数fを有する入力デジタル 信号を回路400へ供給する。回路400は直列的に配列された実質的に同一の 2つの遅延線404,406を有しており、遅延線406の出力はカウンタ41 0へ「count」及び「up」信号を供給する位相検知器408によって入力 信号と比較される。カウンタ410は、遅延線406の出力とライン402上の 入力信号との間の位相差が所定のスレッシュホールド以下となるまで、遅延線4 04,406によって導入される遅延を調節するために図3を参照して上述した のと同一の態様で遅延線404,406へ接続されている2つのレジスタ412 を介してそのカウントを供給する。このことが発生すると、遅延線404の出力 は入力信号のサイクル時間の半分だけ入力信号を遅延させる。 遅延線404の出力端404′はANDゲートX1の一方の入力端へ接続され ると共にインバータX2を介してANDゲートX1の他方の入力端へ接続してい る。同様に、遅延線406の出力端406′は 同様の形態でANDゲートY1へ直接的に及びインバータY2を介して接続され ている。ゲートX1,X2の効果は出力端404′において上昇端に応答してパ ルスを発生することである。同様に、ゲートY1,Y2は出力端406′におけ る上昇端に応答してパルスを発生する。このようなパルスは周波数2f、即ちラ イン402上の入力信号の2倍の周波数を有する出力信号を派生させるためにO RゲートZ3を介して供給される。このような動作は図10Bのタイミング線図 に示されている。図10Bに示したように、出力端404′における上昇端43 2は、406′における信号のエッジ(端)424と同相である入力信号の上昇 端の後のサイクル時間の半分において発生する。430における出力パルスは上 昇端434によってトリガされる1個のパルスと、上昇端432によってトリガ される別のパルスと、404′における同様の上昇端及び入力信号によってトリ ガされる同様のパルスを有している。404′,406′における出力信号は周 波数fであるので、430における出力信号は周波数2fにおいて発生する。 図10Aの回路は、遅延線404,406の間に直列接続されている遅延線4 04,406と実質的に同一のエキストラな遅延線を単に設けることによ って入力周波数の3倍である出力信号を得るように修正することが可能である。 遅延線404,406の制御と同一の態様でこのような遅延線による遅延を調節 するためにカウンタ410からのカウントに応答するエキストラなレジスタが設 けられる。X1,X2等の同様のゲート構成を、このような3番目の遅延線の出 力端における上昇端に応答してパルスを発生するために設けることが可能であり 、その場合に、そのようなパルスは入力信号の3倍の周波数で出力信号を供給す るために3入力ORゲートZ3′(不図示)によって結合される。同様の意味合 いにおいて、入力信号の周波数のその他の整数倍における周波数を有するデジタ ルクロック信号を得ることが可能であり且つ本発明の範囲内のものである。 本発明の更に別の側面は、図11−17を参照して以下に説明する分数周波数 逓倍器回路及びシステムに関するものである。 周波数逓倍は入力基準周波数よりも一層高い周波数を有する出力信号を発生す ることである。出力周波数が入力周波数よりも整数倍だけ高い場合には、整数周 波数逓倍が発生する。出力周波数が入力周波数よりも整数でない倍数だけ高い場 合には、分数周波数逓倍が発生する。 周波数逓倍は、典型的に既存のクロックから異な る周波数の付加的なクロックを発生するためにデジタルシステムにおいて使用さ れる。圧電結晶発信器は通常ソースクロックを発生するために使用されるが、圧 電結晶発信器は駆動能力、周波数範囲及び動的周波数調節能力において制限を有 している。周波数逓倍は、更に、既存の低周波数クロック信号を分配させ且つデ スティネーションにおいて所望の一層高い周波数まで乗算するだけによってノイ ズの発生及びコストを減少させる。 周波数逓倍の従来の方法は高周波数電圧制御発信器(VCO)に基づくもので ある。それは所望の出力を与えるために位相及び周波数が調整される。このアプ ローチにおける制限は、周波数範囲、ノイズ発生、出力信号のジッタ、電力消費 及びその他の付加的なデジタル論理及びその他の周波数逓倍器と共に大型のIC 内へ集積化することの困難性等である。 図11はVCOを使用することなしに本発明の好適実施例を例示するための分 数周波数逓倍器のブロック図である。この場合には、逓倍器によって発生される べきクロック信号の所望の周波数は例えば最大で約200MHzの周波数等の高 周波数であり、最初に、シードクロック信号として所望の周波数よりも低い周波 数において出力クロックを派生させ且つ整数周波数逓倍器を使用してこのような シードク ロックを「ステップアップ」させて所望の高周波数のものとさせることが望まし い。従って、図11に示したように、14.318MHzの入力基準クロックか ら派生されるべき所望のクロック周波数が200MHzである場合には、最初に 入力基準信号から50MHzの信号を派生し次いで4倍整数周波数逓倍器を使用 してこの50MHz信号を200MHzブロック信号へステップアップさせるこ とが望ましい場合がある。このような設計は好適なものであるが、ある適用例に おいては、整数周波数逓倍器なしで14.318MHzの信号を直接的に200 MHzの信号へ変換させることが望ましい場合がある。明らかに、4以外の異な る整数周波数逓倍を実行する整数周波数逓倍器を所望に応じて適用することも可 能である。これら全ての変形例は本発明の範囲内のものである。 図11に示したように、デジタル分数周波数逓倍器500は上述した整数組合 わせ周波数逓倍器502、デジタル発信器504、比比較回路506を有してい る。比比較回路506はオシレータ506のシードクロック出力を、例えばライ ン508上の140.318MHzの信号等の入力基準クロック信号、ライン5 10上の周波数選択信号と比較してライン512上に制御信号を発生する。該制 御信号は、発信器504の出力がライン510上で表わされた周波 数から設定されたスレッシュホールド値内にある周波数にあるか否かを表わす。 発信器出力の周波数が所望の周波数からのこのようなスレッシュホールド値内に ある場合には、回路506からのライン512上の信号は発信器504をしてそ の出力を実質的にこのような周波数にロックさせる。発信器504のシードクロ ック出力は、更に、逓倍器502へ供給され、該逓倍器はこのような出力を逓倍 して所望周波数の出力クロック信号を得る。 上述した例においては、所望の出力クロック信号は200MHzであり、ライ ン510上で表わされる周波数は50MHzであり且つ回路506は発信器50 4の出力を、それが実質的に50MHzにある場合に、ロックさせる。従って、 逓倍器502はこのような周波数をライン516上の200MHzの出力クロッ ク周波数へステップアップさせる。勿論、200MHz以外の出力クロック周波 数を同様の態様で得ることが可能であり且つそれは本発明の範囲内である。 図12は図11の逓倍器502の構造をより詳細に示したブロッ図である。図 10Aの2倍組合わせ逓倍器400との比較から明らかなように、図12の4倍 組合わせ逓倍器回路502は図10Aの逓倍器回路400の基本的に延長である 構造を有してい る。従って、4本の遅延線520は全て実質的に同一の量の遅延を導入し、それ は遅延線404,406に類似している。パルス回路520′の各々は4本の遅 延線の各々の出力端における各上昇端から2.5ns乃至5ns幅のパルス信号 を派生するために、図10AのX1,X2(又はY1,Y2)と同様の態様で配 列したANDゲートとインバータとを有している。ORゲートZ3′は4個でパ ルス回路からの4個のパルスをライン514上の発信器504からのクロックの 周波数の4倍の周波数における出力クロック信号へ結合させる。遅延線520の 各々は5ns乃至8nsの範囲内の遅延を導入することが可能である。シードク ロックはこれらの遅延線へ供給され且つ遅延線の出力と比較される。位相検知器 408は比較を行ない且つカウンタを制御する。前と同じように、カウンタ41 4は4本の遅延線の遅延を制御する。 図13はデジタル発信器504をより詳細に示したブロック図である。図13 に示したように、発信器504はデジタルグリッチ無し遅延線530を有してい る。遅延線530は、好適には、図6Bの遅延線150と同様な遅延線を有して いる。更に、遅延線530はフィードバック経路532及び例えばライン150 等の遅延線の出力を反転させる手段5 38(図14に示してある)を有している。フィードバック経路532は反転さ れた出力信号を遅延線150の入力端へフィードバックさせる。このような態様 で、パルスが遅延線へ供給されると、遅延線の反転出力の入力端へのフィードバ ックがライン514上にデジタルシードクロック信号を発生させる。カウンタ2 04は遅延線によって導入される遅延の量を制御し、従って、ライン514上の シードクロックの周波数を制御する。 図14は図13のデジタル発信器回路504を更に詳細に示したブロック図で ある。図14のデジタル発信器回路504は、図7に存在するある回路ブロック は、図14においては省略されているが、発信器504がインバータ538とフ ィードバック経路532とを有するという特徴以外、図7の二進相対的遅延回路 とほぼ同一である。図7を参照して上述したように、BRD制御器206は、信 号「PICK1」を介して遅延機能を実行するために使用すべき2本の遅延線2 12,214のうちの一方を選択し、一方他方の遅延線が次のサイクルにおいて 再度使用される前に安定状態へ安定化することを可能とする。このような選択は 、上述したように、逓倍器208を介して実行される。従って、基準クロックパ ルスが入力ライン534に沿って該2本の遅延 線へ印加されると(例えば、不図示のシステムプロセサによって)、このような パルスは該遅延線を介して伝搬し且つ制御器206によって選択された遅延線の 出力はインバータ538へ逓倍器208を通過すべく選択される。インバータ5 38はこのようなパルス信号を反転させ且つそれをフィードバック経路532を 介してこれら2本の遅延線の入力端へ印加させる。制御器206は、次いで、次 のクロックサイクル期間中に他方の遅延線を動作状態に選択し、その期間中に、 このようにフィードバックされた反転されたクロックパルスはこのような他方の 遅延線を介して伝搬する。このような遅延線の出力は逓倍器208を通過すべく 選択され且つ再度インバータ538によって反転され、該インバータ538は該 再度反転されたパルス信号をフィードバック経路532へ印加し、且つ上述した プロセスが繰返し行なわれ、その際にフィードバック経路532上にクロック信 号を発生する。ライン532上のクロック信号はバッファ及びその他の従来の回 路(不図示)を介して通過され、ライン514(図14には示していない)上に シードクロックを派生させることが可能である。 ライン532上のクロック信号の周波数は遅延線212,214によって導入 される遅延の量に依存 し、その遅延はカウンタ204によって制御される。カウンタ204は8ビット 信号Dly〈8:0〉をBRD制御器206へ供給する。制御器206はこのよ うな8ビット信号をラインSelD〈8:0〉及びSelE〈8:0〉を介して 夫々遅延線212,214へ供給する。このようなカウンタ204から発生され た8ビット信号は次いでこれら2本の遅延線を制御するために使用される。遅延 線212,214の各々が図6Bにおける遅延線150の構造と同様の構造を有 している場合には、この8ビット信号の幾つか又は全てのビットは図6Bに示し た7本の選択線162(0)乃至162(6)を介して2:1マルチプレクサ1 60を制御するために使用することが可能である。明らかに、7本を超えた数の 選択線を7個を超えた数の段を有する遅延線に対して使用することが可能である 。このような態様で、カウンタ204は、ライン532上のクロック信号から派 生されるシードクロックの周波数を制御する。 カウンタ204は図15の比比較回路506からのライン512上の制御信号 COUNT及びUTnに応答する。カウント信号が指定した状態にある場合には 、それはカウンタ204をしてカウント動作を停止させる。このことは遅延線2 12,214によって導入されるべき遅延の量を、このようにして 指定したカウント信号の状態がアサートされる前に、特定の値にロックさせる。 遅延線212,214による遅延は、比較回路504がライン514上のシー ドクロックが所望周波数の設定したスレッシュホールド内にあり従ってオシレー タ504がその出力をこのような周波数にロックすべきであることを決定する場 合に、ロックされる。比比較回路506がライン532上のフィードバック信号 から派生されたライン514上のシードクロックが所望の周波数にないことを判 別すると、ライン212,214によって導入される遅延を増加させるべきか又 は減少させるべきかを判別し、従って信号UPnを派生する。このUPn信号は カウンタ204に対してカウントアップすべきか又はカウントダウンすべきかを 表示する。この目的のために、カウンタ204は好適にはアップ/ダウンカウン タである。分数逓倍における比比較 分数周波数逓倍器における比比較回路506の目的は、2つのクロックが特定 した比だけ異なる周波数を有することをチェックためである。この比は例えば3 .1415等の任意の実数値とすることが可能である。これら2つのクロックが 互いに所望の比である周波数を有するものでない場合には、比比較 回路はそのことを表示し且つ特定した比を達成するためにいずれかのクロックの 周波数を増加又は減少させるべきであるかを表わす。 これらのクロックのうちの一方、例えばライン508上のクロックは基準クロ ックRef(図15)として使用される。他方のクロック、例えば発信器504 の出力クロックは、チェックされ且つ調節される可能性のあるクロックDOsc (図15)である。実際的な適用においては、該基準クロックは、通常、システ ムにおいて容易に得ることの可能なクロックである。この場合には、調節される べきクロックはデジタル発信器504から来る。比比較器506は、デジタル発 信器に対して、調節信号及び調節の方向を発生するために使用される。注意すべ きことであるが、この比比較は実際には調節を実行するものではなく、単にその ことを行なうことの必要性及び調節の方向を表示するに過ぎない。 図15は比比較回路506の一実施例を示している。ライン508上の基準ク ロック入力はRefの記号が付けられており、且つライン532上の調節された クロック入力はDOscの記号が付けられている。Refクロックは9ビットア ップカウンタ550、up 9bctrへ入る。DOscクロックは10ビット アップカウンタ552、up10bc trへ入る。10ビットカウンタ552の出力do〈9:0〉は9ビット比レジ スタ554、ratf〈8:0〉、内に格納されている比ratio〈8:0〉 と比較器560によって比較される。この比レジスタはシステムプロセサ(不図 示)等によってロード信号Ldによる入力freq〈8:0〉の値でロードされ る。注意すべきことであるが、この比レジスタはその他の箇所に位置させること も可能であり、且つRAM又はROM又はその他の格納装置の出力とすることが 可能である。 その比較は9ビット比較器560、comp9、によって実行される。do〈 9:0〉の低ビットは使用されない。該比較器の出力は、その同等出力matc h及び大きさdownFにおいて表わされる。該比較器は通常の組合わせ比較器 である。レジスタした入力及び出力を有するその他のものを使用することが可能 である。 本発明の好適実施例においては、回路506によって印加されるべき所望の周 波数比は、最初に、カウンタ550及び552におけるカウントの比へ変換され 、且つカウンタ550が予め特定した値へカウントした場合にカウンタ552の 予測したカウントが予測した値(基準周波数に対する所望周波数の比から得られ たもの)と比較され、その比較から制 御信号を派生してデジタル発信器を制御することが可能である。このことがどの ようにして達成されるかを例示した一例を示す。どのようにして比を計算するか 例I 基準クロック=14.318MHz デジタル発信器504の所望出力クロック= 40MHz 比=40MHz/14.318MHz=2. 793686 2.793686×255=712.389 999=1011001000 (二進数) 結果は10ビット二進数である。これは基準カウンタ550が255に到達し た場合にデジタル発信器カウンタ552が到達すべき値である。その結果が10 ビット値よりも小さい場合には、上位桁は0で拡張されねばならない。 この10ビット値の上位9ビットは比レジスタ554内へロードされるべき値 である。従って、 ratio[8:0]=101100100 例II 基準クロック=16.667MHz=60ns デジタルオシレータの所望出力クロック=35. 81771MHz=27.919ns 比=16.667MHz/35.81771MHz =2.14902 2.14902×255=508=1000 100100 上位9ビットが使用され、従って比[8:0]=1000010010である 。 従って、カウンタ550が255へカウントアップした場合に比較器560に よってスナップショットをとり、且つライン532上のクロック信号が所望周波 数からの前述した設定したスレッシュホールド内にある場合には、カウンタ55 2は上に示した態様で計算することの可能な予測したカウント数へカウントアッ プすべきである。 上述した計算は手計算によって行なうことが可能であり、且つ10ビット値は スイッチ(不図示)によって比レジスタ554へ入力させることが可能である。 好適には、システムプロセサ(不図示)が所望の周波数入力及び比較器がカウン タ552の値と比較すべき場合のカウンタ550のカウントに基づいて計算を行 ない且つ10ビット値をライン558上のLd信号及びライン556を介して比 レジスタ554内へロードさせる。次いで、比較器560はレジスタ554へロ ードされる値ratio〈8: 0〉をカウンタ552の出力do〈9:0〉と比較する。回路506の動作 2つのカウンタ550,552がRst入力によるか又はローカルリセットr ptによって0へリセットされると、カウンタはカウントアップを開始する。2 つのクロックRef,DOscの各計時によって、夫々のカウンタは1だけイン クリメントする。これら2つのクロックが異なる周波数のものである場合には、 これら2つのカウンタは異なる率でインクリメントする。例えば、DOscクロ ックが基準クロックよりも2倍速い場合には、10ビットカウンタは9ビットカ ウンタよりも2倍の速度でカウントアップする。 基準クロックカウンタ550、up9bctr、が9番目のビットrfct〈 8〉が1となる点へカウントすると、該比較器の出力がサンプルされる。rfc t〈8〉が高へ移行すると、それは基準カウンタが丁度255のカウントを完了 したことを表わす。該比較器は連続的に動作しているが、rfct〈8〉のバッ ファしたものであるrf8が高へ移行するまで、その出力は使用されることはな い。同等出力matchは図15におけるDフリップフロップI150へロード される。大きさ出力downF は図15におけるDフリップフロップI43へロードされる。 図15の出力端I150,I156,I157,I158,I167における レジスタした一致信号lock0,lock1,lock2,lock3,lo ck4はロック出力を発生するために使用される。このロック出力は2つのクロ ックが互いに所望の比にあることを表わす。ロックが存在しない場合には、AN Dゲート570の出力端におけるクロックrf8に応答してカウント信号が発生 されて調節されることの必要性を表わす。換言すると、ロック出力lock0, lock1,lock2,lock3,lock4は図14のカウンタ204が カウント動作を継続することをイネーブルさせるゲート570の出力におけるク ロックカウント信号の発生を禁止させる禁止信号である。カウンタ552の値が レジスタ554内に格納されている値とあるスレッシュホールド範囲内において 等しくない場合には、比較器560は発信器クロックの補正方向を表わすために 信号downFを発生する。このdownF信号の遅延させたものであるUPf は調節の方向を表わすために使用される。この信号は上述したようにカウンタ2 04へ送れられて調節の方向を制御する。downFが高であると、DOscク ロックは Refクロックよりも速い(且つ、その逆もまた真である)。従って、その調節 はDOscクロックの周波数を減少させるべきものである。 種々のlock1,2,3,4信号に対する理由は、実際の適用例においては 、基準クロックに関してジッタが存在するか、又は電力又は温度において過渡的 な変動が存在する場合があるからである。一度ロックが達成されると各比較にお いて調節を行なうことは望ましいことではない。同様に、downFの遅延させ たものは、調節方向がすぐに変化するものではないことを確保する。慣性の一比 較インターバルが導入される。更に注意すべきことであるが、lock0信号は カウンタ204のカウント動作を禁止するために使用されることはない。その理 由は、比比較回路506において真に正しい比に到達すべきためにはカウンタが 1つ又はそれ以上のエキストラなクロックサイクルを必要とする場合があるから である。 9ビット及び10ビットカウンタ及び9ビット比較器の大きさは、所望とされ る精度及び正確性及びチェックすべき比の範囲によって支配される。例えば、基 準クロックが1MHzであり且つDOscクロックが100MHzへ調節される べき場合には、基準カウンタの全てのカウントに対して、DOsc カウンタの100カウントが存在する。従って、DOscカウンタの大きさは、 基準カウンタよりも大きなものでなければならない。一方、DOscが2MHz に対して調節されるに過ぎない場合には、より小さなDOscカウンタを使用す ることが可能である。 分数の比又はより高い精度のためにはより大きなカウンタが必要とされる。例 えば、DOscクロックがRefクロックの1.5倍である場合には、基準カウ ンタは少なくとも2ビットでなければならず、従って基準カウンタが2へカウン トする場合に、DOscカウンタは3である。カウンタは整数のクロックをカウ ントすることが可能であるに過ぎず、従って分数比は整数間の比としてチェック することが可能であるに過ぎない。従って、精度及び正確性は使用可能な整数の 範囲によって制御される。より大きなカウンタはより大きな範囲の値を取扱うこ とを可能とする。 比較器の大きさはDOscカウンタの大きさほど大きなものである必要がない 場合がある。小型の比較器はより粗い比較を意味する。このことは所望の比から のより多くのエラーが許容されることを意味する。このことは多量のジッタが存 在する適用場面において有利な場合がある。 両方の入力クロックはカウンタを駆動する前に割 算することも可能である。このことは、クロックが非常に高い周波数であるか又 は最大の電力減少が所望される場合に有用な場合がある。 上に与えた例の1つを使用して、14.318MHzの基準信号を135MH z乃至200MHzの間の任意の選択した周波数へ逓倍させることが可能である 。その設計はプロセス独立性であり、且つゲートアレイにおけるメガセル、例え ば0.8μm、2層メタル、スタンダードセル又はフルカスタムICとして実現 することが可能である。付加的な周波数を与えるコストは低く性能に影響を与え ることはない。該設計の低ノイズ及び低ジッタは、最大周波数において出力端に おいて単に1つのゲートのみがスイッチングしているに過ぎず且つその他の回路 は所望の出力周波数の4分の1又はそれ以下においてスイッチングしているとい う事実によって達成される。この非常に重要且つ識別性のある同等アプローチの 特性は、低内部ノイズ発生、従って低ジッタ及びその他のノイズ発生及びノイズ に敏感な回路が存在する場合がある大型のICへの容易な集積化を確保している 。 図16は図12のパルス回路520′の別の実施例をより詳細に示したブロッ ク図である。図16の回路は、上昇端に応答して発生されるパルス幅を制 御することが可能であるという点において有利である。従って、バッファ602 及びインバータ604は最小パルス幅を定義する遅延の最小量を導入する。従っ て、選択信号S1,S0の値が、マルチプレクサ610,614によって遅延さ れた経路609,610の代わりに遅延されていない経路606,608が選択 されるようなものである場合には、パルス幅は上述した最小値のものである。こ の場合には、上昇端は経路622に沿ってANDゲート620へ到達し、一方イ ンバータ604の出力は上昇端に応答して変化することはなく、従ってインバー タの出力はいまだに高である。ゲート620の出力は、入力信号の上昇端に追従 して高へ移行する。この上昇端はバッファ602を介して伝搬し且つインバータ 604によって下降端へ変換され、この遅延された下降端は、ゲート620の出 力が高へ移行した後の時間遅れをもってゲート620の出力を強制的に低へ移行 させる。このように、上昇端に応答してパルスが発生され、パルス幅はバッファ 602、インバータ604及びマルチプレクサ612,614の時間遅延によっ て定義される。より幅広のパルスが所望される場合には、選択信号S0,S1が 任意の組合わせで経路606,608の代わりに経路632,634を選択し、 付加的な1個、2個又は3個のバ ッファ遅延を導入してパルス幅を増加させることが可能である。 図17は図12のORゲートZ3′の別の実施例を更に詳細に示した概略回路 図である。図17の回路は、それがより良好なバランスを達成する点において有 利であり、換言すると、1つの入力端(A,B,C又はD)からゲートZ3を介 して通過するパルスはその他の任意の入力端から該ゲートを介して通過するパル スによって経験されるものと実質的に同一の遅延の量を経験する。 本発明を上述した種々の好適実施例を参照して説明したが、添付の請求の範囲 によってのみ限定されるべき本発明の技術的範囲を逸脱することなしに修正及び 変更を行なうことが可能であることが理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.nを正の整数として、1番目の装置からn番目の装置へのn個の回路装 置のシーケンスにおいて使用するために入力クロック信号から基準クロック信号 を派生させる装置において、 前記入力ブロック信号を受取る基端部分と、該基端部分から離隔されている先 端部分とを具備する長尺状のコネクタが設けられており、従って前記入力クロッ ク信号は該入力クロック信号が該基端部分へ印加された後の時間遅延後に該先端 部分へ到達し、該基端部分から該先端部分への該入力クロック信号の伝搬方向は 下流方向を定義しており且つ該下流方向に反対の方向が上流方向を定義しており 、 n対の接続部が設けられており、各対の接続部は該n個の装置のうちの1つを 該基端部分と先端部分との間において2つの対応する位置、即ち基端位置及び先 端位置において該コネクタへ接続しており、各先端位置はいずれかの基端位置か ら下流側であり、各2つの位置は1個のグループを形成する1個の装置に対応し ており、i番目のグループにおける基端位置は(i−1)番目のグループにおけ る基端位置から下流側であり且つi番目のグループにおける先端位置は(i−1 )番目のグループにおける先端位置から上流側であり、尚iは2乃至nの範囲内 の整 数であり、従って各装置は、前記コネクタから、それの対応するグループの前記 基端位置からの速いクロック信号と、それの対応するグループの前記先端位置か らの遅いクロック信号とを受取り、このような速いクロック信号と遅いクロック 信号とは前記各装置に対応する一対の信号を形成しており、 n個のクロック信号の供給源が設けられており、該n個のクロック信号の各々 は1個の装置に対応する対応する対の信号から派生され、その場合にn個のクロ ック信号の間のクロックスキューが減少されている、 ことを特徴とする装置。 2.請求項1において、前記n個のクロック信号及び前記速い信号及び遅い 信号が論理状態を変化させ、前記n個のクロック信号の各々は、対応する対の速 い信号及び遅い信号の論理状態の変化の間の時間遅延の半分に実質的に等しい対 応する対における速い信号の論理状態の変化後の時間遅延において論理状態を変 化させることを特徴とする装置。 3.請求項2において、前記派生する手段が、各装置に対して、 実質的に同一であり且つ遅延した信号を得るためにこのような装置によって受 取られた速い信号を遅延させるために直列に配列されている2本の遅延線 と、 エラー信号を与えるためにこのような装置によって受取られた遅い信号と遅延 された信号との間の位相差を検知する手段と、 該エラー信号を減少させるために該エラー信号に応答して実質的に同一の量だ け該2本の遅延線によって導入される遅延を調節する手段と、 を有していることを特徴とする装置。 4.請求項3において、前記調節する手段がカウンタを有していることを特 徴とする装置。 5.二進相対的遅延線において、 2つの実質的に同一な相互接続信号経路、 信号を遅延させるために該信号を通過させる該2つの経路のうちの1つを選択 する手段、 他方の経路と比較して前記一方の経路によって発生される遅延を増加させるた めに前記2つの経路のうちの一方へ接続されているゲート手段、 を有することを特徴とする遅延線。 6.請求項5において、前記経路が半導体基板上の金属相互接続経路である ことを特徴とする遅延線。 7.請求項5において、前記ゲート手段が半導体ゲートであることを特徴と する遅延線。 8.シーケンスに配列された複数個の段を有す る二進相対的遅延線において、各段が、 2つの実質的に同一な相互接続信号経路と、 信号を遅延させ且つ出力を与えるために該信号を通過させるために該2つの経 路のうちの一方を選択するセレクタと、 他方の経路と比較して前記一方の経路によって発生される遅延を増加させるた めに該2つの経路のうちの一方へ接続されている負荷と、 を有しており、最後の段を除いて各段の前記選択手段の出力が該シーケンスにお ける次に続く段の両方の信号経路へ供給されることを特徴とする遅延線。 9.請求項8において、最後の段を除いて各段における前記負荷によって導 入される遅延が該シーケンスにおける次の段における負荷によって導入される遅 延の約2倍であることを特徴とする遅延線。 10.請求項9において、各段における2つの経路が金属相互接続経路であ り且つ各段の負荷が基板上の半導体ゲートであることを特徴とする遅延線。 11.二進相対的遅延線において、 2つの実質的に同一な相互接続信号経路、 信号を遅延させ且つ出力を与えるために該信号を通過させるために該2つの経 路のうちの一方を選択する手段、 現在選択されている経路をモニタする手段、 を有しており、前記モニタする手段が、前記選択する手段をして外部信号に応答 して現在選択されていない経路を選択させることを特徴とする遅延線。 12.請求項11において、前記モニタする手段が、前記遅延線によって遅 延されるべき信号よりも低い周波数におけるクロック信号を供給するクロック手 段を有しており、前記モニタする手段が前記より低い周波数で動作することを特 徴とする遅延線。 13.請求項11において、前記2つの信号経路の各々が選択信号に応答し てこのような経路によって導入される遅延の量を選択する手段を有しており、前 記モニタする手段がこれら2つの経路に対する選択信号を格納するメモリ手段を 有していることを特徴とする遅延線。 14.m及びnが正の整数であって且つnがmよりも大きいものであるとし て、あるサイクル時間を有する入力デジタル周期的信号を同一の周波数で(m/ n)100%デューティサイクルの比を有するものへ変換する回路において、 遅延された信号の対応する遅延された端部を得るために前記入力信号のサイク ル時間のm/n又は(n−m)/nだけ入力信号の上昇端又は下降端を遅延させ る手段、 前記入力信号の上昇端又は下降端及び前記遅延さ れた信号の対応する端部よって論理状態を変化させる周期的信号を供給する手段 、を有することを特徴とする回路。 15.請求項14において、前記入力信号のサイクル時間と前記遅延手段に よって導入された遅延との間の差異が相補的遅延を定義し、前記供給する手段が 、 出力を得るために前記相補的遅延だけ前記遅延された信号を遅延させる遅延線 と、 前記遅延された信号の対応する端部によって前記出力をして状態を変化させる 手段と、 を有することを特徴とする回路。 16.請求項14において、更に、前記供給する手段における前記遅延線の 出力と前記入力信号との間の位相差を検知する手段と、前記検知された位相差に 応答し前記位相差を減少させるために前記遅延線及び前記遅延手段によって導入 される遅延を調節する手段とを有することを特徴とする回路。 17.入力信号の周波数の倍数である周波数を有するクロック信号発生させ る回路において、 直列に接続されており且つ実質的に同一の遅延を導入させる複数個の遅延線が 設けられており、前記遅延線のシリーズが一端部において前記入力信号を受取り 、各遅延線は出力を供給し、 前記遅延線の各々の出力の論理状態における変化に応答してパルス信号を供給 する手段が設けられており、 前記クロック信号を供給するために前記パルスを結合させる手段が設けられて いる、 ことを特徴とする回路。 18.請求項17において、更に、前記シリーズにおける最後の遅延線の出 力と前記入力信号との間の位相差を検知する手段と、前記検知した位相差に応答 して前記位相差を減少させるために前記遅延線によって導入される遅延を調節す る手段とを有することを特徴とする回路。 19.対称的位相検知器において、遅延された入力信号及び遅延された基準 信号を発生させるために入力信号及び基準信号を夫々遅延させる第一及び第二の 信号遅延源、 前記遅延された入力信号と前記基準信号の両方を受取ることに応答して遅れ信 号を供給する第一論理要素、 前記入力信号と前記遅延された基準信号の両方を受取ることに応答して進み信 号を供給する第二論理要素、 前記入力信号と基準信号とが同相であるか否かを表示するために前記進み信号 及び遅れ信号を受取る ことに応答して出力信号を供給する第三論理要素、を有することを特徴とする検 知器。 20.請求項19において、前記信号遅延源がインバータであることを特徴 とする検知器。 21.請求項19において、前記第一及び第二論理要素がNANDゲートで あり、且つ前記第三論理要素がNORゲートであることを特徴とする検知器。 22.請求項19において、前記第一及び第二論理要素がANDゲートであ り、且つ第三論理要素がANDゲート又はNANDゲートであることを特徴とす る検知器。 23.請求項5,14及び17の遅延線又は回路において、前記遅延線又は 回路がほぼ1個のトランジスタゲートの遅延の分解能を有していることを特徴と する遅延線又は回路。 24.周波数逓倍器回路において、 基準周波数における基準クロック信号及び出力クロック信号に対する所望周波 数を表示する周波数選択信号に応答して制御信号を供給する手段、 前記制御信号又はそれから派生された信号に応答して前記所望周波数に実質的 に等しい周波数における前記出力クロック信号を発生させるために調節可能な信 号発生器、 を有しており、前記所望周波数が前記基準周波数のフラクションであることを特 徴とする回路。 25.請求項24において、前記信号供給する手段が、 前記基準クロック信号又はそれから派生した信号をカウントする第一カウンタ 、 前記出力クロック信号又はそれから派生された信号をカウントする第二カウン タ、 前記制御信号を派生させるために前記第一及び第二カウンタのカウント又はそ れから派生された信号を比較する手段、 を具備する比比較回路を有することを特徴とする回路。 26.請求項25において、前記比較手段が、前記出力周波数が前記所望周 波数に実質的に等しい場合である前記第一カウンタが所定のカウントへカウント すると前記第二カウンタの予測したカウントに実質的に等しい値を格納するため の装置を有していることを特徴とする回路。 27.請求項26において、前記比較手段が、前記第一カウンタが前記所定 のカウントへカウントした場合に前記第二カウンタが前記予定のカウントへカウ ントしたことを表わす一致信号を派生し、且つ前記第二カウンタのカウントが前 記予定のカウン トに等しくない場合にカウントアップ又はカウントダウン信号を派生することを 特徴とする回路。 28.請求項24において、更に、前記信号発生手段が実質的に前記所望周 波数の出力信号を発生するために調節された後ある期間の間前記出力信号の周波 数における変化を禁止する手段を有することを特徴とする回路。 29.請求項24において、前記信号発生器が、 出力パルスを供給するために入力パルスを遅延させる遅延線、 前記遅延された出力パルスを反転し且つ前記反転され且つ遅延された出力パル スを前記遅延線へフィードバックし、その際に前記出力ブロック信号を発生する フィードバック経路と、 前記出力ブロック信号の周波数を調節するために前記制御信号に応答して前記 遅延線によって導入される遅延を調節するカウンタと、 を有することを特徴とする回路。 30.請求項29において、前記カウンタが前記出力クロック信号の周波数 を減少又は増加させるために前記遅延を増加又は減少させることを特徴とする回 路。 31.周波数が基準信号のフラクションである信号を発生する方法において 、 基準周波数にある基準クロック信号と出力クロック信号に対する所望周波数を 表わす周波数選択信号とに応答して制御信号を供給し、尚前記所望の周波数は前 記基準周波数のフラクションであり、 出力クロック信号を発生し、 前記制御信号又はそれから派生された信号に応答して前記出力信号の周波数が 実質的に前記所望周波数に等しいように前記出力信号の周波数を調節する、こと を特徴とする方法。
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