JPH09512811A - ペルオキシ酸の製造方法 - Google Patents

ペルオキシ酸の製造方法

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JPH09512811A JP7528763A JP52876395A JPH09512811A JP H09512811 A JPH09512811 A JP H09512811A JP 7528763 A JP7528763 A JP 7528763A JP 52876395 A JP52876395 A JP 52876395A JP H09512811 A JPH09512811 A JP H09512811A
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マクアダム,ジョナサン
カー,グラハム
プライス ジェームズ,アラン
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Abstract

(57)【要約】 固体カルボン酸基質をカロ−酸溶液と反応させることによって得られる低可溶性ペルオキシ酸には、低純度という不利が起こりうる。カロ−酸溶液を2段階で作ることによって、生成物の純度を高めることができる。第1の段階では、0.5よりも小さな中間酸性度(A値)を有し、そのあと、第2の段階において、さらなる硫酸の導入によって、カロ−酸溶液のA値を作業値にまで増大させる。作業値は0.7〜0.8であることが多い。第2の段階はカルボン酸基質への接触の直前または前記基質の存在下で、実施することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ペルオキシ酸の製造方法 本発明は、ペルオキシ酸の製造方法、詳しくは固体ペルオキシ酸の製造、さら に詳しくは粒状供給原料と酸性過酸化水素を用いる方法、に関する。 ペルオキシ酸は、種類全体として、いろいろな種類の魅力的な性質を有し、た とえば、産業上の用途あるいは家庭環境のどちらにおいても、適当な選択条件下 で、強力な酸化剤、有効な広範スペクトル性の殺生剤、および有効な漂白剤とな る。これらはますます人気が出ている。これらの“安全な(green)”性質 、たとえば低濃度および低温における汚れ除去剤および殺生剤として有効である という性質が認識されてきたからである。いくつかの用途、たとえば粒状組成物 または液体組成物中の分散体としての用途において、好ましいのは固体状のペル オキシ酸の使用であり、したがって依然として固体ペルオキシ酸を生成させうる 製造方法に対する要求が存在する。 固体ペルオキシ酸製造のためにいくつかの方法が提案されている。そのような 方法においては、適当に選択された基質、たとえば特に対応するカルボン酸また はこれよりも関係の薄い種類の化合物(たとえば酸無水物または酸ハロゲン化物 、が過酸化水素の酸性溶液と反応させられる。これらの方法のいくつかにおいて は、基質が酸性基質中にあらかじめ溶解させられる。初期の方法、たとえばJ. Am.Chem.Soc.が出版している一連の論文(たとえばJACS vo l.77,p.4037〜41(1955)およびJACS vol.77,p .1929〜31(1957))に示されているW.E.Parkerらによる 方法では、基質を硫酸または有機スルホン酸(organosulphonic acid)中にあらかじめ溶解させ、得られる溶液に過酸化水素を加える。その ような方法は実験室規模では適当であるが、過一硫酸のその場生成または酸/過 酸化物混合物の単なるその場希釈によってその場熱発生があるため、産業的な規 模ではそれほど適当でない。多くの(大部分ではないとしても)カルボン酸基質 の溶解度は酸強度の低下とともに急速に低下するため、溶剤として濃酸しばしば 約90wt%以上のものの使用が推奨され、実際に採用された。 他のいくつかの提案された方法では、カルボン酸基質の固体としての使用が示 されている。Hutchinsは、米国特許第4119660号明細書において 、過酸化水素と硫酸との混合物をあらかじめ作ってからこの混合物に粉末化ジカ ルボン酸を加えることにより、C12〜C20の脂肪族ジペルオキシ酸(ali phatic diperoxyacid)(これは実際には酸性媒質にさえも 非常に溶解しにくい)を製造する方法を開示している。Hutchinsは硫酸 濃度(A値とも呼ばれる)69〜82%を推奨している。より新しい米国特許第 4314949号明細書において、Bettleは過酸化の工程を安全に実施し てこれが制御不能になるのを防ぐ必要を喚起し、粒状カルボン酸と液体媒質を、 15:1よりも大きく、好ましくは30:1または40:1よりも大きな液体/ 固体比で使用することを提案している。特定のやり方で操作される高せん断ミキ サーの場合、10:1の液体/固体比が使用できるが、その場合でも、15.1 よりも大きな比率が推奨されている。また、Bettleは60〜80%好まし くは70〜77%の高い硫酸濃度を推奨している。これはKrimmの米国特許 第2813896号明細書においてもそうであり、Krimmは、反応の終りに 6モルの水に対して少なくとも1モルの硫酸が残留するような条件と反応混合物 とを使用することを推奨している。Krimmの例においては、1.5〜3モル に対して1モルというのが示されている。これを重量比率に換算すると、Kri mmが例として挙げている最小のA値は例3における60.3%であり、最大の A値は例4における75.5%である。 カルボン酸の過酸化反応の触媒としての高濃度の硫酸の使用は、Y.L.Zh erebinらによって、Zorka,Vol.8,An,p.41〜44(1 972)に述べられており、この場合、平衡を高転換率側にずらすために濃厚過 酸化物が使用されている。ジカルボン酸の場合、カルボン酸に対して20倍モル 過剰の硫酸が最適であると述べられている。Zherebinの実験の節では、 反応混合物の硫酸の重量比率は約70.8%(基質を除く)となっている。 その後、高濃度の硫酸の使用という初期の教示内容に従った他の開示が行われ ているが、制御要件の追加にとどまっている。たとえば、Interox Ch emicals Limited(現、Solvay Interox Lim ited)のN.A.Troughtonらが述べている方法においては、反応 混合物のA値は、少なくとも一定に保たれるか、または反応媒質へのカルボン酸 基質溶液の漸進添加中に増大させられる。最終A値70〜80%が意図され、例 示されている。 本発明に到る研究の過程で、発明者は、酸触媒環境でカルボン酸を過酸化水素 と反応させる一般テーマに関して多くの変形を試みた。当然のことながら、発明 者は、たとえば生成物の収率または純度によって示されるように、これらの変形 のいくつかは他のものよりも魅力的である、ということを見出した。現在まで強 調されていなかった一つの側面は、少なくともある種の二過酸(diperac id)生成物の純度は、基質が溶液として反応媒質に加えられる場合に高く、ま た同じ基質が粒子として加えられる場合に低い、ということである。 カルボン酸基質が固体として液相に加えられる場合、反応混合物の過酸化水素 および硫酸成分は一般にあらかじめ混合されてカロ−酸溶液とされる。そのよう な溶液は、ペルオキシ誘導体主としてペルオキシ一硫酸、水、および残留濃度の 過酸化水素と硫酸を含む。公知の技術によれば、ペルオキシ誘導体を生成する反 応は、支配的な条件によって決定される速度で平衡に近づく傾向がある。この誘 導体生成反応は大きな発熱を伴い、高速でありうるので、工程全体にわたって、 カルボン酸を過酸化する反応とは別に適切に制御する能力が有効であると考えら れる。一般に、現在までの文献においては、反応混合物中の過酸化水素の総含有 率と硫酸の総含有率にのみ注意が向けられており、カルボン酸の後続の過酸化に おいて過酸化水素とすべての誘導体たとえばペルオキシ一硫酸とを区別すること は考えられていない。意外なことに、ここでの発見によれば、カロ−酸溶液を生 成させるやり方が過カルボン酸生成物に大きく影響しうる。 本発明の目的は、粒状の基質供給原料を使用する場合に起こる純度低下という 欠点を改善しうるペルオキシ酸の製造方法を工夫することである。 本発明の少なくともいくつかの好ましい実施態様の目的は、供給原料としてカ ルボン酸基質溶液を用いたときに得られる生成物純度と同程度の純度を達成しう る、粒状基質を用いるペルオキシ酸の製造方法を工夫することである。 本発明によれば、低可溶性のカルボン酸から低可溶性の過カルボン酸を製造す る方法であって、 i)粒状カルボン酸と、硫酸、過酸化水素、および水の混合物からなる、少 なくとも0.6のA値を有する液体反応媒質とを互いに接触させて、反応混合物 を生成させ、 ii)前記反応混合物を、50℃以下の温度で、少なくともある程度の過カル ボン酸が生成されるまで攪拌し、 iii)必要な場合には、過カルボン酸の少なくとも一部分を、反応混合物か ら沈殿させて、そのあと随意に、反応混合物から分離する、 ことからなり、 前記反応媒質が2段階で作られ、第1の段階において、0.6よりも小さなA 値を有する反応媒質が作られ、第2の段階において、粒状カルボン酸の存在下ま たは粒状カルボン酸との接触の直前に、さらなる硫酸を加えて、媒質のA値を少 なくとも0.05A値単位だけ上昇させて、少なくとも0.6の前記範囲内で選 択されたA値を実現する、 ことを特徴とする方法が提供される。 本発明においては、低可溶性という言葉は周囲温度において水に対する溶解度 が低いということを意味する。A値は、百分率に代用される比率であり、たとえ ば0.6は60%のことである。 反応媒質の製造に2段階法を使用することにより、得られる過カルボン酸生成 物の純度の向上が可能であることがわかった。 2段階反応媒質製造法は、反応媒質が過酸化反応に関与するとき、単一段階で 同量の硫酸と過酸化水素から作られる平衡組成物の場合に比べて、高比率の硫酸 と過酸化水素を含み、かつ低比率のペルオキシ一硫酸を含む反応媒質を得ること を可能にすると考えられる。ペルオキシ一硫酸は過酸化水素よりも強力な酸化剤 であるという事実にもかかわらず、本発明の2段階法においては高比率の過酸化 水素がそのまま残り、これがカルボン酸の過酸化の程度の向上に寄与するのであ る、と考えられる。しかし、容易に理解されるように、この考えの表明は本発明 の実施を容易にするためのものであり、どのような意味においても本発明を限定 するものではなく、本発明の実施の成功はこの考えまたは説明を正しいかどうか にはよらない。 本発明の本質的特徴は、反応媒質製造の第1段階において、A値を、カルボン 酸との反応が起こる値よりもかなり小さく選択する、ということである。すなわ ち、本発明の特徴を言い換えると、あるいはさらに詳しく言うと、第2段階の反 応媒質のA値は、第1段階のA値よりも少なくとも0.10大きく、またいくつ かの場合、0.015〜0.5だけ大きくされることが多く、多くの適当な実施 態様においては0.2〜0.4だけ大きな範囲で選択される。これは、第1段階 における硫酸濃度(過酸化水素との間での誘導体形成を無視する)を約40〜約 50wt%すなわちA値0.4〜0.5に選択することにより、また濃硫酸溶液 (通常、80wt%よりも高濃度で、しばしば94〜98wt%)を反応容器に 別に加えて、段階2の媒質のA値を好ましくは0.7〜0.8の範囲のA値にま で増大させることにより、容易に実現することができる。濃硫酸溶液はカルボン 酸基質の導入の直前に首尾良く加えることができ、あるいはこの硫酸の少なくと も一部は、基質の導入と同時、またはすべての基質の導入が終ったあとでも、段 階2において加えることができる。実施時には、工程作業者が反応物と有機基質 の添加順序とそれらの瞬間濃度を、瞬間組成が不注意のために高濃度の基質、高 濃度の過酸化水素、および不十分な希釈剤(たとえば水)を含む危険な組成物の 範囲にはいることがないように調節することができる。 段階2の反応媒質中の過酸化水素の比率は、しばしば5〜25wt%の範囲で 選択され、多くの適当な実施態様においては、7〜15wt%の範囲で選択され る。いくつかの実施態様においては、すべての過酸化水素が段階1の反応媒質中 に存在するのが好都合であり、これに対応して、この場合、媒質中の過酸化水素 の比率は最終の段階2よりも段階1において大きくなる。段階1の過酸化水素の 実際の比率は当然のことながら段階2のA値の必要な増大を考慮したものになる が、指針として言えば、段階1において、過酸化水素濃度は10〜35wt%特 に14〜25wt%の範囲で選択されることが多い。 実施において使用する過酸化水素の総量は、化学量論的に必要な1モル/(カ ルボン酸のモル当量)よりもかなり過剰になるように計算されることが多い。あ る種の実施態様においては、すべての過酸化水素を単一段階の添加で導入するこ とができる。別の実施態様においては、必要な過酸化水素総量のたとえば少なく とも40%特に40〜75%の比率の過酸化水素を、段階1において反応媒質中 に導入し、残りを、あとの段階において反応混合物に導入する。この残りすなわ ち過酸化水素の導入は、基質の導入または硫酸の第2段階の添加の前に、これと 同時に、またはこれのあとでも行うことができる。いくつかの好ましい実施態様 においては、第2の部分の過酸化水素の添加は硫酸添加の最終段階と同時に、ま たはそのあとに行われる。 過酸化水素は、たとえば以下に挙げるもののように、少なくとも1.5:1、 通常6:1以下、より好ましくは約2:1〜約5:1の、カルボン酸に対する当 量モル比(equivalent mole ratio)で導入するのが好ま しい。ジカルボン酸化合物の場合、容易にわかるように、実際のモル比は、化合 物の2過酸化(diperoxidation)のために、前述したものの2倍 になり、モル比が好ましいものの下限すなわち範囲の下端に近づくにつれて、未 反応カルボン酸および一過酸化(monoperoxidised)生成物はそ れぞれ増大する。 反応媒質の残りは、通常、水またはカルボン酸基質および/または過カルボン 酸生成物の希薄溶液である。媒質は、随意に、反応あるいは後続の生成物沈殿を 助けうる低濃度の工程添加剤(一般に、約2wt%まで)を含むことができる。 本発明は、低可溶性のペルオキシ酸を生成する低可溶性のカルボン酸に適用す ることができる。そのような化合物は、随意に、芳香族基によって置換されるか 、または埋込まれた(embedded)芳香族基もしくは末端の芳香族基を含 む脂肪族化合物とすることができ、また芳香族化合物とすることができ、また埋 込まれたヘテロ原子たとえば特に窒素を含むことができる。カルボン酸はモノカ ルボン酸またはジカルボン酸とすることができ、一般に、8〜30個の炭素原子 と、ヘテロ原子(一つまたは複数のカルボン酸基中の酸素原子を除く)を含むこ とができる。 適当な脂肪族カルボン酸基質としては、少なくとも10個しばしば18個以下 の炭素原子を含む線状または枝分かれ脂肪族モノカルボン酸たとえばラウリン酸 、および通常線状で8〜16個の炭素原子を含むα〜ωジカルボン酸たとえばド デカンジオン(dodecanedioic)酸がある。特に適当なカルボン酸 基質は一般式、R−L−A−CO2H または R−(L−A−CO2H)2に従 う種類のものを含む。これらの式で、Rは、非反応性置換基で随意に置換された 芳香族基を示し、Lは、アミド、イミド、またはスルホンイミド基からなる随意 の結合基を示し、またAは、非反応性置換基で随意に置換された脂肪族成分を示 す。芳香族基Rはベンゼンとするのが好都合であるが、場合によっては複素環式 の基からなることもできる。また、この場合の非反応性置換基は、アルキル基た とえばメチルもしくはt−ブチル基またはハロ基たとえばクロロ基からなるよう にするのが好都合でありうる。結合基Lは、アミド、(Nが内側または外側に向 いた)イミドまたはスルホンイミド基とするのが好都合である。脂肪族成分Aは しばしば1〜10個の炭素原子を含み、場合によっては2〜6個の炭素原子を含 む。また、この場合の適当な非反応性置換基には、Rの場合と同様のアルキルま たはハロ基によってさらに随意に置換されたフェニル基が含まれる。本発明は、 式、Ph−(CO−NX−A′−CO2)nに従うカルボン酸の反応に特に適し ている。この式において、nは1または好ましくは2であり、Xは好ましくは水 素であるが、あるいはアルキル(C1〜C12)またはフェニルとすることがで きる。A′は2〜10個好ましくは5個の炭素原子を含む線状アルキレン基を示 す。アミド脂肪酸置換基は好ましくはベンゼン核のまわりに互いにパラの位置に あるが、あるいは互いにメタの位置とすることができる。 特に、適当な基質は、HO-CO-(CH2)5-NH-CO-C6H4-CO-NH-(CH2)5-CO-OHからなり 、この式において、置換基は互いにメタまたはパラの位置にある。 本発明の方法は、支配的な条件下で、選択された硫酸反応媒質に事実上可溶な 過酸の製造に特別の適用性を有する。この反応媒質は、たとえば、カルボン酸基 質/反応媒質重量比が約1:6〜約1:9のときに0.7〜0.75のA値を有 し、かつすぐ上のパラグラフで述べたアミド過酸を含むようなものである。前記 のことから、この方法は反応混合物への実質的溶解性を高める反応温度において 脂肪族ジペルオキシ酸たとえばDPDDAに適用することができる。前記条件は 、範囲の高温側の端で選択された反応温度たとえば40〜45℃、および溶液( liquor)/基質比約7.5:1〜約0:1を含むことができる。支配的な 、選択された反応条件下でペルオキシ酸の溶解度が低下すると、急冷前に、反応 混合物中に固相として存在する生成物の割合が増大し、本発明の従来の固体供給 原料法に比しての利点が小さくなる。 過酸化反応は、好ましくは、約5〜約50℃、また多くの実施態様において約 10〜35℃の温度で実施される。 通常、この反応は、少なくとも5分また多くの場合40分以下の時間で、粒状 基質を、攪拌しながら反応混合物に導入することによって実施される。この導入 時間の終りまでに、カルボン酸の一部が反応して過カルボン酸生成物が生じるこ とがわかった。導入後、通常、反応が継続され、全反応時間が基質の導入時間を 含めて少なくとも20分またしばしば約4時間以下となるようにされる。好まし くは、全反応時間を、約30分〜約2時間の範囲で選択する。この反応は、サン プルを採取して、ペルオキシ酸濃度と純度を分析することによって、モニターす ることができる。ここでの観察によれば、生成物の純度は反応時間の増大につれ て最大値に達したあと減少するという傾向がある。しかし、この逆転が起こる時 点は反応混合物における他の作業条件に依存する。前記モニターにより最高純度 またはそれに近い生成物を採取することができる。 この方法の使用者の支配下にあるもう一つの変数は反応混合物における液体/ 固体重量比(本明細書において、この比を、溶液/基質比とも呼ぶ)である。本 発明の多くの実施態様において、この比は、約4:1〜10:1しばしば約6: 1〜約8:1の範囲で選択される。製造者の裁量により10:1よりも大きな比 (ただし通常は約20:1以下)を使用することができ、また実際、溶解に割合 に不利な条件、たとえば基質が割合に低い溶解度を有し、および/または反応温 度が前記範囲内で低く、および/または媒質のA値が前記範囲内で低いという条 件、のもとでは、残留固体をほとんどあるいは全く含まない反応混合物を生成さ せるために好ましいことがある。 反応の終りにおける生成物の物理的状態は、ペルオキシ酸の固有の溶解度と濃 度、および反応混合物の温度と酸性度に依存する。少なくとも一部は溶液中に残 留し、また場合によっては、特に、選択A値が約0.7〜約0.8で、式、 HO3C-(CH2)5-NH-CO-C6H4-CO-NH-(CH2)5-CO3H(置換基は互いにメタまたはパラの 位置にある)を有する前記の好ましいペルオキシ酸の場合、生成物はすべて溶液 中にある。本発明の方法は、基質/生成物の選択およびその濃度と前述の範囲内 で選択された反応混合物の条件との組合わせにおいて、反応混合物中に識別可能 な固体が存在しない場合に、特に適当である。 固体生成物を生成させるため、あるいは固体生成物の比率を増大させるために は、しばしば、さらに沈殿が起こるようにするのが便利である。これは、反応混 合物を好ましくは少なくとも5〜20℃だけ冷却することにより、または希釈に よって反応混合物のA値を低下させることにより実現することができる。どちら の方法も、冷水好ましくは氷入りの水または氷を(しばしば反応混合物の重量の 少なくとも半分)加えることによって反応混合物を急冷することと組合わせるこ とができる。 いくつかの特に好ましい実施態様においては、急冷した反応混合物のA値が約 0.4〜約0.6の範囲にあるように、急冷水/氷が選択され、そうすることに よって、所望量の過酸化水素の導入後、生成される溶液は段階1で製造されるカ ロ−酸溶液の組成に一致するものとなる。これらの実施態様においては、最大量 の使用済み硫酸相を、使用済み溶液からの当然の損失または硫酸塩採取の必要を 最小限におさえて再循環させることができる、という利点がある。 本発明の方法は回分作業に特に適しているが、連続作業、たとえば、多数の注 入ポイントを備えた流れ抜け(flow−through)反応器における連続 作業をも考えることができる。 本発明の方法によって製造される固体過カルボン酸は広範囲の用途に適してい る。たとえば、粒状洗浄組成物に加えることができ、あるいは低洗浄温度での汚 れ漂白または消毒特性を与えるために液体組成物中に分散させることができ、あ るいは消毒剤組成物中に分散させることができる。 以上、本発明を一般的に説明したが、以下では、例を用いて、本発明の特定実 施態様をさらに詳しく説明する。 比較例1 この比較例では、粒状カルボン酸基質、テレファロイル(terephalo yl)−ジアミドカプロン酸(TOCAP)を、カロ−酸反応媒質と反応させた 。この反応媒質は、周囲温度に近い温度で、20分間、濃硫酸(98wt%,4 5.4g)と過酸化水素水(35wt%,21.9g)とを混合し、冷却するこ とによって1段階で製造した。生成された溶液は0.727のA値と24℃の温 度とを有する。粒状基質(10.01g)を、17分にわたって、連続的に攪拌 しながら反応媒質に導入し、6.86:1の液体:固体比と8.8:1の過酸化 水素:基質モル比とを得た。約20℃で、連続的に攪拌しながら、反応をさらに 2時間継続させ、また生成物のサンプルを半時間間隔で採取した。各サンプルは 小体積の反応混合物をとり出したものからなり、これを氷入りの水で急冷し、固 体をpH3まで洗浄した。生成物のサンプルをときどきとり出して、標準的な方 法により、過酸活性酸素濃度を分析した。この分析方法においては、鉄を含むメ タノール/氷酢酸中にサンプルを分散させて、ヨウ化ナトリウム溶液を加え、遊 離ヨウ素をチオ硫酸ナトリウムに対して滴定した。基質の添加の終了直後、生成 された過酸のとり出しサンプルは純度69.9%であった。すなわち、純粋のジ ペルオキシ酸の理論活性酸素濃度1005の69.9%の過酸活性酸素濃度を有 する。あとからとり出されたサンプルの場合、1時間後では69.3%、2時間 後では61.3%と分析された。0.5よりも低いA値まで急冷することにより 、固体生成物を反応混合物から採取した。採取、洗浄、乾燥した固体生成物の収 量は、10.21gであった。 例2 この例では、比較例1で使用した基質TOCAPの別の試料を、大体同じA値 を有する反応媒質と反応させた。比較例1と同量の反応媒質と基質とを使用した が、反応媒質は2段階で製造した。第1の段階において、濃硫酸(98wt%, 30.8g)と過酸化水素水(35wt%,43.8g)とを、添加した氷(3 .12g)とともに混合し、冷却して、0.486のA値と最終温度15℃とを 有する液体媒質を作った。これを反応容器に移し、追加の硫酸(98wt%,6 0.0g)を10分間にわたって加え、周囲温度約20〜25℃付近で0.72 5のA値を有する反応媒質を作った。ただちに粒状基質(20g)を、約20分 間にわたって攪拌しながら、この反応媒質に導入し、温度は大体同じに保った。 反応混合物は、6.86:1の液体:固体重量比と8.8:1の過酸化水素:基 質モル比とを有する。生成物サンプルを、基質の添加が完了して30分後、反応 混合物が透明溶液となったときに、反応混合物からとり出して、固体を採取し、 比較例1と同じ方法で分析した。得られた生成物は純度80.4%を有する。さ らに2.5時間、周囲温度で、攪拌しながら、反応を継続させ、一定時間間隔で サンプルを採取した。生成物純度ははじめのうち大体同じままであり、1時間後 に80.8%と測定されたが、そのあと徐々に低下した。 例2の生成物を比較例1のそれと比較すればわかるように、本発明の方法は著 しく純度の高い生成物を与える。 例3 この例では、例2と同量の基質TOCAPを使用し、例2の手順に従った。た だし、第1段階の反応媒質製造において、硫酸(98%)の量を10.85g, 過酸化水素水(70wt%)の量を9.91gとし、氷(10.85g)ととも に、0.431のA値を有する溶液を製造した。段階2においては、硫酸(98 wt%)の添加量を28.39gとし、0.725のA値を得た。すぐあとに、 TOCAPを、約5分間にわたって、攪拌されている反応混合物に混合し、6: 1の液体:固体比と8:1の過酸化水素:基質モル比とを得た。得られた混合物 を、さらに45分間反応させた。それから、生成物サンプルを採取し、比較例と 同じ方法で分析した。生成物は純度88.2%を有する。 この結果を例2の結果と比較すればわかるように、過酸化水素:基質モル比が 8.8:1に減少したことによって純度が低下すると予想されたにもかかわらず 、例2よりもずっと高い純度の生成物が得られた。このことからわかるように、 追加反応時間が有効である。 例4 この例においては、例3の手順に従ったが、反応の順序を変更した。基質TO CAPを、12℃で、第1段階の反応媒質に添加し、それからただちに硫酸の第 2段階添加を行った。すべての反応物を添加し終ってから、20分後に、生成物 サンプルをとり出した。得られた生成物は純度88.6%を有する。この値は例 3における純度に非常に近く、基質の添加と硫酸の第2段階添加との相対的タイ ミングは臨界的でないことを示し、カロ−酸生成を二つの段階に分離しても効果 が保たれるということを確認するものである。 例5 この例においては、例4の手順を変更した。すなわち、過酸化水素の添加を二 つの等量の部分に分けて行い、半分は反応媒質の第1段階製造時に使用し、あと の半分は硫酸の第2段階添加後に反応混合物中に導入した。基質TOCAP、硫 酸、および過酸化水素の反応混合物への添加中、温度はずっと約23〜25℃に 保った。反応物の総量は例4の場合と同じであるが、過酸化水素の半分があとか ら導入されるため、反応媒質のA値は第1段階(45.9)と第2段階の硫酸添 加直後(74.6)とで異なっているが、過酸化水素の第2の半分の添加後、A 値は72.5となり、例4におけるものと実質的に同じである。反応混合物は、 過酸化水素の添加完了後、さらに30分間反応させた。サンプル採取された生成 物は純度88.3%を有する。 前記の各例と比較すればわかるように、反応媒質を2段階で製造することの利 点が確認された。 例6 この例では、例4の手順に従ったが、異なる溶液/固体比を使用した。 使用する開始カロ−酸溶液は、19.41gの98%硫酸、5.64gの水、 および9.91gの70%の過酸化水素を用いて作った。これは反応混合物にお ける溶液/固体比が4:1であることを意味する。基質添加終了の約30分後に 採取したサンプルは、純度83〜84%を有する。 例4と比較すると、純度は大きな溶液/固体比によって高められるということ がわかるが、それでもこの例の純度は、比較例1の従来の固体供給原料法の場合 よりもずっと高い。 例7 この例では、例4で述べた手順に従ったが、少し異なる溶液/固体比、過酸化 水素/基質比、および異なる基質を使用した。 初期カロ−酸溶液は、水(7.2g)、硫酸(98wt%、7.7g)、およ びH22(85wt%,4.5g)から製造した。このカロ−酸溶液に導入し た基質は、5gの粉砕粒状メタフタロイルジアミドカプロン酸であり、後続の硫 酸添加では、15gの98%酸を添加した。 硫酸添加の終了時に採取したサンプルの分析によれば、純度は約91%である 。 この例は、本発明の方法がメタフタロイルジアミドペルカプロン酸の製造に適 用できるということを確認するものである。 例8 この例では、本発明の方法を脂肪族ジペルオキシ酸の製造に使用した。 反応の手順は例4で使用したものと大体同じである。カロ−酸溶液を、硫酸( 98%,21.4g)、過酸化水素(85wt%,6.05g)、および水(9 .79g)から得て、約45℃に加熱した。粒径125μmよりも小さく粉砕し たドデカンジオン酸(5g)を、数秒以内に反応混合物に導入して、攪拌し、そ れから硫酸(98%,15g)を、15分間にわたって、定常攪拌しながら、ゆ っくりと導入した。反応温度は45℃に保った。分析のために、生成物のサンプ ルを、硫酸導入直後と、同じ温度でさらに30分間反応させた後に採取した。 前者のサンプルは純度約95%を有し、30分後のサンプルは98%を越える 純度を有していた。 これは、本発明の方法により、この例の条件下で、もっとも良好なジペルオキ シドデカンジオン(diperoxydodecandioic)酸生成物が製 造されることを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カー,グラハム イギリス国 リバプール エル25 5エイ チアール ウールトン ビショップス コ ート 5 (72)発明者 ジェームズ,アラン プライス イギリス国 リバプール エル23 8エス ダブリュー ブランデルサンズ ダウンヒ ルズ ロード 28

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 低可溶性のカルボン酸から低可溶性の過カルボン酸を製造する方法であっ て、 i)粒状カルボン酸と、硫酸、過酸化水素、および水の混合物からなる、 少なくとも0.6のA値を有する液体反応媒質とを互いに接触させて、反応混合 物を生成させ、 ii)前記反応混合物を、50℃以下の温度で、少なくともある程度の過カ ルボン酸が生成されるまで攪拌し、 iii)必要な場合には、過カルボン酸の少なくとも一部分を、反応混合物 から沈殿させて、そのあと随意に、反応混合物から分離する、 ことからなり、 前記反応媒質が2段階で作られ、第1の段階において、0.6よりも小さな A値を有する反応媒質が作られ、第2の段階において、粒状カルボン酸の存在下 または粒状カルボン酸との接触の直前に、さらなる硫酸を加えて、媒質のA値を 少なくとも0.05A値単位だけ上昇させて、少なくとも0.6の前記範囲内で 選択されたA値を実現する、 ことを特徴とする方法。 2. 第1の段階において作られる反応媒質が0.4〜0.5のA値を有する請 求項1に記載の方法。 3. 第1および第2の段階における反応媒質のA値の差が0.15〜0.30 である請求項1または2に記載の方法。 4. 第2段階の硫酸添加が少なくとも一部の基質の存在下でなされる請求項1 〜3いずれか1項に記載の方法。 5. 反応が20〜30℃の範囲の温度で行われる請求項1〜4いずれか1項に 記載の方法。 6. 反応混合物が6:1〜8:1の初期液体:固体比を有する請求項1〜5い ずれか1項に記載の方法。 7. 過酸化水素が反応混合物に二つの部分に分けて導入され、第1の段階にお いて第1の部分少なくとも40%好ましくは40〜75%が、後続の段階におい て第2の部分が導入される請求項1〜6いずれか1項に記載の方法。 8. 過酸化水素の第2の部分が反応混合物への硫酸の最終添加と同時またはこ の最終添加後に加えられる請求項7に記載の方法。 9. カルボン酸基質が一般式、R−L−A−CO2H または R−(L−A −CO2H)2を満し、この式において、Rが芳香族基を示し、Lがアミド、イミ ド、またはスルホンイミド基からなる基を示し、Aが脂肪族成分を示す、請求項 1〜8のいずれか1項に記載の方法。 10. カルボン酸基質が式、Ph−(CO−NH−A′−CO22を満し、こ の式において、nが1または好ましくは2であり、A′が1〜10個の炭素原子 を含む線状アルキレン基を示す請求項9に記載の方法。 11. 式中のA′がペンタメチレン基を示す請求項10に記載の方法。 12. 過酸化水素が少なくとも1.5:1のカルボン酸基質に対するモル比で 使用される請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。 13. 基質が、すべての反応媒質が反応混合物に導入されたとき、支配的な反 応温度と選択された溶液/基質比とにおいて、生成ペルオキシ酸が反応混合物に 事実上完全に溶解しうるように選択される請求項1に記載の方法。 14. 基質が脂肪族ジカルボン酸であり、反応温度が少なくとも40℃で、溶 液/基質重量比が約7.5:1〜約10:1である請求項12に記載の方法。 15. 本明細書において、任意の例に関して実質的に述べるか、または任意の 新しい特徴もしくは特徴の新しい組合わせに関して実質的に述べたペルオキシ酸 を製造する方法。
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